JPS60217999A - 流体荷役装置 - Google Patents

流体荷役装置

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JPS60217999A
JPS60217999A JP6212984A JP6212984A JPS60217999A JP S60217999 A JPS60217999 A JP S60217999A JP 6212984 A JP6212984 A JP 6212984A JP 6212984 A JP6212984 A JP 6212984A JP S60217999 A JPS60217999 A JP S60217999A
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fluid
cylinder device
coupler
arm
tip
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茂 茅野
高橋 忠也
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Niigata Engineering Co Ltd
Showa Kiki Kogyo Co Ltd
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Niigata Engineering Co Ltd
Showa Kiki Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は流体をタンカーないしははしけ等に積み込んだ
り、又はこれらから積下し作業をする場合に使用する流
体荷役装置いわゆるローディングアームに関し、特に、
緊急離脱装置に関する。
この種の流体荷役装置は、周知の如く、例えば岸壁に固
定された立上がり管と、該立上がり管先端に水平旋回及
び垂直旋回自在に接続されたインボードアームと、該イ
ンボードアーム先端に垂直旋回自在に接続されたアウト
ボードアームと、該アウトボードアーム先端に垂直旋回
自在に接続されて例えば船舶上のマニホールドに着脱可
能に連結される連結器と、からなる。
かかる流体荷役装置において、石油等の荷上げあるいは
荷積み作業を行っている際に、石油タンカー等の船舶が
強風あるいは波浪の影響を受けて岸壁から流体荷役装置
の安全な可動範囲をこえて離れるような事態が生じた場
合には、流体荷役ラインの途中に設けられたカプラーを
切り離して岸壁上の流体荷役装置と船舶とを分離する必
要がある。そこで、通常上述のような流体荷役ラインの
途中、具体的にはアウトボードアームと船舶側のマニホ
ールドの間に緊急離脱装置を設けて不測の事故を未然に
防止するようにしている。
従来、この種の自動切り離し装置としては、船舶が流体
荷役装置の安全な可動範囲を超えて移動したことを、又
移動するおそれのあることをリミットスイッチ等電気的
手段を使用して検知し、この信号により油圧ポンプで発
生した油圧力をソレノイドパルプ等を使用して制御し、
油圧力を切り離しカプラーに与えることにより切り離し
カプラーを作動させることにより船舶と流体荷役装置を
分離していた。
上記の方法では制御が電気/油圧制御となるため複雑で
高価となる他、保守管理に専門的な技術を要する。又、
この種の流体荷役装置は一般的には石油等の危険物を取
り扱うことに使用されるため、使用される電気機器は防
爆構造を有することが必要であり再に保守管理は難かし
いものとなる。
本発明は、アウトボードアームとインボードアーム自体
の動きによって切り離しカプラーを切り離すことができ
、かつ該切離し時に荷役流体の漏れを防止し得る、構造
が簡単で故障しに<<、保守が容易な流体荷役装置の緊
急離脱装置を提供することを目的とする。
このため、本発明は、連結器を流体移送路方向に2分割
して成り、相互に連結3分離可能に組み合わされる基端
側分割体及び先端側分割体と、両分割体相互を連結する
クランプ部材及び該クランプ部材による前記連結を解除
させる動作を行うシリンダ装置からなる緊急切り離しカ
