JPS60206860A - 重合体組成物 - Google Patents
重合体組成物Info
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- JPS60206860A JPS60206860A JP6294184A JP6294184A JPS60206860A JP S60206860 A JPS60206860 A JP S60206860A JP 6294184 A JP6294184 A JP 6294184A JP 6294184 A JP6294184 A JP 6294184A JP S60206860 A JPS60206860 A JP S60206860A
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- vinyl acetate
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- polymer
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L73/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing oxygen or oxygen and carbon in the main chain, not provided for in groups C08L59/00 - C08L71/00; Compositions of derivatives of such polymers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/54—Silicon-containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L27/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L27/02—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C08L27/04—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing chlorine atoms
- C08L27/06—Homopolymers or copolymers of vinyl chloride
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- Health & Medical Sciences (AREA)
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- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、重合体組成物に関する。更に詳しくは、加工
性、臭気および熱安定性などが改善された、エチレン−
酢酸ビニルー−酸化炭素共重合体などの酢酸ビニル系重
合体に係る重合体組成物に関する。
性、臭気および熱安定性などが改善された、エチレン−
酢酸ビニルー−酸化炭素共重合体などの酢酸ビニル系重
合体に係る重合体組成物に関する。
一般に、エチレン系重合体は、無極性のため、他の重合
体との相溶性に乏しい欠点がある。しかるに、エチレン
−酢酸ビニルー−酸化炭素共重合体は、分子中に極性の
高い一酸化炭素単位を有するため、ポリ塩化ビニル、ポ
リアミド、セルロース誘導体など、極性基を含有する多
くの重合体との相溶性に゛すぐれているという特徴をイ
している(特公昭55−50063号公報)。
体との相溶性に乏しい欠点がある。しかるに、エチレン
−酢酸ビニルー−酸化炭素共重合体は、分子中に極性の
高い一酸化炭素単位を有するため、ポリ塩化ビニル、ポ
リアミド、セルロース誘導体など、極性基を含有する多
くの重合体との相溶性に゛すぐれているという特徴をイ
している(特公昭55−50063号公報)。
特に、エチレン−酢酸ビニルー−酸化炭素共重合体(以
下−酸化炭素共重合体と略称することがある)は、塩化
ビニル系樹脂に対しては、従来の液状可塑剤に代って、
永久可塑剤あるいは改質剤として使用されている。かか
る−酸化炭素共重合体の永久可塑剤としての使用は、そ
れの特徴を最も活かした用途の一つであり、従来の塩化
ビニル系樹脂配合物の欠点であった液状可塑剤の揮発や
抽出による樹脂配合物の剛性亭の経時変化や液状可塑剤
の移行による他基拐への汚染なとがみられない。従って
、−酸化炭素共重合体を配合した塩化ビニル系樹脂組成
物から成形されたシートなどは、屋外での耐久性が要求
される工業廃水貯水池の止水シートや高度な非移行性が
要求される電気製品のカバーシートなど、従来の塩化ビ
