JPS602176Y2 - 転炉保温装置 - Google Patents
転炉保温装置Info
- Publication number
- JPS602176Y2 JPS602176Y2 JP15241980U JP15241980U JPS602176Y2 JP S602176 Y2 JPS602176 Y2 JP S602176Y2 JP 15241980 U JP15241980 U JP 15241980U JP 15241980 U JP15241980 U JP 15241980U JP S602176 Y2 JPS602176 Y2 JP S602176Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- converter
- heat
- drive arm
- link
- drive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は転炉保温装置の改良に関するものである。
製鋼工場の転炉は、一般に連続稼動されるが、転炉の付
帯設備その他の定期点検および修理に際して、比較的長
時間休止されることがあり、また最近の連続鋳造の比率
の増加にともない連続鋳造装置の操業状況によって間歇
的な稼動となる場合が多い。
帯設備その他の定期点検および修理に際して、比較的長
時間休止されることがあり、また最近の連続鋳造の比率
の増加にともない連続鋳造装置の操業状況によって間歇
的な稼動となる場合が多い。
そして転炉のこのような休止は炉内温度の低下をもたら
し、これがため大きな熱損失が生じる他、炉体煉瓦が熱
スポーリングを生じる問題があった。
し、これがため大きな熱損失が生じる他、炉体煉瓦が熱
スポーリングを生じる問題があった。
そこでこのような問題を除去するために、従来は、装入
クレーンを用いて転炉の炉口に蓋を当接させ、これによ
って転炉の保温を図ることが一般的であった。
クレーンを用いて転炉の炉口に蓋を当接させ、これによ
って転炉の保温を図ることが一般的であった。
しかしながら、この従来技術にあっては、装入クレーン
による蓋のハンドリングには比較的多くの時間を費すた
め、転炉の短時間の休止に当ってはそれに蓋をすること
が実質的に不可能であり、しかも、装入クレーンは、転
炉の操業再開に際して、溶銑鍋のハンドリングその他の
作業を行う必要から、そこへの溶銑装入の約309前に
は蓋を外さなければならないので、十分有効な保温を行
うことができない欠点があった。
による蓋のハンドリングには比較的多くの時間を費すた
め、転炉の短時間の休止に当ってはそれに蓋をすること
が実質的に不可能であり、しかも、装入クレーンは、転
炉の操業再開に際して、溶銑鍋のハンドリングその他の
作業を行う必要から、そこへの溶銑装入の約309前に
は蓋を外さなければならないので、十分有効な保温を行
うことができない欠点があった。
この考案は従来技術のこのような欠点を除去するもので
ある。
ある。
以下この考案を図示例に基いて説明する。
第1図はこの考案の実施例を示す平面図、第2図は第1
図の■〜■線に沿う断面図である。
図の■〜■線に沿う断面図である。
図中1は軸線を水平にして示す転炉、2a、2bは転炉
の溶銑装入側に設けた開閉可能なチャージングドアを示
す。
の溶銑装入側に設けた開閉可能なチャージングドアを示
す。
チャージングドア2a、2bに、ブラケット3at3b
を介して駆動アーム4a、4bを回動可能に連結する。
を介して駆動アーム4a、4bを回動可能に連結する。
これらの駆動アーム4a、4bは、第3図に示すように
、全体としてほぼH状の正面形状をなし、その端部二個
所で、チャージングドア2a、2bにそれぞれ連結され
る。
、全体としてほぼH状の正面形状をなし、その端部二個
所で、チャージングドア2a、2bにそれぞれ連結され
る。
また、駆動アームの先端部分で、その回動中心であるピ
ン5a*5bからそれぞれ異なった距離に、それぞれブ
ラケット6a、6bおよび7av7bを介して駆動リン
ク8a、8bおよび従動リンク9a、9bを回動可能に
連結する。
ン5a*5bからそれぞれ異なった距離に、それぞれブ
ラケット6a、6bおよび7av7bを介して駆動リン
ク8a、8bおよび従動リンク9a、9bを回動可能に
連結する。
すなわち、駆動アーム4a、4bをチャージングドア2
a、2bに対して水平面内で回動可能ならしめ、駆動リ
ング8a、8b、従動リング9a、9bを駆動アーム4
a、 4 bに対して水平面内で回動可能ならしめ
る。
a、2bに対して水平面内で回動可能ならしめ、駆動リ
ング8a、8b、従動リング9a、9bを駆動アーム4
a、 4 bに対して水平面内で回動可能ならしめ
る。
なお、図示例では駆動アーム4a、4bの回動中心から
離れた側のリンクを駆動リンクとしているが、これを従
動リンクとし、他方のリンクを駆動リンクとしてもよい
ことはもちろんであり、またブラケット3a、3bとブ
ラケット6at6bとを結ぶ線上から外れて位置するブ
ラケット7at7bをそれらの線上に配置することもで
きる。
離れた側のリンクを駆動リンクとしているが、これを従
動リンクとし、他方のリンクを駆動リンクとしてもよい
ことはもちろんであり、またブラケット3a、3bとブ
ラケット6at6bとを結ぶ線上から外れて位置するブ
