JPH0215399Y2 - - Google Patents

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JPH0215399Y2
JPH0215399Y2 JP8531783U JP8531783U JPH0215399Y2 JP H0215399 Y2 JPH0215399 Y2 JP H0215399Y2 JP 8531783 U JP8531783 U JP 8531783U JP 8531783 U JP8531783 U JP 8531783U JP H0215399 Y2 JPH0215399 Y2 JP H0215399Y2
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JP
Japan
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piezoelectric plates
piezoelectric
lead wires
delay line
plates
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JP8531783U
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JPS59193019U (ja
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は超音波遅延線、特に中心周波数が数十
MHz以上の高周波の超音波遅延線に関するもので
ある。
従来例の構成とその問題点 業務用テレビカメラ等の輪郭補償回路に不可欠
な高周波超音波遅延線は中心周波数が数10MHzと
高いため、出入力変換子に用いられる圧電板の厚
さは非常に薄いものとなる。そのため変換子の静
電容量が大きくなり、インピーダンスが小さくな
つてしまうため、従来は圧電板を分割し、電気的
直列配線を行つて圧電板の電極面積を小さくする
ことなしにインピーダンスを大きくする工夫がな
されていた。この構成を第1図に示す。ここで、
1はガラス媒体等の固体遅延媒体、2は下地電
極、3は圧電板、4は上部電極、5はリード線で
ある。さして、分割された圧電板3の極性が同一
であるため、下地電極2を圧電板3の中央で分離
し、さらにリード線5を図のように橋渡しして用
いねばならず、量産性に欠けるとともにリード線
同士の接触という危険もあるものであつた。な
お、第1図では入,出力側の一方の圧電板3しか
図示していなく、他の一方も同様に設けられるも
のである。
考案の目的 本考案は上述のような欠点を解消し、量産性に
富み、かつリード線のとり方も簡単な超音波遅延
線を提供することを目的とするものである。
考案の構成 この目的を構成するために本考案の超音波遅延
線は、ガラス等の遅延媒体の音波伝搬主面に垂直
な一平面に、巾方向に互いに極性の異なる圧電板
を2枚づつ長さ方向の極性を同じにして接着し、
上記圧電板の上部電極の各々からリード線を取出
してなるものである。この構成によれば、圧電板
を2枚づつ互いに極性を反転して接着してあるた
め、リード線は上部電極からとればよく、量産性
に富み、リード線同士の接触が避けられることと
なる。
実施例の説明 以下、第2図を用い本考案の一実施例の説明を
行う。まず、ガラス等の超音波遅延媒体6の音波
を伝搬する主面(音波伝搬主面)に垂直な一平面
に下地電極7が蒸着またはスパツタ等の方法で設
けられている。実施例ではNi−Crを下地にSnを
蒸着した。その後、圧電板8,9の2枚を用意す
る。この圧電板8,9は遅延媒体6中に横波を発
生し得るよう分極方向を選んである。この2枚の
圧電板8,9を互いに分極方向が逆となるように
配置し、下地電極7上に接着する。接着は接着剤
または真空圧着法等を用いて行う。また、分極方
向の確認には焦電効果を利用すればよい。接着が
終つた後、圧電板8,9に上部電極10,10
a,11,11aをマスキングを行い入出力電極
位置に蒸着する。実施例ではNi−Crを下地にAu
を蒸着した。その後、4本のリード線12,12
a,13,13aを各上部電極10,10a,1
1,11aより引き出す。このリード線付けには
導電性接着剤またはハンダ等を用いる。さらに、
入出力間のスルー信号の飛びを阻止するために圧
電板8,9を下地電極7と共に遅延媒体1の幅方
向に2分割する。この分割には超音波切断器を用
いた。そして、高周波電気信号を入力側のリード
線12,13間に印加すると、圧電板8a,9a
の分極方向を逆にしてあるため、2枚の圧電板8
a,9aは同一方向に振動し、遅延媒体6中に同
位相で超音波を発生する。また、出力側圧電板8
b,9bまで超音波が到達すると、2枚の圧電板
8b,9bを振動させ上下の電極10a,11a
と7間に高周波電圧が発生するが、圧電板8b,
9bの分極方向が互いに逆であるため、それぞれ
の圧電板8b,9bの電極10a,11a間に発
生した電圧は加えられて出力リード線12a,1
3a間に発生することになる。なお、初めから4
枚の圧電板を用意し、上記と同様の極性関係にな
るようにしてもよいものである。
考案の効果 以上のように本考案の超音波遅延線は構成され
ているものであり、圧電板を2枚づつ互いに極性
を反転して接着してあるため、リード線は上部電
極からとればよい。そのため量産性に富み、しか
もリード線同士のシヨートの危険性がないという
効果をもつものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の超音波遅延線を示す概略構成
図、第2図は本考案に関わる超音波遅延線の一実
施例を示す概略構成図である。 6……遅延媒体、8,8a,8b,9,9a,
9b……圧電板、10,10a,11,11a…
…上部電極、12,12a,13,13a……リ
ード線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガラス等の遅延媒体の音波伝搬主面に垂直な一
    平面に、巾方向に互いに極性の異なる圧電板を2
    枚づつ長さ方向の極性を同じにして接着し、上記
    圧電板の上部電極の各々からリード線を取出した
    ことを特徴とする超音波遅延線。
JP8531783U 1983-06-03 1983-06-03 超音波遅延線 Granted JPS59193019U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8531783U JPS59193019U (ja) 1983-06-03 1983-06-03 超音波遅延線

Applications Claiming Priority (1)

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JP8531783U JPS59193019U (ja) 1983-06-03 1983-06-03 超音波遅延線

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59193019U JPS59193019U (ja) 1984-12-21
JPH0215399Y2 true JPH0215399Y2 (ja) 1990-04-25

Family

ID=30215284

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JP8531783U Granted JPS59193019U (ja) 1983-06-03 1983-06-03 超音波遅延線

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JPS59193019U (ja) 1984-12-21

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