JPS60197231A - 撥水性粉体 - Google Patents
撥水性粉体Info
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- JPS60197231A JPS60197231A JP5263684A JP5263684A JPS60197231A JP S60197231 A JPS60197231 A JP S60197231A JP 5263684 A JP5263684 A JP 5263684A JP 5263684 A JP5263684 A JP 5263684A JP S60197231 A JPS60197231 A JP S60197231A
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- powder
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- group
- water
- treated
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- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
- Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は撥水性粉体に関する。詳しくはオル〃ノボリシ
ロキサンにより処理されてなる撥水性粉体に関する。さ
らに詳しくは、オルガノハイドロジエンポリシロキサン
およびシラノール基含有オルガノポリシロキサンにより
処理されてなる撥水性粉体に関する。
ロキサンにより処理されてなる撥水性粉体に関する。さ
らに詳しくは、オルガノハイドロジエンポリシロキサン
およびシラノール基含有オルガノポリシロキサンにより
処理されてなる撥水性粉体に関する。
微粒結晶物、粉塵、スラリー状の形態を有する粉体は吸
湿性を有するという欠点があり、こして、反応性のある
ケイ素原子結合水素原子を有するメチルハイドロジエン
ポリシロキサンによる粉体処理が検討されている。
湿性を有するという欠点があり、こして、反応性のある
ケイ素原子結合水素原子を有するメチルハイドロジエン
ポリシロキサンによる粉体処理が検討されている。
しかしながら、粉体1gを25℃におけるPH7,0の
イオン交換水99gに分散させた時の水の平衡PHが2
5℃において10.0以下の粉体においては粉体自体の
メチルハイドロジエンポリシロキサンに対する触媒作用
が低いため、該シロキサン中のケイ素原子結合水素原子
の50モル%以上が未反応のまま粉体中に残存し、この
粉体を長期間保存した場合には、水素ガスが発生して安
全上・衛生上好ましくないという欠点があった。また、
この反応率を上げるため、メチルハイドロジエンポリシ
ロキサンに錫、亜鉛、コバルト等の脂肪酸金属塩等の触
媒を併用する方法が検討されているが、処理粉体中にこ
れらの触媒が残存するために、安全上、衛生上、化粧品
用途に使用することがでトないという欠点があった。
イオン交換水99gに分散させた時の水の平衡PHが2
5℃において10.0以下の粉体においては粉体自体の
メチルハイドロジエンポリシロキサンに対する触媒作用
が低いため、該シロキサン中のケイ素原子結合水素原子
の50モル%以上が未反応のまま粉体中に残存し、この
粉体を長期間保存した場合には、水素ガスが発生して安
全上・衛生上好ましくないという欠点があった。また、
この反応率を上げるため、メチルハイドロジエンポリシ
ロキサンに錫、亜鉛、コバルト等の脂肪酸金属塩等の触
媒を併用する方法が検討されているが、処理粉体中にこ
れらの触媒が残存するために、安全上、衛生上、化粧品
用途に使用することがでトないという欠点があった。
本発明者はかかる従来技術の欠点を解消すべく鋭意検討
を重ねた結果、優れた撥水性を有し、しかも触媒を使用
することなく処理後の粉体中に残存するケイ素原子結合
水素原子の含有量の少ない、オルガノハイドロジエンポ
リシロキサンおよびシラノール基含有オルガノポリシラ
ノールにより処理されてなる撥水性粉体を発明するに至
った。
を重ねた結果、優れた撥水性を有し、しかも触媒を使用
することなく処理後の粉体中に残存するケイ素原子結合
水素原子の含有量の少ない、オルガノハイドロジエンポ
リシロキサンおよびシラノール基含有オルガノポリシラ
ノールにより処理されてなる撥水性粉体を発明するに至
った。
すなわち、本発明は粉体1gを25℃におけるPHが7
.0であるイオン交換水99趨に分散させたときの水の
平衡PHが25℃において10.0以下であるような粉
体な (イ) 1分子中に少なくとも式 (式中、Rは一価有機基、aは1または2、bは0.1
*たは2である。ただしaとbの和は3を越えない。)
で示される単位を有するオルガノハイドロジエンポリシ
ロキサンおよび (ロ) 1分子中に少なくとも式 %式% (式中、R1は一価有機基、Cは1.2または3、dは
0.1または2である。ただしcodの和は3を越えな
い。)で示される単位を有するシラノール基含有オルガ
ノポリシロキサン で処理してなる撥水性粉体に関するものである。
.0であるイオン交換水99趨に分散させたときの水の
平衡PHが25℃において10.0以下であるような粉
体な (イ) 1分子中に少なくとも式 (式中、Rは一価有機基、aは1または2、bは0.1
*たは2である。ただしaとbの和は3を越えない。)