プラーと、流体荷役装置本体に取り付けられて、前記シ
リンダ装置を動作させる流体圧を該シリンダ装置に供給
する流体圧供給シリンダ装置と、前記2つの分割体の夫
々に設けられた2つの開閉弁と、前記2つの分割体に装
着されて該2つの開閉弁の開閉動作を連動させて行うリ
ンク機構と、インボードアームとアウトボードアームと
の挟角が所定角度以上になった時に前記流体圧供給シリ
ンダ装置を作動させて、該流体圧供給シリンダ装置から
前記シリンダ装置に流体を供給させる手段と、前記両ア
ームが前記所定角度以上になった時、前記流体圧供給シ
リンダの作動に先だって前記リンク機構を前記開閉弁が
開く方向に作動させる手段とから構成される緊急離脱装
置を設けた構成とする。
以下、本発明の実施例を第1図〜第8図に基づいて説明
する。
第1図において、1は岸壁に固定された立上がり管、2
は該立上がり管1の先端に水平旋回及び垂直旋回自在に
接続されたインボードアーム、3は該インボードアーム
2の先端に垂直旋回自在に接続されたアウトボードアー
ム、4は該アウトボードアーム3の先端に垂直旋回自在
に接続された連結器である。尚、インボードアーム2及
びアウトボードアーム3は夫々管状に形成され、夫々そ
の内腔に、連結器4に連通ずる流体移送路を構成し、各
アーム2.3の長手方向に流体を移動せしめ得るように
構成されている。又、インボード7−ム2及びアウトボ
ードアーム3の夫々の基端部には、ビーム2a、3aを
介してカウンターウェイト(図示せず)が設けられ、こ
れらアーム2゜3のバランスを保つようになっている。
一方、図において、4A及び4Bは連結器4を流体移送
路方向に2分割して形成した相互に連結。
分離可能な基端側分割体及び先端側分割体、5は両分割
体4A、4Bの相互を連結するクランプ部材6と該クラ
ンプ部材6の前記連結を解除させる動作を行う油圧シリ
ンダ装置7とからなる緊急切り離しカプラー、8はアウ
トボードアーム3の外壁に取り付けられて前記カプラー
5側の油圧シリンダ装置7を動作させる流体圧即ち油圧
を該油圧シリンダ装置7に供給する油圧供給シリンダ装
置、9は該油圧供給シリンダ装置8を前記油圧供給動作
が不能となるように固定する第10ツク手段である。そ
して、10は前記2つの分割体4A、4B夫々に装着さ
れている開閉弁としてのポールバルブ(図示せず)の開
閉動作を連動して行うリンク機構、11は該リンク機構
10をボールバルブ開状態に固定する第20ツク手段、
12ばインボードアーム2とアウトボードアーム3との
挟角θが許容し得る所定の限界角度以上になった時前記
油圧供給シリンダ装置8側の第10ツク手段9の固定を
解除する力を該第10ツク手段9に付与する手段、13
は両アーム2,3の挟角θが前記所定の限界角度以上に
なった時、前記第10ツク手段9の解除に先だってリン
ク機構10側の第20ツク手段11の固定を解除する力
を、該第20ツク手段11に付与する手段である。
ここで、連結器4の基端側分割体4Aは、アウトボード
アーム3先端に垂直旋回自在に接続されるエルボ状の第
1の管部14と、該第1の管部14の先端に設けられた
フランジ部14Aにその一端フランジ部15Aを締結し
てなるボールバルブ本体15と、からなる。先端側分割
体4Bは、エルボ状の第2の管部16と、該第2の管部
16の基端に設けられた水平旋回継手16Bのフランジ
部16Aにその一端フランジ部17Aを締結してなるボ
ールバルブ本体17と、からなる。各ボールバルブ本体
15.17は第2図に示すように夫々そのフランジ部1
5A、17Aの反対側の端部に相互に突き合わされる背
面にテーバが付けられたフランジ部1jB、 17Bを
有している。
緊急切り離しカプラー5のクランプ部材6は、第3図に
示すように2つのロワークランプ部材6八。
6Bと1つのアッパークランプ部材6Cから構成されて
いる。そして、各ロワークランプ部材6A。
6Bの相互はピン18を介して回動自在に連結され、一
方のロワークランプ部材6Aとアッパークランプ部材6
Cの相互はピン19を介して回動自在に連結されている
。他方のロワークランプ部材6Bの自由端にはピン20
を介してアイボルト21が回動自由に連結され、このア
