JPS6020271B2 - 洗滌器具を備えた充填装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は洗練器具を備えた充填装置に関し、充填／ズル
自体はもとよりこれに附属する壕〇案内臭をも同時に洗
液できるようにし、さらには可鏡性ホースの接続の必要
性を無くしたものである。

従来、充填ノズルの洗液装置として、充填ノズルの下部
にカップ状の洗液器具を着脱可能に取付け、かつその洗
練器具に排水管を設けたものが知られているが、従来の
この種の洗練装置では塵口案内具の洗膝については全く
考慮されておらず、しかも充填ノズルの洗練の度に可擬
性の排水管を洗練回路に接続しなければならなかった。
本発明はこのような欠点に鑑み、筒状の洗糠器具を鰻口
案内臭とともに充填ノズルに取付けられるようにしてそ
の充填ノズルと錘口案内具とを同時に洗糠できるように
し、しかも洗漆器具の取付時には、洗練器具内に蓮通さ
せて濠口案内臭に形成した洗液液通路の閉口部を充填ノ
ズル側に形成した洗液液通路の関口部対向接続させて両
通路を相互に運速させるように構成し、これにより一々
洗糠回路に排水管を接続するという手間をなくすととも
に、少なくとも充填ノズル回りには可榛性ホースを使用
する必要性をなくして洗練装置の信頼性の向上を図った
洗練器具を備えた充填装置を提供するものである。

、また本発明の次の発明は、上記第１の発明に加えて、
上記充填ノズル側の洗糠液通路をスニフトプランジャの
弁部外方よりスニフト孔に蓮通させるとともに、充填ノ
ズル側の洗液液通路の閉口部にはこの洗族液通路内から
外部への流体の流出を阻止する逆止弁を設けるとともに
、溝口案内臭側の洗縦液通路の開口部には充填ノズルと
塵口案内具との接触時に上記逆止弁を強制的に開かせる
開放部材を設けるようにすることにより、上記第１の発
明の効果に加えてスニフト孔をも同時洗縦可能とすると
ともに、通路の充填作業時には洗糠液通路をスニフト孔
からの高圧ガスの排出路として利用して充填作業時の衛
生度の向上を図れるようにした洗液器具を備えた充填装
置を提供するものである。

以下図示実施例について本発明を説明する。

第１図は従来公知のガス詰め充填ノズルーに本発明の洗
総機構２を適用した状態の縦断面図、第２図は第１図の
ものから本発明の洗液機構を構成する洗瓶器具３を取外
し、かつ容器４に充填液を充填している状態の縦断面図
を示している。まず第２図について、従来公知のガス詰
め充填ノズルーの概略の構成と作動とを説明すると、充
填開始前には、図示しないバルブ作動機構によりバルブ
ステム５内のガス通路６の上端関口部は閉塞され、また
バルブステム５自体も押下げられてこれに形成した液バ
ルブ７を弁座８に着座させ、液通路９を閉じている。

またスニフトプランジヤ１０はばね１１によって第２図
右方向の移動端に保持され、上記液バルブ７より下流側
の液通路９内と大気とを蓮適するスニフト孔１２を閉じ
ている。さらに、容器４を案内して充填ノズル１と容器
４とのセンタリングを行う塵口案内臭１３は、第２図の
想像線で示す下降機位置に位置している。この状態案力
）ら、容器４が昇降テーブル１４の上昇に伴なつて上昇
され、その肩部が塵口案内臭１３の下端面に当俵すると
、墨口案内具１３は容器４の上昇に伴なつて上昇され、
容器４の上端閉口部がバルブブロック１５に設けた鶴口
パツキン１６の中間段部に圧着される。

