JPS60209014A - 制電性ポリアミド繊維 - Google Patents

制電性ポリアミド繊維

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JPS60209014A
JPS60209014A JP6007684A JP6007684A JPS60209014A JP S60209014 A JPS60209014 A JP S60209014A JP 6007684 A JP6007684 A JP 6007684A JP 6007684 A JP6007684 A JP 6007684A JP S60209014 A JPS60209014 A JP S60209014A
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JP
Japan
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polyamide
antistatic
compound
yarn
polyalkylene oxide
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JP6007684A
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English (en)
Inventor
Osami Shinonome
東雲 修身
Katsumi Nakagawa
克己 中川
Katsuyuki Toma
当麻 克行
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は制電性(帯電防止性)の優れたポリアミド繊維
に関するものである。
従来より、ポリアミド繊維やその製品の静電気発生によ
る問題を解消すべく多数の提案が出されすでに企業化の
域に達しているものもある。これらのうち、永久的な制
電効果の発現にはポリアルキレンオキシド系の化合物を
ポリアミドにブレンドして製糸する方法がよいとされて
いる。しかし。
この方法においてはポリアルキレンオキシド成分がポリ
アミドの繊維分子中に拘束されて、十分な制電効果が出
なかったり、逆に過度なブリード性のため、制電効果の
耐久性が低下したりすることなどの欠点が指摘されてい
る。
本発明者らは、このような問題を解決すべく種々検討し
た結果、制電剤として、特定の化学構造を有するポリア
ルキレンオキシド系縮合重合体を配合したポリアミド繊
維を、特定の複屈折率の範囲に保つことによって良好な
制電効果が発現することを見出し9本発明に到達した。
すなわち9本発明は金属塩スルホネート基を存する化合
物及びポリアルキレンオキシド化合物を共重合成分とし
て含有する縮合重合体が配合されたポリアミドからなる
繊維であって、その複屈折率が36XIO(〜50x1
0−aの範囲にあることを特徴とする制電性ポリアミド
繊維を要旨とするものである。
本発明の繊維が良好な制電性を有するのは、制電剤め金
属塩スルホネート基のイオン構造やポリアミド′分子の
配向状態がポリアルキレンオキシドセグメントのモビリ
ティ向上に役立ち、かつポリアルキレンオキノドセグメ
ントとポリアミド分子との間の拘束力を適度に保つため
と考えられる。
本発明でいう金属塩スルホネート基を有する化合物とは
金属塩スルホネート基を有し、かつエステルもしくはア
ミド形成性官能基を、好ましくは211M有する化合物
を意味するものであり、好ましくは下記の構造式で表さ
れる化合物が用いられる。
〔ここでMはNa、K、 Ca、 Raなどのアルカリ
金属。
アルカリ土類金属を意味し、 x、 x’ は−(GH
z ) o−+o C0OR(RはH9低級アルキル基
、ヒドロキシ低級アルキル基) 、(CHs )、+−
1oOH又は−O(CHs ) I−+oOHを意味す
る。)特に好ましい具体例としては、5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸あるいはそのエステル、3−ナトリウ
ムスルホ−4−β−ヒドロキシエトキシ安息香酸あるい
はそのエステルなどが挙げられる。
次に本発明でいうポリアルキレンオキシド化合物とはポ
リエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、エチレ
ンオキシド−プロピレンオキシドコポリマーなどのポリ
アルキレンオキシドセグメント及びヒドロキシル基、カ
ルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アミノ基のよ
うなエステル又はアミド形成性官能基を1個以上(好ま
しくは2個)有するポリアルキレンオキシド化合物を意
味する。
