JPS60206402A - 晶析装置の運転方法 - Google Patents
晶析装置の運転方法Info
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- JPS60206402A JPS60206402A JP59062433A JP6243384A JPS60206402A JP S60206402 A JPS60206402 A JP S60206402A JP 59062433 A JP59062433 A JP 59062433A JP 6243384 A JP6243384 A JP 6243384A JP S60206402 A JPS60206402 A JP S60206402A
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- crystallizer
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Compounds Of Iron (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はFea+イオンを抽出含有する有機溶媒とぶつ
化物系剥離液とを混合接触させて鉄錯体結晶を析出させ
、かつ剥離後の有機溶媒と剥離液とを分離するための装
置の運転方法に関するものである。
化物系剥離液とを混合接触させて鉄錯体結晶を析出させ
、かつ剥離後の有機溶媒と剥離液とを分離するための装
置の運転方法に関するものである。
近年鉄鋼業等において酸洗い工程廃液から鉄化合物や酸
を回収する技術の開発が進んでいる。なかでも溶媒抽出
法によれば鉄を選択的に回収できるので回収鉄化合物の
純度の向上が期待でき、したがって廃酸回収メリットの
増大にもつながる。
を回収する技術の開発が進んでいる。なかでも溶媒抽出
法によれば鉄を選択的に回収できるので回収鉄化合物の
純度の向上が期待でき、したがって廃酸回収メリットの
増大にもつながる。
溶媒抽出法で従来問題であったFe3+イオンの剥離(
逆抽出)方法については、ぶつ化物系剥離液を用いるこ
とで解決がつき(特開昭57−42545)、それに用
いる晶析装置としては特開昭58−81402に示され
ているものがあり、本願と同日出願の逆円錐形「金属剥
離用晶析装置」もある。
逆抽出)方法については、ぶつ化物系剥離液を用いるこ
とで解決がつき(特開昭57−42545)、それに用
いる晶析装置としては特開昭58−81402に示され
ているものがあり、本願と同日出願の逆円錐形「金属剥
離用晶析装置」もある。
本発明者らは上記の特開昭58−81402にて開示さ
れている、および上記の逆円錐形晶析装置(第2図参照
)について初めて結晶生産能力45トン/月の工業的規
模でFe3+イオンの剥離を実施し、長期連続運転を行
いうる方法を確立した。
れている、および上記の逆円錐形晶析装置(第2図参照
)について初めて結晶生産能力45トン/月の工業的規
模でFe3+イオンの剥離を実施し、長期連続運転を行
いうる方法を確立した。
本発明の目的は、上記晶析装置の運転に際して各液相の
好適な濃度および温度条件を与え、よって結晶析出条件
を安定化し、装置の長期連続運転を容易にする方法を提
供することにある。
好適な濃度および温度条件を与え、よって結晶析出条件
を安定化し、装置の長期連続運転を容易にする方法を提
供することにある。
とくに寒冷期においては装置本体以外の配管・ポンプ等
で起こりやすい剥離液の冷却による結晶の析出を防止す
るための濃度管理が必要であり、また有機溶媒の温度上
昇による劣化を防止する必要もあり、それらのための運
転条件をも提示するものである。
で起こりやすい剥離液の冷却による結晶の析出を防止す
るための濃度管理が必要であり、また有機溶媒の温度上
昇による劣化を防止する必要もあり、それらのための運
転条件をも提示するものである。
本発明は、上方より順次に混合ゾーン、結晶分離ゾーン
