JPS6020451Y2 - 霧化器用圧電振動子 - Google Patents

霧化器用圧電振動子

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JPS6020451Y2
JPS6020451Y2 JP1608476U JP1608476U JPS6020451Y2 JP S6020451 Y2 JPS6020451 Y2 JP S6020451Y2 JP 1608476 U JP1608476 U JP 1608476U JP 1608476 U JP1608476 U JP 1608476U JP S6020451 Y2 JPS6020451 Y2 JP S6020451Y2
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JP
Japan
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electrode
piezoelectric vibrator
piezoelectric ceramic
atomizer
piezoelectric
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Application number
JP1608476U
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JPS52109459U (ja
Inventor
孝文 古賀
健六 谷
修三 中山
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Publication date
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  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、水、石油等の液体の霧化に使用する圧電振動
子に関し、特に厚み振動モードのスプリアスを減少させ
た圧電振動子を提供することを目的とする。
まず、従来のこの種の圧電振動子の構造について第1図
〜第4図とともに説明する。
第1図〜第4図において、1は圧電磁器であり、この圧
電磁器1の両面に電極2および3が設けられている。
通常、電極2,3としては銀電極が600〜800℃で
焼付けられている。
この電極2゜3の形成後、第5図のようにして電極2,
3間に2〜4KV/rranの直流電圧を印加し、分極
処理が行われる。
この第5図の分極方法では全面の電極3を金属板4の上
に置き、小さい方の電極2に金属接触端子5を接触させ
、金属板4に接続された端子6との間に直流高電圧を印
加し、オイル中で分極を行うものであった。
その分極領域は点線で示しているように、小さい電極2
の部分のみとなる。
しかしながら、第1図に示すような従来の圧電振動子で
は、厚み振動モードにおいてスプリアスが多く、霧化効
率が悪いという欠点があった。
そこで本考案は上記従来の欠点を除去し、スプリアスが
少なく霧化効率の良い霧化器用圧電振動子を提供するこ
とも目的とするものである。
以下、本考案の実施例について説明する。
まず、第6図に示した実施例において、7は円板状圧電
磁器、8,9はそれぞれ圧電磁器7の両面に設けられた
電極であり、表面の電極8は圧電磁器7の径より小さい
径で設けられ、裏面の電極9は全面に設けられている。
また、裏面の電極9と連絡して上記圧電磁器7の外周の
一部のみを覆って表面に一部が至る折り返し電極9aが
設けられている。
ここで、小点を付した部分が分極領域を示しており、上
記折り返し電極9a部およびその近傍を除く全領域にわ
たって分極が行われている。
第6図に示した圧電振動子は、従来の第3図に示す圧電
振動子に比べて電極構成は全く同一でもその分極領域が
異っている。
すなわち、従来の圧電振動子は第1図〜第4図に示した
ように分極領域が小さい電極2の部分のみであったのに
対し、第6図に示した圧電振動子では圧電磁器4の折り
返し電極9部およびその近傍を除く全領域にわたって厚
み方向への分極が施されている点に特徴がある。
第7図にそのような分極を施すための分極方法を示す。
第5図に示した従来のものの分極方法では、上述したよ
うに分極領域は小さい電極2の部分のみとなっていた。
これに対し、第7図に示した分極方法では、広範囲の分
極領域と同形状の金属板10を表面の小さい電極8上に
接触させてさらにこれに金属接触端子11を接触させ、
全面の電極9は金属板12の上に置き、端子11と金属
板12に接続された端子13との間に高電圧を印加し、
オイル中で分極を行うものである。
この場合、電極8の厚みは数μ肌と小さいので、金属板
10は圧電磁器7の上面とほぼ接触に近い状態となって
いる。
第8図は、従来の圧電振動子と本考案による圧電振動子
との厚み振動モードでのアドミッタンスの周波数特性を
