JPS6019967Y2 - 摺動絞弁型気化器 - Google Patents
摺動絞弁型気化器Info
- Publication number
- JPS6019967Y2 JPS6019967Y2 JP1976024125U JP2412576U JPS6019967Y2 JP S6019967 Y2 JPS6019967 Y2 JP S6019967Y2 JP 1976024125 U JP1976024125 U JP 1976024125U JP 2412576 U JP2412576 U JP 2412576U JP S6019967 Y2 JPS6019967 Y2 JP S6019967Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- throttle valve
- carburetor
- sliding throttle
- sliding
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は燃料油とは別系統で潤滑用オイルを供給する所
謂給油式機関に用いる摺動絞弁気化器に関する。
謂給油式機関に用いる摺動絞弁気化器に関する。
機関の作動部分に供給される潤滑用オイルは摺動絞弁気
化器においても絞弁摺動部の潤滑やアイシング防止に必
要であることから分離給油式機関における潤滑用オイル
の供給は一般に気化器を通じて行なわれるものが比較的
多いが従来はその吐出口を主にアイシング防止としてメ
ーンボアーのノズル後方または絞弁下流に設けるかある
いはフロートチャンバー内に設けていた。
化器においても絞弁摺動部の潤滑やアイシング防止に必
要であることから分離給油式機関における潤滑用オイル
の供給は一般に気化器を通じて行なわれるものが比較的
多いが従来はその吐出口を主にアイシング防止としてメ
ーンボアーのノズル後方または絞弁下流に設けるかある
いはフロートチャンバー内に設けていた。
しかしノズル後方また絞弁下流に吐出させるものは機関
の吹返しによる摺動絞弁への付着効果を狙ったものであ
るからリード式機関の場合は吹返しによる効果が望めず
、またフロートチャンバー内に吐出させるものは機関回
転数の変化にオイル供給量の応答性が悪い等でこれらは
何れも充分な効果を得られなかった。
の吹返しによる摺動絞弁への付着効果を狙ったものであ
るからリード式機関の場合は吹返しによる効果が望めず
、またフロートチャンバー内に吐出させるものは機関回
転数の変化にオイル供給量の応答性が悪い等でこれらは
何れも充分な効果を得られなかった。
本考案は上記の点に鑑み、摺動絞弁気化器において、潤
滑用オイルの吐出口を、スロットルボアー底部のジェッ
トブロック部に、メーンノズルから側方に離して少くと
も１個はメーンノズルより吸入空気の流入側に位置する
如く１個または複数個設けたもので、機関の吹返しによ
らなくともオイルを摺動絞弁に付着させることができる
この種気化器の提供を目的としている。
滑用オイルの吐出口を、スロットルボアー底部のジェッ
トブロック部に、メーンノズルから側方に離して少くと
も１個はメーンノズルより吸入空気の流入側に位置する
如く１個または複数個設けたもので、機関の吹返しによ
らなくともオイルを摺動絞弁に付着させることができる
この種気化器の提供を目的としている。
本考案の実施例を図面について説明すると、１は気化器
本体、２はフロートチャンバー、３はスロットルボアー
、４はスロットルボアー底部のジェットブロック部、５
はスロットルボアー内を昇降する摺動絞弁、６は絞弁５
の案内筒、７はスロットルボアー底部に開口するメーン
ノズル、８はノズル７と挿合するジェットニードル、９
は絞弁復帰用ばね、１０は絞弁操作用ケーブルワイヤー
で、以上は従来一般に行なわれている摺動絞弁気化器で
ある。
本体、２はフロートチャンバー、３はスロットルボアー
、４はスロットルボアー底部のジェットブロック部、５
はスロットルボアー内を昇降する摺動絞弁、６は絞弁５
の案内筒、７はスロットルボアー底部に開口するメーン
ノズル、８はノズル７と挿合するジェットニードル、９
は絞弁復帰用ばね、１０は絞弁操作用ケーブルワイヤー
で、以上は従来一般に行なわれている摺動絞弁気化器で
ある。
本考案は上記のような気化器において、機関および気化
器の潤滑用オイルの吐出口をジェットブロック部４に、
メーンノズルから側方に離して、少くとも１個はメーン
ノズル７より吸入空気の流入側に位置する如く１個また
は複数個設けたもので、図には気化器外部から供給口１
１、通路１２を通じて供給されるオイルの吐出口１３．
．１３２の２個のメーンノズル７の一方の側に、１個は
ノズル７より吸入空気の流入側に、他の１個は機関側に
それぞれ位置する如く並設した場合が示されているが小
形の気化器の場合は吐出口１３１の１個で充分である。
器の潤滑用オイルの吐出口をジェットブロック部４に、
メーンノズルから側方に離して、少くとも１個はメーン
ノズル７より吸入空気の流入側に位置する如く１個また
は複数個設けたもので、図には気化器外部から供給口１
１、通路１２を通じて供給されるオイルの吐出口１３．
．１３２の２個のメーンノズル７の一方の側に、１個は
ノズル７より吸入空気の流入側に、他の１個は機関側に
それぞれ位置する如く並設した場合が示されているが小
形の気化器の場合は吐出口１３１の１個で充分である。
このように構成すると潤滑用オイルはその吐出口１３．
．１３２が共に摺動絞弁周壁寄り直下のジェットブロッ
ク部４に開口し、しかも一方の吐出口１３□は吸入空気
の流入側に開口しているので絞弁低中開度で噴出したオ
イルの一部は絞弁５の底壁下面および周壁に付着してア
イシング防止と絞弁摺動部の潤滑の役目を果し、残余の
オイルは燃料と共に空気と混合して機関に吸込まれ、そ
の作動部潤滑の役目を果すのである。
．１３２が共に摺動絞弁周壁寄り直下のジェットブロッ
ク部４に開口し、しかも一方の吐出口１３□は吸入空気
の流入側に開口しているので絞弁低中開度で噴出したオ
