JPS60214726A - 消臭剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシアニン、カテキン、ケルセチンのような芳香
属ポリヒドロキシ基含有天然植物をアルコール、アセト
ン、水蒸気等で処理して抽出したポリヒドロキシ芳香属
高分子物による消臭剤に関するものである。

天然タンニンも芳香属ポリヒドロキシ化合物に属し、そ
の消臭性能については既に昭５８−１０４６３４、昭５
８−１２４４５２　、で公開特許公報に示している。化
学構造上タンニンとシアニン、カテキン、ケルセチン等
に類似の点も認められるがその挙動がすべて一致すると
は云ひ難い。本発明は特に色素としてシアニン及びその
バラクマール酸エステルを含有している「しそ」の葉の
抽出物を食品用消臭剤として用いることを特徴としてい
る。

「しそ」はせき止め、鎮痛、鎮静、利尿１発汗、魚毒な
どの解毒剤として広く漢法に、又着色１着香、防腐１等
の目的に食品に多く使用されていることは衆知されてい
る。その含有化合物としてベリルアルデヒド、リモネン
、ピネン。

タンニン等もよく知られている。しかし「シソ」の成分
による消臭効果は全く雑文も文献も存在しない。

本発明ではタンニンの消臭効果を基として、化学構造と
消臭性能の間の関連を追求し「シソ」中の色素に存する
ヒドロキシ基とそのｉｔ、エステルの位置等々より「シ
ソ」中の色素成分の消臭能をもった化合物を選択抽出に
成功したところに特色がある。

次に抽出について述べる。

加熱又は冷凍乾燥したカタメンジソ、又はチリメンジソ
を粉末化し、これを８５〜９９，４％エチルアルコール
を使って１０〜３０℃で抽出する。この抽出温度は品質
の良否を左右する因子で高温に過ぎると消臭能の劣る物
質名もとり出し低温に過ぎると収量の減少を来す。

実施例 ９５／／Ｖ％エチルアルコール５００ｇを測り、これに
熱風乾燥して粉末化したチリメンジソ１００ｇを加え、
時々攪拌して７日間抽出を行ふ。後炉別して緑褐色の抽
出液４８０ｇを得る。

このアルコール液は約２％の固形分を含んでいる。

上記の抽出液を市販のにんにく醤油に１％添加して臭気
を観察したところ、添加後直ちににんにく臭は消滅して
２日以上放置しても、にんにく臭の再現を認めなかった
。

上記抽出液１０ｒｇｌに水を加えて２００耐に稀釈した
液をつくった。この液は僅かに濁りを生じ、微緑褐色を
呈し、かすかに「しそ」臭をもっている。この稀釈液２
０ｙｉｌをビーカーにとり煮沸している湯煎上で生にん
にく２ｇをおろしかねてすりおろしたものを添加して臭
いをだしかめた。にんにく臭は全く消滅し、放置してお
いても臭気の再発生は生じない。

更に水あめと砂糖でキャンデーをつくる際に濃縮仕上げ
直前に上記抽出液を水あめに対し５％添加してあめ玉を
つくり上げた。製品あめ玉の目方は約３ｆ、このあめ玉
１ヶを日中に入れると口中の臭気は直ちに消滅し少くと
も３０分以上は口臭を消すことが出来る。

手続補正書 １、事件の表示 昭和５９年特許願第０６９６５９号 ２発明の名称 消臭剤 ３補正をする者 事件との関係　特許出願人 昭和５９年７月３１日 ５補正の対象 願書および明細書

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 天然植物シソのアルコール抽出物を用いて食品の臭気及
   び口臭を消滅する方法