JPS60202869A - 大環状ポリアミン誘導体及びその用途 - Google Patents
大環状ポリアミン誘導体及びその用途Info
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- JPS60202869A JPS60202869A JP5771584A JP5771584A JPS60202869A JP S60202869 A JPS60202869 A JP S60202869A JP 5771584 A JP5771584 A JP 5771584A JP 5771584 A JP5771584 A JP 5771584A JP S60202869 A JPS60202869 A JP S60202869A
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- Japan
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- derivative
- concentration
- acid
- macrocyclic polyamine
- ch2cooh
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規大環状ポリアミン誘導体及びこれを有効成
分として含有する新規な尿路結石溶解剤に関するもので
ある。
分として含有する新規な尿路結石溶解剤に関するもので
ある。
従来、尿路結石の治療に使用する溶解剤として、溶液G
(主成分:クエン酸)、ベルセン(Versene:E
DTA)、レナシジン(Renacidin:クエン酸
及びグルクロン酸等)が提案されている。しかし、これ
らの溶解剤では結石の主成分であるシュウ酸カルシウム
とリン酸カルシウムに同時に効くものがなく、たとえば
EDTAはリン酸カルシウムに対しては低いpHが、ま
た溶解度の小さいシュウ酸カルシウムには高いpHが好
ましいといった如く、その最適条件を異にするという問
題があった。
(主成分:クエン酸)、ベルセン(Versene:E
DTA)、レナシジン(Renacidin:クエン酸
及びグルクロン酸等)が提案されている。しかし、これ
らの溶解剤では結石の主成分であるシュウ酸カルシウム
とリン酸カルシウムに同時に効くものがなく、たとえば
EDTAはリン酸カルシウムに対しては低いpHが、ま
た溶解度の小さいシュウ酸カルシウムには高いpHが好
ましいといった如く、その最適条件を異にするという問
題があった。
これに対して、本発明者等は大環状ポリアミンとして1
,4,7,10.13.16−ヘキサアザシクロオクタ
デカン(以下単に18N6と略記する。)及び1,4,
7,10,13−ペンタアザシクロヘキサデカン(以下
単に16N5と略記する。)を提案した(Chem、P
harm、 Bull、、坦(9) 3264−326
8(1983)参照)。この18N、、16N、は、ア
ルカリ性溶液では強い金属錯化剤であって、カルシウム
イオンと錯体を形成する一方、酸性溶液ではプロトンを
環内に取り込み、得られた有機ポリカチオンはポリカル
ボキシレート、無機及び有機リン酸塩、炭酸アニオン等
のポリオキシアニオンと水素結合するという二重性を有
し、Ca5(P 04)2及びCa (C204,)を
pH同一条件で同時に溶解する優れた作用を発揮する。
,4,7,10.13.16−ヘキサアザシクロオクタ
デカン(以下単に18N6と略記する。)及び1,4,
7,10,13−ペンタアザシクロヘキサデカン(以下
単に16N5と略記する。)を提案した(Chem、P
harm、 Bull、、坦(9) 3264−326
8(1983)参照)。この18N、、16N、は、ア
ルカリ性溶液では強い金属錯化剤であって、カルシウム
イオンと錯体を形成する一方、酸性溶液ではプロトンを
環内に取り込み、得られた有機ポリカチオンはポリカル
ボキシレート、無機及び有機リン酸塩、炭酸アニオン等
のポリオキシアニオンと水素結合するという二重性を有
し、Ca5(P 04)2及びCa (C204,)を
