JPS6021667B2 - 被覆形成用組成物 - Google Patents

被覆形成用組成物

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JPS6021667B2
JPS6021667B2 JP9732678A JP9732678A JPS6021667B2 JP S6021667 B2 JPS6021667 B2 JP S6021667B2 JP 9732678 A JP9732678 A JP 9732678A JP 9732678 A JP9732678 A JP 9732678A JP S6021667 B2 JPS6021667 B2 JP S6021667B2
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JP
Japan
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fluoroolefin
vinyl ether
composition
acrylic resin
copolymer
Prior art date
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JP9732678A
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JPS5525417A (en
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正顕 山辺
俊一 児玉
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、被覆形成用組成物に関し、更に詳しく言えば
、フルオロオレフイン/シクロヘキシルビニルエーテル
系共重合体及びアクリル系樹脂を含有する混合物からな
る新規な被覆形成用組成物に関する。
本出願人は、フルオロオレフインとシクロヘキシルビニ
ルエーテル(以下、CHVEと略記する)とを共重合せ
しめることにより、剛性が高く溶剤に可溶な新親含フッ
素共重合体が得られることを見出し、特豚階52−92
59号(特公昭55−44083号公報)として出願中
である。
かかるフルオロオレフィソ/CHVE系共重合体は、剛
性率が高く、ミネラルスピリット、酢酸エチル等の溶剤
に可溶であり、被覆剤として適用した場合には、施工が
容易であり、透明で硬い塗腰が容易に得られるという特
長を有し、また各種の成形用素材としての用途も有する
ものである。更に、該フルオロオレフィン/CHVE系
共重合体は、酸素の存在下で、170oo以上の加熱処
理あるいは波長2800A以下の柴外線を含む鏡射線の
作用により容易に架橋せしめられ、高温における機械的
強度が改良されると共に耐溶剤性が付与せしめられる(
特敵昭52一92215号(特開昭54一2脇95号公
報)、特願昭52−112128号(特関昭54−46
286号公報)などを参照)。本発明の研究によれば、
フルオロオレフィン/CHVE系共重合体は、各種基材
表面に容易に被覆層を形成可能であり、形成された塗膜
は基材表面の保護層として非常に殴れているという事実
が見出された。
即ち、前記特長と共に、光沢の良い平滑塗膜が得られ、
従来のアクリル系樹脂塗膜に比して耐候‘性が著しく優
れている。又、透明性に優れた塗膜が形成可能なだけで
なく、各種顔料、着色剤などとの相綾性にも優れている
ので広範囲な着色保護層としても有用である。そして、
アクリル系樹脂に前記フルオロオレフィン/CHVE系
共重合体を添加混合すると、得られる混合物からは均一
な耐候性の向上した塗膜を形成することが可能であり、
また該塗膜は光沢の良い平滑なもので美麗性に優れ、フ
ルオロオレフィン/CHVE系共重合体の架橋特性によ
って架橋硬化も可能となる。
かくして、本発明は、前記知見に基いて完成されたもの
であり、フルオロオレフイン/シクロヘキシルビニルエ
ーテルの含有モル比が30/70〜70/30であり、
テトラヒドロフラン中30qoで測定される固有粘度が
0.1〜2夕/d‘であるフルオロオレフイン/シクロ
ヘキシルビニルエーテル系共重合体及びアクリル系樹脂
を含有する混合物からなる被覆形成用組成物を新規に提
供するものである。
本発明組成物によれば、各種基材表面に優れた保護塗膜
を形成することが可能である。
特に、耐候・性が著しく向上した塗膜を安価に提供する
ことが可能であり、また光沢ある平滑な塗膜が形成可能
である。更に、顔料などによる着色が広範囲にわたって
可能であることから、美麗な保護塗膜形成に有利であり
、透明性に優れた塗膜も可能である。後述の如く、本発
明組成物からの塗膜は、架橋硬化が可能であり、前記の
各種物性がより良好となるものである。本発明において
、フルオロオレフイン/CHVE系共重合体は、フルオ
ロオレフインが好ましくはパーハロオレフィン、特に好
ましくはテトラフルオロエチレンあるいはクロロトリフ
ルオロエチレンであるものが採用され、フルオロオレフ
ィン/CHVEの含有モル比が30/70〜70/30
であり、テトラヒドロフラン中で30ooで測定される
