JPS6020758B2 - 電子楽器のキ−アサイナ - Google Patents

電子楽器のキ−アサイナ

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JPS6020758B2
JPS6020758B2 JP52012550A JP1255077A JPS6020758B2 JP S6020758 B2 JPS6020758 B2 JP S6020758B2 JP 52012550 A JP52012550 A JP 52012550A JP 1255077 A JP1255077 A JP 1255077A JP S6020758 B2 JPS6020758 B2 JP S6020758B2
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key
signal
block
circuit
gate
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秀雄 鈴木
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Nippon Gakki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は電子楽器のキーァサィナに関し、特に同時発
音数の制御が容易に行なうようにしたキーアサィナに関
するものである。
多数の鍵を有し、該鍵の数よりも少ない発音チャンネル
(同時最大発音数に対応)を有する電子楽器において複
数の楽音を同時に発音し得るようにするには、押鍵によ
って選択された音の発音を上記発音チャンネルのいずれ
かのチャンネルに筈il当てる処理を実行する必要かお
る。
この稀の処理毛を行なうのが“キーアサィナ”であり、
このキーアサイナは一般的に鍵盤部の操作鍵を検山して
該操作鍵を表わす鍵情報を取り出すキーコータと、この
キーコーダから供給される鍵情報を各発音チャンネルに
割当てるチャンネルプロセッサとから構成されている。
このようなキーアサィナとしては、例えば特願昭47−
125514号、特開昭49−84216号、特磯昭5
0一10087計号、特椿開昭52一24518号の明
細書中に開示されたものがある。
しかし、これら従来のキーァサィナは、前述の発音チャ
ンネル数が固定された回路構成となっているために発音
チャンネル数の切替が行なえない欠点を有している。例
えばチャンネル数をある特定数に期定化したキーアサィ
ナを、該特定数より少ない楽音形成チャンネルを持つ他
の電子楽器に対しては使用できず、したがってキーアサ
イナに汎用性を持たせることができない。
また、この発音チャンネル数の切替は次のような場合に
必要となるものである。すなわち、1つの押鍵に対し複
数の楽音(例えばピアノとパイプオルガンの合奏を行な
った場合のような発音効果)を得たい場合がある。これ
を行なうには、あるチャンネルの楽音形成回路に対して
並列に他の音色の楽音を形成する楽音形成回路を接続す
ることによって達成される。このように全ての発音チャ
ンネルに対し楽音形成回路を複数設けておけば良いもの
であるが、このような回路を複数個並設して設けること
は装置が複雑となるとともに価格が大幅に上昇してしま
う。したがって、この発明による目的は、割当て可能な
発音チャンネル数の変更制御が容易に行なえ、汎用性を
向上させた電子楽器のキーアサィナを提供することであ
る。
この発明はこのような目的を達成するために、各発音チ
ャンネルに割当てられた鍵を表わす鍵情報を記憶する第
1の記憶手段と、上記割当てられた鍵の押鍵状態を表わ
す押鍵情報を記憶する第2の言己億手段と、第1、第2
、第3の制御手段とを設け、第1の制御手段によって、
新たに鍵が押圧されたとき、第2の記憶手段に押鍵情報
が記憶されていない発音チャンネルのいずれか割当てチ
ャンネルとして指定し、このチャンネルに対応して第1
の記憶手段に新たな鍵情報を記憶させるとともに第2の
記憶手段に押鍵情報を記憶させ、又、第2の制御手段に
よって、鍵が雛鍵されたことを検出し、第2の記憶手段
におけるこの鍵が割当てられている発音チャンネルの押
鍵情報の記憶を解除し、又、第3の制御手段によって、
割当て可能発音チャンネル数の変更が脂示された状態で
かつ各発音チャンネルに対して選択的に割当て阻止が指
示されたことを検出し、第2の記憶手段の上記割当て阻
止チャンネルに強制的に押鍵情報を記憶させるようにし
たものである。以下図面を用いてこの発明による電子楽
器のキーアサィナを詳細に説明する。
第1図はこの発明によるキーアサィナが使用された電子
楽器の一実施例を示す全体構成図であって、大別すると
、各鍵に対応してそれぞれ設けられたキースィッチのう
ち、押鍵によって動作(メーク接点の場合は閉成動作、
ブレーク接点の場合は開動作)したキースィッチを検出
し、この検出したキースィツチを表わす信号、すなわち
キーコードKCを発生するキーコーダ100とキーコー
ダ100から供給されるキーコードKCを同時発音が可
能なチャンネル(鍵の数よりはるかに少ない)のうちの
いずれかのチャンネルに割当てる動作を実行するチャン
ネルプ。
セッサ200とから構成されるキーアサィナ300と、
このキーアサィナ300から供給されるキーコードKC
に対応した音高電圧KVを発生するキーコード音高電圧
変換部400と、チャンネルプロセッサ2001こよっ
て各チャンネルに割当てられた動作キースィッチの押鍵
および離鍵に対応して前記音高電圧KVを制御するチャ
ンネル別音高電圧制御部500と、チャンネル別音高電
圧制御部500の各チャンネルから供給される音高電圧
KVにそれぞれ対応した楽音信号を各チャンネル別に発
生する楽音形成部600と、前述した各部に種々のタイ
ミング信号を供給するタイミング信号発生部700とか
ら構成されている。キーコーダ100においては、多数
のキースィツチ101a〜101nを有するキースィッ
チ回路102が設けられており、このキースィッチ回路
102の各キースィッチ101a〜101nは複数のブ
ロック(例えば各オクターブ毎のグル−プ)に分けられ
ているとともに、各ブロック内のキースィッチを複数の
ノート(例えばC,C#,D,・・・Bの12音名の鍵
)に区分し、各キースィッチ101a〜101nの一方
の端子(可動接点)a側を各ブロックの同一ノート毎に
共通接続して各ノ−ト別に配線N,〜Nmを引き出すと
ともに、他方端子(固定様子)b側を同一ブロック毎に
共通接続して各ブロック別に配線B〜BIを引き出して
いる。
したがって、このキースィッチ回路102は、ブロック
配線B〜BIを「行」とし、ノート配線N,〜Nmを「
列」としたマトリクス(行例配線)の各交点部分の行列
間に各キースィッチ101a〜101nがそれぞれ接続
されていることになる。この結果、キースィッチ回路1
02から引き出されている全配線数、つまりブロック配
線B〜BIとノート配線N,〜Nmの総合計配線数は全
Zキースィッチ101a〜101nの数に比べてはるか
に少ないものとなっている。例えば全キースィッチ10
1a〜101nの数が「1×m」個であるとすると、こ
の場合のキースィツチ回路102から引き出される全配
線数はノート数m十ブロック数1であり、その数は「m
+1」本となる。このように構成されたキースィッチ回
路102の各キースィッチ101a〜101nは、ノー
ト配線N,〜Nmを介してノート検出回路103に接続
されており、またブロック配線B〜BIを介してブロッ
ク検出回路104に接続されている。この場合、全キー
スイツチ101a〜101n中のすべての動作キースィ
ッチの検出は、数種類の検出動作状態(以下、単にステ
ートという)を順次実行することによって検出動作が完
了するようになっている。
その第1ステート(ST,)は、ノート検出回路103
からノート配線N,〜Nmを介してすべてのキースィツ
チ101a〜101nの可動接点側aに信号を印加し、
動作中のキースィッチのみの固定接点側bを通して当該
動作中のキースイッチが属するブロックのブロック配線
B〜BIに前記印加信号を導き出し、この導き出された
信号をブロック検出回路104に供給して記憶する。こ
れにより、どのブロック動作中(オンされている)のキ
ースィツチ(1個あるいは複数個)が存在するかが検出
される。なお、この第1ステートにおけるブロック検出
回路104の記憶タイミングは、タイミング信号発生部
7001こ同期して作動している状態制御回路105か
ら供孫舎される第1ステート信号によって決定される。
そして、ブロック検出回路104の記憶動作が完了する
と、状態制御回路105はこれを検出して第2ステート
の制御を行なう。次に、第2ステート(ST2)におい
ては、ブロツク検出回路104に記憶されたブロック(
1ブロックあるいは複数ブロック)のうちあらかじめ定
められた優先順位にしたがって1ブロックを抽出し、ブ
ロック検出回路104から抽出されたブ。
ックに対応するブロック配線B〜BIを介して当該ブロ
ックに含まれる各キースィツチの固定接点b側に信号を
印加し、これによって当該ブロック内の各ノートのキー
スィッチの可動接点a側のノート配線N,〜Nmから該
信号を導き出してノート検出回路103に記憶させる。
このようにすれば、動作中のキースィッチ101a〜1
01nに対応するノート配線N,〜Nmのみにブロック
検出回路103からの信号が伝達されることになり、こ
の信号をノート検出回路103に記憶させることによっ
て、抽出されたブロックにおける動作中のキースィッチ
(1個あるいは複数個)のノートが検出されることにな
る。また、ブロック検出回路104において抽出された
ブロック信号は、該ブロックを表わす複数ビット(この
場合は3ビット)のブロックコード信号(以下、ブロッ
クコードBCという)に変換してサンプルホールド回路
106に供給して記憶させる。なお、この第2ステート
におけるブロック検出回路104の1ブロック抽出タイ
ミングおよびノート検出回路103における記憶タイミ
ングは、前述した第1ステートの場合と同様に、状態制
御回路105から供給される第2ステート信号によって
決定されている。そして、ノート検出回路103の記憶
動作が完了すると、状態制御回路105はこれを検出し
て第3ステートの制御を行なう。次に第3ステート(S
T3)は、前記第2ステートに続く動作状態であり、前
言己第2ステートにおいてノート検出回路103に記憶
されたノート(1個あるいは複数個)をシステムクロッ
クに同期し、かつあらかじめ定められた優先順位にした
がって順位抽出し、この抽出したノート信号を該ノート
を表わす複数ビット(この場合は4ビット)のノートコ
ード信号(以下、/ートコードNCという)に変換して
サンプルホールド回路1006に順次供給する。
この第3ステートは、ノート検出回路103に記憶され
ているノートに関してのみ実行されるものであるために
、時間的な無駄は一切生じない。例えばノート検出回路
103に3種類のノートが記憶されていると、あるブロ
ックに関する第3ステートは3クロック時間で終了する
。そして、ノート検出回路103に記憶されているノー
トコード信号がすべて読み出されると、状態制御回路1
05がこれを検出して次のステートに制御する。この場
合、ブロック検出回路104にまだブロック信号の記憶
が存在する場合には前記第2ステートおよび第3ステー
トの制御にもどり、これらのステートを前記同機に実行
する。またブロック検出回路104にブロック信号の記
憶が存在しない場合にはキースィッチ回路102のブロ
ック配線B〜BIに残されている電荷(配線の浮遊容量
または各配線にそれぞれ接続された微少コンデンサに充
電された電荷)をすべて放電させてリセットした後に再
び前記第1ステートに移行する。一方、サンプルホール
ド回路106は、第2ステートの状態においてブロック
検出回路104から供給されるブロックコードBCを記
憶保持しており、ノート検出回路103から供給される
ノートコードNCと同期させて出力する。
したがって、サンプルホールド回路106からは、ブロ
ックコードBCとノートコードNCが組合された7ビッ
ト構成によるキーコードKCが送り出されることになり
、このキーコードKCによって動作キースィッチを容易
に識別することができる。このようにして、全動作キー
スィッチの検出が終了するまでには、第1ステート(S
T,)→第2ステート(ST2)→第3ステート(SL
)・・・というようにステップするが、プ。
ツク検出回路104に最初に言己臆したすべてのブロッ
クに関するブロックコードBCを送出しかつ最後のブロ
ックにおける動作キースィツチのノートに関するノート
コードNCを送出し終えると、フロック検出回路104
およびノート検出回路103の記憶がすべてが抽出され
て全くなくなるために、これによって第4ステート(S
To)、すなわち待期状態となる。そして、キースィッ
チ回路102、ノート検出回路103およびブロック検
出回路104の動作がすべてリセットされたことを確認
すると再び第1ステート(ST,)にもどり、以後は前
述したように第2ステート(SL)、第3ステート(S
L)の状態を繰返して第4ステート(STo)、つまり
待期状態に達することにより、全キースィツチの検出動
作が1通り繰返される。キーコーダ100のサンプルホ
ールド回路106から送り出されるキーコードKCは、
チャンネルプロセッサ200に供給され、ここにおいて
楽音信号を形成するチャンネルが割当てられる。
この場合、サンプルホールド回路106から送り出され
るキーコードKCは一定期間保持されており、この保持
時間はチャンネルプロセッサ200において1つの割当
て処理が実行される動作時間に対応している。次に、チ
ャンネルプロセッサ200は、キーコードメモリ201
と、キーオン・オフ検出回路202と、トランケート回
路203および押鍵状態メモリ204とによって構成さ
れている。
キーコードメモリ201は同時発音可能なチャンネル数
に対応する特定数の記憶回路を備えており、この記憶回
路は循環型シフトレジスタで構成すると好都合である。
この場合、チャンネル数がA、キーコードKCのビット
数がBであるとすると、B個の記憶単位を有するAステ
ージ(1ステージ=Bビット)のシフトレジス夕が用い
られ、記憶された(既に割当てられた)キーコードKC
はクロツクパルスによって順次シフトして時分割的に送
り出されて楽音波形発生のための制御信号として利用さ
れるとともに、このシフトレジスタの入力側に帰環され
て循環するようになっている。キーオン・オフ検出回路
202は、キーコーダ100から供給される入力キーコ
ードKCとキーコードメモリ201から順次時分割的に
送り出される全記憶キーコードKCとを比較し、一致し
た場合には入力キーコードKCと同一のキーコードKC
があるチャンネルにすでに割当てられているものとして
キーコードメモリ201への記憶を阻止し、つまりチャ
ンネルの割当てを中止する。
また、上述した比較結果が不一致の場合には、新たなキ
ーが操作されたものであるから、この入力キーコードK
Cをキ−コードメモリ201の空いているチャンネルの
すべてに記憶させる。更に、上述した比較結果が不一致
でかつ全チャンネルに他のキーコードKCが既に割当て
られている場合には、トランケート回路203によって
すでに離鍵されている音で最も減衰が進んでいる音が割
当てられているチャンネルを検出し、このチャンネルに
記憶されているキーコードKCを入力キーコードKCに
強制的に書き変えるように制御する。また、このキーオ
ン・オフ検出回路202は、各チャンネルへの入力キー
コードKCの割当て状態をその都度押鍵状態メモリ20
4に供給して記憶させ、その読み出し出力によって後述
する各チャンネルの発音動作制御を行なわせるとともに
、離鍵を検出して押鍵状態メモリ204の対応するチャ
ンネルの記憶内容を変更し、そのチャンネルの発音を所
定の条件に従いながら、つまり徐々に減衰させる等の制
