JPS6019883B2 - 皮膜型パック剤 - Google Patents

皮膜型パック剤

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JPS6019883B2
JPS6019883B2 JP13272380A JP13272380A JPS6019883B2 JP S6019883 B2 JPS6019883 B2 JP S6019883B2 JP 13272380 A JP13272380 A JP 13272380A JP 13272380 A JP13272380 A JP 13272380A JP S6019883 B2 JPS6019883 B2 JP S6019883B2
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film
uniformly
pack
pack agent
peeling
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彰 渋谷
平 竹本
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Kanebo Ltd
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
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    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、皮膚表面に適当な厚さに塗布し一定時間を経
て乾燥させて、皮膚の角質層を柔軟化し皮膚に適度は緊
張を与え、乾燥後一時的に皮費温を高め血行を良くし生
成皮膜の剥離時には皮膚上の汚垢を除去して清浄作用を
発揮し得る化粧料、所謂皮膜型パック剤に関する。
更に詳しくは容易に均一塗布でき、短時間に適度に乾燥
して、剥離が容易でかつ均一、美麗な白色皮膜を形成し
、そして皮膚に痛みを感じることなく、均一容易に剥離
すると共に、剥離後の皮膚にしっとりしたフィーリング
の良い感触を与え得る、保存安定性の良好な皮膜型パッ
ク剤に関する。従来、皮膜型パック剤が具備すべき必要
条件としては、‘1} 皮膚を刺激することなく、安定
性が高いこと。
{2ー 容易かつ均一に塗布でき、適度の乾燥により均
質な皮膜を形成すること。湖 形成した皮膜の剥離時間
が短かく、剥離が容易でかつ均一に剥離すること。
■ 皮膜を剥離した皮膚にしっとりとした良好な感触を
与え得ること。
{5ー 保存安定性(隆日安定性)が良いこと。
等であるが、これらの諸条件を満足し得る皮膜型パック
剤は殆んど市販されていない。従釆市販されているポリ
ビニルアルコールを皮膜形成剤とするパック剤では、ポ
リビニルアルコール皮膜の皮膚に対する接着力が強過ぎ
て、均一に剥離することが難かしく、該皮膜の引張剥離
時に皮膚に痛みを与えやすい欠点がある。
更にこの皮膜型パック剤は、剥離可能な皮膜を形成する
までの所要時間が長い欠点があり、その欠点を改良する
方法として、ポリピニルアルコール濃度を高めたり、金
属粉末類を配合する方法が試みられているが、均一に塗
布しにくくまたしっとり感が不足するという欠点がある
。一方、皮膜形成剤として天然ゴムや合成ゴムのラテッ
クスを高濃度で使用することにより、皮膜形成時間を短
か〈する試みもあるが、そのようにしたパック剤の皮膜
は低モジュラスであり、かつ皮膚との密着性(接着力)
が強いために、剥離時にゴム特有の高伸張を起こし、均
一剥離が容易ではなく、また伸張切断して収縮したゴム
片が皮膚面を直撃して強い痛みを覚えるなどの欠点があ
る。
更に天然ゴムや合成ゴムのラテツクスを使用したパック
剤は一般に外観が不均一(例えばマダラ)な皮膜を生成
しやすいために、或種の顔料を混合して均一白色の皮膜
を形成しようとする試みもあるが、顔料が凝集しやすく
それを安定に配合するこは非常に難かしい。本発明は、
上述の如き従来技術を悉く改良したものであって、その
目的とするところは、容易に均一塗布でき、短時間に適
度に乾燥して剥離が容易でかつ均一美麗な白色の皮膜を
形成し、そして皮膚に痛みを感じることなく、均一容易
に剥離すると共に、剥離後の皮膚がしっとりしたフィー
リングの良い感触を与え得る、保存安定性の良好な皮膜
