JPS6020274Y2 - ドットマトリックス型放電管 - Google Patents

ドットマトリックス型放電管

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JPS6020274Y2
JPS6020274Y2 JP1980018780U JP1878080U JPS6020274Y2 JP S6020274 Y2 JPS6020274 Y2 JP S6020274Y2 JP 1980018780 U JP1980018780 U JP 1980018780U JP 1878080 U JP1878080 U JP 1878080U JP S6020274 Y2 JPS6020274 Y2 JP S6020274Y2
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JP
Japan
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discharge
spacer
exposed area
discharge tube
dot matrix
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Application number
JP1980018780U
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JPS56120653U (ja
Inventor
忠彦 関川
宏 倉上
Original Assignee
岡谷電機産業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、スペーサの孔径の大きさを僅かに変えるのみ
で放電表示輝度を上昇させるようにしたドツトマトリッ
クス型の放電管に関するものである。
まず、第1図を参照して従来のドツトマトリックス型の
放電管の一例について説明する。
第1図はその要部を示す断面図で、A□、A2.・・・
・・・、Anは複数のアノード電極(図ではA□のみ示
す。
)K1.に2.・・・・・・Knは複数のカソード電極
であり、これらは第1のスペーサ2を介して互いに直交
するように配される。
そして、これらアノード電極A□、A2.・・・・・・
及びカソード電極に1. K2.・・・・・・はそれぞ
れ第2のスペーサ1及び第3のスペーサ3を介してフロ
ントガラス4及びバックガラス5の間に配される。
また、複数のカソード電極に1.に2.・・・・・・に
はそれぞれ孔7,8.・・・・・・が穿設され、各スペ
ーサ1、 2. 3にはこれに対応して縦横にそれぞれ
複数個の孔9.9’、・・・・・・;10,10’、・
・曲;11.11’、・・・・・・がすべで同一の直径
で穿設されており、例えばスペーサ1,2,3の孔9,
10.11にカソード電極に□とアノード電極A1とが
直交して位置し、放電セル6が形成されている。
同様に、スペーサ1,2.3の孔9′、10’、11’
にカソード電極鳴とアノード電極A□とが直交して位置
し、放電セル6に隣接した放電セル14が形成されてい
る。
第1図の例においては、ドツトマトリックス状に配列さ
れた放電セル、6,14.・・・・・・のピッチは1.
0mmであり、スペーサ1の孔9. 9’、・・・ノ直
径は0.6閣、カソード電極に1.に2.・曲・の孔7
゜8、・・・・・・の直径は0.4mm、スペーサ2,
3の孔10.10’、・・・・・・;11,11’、・
・・・・・の直径はそれぞれ0.6WR,スペーサ1,
2の間隔は75μ九に選定しである。
複数のアノード電極A1.AQ、・・・・・・、Ao及
び複数のカソード電極に工、に2.・・・・・・9 K
nのうち、予め選択された任意の電極の間に放電を発生
させる所定の電圧を印加することにより、例えば放電セ
ル6に、図示のような負グロー12がカソード電極に□
の孔7の周囲の露出部分に生ずる。
ここで、放電管による表示内容はフロントガラス4の上
方より目視されるので、この負グロー12におけるカソ
ード電極に1の表面側すなわちフロントガラス4側の部
分は放電管の表示に効率良く寄与するものの、負グロー
12におけるカソード電極に1の裏面側すなわちバック
ガラス5側の部分は負グロー12が比較的多く分布する
にも拘らず放電表示に全く寄与しないため、放電管の発
