JPS602199B2 - 電気記録謄写原紙 - Google Patents
電気記録謄写原紙Info
- Publication number
- JPS602199B2 JPS602199B2 JP8151276A JP8151276A JPS602199B2 JP S602199 B2 JPS602199 B2 JP S602199B2 JP 8151276 A JP8151276 A JP 8151276A JP 8151276 A JP8151276 A JP 8151276A JP S602199 B2 JPS602199 B2 JP S602199B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- paper
- carbon black
- mimeograph
- recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電気記録謄写原紙に関するものである。
従来の電気記録謄写原紙は、一般に叩解した薄紙又は塩
化ビニル樹脂、エチレン樹脂等の熱可塑性樹脂を主成分
とし、カーボンブラック、金属粉末等の導電性微粉末を
添加してシート化して作製されていたが、この種の電気
記録謄写原紙は、薄紙あるいは熱可塑性樹脂１０の重量
部に対して導電性微粉末を４庇部以上添加する必要があ
り、このように多量の微粉末を混入するときはこれを均
一に分散させるのには相当の技術を要し、工程が複雑困
難にならざるを得ない。このため均一な放電穿孔記録が
得難く、又記録時に上記導鰭性微粉末から腰、残漣を生
じて、記録針に付着し、記録を不鮮明にさせ記録紙を汚
染する可能性が大きく、さらに上記導電性微粉末が多量
のため原紙の機械的強度が小さく、従って謄写印刷時の
耐刷性に劣り、かつ厚さの減少に限度があり、そのため
穿孔記録する場合に消費電力が大となり易く、放電火花
も大きくなり、鮮明度も低下する等の多くの欠点を有し
ている。上述のような欠点を解消すらため電導性界面活
性剤等を添加する方法が提案されているが、導電性微粉
末の量は依然として多量必要とされる。
化ビニル樹脂、エチレン樹脂等の熱可塑性樹脂を主成分
とし、カーボンブラック、金属粉末等の導電性微粉末を
添加してシート化して作製されていたが、この種の電気
記録謄写原紙は、薄紙あるいは熱可塑性樹脂１０の重量
部に対して導電性微粉末を４庇部以上添加する必要があ
り、このように多量の微粉末を混入するときはこれを均
一に分散させるのには相当の技術を要し、工程が複雑困
難にならざるを得ない。このため均一な放電穿孔記録が
得難く、又記録時に上記導鰭性微粉末から腰、残漣を生
じて、記録針に付着し、記録を不鮮明にさせ記録紙を汚
染する可能性が大きく、さらに上記導電性微粉末が多量
のため原紙の機械的強度が小さく、従って謄写印刷時の
耐刷性に劣り、かつ厚さの減少に限度があり、そのため
穿孔記録する場合に消費電力が大となり易く、放電火花
も大きくなり、鮮明度も低下する等の多くの欠点を有し
ている。上述のような欠点を解消すらため電導性界面活
性剤等を添加する方法が提案されているが、導電性微粉
末の量は依然として多量必要とされる。
本発明の目的は、以上述べたような従来の電気記録謄写
原紙の欠点を解消し、導電性微粉末含量が少なく、そし
て機械的強度が大きくて厚みのうすし、電気記録謄写原
紙を提供することにある。即ち本発明の要旨はビニルア
セタール樹脂、最鎖多価アルコール及びカーボンブラッ
クとからなり、上記カーボンブラックの使用量が上記ビ
ニルアセタール樹脂１０の重量部に対し３〜１５重量部
である組成物より成る電気記録謄写原紙に存する。
原紙の欠点を解消し、導電性微粉末含量が少なく、そし
て機械的強度が大きくて厚みのうすし、電気記録謄写原
紙を提供することにある。即ち本発明の要旨はビニルア
セタール樹脂、最鎖多価アルコール及びカーボンブラッ
クとからなり、上記カーボンブラックの使用量が上記ビ
ニルアセタール樹脂１０の重量部に対し３〜１５重量部
である組成物より成る電気記録謄写原紙に存する。
本発明において用いられるビニルアセタール樹脂とはポ
リビニルアルコールとアルデヒド類の縮合反応で得られ
る樹脂であり、たとえばポリビニルホルマール、ポリビ
ニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール等があげ
られ、特にポリビニルブチラールとポリビニルアセトア
セタールが好ましい。次に本発明に於ては長鎖多価アル
コールが用いられるが、この最鎖多価アルコールとして
は例えばトリエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール等があげられる。
