JPS60197369A - ダイヤモンドロ−タリドレツサの切刃面積比の測定方法と装置 - Google Patents

ダイヤモンドロ−タリドレツサの切刃面積比の測定方法と装置

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JPS60197369A
JPS60197369A JP4986084A JP4986084A JPS60197369A JP S60197369 A JPS60197369 A JP S60197369A JP 4986084 A JP4986084 A JP 4986084A JP 4986084 A JP4986084 A JP 4986084A JP S60197369 A JPS60197369 A JP S60197369A
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grinding wheel
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大田 眞土
Kiyoshi Uchiyama
潔 内山
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Seiko Seiki KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は:研削砥石のドレッシング作業の改良に関す
る。
(従来技術) 研削砥石の砥粒切刃が、研削加工により、摩耗した時に
9ダイヤモンドドレツサにより鈍化した砥粒切刃を破砕
して、新しい鋭い切刃をつくり出すのがドレッシング作
業であるが1回転砥石を使用する精密研削の分野では1
図1に示す小石ダイヤモンドドレッサを1回転する砥石
作業面の法線方向に、微小量たとえば0.02mm切込
んで1円筒状砥石の場合円筒母線に沿って移動(トラバ
ース運動)させる、単心ドレッシング法と2図2に示す
特殊な輪郭の砥石作業面全幅に接触する。研削砥石と同
じ輪郭を持つ回転体表面に、複数のダイヤモンド粒を配
置した。いわゆる総形ロータリドレッサを1回転させな
がら1回転研削砥石表面に切込んで、新しい切刃をつく
り出す、ロータリドレッシング法がある。
単心ドレッシング法は、ドレッサ装置やダイヤモンドド
レッサも安価であり、切込深さ、ドレ・ノシングリード
(ドレス送り速度/砥石回転数)と、研削性能2表面あ
らさ、などの関係が知られており(例えば、津和、田中
、大森、精密機械25巻1号 (1959)またはこれ
にかわるものとして「加工技術データファイル1第゛5
巻研削編 0゜2.3 ドレッシングと研削能率につい
て1機械振興協会技術研究所、 1981) 、比較的
使いやすいが、ダイヤモンド摩耗がはげしく、特に立方
晶硼素(CBN)砥粒の砥石をドレスする時には。
急速な摩耗を示し、ドレスするたびにドレッサダイヤモ
ンド先端幅が増加する。
ダイヤモンド先端幅が大きい時には、一定の切込み深さ
を与えても、研削砥粒とダイヤモンド粒の間の接触面圧
力が低下して、破砕現象が起きず、ダイヤモンドホルダ
ー側がたわんだり、砥石の弾性変形や、砥石軸受がたわ
むなどの現象となって、ダイヤモンドが砥粒の上を滑べ
るだけになってドレッシングがおこなわれない。
このためCBNなどの砥石を量産加工に使う時は、榴繁
にドレッサダイヤモンドを交換しなければならず、労力
がかかり、稼動率の低下をまねくので量産加工には不向
きである。
小石ドレッサの摩耗の速さを補うため、複数のダイヤモ
ンド粒を結合材でならべた。ブレードドレッサや、イン
プリドレッサがあるが、複数のダイヤモンド粒が同時に
砥石表面に接触するので。
摩耗幅が大きくなった単心ダイヤモンドドレッサと同じ