固有粘度が0.1〜2夕/d‘なるものが好ましく採用
される。
また、フルオロオレフインおよびCHV単位と共に他の
共単量体に基く単位を含むものも採用可能である。かか
る共単量体としては、エチレン、プロピレン、ィソブチ
レン等のオレフィン類、塩化ビニル、塩化ピニリデン等
のハロゲン化ビニル類、メタクリル酸メチル等の不飽和
カルボン酸ヱステル類、酢酸ビニル、n−酪酸ビニル等
のカルボン酸ピニル類、エチルビニルェーテル、n−ブ
チルビニルェーテル等のアルキルビニルェーテル、フル
オロビニルェーテルなどが例示され得る。特に、アルキ
ル基の炭素数が1〜8個のアルキルビニルェーテルは好
適である。共単量体の含有割合は、その種類あるいは目
的などに応じて適宜選定され得るが、通常は40モル%
以下、特に5〜35モル%程度が採用され得る。本発明
の組成物においては、フルオロオレフィン/CHVE系
共重合体とアクリル系樹脂の混合割合は特に限定されず
、広範囲にわたって変更可能である。
通常は、アクリル系樹脂100重量部当り、フルオロオ
レフイン/CHVE系共重合体5〜10の重量部、好ま
しくは10〜80重量部程度が採用される。フルオロオ
レフィン/CHVE系共重合体の割合が余りに少なすぎ
ると耐候性改善効果が僅少になり、また余りに多すぎる
とアクリル系樹脂の改質といつ目的上意味が薄れる。而
して、アクリル系樹脂としては、アクリル塗料として知
られているものが任意に採用される。
例えば、暁付型アクリル樹脂塗料(東亜ペイント製トア
アクロン#600,#700;関西ペイント製マジクロ
ンNo.600など)、アクリル系ヱマルジョン塗料(
東亜ペイント製ウオルテツスなど)、常乾型アクリル塗
料(関西ペイント製アクリックNO.100など)が市
販品として容易に入手できる。本発明組成物は、種々の
形態が採用され得る。
即ち、従来より被覆形成用組成物に採用されている液体
状又は粉体状の形態であり得る。かかる形態に応じて、
アクリル系樹脂も液体又は固体として市販されているも
のが各種採用され得る。一般的には、基材表面に良好な
塗膜を形成可能なことから、有機溶剤の溶液形態が望ま
しく、固体のアクリル系樹脂を例えばメチルエチルケト
ン、メチルィソブチルケトンの如きケトン溶剤、テトラ
ヒドロフランの如き環式エーテル溶剤の溶液として採用
するのが好適である。勿論、水性ェマルジョン形態や粉
末塗料形態でも良い。フルオロオレフィン/CHVE系
共重合体も前記形態に応じて、粉末状、有機溶液状、水
性ェマルジョン状などとして使用され得る。本発明組成
物においては、特定混合物からの被覆層の特性を損なわ
ない範囲で、適当な顔料、安定剤、潤滑剤、充填剤その
他適宜添加剤を含有せしめることも可能である。
かかる添加剤によって、色調、熱安定性、耐摩耗性、非
粘着性、表面硬度その他を改善することが可能である。
特に顔料添加により自由に着色可能な点は、本発明組成
物による防食塗膜の光沢ある美麗性を生かした内外装用
建材などの保護層とする場合に好適である。本発明組成
物による各種基材表面への被覆層の形成手段には、特に
限定はなく、特定混合物の溶液、粉体などを塗布あるし
、は吹付け後、加熱し溶媒、分散煤の輝散あるいは粉体
の融合を行なわしめる等の方法が例示されるが、形成さ
れた塗膜の平滑性の点から溶液を塗布乾燥する方法が好
ましく採用される。
そして、本発明においては、塗膜の架橋硬化が実施され
る。フルオロオレフィン/CHVE系共重合体の架橋は
、例えば特糠昭52一92215号明細書、特磯昭52
−112128号明細書などに記載されている如く、酸
素の存在下に170〜350℃、好ましくは190〜3
00こ0程度の温度で、1〜2000分間、好ましくは
5〜12び分間程度加熱したり、あるいはカーボンアー
ク灯、水素放電管、低圧水銀ランプの如き短波長紫外線
を発生する光源を使用して、酸素の存在下に波長280
0公以下の紫外線を含む鰭射線を作用せしめることなど
によって、容易に進行せしめ得る。この条件下で硬化可
能なアクリル樹脂と混合した場合には共架橋も勿論可能
である。本発明組成物は、着色亜鉛鉄板、カラーアルミ
等の高性能且つ安価なプレコートメタル用塗料として有
用であり、屋根材、外壁等の建築用を始めとして、弱電
機器、家具、装置等の構造材、仕切り材、輸送機器の内
外装として広い産業分野で利用される。
次に、本発明の実施例について、更に具体的に説明する
が、かかる説明によって本発明が限定されるものでない
ことは勿論である。
尚、本発明組成物からの塗膜の性能試験法を以下に記載
する。1 密着耐久性 1一1ゴバン目煮沸試験 試験片に1肌の間隔でタテ、ョコ11本ずつの素地に達
する線をひき、100個のゴバン目をつくる。
これを鍵とう水中で2時間煮沸し、水分を除いたあと、
この上にセロハン粘着テープをはりつけ、真上の方向に
一気にひしはがし、ゴバン目の残った個数/100によ
って、その密着性を評価した。
例えば、100/100は全くはがれが認められず、良
好な密着性をもつことを示す。
(JIS−K5400による方法に準じた)1‐2 描
画ェリクセン試験 試験片に、ラセンの径1比蚊、1回転の位相の隔り2.