このとき、上記塵口案内臭１３とバルブブロック１５と
は、後に詳述する理由から、所定間隔１だけ離れている
ように構成している。容器４の上端関口部が塵口パッキ
ン１６に圧着されて密閉されると、上記バルブ機構によ
りまずガス通路６の上端閉口部が開放され、これによっ
てフィラーボウル１７の液面上に導入されている高圧ガ
スは上記バルブステム５とこれに連結したペントチュー
プ１８内のガス通路６、およびペントチュープ１８の下
端部に形成した閉口部１９を介して容器４内に供給され
る。このようにして密閉された容器４内に高圧ガスが導
入され、フィラーボウル１７内圧力と容器内圧力との圧
力差が４・さくなると、上言己バルブステム５が上昇さ
れて液バルブ７が弁座８から離座し、フィラーボウル１
７内の充填液はスプリングケース２川こ形成した孔２１
および液通路９を介して容器４内に充填される。充填液
の充填が進み、容器４内の液面が上記開口部１９を閉塞
すると、容器内の上部に残溜するガスの逃げ道がなくな
るので、それ以後の充填液の充填が停止される。充填終
了後、上記バルブ機構によりガス通路６の上端閉口部が
閉じられ、かつ液バルブ７が弁座８に着座される。

スニフトプランジヤ１０はその後左行されるようになっ
ており、左行されるスニフト孔１２が開かれて容器内上
部の高圧ガスを徐々に大気中に逃がすので容器内の圧力
が低下する。そして容器内圧力と大気圧との圧力差が小
さくなると容器４並びに壕口案内具１３が下降され、充
填作業が完了する。然して、本実施例においては、上記
洗液器具３を翼口案内具１３に圧着させるだけで、格別
に排出管を接続する等の作業を必要とすることなく、充
填ノズルーはもとより塵口案内臭１３およびスニフト孔
１２をも洗練できるよう構成している。

すなわち、第１図において、上記洗糠器具３は上方が開
□した二重の有億箇状体から構成してあり、その外側の
筒状部３ａ上端面には、鰻口案内具１３を構成するりン
グ状部材２２の下端面に氏着されて液密を保つシール材
２３を設けている。上託りング状部材２２の内周面は、
その中間部から下端にかけて、容器４のセンタリングを
行うために下方に拡開したテーパ面としてあり、上記洗
濃器具３の内側の筒状部３ｂ上端は、そのテーパ面に案
内されてリング状部村２２内に位置し得るように形成し
ている。また、内側の筒状部３ｂの下部には運通孔２４
を穿設している。上記塵口案内臭１３は、バルブブロッ
ク１５に昇降自在に設けた案内杵２５、この案内村２５
の下端に敗付けた本体２６、およびこの本体２６に取付
けた上記りング状都材２２から構成してあり、上記りン
グ状部材２２および本体２６には洗液液通路２７を形成
している。

この通路２７の一端はリング状部材２２の上記テーパ面
に開口し、また池端は、上記本体２６の上面に垂直に楯
設したピン部材２８の鞠部を介して上方に向けて閉口し
ている。一方、バルブブロック１５には、上記ピン部村
２８と同一軸線上の孔２９とこれに蓮適する水平方向の
孔３０とから成る洗練液通路３１を形成し、上記孔２９
の開□部にはこれに隊着したシール材３２を弁座とする
逆止弁３３を設けている。

また孔２９は、上記スニフト孔１２を開閉するスニフト
プランジャ１０の弁部１０ａより外部すなわち大気側に
おいてそのスニフト孔１２に運通し、他方の孔３０は図
示しない洗糠回路に運通している。以上の構成を有する
ガス詰め充填ノズル１の充填作業については既に説明し
てあるが、特にスニフト関係についてこれを補足する。

すなわち、従来一般には、スニフト孔１２が開かれると
、容器４内上部に密閉されていた高圧ガスがそのスニフ
ト孔１２から直接充填ノズル１の近傍の大気中に排出さ
れていた。ところで、ガス詰め充填機では、容器４内に
高圧ガスを導入させた際に容器４がその圧力によって破
損される塵れがあることから、その周囲をカバーで覆っ
ている。その結果、上記スニフト孔１２から排出された
高圧ガスはカバー内に満溜してしまい、新たな容器４に
対して不衛生になるという問題があった。しかるに本実
施例では、スニフト孔１２は洗液液通路３１に蓮適する
とともに、その洗練液通路３１の一端は逆止弁３３によ
って閉塞され、かつ、前述したように、充填作業時には
バルブボディ１５と溝口案内具１３とは最低限所定間隔
１だけ離れているので上記逆止弁３３がピン部材２８に
よって開かれることがないので、上記スニフト孔１２が
開かれることにより容器４内から洗糠液通路３１内に流
出したガスを、孔３０を介して上記カバーの外部に排出
させることができる。