pH同一条件で同時に溶解する優れた作用を発揮する。
しかしながら、18N、、16NSは低いpH域即ち酸
性側で有効であるが、生理pH域では活性が低く、単独
では実用化しにくいという欠点があった。
性側で有効であるが、生理pH域では活性が低く、単独
では実用化しにくいという欠点があった。
本発明者等はかかる欠点を解消すべく鋭意研究を重ねた
結果、一般式 (式中、nは1〜5の整数である。)で示される新規大
環状ポリアミン誘導体及び該誘導体においてカルボキシ
ル基のすべて又は一部が還元されて、−CH20Hに変
換された新規誘導体の合成に成功し、さらにこれらの誘
導体が、生理pH域でCa3(P 0−)2及びCa(
C20,)に対して優れた活性を示すことを見出し、本
発明に至った。
結果、一般式 (式中、nは1〜5の整数である。)で示される新規大
環状ポリアミン誘導体及び該誘導体においてカルボキシ
ル基のすべて又は一部が還元されて、−CH20Hに変
換された新規誘導体の合成に成功し、さらにこれらの誘
導体が、生理pH域でCa3(P 0−)2及びCa(
C20,)に対して優れた活性を示すことを見出し、本
発明に至った。
また、一般式
(式中、nは1〜5の整数であって、カルボキシル基の
すべて又は一部が還元されて−CH20Hに変換された
誘導体を含む。)で示される16N。
すべて又は一部が還元されて−CH20Hに変換された
誘導体を含む。)で示される16N。
の誘導体も同様の効果を有することが判明した。
本発明の大環状ポリアミン誘導体を調製するには、たと
えば18N6をアルカリ水溶液中、クロル酢酸、クロル
酪酸等のハロゲン化有機酸と反応させることに上り高収
率で得ることができ、生成物を酸性水溶液たとえば6N
−MCIで再結晶すると、針状結晶として得られる。さ
らに、常用される還元剤、例えばLiAIH+を使用し
て還元反応に付すことにより、カルボキシル基のすべて
又は一部を−CH20Hに変換することができる。
えば18N6をアルカリ水溶液中、クロル酢酸、クロル
酪酸等のハロゲン化有機酸と反応させることに上り高収
率で得ることができ、生成物を酸性水溶液たとえば6N
−MCIで再結晶すると、針状結晶として得られる。さ
らに、常用される還元剤、例えばLiAIH+を使用し
て還元反応に付すことにより、カルボキシル基のすべて
又は一部を−CH20Hに変換することができる。
この大環状ポリアミン誘導体を有効成分とする本発明の
溶解剤は、従来の溶解剤即ち上記溶液G1ベルセンやレ
ナシシンと同様の条件でまたはこれらの溶解剤と併用し
て使用することかで忽る。
溶解剤は、従来の溶解剤即ち上記溶液G1ベルセンやレ
ナシシンと同様の条件でまたはこれらの溶解剤と併用し
て使用することかで忽る。
本発明の溶解剤は、生理pH域で優れた活性を有するの
で、そのまま水溶液として常法により尿路あるいは腎臓
へポンプで循環(還流)することにより、そこに存在す
る結石を溶解、除去することがで外る。
で、そのまま水溶液として常法により尿路あるいは腎臓
へポンプで循環(還流)することにより、そこに存在す
る結石を溶解、除去することがで外る。
次に、本発明を実施例により詳細に説明する。
以下の実施例において、試薬はいずれも市販の試薬特級
を用い、尿路結石モデルとして、Ca、(Po4)2、
Ca (C204)及びMg*(P 04)2を使用し
た。また、各尿路結石モデル、人結石の溶解試験及び溶
出したCa、Mg等の濃度測定は次のようにして行った
。
を用い、尿路結石モデルとして、Ca、(Po4)2、
Ca (C204)及びMg*(P 04)2を使用し
た。また、各尿路結石モデル、人結石の溶解試験及び溶
出したCa、Mg等の濃度測定は次のようにして行った
。
(1)尿路結石モデルの溶解試験
試験管に尿路結石溶解剤として10mM濃度となるよう
にはかった重量の配位子 (18N、(CH2COOH)g、18N6またはED
TA)と、Ca*(P Of )25 Q、Ca(C2
(L)3a+gまたはMgz(PO2)27111gを
採り、これに緩衝液3mlを加え、よく撹拌し水浴中、
37℃で1時間よく振どう(90回/分)した後、素早
