JPS6020850Y2 - 耐摩耗性チエン - Google Patents
耐摩耗性チエンInfo
- Publication number
- JPS6020850Y2 JPS6020850Y2 JP1977026253U JP2625377U JPS6020850Y2 JP S6020850 Y2 JPS6020850 Y2 JP S6020850Y2 JP 1977026253 U JP1977026253 U JP 1977026253U JP 2625377 U JP2625377 U JP 2625377U JP S6020850 Y2 JPS6020850 Y2 JP S6020850Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin
- clearance
- lubricating oil
- link plate
- chain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Chain Conveyers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、チェ7を構成するリンクプレートのうち外リ
ンクプレートを連結するピンに改良を加えた耐摩耗性チ
ェ7に関する。
ンクプレートを連結するピンに改良を加えた耐摩耗性チ
ェ7に関する。
第1図および第2図に従来のチェ7の一例を示し、間隔
をへだでて設けられた対をなす外リンクプレート4,4
を断面円形のピン1により連結し、外リンクプレート4
,4の内側に位置し間隔をへだでて設けられた内リンク
プレート5,5をピン1の外周にピン1と適宜のクリア
ランス3をへだでて設けられたブツシュ2につり連結シ
てチェ7を構成している。
をへだでて設けられた対をなす外リンクプレート4,4
を断面円形のピン1により連結し、外リンクプレート4
,4の内側に位置し間隔をへだでて設けられた内リンク
プレート5,5をピン1の外周にピン1と適宜のクリア
ランス3をへだでて設けられたブツシュ2につり連結シ
てチェ7を構成している。
かかるチェ7において、ピン1の外周面とブツシュ2の
内周面とは摺接するので、摺接面すなわちクリアランス
3に潤滑油を給油する必要があり、従来より外リンクプ
レート4と内リンクプレート5の隙間から給油を行うよ
うにしているが、図ではわかりやすいようにクリアラン
ス3を拡大して示しているが実際はクリアランス3は小
さいものであって従来のピン構造ではクリアランス3ま
で充分に潤滑油がいき渡らない欠点があった。
内周面とは摺接するので、摺接面すなわちクリアランス
3に潤滑油を給油する必要があり、従来より外リンクプ
レート4と内リンクプレート5の隙間から給油を行うよ
うにしているが、図ではわかりやすいようにクリアラン
ス3を拡大して示しているが実際はクリアランス3は小
さいものであって従来のピン構造ではクリアランス3ま
で充分に潤滑油がいき渡らない欠点があった。
そこで、かかる欠点を除去するために、ブツシュに孔を
あけ、その孔よりピンとブツシュとの間のクリアランス
に潤滑油を入れるようにしたり、ピンの端部から軸芯方
向に孔をあけ、ピンの中央部付近でピンの表面からピン
の中心に向けてあけた孔と連通させ、ピンの端部よりそ
れらの孔を通してピンとブツシュとの間のクリアランス
に潤滑油を入れる等の手段が採られてきた。
あけ、その孔よりピンとブツシュとの間のクリアランス
に潤滑油を入れるようにしたり、ピンの端部から軸芯方
向に孔をあけ、ピンの中央部付近でピンの表面からピン
の中心に向けてあけた孔と連通させ、ピンの端部よりそ
れらの孔を通してピンとブツシュとの間のクリアランス
に潤滑油を入れる等の手段が採られてきた。
しかしながら、いずれの手段もピンあるいはブツシュに
特殊な加工を施さねばならず、生産コストが非常に高く
なる欠点があった。
特殊な加工を施さねばならず、生産コストが非常に高く
なる欠点があった。
したがって、本考案の目的とするところは、前述の従来
の欠点を解消し、ピンとブツシュとの間のクリアランス
に潤滑油が充分に入るようにし、かつ従来のチェ7に比
べて製作工程上に何らの変化がなくコスト高とならない
耐摩耗性チェ7を提供するにある。
の欠点を解消し、ピンとブツシュとの間のクリアランス
に潤滑油が充分に入るようにし、かつ従来のチェ7に比
べて製作工程上に何らの変化がなくコスト高とならない
耐摩耗性チェ7を提供するにある。
このため、本考案に係るチェ7においては、チェ7を構
成する外リンクプレートを連結するピンの外周にピンの
軸線方向に向ってピンの端から端にまで伸びる凹溝が形
成されており、この凹溝を通してピンとブツシュとの間