示す。
従来のものの特性をaに、本考案によるものの特性をb
に示す。
このように、本考案によるものでは、分極領域を電極8
の領域より広くしたことにより、著しくスプリアスが減
少している。
特に、圧電磁器7の形状を円形にしていることにより、
スプリアスは他の形状に比べて最も少ない。
このような圧電振動子はスプリアスが小さいので、水や
石油等の霧化用に用いて効率向上の効果が大きい。
第9図に、かかる水や石油等の液体を霧化する用途に用
いるのにさらに適した圧電振動子を示す。
これは、上記で述べた広い領域に分極を施した圧電振動
子の超音波発射面の電極9の表面にステンレスやチタン
等の金属箔14をエポキシ接着剤等により接着したもの
である。
この圧電振動子は、金属箔14を設けた面を上向きにし
て液体に沈めて使用する。
この場合ももちろん従来の圧電振動子に金属箔を接着し
たものに比べて著しくスプリアスが少ない。
これは金属箔14を設けることにより液面から反射波に
よって超音波発射面の電極9が損傷を受けるのを防止し
、電極9を保護するためである。
第10図に、水を霧化する用途に使用した場合の、圧電
振動子に供給した入力パワーと霧化量との関係を示す。
第10図において、aは本考案によ゛る圧電振動子を使
用した場合、bは従来の圧電振動子を使用した場合を示
す。
周波数約1.7MH2% 25mmφの円板状圧電振動
子に金属箔14として0.05mmのステンレス箔を接
着したものによる特性で、25W入力の場合に従来品で
は410cc/hourであったが、本考案によるもの
では480cc/hourの霧化量が得られた。
以上のように、本考案による霧化器用圧電振動子は、円
板状圧電磁器の表面に上記圧電磁器の径より小さい径の
電極を設け、上記圧電磁器の裏面の全面に電極を設ける
とともにその電極と連絡して上記圧電磁器外周の一部の
みを覆って表面に一部が至る折り返し電極を設け、上記
折り返し電極部およびその近傍を除く全領域にわたって
上記圧電磁器を厚み方向に分極してなる構造であり、著
しくスプリアスを少なくすることができ、液体の霧化に
使用して同一人力パワーでも霧化量を多くすることがで
きるという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図a9 bt C%第2図at bt C%第3図
a、 b、 cおよび第4図a、b、cは従来の霧化器
用圧電振動子の上面図、断面図および下面図、第5図は
同霧化器用圧電振動子の分極過程の断面図、第6図a、
b、 cは本考案の一実施例における霧化器用圧電振
動子の上面図、断面図および下面図、第7図は同霧化器
用圧電振動子の分極過程の断面図、第8図a、 bは霧
化器用圧電振動子のアドミッタンス特性を示す特性図、
第9図は本考案の他の実施例における霧化器用圧電振動
子の断面図、第1註 を示す特性図である。 7・・・・・・円板状圧電磁器、8・・・・・・表面の
電極、9・・・・・・裏面の電極、9a・・・・・・折
り返し電極、14・・・・・・金属箔。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)円板状圧電磁器の表面に上記圧電磁器の径より小
    さい径の電極を設は上記圧電磁器の裏面の全面に電極を
    設けるとともにその電極と連結して上記圧電磁器外周の
    一部のみを覆って表面に一部が至る折り返し電極を設け
    、上記折り返し電極部およびその近傍を除く全領域にわ
    たって上記圧電磁器を厚み方向に分極してなる霧化器用
    圧電振動子。
  2. (2)圧電磁器のうち超音波発射面となる面に設けた電
    極の上面に金属箔を付着させてなる実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の霧化器用圧電振動子。
JP1608476U 1976-02-13 1976-02-13 霧化器用圧電振動子 Expired JPS6020451Y2 (ja)

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JPS52109459U JPS52109459U (ja) 1977-08-19
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JPS5698005A (en) * 1979-12-31 1981-08-07 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd Driving method of piezoelectric oscillator

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JPS52109459U (ja) 1977-08-19

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