JPS60217851A - うにの長期保存方法 - Google Patents
うにの長期保存方法Info
- Publication number
- JPS60217851A JPS60217851A JP59073557A JP7355784A JPS60217851A JP S60217851 A JPS60217851 A JP S60217851A JP 59073557 A JP59073557 A JP 59073557A JP 7355784 A JP7355784 A JP 7355784A JP S60217851 A JPS60217851 A JP S60217851A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- sea urchin
- urchins
- heated
- long period
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、うにの長期保存方法に関するものである。
従来、うには、卵巣を加工して練りうに、粒うにとして
製品化されているが、原料たるうには水分を多量に含有
するため腐敗し易く採取後、すぐに加工せねばならず、
加工時期をうにの採取時期に一致せし、めねばならず、
加工時期が限定されるものであった。
製品化されているが、原料たるうには水分を多量に含有
するため腐敗し易く採取後、すぐに加工せねばならず、
加工時期をうにの採取時期に一致せし、めねばならず、
加工時期が限定されるものであった。
そこでうにを長期保存するため、乾燥機等で乾燥せしめ
ておく方法も考えられるが、同方法ではうにの組織中の
水分までは充分に脱水し難いため、乾燥に長時間かかり
、呈味成分たる蛋白質及びビタミンA−B−C等各種ビ
タミンその他のエキス分、色素が分解し、呈味性、栄養
価、色彩が悪いと共に、うにの組織中に多量の水分及び
塩基性チッ素が残存し、悪臭を発生し、長期の保存は不
可能であった。
ておく方法も考えられるが、同方法ではうにの組織中の
水分までは充分に脱水し難いため、乾燥に長時間かかり
、呈味成分たる蛋白質及びビタミンA−B−C等各種ビ
タミンその他のエキス分、色素が分解し、呈味性、栄養
価、色彩が悪いと共に、うにの組織中に多量の水分及び
塩基性チッ素が残存し、悪臭を発生し、長期の保存は不
可能であった。
本発明では、原料たる蛋白質が油中に溶解しないで熱凝
固する温度に予熱しておいた加熱油中に投入して浸漬し
、減圧しながら脱水処理し、しかも初期減圧過程におい
ては小さい減圧下で、その侵は大きい減圧を行うことに
より蛋白質・ビタミンA−B−C等各種ビタミンの変質
分解を防止しつつ脱水処理した後、加熱油中から取出し
、ノーマルヘキサン等で脱油することにより、呈味性、
栄養価、色彩に優れ、腐敗、悪臭を防止し、長期保存が
可能なうにの長期保存方法を提供せんとするものである
。
固する温度に予熱しておいた加熱油中に投入して浸漬し
、減圧しながら脱水処理し、しかも初期減圧過程におい
ては小さい減圧下で、その侵は大きい減圧を行うことに
より蛋白質・ビタミンA−B−C等各種ビタミンの変質
分解を防止しつつ脱水処理した後、加熱油中から取出し
、ノーマルヘキサン等で脱油することにより、呈味性、
栄養価、色彩に優れ、腐敗、悪臭を防止し、長期保存が
可能なうにの長期保存方法を提供せんとするものである
。
本発明の実施例を詳説すれば、次の通りである。
即ち、4.51113 のクツカーなかに動物油、植物
油、鶏油等の単−油又は混合油を収納し、クツカーのジ
ャケット部に圧入した蒸気により油を加熱するものであ
り、蛋白質が熱凝固しやすい湿度である90℃以上に予
熱しておく。
油、鶏油等の単−油又は混合油を収納し、クツカーのジ
ャケット部に圧入した蒸気により油を加熱するものであ
り、蛋白質が熱凝固しやすい湿度である90℃以上に予
熱しておく。
次にこの加熱油中に、原料たる採取後のうにの卵巣10
00K(]を淡水又は塩水で洗浄した後、投入して浸漬
し、クツカーを閉蓋する。
00K(]を淡水又は塩水で洗浄した後、投入して浸漬
し、クツカーを閉蓋する。
