JPS6020119A

JPS6020119A - 翼車型複箱式水道メ−タ−

Info

Publication number: JPS6020119A
Application number: JP59130809A
Authority: JP
Inventors: 韓　義人
Original assignee: SHINKAN KOUKI KK
Current assignee: SHINKAN KOUKI KK
Priority date: 1983-06-24
Filing date: 1984-06-25
Publication date: 1985-02-01
Also published as: US4570497A; KR850000674A; KR850000640B1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（１）産業上の利用分野本発明は翼車型複箱式水道メーターに関する。

（２）従来の技術従来の翼車型複箱式水道メーターは、翼車の回転が適正
に行なわれるように、いわゆる翼車型単箱式水道メータ
ーに内箱体を設け、これを翼車室としたものである。

すなわち、従来の翼車型単箱式水道メーターは、第６図
に示すように、上部にメーター部分を収容する外箱体１
の下方に水室２を形成してこれを翼車室とし、水室２と
直接連通するように流入部１ａ、および流出部１ｂを一
直腺上に設けているので、翼車３は水撃により瞬間的に
大きな衝撃圧力を受ける。これは翼車３およびこれに連
動するメーター部分の積算機構（図示せず）に悪影響を
およぼす。さらに、翼車３は常に流入部側のみから水圧
を受けて回転することになるので、長期間にわたつて使
用するうちに翼車軸および軸受などか偏摩耗し、そのた
め、正常な回転に基づく正確な積算を長期間にわたつて
維持することができなかつた。

そこでこれらの点を改善するために提案されたのが第７
図に示すような翼車型複箱式水道メーターである。この
水道メーターにおいては、外箱体１の下方に水室２を形
成し、該水室２の上方に位置するように内箱体６を設け
ている。内箱体６は、翼車３を収容する翼車室４と、該
翼車室４と一体に形成された配水室５とを備えている。

水は外箱体１の流入部１ａから水室２に入り、環状の通
水路２ａから、内箱体６の翼車室周壁４ａに互いに間隔
をあけて複数個設けた流入孔７を介して翼車室４内に流
入し、翼車３を回転させつつ上昇して配水室５に入り、
配水室内壁５ｂに互いに間隔をあけて複数個設けた配水
孔５ａを介し、配水室周壁５ｂと外箱体内壁面８との間
に形成された通水路９を経て、外箱体１の流出部１ｂへ
と流れる。

このように構成された翼車型複箱式水道メーターは、前
述した単箱式水道メーターの問題点が改善されてはいる
が、新たな別個の問題点を有している。

（３）発明が解決しようとする問題点すなわち上述した従来の翼車型複箱式水道メーターの第
１の問題点は、翼車室周壁４ａに流入孔７を設け、配水
室周壁５ｂに配水孔５ａを設けなければならないことか
ら、内箱体６の上下方向の寸法が大きくならざるをえず
、また、外箱体１と翼車室周壁４ａとの間に環状の通水
路２ａを設けなければならないことから、外箱体１の下
部の横方向寸法も大きくならざるをえないことである。

これらの事実により、従来の翼車型複箱式水道メーター
は、単箱式のものに比べ、全体の体積が大きく重量が重
いものとなつていた。

さらに、上述した従来の翼車型複箱式水道メーターの第
２の問題点は、流入および流出経路が複雑なため、圧力
損失が増加することである。

その結果、水道メーターの最大流量は抑えられて少なく
なる。また、流入および流出経路の複雑さと大きな圧力
損失とが相俟つて、流入水とともにメーター内に侵入す
る砂粒や錆屑などの異物が翼車室４の底面４ｂに沈澱し
て累積しやすくなる。このことにより、翼車３の正常な
回転が妨害され、したがつて水道メーターの積算機能は
信頼性の低いものとなつてしまう。

本発明の目的は、上述したような従来の翼車型複箱式水
道メーターの問題点を解決することにある。

（４）問題点を解決するための手段本発明は上記問題点を解決するため、流入部および流出
部と、該流入部と連通する水室を下部に形成する外箱体
と、前記水室の上方に形成された内箱体であつてその円
筒周壁に互いに等間隔をあけて複数個設けた配水口を介
して前記流出部と連通している内箱体と、複数の翼片を
備え、前記内箱体内に回転可能に収容されている翼車と
、円周方向に沿つて互いに等間隔をあけて複数個配置さ
れるよう前記内箱体の底壁に設けた流入口にて内端が開
口し且つ前記水室内にて外端が開口するごとく、前記内
箱体の底壁から前記水室内へと斜め下方に延びるように
設けられた複数の流入傾斜管とを備えた翼車型複箱式水
道メーターであつて、前記流入傾斜管のそれぞれが、前
記底壁に対して互いに等しい角度で下方に延び、且つ前
記円筒周壁に対して互いに等しい角度に位置づけられて
いるようになされた翼車型複箱式水道メーターを提供す
る。