状況となって、これらを使用することが。
小石ドレッサの欠一点の根本的解決策とはならない。
一方総形のロータリードレンサでは、1つのダイヤモン
ド粒が、ドレッサ1回転に一回だけ砥石と接触するだけ
なので、冷却される時間があり、ダイヤモンドが高温に
よりグラファイト化される現象をさけられるので、ダイ
ヤモンド粒数の増加による寿命向上以上に、寿命は長い
。しがし、ドレッサー回転体の価格は高く、ドレソシ 
ング作業中は、砥石作業面全幅にわたって、ドレッサと
砥石が接触しているの、で、相当大きなドレッシング力
を与えないと、砥粒とダイヤモンド間の接触面圧力が高
くならない。したがって砥粒の破砕が起きにくく良好な
ドレッシングがおこなわれないので、ドレッサ側、砥石
軸ともに高い剛性がないと実際には使用できず応用面で
制限がある。
またこのドレッシング法では、砥石とドレッサの相対速
度や、切込み速度を制御することによって研削性能を制
御することもできるが(rロータリドレッサの効果と使
用条件」千葉法部、精密加工、1975.5) 、ドレ
ス作業を終了する時のドレス切込みから、後退までの動
作する時に、切込み相対運動の速度ゼロの時間があり、
その時間と。
大きなドレス抵抗によってたわんだ各部の弾性復帰のた
め、ドレッサと砥石が接触している時間があるので、ド
レス切込み時に破砕されてできた。
鋭い砥粒切刃が、複数のダイヤモンド粒で摩擦され摩耗
してしまい、小石ドレッサで作られた切刃より切味が低
い 砥石となってしまう。そのため工作物と砥石の間で
も剛性が高い研削作業のみに用途が限られ、ドレッシン
グインターバルも短く砥石コストが高くなってしまうし
、びびり振動が発生しやすく、研削焼けが起こりやすい
ので、加工精度や加工能率面でも用途に制限がある。
そこで前記三方式のドレッサの欠点を補うものとして、
双方の中間形のトラバース形ロータリードレッサが使用
されはじめている。これは図3に示すように、小石ドレ
ッサのダイヤモンドとほぼ等しい形状寸法のダイヤモン
ド粒を9円盤の外周や、1円筒または円錐底面の同上に
複数個配列したものを9回転させながら、トラバース運
動してドレッシングをおこなうものである。
しかしトラバース形ロータリドレッサでは、ダイヤモン
ド粒がすきまをもって配置されているので、砥石作業面
上では、砥石回転数と、トラバース速度で定まるドレッ
シングリードのらせん条の線の上の、不連続な破線部分
しかダイヤモンドと接触せず、1回のトラバースだけで
は、摩耗したドレスされない砥粒と、鋭い切刃をもつ砥
粒が混在した砥石作業面となってしまう。
この様な砥石で研削をおこなうと、砥石作業面が不均一
な性質を持ち、研削表面あらさが粗く。
しかも研削抵抗が大きくなって、加工精度、能率ともに
低下する。
そこで更にドレス切込みを与えず、複数回トラバースを
おこなって、切刃が破砕されなt4粒をドレスしようと
すると、既に鋭利な切刃をもつ砥粒が複数回ダイヤモン
ドと接触して摩耗する砥粒も増加してしまい、過度のト
ラバースによって。
砥石の切味劣化をまねく場合もある。
(発明の目的) そこで本発明の目的は、トラバース形ロータリドレ・7
すの最適な使用条件をめるため、ドレス条件を数値表示
する指標として、−回のドレス作業で研削砥石作業面の
ドレスされる割合(ドレス率)ドレスされた砥石の面積
/研削砥石作業総表面積、を簡便にめる方法を提供 し、経験でめた現在までの最適ドレス条件を。
ドレス率で表現し、これを最適ドレス率として。
新しいドレッサの形状や、要求研削精度がかわった時に
も、試行錯誤的に最適ドレス条件をめるのでなく、ダイ
ヤモンド切刃面積比をめた上で、要求精度から定まるド
レスリードをさだめ、最適ドレス率を満たすトラバース
回数決めて、試行錯誤による労力1時間、試加工用工作