御を行ないながら発音を終了させる。以後の動作におい
ては、押鍵状態メモリ204に記憶された内容から空チ
ャンネルを選択し、キーコードメモリ201の対応する
チャンネルのステージに入力キーコードKCを記憶する
。なお、キーコードメモリ201と押鍵状態メモリ20
4は互いに同期した状態で各チャンネルに対応した部分
が時分割的に選択されて信号の記憶が行なわれるように
なっている。次に、キーコード音高電圧発生部400は
、サンプリング回路401と、サンプリング周期を制御
するサンプリング制御回路402と、デジタルアナログ
変換回路403とによって構成されている。
そして、このキーコード音高電圧発生部400‘ま、チ
ャンネルプロセッサ200から供給されるキーコードK
Cをサンプリング回路401においてサンプリングし、
このサンプリングしたキーコードKC′をデジタル・ア
ナログ変換回路403に供給する。この場合、サンプリ
ング回路401はサンプリング制御回路402の出力に
よってサンプリング周期が決定されており、その周期は
キーコードメモリ201の内容をシフトするためのクロ
ツクをチャンネル数よりも1個多くカウントした時間と
なっている。したがって、サンプリング回路401は、
キーコードメモリ201のシフトがほぼ一巡する毎に、
順次異なるチャンネルに対応したキーコードKCをサン
プリングするとともに、このサンプリングしたキーコー
ドKC′を次のサンプリング時まで出力し続けることに
なり、これによって減速サンプリングを行なっている。
これは、前述したキーコーダ100およびチャンネルプ
ロセッサ200がキースイツチ101a〜101nの状
態(押鍵状態および離鍵状態)の検出およびチャンネル
への割当てを迅速に行なう必要があるのに対し、音高電
圧を扱う部分は並列処理を行なっているために高速動作
を必要としないのと、アナログ信号の音高電圧を高速で
扱うと動作が追従しない。すなわち回路系および配線系
における微少静電容量によって波形がなまり、これによ
ってキーコードKCに一致した正確が楽音が得られなく
なる。このような種々の理由によってキーコードKCの
減衰サンプリングを行ない、減速サンプリングされたキ
ーコードKC′を形成する。サンプリング回路401の
出力側に接続されたデジタル・アナログ変換回路403
が上述したキーコードK〇を対応する音高電圧KVに変
換する部分である。このデジタル・アナログ変換回路4
03は、前述したようにサンプリング回路401で減速
サンプリングされたキーコードKC′を入力とし、この
キーコードK〇をブロックコードBC′とノートコード
N〇に分けてそれぞれをデコードする。そして、ブロッ
クコードBC′のデコードされた出力によって低抗分圧
回路から該ブロックに対応する電圧信号を送り出し、こ
の取り出した電圧信号をノートコードNC′をデコード
した出力によって該ノートに対応してさらに分圧するこ
とより当該キーコードK〇に対応した音高電圧KVを発
生する。この音高電圧KVは、サンプリング制御回路4
02から供給される制御信号によって、サンプリング回
路401の各サンプリングされたキーコードKC′が割
当てられたチャンネルと同一のチャンネルに分配される
。この場合、各チャンネルへの音高電圧KVの分配動作
は、前述した押鍵状態メモリ204と同期して作動して
おり、選択されるチャンネルも一致している。次に、チ
ャンネル別音高電圧制御部500は、各チャンネル別に
それぞれ独立して設けられた音高電圧制御回路501a
〜501Mこよって構成されている。この音高電圧制御
回路501a〜501hは、前記デジタル・アナログ変
換回路403から供給される音高電圧KVを各チャンネ
ル別に入力し、かつ押鍵状態メモリ204から供給され
るキーオン信号によってゲート回路を開くことにより音
高電圧KVをコンデンサに記憶し、このコンデンサの端
子電圧を後述する楽音形成部60川こ送出するように構
成されている。楽音形成部60川ま各チャンネル別に設
けられた楽音形成回路601a〜601hを有している
この楽音形成回路601a〜601hは、この実施例に
おいては図示しない電圧制御型可変周波数発振器(以下
VCOと称する。)電圧制御型可変フィル夕(以下VC
Fと称する。)および電圧制御型可変利得増幅器(以下
VCAと称する。)と、前記各部(VC○,VCF,V
CA)の制御タイミングおよび制御量をプログラムする
ェンベロープジエネレータ(EGとからなる、いわゆる
シンセサィザ方式で構成されており、音高電圧制御回路
501a〜501hから音高電圧KV′が供給されると
、VCOが入力音高電圧KV′に対応した周波数の発振
を行なう。この発振出力はVCFおよびVCAを介して
楽音信号として送出され、ミキシング用の低抗800a
〜800Mこおいて他のチャンネルを坦当する楽音形成
回路から送出される楽音信号と混合された後に出力端子
801を介して図示しないスピーカ−に供給されるよう
になっている。
この場合、VC○,VCFおよびVCAをエンベロープ
ジエネレータ(EG)から発生する制御波形信号で制御
することにより、制御波形信号にしたがってVCOでは
発振周波数が微少に変化し、またVCFではその周波数
特性が変化して自然性、音楽性豊かな楽音信号を形成し
、更にVCAでは制御波形にしたがって楽音ェンベロー
プを制御する。このェンベロープジェネレ‐夕(EG)
は、電子楽器の図示しない操作パネルに設けられている
調整レバ−の制御下におかれており、その制御開始タイ
ミングは、押鍵状態メモリ204から供給されるキーオ
ン信号によって行なわれている。タイミング信号発生部
70川ま、図示しない基準発振器から供給される基準ク
ロック信号(システムクロック)をカウントして種々の
同期信号を作り、この同期信号を上述した各部に供給し
て全体としての動作上の同期を得ている。
以上の説明が、この発明による電子楽器の一実施例を示
す全体構成略示ブロック図(第1図)に対する要部構成
とその動作の説明である。
以下、この発明によるキーアサィナを具体化回路で表わ
した図面およびその動作波形図を用いてその構成および
動作を詳細に説明する。なお、具体化された回路の説明
に入る前に、回路中における記号の特殊使用について説
明する。
第2図a〜fは使用記号の一例を示すものであって、第
2図aはィンバータ、同図b,cはアンドゲ−ト、同図
d,eはオアゲート、同図fは遅延フリツプフロップを
それぞれ表わしている。この場合、上記アンドゲートあ
るいはオアゲートにおいて、入力数が少ない場合には同
図b,dに示すような通常の表示図法を採用し、入力数
が多い場合には、同図c,eに示す特殊な図法を採用す
る。同図c,eにおいては、回路の入力側に1本の入力
線を描き、複数の信号線をこの入力線に交差させ、同回
路に入力されるべき信号の信号線と入力線との交叉点を
丸印で囲むようにしている。したがって、同図cの例の
場合、論理式はQ=A・B・Dとなり、同図eの例の場
合における論理式はQ=A+B+Cとなる。第3図は、
第1図に示すタイミング発生部700の要部を示す具体
的な回路図であり、この電子楽器における動作の基準と
なる制御信号を発生する部分である。
したがって、まずこのタイミング発生部700を最初に
説明する。このタイミング発生部70川ま、カスケード
接続された4個のフリツプフロツプで構成される4ビッ
トのカウン夕701と、チャンネル数に一致するビット
(この実施例においては、以下8チャンネル構成の回路
として説明する。)を有するシフトレジスタ702とか
らなる。カウン夕701は図示しない基準発振器の出力
パルス◇を2分周した出力パルスマ,,◇2のうち、第
4図aに示すクロックパルス◇,を入力としてカウント
する。このクロツクパルスJ,のパルス間隔は例えばI
Asの極めて高速パルスとなっており、このパルス間隔
を以下『チャンネル時間』と称することになる。この電
子楽器における同時発音数を8音とすると全チャンネル
数は8チャンネルであり、クロツクパルスめ,によって
順次区切られる1仏s幅のタイムスロットは、第1チャ
ンネル〜第8チャンネルに順次対応して駆動される。こ
れは、前述したチャンネルプロセッサ20川こおいて、
複数の楽音を同時に発音可能とするために各種の記憶回
路や論理回路を時分割的に共用させて、ダイナミック論
理的に構成しているためである。また、上述したチャン
ネル時間は、第4図bに示すように各タイムスロットを
順に第1チャンネル時間〜第8チャンネル時間とすると
、各チャンネル時間は8チャンネル時間毎に循環して発
生されることになる。つまり、カウンタ701の入力端
子にクロックパルスふ,が図示しない発振器から供聯合
されると、このカウンタ701はクロック信号で,を順
次カウントし、このカウント結果を並列4ビット構成に
よるバイナリーデシマルコード出力とし出力される。こ
の出力のうち、最上位のフリップフロツプ タの出力は
、ィンバータ703dを介して第4図cに示すように第
1チャンネル時間〜第8チャンネル時間の範囲にわたっ
て出力を送出するパルスS,〜S8として取り出される
。また、最上位のフリップフロップからは、そのままの
状態で第4図dにZ示すようにパルスS,〜S8を反転
した状態のパルスS9〜S,6が取り出されている。ま
た、カウンタ701から出力される並列4ビット出力信
号は、アンドゲート704において一致を求めることに
よってフルカゥント状態が検出され、このフルカゥZン
ト時における出力を第4図eに示すようにパルスS,6
として取り出し、またこのパルスS,6をインバータ7
05を介して取り出すことによって第4図fに示すよう
にパルスS,6を得ている。つまり、このパルスS,6
はチヤンネルプロセツサ200における一回の割当て処
理動作時間毎(16〆s)に発生されるものであり、各
チャンネル時間が2循環する時間を必要としている。こ
れはチャンネルプロセッサ200が、始めの8チャンネ
ル時間で入力キーコードKCとすでに割当て処理が完了
している記憶キーコードKCとの比較を行ない、続く8
チャンネル時間で書き込み処理を行なっているためであ
り、上述した第4図c,dに示すパルスS,〜S8とパ
ルスS9〜S,6は前半の8チャンネル時間と後半の8
チャンネル時間を分離している。また、アンドゲート7
06はカウンタ701から出力される並列4ビット出力
の内の第1〜第3出力の一致をアンドゲート706にお
いて求めることにより、第4図gに示すように第8チャ
ンネル時間に出力を発生するパルスS8,S,6を得て
いる。このアンドゲート706から送出されるパルスS
8,S,6は8ビットのシフトレジスタ702に供給さ
れて順次シフトアップされ、各ビットの出力端からは第
4図j〜Qに示すように第1〜第8チャンネル時間を順
次サンプリングした状態のパルスBT,〜BT8が得ら
れる。したがって、シフトレジスタ702の各ビット出
力は第1〜第8チャンネル時間に対応したタイミング信
号をパラレルに取り出していることになる。更に、シフ
トレジスタ702の第1〜第7ビット出力は、オアゲー
ト707を介して取り出しており、アンドゲート708
においてこのオアゲート707の出力とカゥンタ701
の最上位ビット出力との一致を求めることによって、第
4図hに示すクロックパルスJ^を得ている。また、ア
ンドゲート706はオアゲート707の出力をインバー
タ703dの出力との一致を求めることによって第4図
iに示すクロツクパルス08を得ている。このようなパ
ルス信号およびクロツクパルスをタイミング信号として
各部の動作が実行されている。
以下、上述したタイミング信号を用いてキーアサィナ3
00部分の動作をそのブロック毎に順次詳細に説明する
。キーコーダ100 第5図はキースィッチ回路102およびノート検出回路
103の一実施例を示し、第6図は第5図に示すキース
ィッチ回路102に接続されるブロック検出回路104
の一実施例を示し、第7図は上述したノート検出回路1
03、ブロック検出回路104およびサンプルホールド
回路106の動作制御を行なう状態制御回路105の一
実施例を示し、第8図は第5図および第6図に示すノー
ト検出回路103およびブロック検出回路104から送
り出されるノートコードNCおよびブロックコードBC
をサンプリングしてタイミングを合わせるサンプルホー
ルド回路106の一実施例を示しており、これらによっ
てキーコーダ100が構成されている。
キースイツチ回路102には、電子楽器の鍵盤の各鍵に
対応して設けられた多数のキースイッチ101a〜10
1nが配設されており、各キースィッチ101a〜10
1nの一方の端子(固定端子)側は各ブロックU5〜U
,毎に共通接続された後に、ブロック配線B〜B5を介
5して第6図に示すブロック入出力兼用端子106a〜
106eに接続されている。また、各キースイツチ10
1a〜101nの他方の端子(可動端子)側にはそれぞ
れ回り込み防止用のダイオード107a〜107nが直
列接続され、同一のノ−0トC,B,A#・・・D,C
#毎に共通接続されてノート配線N,〜N,2を介して
ノート入出力兼用端子108a〜1081に接続されて
いる。この場合、2段鍵盤における鍵数は一般に61鍵
である。これをU,〜U5の5ブロック(5オクターブ
)に分割すると、最低オクターブのCの鍵(以下CLノ
ートと称する。)が1個だけ残ってしまうために不都合
が生ずる。また、この1個の為にブロックを1個増加す
るのも不経済である。このため、第5図に示す実施例に
おいては、CLノートをブロックU,に含めてこのブロ
ックだけ13個のキースイツチを坦当させている。すな
わち、CL/一トに対応するキ−スイッチ101nの一
方の端子は、ブロック配線Bに接続され、またその他方
の端子はノート配線N.3を介してノート入出力兼用端
子108mに接続されている。ところで、一般に鍵盤部
分(キースィッチ回路102)と電気回路部分(ノート
検出回路103およびブロック検出回路104)とは離
れているために、キースィッチ回路102とノート検出
回路103を結ぶ配線N,〜N,3およびキースイツチ
回路102とブロック検出回路104を結ぶ配線B〜&
は長く引き回されることになり、そこに配線容量Cnと
Cbが生ずる。
説明の便宜上、ノート配線N,〜N,3側の配線容量は
すべてCnで取扱うことにし、ブロック配線B.〜&側
の配線容量はすべてCbで取扱うことにする。ここで、
各配線N,〜N,3,B〜Bに生ずる配線容量は夫々別
個のものである。この実施例では、かかる配線容量Cn
,Cbを積極的に利用するように構成している。一方、
ノート検出回路103は、信号送出回路109a〜10
9mと、検出ノート記憶回路110a〜110mと、ノ
ート優先ゲート回路111a〜111mが各ノートC,
B・・・C#,CL別に3設けられている。
この場合ノートC,C#,CLに関する信号送出回路1
09、検出ノート記憶回路110およびノート優先ゲー
ト回路111についてのみ詳細に図示したが、他のノー
トに関する部分も同一構成となっている。信号送出回路
1039a〜109mは、各ノートC〜CL毎に設けら
れたトランジスタ112のスイッチング動作によって電
圧VDoをノート入出力兼用端子108a〜108mに
印加し、ノート配線N,〜N,3側の各配線容量Cnを
充電するようになっている。また、4ノート入出力兼用
端子108a〜108mからの信号は、インバーター1
3、アンドゲート114,115、オァゲート116、
遅延フリップフロップ117とによって構成される検出
ノート記億回路110a〜110mに供給され、状態制
御回路105から供孫合される後述するパルスST2に
よって各ノート別に記憶が行なわれる。また、この検出
ノート記憶回路110a〜110mの内の夕少なくとも
いずれか1個の回路に検出ノート信号が供総合されると
、オアゲート1 18からェニーノート信号ANが送り
出されるようになっている。このようにして記憶された
検出ノート記憶回路110a〜110mの記憶出力は、
オアゲート1109、インバーター20およびアンドゲ
ート121によって構成されるノート優先ゲート回路!