ラケット7at7bをそれらの線上に配置することもで
きる。
さらに、各リンク8a、8bおよび9a、9bの先端部
に、たとえば鉄皮に耐火物を貼着してなる炉口1aと対
応する半円形状の保温蓋leaおよび10bを、ブラケ
ットを介して回動可能に連結する。
に、たとえば鉄皮に耐火物を貼着してなる炉口1aと対
応する半円形状の保温蓋leaおよび10bを、ブラケ
ットを介して回動可能に連結する。
ここでアーム4av4bおよびリンク8a、8b、9a
、9bをを遠隔操作するために、駆動アーム4av4b
に固定されたそれぞれ二本のピン5a、5bのなくとも
各一方に電動機11a、11b(llbは図示せず)を
連結し、また駆動リンク8a、8bに固定され、ブラケ
ット6a、6bと掛合するそれぞれ二本のピン12a、
12bの少なくとも各一方に電動機13a、13b(1
3bは図示せず)を連結する。
、9bをを遠隔操作するために、駆動アーム4av4b
に固定されたそれぞれ二本のピン5a、5bのなくとも
各一方に電動機11a、11b(llbは図示せず)を
連結し、また駆動リンク8a、8bに固定され、ブラケ
ット6a、6bと掛合するそれぞれ二本のピン12a、
12bの少なくとも各一方に電動機13a、13b(1
3bは図示せず)を連結する。
このため、アーム4 a、 4 bs リンク8a、8
b、9a、9bおよび保温蓋10a、10bは、各電動
機11a、llb、13a、13bのオン・オフ操作で
所要の方向へ極めて容易に回動する。
b、9a、9bおよび保温蓋10a、10bは、各電動
機11a、llb、13a、13bのオン・オフ操作で
所要の方向へ極めて容易に回動する。
このように構成してなる装置の作用を以下に説明する。
まず、転炉1の操業終了後、それを第1,2図に示すよ
うに、その軸線が水平になるまで傾動させ、次いで、チ
ャージングドア2at2bを開放する。
うに、その軸線が水平になるまで傾動させ、次いで、チ
ャージングドア2at2bを開放する。
その後、電動機13a、13bを作動させることにより
、駆動リンク8at8bならびに従動リンク9a、9b
を駆動アーム4a、4bに対してそれぞれ回動させ、保
温蓋10a、10bを、第1図の右半部に仮想線で示す
ように、駆動アーム4a、4bから最も遠くなる位置ま
で平行移動させる。
、駆動リンク8at8bならびに従動リンク9a、9b
を駆動アーム4a、4bに対してそれぞれ回動させ、保
温蓋10a、10bを、第1図の右半部に仮想線で示す
ように、駆動アーム4a、4bから最も遠くなる位置ま
で平行移動させる。
さらに、電動機11a、llbを作動させて駆動アーム
4a、4bをチャージングドア2a、2bに対して回動
させることにより、保温蓋10a、10bを第1図の左
学部に示すように、転炉1の炉口1aに当接させる。
4a、4bをチャージングドア2a、2bに対して回動
させることにより、保温蓋10a、10bを第1図の左
学部に示すように、転炉1の炉口1aに当接させる。
逆に、転炉1の操業を再開する場合には、電動機11a
、llbおよび13a、13bを順次に逆転させ、さら
にはチャージングドア2a、2bを閉止してその作動状
態を確保する。
、llbおよび13a、13bを順次に逆転させ、さら
にはチャージングドア2a、2bを閉止してその作動状
態を確保する。
以上この考案を図示例に基いて説明したが、たとえば、
保温蓋を二個に分割することなくアームおよび各リンク
を一方のドアにのみ取り付けること、またはアームおよ
びリンクを図示以外の形状および寸法とすること、さら
には保温蓋を、炉口を閉止し得る限りにおいて多角形状
その他の任意形状にすることも可能である。
保温蓋を二個に分割することなくアームおよび各リンク
を一方のドアにのみ取り付けること、またはアームおよ
びリンクを図示以外の形状および寸法とすること、さら
には保温蓋を、炉口を閉止し得る限りにおいて多角形状
その他の任意形状にすることも可能である。
従って、この考案によれば、装入クレーンその他を用い
ることなしに極めて容易に保温蓋を操作することができ
るので、転炉の短時間の休止に際してもその保温が可能
である他、溶銑、スクラップなどを送入する直前まで転
炉の保温を継続して保温効果を高めることができる。
ることなしに極めて容易に保温蓋を操作することができ
るので、転炉の短時間の休止に際してもその保温が可能
である他、溶銑、スクラップなどを送入する直前まで転
炉の保温を継続して保温効果を高めることができる。
また、この保温装置はチャージングドアにコンパクトに
取り付けることができるとともに、炉前スペースを占有
することがないので、通常の作業に何の障害ももたらす
ことがない。
取り付けることができるとともに、炉前スペースを占有
することがないので、通常の作業に何の障害ももたらす
ことがない。
しかも、保温蓋は開閉可能なチャージングドアの前面側
に取り付けられるので、保温装置の保守点検が極めて容
易である他、保温蓋取付用の走行台車その他は全く不要
であって、設備コストが低廉である利点がある。
に取り付けられるので、保温装置の保守点検が極めて容
易である他、保温蓋取付用の走行台車その他は全く不要
であって、設備コストが低廉である利点がある。
第1図はこの考案の実施例を示す平面図、第2図は第1
図の■−■線に沿う断面図、第3図は第1図の■−■線