物の無駄を、最少限度にとどめることを目的としている
(発明の構成) 次に本発明による方法と装置の実施例をあげて具体的に
説明する。
図4には研削盤の代表とも言える円筒研削盤を示す、研
削砥石1は中心線Iのまわりに回転し。
図示しない回転軸や、軸受箱11ば、砥石軸台12に固
定的に取付けられ、この砥石軸台12は工作物に対して
加工のため進退できる様に2機械ベース上の案内溝13
に沿って運動する。
砥石軸台12の、工作物とは通常干渉しない位置に、ド
レッサベース14を一体的に取付け、ドレッサベース上
には、研削砥石1に対して切込む方向の案内面15に沿
って移動する。ドレッサ切込みスライド16と、同スラ
イド上のトラバース案内面17に沿って移動するドレッ
サトラバーススライド18を持つ。
このドレッサトラバーススライド18上に2図3に示て
れる形の回転可能に支持されたロークリドレッサ20を
設置する。ロータリドレッサの回転軸はその回転軸中心
線のみが■で示され、ドレッサ軸受箱21内の図示され
てい軸受により支持されており、ドレッサ20の回転駆
動は1図示しないベルト、プーリ、またはフレキシブル
軸などを介して一般的な電動機によりおこなわれる。
ドレッサトラバーススライド18は2図示しない油圧シ
リンダ等により、ドレッシング時には一定速度で駆動さ
れ、スライド案内面17の方向は、研削砥石1を成形し
ようとする形状の母線に平行である。ドレッサ切込みス
ライド16は2図示しない送りねじ等によって、ドレッ
サベース14と相対的に移動し、ドレス切込みのように
、0゜001mm単位で切込むことができ、研削作業時
に研削砥石lより大きく離れること、また後述する模擬
ドレス作業時に、任意の位置に停止できるよう、パルス
モータとディジタル制御装置などで駆動される。
砥石軸受箱11のドレッサ側側面に1着脱可能に取付け
られる模擬砥石スライドベース30には、案内面があり
この案内面に沿って移動する模擬砥石ス9Jド31を設
け、その上に模擬砥石軸受箱32が取付けてあり、外周
が円筒面の模擬砥石33と、■で示される回転軸中心線
で表現される回転軸を1回転可能に支持する軸受を内蔵
している。
またこの模擬砥石33はロータリドレッサ20と同様に
図示しない方法で駆動され、模擬砥石33の円筒面の中
心線は1回転軸中心線■と一致させることができ、研削
砥石1により研削可能な材質である。
図4aは模擬砥石スライド3工の動きを示すもので、送
りねじ34と送りハンドル35によって。
模擬砥石33を研削砥石1とロータリドレッサ20の間
に割り込む様に移動させ、模擬砥石33を研削砥石1に
対して切込んで模擬砥石33の外周表面を研削したり、
模擬砥石スライド31を中間位置で停止して、ロータリ
ドレッサ切込みスライド16を模擬砥石33に対して切
込んで、模擬ドレス作業が可能になっている。
模擬砥石33を研削砥石lで研削することの意味を説明
すると、模擬砥石33の回転軸中心線■が、ドレッサト
ラバーススライド18の運動方向が平行であれば、後に
模擬ドレス作業をおこなう前に、模擬砥石33の外周円
筒面中心線と2回転ドレッサトラバース方向を平行にす
る作業を。
研削砥石1によって模擬砥石33を研削することによっ
て一度に済ませることができる。ただしごき時研削砥石
1はロータリドレッサ2oのトラバース運動によってド
レスされていることが前提である。
図4aで模擬砥石が研削されている時の模擬砥石33の
中心線■の位置をaとし、最も研削砥石から後退してい
る時の位置をCとして、中間の模擬ドレス作業をおこな
う位置をbとする。
模擬砥石33が最も後退可能な位置付近Cでは、模擬砥
石スライドベースに固定された一組の光学系4があり2
図5abに示す模擬砥石33とこの光学系4の位置関係
にある。