ニル系樹脂配合物では、満足し得ながった分野にも使用
されている。
下−酸化炭素共重合体と略称することがある)は、塩化
ビニル系樹脂に対しては、従来の液状可塑剤に代って、
永久可塑剤あるいは改質剤として使用されている。かか
る−酸化炭素共重合体の永久可塑剤としての使用は、そ
れの特徴を最も活かした用途の一つであり、従来の塩化
ビニル系樹脂配合物の欠点であった液状可塑剤の揮発や
抽出による樹脂配合物の剛性亭の経時変化や液状可塑剤
の移行による他基拐への汚染なとがみられない。従って
、−酸化炭素共重合体を配合した塩化ビニル系樹脂組成
物から成形されたシートなどは、屋外での耐久性が要求
される工業廃水貯水池の止水シートや高度な非移行性が
要求される電気製品のカバーシートなど、従来の塩化ビ
ニル系樹脂配合物では、満足し得ながった分野にも使用
されている。
しかるに、この−酸化炭素共重合体重たはこれと塩化ビ
ニル系樹脂などの他の合成樹脂との配合物は、混線時、
成形時など高温に加熱したり、有機過酸化物または電子
線照射による架橋反応を行った場合、比較的熱安定性に
乏しく、製品に刺戟臭を与えるなどの欠点が認められる
。このような欠点は、酢酸ビニル系重合体に共通するも
のであるが、特にこの−酸化炭素共重合体では一酸化炭
素単位にfil接しているため酢酸ビニル単位の反応性
が高く、より低m域で酢酸を離脱させる傾−向を有して
おり、その製品へ刺戟臭を付着させる傾向が顕著である
。従って、かかる欠点を改善するために、酸化マグネシ
ウムを添加することが一般に知られている。
ニル系樹脂などの他の合成樹脂との配合物は、混線時、
成形時など高温に加熱したり、有機過酸化物または電子
線照射による架橋反応を行った場合、比較的熱安定性に
乏しく、製品に刺戟臭を与えるなどの欠点が認められる
。このような欠点は、酢酸ビニル系重合体に共通するも
のであるが、特にこの−酸化炭素共重合体では一酸化炭
素単位にfil接しているため酢酸ビニル単位の反応性
が高く、より低m域で酢酸を離脱させる傾−向を有して
おり、その製品へ刺戟臭を付着させる傾向が顕著である
。従って、かかる欠点を改善するために、酸化マグネシ
ウムを添加することが一般に知られている。
シカシながら、酸化マグネシウムの添加は、確かに製品
の刺戟臭の発生を防止する点では有効であるが、加工時
にロール面からの離型性が悪くなったり、あるいは熱安
定性が損われるようになったりする。例えば、車両用シ
ー)71jどの熱安定性の評価に用いられる120℃、
400時間の加熱では、酸化マグネシウムを添加したシ
ートは加熱減量が大きくなり、その変色も促進されるな
どの問題点を有している。これらの問題点の中、特にロ
ール面からの離型性が不良なことは致命的であり、加工
作業が円滑に行なえηCいので、混練成形過程において
重大な支障をきたしている。
の刺戟臭の発生を防止する点では有効であるが、加工時
にロール面からの離型性が悪くなったり、あるいは熱安
定性が損われるようになったりする。例えば、車両用シ
ー)71jどの熱安定性の評価に用いられる120℃、
400時間の加熱では、酸化マグネシウムを添加したシ
ートは加熱減量が大きくなり、その変色も促進されるな
どの問題点を有している。これらの問題点の中、特にロ
ール面からの離型性が不良なことは致命的であり、加工
作業が円滑に行なえηCいので、混練成形過程において
重大な支障をきたしている。
このように、−酸化炭素共重合体またはこれと他の合成
樹脂との配合物については、上記のような問題点が実用
化の障害となっているため、−酸化炭素共重合体につい
ての加工性、臭気、熱安定性などの改善が強く望まれて
いた。本発明者は、かかる課題を解決すべく鋭意研究の
結果、有機けい素化合物を添加した重合体組成物が、上
記課題を有効に解決し得ることを見出した。また、本発
明の解決手段は、−酸化炭素共重合体以外の酢酸ビニル
系重合体の脱臭および熱安定性の改善のために、同様に
有効に適用し得ることが判明した。
樹脂との配合物については、上記のような問題点が実用
化の障害となっているため、−酸化炭素共重合体につい
ての加工性、臭気、熱安定性などの改善が強く望まれて
いた。本発明者は、かかる課題を解決すべく鋭意研究の
結果、有機けい素化合物を添加した重合体組成物が、上
記課題を有効に解決し得ることを見出した。また、本発
明の解決手段は、−酸化炭素共重合体以外の酢酸ビニル
系重合体の脱臭および熱安定性の改善のために、同様に
有効に適用し得ることが判明した。
従って、本発明は重合体組成物に係り、酢酸ビニル系重
合体および加水分解可能V−3i−0−Q−結合単位を
有する有機けい素化合物からなり、あるいは酢酸ビニル
系重合体、該酢酸ビニル系重合体と相溶性を有する他の
合成樹脂および加水分解可能な一8i−0−0−結合単
位を有する有機けい素化合物からなる。