イボルト21の頭部には外周に保合部22を備えたラン
ヤードナツト23が取り付けられており、更に、アイボ
ルト21の軸部にはロックナツト24によって位置決め
固定されたロッキングラグ25が設けられている。アッ
パークランプ部材6Cの自由端の突出部26aには外向
きに開放された溝部26が該アッパークランプ部材6C
の長手方向に沿って形成され、この溝部26に前記アイ
ボルト21のロッキングラグ25より基端側の部分が嵌
合され、又、この際該ロッキングラグ25の円弧状端面
が、アッパークランプ部材6Cの前記突出部26aの円
弧状背面26bに当接係止されるようになっている。
そして、前記各クランプ部材6A、6B、6Cは夫々第
2図に示すように、内周面に略台形状の溝部27を有し
、前述のようにアイボルト21がアッパークランプ部材
6Cの溝部26に嵌合した状態で、前記溝部27によっ
て各ボールバルブ本体15.17゜フランジ部15B、
17Bの相互を突き合わせた状態で挟持し、該各ボール
バルブ本体15.17の相互を結合状態に保持するよう
になついる。一方、油圧シリンダ装置本体7Bの後端部
にはピン28を介してシリンダブラケット29の一端が
取り付けられ、このシリンダブラケット29の他端は前
記ピン19に連結されている。又、この油圧シリンダ装
置7のピストンロッド7Aの先端には、前記ランヤード
ナット23外周の係合部22が突入係止される係止溝3
0Aが設けられたロンドエンド30が設けられている。
尚、油圧シリンダ装置本体7Bは、その外周に締結され
たサポート部材31を備え、このサポート部材31に連
結されたワイヤーロープ32を以て連結器4の第1の管
部14側に吊り下げ支持されている。
又、7a、7bは夫々油圧シリンダ装置本体7Bに設け
られたオイルボートである。
次に油圧供給シリンダ装置8の本体8Aは、第4図及び
第5図に示すように、そのピストンロッド8Bをアウト
ボードアーム3の基端側に向けた状態で、該アウトボー
ドアーム3の外壁面に固定したブラケット33にピン3
3aを介して揺動自在に支持されている。8a及び8b
は油圧供給シリンダ装置8のオイルボートであり、一方
のオイルポー)8aと前記カプラー5側の油圧シリンダ
装置本体7Bのオイルポート7aとはフレキシブルパイ
プ36を介して連結されている。
この油圧供給シリンダ装置8の前記第10ツク手段9は
収縮状態にあるピストンロンド8Bの先端を第1シヤー
ビン34を介して固定する構成である。即ち、該第1シ
ヤーピン34はその両端を油圧供給シリンダ装置本体8
Aの先端面に相対向して立設した一対の支持板35A、
35Bに支持させた状態で、その中間部がピストンロン
ド8Bに設けられた貫通孔8Cに挿通されている。前記
リンク機構10は、連結器4の基端側ポールバルブの操
作を行う第1のリンク部材37と、先端側ポールバルブ
の操作を行う第2のリンク部材3Bと、これらのリンク
部材37.38を連係させるための第3のリンク部材3
9と、からなる。第1のリンク部材37の中間部は、ボ
ールバルブ本体15の外周壁から突出させ第2のリンク
部材38の一側端部は、ボールバルブ本体15の外周壁
から突出させた弁体の回動軸41に連結されている。
第3のリンク部材390両端は、平行にセントされた第
1及び第2のリンク部材37.38の夫々の一例端部に
回動自由に連結されている。
尚、第2のリンク部材38と第3のリンク部材39との
連結部構造は、該第3のリンク部材39の連結端に設け
られた下向きに開放された略コ字形部材42内に、第2
のリンク部材38の自由端に設けられたピン部43に挿
入位置させる構成であり、後述する分割体4A、4Bの
切り離し時には前記略コ字形部材42内からピン部43
が抜は出て、第1のリンク部材37と第2のリンク部材
38とが分離されるようになっている。
かかるリンク機構10をポールバルブ開状態に固定する
第20ツク手段11は、第6図に示すように、ボールバ
ルブを開状態とする回動位置に設定した第1のリンク部
材37をシャーピン44を介してボールバルブ本体15
の外壁に固定する構成である。即ち、第2シヤーピン4
4は、その一端をボールバルブ本体15の外壁に螺合さ