くろ紙(東洋ろ紙No。
にはかった重量の配位子 (18N、(CH2COOH)g、18N6またはED
TA)と、Ca*(P Of )25 Q、Ca(C2
(L)3a+gまたはMgz(PO2)27111gを
採り、これに緩衝液3mlを加え、よく撹拌し水浴中、
37℃で1時間よく振どう(90回/分)した後、素早
くろ紙(東洋ろ紙No。
2)でろ過した。ろ液のCa及びMg濃度は原子吸光光
度計により、リン酸濃度は細管式等速電気泳動法により
それぞれ測定した。緩衝液は0,1M酢酸・酢酸す)
+7ウム緩衝液(pH4,0,5,0゜5.9)、50
111Mニアリジン塩酸緩衝液(pH7,0)及び50
mM)リス塩酸緩衝液(pH8,0)を調製して用いた
。
度計により、リン酸濃度は細管式等速電気泳動法により
それぞれ測定した。緩衝液は0,1M酢酸・酢酸す)
+7ウム緩衝液(pH4,0,5,0゜5.9)、50
111Mニアリジン塩酸緩衝液(pH7,0)及び50
mM)リス塩酸緩衝液(pH8,0)を調製して用いた
。
原子吸光光度計
Ca及びMg濃度は原子吸光光度計(島津AA−646
)を用いて測定した。燃料〃スにアセチレン、助燃ガス
に圧縮空気を用い、Ca濃度は波長422.7+n++
、ランプ電流8IIIA、スリット幅3゜8A”で、ま
たMg濃度は波長2B5,2nm、ランプ電流5mMA
、スリット幅3.8A’の条件で測定した。試料はさき
のろ液を1/10〜1150に希釈しで用いた。Ca%
Mgの標準曲線はCaCl2及びMgC+2水溶液を用
いて作成した。
)を用いて測定した。燃料〃スにアセチレン、助燃ガス
に圧縮空気を用い、Ca濃度は波長422.7+n++
、ランプ電流8IIIA、スリット幅3゜8A”で、ま
たMg濃度は波長2B5,2nm、ランプ電流5mMA
、スリット幅3.8A’の条件で測定した。試料はさき
のろ液を1/10〜1150に希釈しで用いた。Ca%
Mgの標準曲線はCaCl2及びMgC+2水溶液を用
いて作成した。
管式等速電気泳動法
リン酸濃度は細管式等速電気泳動分析装置(島津IR−
2A)を用いて測定した。10mM塩酸−βアラニン(
pH3,7)溶液をリーディング液として、10+++
Mn−カプロン酸水溶液をターミナル液として用いた。
2A)を用いて測定した。10mM塩酸−βアラニン(
pH3,7)溶液をリーディング液として、10+++
Mn−カプロン酸水溶液をターミナル液として用いた。
分析はプレカラム(1ma+ i、dX40IIII1
1)、分析用カラム(0、5ma+ i、dX 100
a+m)、温度20℃で125μmを10分間かけた後
、100μAで行な9た。試料はさきのろ液50μmを
注入した。リン酸の標準曲線はNaH2PO,・2 )
4.0の水溶液を用いて作成した。
1)、分析用カラム(0、5ma+ i、dX 100
a+m)、温度20℃で125μmを10分間かけた後
、100μAで行な9た。試料はさきのろ液50μmを
注入した。リン酸の標準曲線はNaH2PO,・2 )
4.0の水溶液を用いて作成した。
mlお4定法
25℃、アルゴン気流下、0.2M NaClO4、C
a”、M g 2+及び18N6(CH2COOH)、
−6HC+の濃度1mM、液量50m1の条件で、O1
’IN −NaOHでアルカリ滴定を行なった。
a”、M g 2+及び18N6(CH2COOH)、
−6HC+の濃度1mM、液量50m1の条件で、O1
’IN −NaOHでアルカリ滴定を行なった。
(2)人結石の溶解試験
試験管に溶解剤として5mM濃度となるようにはかった
配位子(18Na(CH2CoOH)6.18N6また
はEDTA)と、よくすりつぶした人結石約10111
8を採り、これにコリジン緩衝液(pH7,0)3ml
を加え、よく撹拌し水浴中、37℃で1時間よく振どう
(90回/分ルだ後、素早くろ紙(東洋ろ紙No、 2
)でろ過した。ろ液のCa及びMg濃度を原子吸光光
度計を用いて測定した。
配位子(18Na(CH2CoOH)6.18N6また
はEDTA)と、よくすりつぶした人結石約10111
8を採り、これにコリジン緩衝液(pH7,0)3ml
を加え、よく撹拌し水浴中、37℃で1時間よく振どう