光効率が悪い。
また、スペーサ1,2.3の素材としては一般的にガラ
ス等の無機物を使用しており、負グロー12より、放電
セル6の上方に向かう直接光13のほかに透明のスペー
サ1を透過して実線で図示するように隣接する放電セル
14へ透過光15が漏洩し、明確な表示を妨げていた。
上述のような従来の放電管において、高輝度の放電表示
を得ようとする場合には、1放電セル当たりの放電電流
を上昇させ高電流密度にして広い表示面積で発光させる
ことも考えられるが、電流密度を過度に上昇させると、
複数のカソード電極に□、に2.・・・・・・Knから
のスパッタが増加して放電管の寿命が短くなり、駆動回
路の負担が大きくなって表示パネル及び駆動回路等の発
熱が大となる欠点がある。
更に、上述とは別の方法で高輝度の放電表示を行なおう
とする場合には、放電管内に封入するガスの種類を選択
するか、又はそのガス圧を上昇させることにより、負グ
ロー12そのものの輝度を上昇させることも可能である
が、これ。
らの方法では、放電開始電圧(第3図のEz)が上昇し
て印加電圧を上昇させねばならなかったり、負グロー1
2が収縮してその分布が偏ってしまい所定の放電表示に
支障をきたしたりする欠点がある。
したがって、本考案は、スペーサの孔径の大きさを僅か
に変えるのみで上述した種々の欠点を克服した放電管を
提供しようとするものである。
以下、第2図及び第3図を参照して本考案の一実施例を
説明する。
ただし、第1図と対応する部分には同一符号を付してそ
の重複説明を省略する。
第2図は第1図に対応する要部を示す断面図°で、本例
ではカソード電極□、に2.・・・・・・Knのフロン
トガラス4側の露出面積(カソード電極の表面積より孔
の面積を引いたもの)がカソード電極1 v K2t・
・・・・・Knのバックガラス5側の露出面積の約2倍
となるようにスペーサ1.2.3の孔19t 1ot
llt 10’t ll’t・・曲の径が選択
されている。
すなわち、本例においてはドツトマトリックス状に配列
された放電セル6.14.・・・・・・のピッチは1.
011011であり、第2スペーサ1の孔9v 9 ’
、 6@* @@@の直径は0.6mm 、カソード
電極に1゜:に2.・・・・・・の孔7,8.■・・の
直径は0.4mm、第1及び第3スペーサ2,3の孔1
0.10’、・・・・・・、11,11’、・・・・・
・の直径はそれぞれ0.5mm。
スペーサ1,2の間隔は75μ扉に選定しである。
したがって、カソード電極Kt、Kl、・・・・・・の
孔7.8.・・・・・・の縁と第1のスペーサ2の孔1
o。
10′・・・・・・の縁との間は50μmlこなってい
る。
すなわち、カソード電極に1. K2.・・・・・・は
フロントガラス4側においてバックガラス5側より50
μ九分だけ広く露出されている。
また、カソード電極に1. K2.・・・・・・Knの
裏側すなわちバックガラス5側の露出面積は放電特性(
放電開始電圧等)に支障がない程度にできるだけ小さく
選定されている。
こうすると、従来よりも、カソード電極のバックガラス
側の露出面積が小さくなると共にフロントガラス側の露
出面積が広くなる結果、第2図に示すように、負グロー
12はバックガラス5側よりもフロントガラス4側に多
く集束される。
ただし、この露出面積をあまりに小さくし過ぎると、放
電特性は、第3図に示すように正常の特性(実線)から
好ましくない特性(破線)となり、放電始電圧Ez、放
電維持電圧Ev、放電遅れ時間tdがそれぞれEz’、
Ev’。
U′のように大きくなってしまう。
これは、第1のスペーサ2の孔10.10’、・・・・
・・の壁面で孔10.10’、・・・・・・内の空間部
分に存在する荷電粒子(イオン)が再結合して壁面の近
傍には存在できなくなるからである。
したがって、カソード電極に1. K2.・・・・・・
、の孔7,8.・・・・・・の縁と第1スペーサ2の孔
10,10’、・・・・・・の縁トの間の距離を50μ
肌よりも小さく選定すると、放電を持続するための荷電
粒子をここで確保できなくなり放電しにくくなるのであ
る。
上述のようにカソード電極□、に2.・・・・・・Kn
のバックガラス5側の露出面積を小さくすると共にフロ
ントガラス4側の露出面積がバックガラス5側の露出面
積の約2倍となるように第2スペーサ1と第2スペーサ
2の孔径を選定した放電管と、スペーサ1と2の孔径を