11a〜1 1 1mに供給され、ここにあらかじめ定
められた優先順位にしたがって各検出ノート記憶回路1
10a〜110mの記憶内容が読み出され、クこの読み
出し出力がノートコード送出回路122に供給され、オ
アゲート123a〜123dから各ノートに対応する4
ビット構成のノートコードNCが送出されるようになつ
いる。この場合、上述したノート優先ゲート回路111
a〜111mは、上側、つまりノート優先ゲート回路1
11aから111m側に向って検出ノート記憶回路11
0a〜110mの記憶内容が順次読み出されてノートコ
ードNCに変換されるようになっている。また、検出ノ
ート記憶回路110a〜110mのいずれか1つにノー
トが検出されている場合には、ノート優先ゲート回路1
11a〜111mのオァゲート1 1 9を介してメモ
リノート信号MNが送出される。一方、ブロック検出回
路104は、第6図に示すように検出ブロック記憶回路
123a〜123eと、ブロック優先ゲート回路124
a〜124eと信号送出回路125a〜126eおよび
ブロックコード送出回路126とによって構成されてい
る。
そして、このブロック検出回路104の検出プ。ック記
憶回路123a〜123e、フロック優先ゲート回路1
24a〜124eおよび信号送出回路125a〜125
eはU5〜U,の各ブロック別に設けられている。検出
ブロック記憶回路123a〜123eは、インバーター
26、アンドゲート127,128、オアゲート129
および遅延フリップフロップ130とによって構成され
ており、検出ブロック記憶回路123a〜123eのい
ずれかにブロック検出信号が供給されると、オアゲート
131を介して、動作キースィッチが検出されたブロッ
クが存在することを表わすェニーブロツク信号ABが送
出される。そして、第1ステート信号ST,が供給され
ると、各検出ブロック記憶回路123a〜123eはブ
ロック検出信号を記憶するように構成されている。また
、ブロック優先ゲート回路124a〜124eは、オア
ゲート132、インバータ133,134およびオアゲ
ート135〜137とによって構成されており、検出ブ
ロック記憶回路123a〜123eのいずれかにブロッ
ク検出信号が記憶されている場合には、ブロック優先ゲ
ート回路124eのオアゲート132からブロック検出
信号が記憶されていることを表わすメモリブロック信号
MBを送出するとともに、第2ステート信号ST2が供
給される毎にあらかじめ定められた優先順位(この実施
例においては124aから124e側へ)に従って検出
ブロック記憶回路123a〜123eの記憶内容が順次
読み出され、この読み出されたブロック検出信号がブロ
ックコード送出回路126に供給され、ここにおいてコ
ード変換された後に、オアゲート138a〜138eを
介して3ビットのブロックコードBCとして送出される
。また、信号送出回路125a〜125eは、第4ステ
ート信号SToによってオンとなって、ブロック鰯線B
,〜B5の配線容量Cbを放電させるトランジスター3
9と、検出ブロック優先回路124a〜124eからブ
ロック検出信号が送出された場合のみそのブロック配線
B,〜Bをアースに接続し、ブロック検出信号が送出さ
れない場合には、ブロック配線B〜&に電源Vooを供
給するようにコンブリメンタリ的な動作を行なう2個の
トランジスタ140,141とによって構成されている
。次に、状態制御回路105は、第7図に示すように2
個の遅延フリップフロツプ142,143と、インバー
ター44,145と、アンドゲート146〜153と、
オアゲート154,155とによって構成されており、
第1表に示すように第1〜第4ステートの検出動作状態
を実行させるための制御信号・ST.〜SToを送出し
、これによって動作キースィッチの検出が完了するよう
になっている。
そして、遅延フリップフロップ142,143の出力信
号Q.,Q2が現在実行中の動作状態を表わしている。
矛1表 したがって、各種ステート信号ST,〜SToは、遅延
フリツプフロップ142,143の出力に応じて発生さ
れるようになっている。
なお、遅延フリツプフロツプ142,143は第4図h
,iに示すクロックパルスOBによって入力信号が読み
込まれ、クロックパルスで^によって送り出されるため
に、各信号ST,〜SToの最小時間間隔はクロックパ
ルス◇^の発生間隔と同じである。したがって、キーコ
ーダー100全体がクロックパルスJ^によって同期さ
れて動作することになる。次に、サンプルホールド回路
106は第8図に示すように、第6図に示すブロック検
出回路104のブロックコード送出回路126から送り
出されるブ。ックコードBCを第7図に示す動作状態制
御回路105から供給される第1、第3ステート信号S
T.,ST3のタイミングでブロックコード一時記憶回
路156〜158にそれぞれ記憶するように構成されて
いる。この場合、前記ブロックコード一時記憶回路15
6〜158は、アンドゲート159、オアゲート160
および遅延フリッブフロップ161とによって構成され
ており、上述した第1,第3ステート信号ST,,ST
3が供給される毎にブロックコードBCを取り込んで記
憶するようになっている。このブロックコード一時記憶
回路156〜158の出力側には、ノート検出回路10
3から供給されるメモリノート信号MNを制御入力する
とアンドゲート1 62〜1 64がそれぞれ設けられ
ており、メモリノート信号MNが供給される毎にノート
コードNCに同期して記憶ブロックコードBCが読み出
され、遅延フリツプフロツプ165〜167においてク
ロツク信号OBで送り出されることにより同期制御が行
なわれた後にブロックコードBCとして出力される。ま
た、このサンプルホールド回路106にはノート検出回
路103からノートコードNCが供給され、このノート
コードNCは遅延フリップフロップ168〜171に読
み込まれた後にクロックパルス?Bのタイミングで読み
出されてブロックコードBCと同期が取られた後にノー
トコードNCとして出力されるように構成されている。
更に、状態制御回路105において発生された第4ステ
ート信号SToも遅延フリツプフロツプ172に読み込
まれた後に、クロツクパルスでBのタイミングで送り出
される。なお、インバータ173は、ノート信号CLの
送出時にブロックコードBCを強制的に“0”“0”“
0”としたノート信号CL特有のキーコードKCを作る
ためのものである。以下、第9に示す要部動作波形図を
用いて、上述した第5図〜第8図に示すキーコーダ10
0の動作を詳細に説明する。
なお、この動作説明においては、ブロックU5のノート
B,Aと、ブロックU3のノートBに対応した鍵が操作
されてキースィツチが閉じているものとする。第9図a
,bに示すように、前述した第3図のタイミング信号発
生回路700から第4図h,iに示すクロックパルス?
^,?Bが状態制御回路105(第7図)の遅延フリッ
プフロップ142,143に供給されると、クロツクパ
ルス◇Bのタイミングでオアゲート154,155の出
力信号をそれぞれ取り込み、クロックパルス?^のタイ
ミングで出力Q,,Q2を送出する。例えば、状態制御
回路105が第9図に示す時積載,において第4ステー
ト状態ぐっまり待期状態であったとすると、第1表で示
したように遅延フリップフ。ップ142,143の出力
信号Q,,Q2は“0”“0”であり、これに伴ってイ
ンバータ144,145の出力は“1”“1”となって
いる。したがって、アンドゲート151からは一致出力
としての“1”信号が送出されており、この“1”信号
はオアゲート154を介して遅延フリツプフロップ14
2の入力側に供給されるとともに、第9図cに示すよう
に第4ステート信号STo(待期状態)の信号がアンド
ゲート151を介して送り出される。この第4ステート
信号SLは、ブロック検出回路104(第6図)の各信
号送出回路125a〜125eに加えられ、各信号送出
回路125a〜1256のトランジスタ139をオンに
して、各ブロック配線B〜&の配線容量Cbをそれぞれ
放電する。次に、第9図に示す時間t,〜ら間において
クロツクパルスOBが発生されると第7図に示す状態制
御回路105の遅延フリップフ。
ップ142,143がオアゲート154,155の出力
を読み込む。この場合、オアゲート154の出力のみが
“1”であるために、遅延フリップフロップ142,1
43はそれぞれ“1”“0”を読み込むことになる。そ
して、第9図の時間t2においてクロツクパルスめ^が
発生すると、遅延フリップフロツプ142,143は記
憶信号の送り出しを行なう。この結果、遅延フリツプフ
ロツプ142,143の出力Q,.Q2は“1”“0”
となり、これに伴ってアンドゲート152から第9図d
に示す第1ステート信号ST,が送出される。この第1
ステート信号ST,は、第5図に示すノート検出回路1
03の各層号送出回路109a〜109mに加えられ、
各信号送出回路109a〜109mのトランジスタ11
2がオンする。トランジスタ112がオンすると、電圧
V。oが各ノート入出力兼用端子108a〜108mを
介してキースイツチ回路102に供給され、ノート配線
N,〜N,3の配線容量Cnをすべて充電する。ノート
側の配線容量Cnの充電が行なわれると、これに応答し
て全キースィッチ101a〜101nのうちの閉成され
た動作キースィッチのみを介して当該動作キースィッチ
が属するブロックUのブロック配線捌く信号が生じ、対
応する配線容量Cbが充電され、充電された配線容量C
bがどのブロックのものであるかによって、動作キース
ィッチを含むブロックが検出される。そして、検出され
てブロックUに対応するブロック入出力兼用端子106
に検出信号が供給される。一方、このブロック入出力兼
用端子106に供給された検出信号は、第6図に示すブ
ロック検出回路104の対応する検出ブロック記憶回路
123に加えられるようになっており、検出ブロック記
憶回路123a〜123eのいずれかにブロック検出信
号が供給されると、オアゲート131を介して第9図g
に示すェニーフロック信号ABが送り出される。このヱ
ニーフロツク信号ABは、動作キースィツチが検出され
たブロックが存在することを表わすものであって、第1
ステート信号ST,の送出に伴なうノート配線N,〜N
,3側の配線容量Cnの充電に応答して上昇する信号と
なる。また、検出ブロック記憶回路123a〜123e
を構成するアンドゲート128の一方の端子は、ブロッ
ク入出力兼用端子106a〜106eに接続されてブロ
ック検出信号が供給され、他方の入力端には第1ステー
ト信号ST,が供タ給されている。したがって、この第
1ステートにおいて、動作キースィッチが検出されたブ
ロックUに対応する検出ブロック記憶回路123におい
てのみ、アンドゲート128、オアゲート129を介し
て遅延フリツプフロツプ13川こ“1”信ZO号が記憶
される。例えば動作キースィッチの検出されたブロック
がU5,U3の2ブロックであるとすると、検出ブ。ッ
ク記憶回路123a,123cの遅延フリツプフロツプ
13川こそれぞれブロック検出信号“1”が記憶される
。以上の動作がJ第1ステート動作としてクロックパル
スJ^の1周期間に実行される。また、上述した動作キ
ースィッチが存在することを表わすェニーブロック信号
ABが発生されると、この信号ABは第7図に示す状態
制御回路1 205のアンド回路150‘こ供v給され
る。状態制御回路105は、ェニーブロック信号ABを
受けたことによって動作キースィッチを検出したブロッ
クが存在することを判別して第2ステートの制御に移行
する。つまり、ェニーブロツク信号ABが2供給された
ことによって、アンドゲート150から一致信号“1”
が送出され、この“1”信号はオアゲート165を介し
て遅延フリップフロップ143に供給される。この結果
、遅延フリップフロップ142,143は、第9図に示
す時間t3に3おし、てクロツクパルス◇によってそれ
ぞれ“0”“1”信号を読み込み、時間t4においてク
ロックパルスぐAによって出力“0”“1”を発生する
ことになる。この遅延フリップフロツプ142,143
の“0”“1”出力は第1表に示すように第2ステート
状態であり、これに伴って状態制御回路105のアンド
ゲート153から第9図eに示す第2ステート信号ST
2が発生される。このとき、ブロック検出回路123a
,123cの遅延フリップフロップ130は、前述した
ようにブロック検出信号“1”を記憶されているので、
対応するブロック優先ゲート124a,124cのオア
回路132には、ブロック検出信号“1”を記憶した遅
延フリップフロップ130から“1”信号が供聯合され
ている。また、各ブロック優先ゲート回路124a〜1
24eのオアゲート132の出力は、順次下位のブロッ
ク優先回路124b〜124eのオア回路132に接続
されており、ブロック検出信号を記憶した検出ブロック
記憶回路123a〜123eが1つでも存在すれば、優
先順位が最下位のブ。ックU,のブロック優先ゲート回
路124eを構成するオアゲート132から第9図hに
示す“1”信号が送出され、この信号が記憶ブロックが
存在することを表わすメモリブロック信号M旧となる。
このメモリブロック信号M風ま、第7図に示す状態制御
回路105のアンドゲート146,148,149にそ
れぞれ加えられる。したがって、第2ステートST2が
発生されるとほぼ同時にアンド回路146の条件が成立
し、これによって別の第2ステート信号ST2′が発生
される。このようにして、第9図に時間t4で示すよう
に、クロツクパルスJ^によって遅延フリツプフロツプ
142,143の信号“0”,“1”が読み出されると
、第2ステート信号SL,ST2′が発生し、これによ
って第2ステート状態の制御が行なわれる。第2ステー
トにおいては、記憶ブロックのうちの単一の記憶ブロッ
クを抽出するわけであるが、この抽出動作はブロック優
先ゲート回路124a〜124eにおいて、あらかじめ
定められた所定の優先順位に従って行なわれる。
第6図ではブロックU5,U4…U,の順に優先順位が
設定されている。まず、最上位ブロックU5のブロック
優先ゲ0ート回路124aにおいては、インバー夕13
3の出力は常時“1”となっており、検出ブロック記憶
回路123aの遅延フリップフロップ回路130からブ
ロック検出信号“1”が供給されれば直ちにアンドゲー
ト135の条件が成立するよう夕になっている。上位ブ
ロックU5〜U,の検出ブロック記憶回路123a〜1
23eの遅延フリップフロップ130の出力は、当該ブ
ロックを坦当するブロック優先ゲート回路124a〜1
24eのオア回路132を介して下位ブロックU4〜U
.を0妃当するブロック優先ゲート回路124b〜12
4eに順次加えられるようになっており、上位ブロック
U5〜U2において検出ブロック記憶回路123a〜1
23dがブロック検出信号を記憶すると下位ブロックU
4〜U,を坦当するブロック優先ゲート回路124b〜
124eのインバータ133を介してアンドゲート13
5に信号“1”を加え、このアンドゲート136をイン
ヒビツトすることによって優先接続が行なわれている。
したがって、ブロック優先ゲート回路124a〜124
eにおいては、ブロック優先ゲート回路124a〜12
4eのうちの1つのアンドゲート135のみから“1”
信号が出力されることになる。ブロックU5,U3にお
いて動作キースィツチの検出が記憶されているとすると
、第9図eに時間t4で示す第2ステート信号Sちの期