で示される単位を有するオルガノハイドロジエンポリシ
ロキサンおよび (ロ) 1分子中に少なくとも式 %式% (式中、R1は一価有機基、Cは1.2または3、dは
0.1または2である。ただしcodの和は3を越えな
い。)で示される単位を有するシラノール基含有オルガ
ノポリシロキサン で処理してなる撥水性粉体に関するものである。
これを説明するに(イ)成分のオルガノハイドロジエン
ポリシロキサンは、粉体に撥水性を付与する主成分であ
り、1分子中に少なくとも式で示される単位を有するも
のである。
ポリシロキサンは、粉体に撥水性を付与する主成分であ
り、1分子中に少なくとも式で示される単位を有するも
のである。
前記した式中Rは一価有機基であり、これには、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基など
のアルキル基、2−7エ二ルエチルL2−フェニルプロ
ピルL 3・3・3トリフルオロプロピル基などの置換
アルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基などの
アリール基または置換アリール基、メトキシ基、エトキ
シ基、プロポキシ基などのアルコキ。
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基など
のアルキル基、2−7エ二ルエチルL2−フェニルプロ
ピルL 3・3・3トリフルオロプロピル基などの置換
アルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基などの
アリール基または置換アリール基、メトキシ基、エトキ
シ基、プロポキシ基などのアルコキ。
シ基などが例示される。aは1または2、bは0.1ま
たは2であり、aとbの和は3を越えない。
たは2であり、aとbの和は3を越えない。
該オルガノハイドロジエンポリシロキサンは、オルガノ
ハイドロジエンシロキサン単位を必須とし、オルガノハ
イドロジエンシロキサン単位またはハイドロジエンシロ
キサン単位のみで構成されていてもよく、虫た他のオル
ガノシロキサン単位を含′んでいてもよい。他のオルガ
/シロキサン単位中、ケイ素原子に結合する基としては
、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチ
ル基などのアルキル基、2−7エ二ルエチル基、2−フ
ェニルプロピル基、3・343トリフルオロプロピル基
などの置換アルキル基、フェニル基、トリル基、キシリ
ル基などのアリール基または置換アリール基、ビニル基
、アリル基、プロペニル基などのアルケニル基、メトキ
シ基、エトキシ基、プロポキシ基などのアルコキシ基、
塩素、臭素、フッ素などのハロゲン原子が例示される。
ハイドロジエンシロキサン単位を必須とし、オルガノハ
イドロジエンシロキサン単位またはハイドロジエンシロ
キサン単位のみで構成されていてもよく、虫た他のオル
ガノシロキサン単位を含′んでいてもよい。他のオルガ
/シロキサン単位中、ケイ素原子に結合する基としては
、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチ
ル基などのアルキル基、2−7エ二ルエチル基、2−フ
ェニルプロピル基、3・343トリフルオロプロピル基
などの置換アルキル基、フェニル基、トリル基、キシリ
ル基などのアリール基または置換アリール基、ビニル基
、アリル基、プロペニル基などのアルケニル基、メトキ
シ基、エトキシ基、プロポキシ基などのアルコキシ基、
塩素、臭素、フッ素などのハロゲン原子が例示される。
撥水性の点で全有機基中の40モル%以上は一価炭化水
素基であることが好ましい。該オル〃ノボリシロキサン
の分子構造は、直鎖状、分岐状、環状あるいは網状のい
ずれでもよく、またその重合度、粘度は特に限定されな
いが、粉体への処理のしやすさから25℃における粘度
が、0.5〜100゜000csLの範囲であることが
好ましい。
素基であることが好ましい。該オル〃ノボリシロキサン
の分子構造は、直鎖状、分岐状、環状あるいは網状のい
ずれでもよく、またその重合度、粘度は特に限定されな
いが、粉体への処理のしやすさから25℃における粘度
が、0.5〜100゜000csLの範囲であることが
好ましい。
(ロ)成分のシラノール基含有オルガノポリシロキサン
は、前記した粉体に付着ないし吸着したオルガノハイド
ロジエンポリシロキサン中のケイ素原子結合水素原子量
を減少させるのに必須とされる成分であり、1分子中に
少なくとも式 で示される単位を有するものである。
は、前記した粉体に付着ないし吸着したオルガノハイド
ロジエンポリシロキサン中のケイ素原子結合水素原子量
を減少させるのに必須とされる成分であり、1分子中に
少なくとも式 で示される単位を有するものである。
前記した式中R’は一価有機基であり、これには、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基な
どのアルキル基、2−7エ二ルエチル基、2−フェニル
ブロビル基、3Φ3・3トリフルオロプロピル基などの
置換アルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基な
どのアリール基または置換アリール基、メトキシ基、エ
トキシ基、プロポキシ基などのアルコキシ基などが例示
される。Cは1または2、dは011*たは2であり、