、および結晶成長ゾーンまたは冷却ゾーンを有する晶析
装置においてFe3+イオンを抽出含有する有機溶媒を
ぶつ化物系剥離液と前記混合ゾーンで接触させることに
より鉄錯体結晶を析出させる装置を運転するに際し、前
記装置から排出される剥離液の濃度がNH4HF2は8
5〜115g/lとなるように前記装置に供給する剥離
液の濃度を調整し、かつ前記装置に供給する有機溶媒の
温度を20〜25℃、前記有機溶媒と前記剥離や。−、
わお。。、□40”0ツエ1゜12mA ’成長ゾーン
または冷却ゾーンの剥離液温度を15〜20℃に保つこ
とを特徴とする晶析装置の運転方法を提供するものであ
る。
、および結晶成長ゾーンまたは冷却ゾーンを有する晶析
装置においてFe3+イオンを抽出含有する有機溶媒を
ぶつ化物系剥離液と前記混合ゾーンで接触させることに
より鉄錯体結晶を析出させる装置を運転するに際し、前
記装置から排出される剥離液の濃度がNH4HF2は8
5〜115g/lとなるように前記装置に供給する剥離
液の濃度を調整し、かつ前記装置に供給する有機溶媒の
温度を20〜25℃、前記有機溶媒と前記剥離や。−、
わお。。、□40”0ツエ1゜12mA ’成長ゾーン
または冷却ゾーンの剥離液温度を15〜20℃に保つこ
とを特徴とする晶析装置の運転方法を提供するものであ
る。
本発明はまた、上方より順次に混合ゾーン、結晶分離ゾ
ーン、および結晶成長ゾーンまたは冷却ゾーンを有する
晶析装置においてFe3+イオンを抽出含有する有機溶
媒をぶつ化物系剥離液と前記混合ゾーンで接触させるこ
とにより鉄錯体結晶を析出させる装置を運転するに際し
、前記装置から排出される剥離液の濃度がNH4HF−
2は85〜115g/文、HFは10g/見以下(ただ
し、Og/見は含まず)となるように前記装置に供給す
る剥離液の濃度を調整し、かつ前記装置に供給する有機
溶媒の温度を20〜25℃、前記有機溶媒と前記剥離液
の二相混合時の液温を40℃以下に、前記結晶成長ゾー
ンまたは冷却ゾーンの剥離液温度を15〜20℃に保つ
ことを特徴とする晶析装置の運転方法を提供するもので
ある。
ーン、および結晶成長ゾーンまたは冷却ゾーンを有する
晶析装置においてFe3+イオンを抽出含有する有機溶
媒をぶつ化物系剥離液と前記混合ゾーンで接触させるこ
とにより鉄錯体結晶を析出させる装置を運転するに際し
、前記装置から排出される剥離液の濃度がNH4HF−
2は85〜115g/文、HFは10g/見以下(ただ
し、Og/見は含まず)となるように前記装置に供給す
る剥離液の濃度を調整し、かつ前記装置に供給する有機
溶媒の温度を20〜25℃、前記有機溶媒と前記剥離液
の二相混合時の液温を40℃以下に、前記結晶成長ゾー
ンまたは冷却ゾーンの剥離液温度を15〜20℃に保つ
ことを特徴とする晶析装置の運転方法を提供するもので
ある。
本発明の詳細を図面に基づき詳細に説明する。
第1図は本発明の対象である晶析装置の組み込まれた酸
や鉄の回収設備のフローシートであるが、回収フローは
これに限定されるものではない。ここで廃酸Aoとして
は、硝弗酸や硝酸、および含有されるFe2+イオンが
適当な方法でFe3+に酸化された硫酸や塩酸が対象と
なる。Ao中のFe3+イオンはlにおいてアルキルり
ん酸等を抽出剤とする有機溶媒Sとのイオン交換反応に
より抽出される。アルキルりん酸の代表的なものはD2
E)(PA (ジー(2−エチルヘキシル)りん酸)で
ありHRと表せるので、1の鉄抽出反応は次のように書
ける。廃酸Aoが硝弗酸の場合鉄イオンの形態は主とし
てFeF2+なので、鉄抽出反応は(2)、(3)式の
ようになる。
や鉄の回収設備のフローシートであるが、回収フローは
これに限定されるものではない。ここで廃酸Aoとして
は、硝弗酸や硝酸、および含有されるFe2+イオンが
適当な方法でFe3+に酸化された硫酸や塩酸が対象と
なる。Ao中のFe3+イオンはlにおいてアルキルり
ん酸等を抽出剤とする有機溶媒Sとのイオン交換反応に