間中にブロックU5を坦当するブロック優先ゲート回路
124aのアンドゲート135のみから信号“1”が出
力される。他のブロック優先ゲート回路124b〜12
4eのアンドゲート1 35には、ブロックU5を坦当
するブロック優先ゲ−ト回路124a内のオアゲート1
32からの“1”出力がインバ−夕133によって反転
されて供給されているために、前述した優先動作によっ
て他のブロックU4〜U,を坦当するブロック優先ゲー
ト回路124b〜124eのアンドゲート135の出力
はすべて“0”となっている。また、フロック優先ゲー
ト回路124a〜1248を構成するアンドゲート13
5の出力は、アンドゲ−ト137において第2ステート
信号ST2との一致が求められて、その出力はブロック
コード送出回路126および信号送出回路125a〜1
25eのトランジスタ1401こ供給される。各ァンド
ゲート136には、第2ステ−ト信号ST2とアンドゲ
ート135の出力をィンバ山夕134で反転した信号が
供給されて3いる。第9図の時間t,.において、状態
制御回路105から送出される第2ステート信号ST2
(第9図e)は、各優先ゲート回路124a〜124e
の上記各ァンドゲート136,137にそれぞれ供3給
されており、また別の第2ステート信号ST2′は第5
図に示すノート検出回路1 03の検出ノート記憶回路
110a〜110mにそれぞれ供給されている。
したがって、第9図に示す時情郭4〜らの間、つ子まり
第2ステート信号ST2の発生期間中においては、ブロ
ック位先ゲート回路124aのアンドゲート137の上
上’力のみが“1”となり、他のブロック優先ゲート回
路124b〜124eのアンドゲート137の出力はす
べて“0”となる。
このようにして、ブロック仏の記憶のみが抽出され、抽
出された信号はブロックコード送出回路126および信
号送出回路125aのトランジスタ14川こ供給される
。また、ブロック優先ゲート回路124aのアンドゲー
ト137の出力はィンバータ126で反転され、この反
転出力はァンドゲート127をインヒビツトする。した
がって、検出ブロック記憶回路123aの遅延フリップ
フ0ロップ130の記憶が解かれる。しかし、他のブロ
ック優先ゲート回路124b〜124eのアンドゲート
137の出力は“0”であるため、検出フロック記憶回
路123b〜123eのアンドゲート127にインバー
タ126を介して“1”信タ号がそれぞれ加えられ、遅
延フリップフロップ130の出力信号は自己保持を続け
る。したがって、ブロックU4〜U,の記憶内容は保持
される。ブロックU5を坦当するブロック優先ゲート回
路124aのアンドゲート135の出力は111”であ
り、この“1”の信号はインバータ134を介してアン
ドゲート136に供給されている。したがって、第2ス
テート信号ST2が供給されても、フロック優先ゲート
回路124aのアンドゲート136はインバータ134
の“0”出力でインヒビットされる。また、他のブロッ
クU4〜U,を担当する各アンドゲート136は、アン
ドゲート136の“0”出力を反転した“1”信号と第
2ステート信号SLとの一致によって“1”出力が得ら
れ、この出力によって信号送出回路125b〜125e
のトランジスタ141がオンとなる。このようにして、
ブロックU5の信号送出回路125aにおいては、トラ
ンジスタ140がオンでトランジスター41がオフとな
り、フロツク入出力兼用端子106aは、アース電位に
される。またブロックu〜U.の信号送出回路125b
〜125eでは、それぞれトランジスター40がオフで
トランジスター41がオンとなっている。したがって、
ブロックU4〜U,を担当するブロック入出力兼用端子
106a〜106eはトランジスタ141を介して電圧
VDDが印加され、第5図に示すキースイッチ回路10
2におけるブロック配線B2〜B3の配線容量Cbを充
電する。これにより、フロックU4〜U,に含まれるキ
ースイッチ101にそれぞれ接続されたダイオード10
7が逆にバイアスされ、これに伴なつてブロックU4〜
U.に含まれるキースィッチ101はノート配線N,〜
N,3に対して電気的に完全に遮断される。ところが、
ブロックU5のブロック入出力兼用端子106aは、ア
ース電位に下げられるために、ブ タロック配線B,の
配線容量Cbが放電され、ブロックU5における動作キ
ースィッチ101を介してこのキースィッチに穣競され
たダイオード107が導適する。この場合、ブロックU
の各キースィツチ101はそれぞれノートC,B…C#
に対Z応しており、各ノート配線N,〜N,2の配線容
量Cnは前記第1ステート状態においてすでに充電され
ているために、動作キースィツチに対応する/一ト配線
(N,〜N,2)の配線容量Cnがダイオード107→
キースイッチ101→ブロック入出力兼用Z端子106
a→信号送出回路126aのトランジスター40を介し
て放電される。例えばブロックU5において、B音、A
音のキースィッチが閉成されているとすると、ノートB
,Aの配線N2,N4の配線容量Cnが放電され、他の
配線N,,N3,2N5〜N,3の配線容量Cnは充電
されたままとなる。したがって、ノート入出力兼用端子
108b,108dから検出ノート記憶回路110b,
110dのインバーター13に信号“0”が入力され、
他のノート入出力兼用端子108a,108c’108
e〜108mからはィンバータ113に信号“1”が入
力される。このようにして、抽出されたブロックU5の
ブロック入出力兼用端子1 06aから該ブロックU5
における動作キースィッチを介して該動作キースィッチ
に対応するノート入出力兼用端子108a〜1081の
いずれかが信号“0”となり、これによって動作キース
ィッチがどのノートであるかが検出される。検出ノート
記憶回路110a〜110mにおいては、ノート入出力
兼用端子108a〜108mを介して供給される信号を
ィンバータ113で反転した後にアンドゲート115に
それぞれ供給している。
また、前記アンドゲート115の他の入力端には、第7
図に示す状態制御回路105において発生する特殊な第
2ステート信号ST2′が加えられており、この第2ス
テート信号ST2′の供給時に検出されプこノート(B
,A)に対応する検出ノート記憶ti亡工事;各110
b〜110dにおいて、アントケート115、オアゲー
ト116を介して遅延フリップフロップ117に信号“
1”を記憶する。以上の動作を行なうことによって第2
ステートが実行される。なお、検出ノート記憶回路11
0a〜110mにノート信号を記憶させるのに第2ステ
ート信号SLとは別の第2ステート信号ST2′を使用
した理由は、ブロック検出回路104に記憶ブロックが
存在するときのみ(メモリブロック信号MBが“1”の
場合)検出ノートを確実に記憶させるようにし、また後
述の第3ステートにおいて新たな記憶がなされないよう
にするためである。
以上説明した第2ステートは、1クロック(OA)で終
了し、次の時間(第9図t6)になると検出ノート記憶
回路110b〜110dの遅延フリップフロップ117
から“1”信号が並列に出力されてノート優先回路11
1b,111dに加えられる。
この時点りこおいて第3ステートが実行される。第3ス
テートは、記憶されたノート信号のうちから単一のノー
トを抽出するわけであるが、この抽出はノート優先ゲー
ト回路111a〜111mにおける所定の優先順位にし
たがって実行される。
第5図に示すノート優先ゲート回路111a〜111m
は、C,B,・・・C#,CLの順に優先タ順位が設定
されている。このノート優先ゲート回路111a〜11
1mは、前述したブロック優先ゲート回路124a〜1
24eの場合と同様に、最上位ノートCのノート優先ゲ
ート回路111aのインバータ12川こは常時“0”信
号が供給さoれてその出力は常時“1”信号となってお
り、検出ノート記憶回路110aのフリップフロップ1
17から“1”信号が供給されれば直ちにアンド回路1
21の条件が成立するようになっている。上位に位置す
るノートC〜C#を坦当するノート5優先ゲート回路1
11a〜111 1は、遅延フリツプフロツプ1 17
の出力をオア.ゲート1 19を介して、下位のノート
B〜CLを坦当するノート優先ゲート回路111b〜1
11mのィンバータ120Lこ供給することによって下
位のァントゲ−狐ト121をィンヒビットするように構
成されている。また、各検出ノート記憶回路110a〜
110mの遅延フリップフロップ1 17の出力は、回
路内のアンドゲート114に供給ミれ、また優先順位が
上位のノートC〜C#を担当する検出ノート記憶回路1
10a〜1101の遅延フリップフロップ117の出力
は、同回路内のオア回路119を介して下位の検出ノー
ト記憶回路110b〜110mを構成するアンドゲート
114の他入力側に順次供給されている。また、最上位
の検出ノート記憶回路110aのアンドゲート114に
は常時信号“0”が加わるようになっており、この検出
ノート記憶回路110aを構成する遅延フリップフロッ
プ117の記憶が自己保持されないようになっている。
しかし、下位の検出ノート記憶回路110b〜110m
を構成する遅延フリップフロップ117の記憶は、それ
よりも上位の検出ノート記憶回路の遅延フリップフロッ
プ117から送出される“1”信号によって自己保持さ
れるようになっている。したがって、まず第9図の時間
t6において、つまり第3ステート信号ST3の発生時
点において、ノートBのノート優先ゲート回路111b
から出力信号“1”が送出されてノートコード送出回路
122に供給される。
このとき、他のノート優先ゲート回路111a,111
c〜111mの出力はすべて“0”である。次に第9図
の時間上8に達すると、検出ノート記憶回路110bの
記憶が解除され、同回路110bの遅延フリップフロッ
プ117の出力が“0”となり、これに伴なし、ノー2
トAの検出ノート記憶回路110dから“1”信号がノ
ート優先で,で回路111dを介してノートコード送ン
出回路122に出力される。そして、次のクロックパル
スOAが時間t,oにおいて発生されると、検出ノート
記憶回路110dの記憶が解3除される。このように、
すべての検出ノート信号の読み出しが完了すると、最下
位のノートを担当するノート優先ゲート回路111mの
オアゲート119から送出されるメモリ/−ト信号MN
が、第9図h3に時間L2で示すように“0”に変化す
る。
したがって、このメモリノート信号MNの“1”から“
0”の変化によって検出ノート記憶回路110a〜11
0mの読み出し完了を知ることができる。
40このように、第3ステー
トにおいては、検出ノ−ト記憶回路110a〜110m
の記憶ノート数(この例ではAとBの2個)に相当する
クロツク期間(2クロツク期間)にわたって記憶ノート
B,Aの読み出しが連続して行なわれる。ところで、信
号送出回路109a〜109mに設けられているトラン
ジスタ112は、第1ステート信号ST,あるいは第3
ステート信号ST3いず夕 れが加えられた場合におい
てもオンされるようになっているために、この実施例に
おいては特別な第3ステート信号ST3を作らずに、第
1、第3ステート信号ST,十ST3によってトランジ
スタ1 12を駆動するようにしている。
ZO 次に、上述の第3ステートとなり得る条件を考え
て見ると、1クロック前の状態が第2ステート状態かあ
るいは第3ステート状態であることを必要とする。第7
図に示す状態制御回路105において、遅延フリップフ
ロップ143の出力信号タQ2をアンドゲート1 47
〜1 49に供給する。この信号Q2が“1”であるこ
とは、第1表からも明らかなように今の状態が第2ステ
ートかあるいは第3ステートのいずれかであることを表
わしている。この状態において、ブロック検出回路10
04から記憶ブロックが存在することを示すメモリブロ
ック信号MBが供給され、かつノート検出回路103か
ら記憶を必要とするノート信号が存在することを示すェ
ニーノート信号ANが供給されると、アンドゲート14
9の条件が成立して遅タ延フリップフロップ142に“
1”信号が供給される。ァンドゲート149の条件が成
立する場合には、アンドゲート148の条件も必ず成立
するために遅延フリップフロップ142に“1”信号が
供給される。この結果、遅延フリップフロップ142,
143の入力はもとに“1”信号となり、1クロック後
にQ,,Q2出力がともに“1”となって第1表に示す
第3ステート状態となる。したがって、Q,,Q2がと
もに“1”信号の場合は、第3ステートを実行(実行中
)であることを示している。また、上述した第3ステー
トに入ってもなおもェニーノート信号ANが発生されて
いる場合には、アンドゲ−ト147の出力信号が“1”
となって遅延フリップフロップ142,143にそれぞ
れ“1”信号を供給し、その出力信号Q,,Q2を“1
”にして第3ステートを持続させて記億ノ−トの読み出
しを続ける。遅延フリップフロツプ1 42の出力Q,
が“1”の場合は、第1ステートか第3ステートのどち
らかであるため、この信号Q,を第1、第3ステート兼
用信号ST,十SLとして第5図に示すノート検出回路
103のトランジスタ112に供給している。なお、第
7図に示す状態制御回路105におけるアンドゲート1
48の条件が成立し、アンドゲート149の条件が成立
しない場合、つまりブロック検出回路104からメモリ
ブロック信号M旧が供給されている状態においてノート
検出回路103からのェニーノート信号ANがなくなっ
た場合には、この抽出ブロックにおける記憶ノートの抽
出が完了したものとして次のブロック抽出およびこJれ
に伴うノートの抽出に移行する。つまり、アンドゲート
148の“1”出力をオアゲート155を介して遅延フ
リップフロップ143に供給することにより、遅延フリ
ップフロップ142,143の出力Q,,Q2を“0”
“1”にして第2ステート信号SLを発生して第2ステ
ートに強制的に移行させる。このような制御を行なうと
、第9図に時間t6〜ちoにおいて、第3ステートの繰
り返し処理が行なわれ、検出.ノート記憶回路110a
〜110mの記憶ノートをすべて抽出し終えると、第5
図に示すオアゲート118から出力されるエニーノート
信号ANが“0”となる。
このことは、1つのブロックに関して第3ステート状態
を完了したことを意味する。したがって、ブロック検出
回路104にまだ記憶ブロックが残されている(第6図
に示すブロック検出回路104のオアゲート132から
出力されるメモリブロック信号MBが“1”である)と
すれば、状態制御回路105は再び第2ステート状態の
制御を行なって次の記憶ブロックを抽出し、これに含ま
れる動作キースィッチに対応したノートの抽出を行なう
必要がある。したがって、第7図に示す状態制御回路1
05のアソドゲート148のみが条件が成立した場合に
は、このアンドゲート148の出力信号“1”をオァゲ
ート155を介して遅延フリッブフロップ143に供給
することによってこの状態制御回路105を第2ステー
トにもどし、前述した場合と同様に第2ステート信号S
L,SL′を発生して第2ステート状態の制御を行なう
。この実施例の場合、ブロックU3のノートBがまだ抽
出されずに残されているために、第9図の時間t,。に
おいてe,fに示すように、第3ステート状態から第2
ステート状態にもどされている。そして、この第2ステ
ート信号SL(第9図eの時間Lo〜t,2)によって
第9図kに示すように記憶ブロックU3が抽出される。