に沿う正面図である。 1・・・・・・転炉、1a・・・・・・炉口、2ay2
b・・・・・・チャージングドア、3at 3bt
6a、6b、7a、7b・・・・・・ブラケット、4
a、 4b・・・・・・駆動アーム、5 at 5
bt 12 at 12 b”””ピン、8at
8b・・・・・・駆動リンク、9a、9b・・・従動リ
ンク、10 a、 10 b””保温蓋、lla、1
1b、13a、13b・・・・・・電動機。
図の■−■線に沿う断面図、第3図は第1図の■−■線
に沿う正面図である。 1・・・・・・転炉、1a・・・・・・炉口、2ay2
b・・・・・・チャージングドア、3at 3bt
6a、6b、7a、7b・・・・・・ブラケット、4
a、 4b・・・・・・駆動アーム、5 at 5
bt 12 at 12 b”””ピン、8at
8b・・・・・・駆動リンク、9a、9b・・・従動リ
ンク、10 a、 10 b””保温蓋、lla、1
1b、13a、13b・・・・・・電動機。
Claims (1)
- 炉前で開閉するチャージングドアに、水平面内で回動可
能に連結した駆動アームと、この駆動アームの先端部分
で、駆動アームの回転中心からそれぞれ異なった位置に
、水平面内で回動可能に連結した駆動リンクおよび従動
リンクと、これらのリンクの先端部に連結した保温蓋と
、駆動アームをチャージングドアに対して回動させる電
動機と、駆動リンクを、被動リンクおよび保温蓋ととも
に駆動アームに対して回動させる電動機とを具えてなる
転炉保温装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15241980U JPS602176Y2 (ja) | 1980-10-25 | 1980-10-25 | 転炉保温装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15241980U JPS602176Y2 (ja) | 1980-10-25 | 1980-10-25 | 転炉保温装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5774965U JPS5774965U (ja) | 1982-05-08 |
| JPS602176Y2 true JPS602176Y2 (ja) | 1985-01-22 |
Family
ID=29511727
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15241980U Expired JPS602176Y2 (ja) | 1980-10-25 | 1980-10-25 | 転炉保温装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS602176Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-10-25 JP JP15241980U patent/JPS602176Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5774965U (ja) | 1982-05-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS602176Y2 (ja) | 転炉保温装置 | |
| CN211135512U (zh) | 一种两侧插入摘取及翻转的钢包保温装置 | |
| JP3873329B2 (ja) | 予熱装置付きアーク炉 | |
| CN208913130U (zh) | 铁水包加盖装置 | |
| JP3292870B2 (ja) | 坩堝形炉 | |
| CN220144750U (zh) | 一种新型钢包盖 | |
| CN223465563U (zh) | 一种具有液体防溅功能的铁水包 | |
| JPS6126876Y2 (ja) | ||
| JPS6038666Y2 (ja) | 非鉄製錬用転炉の保熱装置 | |
| CN115342641A (zh) | 一种防热量散失的高效节能式冶金炉 | |
| JPH024772Y2 (ja) | ||
| CN219551160U (zh) | 一种电加热熔炼炉 | |
| JPS633738Y2 (ja) | ||
| CN222613386U (zh) | 一种炼钢炉台防护装置 | |
| CN216828637U (zh) | 一种浇铸位机械式风口闭合系统装置 | |
| JPH0146795B2 (ja) | ||
| CN214684245U (zh) | 一种铁水罐保温盖加揭装置 | |
| RU93014620A (ru) | Вращающаяся плавильная металлургическая печь | |
| JPS5919561Y2 (ja) | 注銑鍋用ふた | |
| CN215063663U (zh) | 一种中频炉炉口装置 | |
| CN214004752U (zh) | 一种铝熔炼热铝渣的处理装置 | |
| CN205147236U (zh) | 一种超高温涡轮模壳热处理炉炉门结构 | |
| JPS6241954Y2 (ja) | ||
| JPH0311674Y2 (ja) | ||
| JPH01135562A (ja) | 回転式乾燥加熱炉 |