照射光学系は一定光量の光源4oと、照射しようとする
模擬砥石上の母線りとを含む平面P内に光軸を持つ照射
球面レンズ41を置き模擬砥石33に平行光線を照射す
る位置にある。照射球面レンズ41と模擬砥石33の間
には9図5aでは細長スリット42の幅中心を前記平面
Pに一致さ廿て、母線りの部分だけを照射し1図5bの
場合は前興スリット42の位置に2円筒面レンズ45を
置酋その光軸を前記平面Pに一致させ、かつ照射平行光
線を模擬砥石母線り上に集束させる。図5abいずれの
場合でも照射光軸平面はPと言うことができる。
反射光軸平面Rは入射光軸平面Pと平面Nに関し対称で
あり、平面Nは模擬砥石33の法面であり母線りを含ん
でいる。
反射光は図5aの場合は球面レンズ43を、レンズ光軸
と反射光軸平面を一致させ2反射乎行光を、レンズ43
の焦点に集束させる。図5bの場合は、一旦線集束光線
を平行光線にする円筒面レンズ46と点集束用の球面レ
ンズ43を置く、いずれの場合も反射光は反射光軸平面
R内の一点Fに集束するので3反射光集束点Fに反射光
に対向して光電変換素子44を置き1反射光量を電気信
号としてとり出せる様にする。
次に反射光量電気信号を1表示する系統を図6に示す。
光電変換素子44の出力を前段増幅器50に入力しその
出力は第一の3位置切換えスイッチSW1を介して演算
増幅器51に入力されその出力は第一のメータMlに接
続される。演算増幅器51には2個の調整器が接続され
、第一のレベル調整器52は、光電変換素子44の受光
量が最少の時、演算増幅器51の出力レベルを変化させ
、第一のメータM1の指針をゼロに合致させる。第二の
ゲイン調整器53は、光電変換素子44の受光量が最大
の時、演算増幅器51の増幅率を変化させて、第一のメ
ータM1の指針をフルスケールに一致させる。
模擬ドレス作業の手順から、光電変換素子44の最大受
光量に相当する出力電圧を記憶する必要があるので、定
電圧電源54と、その出力を固定端子に接続されている
可変抵抗器55と、可変抵抗器55の摺動端子電圧を、
第二の3位置切換スイッチSW2を介して、演算増幅器
51へ入力し一方SW2の他の接点を介して、第二のメ
ータM2へも接続される。第二のメータM2には第一の
3位置切換スイッチSWIにより、前段増幅器50の出
力も接続されるが、各切換スイッチの入力−出力を整理
して記述すると、第一の切換スイッチSWIの入力は、
前段増幅器50であり、出力の第1接点は第一のメータ
M2に、第2接点は無接続、第3接点は演算増幅器51
の入力に接続され、第二の切換スイッチSW2の入力は
可変抵抗器55の摺動子接点、出力の第1接点は演算増
幅器51の入力へ接続されている。
(実施例の説明) 次にこの実施例で示す装置を使い、ドレッサダイヤモン
ドの切刃面積比を測定する方法、ならびに各部の動作を
説明する。
まず図示されてはいないが1通常の電動機とベルト・プ
ーリにより研削砥石1と、ロータリドレッサ20を回転
させ、ドレッサトラバーススライド18をその移動端に
置き、ドレッサ切込みスライド16は、ドレッサ20が
研削砥石1と干渉しない程度まで前進させておき、ドレ
ッサのトラバース往復運動をはじめる。
ドレッサ切込スライド16を、ドレッサトラバース運動
のストローク端ごとに+ 0.01 mm程度研削砥石
l側へ前進切込みさせ続けると、やがて研削砥石lを図
示しない取付フランジに取付ける時の偏心誤差で生じる
最大振れ部分と干渉しはじめ、更に切込みを続けると、
研削砥石lの外周全面とドレッサダイヤモンドが干渉す
るようになる。
その時点でドレッサ切込スライドI6の切込みを止め、
複数回トラバースすることにより、砥石1の外周が回転
中心■と同軸になる。またこの時砥石外周面のドレッサ
20が接触する点での母線が、ドレッサのトラバース運