(90回/分ルだ後、素早くろ紙(東洋ろ紙No、 2
)でろ過した。ろ液のCa及びMg濃度を原子吸光光
度計を用いて測定した。
実施例
18N、CH,C00H)6・68C1の合成水酸化ナ
トリウム1g(1当量)を水10m1に溶かし、これに
水冷下撹拌しながらクロル酢酸1.38(7当景)を水
10m1に溶かした溶液をゆっくり滴下した。充分冷却
した後、さらに18N、500B(1当量)をエタノー
ル10m1に溶がした溶液を滴下した。滴下後、70°
Cのオイルバスで24時間加熱した。反応終了後、エバ
ポレーターで溶媒を留去した後、酸性水溶液とし、塩化
メチレンで振り分けて過剰のクロル酢酸を除去した。水
層をエバポレーターで溶媒留去した後、残さを6N−H
CIで再結晶して、白色針状結晶1gが得られた。
トリウム1g(1当量)を水10m1に溶かし、これに
水冷下撹拌しながらクロル酢酸1.38(7当景)を水
10m1に溶かした溶液をゆっくり滴下した。充分冷却
した後、さらに18N、500B(1当量)をエタノー
ル10m1に溶がした溶液を滴下した。滴下後、70°
Cのオイルバスで24時間加熱した。反応終了後、エバ
ポレーターで溶媒を留去した後、酸性水溶液とし、塩化
メチレンで振り分けて過剰のクロル酢酸を除去した。水
層をエバポレーターで溶媒留去した後、残さを6N−H
CIで再結晶して、白色針状結晶1gが得られた。
さらに、エーテル中LiAIH=と反応させるとカルボ
キシル基が還元され一〇〇2oHに変換した誘導体が得
られた。
キシル基が還元され一〇〇2oHに変換した誘導体が得
られた。
得られた本発明の溶解剤18N、(CH2COOH)6
及び従来のEDTA、18N6による各種尿路結石モデ
ル及び人結石の溶解試験は次のとおりである。
及び従来のEDTA、18N6による各種尿路結石モデ
ル及び人結石の溶解試験は次のとおりである。
1)Ca3(PO<)2の溶解度のpHにょる変化表1
及び第1図A、Bは配位子による Ca=(P 04)2の溶解度とIIHの関係を示す。
及び第1図A、Bは配位子による Ca=(P 04)2の溶解度とIIHの関係を示す。
表 1
種々の 立 によるCa、Po、2” −Hの 、()
内は配位子が実際に取りこんだCa11度(=コントロ
ールとの差)(単位 Ca ppm)18N6は低いp
H域では有効であるが、生理pH域では活性が低い。こ
れに対してEDTA及び本発明の18N、(CH21C
OOH)61!生理pH域で有効であり、特に18N’
6(CH2COOH)8はpH7,0,8,0では殆ど
1:1でCaを取り込み、最も溶解作用が強く、18N
6の約5倍、EDTAの約1.7倍の活性を示す。
内は配位子が実際に取りこんだCa11度(=コントロ
ールとの差)(単位 Ca ppm)18N6は低いp
H域では有効であるが、生理pH域では活性が低い。こ
れに対してEDTA及び本発明の18N、(CH21C
OOH)61!生理pH域で有効であり、特に18N’
6(CH2COOH)8はpH7,0,8,0では殆ど
1:1でCaを取り込み、最も溶解作用が強く、18N
6の約5倍、EDTAの約1.7倍の活性を示す。
2) Ca*(P O−>2、Ca(C20,)及びM
+?3(PO4)2の溶解度 表2はカチオン及びアニオンの違いによる溶解度の変化
をpH7,0で測定した結果を示す。
+?3(PO4)2の溶解度 表2はカチオン及びアニオンの違いによる溶解度の変化
をpH7,0で測定した結果を示す。
表 2
()内は配位子が実際に取りこんだCa濃度またはMg
濃度(単位 ppm) 18N6(CH2COOH)、はMg塩に比べCa塩を
非常によく溶かす。これに関連してCa”*たはMg2
+存在下で18N6(CH2COOH)、の滴定曲線を
め第2図に示した。
濃度(単位 ppm) 18N6(CH2COOH)、はMg塩に比べCa塩を
非常によく溶かす。これに関連してCa”*たはMg2
+存在下で18N6(CH2COOH)、の滴定曲線を
め第2図に示した。
この図か呟18N6(CH2COOH)sはCaとはp
H6,5程度、MgとはpH7,5程度から錯生成しは