Cとdの和は3を越えない。
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基な
どのアルキル基、2−7エ二ルエチル基、2−フェニル
ブロビル基、3Φ3・3トリフルオロプロピル基などの
置換アルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基な
どのアリール基または置換アリール基、メトキシ基、エ
トキシ基、プロポキシ基などのアルコキシ基などが例示
される。Cは1または2、dは011*たは2であり、
Cとdの和は3を越えない。
該シラノール基含有オルガノポリシロキサンは、オルガ
ノシラノール基含有シロキサン単位またはシラノール基
含有シロキサン単位を必須とし、オルガノシラノール基
含有シロキサン単位またはシラノール基含有シロキサン
単位のみで構成されていてもよく、また他のオルガノシ
ロキサン単位を含んでいてもよい。他のオルガノシロキ
サン単位中、ケイ素原子に結合する基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基など
のアルキル基、2−フェニルエチル基、2−フェニルプ
ロピル基、3・3・3トリフルオロプロピル基などの置
換アルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基など
のアリール基または置換アリール基、ビニル基、アリル
基、プロペニル基などのアルケニル基、メトキシ基、エ
トキシ基、プロポキシ基などのアルコキシ基、塩素、臭
素、フッ素などのハロゲン原子が例示される。撥水性の
点で全有機基中の40モル%以上は一価炭化水素基であ
ることが好ましい。該オルガノポリシロキサンの分子構
造は、直鎖状、分岐状、環状あるいは網状のいずれでも
よく、またその重合度、粘度は特に限定されない・が、
粉体への処理のしやすさから25℃における粘度が、0
.5〜100 + 000 cstの範囲であることが
好ましい。
ノシラノール基含有シロキサン単位またはシラノール基
含有シロキサン単位を必須とし、オルガノシラノール基
含有シロキサン単位またはシラノール基含有シロキサン
単位のみで構成されていてもよく、また他のオルガノシ
ロキサン単位を含んでいてもよい。他のオルガノシロキ
サン単位中、ケイ素原子に結合する基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基など
のアルキル基、2−フェニルエチル基、2−フェニルプ
ロピル基、3・3・3トリフルオロプロピル基などの置
換アルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基など
のアリール基または置換アリール基、ビニル基、アリル
基、プロペニル基などのアルケニル基、メトキシ基、エ
トキシ基、プロポキシ基などのアルコキシ基、塩素、臭
素、フッ素などのハロゲン原子が例示される。撥水性の
点で全有機基中の40モル%以上は一価炭化水素基であ
ることが好ましい。該オルガノポリシロキサンの分子構
造は、直鎖状、分岐状、環状あるいは網状のいずれでも
よく、またその重合度、粘度は特に限定されない・が、
粉体への処理のしやすさから25℃における粘度が、0
.5〜100 + 000 cstの範囲であることが
好ましい。
(イ)成分と(ロ)成分により処理される粉体は微粒結
晶物、粉塵、スラリー状、その他いずれの形態をとって
もよいが粉体1gを25℃におけるPH7,0のイオン
交換水99gに分散させた時の水の平衡PHが25℃に
おいて10゜0以下となるものである。これには、アル
ミナ、炭化ケイ素、人工ダイヤモンド、フェライト、黄
酸化鉄、ベン〃う、鉄黒、酸化クロム、ガラスピーズ、
クレー、タルク、石英微粉末、ケイソウ土、硫酸バリウ
ム、酸化チタン、酸化亜鉛、カーボンブラック、グラフ
ァイト、カオリン、ベントナイト、群青、マイカ、マイ
カチタン、酸化ジルコニウム、セリサイト、カラミンが
例示されるが、該粉体は2種以上の組み合せでもよい。
晶物、粉塵、スラリー状、その他いずれの形態をとって
もよいが粉体1gを25℃におけるPH7,0のイオン
交換水99gに分散させた時の水の平衡PHが25℃に
おいて10゜0以下となるものである。これには、アル
ミナ、炭化ケイ素、人工ダイヤモンド、フェライト、黄
酸化鉄、ベン〃う、鉄黒、酸化クロム、ガラスピーズ、
クレー、タルク、石英微粉末、ケイソウ土、硫酸バリウ
ム、酸化チタン、酸化亜鉛、カーボンブラック、グラフ
ァイト、カオリン、ベントナイト、群青、マイカ、マイ
カチタン、酸化ジルコニウム、セリサイト、カラミンが
例示されるが、該粉体は2種以上の組み合せでもよい。
粉体の粒子径は特に限定されるものではないが、処理の
しやすさの点から好ましくは、5000μm以下とされ
る。
しやすさの点から好ましくは、5000μm以下とされ
る。
(イ)成分と(ロ)成分の使用割合は、(イ)成分中の
シラノール基1モルに対し、(ロ)成分中のケイ素原子
結合水素原子を0.2〜200モルの範囲となるように
することが好ましく、さらに好ましくは0.5〜100
モルの範囲である。
シラノール基1モルに対し、(ロ)成分中のケイ素原子
結合水素原子を0.2〜200モルの範囲となるように
することが好ましく、さらに好ましくは0.5〜100
モルの範囲である。
オルガノポリシロキサンの使用量としては、粉体100
重量部に対し、(イ)成分と(ロ)成分の合計量で0.