そして、ポリアルキレンオキシド成分はその分子量が4
00〜20,000.好ましくは800〜10,000
のものがよく、また、ポリアルキレンオキシド化合物と
して変性ポリアルキレンオキシド、例えばビスフェノー
ルA、ビスフェノールSなどのビスフェノール類にアル
キレンオキシドを付加させて得た化合物は耐熱性、制電
性向上という点から好ましい。
本発明における制電剤としての縮合重合体はポリエステ
ル、ポリアミド又はポリエステルアミドの合成時に1−
記のような金属塩スルホネート基を有する化合物及びポ
リアルキレンオキシド化合物を添加し、共重合すること
により得られる。
ポリエステル、ポリアミド又はポリエステルアミドを形
成する成分の具体例としては、アジピン酸、セバシン酸
、テレフタル酸、イソフタル酸。
5−ナトリウムスルホイソフタル酸、ナフタル酸などの
ジカルボン酸成分、エチレングリコール。
プロピレングリコール、ジエチレングリコール。
1.4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール。
1.4−シクロヘキサンジメタツール、キシリレングリ
コールなどのジオール成分、ε−オキシカプロン酸、p
−β−ヒドロキシエトキシ安息香酸のごときオキシ酸成
分、ピバロラクトン、カプロラクトンのごときラクトン
類、エチレンジアミン。
テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、フ
ェニレンジアミン、キシリレンジアミン。
N、 N’−ビス(アミノ−n−プロピル)ピペラジン
ビス(p−アミノシクロヘキシル)メタンなどのジアミ
ン成分、ε−アミノカプロン酸、ω−アミノラウリン酸
などのアミノカルボン酸成分、カプロラクタム、ラウリ
ンラクタムなどのラクタム成分が挙げられる。
そして縮合重合体中の金属塩スルホネート基の含量が2
0〜300当量/トン、好ましくは50〜200当量/
トン、ポリアルキレンオキシドセグメントの含量が20
〜80M量%、好ましくは30〜70重量%となるよう
に各成分を配合することが望ましい。
また1本発明においてベースとなるポリアミドとしては
ナイロン6、ナイロン46.ナイロン66゜ナイロン6
10など及びこれらを主成分とするポリアミドが適当で
あるが、汎用性という点からナイロン6及びナイロン6
6系ポリアミドが好ましい。
制電剤のポリアミドへの配合はポリアミドの溶融紡糸以
前の任意の工程で行うことができ2通常は重合工程ある
いは溶融工程でブレンドされる。
また、制電剤を高濃度に含有したマスターチップを通常
のボリア、ミドと混合して紡糸する方法の採用も可能で
ある゛。
制電性能、製糸性、糸質物性などを考慮すると制電剤の
配合量は繊維中の金属塩スルホネート基の含量が2〜3
0当量/トン、好ましくは3〜20当量/トンで、ポリ
アルキレンオキシドセグメントの含量が0.5〜10重
量%、好ましくは1〜5重量%となるようにするのがよ
い。
本発明のポリアミド繊維はその複屈折率が36×10−
3〜50X10’の範囲にあることを要件とする。
複屈折率が36 X 10−”より小さい場合には、安
定性に乏しく、伸長して巻崩れが発生しやすい。また糸
質物性(特に伸度)的にも問題がある。複屈折率が50
 X 10°3を超えると肝要の制電効果が減少する傾
向があり、好ましくない。
本発明の複屈折率の範囲を満足するポリアミド繊維は、
公知の高配向溶融紡糸法によって得られる。すなわち、
■紡糸時の巻取速度を高くする方法(3,000m/T
a1n以上、好ましくは3.500m/lllIn以上
がよい。)、■紡糸ドラフトを上げる方法、■喧合体溶
融温度(紡糸温度)を低く保つ方法、■紡出直後の糸条
の冷却を強化する方法などによって得られる。一般的に
は■の方法を採用することが好ましい。また9本発明の
繊維は9通常。
高配向溶融紡糸のみで得られるが、必要に応じて延伸を
施すこともできる。
本発明の繊維は優れた制電効果を示し、その製造法は非
常に実用性に富んでいるものであり2本発明の工業的価
値は高いものである。
以下、実施例にて本発明をさらに具体的に説明する。な
お、実施例中の制電性の測定は2京大化研式ロータリー
スタチックテスターを用い、綿布を摩擦体として、20
℃、35%RHの雰囲気中で摩擦帯電圧と電荷半減期を
める方法で行ったものである。(「部」は重量部を示す
。) 実施例1〜5 テレフタル酸とエチレングリコールとのエステル化反応
で得られたオリゴマ=(数平均重合度4)61部、ビス
フェノールAのエチレンオキシド付加物(平均分子量4
 、000で1両末端はヒドロキシル基)35部、5−
ナトリウムイソフ、タル酸のビス(ヒドロキシエチルエ
ステル)4部及び三酸化アンチモン0.02部(エチレ
ングリコールの2%溶液として使用)を攪拌機つきの反
応器に仕込み。