より抽出される。アルキルりん酸の代表的なものはD2
E)(PA (ジー(2−エチルヘキシル)りん酸)で
ありHRと表せるので、1の鉄抽出反応は次のように書
ける。廃酸Aoが硝弗酸の場合鉄イオンの形態は主とし
てFeF2+なので、鉄抽出反応は(2)、(3)式の
ようになる。
Fe3”+3HR+ 、FeR3+3H” (1)Fe
F 2 ” +3HR+FeR3+H” +28F (
2) 、シFeF 2 + +HR+Fe、F 2 R
+H” (3)鉄抽出後の水相は回収酸Aとして再使用
される。
F 2 ” +3HR+FeR3+H” +28F (
2) 、シFeF 2 + +HR+Fe、F 2 R
+H” (3)鉄抽出後の水相は回収酸Aとして再使用
される。
Fea+イオンを抽出含有する有機溶媒Sは2において
NH4HF2を主体とする水溶液りとの剥!1i(逆抽
出)反応により、(NH4)3FeF6結晶Xを生成す
る。
NH4HF2を主体とする水溶液りとの剥!1i(逆抽
出)反応により、(NH4)3FeF6結晶Xを生成す
る。
FeR3+ 3NH4HF2 +
3HR+ (NH4) 3 FeF 6 ↓ (4)F
eF 2 R+3N)I 4 HF2 +HR+ (N
H4) 3 FeF 6 ↓+2HF (5)FeR3
+ 3NH4HF2 +3NH4F +3NH4R+
(NH4) 3 FeF s ↓+3HF (6)鉄剥
離後の抽出剤の一部は(6)式のような反応でアンモニ
ア型(NH4R)となっているので、溶媒Sを3におい
て塩酸を含む水相Cとの反応により水素型(HR)に変
換する。
eF 2 R+3N)I 4 HF2 +HR+ (N
H4) 3 FeF 6 ↓+2HF (5)FeR3
+ 3NH4HF2 +3NH4F +3NH4R+
(NH4) 3 FeF s ↓+3HF (6)鉄剥
離後の抽出剤の一部は(6)式のような反応でアンモニ
ア型(NH4R)となっているので、溶媒Sを3におい
て塩酸を含む水相Cとの反応により水素型(HR)に変
換する。
NH4R+HC見 → HR+NH4C文 (7)3を
経た水相からは4においてアンモニア水Eを回収する。
経た水相からは4においてアンモニア水Eを回収する。
さて2から排出された結晶Xを含む剥離液は5で固液分
離され、Xは6で乾燥され、7で空気中または水素気流
中で分解されて酸化鉄Hまたは金属鉄Iとなる。
離され、Xは6で乾燥され、7で空気中または水素気流
中で分解されて酸化鉄Hまたは金属鉄Iとなる。
(NH4) 3 FeF 6 +3/402− 3NH
4F +3/2F2 + 1/2Fe 203’(8)
(NH4) 3 FeF 6 +3/2H2−+ 3N
H4F +38F +Fe (9)7で発生する分解ガ
スGはNH4F、HF等を含むので、吸収されて4で回
収されたアンモニア水Eと同様再び剥離液りとして使用
される。
4F +3/2F2 + 1/2Fe 203’(8)
(NH4) 3 FeF 6 +3/2H2−+ 3N
H4F +38F +Fe (9)7で発生する分解ガ
スGはNH4F、HF等を含むので、吸収されて4で回
収されたアンモニア水Eと同様再び剥離液りとして使用
される。
第2図は鉄剥離工程2において使用される晶析装置10
の一例である。Fea+イオンを抽出含有する有機溶媒
Sは温度調節塁11を経て、NH4)(F2等から成る
ふっ化物系剥離液りは加熱器12を経てそれぞれ混合槽
13に導かれ、(4)、(5) 、 (8)式のような
鉄剥離反応により鉄ふっ素錯体(NH4) 3FeFt
3が生成する。剥離後の溶媒は静置区域14を経て排出
口15より排出される。
の一例である。Fea+イオンを抽出含有する有機溶媒
Sは温度調節塁11を経て、NH4)(F2等から成る
ふっ化物系剥離液りは加熱器12を経てそれぞれ混合槽
13に導かれ、(4)、(5) 、 (8)式のような
鉄剥離反応により鉄ふっ素錯体(NH4) 3FeFt
3が生成する。剥離後の溶媒は静置区域14を経て排出