05〜20重量部とすることが好ましく、より好ましく
は0.2〜10重量部とされろ。
重量部に対し、(イ)成分と(ロ)成分の合計量で0.
05〜20重量部とすることが好ましく、より好ましく
は0.2〜10重量部とされろ。
粉体の処理方法としては、(イ)成分と(ロ)成分を粉
体に均一に付着ないし吸着させればよく、処理温度とし
ては0〜350℃、好ましくは10〜250℃の温度範
囲とされ、静置、流動、攪拌いずれの処理方法でもよい
。この場合、メタノール、エタノール、イソプ井パノー
ルなどのアルコール117七トン、メチルエチルケトン
、メチルインブチルケトンなどのケトン溶媒、ベンゼン
、トルエン、キシレンなどの芳香族溶媒、クロロセン、
トリクレンなどの塩素化炭化水素系溶媒、n−ヘキサン
、n−ヘプタンなどの脂肪族系溶媒等の各種有機溶媒の
1種または2種以上の組み合せから選択される有機溶媒
を併用してもよい6また系内に、不活性ガスを流通させ
、処理中に発生する水素ガスを留去することが安全面か
ら好ましい。処理順序は特に制限なく、(イ)成分で処
理してから(ロ)成分で処理するか、(ロ)成分で処理
してから(イ)成分で処理するか、あるいは(イ)成分
と(ロ)成分で同時に処理してもよい。
体に均一に付着ないし吸着させればよく、処理温度とし
ては0〜350℃、好ましくは10〜250℃の温度範
囲とされ、静置、流動、攪拌いずれの処理方法でもよい
。この場合、メタノール、エタノール、イソプ井パノー
ルなどのアルコール117七トン、メチルエチルケトン
、メチルインブチルケトンなどのケトン溶媒、ベンゼン
、トルエン、キシレンなどの芳香族溶媒、クロロセン、
トリクレンなどの塩素化炭化水素系溶媒、n−ヘキサン
、n−ヘプタンなどの脂肪族系溶媒等の各種有機溶媒の
1種または2種以上の組み合せから選択される有機溶媒
を併用してもよい6また系内に、不活性ガスを流通させ
、処理中に発生する水素ガスを留去することが安全面か
ら好ましい。処理順序は特に制限なく、(イ)成分で処
理してから(ロ)成分で処理するか、(ロ)成分で処理
してから(イ)成分で処理するか、あるいは(イ)成分
と(ロ)成分で同時に処理してもよい。
本発明の撥水性粉体は、未反応ケイ素原子結合水素原子
の含有量が少なく、長期間保存中も水素ガスを殆ど発生
することがないので、安全かつ衛生的に使用することが
でき、エラストマーやプラスチック用の充填剤、塗料用
増粘剤、インク用顔料等として好適に使用することがで
終る。また人体に有害な触媒を使用することなく処理で
きるので、化粧品用粉体として、より好適に使用できる
。
の含有量が少なく、長期間保存中も水素ガスを殆ど発生
することがないので、安全かつ衛生的に使用することが
でき、エラストマーやプラスチック用の充填剤、塗料用
増粘剤、インク用顔料等として好適に使用することがで
終る。また人体に有害な触媒を使用することなく処理で
きるので、化粧品用粉体として、より好適に使用できる
。
以下に本発明を実施例により説明する。実施例中、粘度
は25℃における値を表わしたものである。また、PH
は粉体1gを25℃におけ−るPHが7.0のイオン交
換水99gに分散させたときの水の平衡PHの25℃に
おける値を意味する。
は25℃における値を表わしたものである。また、PH
は粉体1gを25℃におけ−るPHが7.0のイオン交
換水99gに分散させたときの水の平衡PHの25℃に
おける値を意味する。
実施例1
粘度30cstの両末端トリメチルシリル基封鎖メチル
ハイドロジェンボリシaキサンと粘度806stの両末
端シラノール基封鎖のジメチルポリシロキサンとを第1
表に示すミSiH/ミ5iOHモル比で混合物を調製し