合体および加水分解可能V−3i−0−Q−結合単位を
有する有機けい素化合物からなり、あるいは酢酸ビニル
系重合体、該酢酸ビニル系重合体と相溶性を有する他の
合成樹脂および加水分解可能な一8i−0−0−結合単
位を有する有機けい素化合物からなる。
酢酸ビニル系重合体とし、では、ポリ酢酸ビニル、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体およびそれらの塩化ビニルグ
ラフト共重合体、エチレン−酢酸ビニルー−酸化炭素共
重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体などが用いら
れるが、以下の記載ではそれらの代表的な例として、上
記課題の解決が最もめられているエチレン−酢酸ビニル
ー−酸化炭素共重合体の場合について説明する。
レン−酢酸ビニル共重合体およびそれらの塩化ビニルグ
ラフト共重合体、エチレン−酢酸ビニルー−酸化炭素共
重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体などが用いら
れるが、以下の記載ではそれらの代表的な例として、上
記課題の解決が最もめられているエチレン−酢酸ビニル
ー−酸化炭素共重合体の場合について説明する。
本発明で用いられるエチレン−酢酸ビニルー−酸化炭素
共重合体は、いずれも重量でエチレンが約40〜80%
、好ましくは約60〜70%、酢酸ビニルが約15〜6
0%、好ましくは約20〜35%、また−酸化炭素が約
5〜30%、好ましくは約5〜15%の割合で共重合さ
れており、必要に応じて更に他の単量体を共重合させる
ことが可能である。そして、かかる−酸化炭素共重合体
の製造法の詳細については、例えば特公昭55−500
63号公報に記1tcされている。
共重合体は、いずれも重量でエチレンが約40〜80%
、好ましくは約60〜70%、酢酸ビニルが約15〜6
0%、好ましくは約20〜35%、また−酸化炭素が約
5〜30%、好ましくは約5〜15%の割合で共重合さ
れており、必要に応じて更に他の単量体を共重合させる
ことが可能である。そして、かかる−酸化炭素共重合体
の製造法の詳細については、例えば特公昭55−500
63号公報に記1tcされている。
加水分解可能な一5t−o−a−結合単位を有する有機
けい素化合物としては、主として次のように分類される
ものが用いられる。
けい素化合物としては、主として次のように分類される
ものが用いられる。
(1)一般式5t(oyt)4(ここで、Rはアルキル
基でアル)で示されるオルトアルキルシリケートまたけ
それの縮合体 例えば、オルトメチルシリケート、オルトエチルシリケ
ー(、オルトn −フロビルシリ)−に−オルトn−ブ
チルシリケート、オルトイソアミルシリケートおよびこ
れらの縮合体など (2)−分子中に3個のアルコキシ基を有するいわゆる
シランカップリング剤として市販されている化合物で、
好ましくは沸点が200℃以上のものラン、r−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル−r
−アミノプロピルトリメトキシシランなど これらの有機けい素化合物は、−酸化炭素共重合体10
0重量部に対して0.2〜10重i1部、好ましくは1
〜5重量部の割合で用いられる。これより少ない割合で
有機けい素化合物が用いら力ろと、刺戟具の防止に対し
て所期の効果が得られず、逆にこれより多い割合では、
得られる重合体組成物の粘度が低下して加工性が損われ
るようになったり、あるいは有機けい素化合物が成形品
の表面に滲出してベトッキを生ずるようになる。
基でアル)で示されるオルトアルキルシリケートまたけ
それの縮合体 例えば、オルトメチルシリケート、オルトエチルシリケ
ー(、オルトn −フロビルシリ)−に−オルトn−ブ
チルシリケート、オルトイソアミルシリケートおよびこ
れらの縮合体など (2)−分子中に3個のアルコキシ基を有するいわゆる
シランカップリング剤として市販されている化合物で、
好ましくは沸点が200℃以上のものラン、r−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル−r
−アミノプロピルトリメトキシシランなど これらの有機けい素化合物は、−酸化炭素共重合体10
0重量部に対して0.2〜10重i1部、好ましくは1
〜5重量部の割合で用いられる。これより少ない割合で
有機けい素化合物が用いら力ろと、刺戟具の防止に対し
て所期の効果が得られず、逆にこれより多い割合では、
得られる重合体組成物の粘度が低下して加工性が損われ
るようになったり、あるいは有機けい素化合物が成形品
の表面に滲出してベトッキを生ずるようになる。
−酸化炭素共重合体は、それと相溶性を有する他の合成
樹脂、例えば/XClゲン化重合体重合体】了ミド、セ