型パック剤を提供することにある。
すなわち、本発明は、主要構成分として、未加硫の合成
ゴムラテツクスと、ポリビニルアルコ−ル,遊離酸型カ
ルボキシビニルポリマーからなる群より選択された水溶
性高分子の少なくとも一つと、顔料の表面が界面活性物
質により被覆された加工顔料と、ノニオン型界面活性剤
またはノニオン型界面活性剤とアニオン型界面活性剤と
、水を配合してなり、そして前記加工顔料の配合量が0
.1〜10重量%で、ノニオン型界面活性剤またはノニ
オン型界面活性剤とアニオン型界面活性剤との配合量が
0.5〜1の重量%である皮膜型パック剤である。
以下、本発明の実施の態様を詳説する。
本発明に使用する顔料の表面が界面活性物質により被覆
された加工顔料は、化粧料に慣用される通常の顔料を界
面活性物質のェマルジョンまたは溶液で処理して、顔料
の表面に界面活性物質を実質的均一に付着(吸着)せし
めた加工顔料である。
従ってこの加工顔料における基体の顔料の表面は界面活
性物質によって実質的に破覆されている。この加工顔料
における基体顔料の表面に付着(表面を被覆)している
界面活性物質の量は、基体の顔料重量に対して0.2〜
3重量%が好ましい。前記加工顔料の基体の顔料として
は、例えば酸化チタン、タルク、カオリン、酸化亜鉛、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等が好ましい。
また基体の顔料表面に付着している界面活性物質として
は、例えばソルビタン脂肪酸ェステル、ポリオキシェチ
レン脂肪酸ェステル、ポリオキシェチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルェーテルリン酸ェス
テル、ポリオキシェチレンアルキルアリルェーテル、グ
リセリン脂肪酸ェステル、脂肪酸石鹸、ポリオキシェチ
レンアルキルェーテルリン酸ェステル塩、レシチン、カ
ゼインソーダ等が好ましい。本発明のパック剤における
前記加工顔料の配合量は、当該処方(パック剤組成物)
の全量にして0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜
8重量%である。
0.1重量%禾満の場合は剥離可能な皮膜の形成所要時
間が長くなり、また外観が不均一(例えばマダラ)なパ
ック皮膜を形成すると共に、該皮膜を均質に剥離するこ
とができず、好ましくない。
1の重量%よりも多くなるとパック剤の粘度が著しく上
昇して、均一塗布が困難となり、長期保存安定性もわろ
くなって、凝集しやすく好ましくない。
本発明のパック剤に配合するノニオン型界面活性剤とし
ては、例えばソルビタン脂肪酸ェステル、ポリオキシヱ
チレンソルビタン脂肪酸ェステル、ポリオキシェチレン
脂肪酸ェステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
、ポリオキシエチレンアルキルアリルェーテル等が好ま
しい。
またアニオン型界面活性剤としては、例えば脂肪酸石鹸
、高級アルコール硫酸ェステル塩、ポリオキシエチレン
アルキルエーテルサルフエート、ポリオキシェチレンア
ルキルェーテルリン酸ェステル及びその塩等が好ましい
。通常、これ等の界面活性剤は一種または二種以上組合
せて使用される。
かかる界面活性剤の使用量としては、処方の全タ量に対
して0.5〜1の重量%であり、好ましくは1.0〜8
0〜重量%である。
0.5重量%よりも少なくなると、安定性が低下し、長
期保存時に加工顔料やポリマー粒子が凝集して不均質に
なり、そして乾燥程度が遅く、剥離0可能な皮膜の形成
時間が長くなると共に、皮膜の剥離性がわろくなって容
易かつ均一に剥離できなくなる。
また1の重量%よりも多くなると、安定性が低下し、長
期保存すると凝集して不均一になり、また剥離性をわろ
くなるので好ましくない。本発明に適用し得る未加硫の
合成ゴムラテックスとしては、例えばイソプレン系ゴム
、スチレンーブタジェン系ゴム、ブタジヱン系ゴム等が
好ましい。未加硫合成ゴムラテックスの配合量は、該合
成ゴムラテックスの乾燥固形分として処方の全量基準3
0〜65重量%、好ましくは40〜6$重量%である。
3の重量%よりも少なくなると、パック剤粘度が低くな
って塗布し難い場合があり、また剥離可能な皮膜の形成
時間が長くなり皮膜形成能や皮膜の剥離性が低下しやす
い。
また65重量%よりも多くるとパック剤粘度が高くなっ