5肋のラセン2針固を、描画試験機により1回転1秒の
等速度で描き、その後ェリクセン試験機で、描画部分を
外側にして高さ5柳になるように試験片を押し出し、塗
膜のはがれ具合を目視により測定した。
2 耐膜性 スガ試験機(株)製のサンシャインウェザオメーター装
置を用い、一定時間照射試験後、JIS−K5400に
定められた60度銭面光沢度を測定し、試験前光沢度に
対する光沢保持率を算出した。
この光沢保持率と外観観察をもって評価の基準とした。
3 表面光沢度 JIS−K5400に定められた60度銭面光沢度測定
法により測定した。
実施例 1 クロロトリフルオロェチレン(以下CTFEと略記する
)、CHVEおよびエチルビニルェーテル(以下EVE
と略記する)からなる三元共重合体(ポリマー組成比は
50/15/35であり、固有粘度は0.61である)
及び二酸化チタンを、マジクロンNo.60礎客液(関
西ペイント(株)製熱硬化アクリル樹脂塗料)に以下の
割合で加え、ボールミルで2独特間燈拝した。
× 専用シンナーを用いた。
調製した塗料組成物をアルミ板にフィルムアプリケータ
ーを用い塗布し、210℃で20分間焼成して、腹厚2
0ムの光沢のよい白色被覆アルミ板を得た。
その塗膜物性評価結果を下記第1表に示した。実施例
2 実施例1で用いた三元共重合体、TiQ及びマジクロン
No.600を以下の割合で混合し、実施例1と同様な
方法で塗料化及び塗布、焼成を行ない、塗膜物性を測定
した。
結果は下記第1表に示す。実施例 3CTFE,CHV
Eの含有モル比が50/50であるCTFE/CHVE
二元共重合体(固有粘度0.60)を用いる以外、実施
例2と同様の操作で白色被覆アルミ板を作成し、その塗
膜物性を測定した。
結果を下記第1表に示す。比較例 実施例1において三元共重合体を添加しない塗料組成物
を用いた場合の塗膜物性測定結果を、下記第1表に示す
第 1 表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フルオロオレフイン/シクロヘキシルビニルエーテ
    ルの含有モル比が30/70〜70/30であり、テト
    ラヒドロフラン中30℃で測定される固有粘度が0.1
    〜2g/dlであるフルオロオレフイン/シクロヘキシ
    ルビニルエーテル系共重合体及びアクリル系樹脂を含有
    する混合物からなる被覆形成用組成物。 2 フルオロオレフインがテトラフルオロエチレンであ
    る特許請求の範第1項記載の組成物。 3 フルオロオレフインがクロロトリフルオロエチレン
    である特許請求の範囲第1項記載の組成物。 4 フルオロオレフイン/シクロヘキシルビニルエーテ
    ルの含有モル比が30/70〜70/30であり、第三
    成分としてアルキル基の炭素数が1〜8個のアルキルビ
    ニルエーテルを全単量体基準で5〜40モル%含有し、
    且つテトラヒドロフラン中30℃で測定される固有粘度
    が0.1〜2g/dlであるフルオロオレフイン/シク
    ロヘキシルビニルエーテル系共重合体を使用する特許請
    求の範囲第1項、第2項、又は第3項記載の組成物。 5 アクリル系樹脂100重量部当りのフルオロオレフ
    イン/シクロヘキシルビニルエーテル系共重合体含有量
    が5〜100重量部である特許請求の範囲第1項記載の
    組成物。
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JPS62158766A (ja) * 1986-01-07 1987-07-14 Nippon Paint Co Ltd 含フツ素水性分散体
GB8713362D0 (en) * 1987-06-08 1987-07-15 Ici Plc Fluorocopolymer compositions

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