リビニルアルコールとアルデヒド類の縮合反応で得られ
る樹脂であり、たとえばポリビニルホルマール、ポリビ
ニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール等があげ
られ、特にポリビニルブチラールとポリビニルアセトア
セタールが好ましい。次に本発明に於ては長鎖多価アル
コールが用いられるが、この最鎖多価アルコールとして
は例えばトリエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール等があげられる。
そして該長鏡多価アルコールはビニルアセタール樹脂１
０の重量部に対し１０〜３の重量部の量が用いられるの
が好ましい。又、本発明においてはカーボンブラックが
導電性微粉末として使用され、該カーボンブラックは粒
子径の小さいものが好ましい。
０の重量部に対し１０〜３の重量部の量が用いられるの
が好ましい。又、本発明においてはカーボンブラックが
導電性微粉末として使用され、該カーボンブラックは粒
子径の小さいものが好ましい。
そして本発明において該カーボンブラックの使用量はビ
ニルアセタール樹脂１００重量部に対して３〜１５重量
部とされる。本発明においては、前記ピニルアセター樹
脂と前記長鎖多価アルコールと前記カーボンブラックと
は混合され組成物となされてシートに成形され、本発明
の電気記録謄写原紙となされるのであるが、該シートの
形成には、例えば溶剤に溶解したビニルアセタール樹脂
溶液に長鎖多価アルコ−ルとカーボンブラックを添加し
均一に溶解分散させた後、ガラス板等の上に塗布あるし
、は流延せしめて乾燥し、溶剤を除去するという手段が
採用されてよい。
ニルアセタール樹脂１００重量部に対して３〜１５重量
部とされる。本発明においては、前記ピニルアセター樹
脂と前記長鎖多価アルコールと前記カーボンブラックと
は混合され組成物となされてシートに成形され、本発明
の電気記録謄写原紙となされるのであるが、該シートの
形成には、例えば溶剤に溶解したビニルアセタール樹脂
溶液に長鎖多価アルコ−ルとカーボンブラックを添加し
均一に溶解分散させた後、ガラス板等の上に塗布あるし
、は流延せしめて乾燥し、溶剤を除去するという手段が
採用されてよい。
この際使用される溶剤としては、たとえば酢酸エチル、
エチルアルコール、インプロピルアルコール、アセトン
等の極性の強いビニルアセタール樹脂の溶媒があげられ
る。又、本発明電気記録謄写原紙の厚さは１０〜３０仏
とするのが、記録穿孔特性、機械的強度、耐席Ｕ性等の
点から好ましい。本発明の電気記録謄写原紙は、導電性
台紙と重ね合せて一般に使用されている謄写原紙自動製
版機等に供孫合され、放電記録針を該原紙に接触せしめ
、該記録針より放電することにより該原紙の記録針直下
の部分を破壊し穿孔することにより製版されて謄写用原
版となる。
エチルアルコール、インプロピルアルコール、アセトン
等の極性の強いビニルアセタール樹脂の溶媒があげられ
る。又、本発明電気記録謄写原紙の厚さは１０〜３０仏
とするのが、記録穿孔特性、機械的強度、耐席Ｕ性等の
点から好ましい。本発明の電気記録謄写原紙は、導電性
台紙と重ね合せて一般に使用されている謄写原紙自動製
版機等に供孫合され、放電記録針を該原紙に接触せしめ
、該記録針より放電することにより該原紙の記録針直下
の部分を破壊し穿孔することにより製版されて謄写用原
版となる。
しかして本発明の電気記録謄写原紙は、ビニルァセター
ル樹脂と最鎖多価アルコールとカーボンブラックからな
り、該カーボンブラックはビニルアセタール樹脂１０の
重量部に対して３〜１５重量部と非常に少量が用いられ
るのであるから、用いられるカーボンブラックは容易に
均一に分散されかつ少量のカーボンブラックがシートの
物性を損うことが少し、ので薄いシート状の原紙となす
ことが出釆るのである。
ル樹脂と最鎖多価アルコールとカーボンブラックからな
り、該カーボンブラックはビニルアセタール樹脂１０の
重量部に対して３〜１５重量部と非常に少量が用いられ
るのであるから、用いられるカーボンブラックは容易に
均一に分散されかつ少量のカーボンブラックがシートの
物性を損うことが少し、ので薄いシート状の原紙となす
ことが出釆るのである。
なお、上記長鎖多価アルコールの代りに通常ビニルアセ
タール樹脂に添加して用いられるェステル類等の可塑剤
を用いると、本発明の如き少量のカーボンブラックの使
用量では放電記録針による原紙の穿孔が生じ簸くなり、
又穿孔が生じても穿孔の大きさが揃わないものとなる。
又、本発明によれば記録時にカーボンブラックによる煙
、残連が少なく、記録が不鮮明になったり、記録紙が汚