のクリアランスに潤滑油が供給されるようになっている
。
成する外リンクプレートを連結するピンの外周にピンの
軸線方向に向ってピンの端から端にまで伸びる凹溝が形
成されており、この凹溝を通してピンとブツシュとの間
のクリアランスに潤滑油が供給されるようになっている
。
また、この凹溝はダイス引きによるピン素材成形の際に
同時加工すればよく、製作工程上何らの変化がなくコス
ト高とはならない。
同時加工すればよく、製作工程上何らの変化がなくコス
ト高とはならない。
以下、図面を参照し本考案の実施例につき説明する。
第3図イ9口に本考案の実施例にかかる耐摩耗性チェノ
に用いるピンの一例を示し、ピン6の外周にピンの軸線
方向に向ってピン6の端から端にまで伸びる凹溝7が2
条形成されている。
に用いるピンの一例を示し、ピン6の外周にピンの軸線
方向に向ってピン6の端から端にまで伸びる凹溝7が2
条形成されている。
凹溝は図示のように直線状のものであってもよくまたラ
セン状のものがあってもよい。
セン状のものがあってもよい。
また凹溝の断面形状は図示の半円形状に限らずその他三
角形状あるいは四角形状であってもよい。
角形状あるいは四角形状であってもよい。
このようなピン6を製造するには、ピン素材をダイス引
きする際のダイスとして凹溝7に合せた凸部を設けたダ
イスを用い従来とまったく同様の仕方でダイス引きすれ
ばよく、量産が可能で従来のピンに比ベコスト高となる
ことは全くない。
きする際のダイスとして凹溝7に合せた凸部を設けたダ
イスを用い従来とまったく同様の仕方でダイス引きすれ
ばよく、量産が可能で従来のピンに比ベコスト高となる
ことは全くない。
第4図および第5図に前述のピンを用いてチェノを組立
た状態を示し、ピン6以外は第1図および第2図に示す
従来のチェノと格別相違するところはない。
た状態を示し、ピン6以外は第1図および第2図に示す
従来のチェノと格別相違するところはない。
すなわち間隔をへだでて設けられた対をなす外リンクプ
レート4,4は前述のピン6により連結されており、外
リンクプレート49,4の内側に位置し間隔をへだてて
設けられた内リンクプレート5,5はピン6の外周にピ
ン6と適宜のクリアランス3をへだでて設けられたブツ
シュ2により連結されてチェノを構成している。
レート4,4は前述のピン6により連結されており、外
リンクプレート49,4の内側に位置し間隔をへだてて
設けられた内リンクプレート5,5はピン6の外周にピ
ン6と適宜のクリアランス3をへだでて設けられたブツ
シュ2により連結されてチェノを構成している。
8はローラである。
第4図および第5図に示すチェノにおいてピン6とフッ
シュ2との間のクリアランス3に潤滑油を給油するに際
して、矢印で示すように外リンクプレート4と内リンク
プレート5との隙間より潤滑油を供給すれば、その潤滑
油はピン6に形成した凹溝7を通って容易にクリアラン
ス3に入り込む。
シュ2との間のクリアランス3に潤滑油を給油するに際
して、矢印で示すように外リンクプレート4と内リンク
プレート5との隙間より潤滑油を供給すれば、その潤滑
油はピン6に形成した凹溝7を通って容易にクリアラン
ス3に入り込む。
したがってピン6とブツシュ2との摺動面には必要な潤
滑油が常に存在し、潤滑油不足による摺動面の摩耗は防
止されてチェノの耐摩耗性が著しく向上する。
滑油が常に存在し、潤滑油不足による摺動面の摩耗は防
止されてチェノの耐摩耗性が著しく向上する。
このため、チェノの摩耗による伸びは抑えられチェノと
鎖車との噛合い不良を起こす等の不都合は大幅に減少す
る。
鎖車との噛合い不良を起こす等の不都合は大幅に減少す
る。
本考案によれば、次のような優れた作用効果が得られる
。
。
(1)チェノを組立てた状態で側面から容易に給油がで
きる。
きる。
(11)潤滑油は無駄なくピンとブツシュとの間のクリ
アランス、すなわちピンとブツシュとの摺動面に入り従
来のものに比べて潤滑油を節約することができる。
アランス、すなわちピンとブツシュとの摺動面に入り従
来のものに比べて潤滑油を節約することができる。
(iii) ピンの製作にはダイスからピン素材を引
抜く工程のみで製作工程上の変更はなく、従来のピンに
比べて何らコスト高とならない。
抜く工程のみで製作工程上の変更はなく、従来のピンに
比べて何らコスト高とならない。
(IV) チェノを構成する内外リンクプレート、ブ
ツシュ等に特別な施工を施すことな〈従来のものをその
まま使用できコストアップにはならない。
ツシュ等に特別な施工を施すことな〈従来のものをその
まま使用できコストアップにはならない。
(V) リンクプレートのピン孔とのピンの係合面積
があまり減らず、かえってリンクプレートのピン孔周囲
