JPS60217619A - 硬質磁性膜の製造方法 - Google Patents
硬質磁性膜の製造方法Info
- Publication number
- JPS60217619A JPS60217619A JP7453984A JP7453984A JPS60217619A JP S60217619 A JPS60217619 A JP S60217619A JP 7453984 A JP7453984 A JP 7453984A JP 7453984 A JP7453984 A JP 7453984A JP S60217619 A JPS60217619 A JP S60217619A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- magnetic film
- complex compound
- alcoxide
- chloride
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は希土類元素を含む硬質磁性膜の製造方法に関す
るものである。
るものである。
近年、保持力とエネルギー積が非常に高い希土類磁石が
出現したことに伴い、この材料を厚膜化して使用するこ
とにより磁気エンコーダの高分解能化やパルスモータの
小型化を計る研究が進んでいる。
出現したことに伴い、この材料を厚膜化して使用するこ
とにより磁気エンコーダの高分解能化やパルスモータの
小型化を計る研究が進んでいる。
硬質磁性膜の厚膜化の方法としてはスパッタ法、真空蒸
着法および溶射法があるが、これらの方法で作製した皮
膜の磁気特性はバルクの値に比べ大幅に低いため、その
性能を十分に発揮できなかった。例えばスパッタ法で作
製したSn+2 Co17膜の最大エネルギー積は12
MGOeであり、バルク材の22MGOeに比べ約半分
である。
着法および溶射法があるが、これらの方法で作製した皮
膜の磁気特性はバルクの値に比べ大幅に低いため、その
性能を十分に発揮できなかった。例えばスパッタ法で作
製したSn+2 Co17膜の最大エネルギー積は12
MGOeであり、バルク材の22MGOeに比べ約半分
である。
本発明は、バルクの磁気特性に略等しい希土類元素を含
む硬質磁性膜を得るための方法を提供することを目的と
するものである。
む硬質磁性膜を得るための方法を提供することを目的と
するものである。
本発明の硬質磁性膜の製造方法は、希土類元素を含む錯
化合物、アルコキシド、塩化物のうち1種又は2種以上
と、銅又は鉄族元素を含む錯化合物、アルコキシド、塩
化物のうち1種又は2種以上とを、減圧した水素を含む
雰囲気中において、300℃〜950℃に加熱した基体
上で熱分解させることにより硬質磁性膜を形成すること
を特徴とするものである。
化合物、アルコキシド、塩化物のうち1種又は2種以上
と、銅又は鉄族元素を含む錯化合物、アルコキシド、塩
化物のうち1種又は2種以上とを、減圧した水素を含む
雰囲気中において、300℃〜950℃に加熱した基体
上で熱分解させることにより硬質磁性膜を形成すること
を特徴とするものである。
以下、本発明を実施例に基いて具体的に説明する。
図面は本発明の方法を実施するのに用いたCvD (c
hemical vapor deposition)
装置である。図中(1)、 (21はそれぞれサマリウ
ムアセチルアセトネート、コバルトアセチルアセトネー
トを収容する容器、(3)はTi製の基体、(4)は真
空槽、(5)は排気系、(61,+61’、(61”
、 +61””はそれぞれヒータ、(71,(71’は
それぞれ水素を容れたタンク、(8)は混合室、(9)
はノズルである。
hemical vapor deposition)
装置である。図中(1)、 (21はそれぞれサマリウ
ムアセチルアセトネート、コバルトアセチルアセトネー
トを収容する容器、(3)はTi製の基体、(4)は真
空槽、(5)は排気系、(61,+61’、(61”
、 +61””はそれぞれヒータ、(71,(71’は
それぞれ水素を容れたタンク、(8)は混合室、(9)
はノズルである。
同装置による硬質磁性膜の成形手順は、まず、サマリウ
ムアセチルアセトネート(Sm(八A)2 ) 。
ムアセチルアセトネート(Sm(八A)2 ) 。
コバルトアセチルアセトネート(Co(八A)2 )
、 Ti製基体(3)をセットしたのち、真空槽(4)
内および配管内を排気系(5)で5 Xl0−+Tor
r以下まで排気したあとヒータ(6)でTi製基体(3
)を加熱する。ここでコバルトアセチルアセテート により300℃に、サマリウムアセチルアセトネー)
S+a (AA) 2はヒータ(6)”により350℃
に保持し、基体(3)についてはヒータ(6)により2
00〜1000℃の範囲で条件を変えて行なう。
、 Ti製基体(3)をセットしたのち、真空槽(4)
内および配管内を排気系(5)で5 Xl0−+Tor
r以下まで排気したあとヒータ(6)でTi製基体(3
)を加熱する。ここでコバルトアセチルアセテート により300℃に、サマリウムアセチルアセトネー)
S+a (AA) 2はヒータ(6)”により350℃
に保持し、基体(3)についてはヒータ(6)により2
00〜1000℃の範囲で条件を変えて行なう。
昇温後、キャリヤーガスとしての水素をタンク(7)よ
り流し、混合室(8)とノズル(9)を通して、基体(
3)上にSm−Co磁性膜を析出させた。なお、磁性膜