イルの一部は絞弁５の底壁下面および周壁に付着してア
イシング防止と絞弁摺動部の潤滑の役目を果し、残余の
オイルは燃料と共に空気と混合して機関に吸込まれ、そ
の作動部潤滑の役目を果すのである。
この場合、吐出口１３１と１３□とはその位置が前後異
なるので絞弁低開度においては吐出口１３１より１３□
に作用する負圧の方が強いから同一口径の場合は吐出口
１３□の流量が大であるが絞弁開度が大きくなればこれ
ら吐出口の流量はほぼ同じとなる。
なるので絞弁低開度においては吐出口１３１より１３□
に作用する負圧の方が強いから同一口径の場合は吐出口
１３□の流量が大であるが絞弁開度が大きくなればこれ
ら吐出口の流量はほぼ同じとなる。
以上は２個の吐出口１３１と１３□をジェットブロック
部のメーンノズルの片側に前後に並設した場合について
説明したがこのような数および配置に限られるものでは
なく、メーンノズル前方の吐出口１３□のみで機関に必
要なオイル量を吐出できれば１個でよいこと勿論である
。
部のメーンノズルの片側に前後に並設した場合について
説明したがこのような数および配置に限られるものでは
なく、メーンノズル前方の吐出口１３□のみで機関に必
要なオイル量を吐出できれば１個でよいこと勿論である
。
メーンノズル後方の吐出口１３□は吐出口１３１の吐出
量の不足を補うものであり、例えばアイドリング開度に
おいて吐出口１３１の吐出量が不足するときその不足を
補うもので、このような場合、吐出口１３□は可及的バ
イパス孔に近寄せることが好ましい。
量の不足を補うものであり、例えばアイドリング開度に
おいて吐出口１３１の吐出量が不足するときその不足を
補うもので、このような場合、吐出口１３□は可及的バ
イパス孔に近寄せることが好ましい。
本考案は前述のように潤滑用オイルの吐出口を摺動絞弁
周壁寄り直下で、しかも空気流入側に寄せて設けたから
オイルの絞弁への付着率がよく、従来の気化器のように
吹返しを必要としないのみか直接メーンボアー内に吐出
するので回転数の変化に対するオイル吐出量の応答性も
よく、また近くにメーンノズルがあるので摺動絞弁に付
着した残余のオイルと燃料との混合も良好であり、機関
作動部の潤滑は勿論のこと気化器絞弁摺動部の潤滑並び
にアイシング防止も充分に達成できる等優れた効果を発
揮する。
周壁寄り直下で、しかも空気流入側に寄せて設けたから
オイルの絞弁への付着率がよく、従来の気化器のように
吹返しを必要としないのみか直接メーンボアー内に吐出
するので回転数の変化に対するオイル吐出量の応答性も
よく、また近くにメーンノズルがあるので摺動絞弁に付
着した残余のオイルと燃料との混合も良好であり、機関
作動部の潤滑は勿論のこと気化器絞弁摺動部の潤滑並び
にアイシング防止も充分に達成できる等優れた効果を発
揮する。
第１図は本考案摺動絞弁気化器の実施例を示す一部截断
側面図、第２図は同上一部截断背面図、第３図は同上絞
弁を取除いて見た平面図である。 １・・・・・・気化器本体、３・・・・・・スロットル
ボアー、４・・・・・・ジェットブロック部、５・・・
・・・摺動絞弁、７・・・・・・メーンノズル、１３．
．１３゜・・・・・・オイル吐出口。
側面図、第２図は同上一部截断背面図、第３図は同上絞
弁を取除いて見た平面図である。 １・・・・・・気化器本体、３・・・・・・スロットル
ボアー、４・・・・・・ジェットブロック部、５・・・
・・・摺動絞弁、７・・・・・・メーンノズル、１３．
．１３゜・・・・・・オイル吐出口。
Claims (1)
- 機関および気化器の潤滑用オイルの吐出口を、気化器ス
ロットルボアー底部のジェットブロック部に、メーンノ
ズルから側方に離して少くとも１個はメーンノズルより
吸入空気の流入側に位置する如く１個または複数個設け
たことを特徴とする摺動絞弁型気化器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976024125U JPS6019967Y2 (ja) | 1976-03-01 | 1976-03-01 | 摺動絞弁型気化器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976024125U JPS6019967Y2 (ja) | 1976-03-01 | 1976-03-01 | 摺動絞弁型気化器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52116624U JPS52116624U (ja) | 1977-09-05 |
| JPS6019967Y2 true JPS6019967Y2 (ja) | 1985-06-15 |
Family
ID=28484021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1976024125U Expired JPS6019967Y2 (ja) | 1976-03-01 | 1976-03-01 | 摺動絞弁型気化器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6019967Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS543229U (ja) * | 1977-06-08 | 1979-01-10 |
-
1976
- 1976-03-01 JP JP1976024125U patent/JPS6019967Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS543229U (ja) * | 1977-06-08 | 1979-01-10 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52116624U (ja) | 1977-09-05 |
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