せ、かつ他端を該ボールバルブ本体15の外壁に略り字
形に一体成形した支持部15Cに嵌合させた状態、その
中間部が第1のリンク部材37に設けられた貫通孔37
Aに挿通されている。
次に、インボードアーム2とアウトボードアーム3との
挟角θが所定角度以上になった時、前記油圧供給シリン
ダ装W8側における第10ツク手段9の固定状態を解除
させる力を該第10ツク手段9に付与する手段12と、
インボードアーム2とアウトボードアーム3とが前記所
定角度θ以上になった時、前記第10ツク手段9の解除
に先だってリンク機構10側におけるロック手段11の
固定を解除させる力を該第20ツク手段に付与する手段
13と、は第1図及び第4図〜第7図に示すように構成
されている。
即ち、これらの図において、45はアウトボードアーム
3と第1の管部14との旋回連結部に回転自由に支持さ
れた第1滑車、46はアウトボードアーム3の基端側に
回転自由に支持された第2滑車、47はインボードアー
ム2の先端側の前記滑車46の支持側と相反する側に回
転自由に支持された第3滑車である。そして、前記第1
滑車45には単一の外周溝45Aが設けられ、第2.第
3滑車46.47には並列した2つの外周溝46A、4
6B、47A、47Bが夫々設けられている。48ばイ
ンボードアーム2とアウトボードアーム3とがなす挟角
θが所定の限界角度以上になった時、油圧供給シリンダ
装置8のピストンロンド8Bにシャーピン34を折損さ
せるような引張力を付与するワイヤーロープ、49は前
記挟角θが前記所定角度以上になった時、第1のリンク
部材37に第2シヤーピン44を折損させるような引張
力を付与するワイヤーロープである。
ワイヤーロープ48の一端には、連結具50が取り付け
られ、この連結具50は油圧供給シリンダ装置8のピス
トンロンド8Bの先端に設けられたコ字形の継手51に
ピン50Aを介して回動自由に連結されている。又、こ
のワイヤーロープ48の他端には、第1ストッパ一部材
52が連結され、該第1ストッパ一部材52はスプリン
グ53を介してインボードアーム2の基端外壁に固着さ
れたブラケット54に連結されている。そして、このワ
イヤーロープ48は第2滑車46の内側に位置する外周
溝46Aと第3滑車47の外側に位置する外周溝47B
に掛は渡される。
一方、ワイヤーロープ49の一端には、やはり連結具5
5が取り付けられ、この連結具55は第1のリンク部材
37の自由端に設けられたコ字形の継手56にビン57
を介して回動自由に連結されている。
ワイヤーロー149の他端には、やはり第2ストッパ一
部材58が連結され、該第2ストッパ一部材58はスプ
リング59を介して前記プラケット54に連結されてい
る。
そして、このワイヤーロープ49は第1滑車45の外周
溝45A、第2滑車46の外側外周溝46B及び第3涜
車47の内側外周溝47Aに夫々掛は渡される。
60はインボードアーム2の外壁に固着されて、前記各
ストッパ一部材52.58を係止するための係止部材で
、各ワイヤーロープ48.49が夫々挿通されている。
かかる構成によって、インボードアーム2とアウトボー
ドアーム3の挟角θが前記所定の限界角度未満の場合に
は、両アーム2.3の伸縮に従ってスプリング53.5
9が伸び縮みし、油圧供給シリンダ装置8のピストンロ
ッド8A及び第1のリンク部材37には夫々シャービン
34.44を折損させるような引張力は付与されない。
そして、両アーム2.3の挟角θが所定の限界角度以上
になると、各ストッパー52.58が係止部材60に係
止され、各ワイヤーロープ48.49によってピストン
ロッド8A及び第1のリンク部材37は引張されること
になり、各シャーピン34.44が折損するようになっ
ている。
この場合、第2シヤービン44が第1シヤービン34よ
りも先に折損するように両アーム2,3の前記所定限界
角度を定める各ストッパー52.58の位置を、第1ス
トツパ52の方が第2ストツパ58よりも係止部材60
から大きく離れた位置に設定されるように調整がなさ′
れている。
次に2以上の流体荷役装置における緊急離脱装置の動作
について説明する。
第1図に示すように、流体荷役装置の通常の荷役作業時