口15より排出される。
鉄ふっ素錯体は剥離液に対する溶解度が比較的小さいの
で、剥離が続いて行われると結晶となって析出する。結
晶を含む剥離液は下降管16を下降して結晶成長ゾーン
または冷却ゾーンと呼ばれる区域17に至る0区域17
は外部の熱交換器18等と配管接続されており、混合槽
13で加温状態にあった剥離液を冷却することにより結
晶の成長が促進される。必要に応じて区域17の内部に
は強制循環ゾーン19が設けられ、外部の循環ポンプと
接続することによりこの区域19の剥離液に流動性を与
えて結晶の器壁への付着や底部への堆積拳固化を抑制す
る。剥離液は結晶分離ゾーン20を経て最終的に排出口
21より排出される。
で、剥離が続いて行われると結晶となって析出する。結
晶を含む剥離液は下降管16を下降して結晶成長ゾーン
または冷却ゾーンと呼ばれる区域17に至る0区域17
は外部の熱交換器18等と配管接続されており、混合槽
13で加温状態にあった剥離液を冷却することにより結
晶の成長が促進される。必要に応じて区域17の内部に
は強制循環ゾーン19が設けられ、外部の循環ポンプと
接続することによりこの区域19の剥離液に流動性を与
えて結晶の器壁への付着や底部への堆積拳固化を抑制す
る。剥離液は結晶分離ゾーン20を経て最終的に排出口
21より排出される。
また結晶は結晶排出管22よりスラリーとして適宜排出
され、固液分離にかけられる。
され、固液分離にかけられる。
第3図〜第6図は鉄ふっ化物錯体(NHa ) 3F
e F6のふっ化物系剥離液に対する溶解度のグラフで
あって、NH4HF2は75〜150g/文、HFは0
〜20g1文の範囲で溶解度曲線を与えている。これら
の溶解度曲線より言えることは、剥離液の成分であるN
H4HF2の濃度が減少しHFの濃度が増加すると、(
N)Ia ) 3 FeF6の溶解度曲線の温度に関す
る勾配が増大するといういうことである。実際、剥離液
の濃度調整を行わずに晶析装置の運転を継続すると、(
4)〜(6)式の反応により(NH4)3 FeFaが
消費されて濃度が減少し、とくに廃酸が硝弗酸廃液の場
合には、(3)式の反応により17e3+イオンと共に
有機溶媒に抽出されていたF−イオンが(5)式の反応
で剥離液中にHFとして逆抽出されるため剥離液のHF
19度が増加し、したがって(NH4)3FeF6の溶
解度曲線が温度に対して急勾配となる傾向にある。その
ために晶析装置本体の外部で剥離液の冷却があれば、(
NH4) 3 FeF6結晶の析出という装置の運転の
ために好ましくない現象が起こりやすくなる。剥離液の
冷却は冬季等寒冷期における外気温の冷却により起こる
が、夏季においても装置本体内の結晶成長ゾーンまたは
冷却ゾーンと接続されている配管内は冷却状態にあり、
したがって四季を問わず剥離液の組成および濃度をある
条件の範囲内で調整する必要が生じる。
e F6のふっ化物系剥離液に対する溶解度のグラフで
あって、NH4HF2は75〜150g/文、HFは0
〜20g1文の範囲で溶解度曲線を与えている。これら
の溶解度曲線より言えることは、剥離液の成分であるN
H4HF2の濃度が減少しHFの濃度が増加すると、(
N)Ia ) 3 FeF6の溶解度曲線の温度に関す
る勾配が増大するといういうことである。実際、剥離液
の濃度調整を行わずに晶析装置の運転を継続すると、(
4)〜(6)式の反応により(NH4)3 FeFaが
消費されて濃度が減少し、とくに廃酸が硝弗酸廃液の場
合には、(3)式の反応により17e3+イオンと共に
有機溶媒に抽出されていたF−イオンが(5)式の反応
で剥離液中にHFとして逆抽出されるため剥離液のHF
19度が増加し、したがって(NH4)3FeF6の溶
解度曲線が温度に対して急勾配となる傾向にある。その
ために晶析装置本体の外部で剥離液の冷却があれば、(
NH4) 3 FeF6結晶の析出という装置の運転の
ために好ましくない現象が起こりやすくなる。剥離液の
冷却は冬季等寒冷期における外気温の冷却により起こる