染されることがなくなり、均一な穿孔記録が得られるよ
うになる。
タール樹脂に添加して用いられるェステル類等の可塑剤
を用いると、本発明の如き少量のカーボンブラックの使
用量では放電記録針による原紙の穿孔が生じ簸くなり、
又穿孔が生じても穿孔の大きさが揃わないものとなる。
又、本発明によれば記録時にカーボンブラックによる煙
、残連が少なく、記録が不鮮明になったり、記録紙が汚
染されることがなくなり、均一な穿孔記録が得られるよ
うになる。
又シートの機械的強度は大になり、謄写印刷時の耐刷性
にすぐれ、シートを薄くすることができるので穿孔記録
する場合に消費電力も小さくてよく、放電火花も少なく
なり鮮明度の高い謄写原紙がえられるのである。次に本
発明の実施例について説明する。
にすぐれ、シートを薄くすることができるので穿孔記録
する場合に消費電力も小さくてよく、放電火花も少なく
なり鮮明度の高い謄写原紙がえられるのである。次に本
発明の実施例について説明する。
以下単に部とあるのは重量部を意味する。
実施例 １
ポリピニルブチラール １０碇都（重
合度１７００，ブチラール化度 ６５％）ポリプロピレ
ングリコール １５部（分子量 ４００
）カーボンブラック １の都（旭
カーボン社製 商品名 ＨＳ−５００）エチルアルコー
ル １００の部上記組成からなる配
合物をホモミキサーで分散溶解せしめ、ガラス板上に流
延し乾燥して２０仏の厚みのシートを得た。
合度１７００，ブチラール化度 ６５％）ポリプロピレ
ングリコール １５部（分子量 ４００
）カーボンブラック １の都（旭
カーボン社製 商品名 ＨＳ−５００）エチルアルコー
ル １００の部上記組成からなる配
合物をホモミキサーで分散溶解せしめ、ガラス板上に流
延し乾燥して２０仏の厚みのシートを得た。
得られたシートの機械的強度は抗張力２５０ｋ９／地、
伸長率８６％、ヤング率４．３×１ぴｋ９／めであつた
。
伸長率８６％、ヤング率４．３×１ぴｋ９／めであつた
。
次に得られたシートを導電性台紙と重ね合せて謄写原紙
自動製版機（ゲステットナー。
自動製版機（ゲステットナー。
リミテッド社製、商品名ゲストファックス１１００）に
供給し製版した。製版時に刺激臭はほとんどなかった。
製版されたシートを顕微鏡写真で観察したところ、円形
で均一な孔があいていることがわかった。次に製版され
たシートを導電性台紙から取りはずし印刷機（ゲステッ
トナー・リミテッド社製、商品名ゲステットナ‐４２肌
）に供給し印刷したところ網点の密度の細かい鮮明な印
刷物が得られた。
供給し製版した。製版時に刺激臭はほとんどなかった。
製版されたシートを顕微鏡写真で観察したところ、円形
で均一な孔があいていることがわかった。次に製版され
たシートを導電性台紙から取りはずし印刷機（ゲステッ
トナー・リミテッド社製、商品名ゲステットナ‐４２肌
）に供給し印刷したところ網点の密度の細かい鮮明な印
刷物が得られた。
実施例 ２
ボリビニルアセトアセタール １０礎都（重
合度１７５０，アセトアセタール化度 ６７％）ポリプ
ロピレングリコール ２碇部（分子量
４００）カーボンブラック ５部 （電気化学製、商品名 アセチレンブラック） エチルアルコール １００の郡上
記組成からなる配合物をホモミキサ−で分散溶解せしめ
、ガラス坂上に流延し乾燥して１５仏の厚みのシートを
得た。
合度１７５０，アセトアセタール化度 ６７％）ポリプ
ロピレングリコール ２碇部（分子量
４００）カーボンブラック ５部 （電気化学製、商品名 アセチレンブラック） エチルアルコール １００の郡上
記組成からなる配合物をホモミキサ−で分散溶解せしめ
、ガラス坂上に流延し乾燥して１５仏の厚みのシートを
得た。
得られたシートを実施例１で行ったと同様にして製版し
たところ製版時に刺激臭はほとんどなく、シートには円
形で均一な孔があいていることがわかった。
たところ製版時に刺激臭はほとんどなく、シートには円
形で均一な孔があいていることがわかった。
次に実施例で行ったこと同様にして印刷したところ、実
施例１よりもさらに網点の細かい印刷物が得られた。
施例１よりもさらに網点の細かい印刷物が得られた。
Claims (1)
- １ ビニルアセタール樹脂、長鎖多価アルコール及びカ
ーボンブラツクとからなり、上記カーボンブラツクの使
用量が上記ビニルアセタール樹脂１００重量部に対し３