（５）作用本発明による翼車型複箱式水道メーターにおいて、水は
流入部から外箱体の下部の水室へ入り、水室内に開口し
ている流入傾斜管の外端から流入傾斜管内を上昇して内
箱体の底壁に設けた流入口を通つて内箱体内に入り、翼
車を回転させながら内箱体の円筒周壁に設けた配水口を
通つて流出部へと流れる。

（６）実施例第１図（ロ）に示すように、本発明による水道メーター
における内箱体１４は、第７図および第８図に示す従来
の内箱体６の如く翼車室４と配水室５とを別々に形成し
ておらず、双方の室の機能を兼ねたひとつの室のみを形
成している。

内箱体１４は、外箱体１１の下部に形成された水室１２
の上方に形成され、翼車２１を回転可能に収容している
。

外箱体１１は、内箱体１４を位置決めし且つ支持するた
めの段部１３を有している。外箱体１１の外壁部１１ｃ
は、内壁部１１ｄとの間に通水路１５を画成するため、
外方に突出した突出部１５ａを形成している。流入部１
１ａは通水路１５の高さの位置に設けられ、該通水路１
５を介して水室１２と連通している。

内箱体１４の円筒周壁１６には互いに等間隔をあけて４
個の配水口１７が設けられている。

流出部１１ｂは、内箱体１４の円筒周壁１６と外箱体１
１の内壁部１１ｄとの間に画成された環状通水路２５お
よび配水口１７を介して内箱体１４の内部と連通してい
る。流出部１１ｂと流入部１１ａとは一直線上に並ぶよ
うに配置される。

第２図（イ）ないし（ハ）から明らかなように、配水口
１７は、内箱体１４の底壁１４ａの上側外周縁部から一
定の間隔１４ｂ（通水路２５の形成に必要な間隔）をお
いて立設した円筒周壁１６を、配水の流出方向に沿うよ
う円筒周壁１６に対して一定の斜めの角度で切開するこ
とにより形成されている。配水口１７の数は４個に限定
されない。

外箱体１４の底壁１４ａには２個の長孔状の流入口１９
が設けられている。流入口１９の数は２個に限定されず
、底壁１４ａの円周方向に沿つて互いに等間隔をあけて
２個以上設けることができる。

流入傾斜管１８は、流入口１９にて内端が開口し且つ水
室１２内にて外端が開口するごとくして、底壁１４ａが
ら水室１２内へと斜め下方に延びるように設けられてい
る。それぞれの流入傾斜管１８は、底壁１４ａに対して
互いに等しい角度で下方に延び、且つ円筒周壁１６に対
して互いに等しい角度に位置づけられている。底壁１４
ａに対する流入傾斜管１８の傾斜角度は１０°ないし２
５°とすることが望ましいが、１６°ないし１８°とし
たときが最も効果的である。なお、この角度は後述する
ように翼車２１の形態と密接な関係がある。

流入傾斜管１８の内端が開口している流入口１９の形状
や大きさは、図示したものに限定されず、設置個数など
に応じて種々の変形を加えることができる。また、流入
傾斜管１８の内端の手前側に対応する位置で、流入口１
９の端部上に遮断膜２０を形成してもよい。遮断膜２０
は、流入に１９の縁部１９ａに沿つて切開した比較的に
小さな空間部２０ａを有している。このようにして、微
小流の速度を高めることができる。

翼車２１は、内箱体１４の底壁１４ｂの中心に設けた軸
２１ａ上に回転可能に装架される。翼車２１が有する複
数の翼片２４のそれぞれは、放射状に延びる垂直平板形
状のものとしてもよいが、流入傾斜管１８から流入口１
９を通つて斜めに上昇する水の圧力を最も効果的に受け
とめるため、第３図ないし第５図に示すような形状とす
ることが好ましい。すなわち、翼片２４には、流入口１
９上に位置したときに流入傾斜管１８の長手軸に対して
直角をなす傾斜面領域２２を設ける。さらに、翼片２４
が流入口１９上に位置したときに流入口１９からの水流
を包むように受けることができるように、上記した傾斜
面領域２２が全体として、水流に対して凹状となる湾曲
面２３を画成するようにする。このようにすることによ
つて、翼車２１は流入口１９からの流水圧を最も理想的
な状態で利用して回転することができる。換言すれば、
圧力損失が最も少ない状態で翼車２１を回転させること
ができるのである。このことは、微小量の水流であつて
も翼車２１を回転させることができ、したがつて始動流
ないし微小流に対するメーターの感度が向上することを
も意味する。さらに、前述した遮断膜２０の狭い空間部
２０ａを通過する微小流は、速度を高められることによ
り比較的に大きな速度エネルギをもつことになるので、
このことによつても翼車２１は回転しやずくなる。