が、夏季においても装置本体内の結晶成長ゾーンまたは
冷却ゾーンと接続されている配管内は冷却状態にあり、
したがって四季を問わず剥離液の組成および濃度をある
条件の範囲内で調整する必要が生じる。
そのために第1図で説明した結晶分解ガスや回収アンモ
ニア水が再使用され、あるいは新たに薬剤が補給ぐれる
のである。後述する実施例1によれば、晶析装置本体外
部で冷却状態下で結晶析出の起こらない濃度条件はNH
4HF2については85g1文以上であり、ざらに廃酸
が硝弗酸の場合を考えるとHFについては10g/41
以下である。
ニア水が再使用され、あるいは新たに薬剤が補給ぐれる
のである。後述する実施例1によれば、晶析装置本体外
部で冷却状態下で結晶析出の起こらない濃度条件はNH
4HF2については85g1文以上であり、ざらに廃酸
が硝弗酸の場合を考えるとHFについては10g/41
以下である。
これらの濃度条件は第3図〜第6図の溶解度曲線の低温
度領域(20℃以下)における温度勾配としてはほぼ0
.15g/9.1 ”C以下に対応している。また有機
溶媒としてこれに限定されることはないが、30v/v
%D2EHPA+70v/v%n−パラフィンを用いた
場合、有機相に抽出含有されるFe3+イオンの濃度は
ほぼ12〜20g1文の範囲にある。晶析装置に供給さ
れる溶媒と剥離液との重量比(0/A)がl/3〜2/
3の範囲で変動すると、剥離による水相中のNH4HF
2の濃度減少は12.2〜40.7g/文の範囲となり
、変動幅は約30g/lとなる。したがって晶析装置か
ら排出される剥離液のNH4HF28度の管理範囲とし
ては85〜115g/uとするのが妥当であり、l。
度領域(20℃以下)における温度勾配としてはほぼ0
.15g/9.1 ”C以下に対応している。また有機
溶媒としてこれに限定されることはないが、30v/v
%D2EHPA+70v/v%n−パラフィンを用いた
場合、有機相に抽出含有されるFe3+イオンの濃度は
ほぼ12〜20g1文の範囲にある。晶析装置に供給さ
れる溶媒と剥離液との重量比(0/A)がl/3〜2/
3の範囲で変動すると、剥離による水相中のNH4HF
2の濃度減少は12.2〜40.7g/文の範囲となり
、変動幅は約30g/lとなる。したがって晶析装置か
ら排出される剥離液のNH4HF28度の管理範囲とし
ては85〜115g/uとするのが妥当であり、l。
011581文の範囲に調整するとよい。115g/文
以上とするためには装置に供給するNH4HF2濃度を
130g/41以上としなくてはならず、剥離液濃度の
維持管理上経済性に問題を生じる。
以上とするためには装置に供給するNH4HF2濃度を
130g/41以上としなくてはならず、剥離液濃度の
維持管理上経済性に問題を生じる。
第7図は実施例2に示す二相混合時の液温とその温度を
経た有機溶媒のFe3+抽出率との関係を表す。混合後
の液温か高いとその後のFe3+抽出率が低下し、溶媒
劣化の傾向を示す。実施可能な4段の鉄抽出ミキサーセ
トラーを用いて4段とも同じ抽出率でFea+イオンの
抽出が行われるとすると、1段のFe3+抽出率が68
%以上のとき全体のFe3+抽出率が99%以上となる
。FeS+抽出率が68%に相当する混合時の液温は4
0℃であり、二相混合時の液温は40°C以下とするの
が望ましい。混合時の液温を調節するため装置に供給す
る有機溶媒も温度調節されるが、溶媒温度を外気温より
5℃高くて5〜40℃の範囲とし、温度調節の幅を加温
も冷却も20℃以内とすると、溶媒の温度範囲は20〜
25℃が望ましい。そうすると晶析装置のO/A=1/
3〜2/3として供給する剥離液の温度は45〜53°
Cの範囲とな )る。
経た有機溶媒のFe3+抽出率との関係を表す。混合後
の液温か高いとその後のFe3+抽出率が低下し、溶媒
劣化の傾向を示す。実施可能な4段の鉄抽出ミキサーセ
トラーを用いて4段とも同じ抽出率でFea+イオンの
抽出が行われるとすると、1段のFe3+抽出率が68
