JPS6020872B2 - 電気機械用ブラシ保持器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電気機械用ブラシ保持器であって、ベースプ
レートを有しており、該ベースプレート上には少くとも
２つのブラシ案内部材が固定されており、これらのブラ
シ案内部材の中にはそれぞれ１つの炭素ブラシおよび圧
縮ばねが収納されており、さらにこれらのブラシ案内部
材が該ブラシ案内部材の端部から延びているそれぞれ１
つの側面スリットを炭素線のために有していて、該端都
内には上記圧縮ばねが受容されしかも談端部が該圧縮１
まねのために少くとも１つの定心部材とオーバーラップ
している形式のものから出発するものである。

そのような公知のブラシ保持器では圧縮ばねのための定
心部材が蓋として製作されており、この蓋はブラシ案内
部材に条片の後で係合されていてかつ環状の突出部を有
している。この突出部はばね端部内へ少し突入していて
かつそのばねをブラシ案内部材内で定心している。この
ブラシ保持器では、ブラシ案内部村が定心部村とは別々
に製作されていることが不都合である。さらにブラシ案
内部材の関口上へ曲げられている条片と一体のブラシ案
内部村がばね側の端部に備えられていることが公知にな
っている。これではばね定心部材は設けられていない。
何故ならばその炭素ブラシは方形の横断面を有しており
しかも相応したブラシ案内部材が同時に定心にばねを案
内する部材として役だつからである。その上になお、側
面湾曲部を有している方形のブラシ案内部材のばね側の
端部に圧縮ばねを定心するために、ばね端部上で対角線
に曲げられた条片を製作することが提案された。しかし
ながらこのブラシ保持器では次の通りの欠点がある。即
ち炭素線のための側面スリットがブラシ案内部材のコレ
ク夕側の端部から延びており、従って著しく消耗した炭
素ブラシの状態では炭素線がコレクタに到達しひいては
短絡によって電気機械が損傷され得る。それに対し特許
請求の範囲第１項記載の特徴を有しているブラシ保持器
での本発明の効果は次の通りである。

即ちそれぞれのブラシ案内部材が一体に製作されていて
コスト的に有利であり、円形の横断面を有している圧縮
ばねを炭素ブラシの方形に相応したブラシ案内部材内で
、十分に横方何で案内することができ、さらにブラシ案
内部材を閉鎖することができる。このことは炭素ブラシ
を何回でも容易に交換することと圧縮ばねを確実に定心
することとを可能にする。次に図面につき本発明の実施
例を説明する。

ブラシ保持器は、第１図ではその１片しか図示されてい
ないベースプレート１を有している。このベースプレー
ト１の上にはブラシ案内部材２が固定されている。その
ブラシ案内部材の１つがベースプレート１の該１片上に
図示されており、この場合談ブラシ案内部材がリベット
３で取り付けられていてかつ該ブラシ案内部村の範囲内
で係止片によって付加的に固定されている。このブラシ
案内部材２は１体に薄板ストリップから製作されている
。このブラシ案内部材はほぼ方形の案内部村を有してい
てさらに前記薄板ストリップの端部４および５は互いに
重なる固定連結部材として製作されている。このブラシ
案内部材２の中には炭素ブラシ６および圧縮ばね７が収
納されている。この圧縮ばね７は炭素ブラシ６をコレク
タ８の接触面に押しつける。炭素ブラシ６にはト側面ス
リット】０を適ってブラシ案内部材２から突出している
炭素線９が固定されている。この炭素ブラシ６は陰極ブ
ラシとして役だっので、図示の炭素線９はベースプレー
トーに溶接されている。前記側面スｌｊット１０はブラ
シ案内部材のばね側の端部から延びており、外側へ湾曲
せしめられた案内区分亀１で終わっている。

この区分１１によって炭素線９は、炭素ブラシ６が著し
く消耗してもコレクタ８に接触することを防止される。
前記側面スリット１０‘こ向き合った、ブラシ案内部材
２の側面は、圧縮ばね７の外径に適合した湾曲部１２を
備えている。このブラシ案内部村２の端面に対して平行
の切れ目１３および１４によって、該ブラシ案内部材の
ばね側の端部区分１５に４つの条片１６，１７９１８お
よび１９が製作されている。

この条片１６ないし軍９はそれぞれ１つの定心用切り欠
き２０を有しており、議定心用切り欠き２川ま額斜縁２
１で相応した切れ目１３又は１４に隣接している。
・このように製作された一体のブラシ案内部材
２を有しているブラシ保持器は特に大量生産でコスト的
に有利に製造され得る。

何故ならこのブラシ案内部材２は容易にかつ自動的に加
工され得るからである。このブラシ案内部材の形状は、
振動を止める定心のさまね案内部材とばね保持部材との
組合わせで確実に炭素線を案内することを保証する。こ
の場合炭素ブラシを交換するために、外側から容易な形
式で何回も繰り返し可能に圧縮ばねを導入し、繁定しさ
らにブラシ案内部材を閉鎖することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に従ったブラシ保持器の１実施例を示した
ものであって、第１図はブラシ案内部材を有しているブ
ラシ保持器の部分平面図、第２図はブラシ案内部材のば
ね側端部からの側面図、第３図はブラシ保持器の側面図
、第４図はブラシ案内部材の部分斜視図である。 １……ベースプレート「２……ブラシ案内部材、３・・
・・・・リベット、４，５…・・・端部、６…・・・炭
素ブラシ、７・・・・・・圧縮ばね、８・・・・・・コ
レクタ、９・…・・炭素線、１０・・・・・・側面スリ
ット、１１…・・・区分、１２…“・ミ湾曲部、１３，
１４・・・・・・切れ目、１５・・…・端部区分、１６
，１７，１８，１９・・・・・・条片、２０・・・・・
・定心用切り欠き、２１…・・・傾斜緑。 Ｆｉｇ．ＩＦｉ９．２ Ｆｉｇ，３ Ｆｉｇ・ム

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 電気機械用ブラシ保持器であつて、ベースプレート
   を有しており、該ベースプレート上には少くとも２つの
   ブラシ案内部材が固定されており、これらのブラシ案内
   部材の中にはそれぞれ１つの炭素ブラシおよび圧縮ばね
   が収納されており、さらにこれらのブラシ案内部材が該
   ブラシ案内部材の端部から延びているそれぞれ１つの側
   面スリツトを炭素線のために有していて、該端部内には
   上記圧縮ばねが受容されしかも該端部が該圧縮ばねのた
   めに少くとも１つの定心部材とオーバーラツプしている
   形式のものにおいて、上記のブラシ案内部材２が側面ス
   リツト１０に向き合つた側面１２で圧縮ばね７の外径に
   適合するように湾曲せしめられていてさらにばね側端部
   で圧縮ばね７の端部上で対角線に曲げられた４つの条片
   １６ないし１９を有しており、かつまたこのそれぞれの
   条片１６ないし１９が定心用切り欠き２０を有している
   ことを特徴とする電気機械用ブラシ保持器。 ２ 前記の条片１６ないし１９が、側面スリツト１０お
   よび湾曲部１２を有している、ブラシ案内部材２の側面
   の端部区分１５から形成されている特許請求の範囲第１
   項記載の電気機械用ブラシ保持器。 ３ 前記条片１６ないし１９がその定心用切り欠き２０
   に、圧縮ばね７の外周に接触する傾斜２１を備えている
   特許請求の範囲第１項記載の電気機械用ブラシ保持器。