そして、次のクロツクサィクルにおいて、第9図fに時
間tね〜t,4で示すように再び第3ステート状態に移
行して該ブロックU3における動作キースィッチのノー
トの抽出が行なわれて、第9図1に時間ら2〜し4で示
すノートBを抽出する。このような動作を繰り返しなが
ら行なうことによって、ブロック検出回路104に記憶
されている記憶ブロックとノート検出回路103に記憶
されている記憶ノートのすべてが抽出されると、前述し
たェニーブロック信号AB、メモリブロック信号MBお
よびヱニーノート信号AN、メモIJノート信号MNが
すべて“0”となる。したがって、第7図に示す状態制
御回路105のアンドゲート147〜151Gますべて
条件が成立しなくなり、これに伴なつて遅延フリツプフ
ロツプ142,143に供給される信号も“0”となる
。したがって、次のクロックサィクルにおいては出力信
号Q,,Q2が“0”“0”となり、これによって第1
表に示される第4ステート、つよまり待期状態となり、
これに伴なつて第4ステート信号SToによってブロッ
ク検出回路104のトランジスター39がオンされてブ
ロック配線B,〜B5がアースされてキースィッチ回路
系がリセットされる。ところで、上述した動作説明にお
いて、第9図の時間し〜t6で第2ステート状態に切換
わると、これに伴なつてブロック検出回路104のブロ
ック優先ゲート回路124aから“1”信号が出力され
る。
このブロック優先ゲート回路124aから出力される“
1”信号は、ブロックコード送出回路126に供給され
てブロックU5を表わすブロックコードBCに変換され
る。つまり、ブロック優先ゲート回路124aの出力信
号がブロックコード送出回路126に供給されると、オ
アゲート138a〜138cから“1”“0”“1”信
号が第9図kに時間し〜t6で示すように出力され、こ
れがブロックU5を表わすブロックコード8Cとoなる
。この場合、実施例においては、ブロックU5〜U,を
担当するブロック優先ゲート回路124a〜124eが
出力を発生すると、ブロックコード送出回路126にお
いて、第2表に示すブロックコードが出力されるように
ハード的に組まれている。才2表 次に、上述した動作説明において、第9図fに示すよう
に時間t6〜t,oにおいて、ブロックU5に含まれる
ノートBとノートAが順次抽出された。
このノートBとAの抽出信号は、まず優先順位の高いノ
ートBの信号が第5図に示すノートコード検出回路10
3のノート優先ゲート回路111bから“1”信号とし
てノートコード送出回路122に供給される。ノートコ
ード送出回路122は、ノート優先ゲート回路111b
の出力信号が供給されると、オアゲート123a〜12
3dから“1”“1”“0”“1”信号が第9図1に時
間に〜t8で示すように出力され、これがノートBを表
わすノートコードNCとなる。また、次のクロックタィ
ミングにおいてノート優先ゲート回路111dからノー
トコ−ド送出回路122に出力信号が供給されると、オ
アゲート123a〜123dから“1”“0”“1”“
0”信号が第9図1に時間ら〜tヱ。で示すように出力
され、これがノートAを表わすノートコードNCとなる
。この場合、ノート検出回路103も上述したブロック
検出回路104のブロックコード送出回路126の場合
と同様に、ノートC,B・・・C#,CLを担当するノ
ート優先ゲート回路111a〜111mが出力を発生す
ると、ノートコード送出回路122から第3表に示すノ
ートコードNCが出力されるよつうにハード的に組まれ
ている。
第3表したがって、上述したように構成されたブロック
検出回路104およびノート検出回路103からは、第
9図k,1に示すように、第2ステート状態において最
も優先順位の高い記憶ブロック(この実施例においては
ブロックU5)がコ−ド化されて抽出され、次のクロッ
クパルス少^で第3ステート状態に移行する。
第3ステート状態においては、先に抽出されたブロック
U5に含まれる記億ノ−ト(この実施例においてはノー
トB,A)が順次コード化されて抽出され、記億ノ−ト
の抽出が完了すると第4ステート状態(侍期状態)に移
行または第2ステート状態にもどる。これは、記憶ブロ
ックの有無によって第4または第2ステート状態が選択
されるものであり、実施例に示すように記憶ブロックU
3が残されている場合には、第2ステート状態にもとさ
れて第9図kに示すようにブロックU3の抽出が行なわ
れる。フロックU3の抽出が完了すると、次のクロック
パルスのAで第3ステート状態にふたたひ移行して、第
9図1に示すように記憶ノートBの抄出を行なう。この
ような動作を記憶ブロックおよ○ご記憶ノートがすべて
抽出されるまで繰り返して行ない、すべての抽出動作が
完了したならば上述した第4ステート(待期状態)とな
る。このよつな動作(第1〜第4ステート)を順次繰り
返して実行することにより、操作キースィッチが含まれ
るブロックとノートが順次コード化して抽出される。し
かし、このブロック検出回路104およびノート検出回
路103から出力されるブロックコードBCおよびノー
トコードNCは、第9図1(,ーに示すように、その発
生時点にずれが生じているために、このままの状態で後
段の回路の供給すると不都合が生ずる。したがって、こ
のブロックコードBCおよびノートコードNCは、第8
図に示すサンプルホールド回路106に供給し、ここに
おし、て両信号の発生タイミングを合わせて、ブロック
コードBCとノートコードNCからなるキーコードKC
とした後に後段の回路に供給している。また、このサン
プルホールド回路106は、ノートCLに対する特殊な
ブロックコードBCを作る働きも行なっている。以下、
第8図に示す具体回路を用いてサンプルホールド回路1
06の動作を詳細に説明する。第9図kに示すように、
時間t4において第6図に示すブロックコード送出回路
126からブロックU5を表わす3ビットKB〜KB3
のブロックコードBCが出力されると、このブロックコ
ードBCは各ビットKB,〜KB3毎にサンプルホール
ド回路106のブロックコード一時記憶回路156〜1
58にそれぞれ供給される。
各ブロックコード一時記憶回路1 56〜1 58は、
ブロックコードBCの各ビット信号KB〜KB3をオア
ゲート160を介して遅延フリップフロップ161に供
給することによってクロックパルス?Bのタイミングで
記憶を行なう。そして、次のクロックパルスJ^が供給
されると、各遅延フリップフロツプ161の記憶内容が
読み出されて各アンドゲート162〜164に供給され
る。また、各遅延フリップフロップ161の出力信号は
、アンドゲート159とオアゲート160を介して遅延
フリツプフロップ161の入力側に供給されている。そ
して、アンドゲート159が開となる期間つまり第1、
第3ステート状態においては、各遅延フリップフロップ
161の記憶出力信号がその入力側に供給され、更にク
ロックパルス?Bによる読み込みおよび1クロック遅延
したクロックパルスマAによる記憶信‐号の読み出し動
作を続けて自己保持することになり、これによってブロ
ックコードBCの各ビットKBI〜KB3を各ブロック
コード一時記憶回路156〜158もこ記憶する。した
がって、このブロックU5を表わすブロックコードBC
は、第3ステート状態を続けている期間は保持し続けら
れることになる。一方、ブロックコード一時記憶回路1
56〜158の出力信号は、各アンドゲート162〜1
64の一方の入力信・号として供給されており、ノート
検出回路103から供給されるメモリノート信号MNと
の一致を求めるようになっている。つまり、ノート検出
回路103に記憶ノートが存在することを表わすメモリ
ノート信号MNが供給されると、ブロックコード出力ゲ
ートを構成するアンドゲート162〜164の各ブロッ
クコード一時記憶回路156〜158の記憶出力信号が
出力されて遅延フリップフロップ165〜167に供総
合される。したがって、ブロックコード出力ゲート回路
を構成するァンドゲート162〜164からは、ブロッ
クU5に含まれる記憶ノートを抽出している期間のみ、
第9図mに示すブロックU5のブロックコードBCを出
力し続けることになり、これによって第9図1に示すノ
ートコードNCの発生期間全体にわたってブロックコー
ドBCが得られて両者の同期が取られる。次にブロック
U5に含まれる記憶ノートB,Aの抽出が完了すると、
メモリノート信号MNが“0”となるために、アンドゲ
ート162〜164が閉じて、ブロックコード一時記憶
回路156〜158に記憶されているブロックU5を表
わすブロックコードBCの送出を遮断する。また、メモ
リブロック信号MBが“1”の状態、つまり記憶ブロッ
クが存在する状態においてメモリノート信号N肘が“0
”になると、前述した第7図に示す状態制御回路105
が第2ステート状態にもとされる。この結果、各アンド
ゲート159が閉じてブロックコード一時記憶回路15
6〜158の記憶内容がクリアされる。アンドゲート1
62〜164から送出されたブロックコードBCは、各
遅延フリツプフロツプ165〜167にそれぞれ供給さ
れ、ここにおいてクローンクパルスめcのタイミングで
ブロックコード出力BCとして第9図nに示すように送
り出される。また、ノートコード送山回路122から出
力されたノートコードNCは、遅延フリップフロップ1
68〜171に供給され、ここにおいてクロツクパルス
めBのタイミングでノートコード出力NCとして第9図
oに示すように送出される。したがって、サンプルホー
ルド回路1 06から出力されるブロックU5を表わす
ブロックコード出力BCとこのブロックU5に含まれる
ノートB,Aを表わすノートコード出力NCはそれぞれ
タイミングが一致した状態で出力されることになり、こ
の3ビットのブロックコードBCと4ビットのノートコ
ードNCの両者が合わされて並列7ビット構成のキーコ
ードKCを構成している。よって、この各7ビットのキ
ーコードKCは、操作キースィッチの内の1個を表わし
ていることになり、ブロックU5のノートBに対応する
鍵を操作した場合には、前述した第2、第3表から、ブ
ロックコードBCが“10rとなり、またノートコード
NCは“1101となり、両者を合わせて作られる7ビ
ット構成のキーコードKCは“101,1101”とな
る。サンプルホールド回路106は、このような処理を
順次行なって、第9図n,cに示すように時庵歌7のタ
イミングでブロックU5のノートBを表わすキ山コード
“101,1101”を出力し、時聞けこおいてブロッ
クU5のノートAを表わすキーコード“101,110
1”を出力する。このような処理が行なわれ、前述した
メモリノート信号MNが“0”となると、前述したよう
に第2ステート状態にもとされて次の言己億ブロック(
この実施例ではブロックU3)が抽出される。この抽出
されたブロックU3を表わすブロックコードBCは、サ
ンプルホールド回路106の各ブロックコード一時記憶
回路156〜158に供給され、第3ステート信号ST
3によって記憶状態が保持し続けられる。そして、この
第3ステート信号ST3が発生されると、このブロック
に含まれるノート(この実施例ではノ−トB)が抽出さ
れてサンプルホールド回路106の遅延フリップフロツ
プ168〜171に供給され、ここからクロツクパルス
OBのタイミングで出力される。また、フロックコード
一時記憶回路156〜158に記憶されているブロック
コードBCは、メモリノート信号八州によって遅延フリ
ッブフロップ165〜167に供給され、クロックパル
スOBのタイミングで出力されてノートコードNCとの
同期が取られ、このサンプルホールド回路106からブ
ロックU3のノートBを表わす7ビット構成のキーコー
ド“011,1101”が出力される。以上の動作を完
了することによって、操作されたすべてのキースィッチ
(この実施例においては3個のキースィッチ)が対応す
るキーコードKCに変換されてデジタル的に検出される
。また、このサンプルホールド回路106は、ブロック
コードBCとノートコードNCの送出タイミングを合わ
せて7ビット構成によるキーコードKCを出力する動作
の他に、ノートCLに対する特別なブロックコードBC
を形成する働きを行なっている。これは、ノートCLが
本来ブロックU.とは別のフロツクに含まれるべきもの
であるが、キースィツチ回路101におけるグループ分
けの都合上からブロックU,に含ませたためである。
したがって、ノートCLのブロックコードBCはU,の
ブロックコードBCとは異ならせる必要がある。このた
め、この実施例においてはノートCLから信号が得られ
た場合には、特殊なブロックコード8Cを強制的に発生
させて、ノートCLを表わすキーコードKCを形成して
いる。この特殊ブロックコードBCの発生は次のように
して行なわれる。ノートCL‘こ対応するキースィツチ
101nが操作されると、このキースイツチ101nは
ブロックU,に含まれるために、フロツクコード送出回
路126からブロックU,を表わすブロックコード“0
01’’が出力されて、サンプルホールド回路106の
ブロックコード一時記憶回路156〜158に記載され
る。一方、ノート検出回路103は、第3ステート状態
においてノート優先ゲート回路111mのアンドゲート
121から出力信号が発生され、この出力信号がノート
コード送出回路122においてノートCLを表わすノー
トコード“111びに変換されて出力される。この場合
、ノート優先ゲート回路111mのアンドゲート121
から出力される信号CLは、サンプルホールド回路10
6のインバーター73に供給され、その反転出力信号で
アントゲート162をィンヒビットする。この結果、前
述したブロックU,を表わすブロックコード“001”
は、その“1”信号がアンドゲート162においてイン
ヒビツトミれるために“00びとなる。この場合、ブロ
ックU.〜U5には“00び なるコートが割当てられ
ていないために、この“00011なるコードは第6番
目のブロックコードBCとなる。このブロックコートB
CはノートCLに対応するキースィッチ101nが操作
された状態においてのみ送出されるために、このブロツ
クコ−ドBQこよってブロックU,において重複して割
当てられているノ−トCとノートCLを表わすノートコ
ードとの判別が行なえる。なお、サンプルホールド回路
106に設けられている遅延フリップフロップ172は
、状態制御回路105において発生される信号ST。を
クロックパルス?Bのタイミングで出力することによっ
て1クロック時間遅延されたスタート信号×とし、後述
するキーオン・オフ検出回路202に供給しているもの
である。以上の説明が操作されたキースィッチを検出し
て対応するキーコードKCを発生するキーコーダ100
の詳細動作説明である。
チャンネルプロセッサー200 タ次に
、チャンネルプロセッサ200の構成およびその動作を
詳細に説明する。
第10図〜第13図はチャンネルプロセッサ200を構
成するキーコードメモリ201、キーオン・オフ検出回
路202、トランケート回路203および押鍵状態〆
Zモリ204の具体的な実施例を示す回路図である。第
10図に示す第1の記憶手段を構成するキーコードメモ
リ201は、キーコードKCの各ビットKN,〜K&毎
にシフトレジスタ205a〜205gを有しており、こ
のシフトレジスタ205Za〜205gのステージ数(
記憶位置の数)は、同時に発音できる楽音数、つまりチ
ャンネル数(この実施例では前述したよつうに8チャン
ネル)に一致している。そして、このシフトレジスタ2