%以上のとき全体のFe3+抽出率が99%以上となる
。FeS+抽出率が68%に相当する混合時の液温は4
0℃であり、二相混合時の液温は40°C以下とするの
が望ましい。混合時の液温を調節するため装置に供給す
る有機溶媒も温度調節されるが、溶媒温度を外気温より
5℃高くて5〜40℃の範囲とし、温度調節の幅を加温
も冷却も20℃以内とすると、溶媒の温度範囲は20〜
25℃が望ましい。そうすると晶析装置のO/A=1/
3〜2/3として供給する剥離液の温度は45〜53°
Cの範囲とな )る。
また結晶成長ゾーンまたは冷却ゾーンの剥離液温度は、
外気温の範囲θ〜35℃に対し温度調節の幅を20°C
以内として15〜20℃の範囲に保つのが望ましい。一
方前述のように混合槽の液温は40°C以下とされるが
、Fe3+イオンの剥離速度および剥離率は高温はど大
きいので40℃近くに維持される。よって年間を通じて
晶析装置内の温度分布がほぼ一定に保たれ、かつ剥離液
の組成および濃度が調整されるので、図で示したような
溶解度曲線に従って安定した結晶析出が起こり、装置の
長期連続運転が容易に行える。
外気温の範囲θ〜35℃に対し温度調節の幅を20°C
以内として15〜20℃の範囲に保つのが望ましい。一
方前述のように混合槽の液温は40°C以下とされるが
、Fe3+イオンの剥離速度および剥離率は高温はど大
きいので40℃近くに維持される。よって年間を通じて
晶析装置内の温度分布がほぼ一定に保たれ、かつ剥離液
の組成および濃度が調整されるので、図で示したような
溶解度曲線に従って安定した結晶析出が起こり、装置の
長期連続運転が容易に行える。
次に、本発明を実施例につき具体的に説明する。
[実施例1]
(NH4) 3 F e Fa結晶生産能力45トン/
月の第2図に示すような晶析装置で硝弗酸廃液から抽出
したFea+イオンの剥離を行った。30v/マ%D2
EHPA+70v/v%n−パラフィンノ有機溶媒でF
e3+イオンを14.9〜19.5g/文抽出含有する
ものを2m゛/時の割合で第2図の混合槽13に供給し
た。剥離液としてNH4HF2が65〜131g15L
、 HFが0〜20g/lのものを3.5rn’/時の
割合テ(0/A = l /1.75)混合槽13に供
給した。その際有機溶媒の温度は20〜23°Cに、剥
離液の温度は45〜50℃に調節した。
月の第2図に示すような晶析装置で硝弗酸廃液から抽出
したFea+イオンの剥離を行った。30v/マ%D2
EHPA+70v/v%n−パラフィンノ有機溶媒でF
e3+イオンを14.9〜19.5g/文抽出含有する
ものを2m゛/時の割合で第2図の混合槽13に供給し
た。剥離液としてNH4HF2が65〜131g15L
、 HFが0〜20g/lのものを3.5rn’/時の
割合テ(0/A = l /1.75)混合槽13に供
給した。その際有機溶媒の温度は20〜23°Cに、剥
離液の温度は45〜50℃に調節した。
また冷却ゾーン17の剥離液の温度を15〜20°Cに
調節した。晶析装置から排出される剥離液の組成および
濃度はNH4)HF2が54〜126g/文、HFがO
〜25g/uの範囲であった。この時の冷却ゾーン配管
中における結晶の析出状況は次の表のようであった。
調節した。晶析装置から排出される剥離液の組成および
濃度はNH4)HF2が54〜126g/文、HFがO
〜25g/uの範囲であった。この時の冷却ゾーン配管
中における結晶の析出状況は次の表のようであった。
これよりNH4HF2が85g1文以上でHFがLog
/u以下では配管中の結晶析出がほとんどないことがわ
かる。
/u以下では配管中の結晶析出がほとんどないことがわ
かる。
[実施例2]
Fe3+イオンを抽出した実施例1と同じ有機溶媒(約
20°C)をNH4HF2を125g/見含有する20
〜50℃の剥離液と0/A=1/3で回分的に1時間混
合接触させたあと、HCu溶液で溶媒中の抽出剤をNH
4+型からH生型に変換し、続いてFe3+を32.2