動と平行になる。
そこでドレッサ切込みスライド16を大きく後退停止さ
せて、模擬砥石33を回転させ、おくりハンドル35に
よって9図4aのaの位置まで模擬砥石スライド31を
送り、模擬砥石33の外周が研削され2回転中心線mと
外周面が同軸となる。またこの回転中心線mがドレッサ
トラバース運動方向と平行であれば、模擬砥石33の外
周面は円筒面となりすべての母線は、ドレッサトラバー
ス運動と平行になる。
次に研削砥石1とロータリドレッサ20の回転を止め、
模擬砥石33を後退させ9図4aのCの位置へ停止させ
る。C位置では2図4aの光学系4、詳しくは図5の照
射光軸平面Pと反射光軸Rおよび模擬砥石33上の母線
りが正しい位置関係にあるように、すなわち反射光量が
最大となる様に 図4aに示すストッパー36を調整す
る。
この時表示メータ等の回路図6では、第1の3位置切換
スイッチSWlは、入力と第1の接点が接続され、第二
のメータM2に光電変換素子44の出力が増幅されたも
のが表示される。また第2の3位置切換スイッチSW2
は第2の接点位置(開放状態)にある。したがって模擬
砥石33からの反射光量の変動はこの状態で第二のメー
タM2で読みとれるので、ストッパ36の調整は、第二
のメータM2を見ながらおこない、この時模擬砥石には
低反射率塗料が塗布されていないので、ダイヤモンド切
刃面積比をめる作業中では最大の光量である。後にこの
最大光量を、演算増幅器51のゲイン調整のために必要
なので、この時の前段増幅器50の出力電圧Vma x
を記憶する必要がある。
Vmaxは第二のメータM2に表示されているので表示
目盛で値を記憶して、第一の3位置切換スイッチSW1
を、接点2の位置(開放)とし第二の3位置切換スイッ
チSW2を、接点1に接続し定電圧電源54の出力を可
変抵抗器55により低下させた電圧が第二のメータM2
に表示される可変抵抗器55を調整してメータM2の表
示をVmaxに等しくすれば、可変抵抗器55の摺動子
位置でVmaxを記憶したことになる。
次に模擬砥石33に低反射率塗料をすきまなく塗布すれ
ば反射光量は最低となる。
この時の前段増幅器50の出力電圧をVminとし、こ
れを第一のメータM1のゼロ目盛に表示するため、第一
の3位置切換スイッチSWIを接点3に切、レベル調整
器52を調整して、第一のメータM1の指針をゼロに合
致させる。
次に第一の3位置切換スイッチswiを再び。
接点2(開放)にし、第二の3位置切換スイッチSW2
を、接点3にすると、可変抵抗器55の摺動子位置で記
憶された電圧Vmaxが、演算増幅器51に入力され、
この時の第一のメータの指針位置をフルスケール(10
0%)にするよう、ゲイン調整器53を調整し、ゲイン
・レベル調整が完了する。この操作はいずれも模擬砥石
33は回転させておく。
表示系の準備を終え再び送りハンドル35によって模擬
砥石33を図4aのbの位置へ停止させる。この位置は
模擬砥石33と研削砥石lが干渉せず、ロータリドレッ
サ20と模擬砥石33の干渉が可能な位置である。つい
でドレッサ切込みスライド16を移動させ、模擬砥石3
3に切込み。
トラバーススライド18をトラバースさせて、模擬ドレ
ス作業をおこなう。
ロータリドレッサ20は2図3の円盤状aのもに関して
、前提となる条件の説明を加えておくと、円盤外周のダ
イヤモンド粒は、先端部に平坦部分、厳密には円筒面の
一部があり、このをダイヤモンド粒 の先端面は、ロー
タリドレッサ20の回転軸中心■を中心線とする円筒面
の一部である。またこの円筒面内に存在するダイヤモン
ド先端゛面が分布する最大の幅をBrとし、ロータリド
レッサ20のダイヤモンド幅と呼ぶことにする。ロータ
リドレッサを製作し回転軸に取付けた直後は、この条件