ルロース誘導体など、特に塩化ビニル系樹脂に配合され
、それらの合成樹脂の永久可塑剤などとして使用されて
いるので、実用上はそれらの配合物は重要であるが、か
かる配合物に有機Gすい素化合物を添加しても、そこに
調製された重合体組成物には、同様の添加効果が得られ
る。
樹脂、例えば/XClゲン化重合体重合体】了ミド、セ
ルロース誘導体など、特に塩化ビニル系樹脂に配合され
、それらの合成樹脂の永久可塑剤などとして使用されて
いるので、実用上はそれらの配合物は重要であるが、か
かる配合物に有機Gすい素化合物を添加しても、そこに
調製された重合体組成物には、同様の添加効果が得られ
る。
塩化ビニル系樹脂としては、塩化ビニルの単独重合体の
みならず、塩化ビニルと他の共単量体、例エバエチレン
、プロピレンなどのα−オレフィンII!、酢[ビニル
などのビニルエーテル類、アクリル酸エステルなどの不
飽和カルボン酸エステル類、アルキルビニルエーテルな
どのビニルエーテル類、臭化ビニル、フッ化ビニルなど
の他の)10ゲン化ビニル類、スチレン、アクIJロニ
) IJル、塩化ビニリデンなどのこれ以外のビニル4
6合物またはビニ+)デン化合物などとの共重合体が用
し1られ、必要に応じてこれらの塩化ビニル系樹脂には
、液状可塑剤を配合して用いることもできる。
みならず、塩化ビニルと他の共単量体、例エバエチレン
、プロピレンなどのα−オレフィンII!、酢[ビニル
などのビニルエーテル類、アクリル酸エステルなどの不
飽和カルボン酸エステル類、アルキルビニルエーテルな
どのビニルエーテル類、臭化ビニル、フッ化ビニルなど
の他の)10ゲン化ビニル類、スチレン、アクIJロニ
) IJル、塩化ビニリデンなどのこれ以外のビニル4
6合物またはビニ+)デン化合物などとの共重合体が用
し1られ、必要に応じてこれらの塩化ビニル系樹脂には
、液状可塑剤を配合して用いることもできる。
重合体組成物の調製は、前記各成分を同時的にtiは逐
次的にトライブレンドし、あるいはメルトブレンドする
ことによって行われる。トライブレンドの場合には、ロ
ール、押出機などの中で、−酸化炭素共重合体またはそ
れと他の合成樹脂とが溶融可塑化される段階で、有機け
い素化合物も同時に容易に均一に溶融混合される。メル
トブレンドの場合には、単軸押出機、2軸押量機、ノく
ンバリーミキサーなどの各種のミキサーロール、ニーダ
−などを用いて溶融混合すればよく、それらの間の混合
順序には特に制限がない。
次的にトライブレンドし、あるいはメルトブレンドする
ことによって行われる。トライブレンドの場合には、ロ
ール、押出機などの中で、−酸化炭素共重合体またはそ
れと他の合成樹脂とが溶融可塑化される段階で、有機け
い素化合物も同時に容易に均一に溶融混合される。メル
トブレンドの場合には、単軸押出機、2軸押量機、ノく
ンバリーミキサーなどの各種のミキサーロール、ニーダ
−などを用いて溶融混合すればよく、それらの間の混合
順序には特に制限がない。
−酸化炭素共重合体またはそれと他の合成樹脂との配合
物に、有機けい素化合物を添加して調製された重合体組
成物については、次のような効果が得られる。
物に、有機けい素化合物を添加して調製された重合体組
成物については、次のような効果が得られる。
(1) 前記した如く、酸化マグネシウムを加えて調製
した重合体組成物の場合には、混線時、成形時にロール
面からのIIi型性が悪くなるが、本発明に係る重合体
組成物は良好なロール面からの離型性を示している。
した重合体組成物の場合には、混線時、成形時にロール
面からのIIi型性が悪くなるが、本発明に係る重合体
組成物は良好なロール面からの離型性を示している。
(2)−酸化炭素共重合体またはこれと他の合成樹脂と
の配合物から成形された成形品、例えばフィルム、シー
トなどに刺戟臭がみられることについても前述したが、
この原因は混練時、成形時など高温に加熱した場合、−
酸化炭素共重合体中の酢酸ビニル単位の熱分解によって
生成した酢酸に起因するものと考えられる。しかるに、
本発明に係る重合体組成物にあっては、この酢酸を有機
けい素化合物とのエステル化反応によって酢酸エステル
として捕捉し、そのために製品に刺戟臭をもたらさない
のではないかと推定される。
の配合物から成形された成形品、例えばフィルム、シー
トなどに刺戟臭がみられることについても前述したが、
この原因は混練時、成形時など高温に加熱した場合、−
酸化炭素共重合体中の酢酸ビニル単位の熱分解によって
生成した酢酸に起因するものと考えられる。しかるに、
本発明に係る重合体組成物にあっては、この酢酸を有機
けい素化合物とのエステル化反応によって酢酸エステル
として捕捉し、そのために製品に刺戟臭をもたらさない
のではないかと推定される。
(8)前記した如く、酸化マグネシウムを添加して調製
した重合体組成物の場合には、製品のエージイング特性