の組成はキャリヤーガスの流量をかえることによりコン
トロールし、作製した試料の磁気測定は振動試料磁力計
を使って行なった。なお、(6)”は混合室(8)内を
加熱するためのヒータである。
り流し、混合室(8)とノズル(9)を通して、基体(
3)上にSm−Co磁性膜を析出させた。なお、磁性膜
の組成はキャリヤーガスの流量をかえることによりコン
トロールし、作製した試料の磁気測定は振動試料磁力計
を使って行なった。なお、(6)”は混合室(8)内を
加熱するためのヒータである。
同様の実験を希土類元素や鉄族元素、銅を含むアセチル
アセトネート、アルコキシド、塩化物について行なった
。その磁気測定結果を表に示す。
アセトネート、アルコキシド、塩化物について行なった
。その磁気測定結果を表に示す。
基体(3)の温度が1000′Cでは皮膜が再熱宛によ
り形成されなかったので測定不能であり、基体(3)の
温度が290℃以下では熱分解が起こらないため100
0℃の場合と同様に皮膜が形成されない。従って、皮膜
を形成可能な基体(3)の温度条件は300〜950℃
の域である。
り形成されなかったので測定不能であり、基体(3)の
温度が290℃以下では熱分解が起こらないため100
0℃の場合と同様に皮膜が形成されない。従って、皮膜
を形成可能な基体(3)の温度条件は300〜950℃
の域である。
表から判るように、300〜950℃に加熱した基体(
3)上に形成した皮膜の磁気特性は、最大エネルギ積の
欄で示すように従来のスパンタ法等に比べ特性が良い。
3)上に形成した皮膜の磁気特性は、最大エネルギ積の
欄で示すように従来のスパンタ法等に比べ特性が良い。
本発明の方法により厚さ5+a+++,直径31III
I11のアルミニウム合金板の外周部に40μm厚のS
m2 CO17膜を付着した磁気ドラムをつくり、多極
着磁を行ない2万パルスの磁気エンコーダを作製した。
I11のアルミニウム合金板の外周部に40μm厚のS
m2 CO17膜を付着した磁気ドラムをつくり、多極
着磁を行ない2万パルスの磁気エンコーダを作製した。
その特性を従来のγーFe2O3膜を使ったものと比較
したところ、S/N比が10倍増加したことが確認され
た。
したところ、S/N比が10倍増加したことが確認され
た。
なお、本実施例では基体の加熱源にヒータを用いたが、
皮膜形成速度を速くするためにレーザや赤外線を使って
も、良い結果を得た。
皮膜形成速度を速くするためにレーザや赤外線を使って
も、良い結果を得た。
以上のように本発明によればバルク材に略等しい特性の
硬質磁性膜が得られるため、磁気エンコーダの高性能化
はもちろん、パルスモータの小型化に寄与できるという
効果を奏する。
硬質磁性膜が得られるため、磁気エンコーダの高性能化
はもちろん、パルスモータの小型化に寄与できるという
効果を奏する。
図面は本発明の方法を実施するために使用したCVD装
置の概略図である。 (1):サマリウムアセチルアセテート収容容器(2)
:コハルトアセチルアセテート収容容器(3):基体 (4):真空槽 (5):排気系 (6)〜ta+I+1.ヒータ (71,171’ :水素タンク (8):混合室 (9):ノズル
置の概略図である。 (1):サマリウムアセチルアセテート収容容器(2)
:コハルトアセチルアセテート収容容器(3):基体 (4):真空槽 (5):排気系 (6)〜ta+I+1.ヒータ (71,171’ :水素タンク (8):混合室 (9):ノズル
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、希土類元素を含む錯化合物、アルコキシド。 塩化物のうち1種又は2種以上と、銅又は鉄族元素を含
む錯化合物、アルコキシド、塩化物のうち1種又は2種
以上とを、減圧した水素を含む雰囲気中において300
℃〜950℃に加熱した基体上で熱分解させることによ
り基体上に硬質磁性膜を形成することを特徴とする硬質
磁性膜の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7453984A JPS60217619A (ja) | 1984-04-12 | 1984-04-12 | 硬質磁性膜の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7453984A JPS60217619A (ja) | 1984-04-12 | 1984-04-12 | 硬質磁性膜の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60217619A true JPS60217619A (ja) | 1985-10-31 |
Family
ID=13550177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7453984A Pending JPS60217619A (ja) | 1984-04-12 | 1984-04-12 | 硬質磁性膜の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60217619A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62182279A (ja) * | 1986-02-05 | 1987-08-10 | Futaki Itsuo | 無機質被膜の形成方法とそのための溶液 |