じめることがわかる。即ち、 18N6(CH2COOH)6がMg塩よりCa塩に対
して有効なのは、pH7,0での錯生成能の違いによる
と考えられる。
H6,5程度、MgとはpH7,5程度から錯生成しは
じめることがわかる。即ち、 18N6(CH2COOH)6がMg塩よりCa塩に対
して有効なのは、pH7,0での錯生成能の違いによる
と考えられる。
また、18N6(CH2COOH)6はリン酸塩と比較
してシュウ酸塩に対する活性が低い。しかし、アニオン
種による差は見られなかった。そこで、18Na(CH
2COOH)= ・Ca錯体の錯生成能に対するリン酸
イオンの影響をみるため、リン酸イオンまたは塩素イオ
ン存在下で、 18N6(CH2COOH)6・CaのpH滴定曲線を
めたところ、第3図に示すようにアニオンの影響は見ら
れなかった。
してシュウ酸塩に対する活性が低い。しかし、アニオン
種による差は見られなかった。そこで、18Na(CH
2COOH)= ・Ca錯体の錯生成能に対するリン酸
イオンの影響をみるため、リン酸イオンまたは塩素イオ
ン存在下で、 18N6(CH2COOH)6・CaのpH滴定曲線を
めたところ、第3図に示すようにアニオンの影響は見ら
れなかった。
3) Ca3(P O=)2溶解時のカチオン濃度とア
ニオン濃度 それぞれの配位子存在下で、Ca、(PO,)2を溶解
させたとき、そのろ液のCa濃度を原子吸光光度法で、
リン酸濃度を細管式等速電気泳動法で測定した。その結
果、表3に示すように各濃度はパラレルであった。
ニオン濃度 それぞれの配位子存在下で、Ca、(PO,)2を溶解
させたとき、そのろ液のCa濃度を原子吸光光度法で、
リン酸濃度を細管式等速電気泳動法で測定した。その結
果、表3に示すように各濃度はパラレルであった。
このことは、18N、(CH2COOH)、、EDT共
にCa”3モル、PO<3−2モル、即ち、Caa(P
O−)2+3Ca”+2PCL3−と溶出し、両イオン
の形で溶解していることを示す。
にCa”3モル、PO<3−2モル、即ち、Caa(P
O−)2+3Ca”+2PCL3−と溶出し、両イオン
の形で溶解していることを示す。
表 3
種々の配位子によるCa3(PO,)2の溶解時のCa
濃度とPO4濃度4)人結石の溶解度 表4は、Ca=(PO<)2、Ca(C20−)、Mg
NH−(PO−)及びCaCO3を色々な割合で主成分
とする5種類の人結石の溶解度をpH7,0で測定した
結果を示す。この場合には、前記結石モデルを用いた実
験結果とほぼパラレルで、18 N s(CH2COO
H)sハ’) ンfll結Hニハ非常に有効であり、シ
ュウ酸結石については18N6より優るもののEDTA
の方がよく溶がした。
濃度とPO4濃度4)人結石の溶解度 表4は、Ca=(PO<)2、Ca(C20−)、Mg
NH−(PO−)及びCaCO3を色々な割合で主成分
とする5種類の人結石の溶解度をpH7,0で測定した
結果を示す。この場合には、前記結石モデルを用いた実
験結果とほぼパラレルで、18 N s(CH2COO
H)sハ’) ンfll結Hニハ非常に有効であり、シ
ュウ酸結石については18N6より優るもののEDTA
の方がよく溶がした。
表 4
pH7,0における曖久O酊位子による舷O潤解庫−(
)内は配位子が実際に取りこんだCa濃度またはHit
濃度(単位 ppm) 本結石I Ca=(PO4)2 78%CaC0,22
% 本結石2 Ca (C204) 69%Caz(P 0
4)23 ’1% 本結石3 MgNH4PO−93% CaCO37% 本結石4 Ca3(P O4)2 85%CaC0,1
5% 本結石5 Ca(C20+) 98%以上以上の如く、
本発明の尿路結石溶解剤は生理pH域において特にリン
酸カルシウム、リン酸マグネシウムに対して強い活性を
有し、先に提案した18N6に比べてはるかに優れた溶
解能を示す。
)内は配位子が実際に取りこんだCa濃度またはHit
濃度(単位 ppm) 本結石I Ca=(PO4)2 78%CaC0,22
% 本結石2 Ca (C204) 69%Caz(P 0