05a〜205gは、第4図aに示すクロツ2クパルス
で,と、このクロックパルス○,に対して逆位相のクロ
ツクパルスぐ2とからなる2相のクロックパルスによっ
て駆動され順次シフトし、最終段から出力される出力信
号は各アンドゲート206a〜206gおよび各オァゲ
ート207a2〜207gを介して各シフトレジス夕2
05a〜205gの各入力側に帰環されるようになって
いる。したがって、シフトレジス夕205a〜205g
は全体として並列のビット構成によるキーコードKCを
チャンネル数だけ記憶することができるステージ数を有
する8ステージ7ビットの循環シフトレジスタを構成し
ていることになる。また、この各シフトレジスタ205
a〜205gの入力側には、ビットKN,〜K&によっ
て構成されるキーコードKCが各アンドゲート208a
〜208gおよび各オアゲート207a〜207gを介
して供給されている。したがって、ライン209に後述
するキーオン・オフ検出回路202からセット信号が供
給されると、各アンドゲート208a〜208gが開い
て、キーコードKCの各ビット信号KN.〜KN3が取
り込まれ、各シフトレジスタ205a〜205gのまだ
キーコードKCが割当てられていないチャンネルに対応
するステージ部分にすべて書き込まれて記憶保持される
。記臆されてキーコードKC(KN,〜KB3)がどの
チャンネルに割当てられているかは、クロツクパルスJ
,,◇2で駆動されている各シフトレジスタ205a〜
205gの出力タイミングによって判別することができ
る。これは、クロツクパルスマ,,ぐ2との時分割的に
割当て処理が行なわれるチャンネルとが同期しかつ対応
しているためである。したがって、各チャンネルに割当
てられた記憶キーコードKCは、第4図bに示すチャン
ネル時間毎に順次時分割的に出力端子210a〜210
gに出力されるとともに、各シフトレジスタ205a〜
205gの入力側にも帰環されて記憶が保持し続けられ
る。なお、オアゲート207gにはイニシアルクリア信
号ICが供給されてそのタイミングで強制的に“1”信
号を書き込むようになっている。次に、第11図に示す
キーオン・オフ検出回路202は、キーコード比較回路
211を有しており、上記キーコードメモリリ201の
各シフトレジスタ205a〜205gから出力される記
憶キーコードKCとキーコーダ100から現在供給され
ているキーコードKCとを比較している。
この場合、キーコード比較回路211に供給される各チ
ャンネルに対応した記憶キーコートKCは、第4図bに
示す1割当て時間TPの間に2回循環して供給されるよ
うになっている。つまり、前半制当て期間TP,(第4
図)で第1〜第8までの各チャンネル時間が1循環し、
後半割当て時間TP2(第4図)においてもう1循環す
るためである。これに対し、キーコーダ100のサンプ
ルホールド回路106から出力されるキーコードKCは
、第4図iに示すクロックパルスマoにによって読み出
されているために、このキーコードKCの内容は1割当
て期庵町Pの間は変化しない。したが夕って、このよう
に構成された回路においては、1割当て期間TP内にお
いて各シフトレジスタ205a〜205gの内容を2回
循環させて出力させることにより、前半割当て期間TP
,において現在キーコーダ100から出力されているキ
ーコードOKCがすでに記憶されているか杏か(すでに
あるチャンネルに割当てられているかどうか)の比較動
作を行ない、後半割当て期間TP2においては前半の比
較結果に基ずく割当て動作を行なう。また、上言己キ、
−コード比較回路21 1から出力される一致検出信号
EQは、上記比較の結果一致が得られた場合が“1”で
不一致の場合は“0”である。検出したキーコードKC
がどのチャンネルに割当てられているキーコードKCと
一致したのかは、一致検出信号EQが“1”となったチ
ャンネル時間によって判定される。そして、例えば前半
割当て期間TP,の終了時において、キーコード比較回
路211から一致検出信号EQとして“0”信号(入力
キーコードKCがまだどのチャンネルにも割当てられて
いないこと、すなわち新たに鍵が押圧されたことを示す
)が出力されると、アンドゲート212の出力もこれに
伴なつて“0”となる。この結果、アンドゲート212
の“0”出力信号はオアゲート213およびアンドゲー
ト214を介して遅延フリップフロップ215に記憶さ
れる。この場合、アンドゲート214の一方の入力端に
は、第4図fに示すパルス信号S,6が供給されている
ために、遅延フリツブフロップ215の記憶内容は、1
割当て期間TPの終了時まで保持される。そして、この
遅延フリツプフロップ215の出力信号“0”は、ィン
バータ216において反転した後に、アンドゲート21
7に供給される。この場合、チャンネル数に対応した記
憶ステージ数(この実施例では8ステ−ジ)を有し、ク
ロックパルスJ,,で2によって各チャンネル時間に同
期して駆動されるシフトレジスタ218が設けられてお
り、このシフトレジスタ218には各チャンネルの割当
て状態が空白チャンネル“0”、割当てチャンネル“1
”として書き込まれて順次シフトしている。したがって
、このシフトレジスタ218の出力を判別しかつその“
0”出力の発生チャンネル時間によって空白チャンネル
が指定される。後半割当て期間TP2において、シフト
レジスタ218から空白チャンネルを示す“0”出力が
発生されると、“0”信号はィンバータ219を介して
アンドゲート217に供給される。この場合、アンドゲ
ート217の他の3つの入力端にはィンバータ216を
介して供給された“1”信号、第4図dに示すパルスS
9〜S,6およびキーコードKCが供給されていること
を検出するオアゲート220からの“1”信号がそれぞ
れ供給されているために、.シフトレジスタ218から
空白チャンネルに対応したチャンネル時間に“0”信号
が出力される毎にアンドゲート217の出力も“1”と
なり、この“1”信号がキーコードメモリ201のライ
ン209にセット信号として供給される。このセット信
号が供給されると、キーコードメモリ201は前述した
ように入力キーコードKCを空白チャンネルに対応した
ステージに記憶する。この場合、シフトレジスタ218
はすべての空白チャンネルに対してその対応するチャン
ネル時間に“0”信号を出力するために、第1キーコー
ドメモリの空白チャンネルに対応するステージにそれぞ
れ同一の入力キーコードKCが書き込まれることになる
。アンドゲ−ト221(第11図)は、アンドゲート2
17のゲート入力とトランケート信号とをゲート入力と
している。このトランケート信号については後述するよ
う最も古〈離鍵されたチャンネルを判別して対応チャン
ネル時間に発生されるものであり、特に後半割当て時間
の該当するチャンネル時間に1個のみ発生するようにな
っている。したがって、アンドゲート221からは、ア
ンドゲート217から送出されたセット信号によって入
力キーコードKCが書き込まれた各ステージに対応する
チャンネルのうち、最も古〈離鍵されたチャンネルに対
応するチャンネル時間に“1”信号が出力される。この
アンドゲート221の“1”出力信号は、オアゲート2
22を介してシフトレジスタ218の対応するステージ
、つまりァンドゲート217から出力されたセット信号
で入力キーコードKCが書き込まれたステージに対応す
るチャンネルでかつトランケート信号で指定された最も
古く離鍵されたチャンネルに対応するシフトレジスタ2
18の記憶ステージにすでに割当てが完了していること
を表わす“1”信号が書き込まれる。以上の動作を行な
うアンドゲート217,221およびトランケート回路
203等により第1の制御手段が構成される。次に、入
力キーコードKCがすでにキーコードメモリ201に記
憶されていてあるチャンネルへの割当てが完了している
場合について説明する。入力キーコードKCがすでにあ
るチャンネルに割当てられている場合には、キーコード
比較回路21 1の一致検出信号EQは“1”となる。
この−致検出信号EQ=“1”は、ァンドゲート212
に供給される。このアンドゲート212の入力はシフト
レジスタ218の出力を除いてすべて“1”である。し
たがって、一致検出信号EQが“1”でかつシフトレジ
スタ218の出力信号が“1”であるタイミングにおい
てアンドゲート212は条件からこ;立して“1”信号
が出力される。この“1”信りはオアゲート213およ
びアンドゲート214を介して遅延フリップフロップ2
15に供給され、前述した場合と同様に1割当て期間T
P(第4図)の終了時まで保持される。しかし、この遅
延フリップフロツプ215の出力側にはインバータ21
6が設けられており、キーコード比較回路211から一
致検出信号EQ=“1”が出力された伏態においてはア
ンドゲート217およびアンドゲート221から“1”
信号を得ることができず、割当て動作は実行されない。
以上の動作はキーオン・オフ検出回路202における入
力キーコードのチャンネル割当て動作である。次に、キ
ーオン・オフ検出回路202の機鍵検出動作について説
明する。上述したチャンネル割当て動作において、アン
ドゲート221からは割当てが実行されたチャンネルに
対応するチャンネル時間に“1”信号が出力されてシフ
トレジス夕218のそのチャンネルに対応するステージ
にこのチャンネルの割当てが完了していることを表わす
す“1”信号が書き込まれた。したがって、このシフト
レジスタ218は、各チャンネルの割当状態を記憶して
いることになり、このシフトレジスタ218の記憶情報
は、チャンネル時間に対応したクロックパルスぐ,,で
2で順次シフトされ、最終段から順次出力されて次に説
明する押鍵状態メモリ204に供給されるとともに「ア
ンドゲート223およびオアゲート222を介して入力
側に加えられることにより順次循環して記憶が保持され
ている。一方、アンドゲート221から出力される割当
てチャンネルを示す信号は、オアゲート224を介して
、シフトレジスタ218と同一構成による8ステージシ
フトレジスタ225に順次書き込まれて記憶される。
したがって、この時点においてはシフトレジスタ225
の内容はシフトレジスタ218の内容と同一となり、ま
た同一のクロツクパルス◇1,J2によって順次シフト
されている。したがって、この最終段から出力された信
号は、アソドゲート226を介して入力側にもどされて
保持状態を続けている。次に、前述した第8図のサンプ
ルホールド回路106の遅延フリツプフロップ172か
らクロックパルスマBによってスタート信号X、つまり
、操作キースィッチのすべてを対応するキーコードKC
に変換して送り出しを完了する毎に設定される第4ステ
ート状態(侍期状態)が作られる毎にクロツクパルス◇
oのタイミングで送り出される信号Xが供給されると、
この信号Xはィンバー夕227を介してアンドゲート2
26に供給され、アンドゲート226がインヒビツトさ
れて、これによりシフトレジスタ225の記憶内容がす
べてリセットされる。
このリセット動作が完了した後、シフトレジスタ225
はアソドゲート221の出力信号およびアンドゲート2
28を介してアンドゲート212の出力信号を書き込む
。このような動作を行なわせることによって、シフトレ
ジスタ225には、第4ステート(待期状態)後におい
て操作されているキースイツチが割当てられたチャンネ
ルに対応するステージに“1”信号が書き込まれ、次の
スタート信号×が発生するまで自己保持する。これに対
し、シフトレジスタ218はリセット動作を何ら行なっ
ていないために、その後に雛鍵されたチャンネルに対し
てもその対応するステージに“1”信号を記憶し続けて
いる。
この場合、次に再び第4ステート状態となってスタート
信号Xが供給されると、シフトレジスタ225の出力信
号が入力側に帰還されなくなるがィンバー夕229を介
してナンドゲート23川こ供給される。このナンドゲー
ト23川こは、第4図cに示すパルス信号S,〜S8、
スタート信号X、シフトレジスタ225の反転出力信号
およびシフトレジスタ218の出力信号が供給されてい
る。したがって、第4ステート状態でかつパルス信号S
,〜S8の期間(前半割当て期間TP,)においてのみ
シフトレジスタ218とシフトレジスタ225の出力が
比較されることになる。そして、シフトレジスタ218
の出力が“1”でシフトレジスタ225の出力が“0”
となっている場合、つまり最も新しい第4ステート状態
後において、そのチャンネルにキーコードKCが供給さ
れ続けていない場合(すなわち雛鍵されている)には、
ィンバー夕229の出力が“1”となるために、ナンド
ゲート230の出力が“0”となって雛鍵状態にあるチ
ャンネルを検出する。したがって、このナンドゲート2
30から出力される“0”信号のチャンネル時間を判別
することによってどのチャンネルで鱗鍵されたのかがわ
かる。このナンドゲート230の“0”出力信号は、ア
ンドゲート223をインヒビツトするために、シフトレ
ジスタ218の“1”出力信号が入力側にもどされなく
なり、これによってすでに離鍵されているチャンネルに
対応したステージの“1”信号が強制的に“0”信号に
書き変えられる。以上の動作を行なうナンドゲート23
0、シフトレジス夕225等により第2の制御手段が構
成される。なお、231はナンドゲート230から出力
される雛鍵チャンネルを検出したことを表わす“0”信
号を反転した“1”信号を次に説明するトランケート回
路203に供給するィンバー夕であり、232,233
は後述するィネーブル信号INBによつてシフトレジス
タ2 1 8,2 26に“1”信号を強制的に書き込
ませるためのィンバータである。
次にトランケート回路203について説明する。
第12図はトランケート回路203の具体的な実施例を
示すものであって、上述したキーオン・オフ検出回路2
02のナンドゲート230から雛鍵されたチャンネルが
検出されると、この離鍵チャンネル検出信号はィンバー
夕231において“1”信号に反転されてオアゲート2
34を介して遅延フリップフロップ235に記憶される
。この遅延フリップフロツプ235の出力信号はアンド
ゲート236およびオアゲート234を介して入力側に
もどされて保持される。したがって、この遅延フリップ
フロッブ235の帰還路に設けられているアンドゲート
236の他の入力には、第4図fに示すパルス信号S,
6が供給されているために、割当て期間TPの終了時ま
で保持された後にリセットされる。この状態において、
キーオン・オフ検出回路202のシフトレジスタ218
から出力が送出されると、後半割当て期間(パルスS9
〜S,6において割当てが行なわれていないチャンネル
に対応したチャンネル時間に、ィンバータ237から“
1”信号が供聯合されるため、アンドゲート238から
シフトレジスタ218の“0”出力に対応してパルス信
号が送り出される。なお、後述説明するがナンドゲート
239の出力およびィネーブル信号INBはこの場合“
1”である。このアンドゲート238の出力信号は、加
算器240の入力端子CIに供給され、これによって入
力端子A,〜A3に供給される3ビットの被加算信号に
「1」が加算され、この加算結果が3ビットの信号とし
て出力端子S,〜S3から出力される。この場合、加算
器240の出力端子S,〜S3には、ィンバー夕237
の出力を一方の入力信号とするアンドゲート241a〜
241cがそれぞれ接続されており、ィンバータ237
から“1”信号が出力された場合のみ、つまり割当てが
行なわれていないチャンネルに対応したチャンネル時間