の一部がピンに形成した凹溝に噛み込みリンクプレート
のピン孔内でのピンの回転防止が確実なものとなる。
があまり減らず、かえってリンクプレートのピン孔周囲
の一部がピンに形成した凹溝に噛み込みリンクプレート
のピン孔内でのピンの回転防止が確実なものとなる。
なお、ピンに比べてリンクプレートの硬度は小さいもの
である。
である。
(vi+ 内外リンクプレートの間の隙間が小さい場合
でもピンの端面からピンに形成した凹溝を通してピンと
ブツシュとの間に潤滑油を供給することができる。
でもピンの端面からピンに形成した凹溝を通してピンと
ブツシュとの間に潤滑油を供給することができる。
第1図および第2図は従来のチェノを示し、第1図は側
面図、第2図は第1図の■−■線断面図である。 第3図イ9口は本考案の実施例で使用されるピンを示し
、イは側面図、0!よ正面図である。 第4図ないし第7図は本考案の実施例にかかるチェノを
示し、第4図は側面図、第5図は第4図の■−■線断面
図、第6図は第5図のVI−VI線断面図、第7図は第
5図の■−■線断面図である。 2・・・・・・ブツシュ、3・・・・・・クリアランス
、4・・・・・・外リンクプレート、5・・・・・・内
リンクプレート、6・・・・・・ピン、7・・・・・・
凹溝、8・・・・・・ローラ、9・・・・・・摺接面。
面図、第2図は第1図の■−■線断面図である。 第3図イ9口は本考案の実施例で使用されるピンを示し
、イは側面図、0!よ正面図である。 第4図ないし第7図は本考案の実施例にかかるチェノを
示し、第4図は側面図、第5図は第4図の■−■線断面
図、第6図は第5図のVI−VI線断面図、第7図は第
5図の■−■線断面図である。 2・・・・・・ブツシュ、3・・・・・・クリアランス
、4・・・・・・外リンクプレート、5・・・・・・内
リンクプレート、6・・・・・・ピン、7・・・・・・
凹溝、8・・・・・・ローラ、9・・・・・・摺接面。
Claims (1)
- 間隔をへだでて設けられた対をなす外リンクプレートを
断面円形のピンにより連結し、外リンクプレートの内側
に位置して間隔をへだでて設けられた内リンクプレート
を前記ピンの外周にピンと適宜のクリアランスをへだで
て設けられたブツシュにより連結してなるチェ7におい
て、外リンクプレートを連結する前記ピンの外周にピン
の軸線方向に向ってピンの端から端にまで伸びる凹溝が
形成されていることを特徴とする耐摩耗性チェ7゜
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977026253U JPS6020850Y2 (ja) | 1977-03-07 | 1977-03-07 | 耐摩耗性チエン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977026253U JPS6020850Y2 (ja) | 1977-03-07 | 1977-03-07 | 耐摩耗性チエン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53122558U JPS53122558U (ja) | 1978-09-29 |
JPS6020850Y2 true JPS6020850Y2 (ja) | 1985-06-21 |
Family
ID=28868159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977026253U Expired JPS6020850Y2 (ja) | 1977-03-07 | 1977-03-07 | 耐摩耗性チエン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6020850Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008106901A (ja) * | 2006-10-27 | 2008-05-08 | Hitachi Metals Techno Ltd | チェーン |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50117252U (ja) * | 1974-03-07 | 1975-09-25 |
-
1977
- 1977-03-07 JP JP1977026253U patent/JPS6020850Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53122558U (ja) | 1978-09-29 |
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