JPS6021721A - 金属製魔法瓶の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は外観形状が四角柱形、楕円柱形など異形な金
属製魔法瓶を容易、かつ安価ＫＭ造することのできる製
造方法に関するものである。

従来、金属製魔法瓶として知られているものは、第７図
に示すように、金属製の内筒１、外筒２からなシ、この
内外筒１．２間が真空断熱層３となっておシ、シかも外
筒２が魔法瓶の最外壁を兼ね、そのため強度が高く、そ
の占有体積に対する内容積の比率が高く、かつ軽量なも
のである。

ところで、この従来の金属１！！！魔法瓶においては、
その外観形状は円柱形または、截頭円錐形などほぼ円柱
形状に形成されておシ、角柱形など他の外観形状を持つ
金属Ｓ魔法瓶は作られていない。それは下記に述べる金
属Ｓ魔法瓶のＭａ工程に原因がある。

金属製魔法瓶の製造に当って、まず、ステンレス鋼など
の金属板から上記内筒１、外筒２を構成する部材をプレ
ス加工等によ層形成し、これらを溶接等によシ接合して
、第２図に示すような金属製二重風４を構成する。

この金属製二重瓶４の底部に、例えば真を引き用の孔４
ａを穿設し、この金属製二重瓶４を真空炉中に入れ、所
定時間、高温加熱して内外筒゛１゜２に吸着しているガ
スを脱着除去する。この加熱時間は、生産量を高めるた
めに、当然のことながらできるだけ短かくする必要があ
る。加熱時間を短かくするためには、温度をよシ高くし
なければならない。上記のようにしてガスの脱着が終了
したら、上記孔４ａを封じ板５で封じ、上記内外筒１．
２間に前記真空断熱層３を形成すれば、前記第１図のよ
うな金属製魔法瓶が得られる。

上記製造工程において、ガス脱着のために高温加熱しな
ければならないし、生産効率上、内外筒１．２が冷却す
るのを待つことなく、孔４ａを封じなければならない。

ところで周知のように、金属は高温下に置かれると、そ
の強度が大幅に低下する性質を持っている。例えば、ス
テンレス鋼５ＵＳ３０４の場合、約、ｔｏｏ℃以上Ｋｆ
ｉると、材料強度は急激に低下してしまう。例えば、ａ
コチ変形に要す力は、１４Ｌｋｇ／−以下に、引張強度
は、≠ｊｌＪ／−以下になってしまう。従って、内外ｆ
＠　１　、２は最も大きい強度を持つような形状に成形
して置かなければならない。この最も大きい強度を持つ
立体上しては、周知のように球、円柱、円錐などかあシ
、内外筒１，２は、これら立体に近い形状、つまシ、第
３図に示すように、横断面が円形となる形状にせざるを
得ないことになる。

これに対し、内外筒１．２の肉厚を厚くして強度を高め
対処する方法も考えられるが、コストの上昇、製造が困
難になること、重量の上昇などが生じ、実用に供するこ
とはできない。

以上説明した理由によって従来の金属製魔法瓶において
は、デザイン面からの要求があっても。

円柱状、截頭円錐状の外観以外の異形外観の金属製魔法
瓶は製造され得なかった。

この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、コスト高
、重量の増加を招くことなく、四角柱形など異形な外観
を呈する金属製魔法瓶を容易に製造することのできる異
形金属製魔法瓶の製造方法を提供することを目的とする
もあである。

以下、この発明の詳細な説明する。この発明においては
、上記したように、ガス脱着のための高温加熱工程は必
須で避けることができない工程であるため、真空断熱層
が形成され、内外筒が充分に冷却され、材料強度が回復
した後に、外筒を金型に入れ外部から油圧尋の加圧手段
によって所定形状に沿った力を加えて、外筒を所望の形
状に成形し、異形金属製魔法瓶を形成するものである、
なお、この製造方法を実施するに当っては、外筒成形時
に外筒が内筒に接触することがないように、成形しよう
とする形状に即して内外筒間の間隔を所定寸法に予め設
定しておくことは勿論である。