（７）発明の効果以上に述べたことから明らかなように、本発明の翼車型
複箱式水道メーターによれば、従来の配水室と翼車室と
がひとつの室にまとめられており、また、下部の水室の
まわりに大きな環状通水路を設ける必要がないため、全
体の体積が縮小され、重量も軽くすることができる。ま
た、流入および流出経路が簡素化されているため、圧力
損失は極めて小さい。したがつて大流量の通過を許容す
ることができる。さらに、流入および流出経路の簡素化
とともに、流入傾斜管が上昇流を生じさせることにより
、メーター内に侵入した異物は沈澱して累積することな
く、容易に押流されることができる。

本発明によるこれらの効果は、故障が少なく積算機能の
信頼性が高い翼車型複箱式の水道メーターを、安く、し
かもコンパクトな形態で提供することを約束する。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）は本発明による翼車型複箱式水道メーター
の一実施例を流入部側からみた正面図。第１図（ロ）は
同じく側面図であり、一部を切欠いてある。第２図（イ）は第１図（ロ）に示す内箱体の平面図。第
２図（ロ）は第２図（イ）におけるＡ−Ａ断面図。第２
図（ハ）は第２図（イ）に示す内箱体の斜示図であり、
一部を切欠いてある。第３図は第１図（ロ）に示す翼車
の斜示図。第４図は第３図に示す翼車を内箱体と組合せ
た状態の平面図。第５図は第４図におけるＡ−Ａ断面図
。第６図は従来の翼車型単箱式水道メーターの一例を示
す側面図であり、一部を切欠いてある。第７図は従来の
翼車型複箱式水道メーターの一例を示す側面図であり、
一部を切欠いてある。第８図（イ）は第７図に示す内箱体の斜示図であり、一
部を切欠いてある。第８図（ロ）は第８図（イ）におけ
るＡ−Ａ断面図。第８図（ハ）は第８図（イ）における
Ｂ−Ｂ断面図。１１・・・外箱体　１１ａ・・・流入部１１ｂ・・・流
出部　１２・・・水室１４・・・内箱体　１４ａ・・・底壁１６・・・円筒周壁　１７・・・配水口１８・・・流入
傾斜管　１９・・・流入口２１・・・翼車　２２・・・
傾斜面領域２３・・・湾曲面　２４・・翼片特許出願人　新韓工機株式会社（外５名）粥　′ｉ　回（イフ（ａ）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）流入部（１１ａ）および流出部（１１ｂ）と、流
入部（１１ａ）と連通する水室（１２）を下部に形成す
る外箱体（１１）と、水室（１２）の上方に形成された
内箱体（１４）であつてその円筒周壁（１６）に設けた
配水口（１７）を介して流出部（１１ｂ　）と連通して
いる内箱体（１４）と、複数の翼片（２４）を備え、内
箱体（１４）内に回転可能に収容されている翼車（２１
）と、円周方向に沿つて互いに等間隔をあけて複数個配
置されるよう内箱体（１４）の底壁（１４ａ）に設けた
流入口（１９）にて内端が開口し且つ水室（１２）内に
て外端が開口するごとく、内箱体（１４）の底壁（１４
ａ）から水室（１２）内へと斜め下方に延びるように設
けられた複数の流入傾斜管（１８）とを備えた翼車型複
箱式水道メーターであつて、前記流入傾斜管（１８）の
それぞれが、前記底壁（１４ａ）に対して互いに等しい
角度で下方に延び、且つ前記円筒周壁（１６）に対して
互いに等しい角度に位置づけられている、翼車型複箱式
水道メーター。
（２）前記翼車（２１）の翼片（２４）のそれぞれは、
前記流入口（１９）上に位置したときに前記流入傾斜管
（１８）の長手軸に対して直角をなす傾斜面領域（２２
）を有していることを特徴とする特許請求の範囲第１項
に記載の翼車型複箱式水道メーター。
（３）前記翼車（２１）の翼片（２４）のそれぞれは、
前記流入口（１９）上に位置したときに全体として前記
流入口（１９）からの水流に対して凹状となる湾曲面（
２３）を画成していることを特徴とする特許請求の範囲
第１項または第２項に記載の翼車型複箱式水道メーター
。
（４）前記内箱体（１４）の底壁（１４ａ）に設けた前
記流入口（１９）のそれぞれは、前記流入傾斜管（１８
）の内端の手前側に対応する位置で開口面積を狭くされ
ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第
３項のいづれかに記載の翼車型複箱式水道メーター。