g/31、HFを45g/sL含有する硝弗酸廃液中の
Fe3+抽出を0/A=1.5で行い、Fe3+抽出率
をめた。結果は第7図に示すように剥離液の温度が高く
なるとFe3+抽出率の低下が見られた。
20°C)をNH4HF2を125g/見含有する20
〜50℃の剥離液と0/A=1/3で回分的に1時間混
合接触させたあと、HCu溶液で溶媒中の抽出剤をNH
4+型からH生型に変換し、続いてFe3+を32.2
g/31、HFを45g/sL含有する硝弗酸廃液中の
Fe3+抽出を0/A=1.5で行い、Fe3+抽出率
をめた。結果は第7図に示すように剥離液の温度が高く
なるとFe3+抽出率の低下が見られた。
第1図は酸や鉄の回収設備のフローシート、第2図は鉄
剥離用晶析装置の一例の線図的断面図、第3図、第4図
、第5図および第6図は(NH4)3FeF8の溶解度
曲線で、第3図から順にNH4HF2 =75,100
,125,150g/文で一定の場合に対する溶解度を
示すグラフ、第7図は二相混合時の液温とその温度を経
た有機溶媒のFea+抽出率との関係を示すグラフであ
る。 符合の説明 AO″・・・廃酸、A・・・回収酸、C・・・塩酸溶液
、D・・・鉄剥離液、E・・・アンモニア水、G・・・
分解ガス、H・・・酸化鉄、■・・・金属鉄、S・・・
有機溶媒、X・・・鉄錯体結晶、l・・・鉄抽出、2・
・・鉄剥離(晶析)、3・・・溶媒変換、4・・・アン
モニア回収、5・・・固液分離、6・・・結晶乾燥、7
・・・結晶分解、lO・・・晶析装置本体、11・・・
溶媒温度調節器、12・・・剥離液加熱器、13・・・
混合ゾーン、14・・・溶媒静置区域、15・・・溶媒
排出口、16・・・下降管、17・・・結晶成長または
剥離液冷却ゾーン、18・・・剥離液熱交換器、19・
・・剥離液強制循環ゾーン、20・・・結晶分離ゾーン
、21・・・剥離液排出口、22・・・結晶排出管 第1図 第2図 第3図 温 鷹 (0C) 第4図 温 度 (0C) 第5図 第6図 湿 度 (0C)
剥離用晶析装置の一例の線図的断面図、第3図、第4図
、第5図および第6図は(NH4)3FeF8の溶解度
曲線で、第3図から順にNH4HF2 =75,100
,125,150g/文で一定の場合に対する溶解度を
示すグラフ、第7図は二相混合時の液温とその温度を経
た有機溶媒のFea+抽出率との関係を示すグラフであ
る。 符合の説明 AO″・・・廃酸、A・・・回収酸、C・・・塩酸溶液
、D・・・鉄剥離液、E・・・アンモニア水、G・・・
分解ガス、H・・・酸化鉄、■・・・金属鉄、S・・・
有機溶媒、X・・・鉄錯体結晶、l・・・鉄抽出、2・
・・鉄剥離(晶析)、3・・・溶媒変換、4・・・アン
モニア回収、5・・・固液分離、6・・・結晶乾燥、7
・・・結晶分解、lO・・・晶析装置本体、11・・・
溶媒温度調節器、12・・・剥離液加熱器、13・・・
混合ゾーン、14・・・溶媒静置区域、15・・・溶媒
排出口、16・・・下降管、17・・・結晶成長または
剥離液冷却ゾーン、18・・・剥離液熱交換器、19・
・・剥離液強制循環ゾーン、20・・・結晶分離ゾーン
、21・・・剥離液排出口、22・・・結晶排出管 第1図 第2図 第3図 温 鷹 (0C) 第4図 温 度 (0C) 第5図 第6図 湿 度 (0C)
Claims (2)
- (1) 上方より順次に混合ゾーン、結晶分離ゾーン、
および結晶成長ゾーンまたは冷却ゾーンを有する晶析装
置においてFe3+イオンを抽出含有する有機溶媒をふ
り化物系剥離液と前記混合ゾーンで接触させることによ
り鉄錯体結晶を析出させる装置を運転するに際し、前記
装置から排出される剥離液の濃度がNH4HF2は85
〜115g/lとなるように前記装置に供給する剥離液
の濃度を調整し、かつ前記装置に供給する有機溶媒の温
度を20〜25°C1前記有機溶媒と前記剥離液の二相
混合時の液温を40℃以下に、前記結晶成長ゾーンまた
は冷却ゾーンの剥離液温度を15〜20°Cに保つこと