て、容易に均一塗布することが難しくなる。本発明のパ
ック剤に使用する水溶性高分子は、ポリビニルアルコー
ル、遊離酸型カルボキシビニルポリマーである。
これらの水溶性高分子は1種または2種組合せて使用さ
れる。かかる水綾性高分子の使用量は、処方の全量に対
して0.01〜15重量%、好ましくは0.05〜1の
重量%である。0.01重量%よりも少なくなると保存
安定性が低下しやすく、また15重量%よりも多くなる
と剥離可能な皮膜形成時間が長くなり、均一塗布し難く
なる傾向がある。
水の配合量は処方の全量に対して35〜8の重量%、好
ましくは40〜7の重量%である。
本発明における前述の成分を前述の如く配合してなるパ
ック剤は、パック皮膜を剥離した後の皮膚にしっとりと
した良好な感触を与えるが、更に液状の多価アルコール
を高々15重量%(好ましくは2〜8重量%)配合する
ことによって、よりしっとりとしたより良好な感触を与
えることができる。
前記液状の多価アルコールとは、水酸基を二つ以上有し
、液状かつ水に易溶なアルコールであって、例えばプ。
ピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、分子量
200〜600のポリエチレングリコール等を挙げるこ
とができる。 本発明のパック剤に配合し得る慣用成分
としては、香料防腐剤、染料、美容薬効成分等を挙げる
ことができる。尚、必要に応じて、酸性物質や塩基物質
等の中和剤、PH調節剤等、を、本発明の前記諸効果を
阻害しない範囲内で少量配合してもよい。
本発明の皮膜型パック′剤は、均質な液状またはペース
ト状を呈していて保存安定性に優れ、使用に際しては、
伸びよく、容易に均一塗布でき、そして短時間に適度に
乾燥して、剥離が極めて容易でかつ均一美麗な色相(着
色しない場合は白色)の皮膜を形成し、皮膚に痛みを感
じることなく円タ滑容易に剥離すると共に、剥離後の皮
膚にしっとりとしたフィーリングの良い感触を与える、
優れたパック剤であって、その効果は著しい。
以下、本発明の実施例について説明する。
実施例に示す部とは重量%を意味する。
パック0剤の特性としての剥離可能なる皮膜の形成時間
(以下剥離時間と略す)、剥離性及び安定性の評価につ
いては下記に示す方法により、その他の特性は尊間検査
員3人によって実用テスト(塗布時の伸び、剥離し易さ
、しっとり感)、形成された皮タ膜の外観、および長期
間の保存安定性についてしらべた。{1} 剥離時間 該皮膜型パック剤を前腕屈側部の3凧x3肌の大きさの
部位に0.5タ均一な厚さに塗布し、該パ0ック剤が均
一な皮膜を形成し且つ均一に剥離できるまでの所要時間
を測定した。
剥離時間が7分間乃至15分間の場合は良好(使用し易
い)L 7分間未満および15分間以上の場合は不良(
使用し難い)とした。
タ■ 剥離性試験(剥離応力) 76肋×26肋のスライドガラスに精製水で処理したB
URN TREATMENTSKINBANK社製の凍
結乾燥豚皮(ラィオデルム)を貼り付け、その上に試料
パック剤1夕を均一な厚さに塗布し、35q00湿度7
5%の室内に3時間放置する。
次に室温で湿度75%の恒湿器中に1時間放置しレオメ
ーターを用いて0.6肌/秒の剥離速度で剥離応力を測
定する。
剥離応力が、5タ未満の場合は良好(剥離し易い)。5
〜10夕の場合はや)不良(若干剥離しにくい)、10
タ以上の場合は不良(剥離し‘こく〈痛みを感じる)と
した。
(3} 安定性の評価(短時間での判定)容積15のと
のガラス遠心管に約10叫試料を入れ国産遠心器(株)
製の卓上型低中速遠心機(H−10洲型を用い、45℃
300仇.p.m.の条件で15分間遠心分離テストを
行ない、試料のクリーム相(均一に乳化分散している相
)の容積に対する遠心分離後のクリーム相の容積の比率
をしらべる。
この容積比が1に近い程安定で、0.98〜1.00の
場合は安定で、0.斑よりも小さい場合は安定性不良と
した。実施例 1 未加碗のポリイソブレンゴムラテックスェマルジョン(
乾燥固形分濃度60%)91.7部に、ポリオキシェチ
レンノニルフエニルエーテル(2価.0.)を3部加え
、均一になるまで蝿拝した。
この混合物をA液とする。次に他方ソルビタンモノオレ
ェート2部に、遊離酸型カルボキシピニルポリマー(2
%水分散液)7部、酸化チタンの表面がジZポリオキシ
エチレンノニルフエニルエーテルリン酸ェステル(伍.