この場合、例えば洗総回路の一部に流路切換弁を設け、
この流路切換弁により洗練回路を大気に運速させておけ
ばよい。次に、上記充填ノズル１の洗糠を行うには、上
述の流路切換弁を切換えて洗糠回路を確立させた後、洗
液器具３を昇降テーブル１４によって上昇させ、リング
状部村２２のテーパ面によって洗練器具３と充填ノズル
１とのセンタリングを行なわせる。

そして更に、洗練器具３を鯵口案内臭１３と共に上昇さ
せ、リング状部材２２の上端面を塵口パッキン１６の下
端面に圧接させれば、塵口案内臭１３および洗液器具３
の内部は鐘口パッキン１６とシール材２３とによって密
閉される。これと同時に、鶴口案内具１３に設けたピン
部材２８は逆止弁３３を押上げて弁座から離座させ、か
つピン部材２８の周囲はシール材３２によって密閉され
る。この状態でフィラーポウル１７内に洗糠液を供給し
て液バルブ７を開け‘よ、洗練液は液通路９を介して内
側の筒状部３ｂ内に流入し、筒状部３ｂの蓮通孔２４お
よび両筒状部３ａ，３ｂの間隙を介して濃□案内具１３
の洗練液通路２７内に流入する。

そして洗練液通路２７内の洗液液は逆止弁３３を介して
バルブブロック１５の洗練液通路３１に流入し、さらに
外部に排出される。このとき、スニフトプランジヤ１０
を外部から強制的に、又は洗糠液圧力で左行させればス
ニフト孔１２の洗練をも行うことができ、またフィラー
ボウル１７内の洗膝液の液面をガス通路６の上端開口部
より上方とすれば、洗糠液をその閉口部、ガス通路６お
よび関口部１９を介して内側の筒状部３ｂ内に流通させ
ることができる。なお、上記実施例ではピン部村２８を
設けて逆止弁３３を強制的に開かせるようにしているの
で、洗練液を洗液液通路３１側から供給して洗液を行う
ことができるが、その必要がない場合にはピン部材２８
を昇略することが可能となる。

またスニフト孔１２の洗糠を行う必要のない場合、洗瓶
を行う場合でもスニフト孔１２からの高圧ガスを充填ノ
ズル１の近傍に排出させてもよい場合、或いはスニフト
孔１２がない他の型式の充填機等では、上記逆止弁３３
を省略することができる。また、上記実施例では、上昇
端位置の錘口案内臭１３に対してペントチユーブ１８が
長く下方に延び、しかもその溝口案内臭１３に洗糠液遍
路２７を形成している関係上、洗総器具９を２つの筒状
部、３ａ，３ｂを有する二重管構造としてペントチュー
ブ１８に沿う洗液液通路を形成し、これによりそのペン
トチューブ１８を良好に洗練できるようにしているが、
このような配慮を必要としない充填ノズルでは、洗糠器
具３を単なるカップ状の部村から構成することができる
。さらに上記実施例では、洗豚器具３を昇降テーブル１
４によって上昇させることにより、その洗糠器具３を塵
口案内臭１３を挟んで充填ノズル１に取付けるようにし
ているが、その他、洗糠器具３に掛金等を設けて充填ノ
ズルに掛止めできるようにし、或し、は洗豚器具を通常
の充填作業時には容器と干渉しない位置に保持し、洗液
時には充填ノズルの直下位置に移動させてフィラ−ボウ
ルに設けたシリンダ装置で上昇させる等の手段を採用す
ることができる。

以上述べたように、本発明の第１の発明においては、塵
口案内具を備えた充填ノズルにおいて、上記充填ノズル
に鐘口案内具を挟んで有底筒状の洗膝器具を取付けると
ともに、充填ノズルと塵口実内具間および墨口案内臭と
洗液器具間をそれぞれ液密に接触保持させ、充填ノズル
側には洗練液を流通させる洗濃回路と運なる洗糠液通路
を該充填ノズル側に下向きに開口させるとともに、塵口
実内具にはその内周の塵口案内面に蓮通する洗糠液通路
を該塵口案内臭に上向きに上記充填ノズル側の開ロ部と
の対向位置において関口させ、かつ、両通路の関口部を
互いに接続させて両通路を相互に蓮通させるようにして
いるため、充填ノズルと同時に遷口案内具をも洗練する
ことができ極夕 めて衛生的であり、しかも洗練器具に
は排水管が付属されていないのでその脱着や保管、保守
等が簡便になり、さらには少なくとも充填ノズルまわり
の洗液液通路として可榛性のホースを使用する必要がな
いので、洗練装置としての信頼性を高めＺＯるとができ
るという効果が得られる。