このように選定しない従来の放電管とについて、放電特
性を測定した結果次表のようなデータを得た。
上表において、jは陰極電流密度、Pは放電に寄与する
充填されたネオン等のガスの圧力であり、工はガス圧相
対陰極電流密度を表わす。
すなわち、上記実施例では、従来の放電管と比較しガス
圧相対電流密度、をさして上昇させることなく、放電セ
ル1個当りの陰極電流を約1割減少させて単位面積当た
りの光量を増すことができた。
したがって、表示輝度を大幅に上昇させることができた
上述のように、本考案は、従来カソード電極に1.に2
.・・・・・・の裏面側すなわちバックガラス5側に比
較的多く分布していた負グロー12をカソード電極に1
.に2.・・・・・・の表面側すなわちフロントガラス
4側へ強制的に多く集束させて発光輝度を上昇させるも
のであるから、上述のフロントガラス4側の露出面積と
バックガラス5側の露出面積との比を約2倍に限らず2
倍以上としても、同様の効果が得られるものであるが、
実際は設計上の制約から露出面積の比を極端に大きくす
ることは稀であるため、その比を約2倍とした。
更に、フロントガラス4に隣接して配された第2のスペ
ーサ1の表面全体、又は少なくとも孔9.9’、・・・
・・・の壁面にフロスト加工を施して反射加工面16を
形成することもできる。
こうすれば、スペーサ1において破線で示す透過光15
をなくし、反射加工面16における反射光13′を放電
セル6の表示に寄与する光として効率良く利用し、一層
高輝度の放電表示をすることができ、点灯すべき放電セ
ル6とこれに隣接して配された点灯すべきではない放電
セル14との表示輝度のコントラストを非常に大きくす
ることができる。
しかし、本考案は、反射加工面16がなくても充分な効
果が得られるものである。
以上説明したとおり、本考案によれば、ドツトマトリッ
クス型の放電管において、カソード電極のバックガラス
側の露出面積を放電特性に支障がない程度に可能な限り
小さくすると共にカソード電極のフロントガラス側の露
出面積がカソード電極のバックガラス側の露出面積の約
2倍となるように第1及び第2スペーサの孔径を選定す
るだけで、負グローを主としてカソード電極のフロント
ガラス側に強制的に集束させ、効率良く高輝度で放電表
示を行なわせることができる。
なお、スペーサは、ガラスエツチング技術の進歩により
その孔径を容易に規制して加工することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の放電管の一例を示す要部断面図、第2図
は本考案の一実施例を示す要部断面図、第3図は放電管
の放電特性曲線図である。 2は第1のスペーサ、1は第2のスペーサ、3は第3の
スペーサ、4はフロントガラス、5はバックガラス、9
.10及び9’、10’はそれぞれスペーサ1.2の孔
、A19 A2.・・・・・・はアノード電極、K1.
K2.・・・・・・はカソード電極を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数のアノード電極及び複数のカソード電極が第1のス
    ペーサを介して直交するように配され、上記複数のアノ
    ード電極及び複数のカソード電極が第2及び第3のスペ
    ーサを介してフロントガラス及びバックガラスの間に配
    され、上記直交位置において上記カソード電極、上記第
    1スペーサ及び第2スペーサにそれぞれ孔が穿設されて
    放電セルが形成されたドツトマトリックス型の放電管に
    おいて、上記複数のカソード電極の上記バックガラス側
    の放電空間内における露出面積が放電特性に支障がない
    程度にできるだけ小さくなると共に上記複数のカソード
    電極の上記フロントガラス側の放電空間内におけ露出面
    積が上記複数のカソード電極の上記バックガラス側の放
    電空間内における露出面積の約2倍となるように、上記
    第1及び第2のスペーサの孔の径を選定したことを特徴
    とするドツトマトリックス型放電管。
JP1980018780U 1980-02-15 1980-02-15 ドットマトリックス型放電管 Expired JPS6020274Y2 (ja)

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