が著しく損われ、製品の変色が促進され、減量も大きく
なる。これに対して、本発明に係る重合体組成物では、
有機けい素化合物の添加によって、製品のエージイング
特性が損われるようなことはない。
した重合体組成物の場合には、製品のエージイング特性
が著しく損われ、製品の変色が促進され、減量も大きく
なる。これに対して、本発明に係る重合体組成物では、
有機けい素化合物の添加によって、製品のエージイング
特性が損われるようなことはない。
このように、本発明に係る重合体組成物は、有−機けい
素化合物の添加によって格別副作用というようなものも
示さずに、実用面でめられているi型性の改善、製品の
刺戟臭の防止およびエージイング特性の改善などに卓越
した効果を有しており、このことは特筆すべきことであ
るといわなければならない。
素化合物の添加によって格別副作用というようなものも
示さずに、実用面でめられているi型性の改善、製品の
刺戟臭の防止およびエージイング特性の改善などに卓越
した効果を有しており、このことは特筆すべきことであ
るといわなければならない。
更に、酢酸ビニル系重合体またはそれと他の合成樹脂と
の樹脂組成物を有機過酸化物または電子線照射によって
架橋し、それらの高温での機械的特性やベトッキなどの
ブロッキング性を改善することが一般に行われているが
、その際にも有機けい素化合物の添加は、これらの架橋
反応の際に遊 □離する酢酸の捕捉にも有効に作用する
。
の樹脂組成物を有機過酸化物または電子線照射によって
架橋し、それらの高温での機械的特性やベトッキなどの
ブロッキング性を改善することが一般に行われているが
、その際にも有機けい素化合物の添加は、これらの架橋
反応の際に遊 □離する酢酸の捕捉にも有効に作用する
。
次に、実施例について本発明の詳細な説明する。
実施例1〜4
次の配合組成を有する重合体組成物を調製し、それから
シートを成形して、後記項目についての測定および評価
を行なった。
シートを成形して、後記項目についての測定および評価
を行なった。
ポリ塩化ビニル(平均重合度1000) 100 !i
11部Ba −Zn系安定剤 z5# 亜リン酸エステル 0.5重量部 エポキシ化大豆油 51 フエノール系酸化防止剤 0.31 有機けい素化合物 0.2# 〔測定および評価項目〕 ロール剥離性:6インチロールを用いて165℃で混練
し、混練物がロール面より剥離しなくなる迄の時間を測
定した シート表面の平滑性:混練時間1o分で採取した分出し
シートについて評価した 刺戟臭:上記シー)5gを内容積200−のガラス瓶に
密閉し、100℃で4時間加熱した後開栓し、刺戟臭の
有無を調べた 変色(ΔI!i):120℃に1週間加熱した上記シー
トの変色の程度を色差計(スガ試験機KK製カラーコン
ピューターSM −2型)ヲ用いて調べた 加熱減量=120℃で400時間加熱した後、上船シー
トの重量変化を調べた 比較例1 実施例1〜4において、有機けい素化合物を用いなかっ
た。
11部Ba −Zn系安定剤 z5# 亜リン酸エステル 0.5重量部 エポキシ化大豆油 51 フエノール系酸化防止剤 0.31 有機けい素化合物 0.2# 〔測定および評価項目〕 ロール剥離性:6インチロールを用いて165℃で混練
し、混練物がロール面より剥離しなくなる迄の時間を測
定した シート表面の平滑性:混練時間1o分で採取した分出し
シートについて評価した 刺戟臭:上記シー)5gを内容積200−のガラス瓶に
密閉し、100℃で4時間加熱した後開栓し、刺戟臭の
有無を調べた 変色(ΔI!i):120℃に1週間加熱した上記シー
トの変色の程度を色差計(スガ試験機KK製カラーコン
ピューターSM −2型)ヲ用いて調べた 加熱減量=120℃で400時間加熱した後、上船シー
トの重量変化を調べた 比較例1 実施例1〜4において、有機けい素化合物を用いなかっ
た。
比較例2
実施例1〜4において、有機けい素化合物の代りに、酸
化マグネシウムが1重量部用いられた。
化マグネシウムが1重量部用いられた。
以上の実施例1〜4および比較例1〜2で得られた測定
および評価結果は、次の表1に示される。
および評価結果は、次の表1に示される。
表1
実施例1 オルトエチルシリケー) 60 0 ?L
27 3.2実施例2 オルトイソゲ4必クリケー)
50 0 72L 25 3.6比較例1 (なし)
60 0 あり 26 3.5実施例5 実施例1において、オルトエチルシリケートの添加量を
種々変化させ、ロール混線後に得られた分出しシートの
表面のベトッキの状態および刺戟奥を評価した。得られ
た結果は、次の表2に示される。
27 3.2実施例2 オルトイソゲ4必クリケー)
50 0 72L 25 3.6比較例1 (なし)
60 0 あり 26 3.5実施例5 実施例1において、オルトエチルシリケートの添加量を