この製造方法によって、成形された外筒は、加工硬化さ
れ、製品化した後の材料強度が増し、それによって外力
によるへこみ、座屈等の防止が期待できる。

次に、実施例によシ、この発明をさらに詳しく説明する
。

板厚Ｑμ叫の５Ｕ８３０４を使い、第一図、第３図に示
すような金属製二重瓶４を形成した。この金属製二重瓶
４の外筒径（第３図中人）寸法は、ざｏａｔｓとし、内
筒径（第３図中Ｂ）寸法は、１０閣とした。

この金属製二重瓶４を従来通シ真空炉中でガス脱着させ
、真空引き用の孔４ａを封じ板５で封じて、第１図に示
すような金属製真空二重瓶（従来の金属製魔法瓶）６を
形成した。この時点において、内筒１、外筒２とも変形
、座屈する事はなかった。

次に、上記金属製真空二重瓶６を真空炉外へ出し、充分
冷却し、内外筒１．２の材料強度を回復させた。そして
、この金属製真窒二重瓶６の外筒２を互いに嵌合した時
に四角柱状のキャビティを構成する一対の角形金型を用
い、油圧プレスによシ加圧成形して、第≠図（ａ）（ｂ
）に示す形状にした。

この時の外筒２ａの断面の縦横寸法（図中Ｃ寸法）は、
７１！ｒａ、対角線寸法（図中り寸法）は、ｔｌＡｊ■
であった。′ この様にして、第μ図（ａ）　Ｋ示すような従来にない
新規な形状（異形）の金属製魔法瓶が得られた。

なお、この金属製魔法瓶を製造後に外観検査、解体検査
、さらに１週間の実使用を行なった所、溶接部のやぶれ
、内外筒の接触、外筒のへこみ、座屈、しわ、ひび等の
発生がなく、保温保冷性能も従来品と変わらなかった。

以上説明したように、この発明に係る異形金属Ｍ魔法瓶
の製造方法は、内外筒間に真空断熱層が形成され、内外
筒が充分に冷却され、材料強度が回復した後に、外筒に
外部から所定形状に沿った力を加えて、外筒を所望の形
状に成形するものなので、コスト高、重量の増加を招く
ととＡく、四角柱形など異形な外観を呈する金属魔法瓶
を容易ｌＩｃ１！！造することができる。

【図面の簡単な説明】

第７図は従来の金属製魔法瓶の一部断面視した側面図、
第２図および第３図は従来の金属製魔法瓶の製造方法を
説明するためのもので、第一図は金属製二重瓶の側断面
図、第３図は第２図■−■線に沿う断面図、第グ図（ａ
）（ｂ）は、この発明方法によって製造された異形金属
製魔法瓶の一例を示すもので、（ａ）は斜視図、（ｂ）
は（ａ）図Ｂ−Ｂ＠に？Ｅ］う断面図である。 １・・・・・・内筒、２・・・・・・外筒、３・・・・
・・真空断熱層、４・・・・・・金属製二重瓶、４ａ・
・・・・・真窒引き用孔、６・・・・・・金ｐＡ製真壁
二重瓶。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）各々はぼ有底円筒状をなす金属製の内筒と外筒と
   を一体的に連結して金属製二重風を構成し、この金属製
   二重風の壁部に真空引き用の孔を穿設するか、チップ管
   を気密に取シつけ、この金属製二重風を真空炉中に入れ
   て所定時間加熱処理し、その後、前記真空炉中で前記真
   空引き用の孔またはチップ管を封じ、前記内外筒間に真
   空断熱層を形成して金属製真空二重風を構成し、ついで
   、この金属製真空二重風を前記真壁炉外へ出し、充分に
   冷却した後、前記外筒を所望の形状に成形することを特
   徴とする金属製魔法瓶の製造方法。
2. （２）外筒の所望形状の成形は、外筒を所望形状の金