の時のみアンドゲート241a〜241cが開かれてオ
アゲート242およびアンドケート243,244を介
してシフトレジスタ245a〜245cの入力端にそれ
ぞれ供給されるようになっている。なお、アンドゲート
243,244は、ィンバー夕246を介して供給され
る“1”信号(この場合にはイニシアルクリア信号IC
が発生されていない)によって開かれている。シフトレ
ジスタ245a〜245cはチャンネル数と一致する記
憶ステージ(この実施例では8ステージ)を有するシフ
トレジスクによって構成されており、チャンネル時間に
同期したクロツクバルスCI,め2によって順次シフト
されて最終段から出力信号が送出されている。このシフ
トレジスタ245a〜245cの各出力信号は、前述し
た加算器240の被加算信号用の各入力端子A,〜A3
にそれぞれ供給されている。したがってt これらの部
分はキーオン・オフ検出回路202が前述した雛鍵を検
出する毎に各シフトレジスタ245a〜245cの各ス
テージのうち、シフトレジスタ218の空白チャンネル
に対応したステージにおいて、現在のカウント値に順次
1加算するような雛鍵チャンネル経過記憶回路247を
構成していることになる。この離鍵チャンネル経過記憶
回路247は、8ステージ構成によるシフトレジスタ2
45a〜245cを3段並列構成として使用しているた
めに、各チャンネル毎に与えられた並列3ビットの雛鍵
経過信号がチャンネル時間に対応して順次シフトしてい
ることになり、最も古〈離鍵されたチャンネルに対応す
るチャンネル時間に最も大きな値の雛鍵経過信号が3ビ
ット信号(バイナリ−コード)として出力される。この
場合、離鍵チャンネル経過記憶回路247は、前述した
ように3ビット構成となっているために、その出力値の
最大は7ぐ111”)となり、これに1加算を行なうと
0 ぐ000’’)となって最古の雛鍵チャンネルが最
も新しく雛鍵されたものとなってしまう不都合がある。
このために、各シフトレジスタ245a〜245cの出
力側には、3ビット信号の一致を求めるナンドゲート2
39が設けられており、このナンドゲート239の出力
信号によってアンドゲート238をインヒビツトするこ
とによりそのチャンネルにおいては以後の加算を停止し
て上述した不都合を除去している。以上のような動作を
行なわせることによって、以後に説明する回路によって
総会津の最も古いチャンネルから順次割当て動作を行な
うことができる。これは、離鍵後においてサステイソが
加わっているために、操作された鍵が多い場合には、最
も古い離鍵チャンネルを判別して新たなキーコードを割
当てる必要があるためである。離鍵チャンネル経過記憶
回路247から各チャンネル時間に対応して出力される
3ビットの轍鍵経過信号は、各ビット毎にアンドゲート
248a〜248cおよびオアゲート249a〜249
cを介して遅延フリップフロップ250a〜250cに
供給されて記憶されるようになっている。この場合、各
遅延フリツプフロップ250a〜250cに記憶された
3ビットの信号は、クロックパルス少,で読み込まれて
クロックパルス中2で読み出されているために、1クロ
ックパルス分だけ遅延されて出力されることになり、こ
の各出力信号は各アンドゲート251a〜251cおよ
び各オアゲート249a〜249cを介して入力側にも
どされて記憶が保持されるようになっている。したがっ
て、遅延フリツプフロップ250a〜250cは、3ビ
ット信号を記憶する記憶回路を構成していることになる
。遅延フリツプフロツプ250a〜250cの出力信号
は、3ビットの雛鍵経過信号として比較器252に供給
される。比較器252は、遅延フリップフロツプ250
a〜250cから供給される1クロック時間遅延された
離鍵経過信号Bと離鍵チャンネル経過記憶回路247か
ら供給される新たな離鍵経過信号Aとを比較し、A>B
の場合のみ“1”出力を発生するように構成されている
。この比較器252から出力された“1”信号は、ノア
ゲート253を介して各アンドゲート241a〜241
cに“0”信号として供給されるために、各遅延フリッ
プフロップ250a〜250cの出力が入力側にもどる
のを阻止する。また、この比較器252から出力された
“1”信号は、アンドゲート254に供給されるために
、このアンドゲート254が前半割当て期間TP,にお
ける比較器252の出力送出タイミングにおいてァンド
条件が成立し、その出力によって記憶回路247からの
新たな離鍵経過信号Aの各ビット信号がァンドゲート2
48a〜248cを介して遅延フリップフロップ250
a〜250cに記憶される。したがって、これらは各チ
ャンネルの離鍵経過信号のうち最大のものを抽出する最
大雛会津経過信号抽出回路255を構成していることに
なり、前半割当て期間TP,の終了時には最大離鍵経過
信号のみが遅延フリップフロップ250a〜250cに
記憶され、パルス信号S,6(第4図e)によって1割
当て期間TPの終了とともにリセットされる。また、前
半割当て期間TP,において発生されるアンドゲート2
54の出力信号は、各アンドゲート256a〜256c
に供給され、このタイミングにおいて、第3図に示すタ
イミング信号発生部700から出力される3ビットの各
チャンネルをコード化した信号、すなわちチャンネルコ
ード信号HC,〜HC3(チャンネル時間をバィナリー
コードもこしたもの)を各オアゲート257a〜257
cを介して、各遅延フリップフロップ258a〜258
cにそれぞれ記憶する。そして、この遅延フリップフロ
ップ258a〜258cの内容は、前記最大雛鍵経過信
号抽出回路255の場合と同様に、ノアゲート253の
出力信号をアンドゲート259a〜259cに供給して
いるために、前半割当て期間TP.内における最大雛鍵
経過信号が生ずるチャンネルを表わすチャンネルコード
信号HC,〜HC3が記憶されることになる。この各遅
延フリップフロップ258a〜258cに記憶された最
大雛鍵経過信号の生じたチャンネルを表わすチャンネル
コード信号HC,〜HC3は、1割O当て期間TP(第
4図)の終了時まで保持される。ノアゲート253を介
して供給されるパルス信号S,6(第4図e)によりリ
セットされる。また、この遅延フリップフロップ258
a〜258cに記憶されているチャンネルコード信号H
C,〜HC3は、比較器26川こ供給されて入力チャン
ネルコード信号HC,〜HC3との一致が求められる。
両信号が一致すると、そのタイミングにおいて一致信号
“1”を出力してキーオン・オフ検出回路202にトラ
ンケート信号として供給する。この場合、チャンネルコ
ード信号HC,〜HC3は1割当て期間TP(第4図)
の期間に2回循環するために、第1回目の1循環期間(
前半割当て期間TP,)において各遅延フリップフロッ
プ258a〜258cへの書き込みが行なわれるために
、比較器26川こおける一致出力信号は、後半割当て期
間TP2においてあるチャンネル時間に1回のみ出力さ
れることになる。したがって、これらの回路は雛鍵最古
チャンネル抽出回路261を構成していることになり、
各割当て期間の後半割当て期間TP2において、最も古
い雛鍵チャンネル(トランケートが最も進行しているチ
ャンネル)に対応したチャンネル時間にトランケート信
号としてのパルス信号が出力され、キーオン・オフ検出
回路202に対して新たなキーコードKCを割当てるべ
きチャンネルが1回だけ確実に指定される。なお、雛鍵
チャンネル経過記憶回路247において、イニシャルク
リアIC信号をオアゲート242を介してシフトレジス
タ245aのみに書き込むのは、最初にシフトレジスタ
245aの全ステージに“1”信号を書き込んで最初の
状態におけるトランケート動作を確実にするためのもの
である。つまり、シフトレジスタ245a〜245cの
内容がすべてリセットされた状態になると、最大雛鍵経
過信号抽出回路255における比較器252からA>B
なる場合に出力される“1”信号が得られなくなってし
まう。この結果、雛鍵最古チャンネル抽出回路261の
各遅延フリップフロップ258a〜258cにチャンネ
ルコード信号HC,〜HC3が記憶されなくなり、各遅
延フリップフロツプ258a〜258cはノアゲート2
53を介して供給されるパルス信号(第4図e)でリセ
ットされた状態を続ける。その結果比較器26川こおい
てA=Bなる条件が得られず、トランケート信号の発生
がなされなくなり、最初に発生されるキーコードKCが
割当てられなくなってしまう不都合が生ずる。このよう
な問題を解決するために、イニシャルクリア信号ICを
用いてシフトレジスタ245aの全ステージに“1”信
号を強制的に書き込んでいるものである。したがって、
このイニシャルクリア信号ICによる“1”信号の書き
込みは、必ずしもシフトレジスタ245aに限るもので
はなく、3段構成によるシフトレジスタ245a〜24
5cの少なくとも1つに“1”信号を強制的に書き込む
ように構成されているものであれば十分である。
以上の説明が最もトランケートの進んでいるチャンネル
を1個のみ指定するトランケート回路203の動作であ
る。次に押鍵状態メモリ204について詳細に説明する
第13図は押鍵状態メモリ204の具体的な実施例を示
すものであって、各アンドゲート262a〜262hに
は前述したキ−オン・オフ検出回路202のシフトレジ
スタ218からその出力信号が順次供給されている。
このシフトレジスタ218は、前述したようにキーコー
ドKCの割当てが行なわれているチャンネルに対応した
ステ−ジにのみ“1”信号が書き込まれており、また雛
鍵されたチャンネルに対応するステージは“0”に書き
変えられている。したがって、このシフトレジスタ21
8から各チャンネル時間に対応して時分割的に送り出さ
れる信号は、現時′点‘こおける各チャンネルに割当て
られた鍵の押鰹状態を表わしているものである。このよ
うな状態が記憶されてクロツクパルス少,,で2で順次
シフトされながら送り出されたシフトレジスタ218の
出力信号が押鍵状態メモリ204に供給されると、その
出力信号の“1”状態、つまり割当てられたキーコード
KCに対応する鍵が孝甲鍵されているチャンネル時間に
おいて、第3図に示すタイミング信号発生部700から
各チャンネルに対応して(チャンネル時間に対応して)
第4図j〜Qに示すように順次時分割的に出力されるチ
ャンネル信号BT,〜BT8のタイミングが一致した部
分のアンドゲート262a〜262hの条件が成立し、
その“1”出力がオアゲート263a〜263hを介し
て遅延フリツプフロツプ264a〜264hに記憶され
、その出力がアンドゲート265a〜265hおよびオ
アゲート263a〜263hを介して入力側にもどされ
ることによって保持される。したがって、シフトレジス
タ218(第11図)から供給される押鍵チャンネルを
示す“1”信号によつて、第1〜第8チャンネルを担当
する遅延フリップフロップ264a〜264hの対応す
るチャンネル担当部分にのみ“1”信号が記憶され、時
分割的に発生される次の対応するチャンネル信号BT,
〜BT8がィンバータ266a〜266hを介 夕して
アンドゲート265a〜265hをインヒビットするま
で保持し続けられることになる。例えば第4図に示す第
3チャンネル時間においてシフトレジスタ218(第1
1図)から“1”信号が出力されると、この第3チャン
ネル時間に発生さZOれるチャンネル信号は第4図1に
示すようにチャンネル信号BT3のみである。この結果
、アンドゲート262cにおいてのみ条件が成立し、そ
の出力信号がオアゲート263cを介して遅延フリップ
フロツプ264cに書き込まれる。これらの回Z路部分
は、チャンネル時間に対応して時分割的にシリァルに出
力されるシフトレジスタ218の押鍵チャンネルを表わ
す信号を8チャンネルのパラレル信号に変換するシリア
ル・パラレル変換回路267(第2の記憶手段)を構成
していることに2なる。したがって、このシリァル・パ
ラレル変換回路267の各遅延フリップフロップ264
a〜264hは、チャンネル信号BT,〜BT8によっ
てチャンネルの押鍵状態を示すシフトレジスタ218(
第11図)の出力信号を順次書き込まれるこ2とになる
。そして、このシリアル・パラレル変換回路267から
は、各チャンネルに対応する出力ライン268a〜26
8hのうち、キーコードKCが割当てられており、かつ
そのキーコードKCに対応する鍵が押鍵されているチャ
ンネルのみに“1”信号が出力される。例えば上述した
ように第3チャンネルにおいて、押鍵されている場合に
はライン268cに“1”信号が出力される。このよう
に、押鍵チャンネルに対応して出力された“1”信号は
、各ノアゲート269a〜269hを介して電界効果型
トランジスタ270a〜270hのゲート電極に供給さ
れ、この電界効果型トランジスタをオフさせて第1〜第
8チャンネルに対応して設けられた入出力兼用端子27
1a〜271Mこ“1”信号を送出する。例えば前述し
たように、第3チャンネルが指定された場合には、遅延
フリッブフロツプ264cからライン268cを介して
ノァゲート269cに“1”信号が供給され、このノア
ゲート269cの“0”出力信号によってトランジスタ
270cのみがオフとなる。この結果、入出力兼用端子
271cのみが“1”となり、他の入出力兼用端子27
1a,271b,271d〜271hは‘10”となる
。したがって、この入出力兼用端子271a〜271h
のうちで、“1”信号が送出された部分が対応するチャ
ンネルにおいて、鍵が押されていることを示す。そして
、この“1”信号、すなわちキーオン信号KOはチャン
ネル別音高電圧制御部500の対応する音高電圧制御回
路501a〜501hを制御する。また、この押鍵状態
メモリ204には、発音チャンネル数を切換えるための
第1の端子としてのモード端子272が設けられている
この発音チャンネル数の切換は次のような場合に必要と
なる。これは、例えばピアノとパイプオルガンの合奏を
行なった場合のような発音効果を得たい場合がある。こ
れを行なうには、あるチャンネルの楽音形成回路に対し
て並列に他の音色の楽音を形成する楽音形成回路を後続
することによって目的が達成される。この場合、全チャ
ンネルに楽音形成回路を並設しておけば良いのであるが
、このような回路を複数個並設して設けることは価格が
大幅に上昇してしまう。このために、使用チャンネル数
を減少させて、その減少させたチャンネルの楽音形成回
路に他のチャンネルの音高電圧KVを供給して同一の音
高電圧KVを基に異種の音色が得られるようにすること
が考えられる。また、チャンネル数を期定化したチャン
ネルプロセッサ2000を楽音形成チャンネル数の少な
い機種に適用する場合には、このチャンネルプロセッサ
200内の制御チャンネル数を減少させて使用すること
により共用することができる。この場合、チャンネルプ
ロセッサ20川ま集積化されているために端夕子数に制
限を受けてしまい、チャンネル数切替のためのみに用い
る端子を複数個設けることは他の機能を付加する上でも
不利である。したがって、少なくとも1個のチャンネル
数切替用のモード端子を用いて上述した処理を行なう必
要がある。第o 13図に示す押鍵状態メモリ204に
はこのような機能が付加されている。つまり、第2の端
子としての各入出力兼用端子271b〜271hにはそ
れぞれオアゲート273b〜273hの片側入力端が接
続されている。そして、このオアゲート273b〜27
3hの他方の入力端には、隣接する下位(この場合には