を特徴とする晶析装置の運転方法。 - (2) 上方より順次に混合ゾーン、結晶分離ゾーン、
および結晶成長ゾーンまたは冷却ゾーンを有する晶析装
置においてFea+イオンを抽出含有する有機溶媒をぶ
つ化物系剥離液と前記混合ゾーンで接触させることによ
り鉄錯体結晶を析出させる装置を運転するに際し、前記
装置から排出される剥離液の濃度がNH4HF2は85
〜115g1文、HFはLogin以下(ただし、Og
/文は含まず)となるように前記装置に供給する剥離液
の濃度を調整し、かつ前記装置に供給する有機溶媒の温
度を20〜25℃、前記有機溶媒と前記剥離液の二相混
合時の液温を40℃以下に、前記結晶成長ゾーンまたは
冷却ゾーンの剥離液温度を15〜20℃に保つことを特
徴とする晶析装置の運転方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59062433A JPS60206402A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 晶析装置の運転方法 |
US06/713,862 US4830836A (en) | 1984-03-30 | 1985-03-20 | Metal stripping system and an operation process therefor |
DE8585302029T DE3586011D1 (de) | 1984-03-30 | 1985-03-25 | Einrichtung zum metallstrippen und betriebsverfahren dafuer. |
EP85302029A EP0157561B1 (en) | 1984-03-30 | 1985-03-25 | Metal stripping system and an operation process therefor |
CA000477476A CA1246326A (en) | 1984-03-30 | 1985-03-26 | Metal stripping system and an operation process therefor |
KR1019850002118A KR890000167B1 (ko) | 1984-03-30 | 1985-03-29 | 금속 스트립핑 시스템 및 그 조작법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59062433A JPS60206402A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 晶析装置の運転方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60206402A true JPS60206402A (ja) | 1985-10-18 |
JPS6216681B2 JPS6216681B2 (ja) | 1987-04-14 |
Family
ID=13200040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59062433A Granted JPS60206402A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 晶析装置の運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60206402A (ja) |
-
1984
- 1984-03-30 JP JP59062433A patent/JPS60206402A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6216681B2 (ja) | 1987-04-14 |
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