種々変化させ、ロール混線後に得られた分出しシートの
表面のベトッキの状態および刺戟奥を評価した。得られ
た結果は、次の表2に示される。
表2
1 0.1 あり なし
2 0.5 わずか
3 1 なし
4 2 〃 〃
5
6 10 〃 わずか
実施例6〜7、比較例3
実施例1〜5で用いられた一酸化炭素共重合体に対して
2重量部の有機けい素化合物を添加し、ブラベンダープ
ラストグラフを用いて、ローター回転数50 rpm
、温度160℃、時間10分間の混線条件下で混練し、
得られた混練物について刺戟臭の有無を調べた。得られ
た結果は、次の表3に示される。
2重量部の有機けい素化合物を添加し、ブラベンダープ
ラストグラフを用いて、ローター回転数50 rpm
、温度160℃、時間10分間の混線条件下で混練し、
得られた混練物について刺戟臭の有無を調べた。得られ
た結果は、次の表3に示される。
表3
実施例6 メチルシリケート縮合物(Sin、含量50
%) なし実施例7 r−グ】シトtシプロピセトリメ
トキシシラン 〃比較例3 (なし) あり 代理人 弁理士 吉 1)俊 夫 手続補正書(自船 1 事件の表示 昭和59年特許願第62941号 2 発明の名称 重合体組成物 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 三井ポリケミカル株式会社 4 代理人 (〒105) 住所 東京都港区芝大門1丁目2番7号阿藤ビル501
号 6 補正の内容 合体組成物は、」を挿入する。
%) なし実施例7 r−グ】シトtシプロピセトリメ
トキシシラン 〃比較例3 (なし) あり 代理人 弁理士 吉 1)俊 夫 手続補正書(自船 1 事件の表示 昭和59年特許願第62941号 2 発明の名称 重合体組成物 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 三井ポリケミカル株式会社 4 代理人 (〒105) 住所 東京都港区芝大門1丁目2番7号阿藤ビル501
号 6 補正の内容 合体組成物は、」を挿入する。
(2)第10頁第1行の「遂次的Jを「逐次的1に訂正
する。
する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、酢酸ビニル系重合体および加水分解可能な−81−
0−0−結合単位を有する有機けい素化合物からなる重
合体組成物。 2、酢酸ビニル系重合体がエチレン−酢酸ビニルー−酸
化炭素共重合体である特許請求の範囲第1項記載の重合
体組成物。 3、有機けい素化合物が一般式51(on)4(ここで
、Rはアルキル基である〕で表わされるオルトアルキル
シリケートまた祉その縮合体である特許請求の範囲第1
項記載の重合体組成物。 4、有機けい素化合物が一分子中に3個のアルコキシ基
を有するシランカップリング剤である特許請求の範囲第
1項記載の重合体組成物。 5、酢酸ビニル系■合体1001i量部に対し0.2〜
10重量部の有機けい素化合物が添加された特許請求の
範囲第1項記載の重合体組成物。 6、酢酸ビニル系重合体、該酢酸ビニル系重合体と相溶
性を有する他の合成樹脂および加水分解可能な一8i−
0−0−結合単位を有する有機けい素化合物からなる重
合体組成物。 7、酢酸ビニル系重合体がエチレン−ff[ビニルー−
酸化炭素共重合体である特許請求の範囲第6項記載の重
合体組成物。 8、他の合成樹脂が塩化ビニル系樹脂である特許請求の
範囲第6項記載の重合体組成物。 9、有機けい素化合物が一般式51(OR)4〔ここで
、Rはアルキル基である〕で表わされるオルトアルキル
シリケートまたはその縮合体である特許請求の範囲第6
項記載の重合体組成物。 10、有機けい素化合物が一分子中に3個のアルコキシ
基をVするシランカップリング剤である特許請求の範囲
第6項記載の重合体組成物。 11、酢酸ビニル系重合体100重量部に対し0.2〜
10重量部の有機けい素化合物が添加された特許請求の
範囲第6項記載の重合体組成物。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6294184A JPS60206860A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 重合体組成物 |
EP85103810A EP0163052B1 (en) | 1984-03-30 | 1985-03-29 | Polymeric composition |