4)23 ’1% 本結石3 MgNH4PO−93% CaCO37% 本結石4 Ca3(P O4)2 85%CaC0,1
5% 本結石5 Ca(C20+) 98%以上以上の如く、
本発明の尿路結石溶解剤は生理pH域において特にリン
酸カルシウム、リン酸マグネシウムに対して強い活性を
有し、先に提案した18N6に比べてはるかに優れた溶
解能を示す。
また、シュウ酸塩に対する活性はリン酸塩に比較してや
や劣る欠点があるが、これは従来のEDTA等と併用す
ることより簡単に解消することができる。
や劣る欠点があるが、これは従来のEDTA等と併用す
ることより簡単に解消することができる。
図面は本発明の実施例を示し、第1図A、Bはそれぞれ
種々配位子によるC113(PO,)2溶解度とpHと
の関係を示すグラフ、第2図A、Bはそれぞれ18N、
(C)(2COOH)、のCa2+、Mg2+存在下に
おけるpH滴定曲線、第3図は 18Ns(CHzCOOH)−・CaのPO13−存在
下におけるpH滴定曲線である。 特許出願人 味の素株式会社 Q:)5/Id Cα訃存在下での18Nθ(CH2COOH)6の適定
曲腺り 6 1tJ 12 1当量」
種々配位子によるC113(PO,)2溶解度とpHと
の関係を示すグラフ、第2図A、Bはそれぞれ18N、
(C)(2COOH)、のCa2+、Mg2+存在下に
おけるpH滴定曲線、第3図は 18Ns(CHzCOOH)−・CaのPO13−存在
下におけるpH滴定曲線である。 特許出願人 味の素株式会社 Q:)5/Id Cα訃存在下での18Nθ(CH2COOH)6の適定
曲腺り 6 1tJ 12 1当量」
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (式中、nは1〜5の整数である。)で表わされる大環
状ポリアミン誘導体及び該誘導体においてカルボキシル
基のすべて又は一部が還元されて−CH20Hに変換さ
れた誘導体。 2)有効成分として一般式 (式中、nは1〜5の整数である。)で表わされる大環
状ポリアミン誘導体及び該誘導体においてカルボキシル
基のすべて又は一部が還元されて−CH20Hに変換さ
れた誘導体の少なくとも一種を含有することを特徴とす
る尿路結石溶解剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5771584A JPS60202869A (ja) | 1984-03-26 | 1984-03-26 | 大環状ポリアミン誘導体及びその用途 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5771584A JPS60202869A (ja) | 1984-03-26 | 1984-03-26 | 大環状ポリアミン誘導体及びその用途 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60202869A true JPS60202869A (ja) | 1985-10-14 |
Family
ID=13063641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5771584A Pending JPS60202869A (ja) | 1984-03-26 | 1984-03-26 | 大環状ポリアミン誘導体及びその用途 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60202869A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01211573A (ja) * | 1987-04-14 | 1989-08-24 | Guerbet Sa | テトラ醋酸配位化合物及びその製造方法 |
US5049667A (en) * | 1987-04-14 | 1991-09-17 | Guerbet S.A. | Nitrogen-containing cyclic ligands |
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