からはずれるが、使いはじめて安定するとダイヤ先端面
の振れがなくなり、ここに記した条件に適合する。また
この状態で目盛付顕微鏡を使用し、ダイヤモンド粒の平
坦面を1個づつ面積測定しダイヤモンド切刃面積総和を
めることができ、あるいは微速や手まわしで、ロータリ
ドレッサ20外周面を、前記顕微鏡で観察することで、
ダイヤモンド先端面が分布する輻Brを測定することが
できるが、非富な労力と時間を要する。そこでダイヤモ
ンド分布幅Brは、微小砥粒のビトリファイド砥石薄片
などを9回転するロータリド(ソサ33に押付りて削り
落とされた部分の形状を測定して簡便に測定することが
でき、模擬ドレス作業により、 (ダイヤモンド切刃面
積総和/ドレッサ外周表面積)=ダイヤモンド切刃面積
比(α)をめることができる。
この場合ドレッサ外周表面積は9円盤外径×円周率×ダ
イヤ先端面分布幅Brで表される。
次に模擬ドレス法は、ロータリドレッサ20と模擬砥石
33の双方を停止させたまま、ドレッサ切込みスライド
16を前進させ、ドレッサダイヤと模擬砥石33が接触
する位置で停止させ、ドレッサトラバーススライド18
をそのストローク端で止めておく、そこから更に、ドレ
ッサ切込みスライド16をドレッサダイヤモンドと、模
N砥石33が双方の法線方向に0.01mm程度干渉す
る様に送り込んで、ロータリドレッサ20と模擬砥石3
3の双方を回転させる。
そこでドレッサトラバーススライドI8をVの速度で1
回トラバースさせて、模擬砥石33表面の低反射率塗料
を、ダイヤモンド粒でかき取る。
この時ドレスリードLr=模擬砥石−回あたりのドレッ
サトラバース距離が、先のダイヤモンド先端面分布幅B
rと等しければ、低反射率塗料がかき取られた部分の面
積/模擬砥石330円筒部表面積が、ダイヤモンド切刃
面積比αと同一になる。模擬砥石全長をドレスする時間
に、模擬砥石33もドレッサ2oもがならず1回転以上
回転することが前提であるが、上記関係は双方の回転数
に無関係である。
この様に塗料がかき取られた模擬砥石33を。
送りハンドル35によって2図4aのCの位置にストッ
パ36によって再現良く停止させる。
この詩画5abの光学系により反射光量は、模擬砥石3
3上の低反射率塗料ががき取られた面積に比例して変化
し図6の第一のメータM1の表示は、塗料塗布前後の光
量でフルスケール(100%)とゼロ表示のIm整が終
了しており、模擬ドレス後の反射光量をメータMlに表
示すれば、ドレスされた面積割合(ドレス率D r )
を直接読取ることができる。
ドレス条件でドレスリードLrとドレッサ幅Brが等し
く、トラバースを1回だけとすれば、ダイヤモンド切刃
面積比αがメータM1により直読される。またドレッサ
幅Br>ドレスリードLrの関係にありトラバース回数
Nrの時には、ドレスされた面積割合(ドレス率Dr)
が次式で示される Dr =1−(1−α)k[k=NrxBr/Lr)こ
の式はドレスされない面積比1−Drを考えるとこれが
(1−α)のN r X B r / L r乗に等し
いことが言えるので成立し、メータM1にはDrが表示
されるので、既知のN r X B r / L rを
使って、ダイヤモンド切刃面積比をもとめることができ
る。
そこで実際のドレス作業に当たっては、前記によりめた
ダイヤモンド切刃面積比α、ドレッサ幅Br、及び研削
砥石に対するドレスリードLr、ドレッサトラバース回
数Nrをもって、ドレス率が表現でき、ドレス条件を定
量的に表現することができる。
またこれまで実施例として説明した円筒研削盤の例では
1図4の部材30〜36で構成する模擬砥石ユニットを
使用せず9図4の研削砥石1と同軸に模擬砥石円盤を取
付けて、ダイヤモンド切刃面積比αをめることも可能で
あるし1図7で示す内面研削盤では、研削砥石71を、