EP0265246A2 (en) * | 1986-10-21 | 1988-04-27 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Magnetic iron oxide film and production thereof |
JPH01301865A (ja) * | 1988-05-30 | 1989-12-06 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 薄膜成長方法および薄膜成長装置 |
-
1984
- 1984-04-12 JP JP7453984A patent/JPS60217619A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62182279A (ja) * | 1986-02-05 | 1987-08-10 | Futaki Itsuo | 無機質被膜の形成方法とそのための溶液 |
JPH0555600B2 (ja) * | 1986-02-05 | 1993-08-17 | Suzuki Yasuo | |
EP0265246A2 (en) * | 1986-10-21 | 1988-04-27 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Magnetic iron oxide film and production thereof |
JPH01301865A (ja) * | 1988-05-30 | 1989-12-06 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 薄膜成長方法および薄膜成長装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Hieber | Structural and electrical properties of Ta and Ta nitrides deposited by chemical vapour deposition | |
Martinson et al. | Atomic layer deposition of Fe2O3 using ferrocene and ozone | |
CN110952075B (zh) | 一种核壳型粉体超黑材料及其制备方法 | |
JPH0732151B2 (ja) | 二酸化シリコン膜の低温化学蒸着 | |
Desai | Nickel oxide thin films by spray pyrolysis | |
Dorovskikh et al. | The comprehensive study of thermal properties of tris (2, 2, 6, 6-tetramethyl-3, 5-heptanedionato) cobalt (III) related to the chemical vapor deposition of Co-oxide based thin film materials | |
JPS60217619A (ja) | 硬質磁性膜の製造方法 | |
CN104451600B (zh) | 一种氧化铋薄膜材料的制备方法 | |
Mortan et al. | Preparation of methylammonium tin iodide (CH3NH3SnI3) perovskite thin films via flash evaporation | |
JPS6224605A (ja) | アモルフアス磁性薄膜 | |
JPS62287513A (ja) | 透明導電膜およびその製造方法 | |
US3335027A (en) | Nickel plating | |
JPH0233978B2 (ja) | Hakumakusensaasoshinoseizoho | |
JPH01219016A (ja) | 酸化物を分散させた超電導セラミツク薄膜の製造法 | |
Luo et al. | Growth of hafnium dioxide thin films via metal-organic chemical vapor deposition | |
JPS63310961A (ja) | 蒸着用材料 | |
JP2655515B2 (ja) | 磁気抵抗効果素子の製造方法 | |
JPH06101416B2 (ja) | ガンマ酸化鉄薄膜の製造方法 | |
CN114182211A (zh) | 一种带有底电极的超四方相铁酸铋薄膜材料的制备方法 | |
Naiini et al. | Synthesis and pyrolysis studies of [(t-Bu)[sub 2] GaPR [sub 2]][sub x] | |
JPH05234800A (ja) | 磁性半導体酸化薄膜およびその形成方法 | |
JPH05234753A (ja) | 希土類オルソフェライト薄膜およびその形成方法 | |
Lang | IBM Almaden Research Center assisted in meeting the publication costs of this article. | |
JPH02236278A (ja) | 超微紛体の超薄膜被覆法 | |
JPS62279518A (ja) | 磁気記録媒体 |