には、油圧供給シリンダ装置8のピストンロッド8Bは
収縮状態に保持され、緊急切り離しカプラー5の油圧シ
リンダ装W7のピストンロッド7Aも収縮状態に保持さ
れ、該カプラー5のクランプ部材6によって連結器4の
基端側と先端側のボールバルブ本体15.17の相互は
締結された状態にある。又、リンク機構10における第
1のリンク部材37は基本側と先端側の両ポールバルブ
を開放した状態に固定された状態にある。
そして、今、荷役作業中に船舶が強風や波浪等の影響を
受けて岸壁から引き離され、あるいは吃水が異常に変化
したような緊急事態が生じた場合には、流体荷役装置の
破損を防止すべく、該船舶に連結されたままの流体荷役
装置は、両アーム2゜3の挟角θが所定の限界角度を超
えて開かれた状態となる。
このような状態においては、まず第2ストツパー58が
係止部材60に係止されて、ワイヤーロープ49によっ
て第1のリンク部材37の端部が上方向に引っ張られ、
第2シヤーピン44が折損されると同時に、第1のリン
ク部材37が揺動されて、第3のリンク部材39を介し
て第2のリンク部材38本揺動される。
これによって、基端側と先端側の両ボールバルブの弁体
回動軸40.41が夫々回動され、該両ポールバルブは
閉じられる。
わずかな時間をおいて、今度はストッパー52が係止部
材60に係止されて、ワイヤーロープ48によって油圧
供給シリンダ装置8のピストンロッド8Bの先端が引っ
張られ、第1シヤーピン34が折損されると同時に、該
ピストンロッド8Bが伸長される。これにより、油圧供
給シリンダ装W8のオイルボー)8aに連通ずるシリン
ダ内に充満しているオイルが該オイルボー1−8aから
押し出され、このオイルはフレキシブルホース36を介
して、緊急切り離しカプラー5の油圧シリンダ装置7に
おけるオイルボート7aからシリンダ本体7B内に供給
され、その油圧力によってピストンロッド7Aが伸長さ
れる。従って、カプラー5のアイボルト21は第3図の
実線で示すA位置から鎖線で示すB位置へ揺動され、ア
イボルト21はアッパークランプ部材6Cの溝部26か
ら離脱し、ロッキングラグ25とアッパークランプ部材
6Cの突出部26aとの保合が外れ、各クランプ部材6
A〜6Cによるボールバルブ本体15.17相互の締結
が解除される。
この結果、各ボールバルブ本体15.17は相互に切り
離されることになる。この場合、リンク機構10におけ
る第3のリンク部材39と第2のリンク部材38とは切
り離されることになる。
以上により、船舶側と流体荷役装置側とが完全に切り離
され、船舶側の異常な挙動によって、流体荷役装置がそ
のアームの許容回動範囲を超えて伸長されるといった事
態は起こらず、流体荷役装置の破損が回避される。
又、かかる構成によれば、船舶が岸壁から引き離される
際に、流体荷役装置の連結器4側と船舶のマニホールド
側の切り離し部分夫々の流体移送路を遮断した後に、前
記連結器4側とマニホールド側との切り離しを容易に行
うことができ、切り離し部分からの油等の流体漏れを確
実に防止でき、特に、LNG等を荷役する荷役装置にと
って安全性の向上を図れる。
又、装置自体は、緊急切り離しカプラー5.リンク機構
10.油圧供給シリンダ装置8.ポールバルブ及びワイ
ヤーロープ48.49等を組み合わせて容易に構成でき
るものであって、電気的な部品や機器を動作させるため
の油圧源装置を必要としていないから、構造が簡単で、
コスト的にも有利であり、安全でもある。
尚、上記実施例においては、油圧供給シリンダー装置8
をアウトボードアーム3外壁に取り付けるように構成し
たが、この油圧供給シリンダ装置は小さい容量のもので
も良いから、第8図に示すように油圧供給シリンダ装置
8゛として連結器4の第1の管部14の外壁にブラケッ
ト61を介して連結するようにしても良い。
以上説明したように本発明は、インボードアームとアウ
トボードアーム自体の動きによって流体圧供給シリンダ
装置を介してカプラー切り離し用のシリンダ装置を作動
させ、切り離しカプラーの分離を図るものであるから、
誤作動がなく、常に確実に切り離しカプラーを作動させ
て、タンカー等の大きな揺動に起因する荷役ラインの破