○)(以下DPOENPEPと略記)で被覆された加工
顔料(DPOENPEPの付着量は、酸化チタンの重量
に対して3.8%)0.5部およびトリェタノールアミ
ン0.1部を添加混合した。この混合物をB液とする。
次に前記のB液にA液を燭拝しながら徐々に加え、両液
を均一に混合せしめて、PH7.0の本発明の皮膜型パ
ック剤を得た。
このパック剤の剥離時間を調べたところ、9分で均一に
剥離できた。
次に剥離試験により剥離応力を調べたところ、1.5夕
で均一に剥離できた。更に安定性の評価を行なったとこ
ろクリーム相容積比1.0で安定であった。またこのパ
ック剤は塗布時伸び易く、容易かつ均一に塗布でき、皮
膜形成時白色の均一な皮膜を形成し、皮膚に刺激を与え
ることなく容易に均一剥離することができた。
また、このパック剤を0〜45ooの範囲内で6ケ月保
存した結果、製造直後と外観は同じであり、変色、分離
、凝集は全く見られなかった。
このように本発明の皮膜型パック剤は極めて良好で、後
述の比較例によるパック剤に比較して著しく優れている
比較例 1 未加碗のポリィソプレンゴムラテツクスの代りに、天然
ゴムラテックス(乾燥固形分濃度60%)91.7部使
用する他は、実施例1と同様に行なった。
その結果、得られた皮膜型パック剤は、PH7.3であ
り、実施例1と同様に剥離時間を測定してところ、12
分で、均一に剥離できた。
次に、剥離応力を調べたところ4.滋であったが均一に
剥離できなかった。
更に、安定性の評価を行なったところ、クリーム相の容
積比0.92で安定性は不良であった。
また、アンモニア臭が若干強く、製造直後、若干部分的
に凝集していた。更には、実施例1と同様に0〜45q
oの範囲内で6ケ月保存した結果、3ぴ0以上の温度の
下で保存したものは黄色に着色し、臭いも著しく変化し
ており、部分的に凝集が見られた。
比較例 2 0 ソルビタンモノオレエートおよびポリオキシエチレ
ンノニルフェニルェーテル(2雌.0.)の代りに、塩
化ペンザルコニウム5部添加する他は、実施例1と同様
にして比較のパック剤を調製した。
タ 得られた皮膜型パック剤は、PHが6.5であった
また、このパック剤は製造直後に粘度が極端に上昇し全
体的に凝集して均一ならなかった。また実施例1と同様
に実用テストを行なった結果、塗布時のびが悪く、均一
に塗布できず、かつ均一0皮膜を形成しないため均一に
剥離できなかった。その際強い刺激を感じた。比較例
3 ソルビタンモノオレエートおよびポリオキシエチレンノ
ニルフェニルェーテル(2雌.0.)の代夕りに、ベタ
ィン型両性界面活性剤を5部添加する他は、実施例1と
同様にして比較のパック剤を調製した。
得られた皮膜型パック剤はPHが8.5で、製造直後に
粘度が上昇し、全体的に凝集して均一にならなかった。
また、実施例1と同様に実用テ0ストを行なった結果、
塗布時の伸びかわるく、均一に塗布できずかつ均一な皮
膜を形成しないため均一に剥離できなかった。比較例
4 酸化チタンの表面がジポリオキシェチレンノニタルフェ
ニルェーテルリン酸ェステル(雄.0.)により被覆さ
れた加工顔料の代りに、未処理の酸化チタン0.5部を
使う他は、実施例1と同様にして比較のパック剤を調製
した。
得られた皮膜パック剤は、PHが7.2で、製造直後に
酸化チタンが凝集子0して、均一に分散できなかった。
このパック剤の剥離時間を調べたところ、11分で均一
に剥離できた。次に、剥離応力を調べたところ、3.2
9であったが均一に剥離できなかった。更に、安定性の
評価を行なったところ、クIJ−ム相の容積比は1.0
であったが、底部に酸化チタンの沈降が見られた。