同一形状寸法の模擬砥石と交換し1通常工作物を把持す
るチャックに模擬砥石研削用砥石72を取付けて。
模擬砥石外周を研削し、低反射率塗料を塗布後。
ロータリドレッサ73を干渉させて、目的を達すること
ができる。
表示系についても図6の回路のみでなく1例えば、光電
変換素子44の電気的出力信号を、ディジタル量に変換
し、最大信号Vma x、最少信号Vmin、をディジ
タル記憶し、測定信号Vを割合表示することが、容易に
おこなえるし1反射光を点状に集束させることなく、線
状に集光させたり、スリット通過の平行光線のまま、電
荷結合素子(C,C,D)センサの様な検出器で直接デ
ィジタル化をしても同じ目的が達せられる。なお図5a
bの光学系で照射光を、平行光にしスリットを通過させ
たり、線状集束光にする理由は、模擬砥石研削面で、母
線り以外の部分からの乱反射光によるS/N比低下を防
ぐためのもので、測定に必要な光路のみをおおいかくす
構造であっても良い。
(発明の効果) 以上の様にして、ダイヤモンド切刃面積比αが測定され
、ドレッサ幅Brも既知なので、研削砥石lに対するド
レスリードLr、およびトラバース回数Nrを選定すれ
ば、ドレス率Drが定まるそこで既に経験によって得ら
れた最適なドレス率数値が得られていた時、あらたな研
削作業では、ドレッサのダイヤモンド切刃面積比αは、
異なフているはずであり、ドレッサ幅Brも異なるので
、要求面あらさによって、ドレスリードLrを調整し、
最適ドレス率Drになるよう、トラバース回数を選定す
れば、まばらなダイヤモンド粒の配置による。ドレス不
足をさけることができ、また過度のドレスによる研削砥
石切味低下を防ぐことができる。
通常このドレス法は、立方晶硼素(CBN)砥石に代表
される超砥粒砥石に使用されることが多く、その研削性
能を評価するために、多量の工作物を加工しなければ、
試行錯誤による労力1時間、試加工用工作物の無駄を大
幅に削減でき名効果が必常に大きい ちなみに最適なドレス率は、0.9近辺の数値を示すこ
とが多く、その理由は研削砥石上の砥粒も密に存在する
のではなく、すきまがあるためで、ドレス率が1に近付
くと、複数回ドレッサダイヤモンドと干渉する砥粒数が
増え、平均的に切味が低下するためと思われる。
【図面の簡単な説明】 図1 小石ダイヤモンドドレッサ 図2 総形ロータリドレッサ 図3 トラバース形ロータリドレッサ 図4a 模擬砥石位置関係 a・・研削位置 b・・ドレス位置 C・・測定位置 4・・光学系 図4b 円筒研削盤実施例 1・・研削砥石 20・・ロータリドレッサ33・・模
擬砥石 図5a、b 反射光量測定装置 40・・光源 L・・母線 44・・光電変換素子図6
 反射光量表示系例 図7 内面研削盤実施例 71・・研削砥石 72・・模擬砥石研削砥石73・・
ロータリドレッサ 出願人 セイコー精機株式会社 図 3 凹 4a 図 5a 図 5b )1 区−」− 図 7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) 回転する研削砥石と9回転体外周に複数のダイ
    ヤモンド粒が配列されている回転形のドレッサ装置が、
    相対的にトラバース運動と切込み移動が可能な研削盤に
    おいて。 砥石軸または、砥石軸台側に着脱可能に取付けられたス
    ライドユニット上に回転可能に支持され前記トラバース
    運動に平行な第三の軸に1表面の光線反射率が高い円筒
    回転体(模擬砥石)を取付け、この回転円筒母線が、前
    記トラバース運動と平行に、かつ回転円筒表面を、砥石
    軸または第三の軸と同軸に取付け、この円筒回転体(以
    下模擬砥石と称呼)の表面に即乾性で薄層の低光反射率
    塗料を塗布した後、模擬砥石と、ドレッサ回転体の双方