壊事故を未然に防ぐことができる。又、上記カプラーの
切り離しに先だって連結器側とマニホールド側夫々の流
体移送路を遮断するものであるから、切り離し部分から
の荷役流体の漏れを確実に防止でき、安全性の向上をよ
り図れるものである。更に、電気を全く用いないので、
大きな災害となるスパーク事故を完全に防止できると共
に、故障しにくく保守が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る流体荷役装置の一実施例を示す正
面図、第2図は同上実施例における連結器の切り離し部
を示す正面図、第3図は同上実施例における緊急切り離
しカプラーの構造を示す平面図、第4図は同上実施例に
おける油圧シリンダ装置部の側面図、第5図は同上の油
圧シリンダ装置のロック部を示す拡大図、第6図はリン
ク機構のロック部を示す拡大図、第7図はワイヤーロー
プのストッパ一部を示す側面図、第8図は本発明の他の
実施例を示す連結器部の正面図である。 1・・・立上がり管 2・・・インボードアーム3・・
・アウトボードアーム 4・・・連結器 。 4A、4B・・・分割体 5・・・緊急切り離しカプラ
ー 8・・・油圧供給シリンダ装置 1o・・・リンク
機構 9.11・・・ロック手段 12.13・・・手
段特許出願人 株式会社新潟鉄工所 代理人 弁理士 笹 島 冨二雄 第2図 第3図 2 第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 立上がり管と、該立上がり管の先端に水平旋回及び垂直
    旋回自在に接続されたインボードアームと、該インボー
    ドアームの先端に垂直旋回自在に接続されたアウトボー
    ドアームと、該アウトボードアーム先端に垂直旋回自在
    に接続された連結器とを備えてなる流体荷役装置におい
    て、前記連結器を流体移送路方向に2分割して成り、相
    互に連結1分離可能に組み合わされる基端側分割体およ
    び先端側分割体と、両分割体相互を連結するクランプ部
    材及び該クランプ部材による前記連結を解除させる動作
    を行うシリンダ装置からなる緊急切り離しカプラーと、
    流体荷役装置本体に取り付けられて、前記シリンダ装置
    を動作させる流体圧を該シリンダ装置に供給する流体圧
    供給シリンダ装置と、前記2つの分割体の夫々に設けら
    れた2つの開閉弁と、前記2つの分割体に装着されて該
    2つの開閉弁の開閉動作を連動させて行うリンク機構と
    、前記インボードアームとアウトボードアームの挟角が
    所定角度以上になった時前記流体圧供給シリンダ装置を
    作動させて、該流体圧供給シリンダ装置から前記シリン
    ダ装置に流体を供給させる手段と、前記両アームが前記
    所定角度以上になっ美時、前記流体圧供給シリンダの作
    動に先だって前記リンク機構を前記開閉弁が開く方向に
    作動させる手段と、から構成される緊急離脱装置を設け
    たことを特徴とする流体荷役装置。
JP6212984A 1984-03-31 1984-03-31 流体荷役装置 Granted JPS60217999A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6212984A JPS60217999A (ja) 1984-03-31 1984-03-31 流体荷役装置

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JP6212984A JPS60217999A (ja) 1984-03-31 1984-03-31 流体荷役装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60217999A true JPS60217999A (ja) 1985-10-31
JPH0144600B2 JPH0144600B2 (ja) 1989-09-28

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