DE8585103810T DE3580936D1 (de) | 1984-03-30 | 1985-03-29 | Polymere-zusammensetzungen. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6294184A JPS60206860A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 重合体組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60206860A true JPS60206860A (ja) | 1985-10-18 |
JPH023430B2 JPH023430B2 (ja) | 1990-01-23 |
Family
ID=13214827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6294184A Granted JPS60206860A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 重合体組成物 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0163052B1 (ja) |
JP (1) | JPS60206860A (ja) |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5117956A (ja) * | 1974-04-22 | 1976-02-13 | Shinetsu Chemical Co | Enkabinirukeijushisoseibutsu |
JPS5120946A (en) * | 1974-08-16 | 1976-02-19 | Showa Denko Kk | Kaishitsuechiren sakusanbinirukyojugotaikenkabutsuno seizohoho |
JPS5231213A (en) * | 1976-09-16 | 1977-03-09 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Piston crown |
JPS5645426A (en) * | 1979-09-21 | 1981-04-25 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd | Preparation of alkylene glycol |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1207489A (en) * | 1982-03-16 | 1986-07-08 | Kazuhiko Kanki | Resin composition suitable for use in medical devices |
-
1984
- 1984-03-30 JP JP6294184A patent/JPS60206860A/ja active Granted
-
1985
- 1985-03-29 EP EP85103810A patent/EP0163052B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1985-03-29 DE DE8585103810T patent/DE3580936D1/de not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5117956A (ja) * | 1974-04-22 | 1976-02-13 | Shinetsu Chemical Co | Enkabinirukeijushisoseibutsu |
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JPS5231213A (en) * | 1976-09-16 | 1977-03-09 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Piston crown |
JPS5645426A (en) * | 1979-09-21 | 1981-04-25 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd | Preparation of alkylene glycol |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0163052A2 (en) | 1985-12-04 |
EP0163052B1 (en) | 1990-12-19 |
DE3580936D1 (de) | 1991-01-31 |
JPH023430B2 (ja) | 1990-01-23 |
EP0163052A3 (en) | 1988-03-23 |
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