    を回転させ、ドレッサ回転体外周のダイヤモンド粒先端
    と模擬砥石を0.01mm程度干渉させる様に双方を相
    対的に切込み、ドレッサ回転体外周のダイヤモンド分布
    幅と、ドレスリード(トラバース速度mm/分を模擬砥
    石毎分回転数で除した値)とを同一にするトラバース速
    度で模擬砥石全長を一回トラバースし模擬ドレッシング
    作業した時に、ダイヤモンド粒により、塗料がかき取ら
    れた部分、め”面積をめ、これを模擬砥石外周表面積で
    除した値をもってドレッサ作用面でのダイヤモンド切刃
    面積比を推定するダイヤモンドロータリドレッサの切刃
    面積比の測定方法。 (2)前記模擬砥石を模擬ドレッシングする時に、ダイ
    ヤモンド分布幅と、ドレスリードを一致さなかった部分
    の面積を、模I!−石外周面積で除した値のに乗根を1
    から差引いたものをダイヤモンド切刃面積比として推定
    する特許請求の範囲第1項記載のダイヤモンドロータリ
    ドレッサの切刃面積比の測定方法。 この時にはトラバース回数とダイヤモンド分布幅の積を
    、ドレスリードで除したものとする=(3)模擬砥石表
    面から塗料がかき取られた部分の面積を測定する時に、
    模擬砥石を照射する光線源と、この光線を平行光線にす
    る球面レンズまたは反射鏡と、平行光により模擬砥石母
    線上に形状を投影される線状スリット、または平行光線
    を。 模擬砥石母線上に収束させる円筒面レンズをと模擬砥石
    の間に置いた照射光学系と、模擬砥石表面で反射した光
    路内に、平行光の場合は球面レンズを、収束光の場合は
    円筒面レンズと球面レンズを置き1反射光の集束点に光
    電変換素子を置いた反射光学系とで構成され2反射光量
    を測定するダイヤモンドロータリドレッサの切刃面積比
    の測定装置。 (4)前記反射光量測定装置の光電変換素子の出力電圧
    が入力される前段増幅器と、この前段増幅器の出力を入
    力とする演算増嬉器と、演算増幅器の出力を表示する第
    一のメータと、演算増幅器に接続され、同増幅器の出力
    レベルを調整するレベル調整器と、同じく演算増幅器に
    接続され、演算増幅器の増幅度を調整するゲイン調整器
    と、前段増幅器と演算増幅器の間にあって前段増幅器の
    出力光を切り換える第一の3位置切換えスイッチと、こ
    の第一の3位置切換えスイッチの第1の接点に接続する
    第二のメータと、第2の接点は無接続とし、第3の接点
    を演算増幅器の入力側に接続する回路と、定電圧電源と
    その出力固定端子を接続した可変抵抗器と、可変抵抗器
    の摺動端子に接続し出力光を切換える第二の3位置切換
    えスイッチと、その第1の接点を前記第一のメータに接
    続し、第2接点を無接続とし、第3接点を演算増幅器の
    入力に接続する回路とにより、模擬砥石に光線を照射し
    た反射光量を、低反射率塗料塗付後を第一のメータのフ
    ルスケール表示させる様ゲイン調整器で調整し、低反射
    率塗料塗付後に第一のメータのゼロを表示するようにレ
    ベル調整器で調整し、模擬ドレス後の反射光量を第一の
    メータのゼロ・フルスケール間の割合で読み取って、模
    擬ドレス作業により、模擬砥石表面がダイヤモンドによ
    りモンドロークリドレツサの切刃面積比の測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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