また本発明の次の発明は、上記第１の発明に加えて、上
記充填ノズル側の洗膝液通路をスニフトプランジャの弁
部外方よりスニフト孔に運速させるとともに、充填ノズ
ル側の洗膝液通路の関口部にはこの洗濃仏液通路内から
外部への流体の流出を阻止する逆止弁を設けるとともに
、溝口案内臭側の洗練液通路の開□部には充填／ズルと
溝口案内具との接触時に上記逆止弁を強制的に開かせる
開放部材を設けるようにすることにより、特にガス詰め
充填ノズ０ルに適用した場合には、上記効果に加えてス
ニフト孔をも同時に洗絶することが可能となり、さらに
通常の充填作業時には洗糠液通路をスニフト孔からの高
圧ガスの排出路として利用できるため、充填作業時の衛
生性をも向上させることができる夕という効果が得られ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はガス詰め充填ノズルに本発明を適用した一実施
例を示す縦断面図、第２図は第１図に示すガス詰め充填
ノズルによる充填作業時の状態を０示す縦断面図である
。 １：充填ノズル、２：洗糠装置、３：洗紙器具、３ａ，
３ｂ：筒状部、１０：スニフトプランジャ、１０ａ：弁
部、１２：スニフト孔、１３：鰻口案内具、２４：達通
孔、２７，３１：洗液液５通路、２８：ピン部材、３３
：逆止弁。 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 壜口案内具を備えた充填ノズルにおいて、上記充填
   ノズルに壜口案内具を挾んで有底筒状の洗滌器具を取付
   けるとともに、充填ノズルと壜口案内具間および壜口案
   内具と洗滌器具間をそれぞれ液密に接触保持させ、充填
   ノズル側には洗滌液を流通させる洗滌回路と連なる洗滌
   液通路を該充填ノズル側に下向きに開口させるとともに
   、壜口案内具にはその内周の壜口案内面に連通する洗滌
   液通路を該壜口案内具に上向きに上記充填ノズル側の開
   口部との対向位置において開口させ、かつ、両通路の開
   口部を互いに接続させて両通路を相互に連通させたこと
   を特徴とする洗滌器具を備えた充填装置。 ２ 壜口案内具を備えたガス詰め充填ノズルにおいて、
   上記充填ノズルに壜口案内具を挾んで有底筒状の洗滌器
   具を取付けるとともに、充填ノズルと壜口案内具間およ
   び壜口案内具と洗滌器具間をそれぞれ液密に接触保持さ
   せ、充填ノズル側には洗滌液を流通させる洗滌回路と連
   なるとともにスニフトプランジヤの弁部外方よりスニフ
   ト孔に連通する洗滌液通路を該充填ノズル側に下向きに
   開口させるとともに、壜口案内具にはその内周の壜口案
   内面に連通する洗滌液通路を該壜口案内具に上向きに上
   記充填ノズル側の開口部との対向位置において開口させ
   、かつ、両通路を開口部を互いに接続させて両通路を相
   互に連通させ、さらに、充填ノズル側の洗滌液通路の開
   口部にはこの洗滌液通路内から外部への流体の流出を阻
   止する逆止弁を設けるとともに、壜口案内具側の洗滌液
   通路の開口部には充填ノズルと壜口案内具との接触時に
   上記逆止弁を強制的に開かせる開放部材を設けたことを
   特徴とする洗滌器具を備えたガス詰め充填装置。 ３ 洗滌器具は二重管構造を有し、内側の筒状部内は充
   填ノズルの液通路に、内側の筒状部と外側の筒状部との
   間隙は壜口案内具側の洗滌液通路にそれぞれ連通し、か
   つ上記間隙と内側の筒状部内とは内側の筒状部下方に穿
   設した連通孔を介して相互に連通していることを特徴と
   する特許請求の範囲第２項に記載の洗滌機器具を備えた
   ガス詰め充填装置。