チャンネル番号の多いもの)のオァゲート273b〜2
73hの出力信号が供給されるように接続されている。
また、各オアゲート273b〜273hの出力は、イン
バータ274b〜274hを介してノアゲート269a
〜269hの入力側に供給されている。また、制御チャ
ンネル数を切替えるための制御を行なうモ−ド端子27
2は最下位のオアゲート273hの一方の入力端に接続
されるとともに、ィンバータ274iを介して最下位の
チャンネルに設けたノアゲート269hの一つの入力と
なっている。このように構成された回路において、全チ
ャンネルを独立して動作させる場合には、モード端子2
72に“1”信号を供給する。この結果、モ−ド端子2
72の“1”信号はインバータ274iを介してその反
転信号“0”がノアゲート269hに供給されるために
、このノアゲート269hの出力側に接続されたトラン
ジスタ270Mま、遅延フリップフロップ264hの制
御下におかれている。また、他のノアゲート269g〜
269aもモード端子272に供給された“1”信号が
オアゲート273h〜273bを介して更にィンバータ
274h〜274bを介して反転された“0”信号が供
給されているために、ノアゲート269a〜269hの
出力側に接続されているすべてのトランジスタ270a
〜270gは各遅延フリップフロップ264a〜264
gの制御下におかれて全チャンネルが発音可能となる。
また、ィンバータ274c〜274iの出力信号へ〜A
7を一方の入力とするタイミング信号発生回路700(
第3図)のアンドゲート710a〜710hの出力信号
は常に“0”となり、これに伴なつてナンドゲート71
1から送出されるィネーフル信号INBが第1〜第8チ
ャンネル期間において“1”となり、前述した各部の制
御が行なわれる。次に、例えば第1〜第7までの7チャ
ンネルにキーコードKCを割当てて発音させ、第8チャ
ンネルを例えば第1チャンネルに割当てられたキー4コ
ードKCを用いて異種の音色の楽音を形成し、発音を行
なわせて合奏効果を得る場合には次のような制御を行な
う。
まず、第8チャンネル目の楽音形成回路を取り外して第
1チャンネル目の楽音形成回路と並列に接続する。次に
、押鍵状態メモリ204の第8チャンネル目の入出力兼
用端子271Mこ“1”信号を供給し、モード端子27
2に“0”信号を供給する。このような操作を行な夕
うと、ィンバータ274iの出力信号が“1”に反転し
てノアゲート269hの出力信号が“0”となるために
、トランジスタ270hがオフとなる。この結果、オア
ゲート273hの出力信号が“1”となり、このオアゲ
−ト273hの出力信0号が順次オアゲ−ト273g〜
273bを介してインバータ274h〜274bに供給
され、該インバータ274b〜274hの出力がすべて
“0”となってトランジスタ270hを除く他のすべて
のトランジスタ270a〜270gが遅延タフリツプフ
ロツプ264a〜264gの制御下におかれる。また、
インバ−夕274iの出力信号A7のみが“1”信号と
なることによって、第3図のタイミング信号発生部70
0のアンドゲート710hのみがチャンネル信号BT8
(第4図Q)0のタイミングにおいて条件が成立するた
めに、ノアゲート711から出力されるイネーブル信号
州Bはチャンネル信号BT,〜BT7までの期間におい
て発生される信号となる。ィネーブル信号INBがこの
ように第8チャンネル時間において、“0”になると、
前述したキーオン・オフ検出回路202(第11図)の
ァンドゲート212の出力を第8チャンネル時間におい
て強制的に“0”とする。また、第8チャンネル時間に
おいてのみ“0”となるイネープル信号INBは、キー
オン・オフ検出回路(第11図)のィンバータ232,
233をそれぞれ介して反転された後に、オァゲート2
22およびオアゲート224を介してシフトレジスタ2
18,225の入力側にそれぞれ供給されている。した
がって、第8チャンネル時間においては、第8チャンネ
ル時間において“0”となる反転ィネープル信号INB
によってシフトレジスタ218,225の対応するステ
ージに“1”信号が強制的に書き込まれることになる。
この結果、第8チャンネル部分は割当て済みの状態とな
り、つまり入力キーコードKCの割当てが不能の状態と
なる。したがって、第8鍵目のキーコ−ドKCは前述し
たトランケート動作によって第8チャンネル目以外のチ
ャンネルに割当てられることになり、チャンネル数を1
個少なくした弟1〜第7チャンネルに対するキーコード
KCの割当て制御が行なわれる。次に第1〜第6チャン
ネルを使用する場合には、押鍵状態メモリ204(第1
3図)の入出力兼用端子271hとモード端子272に
“0”信号を供給し、入出力兼用端夕子271gに“1
”信号を供給することによって、インバータ274b〜
274gから出力される信号ん〜A5を“0”とし、ィ
ンバータ274h,2 7 4 iから出力される信号
A6,A7を“1”とする。信号A6,A7のみが“1
”になるZOと、第3図に示すタイミング信号発生回路
700のアンドゲート710g,710hのみが第7、
第8チャンネル時間において条件が成立し、ノアゲート
711から第7、第8チャンネル時間においてのみ“0
”となるィネーブル信号瓜Bが出力Zされる。ィネーブ
ル信号INBが第7、第8チャンネル時間において“0
”になると、前述した場合と同様に、シフトレジスタ2
18,225(第11図)の第7、第8チャンネルに対
応したステージに“1”信号を強制的に書き込むことに
よっ2て、この第7、第8チャンネルを割当て不能とす
ることにより第1〜第6チャンネル構成による回路の制
御に変えている。以上のような動作を行なう入出力兼用
端子271a〜271h、モード端子272、オアゲー
ト273b〜273h、インバータ274b〜274i
、アンドゲート212およびィンバータ232,233
等により第3の制御手段が構成される。また、このよう
に不便用チャンネルに対応したチャンネル時間にのみ“
0”となるィネープル信号INBは、第12図に示すト
ランケート回路203のアンドゲート238にも供給さ
れており、このィネーブル信号INBが“0”となるチ
ャンネル時間に対応したチャンネルに対する雛鍵経過の
監視を強制的に阻止して、このチャンネルに対するトラ
ンケート信号の発生を行なわないようにしている。した
がって、上述した説明における使用チャンネル数の選択
は、その使用数を上位順位のチャンネルから順次選択す
ることができ、その選択は不便用としたいチャンネルに
対応するチャンネル時間にのみイネーブル信号INBを
“0”とするように制御すれば良いことになる。
このためには、不便用チャンネルを担当する押鍵状態メ
モリ204のインバータ274b〜2774hの出力信
へ〜A7が“1”となるように入出力兼用端子271a
〜271hを適宜制御すれば良く、使用チャンネル数と
上記出力信号Ao〜A7の関係は第4表に示すようにな
る。矛4表 また、このようなチャンネル数の変更を行なうために加
えられる押鍵状態メモリ204の入出力兼用端子271
a〜271hおよびモード端子271への制御信号は第
5表に示すようになる。
才5表したがって、以上説明したように、神鍵状態メモ
リ204は、キーオン・オフ検出回路202のシフトレ
ジスタ218から各チャンネルのチャンネル時間に対応
して出力される信号をパラレル信号に変換して対応する
チャンネルに供給することによりキーコードKCの割当
てられたチャンネルでかつ押鍵されているチャンネルの
みを動作させる働きと、モード端子272および入出力
兼用端子271a〜271hに加えられる信号に対応し
て割当てチャンネル数を変更する働きとを有しているこ
とになる。
なお、上述した説明においては、鍵盤部の操作鍵をブロ
ックとノートに分けて検出を行なう構成のキーコーダを
用いた場合についてのみ説明したが、この発明によるキ
ーアサィナはこれに限定されるものではなく、鍵盤部の
鍵を順次走査しながら操作鍵を検出するようなキーコー
ダを有するキーアサィナに適用しても良いことは言うま
でもない。
また、上述した実施例においては、キーコーダ100か
ら供給される新たなキーコードKCをチヤンネルプロセ
ツサ200のキーコードメモリ201の空いているチャ
ンネルに対応するステート部分のすべてに記憶させるよ
うに構成した場合について説明したが、該キ−コードK
Cが割当てられたチャンネルに対応するステート部分の
みに記憶させるようにすることもできる。
この場合には、キーコ−ドメモリ201のライン209
(第10図)に供給するセット信号をキーオン・オフ検
出回路202(第11図)のアンドゲート217から取
り出す代りにアンドゲート221から取り出すようにす
ればよい。更にまた、この発明によるキーアサィナによ
って制御される楽音形式回路としては、上述したシンセ
サィザ方式に限らず、他の方式の楽音形式回路を用いて
も良いものであり、また例えば1個の楽音形式回路を時
分割的に利用するような方式のものを用いることもでき
る。
以上説明したように、この発明による電子楽器3のキー
アサィナは、新たな押鍵があったとき第1の記憶手段に
その鍵情報を記憶させるとともに第2の記憶子段に押鍵
情報を記憶させる第1の制御手段と、機能があったとき
第2の記憶手段の押鍵情報を解除する第2の制御手段に
加わるに、割当4て可能な発音チャンネル数の変更があ
る状態でかつ各発音チャンネルに選択的に割当て阻止が
指示されたことを検出し、第2の記憶手段の割当阻止チ
ャンネルに強制的に押鍵情報を記憶させる第3の制御手
段を設けたので、キーアサィナの発音割当て処理のチャ
ンネル数を楽音形成回路のチャンネル数に合わせて変更
制御でき、キーアサィナのタ 汎用性が向上する。
すなわち、例えば発音チャンネルが8チャンネルのキー
アサイナの素子があり、楽音形成回路が4チャンネルの
場合、楽音形成回路に合わせて4発音チャンネルのキー
アサィナの素子を新しく開‐0発する必要はなく、第3
の制御手段によって割当て可能な発音チャンネル数を容
易に4チャンネルに変更することにより既存の8発音チ
ャンネルのキーアサイナを使用することができる。
また、キーアサィナの発音チャンネルと楽音形タ成回路
が例えば同じ場合、割当て可能な発音チャンネル数を変
更して減少させたことにより使用されなくなった楽音形
成回路のチャンネルを他の割当てされた発音チャンネル
と併設使用することによって、例えばピアノとオルガン
の合奏を行なつ0たような演奏効果が容易に得られる。
さらに、第3の制御手段に割当て可能発音チャンネル数
を指示するための第1の端子と、発音チャンネルに対応
して設けられ同じく割当て可能発音チャンネル数を指示
するための入出力端子兼用夕の複数の第2の端子とを設
けたことにより、1個第1の端子を増設するのみで素子
を構成できるので、端子数が制限される半導体集積回路
に通したものとなる。このようにこの発明によると、種
々の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるキーアサィナを使用した電子楽
器の一実施例を示す全体構成図、第2図はこの実施例に
おいて用いられる論理素子の表現図法を説明する図、第
3図は第1図に示すタイミング信号発生部の一例を示す
詳細回路図、第4図は第3図に示すタイミング信号発生
部において作られた各種タイミングパルスを示す波形図
、第5図乃至第13図はこの発明によるキーアサィナの
一実施例を示す回路図であって、第5図は第1図に示す
キースィッチ回路およびノート検出回路の一例を示す詳
細回路図、第6図は第1図に示すブロック検出回路の一
例を示す詳細回路図、第7図は第1図に示す状態制御回
路の一例を示す詳細回路図、第8図は第1図に示すサン
プルホールド回路の一例を示す詳細回路図、第9図は第
1図に示すノート検出回路、ブロック検出回路、状態制
御回路およびサンプルホールド回路の動作を説明するた
めの各部動作波形図、第10図はキーコードメモリの一
例を示す詳細回路図、第11図は第1図に示すキーオン
・オフ検出回路の一例を示す詳細回路図、第12図は第
1図に示すトランケート回路の一例を示す詳細回路図、
第13図は第1図に示す押鍵状態員メモリの一例を示す
詳細回路図である。 100……キーコーダ、101a〜101n…・・・キ
ースイツチ、102…・・・キースイツチ回路、103
・…・・ノート検出回路、104・・・・・・フロック
検出回路、105・・・・・・状態制御回路、106・
・・・・・サンプルホールド回路、200…・・・チャ
ンネルプロセッサ、201……キーコードメモリ、20
2……キーオン・オフ検出回路、203・・・・・・ト
ランケート回路、204・・・・・・押鍵状態メモリ、
300……キーアサイナ、267……シリアル・パラレ
ル変換回路、271a〜271h・・・・・・入出力併
用端子、272・・・・・・モード端子、600・・・
・・・楽音形成部、700・・・・・・タイミング信号
発生部。 第1図第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図 第12図 第13図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 押圧鍵に対応する楽音の発生を複数の発音チヤンネ
    ルのいずれかのチヤンネルに割当て処理する電子楽器の
    キーアサイナにおいて、a 上記各発音チヤンネルに割
    当てられた鍵を表わす鍵情報を記憶する第1の記憶手段
    と、b 上記各発音チヤンネルに割当てられた鍵の押鍵
    状態を表わす押鍵情報を記憶する第2の記憶手段と、c
    新たに鍵が押圧されたことを検出したとき、上記第2
    の記憶手段に押鍵情報が記憶されていない発音チヤンネ
    ルのうちのいずれかのチヤンネルを割当てチヤンネルと
    して指定し、この指定された発音チヤンネルに対応して
    上記第1の記憶手段に上記新たな押圧鍵を表わす鍵情報
    を記憶させるとともに、上記第2の記憶手段に押鍵情報
    を記憶させる第1の制御手段と、d 押圧されていた鍵
    が離鍵されたことを検出し、上記第2の記憶手段におけ
    る上記離鍵された鍵が割当てられている発音チヤンネル
    の押鍵情報の記憶を解除する第2の制御手段と、e 割
    当て可能発音チヤンネル数の変更が指示された状態でか
    つ各発音チヤンネルに対して選択的に割当て阻止が指示
    されたことを検出し、上記第2の記憶手段における上記
    割当て阻止が指示された発音チヤンネルに関して強制的
    に押鍵情報を記憶させる第3の制御手段とを設けてなる
    電子楽器のキーアサイナ。 2 前記第3の制御手段は、 前記割当て可能発音チヤンネル数の変更を指示する制
    御信号が選択的に供給される第1の端子と、 前記各発
    音チヤンネルに対応して設けられ、前記割当て阻止を指
    示する信号が選択的に供給される複数の第2の端子とを
    有し、 上記第1および第2の端子への信号供給状態に
    基づき前記第2の記憶手段に対する押鍵情報の記憶制御
    を行なう特許請求の範囲第1項記載の電子楽器のキーア
    サイナ。 3 前記各第2の端子は、前記第2の記憶手段の記憶内
    容を前記各発音チヤンネル別に出力する出力端子を兼用
    する特許請求の範囲第2項記載の電子楽器のキーアサイ
    ナ。
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