次に加熱油の油温を90℃以上に保持しながらクツカー
内を撹拌し、かつクツカー内を減圧する。
内を撹拌し、かつクツカー内を減圧する。
かかる減圧処理は、うに浸漬後の初期30分程麿は蛋白
質が凝固し易い小さい減圧条件下、即ち10〜20m1
1111の減圧を行い、次いで740〜750111m
H(+の大きい減圧、即ち、略真空状態で約60分程に
て含水率3〜6%前後まで脱水する。
質が凝固し易い小さい減圧条件下、即ち10〜20m1
1111の減圧を行い、次いで740〜750111m
H(+の大きい減圧、即ち、略真空状態で約60分程に
て含水率3〜6%前後まで脱水する。
即ち、減圧初期における90℃以上の油温と10〜20
1118gの小さい減圧条件とによって、原料たるうに
の呈味成分たる水溶性蛋白質を凝固安定化せしめ、油中
への流出を防止し、更には水溶性蛋白質流出に伴う、ビ
タミン△・B−C等各種ビタミン、その他のエキス部の
流出を防止しうるよう構成している。
1118gの小さい減圧条件とによって、原料たるうに
の呈味成分たる水溶性蛋白質を凝固安定化せしめ、油中
への流出を防止し、更には水溶性蛋白質流出に伴う、ビ
タミン△・B−C等各種ビタミン、その他のエキス部の
流出を防止しうるよう構成している。
また90℃以上の油温と減圧中途からの740〜750
1111118!Itの大きい減圧条件とによってうに
の組織中の水分を蒸散せしめつつ、同水分と加熱油との
置換を行い、加熱油を組織中に深く浸透せしめ、うにを
外部及び組織中の双方から加熱油を熱媒体として間接加
熱し、短時間での脱水処理を可能とすることにより、水
溶性蛋白質、ビタミンA−B−C等各種ビタミン、その
他のエキス部、色素の変質、熱分解、流出の防止を可能
とすべく構成すると共に、組織中の悪臭の原因たる塩基
性チッ素を組織内に浸透する加熱油で分解せしめるべく
構成している。
1111118!Itの大きい減圧条件とによってうに
の組織中の水分を蒸散せしめつつ、同水分と加熱油との
置換を行い、加熱油を組織中に深く浸透せしめ、うにを
外部及び組織中の双方から加熱油を熱媒体として間接加
熱し、短時間での脱水処理を可能とすることにより、水
溶性蛋白質、ビタミンA−B−C等各種ビタミン、その
他のエキス部、色素の変質、熱分解、流出の防止を可能
とすべく構成すると共に、組織中の悪臭の原因たる塩基
性チッ素を組織内に浸透する加熱油で分解せしめるべく
構成している。
またかかる脱水処理に際して、加熱油中に塩分を混入せ
しめておけば、この塩分を含有した加熱油がうに組織中
の水分と置換するので、塩分の浸透圧作用によってうに
組織中の水分はうに細胞外に滲出して行き、更に飛躍的
な脱水処理が行えると共に、塩分が組織中に深く浸透し
て、いわゆる塩漬けと同機能を果し、かつ殺菌作用が得
られ、最終製品の長期保存性が最適となるよう構成でき
る。
しめておけば、この塩分を含有した加熱油がうに組織中
の水分と置換するので、塩分の浸透圧作用によってうに
組織中の水分はうに細胞外に滲出して行き、更に飛躍的
な脱水処理が行えると共に、塩分が組織中に深く浸透し
て、いわゆる塩漬けと同機能を果し、かつ殺菌作用が得
られ、最終製品の長期保存性が最適となるよう構成でき
る。
以上のように脱水処理したうにをクツカーから取出し、
これを圧搾装置としてのスクリュープレス機等により圧
搾し、又は遠心分mmにより遠心分離して油分を除去す
る。
これを圧搾装置としてのスクリュープレス機等により圧
搾し、又は遠心分mmにより遠心分離して油分を除去す
る。
次に油分を除去したうにをメツシュコンベアに載置し、
ノーマルヘキサンを撒布し、うにから油を完全に除去し
、必要に応じて粉砕する。
ノーマルヘキサンを撒布し、うにから油を完全に除去し
、必要に応じて粉砕する。
このように処理されたうには、水溶性蛋白質が安定化せ
しめられており、また塩分による塩漬は作用、殺菌作用
が得られ、また塩基性チッ素消失による悪臭の防止が図
れまた湿気を帯びにくく最終製品を長期保存に適した状
態とできると共に、水溶性蛋白質、ビタミンA−B−C
等各種ビタミン、その他のエキス部、色素が変質、分解
、流出することなく確保せしめられ、うにの風味を損う