また、このパック剤は、塗布時「ザラザラ」した違和感
があり、均一に塗布できず、更には均一に剥離できなか
った。
実施例1と同様に0〜45q0で保存テストを行なった
結果、部分的に凝集していた。
比較例 5 ソルピタンモノオレエートおよびポリオキシエチレンノ
ニルフェニルェーテル(2雌.0.)を使用せず、且つ
水を9.5部使用する他は、実施例1と同機にして比較
のパック剤を調製した。
得られたパック剤のPH7.6で製造直後、全体的に凝
集して均一にならなかった。
更には剥離時間が25分と長く、また剥離応力が16夕
と大きく、均一に剥離できなかった。尚、クリーム相の
容積比は0.82で、分離がみられ、下部には前記加工
顔料が沈降していた。実用テストを行なったところ、皮
膚に対する接着力が極めて強く、均一に剥離できなかっ
た。
比較例 6遊離酸型カルポキシビニルポリマーを使用せ
ず、且つ水を11.5部使用する他は、実施例1と同様
にして比較のパック剤を調製した。
得られたパック剤は、PHが8.5で、剥離時間は5分
であった。次に、剥離応力を調べたところ2.5夕であ
ったが、均一に剥離できなかった。更に、安定性の評価
を行なったところ、クリーム相の容積比は0.72で分
離が見られ、底部には顔料が沈降していた。
また、このパック剤は塗布時、凝集して均一に伸びず、
均一な皮膜を形成しない為、均一に剥離しなかった。
また、実施例1と同様に0〜4500での保存安定性を
調べたところ、4500、1ケ月で全体的に凝集した。
比較例 7 酸化チタンの表面がジポリオキシェチレンノニルフェニ
ルェーテルリン酸ェステル(虹.0.)により被覆され
た加工顔料を使用せず、かつ水を5部使用する他は、実
施例1と同様に行なった。
得られたパック剤のPHは7.0で、剥離時間は17分
で、均一に剥離できた。剥離応力は3夕で均一に剥離で
きクリーム相の容積比1で安定であったが、このパック
剤は乾燥した時「マダラ」になり皮膜の外観が不均一で
ある為、実用上好ましくなかつた。比較例 8 酸化チタンの表面がジポリオキシェチレンノニルフェニ
ルェーテルリン酸ェステル(伍.0.)で被覆された加
工顔料を使用せず、その代りに、ジボリオキシエチレン
ノニルフエニルヱーテルリン酸ェステル(岬.0.)0
.02部と未処理の酸化チタン0.48部を個々に加え
る他は、実施例1と同様に比較のパック剤を調製した。
得られたパック剤は、PHが7.2で、製造直後に酸化
チタンが凝集して均一に分散できなかった。このパック
剤の剥離時間を調べたところ11分であった。次に、剥
離応力を調べたとる3.0夕であったが均一に剥離でき
なかった。更に、安定性の評価を行なったところ、クリ
ーム相容積比は1.0であったが、下部に顔料の沈降が
見られた。また、このパック剤は、塗布時の感触に「ザ
ラザラ」した蓬和感があり、均一に塗布できず、形成皮
膜は、均一に剥離できなかった。実施例1と同様に0〜
45qoで保存テストを行なった結果、部分的に凝集し
ていた。
実施例 2 未加硫のポljスチレンーブタジェン共重合体ラテツク
スェマルジョン(固形分濃度55%)99.9部に、セ
チル硫酸ナトリウム0.5部を加え均一になるまで蝿拝
した。
この混合物をA液とする。次に、ポリオキシエチレンソ
ルビタンモノラウレート(2畑.0.)3部にソルビタ
ンセスキオレヱ−ト1部、ポリピニルアルコール(平均
重合度1,300〜1,500)の20%水溶液5部、
ポリエチレングリコール5部、クエン酸0.1部、酸化
亜鉛の表面がグリセリンモノオレェート(以下GMOと
略記)で被覆された加工顔料(GMOの付着量は14.