270℃、0.11−ル、3時間の条件で重縮合して変
性ポリエステル〔A1〕を合成し、チップ化した。
(AI )のチップと通常のナイロン6 CB+ 3の
チップを5:95の割合で混合し、エクストルーダー型
溶融紡糸機を用い、270℃で24孔の紡出孔より吐出
させ、各種の速度で巻き取り、70d/24fの糸条と
した(各10kg巻き取った。)。
得られた糸条を経100本/2.54c+*、緯100
本/2.54cmの織密度でタックに製織し、精練後、
青色酸性染料を含む浴中で98℃、1時間の条件で染色
した。
糸条の複屈折率、染色布の制電性測定の結果を第1表に
示すように良好な結果が得られた。なお実施例1〜5の
染色布の制電性能は、ホームランドリー50洗後におい
てもほとんど低下しなかった。
第1表 比較例1 実施例1において巻取速度を2.700m/winとし
、70d/24fの糸条(複屈折率34 X 10°コ
)を巻き取ろうとしたが、約0.5kg巻き取った時点
で巻崩れが発生した。
比較例2 〔A1〕の合成時に5−ナトリウムスルホイソフタル酸
のビス(ヒドロキシエチルエステル)を添加しなかった
ほかは実施例2と同様なPJ?を行ったところ、染色布
の帯電圧は2.5にV、半減期は26秒であった。
比較例3 実施例1において糸条を1+200 m/+minで巻
き取り1次いで倍率2.8倍で延伸して70d/24f
 。
複屈折率52X10−”の糸条を得た。この糸条につい
て実施例1と同様に操作して制電性能を測定したが帯電
圧2.2KV、半減期22秒であった。
実施例6〜8.比較例4 カプロラクタム65部2両末端がアミノ基のポリエチレ
ンオキシド(分子量3,000) 3.3部及び5−ナ
トリウムスルホイソフタル酸2部から常法により、変性
ポリアミドチップ〔A2〕を得た。
(As)と〔B1)とを6=94の割合で混合し。
実施例1と同様の方法で溶融紡出し1次の方法で巻き取
った。
すなわち、室温の引き取りローラと200℃の延伸ロー
ラとを設け、引き取りローラの速度を第2表に示した速
度とし、延伸ローラの速度を4,500m/1IIin
として紡出糸条を延伸して巻き取った。
第2表に示すように、複屈折率とvIf電性能の間に密
接な関係が得られた。
第2表 延伸倍率を表す。
手続補正書(自船 1、事件の表示 特願昭59−60076号 2、発明の名称 制電性ポリアミド繊維 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 兵庫県尼崎市東本町1丁目50番地〒541 住 所 大阪市東区北久太部町4丁目68番地名称ユ=
亭力株式会社特許部 4、補正の対象 明細tの「発明の詳細な説明Jの欄 5、補正の内容 (1)明細を第3頁10行の化学式を次のように訂正す
る。
SO3M J (2)同第3頁下から4行r O(CHx)+ l@O
HJをr O(CHg)z +。OHJと訂正する。
(3)同第8頁18行「5−ナトリウムイソフタル酸」
を「5−ナトリウムスルホイソフタル酸」と訂正する。
(4)同第11頁9行「3.3部」を「33部」と訂正
する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属塩スルホネート基を有する化合物及びポリア
    ルキレンオキシド化合物を共重合成分として含有する縮
    合重合体が配合されたポリアミドからなる繊維であって
    、その複屈折率が36X10”3へ−50X 10”の
    範囲にあることを特徴とする制電性ポリアミド繊維。
JP6007684A 1984-03-27 1984-03-27 制電性ポリアミド繊維 Pending JPS60209014A (ja)

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JP6007684A JPS60209014A (ja) 1984-03-27 1984-03-27 制電性ポリアミド繊維

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JP6007684A JPS60209014A (ja) 1984-03-27 1984-03-27 制電性ポリアミド繊維

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6133382A (en) * 1995-08-31 2000-10-17 Prisma Fibers, Inc. Fiber-forming polyamide composition containing polyamide and a sulfonated polyester concentrate
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