〜１５重量部である組成物より成る電気記録謄写原紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8151276A JPS602199B2 (ja) | 1976-07-08 | 1976-07-08 | 電気記録謄写原紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8151276A JPS602199B2 (ja) | 1976-07-08 | 1976-07-08 | 電気記録謄写原紙 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS537247A JPS537247A (en) | 1978-01-23 |
| JPS602199B2 true JPS602199B2 (ja) | 1985-01-19 |
Family
ID=13748398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8151276A Expired JPS602199B2 (ja) | 1976-07-08 | 1976-07-08 | 電気記録謄写原紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS602199B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62252960A (ja) * | 1987-03-20 | 1987-11-04 | Hitachi Ltd | リ−ドフレ−ム |
-
1976
- 1976-07-08 JP JP8151276A patent/JPS602199B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS537247A (en) | 1978-01-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| DE1671519A1 (de) | Thermographisches Aufzeichnungsverfahren | |
| JPH08506206A (ja) | 水をベースとする重合体厚膜導電性インク | |
| ZA200609561B (en) | Process for the production of flexographic printing plates by means of direct laser engraving | |
| DE2511734A1 (de) | Verfahren zur herstellung einer flachdruckplatte oder -folie | |
| JP2001080225A (ja) | 感度が向上したｉｒ−融蝕性層付きフレキソ印刷素子 | |
| GB1577258A (en) | Planographic printing | |
| JP2000168253A (ja) | 干渉性電磁放射によりグラビア記録するための材料及びこの材料を有する印刷版 | |
| DE2139252A1 (de) | Lithographische Platte | |
| JPS602199B2 (ja) | 電気記録謄写原紙 | |
| US3220345A (en) | Electrically inscribable lithographic offset printing plate | |
| US4765929A (en) | Silk-screenable circuit paste | |
| US3376810A (en) | Duplicating stencils | |
| JPS6140196A (ja) | 感熱性孔版原紙 | |
| JPS58114991A (ja) | 電気記録謄写原紙 | |
| DE1194878B (de) | Thermographisches Kopiermaterial | |
| JP2009241421A (ja) | レーザー彫刻可能なフレキソ印刷原版 | |
| JP2003246132A (ja) | 多孔質熱可塑性樹脂印字体 | |
| US5809880A (en) | Stencil printing sheet with thermal fusion preventing layer | |
| JPS5959496A (ja) | 電気記録謄写原紙 | |
| JPH0251755B2 (ja) | ||
| US4339504A (en) | Low odor electrosensitive paper | |
| JPS6227189A (ja) | 放電記録謄写用フイルム | |
| JP3901899B2 (ja) | 感熱孔版印刷用マスタ及びその製造方法 | |
| JPS62170389A (ja) | 放電記録謄写用フイルム | |
| JPS5918239B2 (ja) | 電気記録謄写原紙 |