ことなく呈味性及び栄養価、色彩が優れた製品を製造し
うるちのである。かかる製品は即時又は長期保存の後食
品添加剤として、又は水等を加えてもどし、練りうにと
する等多種の用途がある。
しめられており、また塩分による塩漬は作用、殺菌作用
が得られ、また塩基性チッ素消失による悪臭の防止が図
れまた湿気を帯びにくく最終製品を長期保存に適した状
態とできると共に、水溶性蛋白質、ビタミンA−B−C
等各種ビタミン、その他のエキス部、色素が変質、分解
、流出することなく確保せしめられ、うにの風味を損う
ことなく呈味性及び栄養価、色彩が優れた製品を製造し
うるちのである。かかる製品は即時又は長期保存の後食
品添加剤として、又は水等を加えてもどし、練りうにと
する等多種の用途がある。
本発明によれば、原料たるうにを蛋白質が油中に溶解し
ないで熱凝固する温度に予熱しておいた加熱油中に投入
して浸漬し減圧しながら脱水処理し、しかも初期減圧過
程においては小さい減圧下で、その後は大きい減圧を行
うことにより蛋白質、・ビタミンA−B−C等各種ビタ
ミン、その他のエキス分、色素の変質分解を防止しつつ
脱水処理した後、加熱油中から取出し、ノーマルヘキサ
ン等で脱油するので、呈味性、栄養価が高く、かつ長期
保存が可能なうにを製造しうるという効果を奏する。
ないで熱凝固する温度に予熱しておいた加熱油中に投入
して浸漬し減圧しながら脱水処理し、しかも初期減圧過
程においては小さい減圧下で、その後は大きい減圧を行
うことにより蛋白質、・ビタミンA−B−C等各種ビタ
ミン、その他のエキス分、色素の変質分解を防止しつつ
脱水処理した後、加熱油中から取出し、ノーマルヘキサ
ン等で脱油するので、呈味性、栄養価が高く、かつ長期
保存が可能なうにを製造しうるという効果を奏する。
Claims (1)
- 1) 原料たるうにを、蛋白質が熱凝固する温度である
90℃以上に余熱しておいた加熱油中に投入して浸漬し
、減圧しながら加熱油を熱媒体として撹拌加熱し、しか
も初期減圧過程においては蛋白質が熱凝固し易い小さい
減圧下で加熱し、次いで大きい減圧を行うことにより、
蛋白質・各種ビタミン、その他のエキス分、並びに色素
の変質、分解、流出等を防止しながら原料たるうにの脱
水処理を行い、次いでうにを加熱油中より取出し、ノー
マルヘキサンで脱油することを特徴とするうにの長期保
存方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59073557A JPS60217851A (ja) | 1984-04-11 | 1984-04-11 | うにの長期保存方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59073557A JPS60217851A (ja) | 1984-04-11 | 1984-04-11 | うにの長期保存方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60217851A true JPS60217851A (ja) | 1985-10-31 |
JPH0543333B2 JPH0543333B2 (ja) | 1993-07-01 |
Family
ID=13521666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59073557A Granted JPS60217851A (ja) | 1984-04-11 | 1984-04-11 | うにの長期保存方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60217851A (ja) |
-
1984
- 1984-04-11 JP JP59073557A patent/JPS60217851A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0543333B2 (ja) | 1993-07-01 |
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