3%)1部及び水5部を添加、混合した。この混合物を
B液とする。次に前記のB液に、A液を縄拝しながら徐
々に加え、実施例1と同様に調製して、本発明の皮膜型
パック剤を得た。
得られたパック剤のPHは6.5で剥離時間は14分、
剥離応力は2.2夕で、均一に剥離できた。更に、安定
性の評価を行なったところクリーム相の容積比は1.0
で極めて安定であった。また、このパック剤は、伸びよ
く、容易かつ均一に塗布できると共に、白色の均一な皮
膜を短時間に形成し、皮膚に刺激を与えることなく容易
に均一剥離できた。
また剥離後は肌にしっとりしたフィーリングの良い感触
を与えた。このパック剤を0〜45午0の範囲内で6ケ
月保存した結果、製造直後と外観は同じで変色、分離、
凝集は全く見られなかった。
実施例 3 ポリエチレングリコールを使用せず、かつ水を1戊部使
用する他は、実施例2と同様にして本発明のパック剤を
調整した。
得られたパック剤のPHは6.7で、剥離時間は12分
、剥離応力は2.3夕で、均一に剥離できた。
安定性の評価は、クリーム相の容積比1.0で安定であ
った。また、このパック剤は塗布時均一にのび皮膚に刺
激を与えることなく容易且つ均一に剥離できた。
剥離後のしっとり感が実施例2のパック剤に比較してや
)少ないが全体としての感触は同程度に良好であった。
また6ケ月の保存安定性を実施例2と同様に調べた結果
、0〜45午0の範囲内で極*めて良好であった。実施
例 4 前記加工顔料の配合量の影響をしらべるために、未加硫
のポリィソプレンゴムラテツクス(乾燥固形分濃度60
%)83.$部、ポリオキシェチレンノニルフェニルェ
ーテル(2血.○)3.0部、ソルビタンモノオレヱー
ト2.庇部、遊離酸型カルボキシビニルポリマー0.1
5部および苛性カリ0.05部に対して、酸化チタンの
表面がトリポリオキシェチレンノニルフェニルェーテル
リン酸ェステル(餌.○)(以下TPOENPEPと略
記)により被覆された加工顔料(TPOENPEPの付
着量は酸化チタンの重量に対して5.7%)を夫々別々
に0.03部,0.1部,0.5部,4.礎部,8.礎
郡,1碇部及び15部使用し、かつそれぞれに対応して
水を各処方の全量10礎部‘こするための必要量使用す
る他は、実施例1と同様にして、パック剤を製造した。
得られた各パック剤の保存安定性、均一塗布のしやすさ
、乾燥皮膜の均一性、剥離時間、剥離応力、剥離後の感
触等の試験結果を第1表に示した。第 1 表 第1表の結果からも明らかなように、本発明における前
記加工顔料の配合量は、処方の全量に対して0.1〜1
0%、好ましくは0.5〜8.0%である。
0.1%よりも少ないと剥離可能な皮膜の形成時間が長
くなり、外観が不均一(マダラ)な皮膜を形成すると共
に、その皮膜を均一に剥離することが困難となる。
また10%よりも多くなると均一塗布が困難となり、保
存安定性が著しく低下し、凝集しやすい。実施例 5 前記ノニオン型界面活性剤の配合量の影響をしらべるた
めに、禾加硫のポリィソプレンゴムラテックス(乾燥固
形分濃度60%)83.3部、酸化チタンの表面がジポ
リオキシェチレンオクチルフェニルェーテルリン酸ェス
テル(紐.○)(以下DPOEOPEPと略記)で被覆
された加工顔料(DPOEOPEPの付着量は酸化チタ
ンの重量に対して5.7%)1.礎部、遊離酸型カルボ
キシビニルポリマー0.2部、および苛性カリ0.05
部に対して、ソルビタンモノオレヱートとポリオキシエ
チレンソルビタンモノラウレートを50:50の割合で
、かつ両者の総量として0.1部,0.5部,1.0部
,4.0部,8.0部,10部および15部使用し、そ
れに対応して水を各処方の全量100部にするための必
要量使用する他は、実施例1と同様にして各パック剤を
製造した。
得られた各パック剤の安定性、均一塗布のしやすさ、乾
燥皮膜の均一性、剥離時間、剥離応力、剥離後の感触等
の試験結果を第2表に示した。
第 2 表第2表の結果からも明らかなように、本発明
における非イオン型界面活性剤の配合量は、処方の全量
に対して0.5〜10%、好ましくは1.0〜8.0%
である。
0.5%よりも少なくなると剥離可能な皮腰の形成所要
時間が長く、剥離性もわろくなって実用上好ましくなく
、10%よりも多くなると凝集し、均一塗布が困難とな
り、形成皮膜は非常にもろい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 主要構成成分として、未加硫の合成ゴムラテツクス
    と、ポリビニルアルコール,遊離酸型カルボキシビニル
    ポリマーからなる群より選択された水溶性高分子の少な
    くとも一つと、顔料の表面が界面活性物質により被覆さ
    れた加工顔料と、ノニオン型界面活性剤またはノニオン
    型界面活性剤とアニオン型界面活性剤と、水を配合して
    なり、そして前記加工顔料の配合量が0.1〜10重量
    %で、ノニオン型界面活性剤またはノニオン型界面活性
    剤とアニオン型界面活性剤との配合量が0.5〜10重
    量%である皮膜型パツク剤。
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