た。次に平均粒子径4゜0μmでありPHが7.8のセ
リサイト粉100gを500cc4つロフラスコに仕込
み窒素ガスを流しながら攪拌し、この中に前記した混合
物1gを噴霧した。次に100℃で2時間加熱攪拌する
ことにより粉体を処理した。その処理粉体について接触
角、未反応ケイ素原子結合水素原子の含有量を次の様に
測定し、表1の結果を得た。
ハイドロジェンボリシaキサンと粘度806stの両末
端シラノール基封鎖のジメチルポリシロキサンとを第1
表に示すミSiH/ミ5iOHモル比で混合物を調製し
た。次に平均粒子径4゜0μmでありPHが7.8のセ
リサイト粉100gを500cc4つロフラスコに仕込
み窒素ガスを流しながら攪拌し、この中に前記した混合
物1gを噴霧した。次に100℃で2時間加熱攪拌する
ことにより粉体を処理した。その処理粉体について接触
角、未反応ケイ素原子結合水素原子の含有量を次の様に
測定し、表1の結果を得た。
゛撥水性の評価として、処理粉体を赤外セル用錠剤成型
器で400kg/cm2の圧力下で直径1゜5cm厚さ
0.5n+mの錠剤に成型し、その錠剤と蒸留水との接
触角を接触角測定器[エルマ光学(株)製1で測定した
。
器で400kg/cm2の圧力下で直径1゜5cm厚さ
0.5n+mの錠剤に成型し、その錠剤と蒸留水との接
触角を接触角測定器[エルマ光学(株)製1で測定した
。
未反応ケイ素原子結合ケイ素原子含有量の定量について
は、処理粉体1gと10重量%KOH−n−ブタノール
液1gをゴム栓付密閉容×酸化チタン粉100gに対す
る仕込量実施例4 平均粒子径5.2μ船であり、PH8,0のマイカ粉に
ついて実施例2と全く同様の処理・測定を行ない表4の
結果を得た。
は、処理粉体1gと10重量%KOH−n−ブタノール
液1gをゴム栓付密閉容×酸化チタン粉100gに対す
る仕込量実施例4 平均粒子径5.2μ船であり、PH8,0のマイカ粉に
ついて実施例2と全く同様の処理・測定を行ない表4の
結果を得た。
比較例4
粘度40cstの両末端トリメチルシリル基封鎖メチル
ハイドロジエンポリシロキサンを平均粒子径5.0μ論
のマイカ粉に実施例4と全く同様の方法で処理、測定を
行ない表4の結果を得た。
ハイドロジエンポリシロキサンを平均粒子径5.0μ論
のマイカ粉に実施例4と全く同様の方法で処理、測定を
行ない表4の結果を得た。
東マイカ粉100gに対する仕込量
実施例5
平均粒子径0.3μmのチタン粉12.0重量%、2.
0μmのカオリン25.0重量%、4゜4μ−のタル2
54.0重量%、0.5μmのベン〃う1.0重量%、
4.4μmの黄酸化鉄2゜9重量%、0.3μmμm化
鉄0.1重量%からなる混合粉体(PH8,2HOOg
を500cC4つロフラスコに仕込み窒素ガスを流しな
がら攪拌し、この中に粘度50cstの両末端トリメチ
ルシリル基封鎖メチルハイドロジエンポリシロキサンを
1.0g噴霧し、その後160℃3時間加熱攪拌した。
0μmのカオリン25.0重量%、4゜4μ−のタル2
54.0重量%、0.5μmのベン〃う1.0重量%、
4.4μmの黄酸化鉄2゜9重量%、0.3μmμm化
鉄0.1重量%からなる混合粉体(PH8,2HOOg
を500cC4つロフラスコに仕込み窒素ガスを流しな
がら攪拌し、この中に粘度50cstの両末端トリメチ
ルシリル基封鎖メチルハイドロジエンポリシロキサンを
1.0g噴霧し、その後160℃3時間加熱攪拌した。
次に粘度100cstの両末端シラノール基封鎖ジメチ
ルポリシロキサン1.0gを噴霧し、該温度で2時間攪
拌し冷却した。なお、この時のミSiH/ミ5il1モ
ル比は50であった。この条件で処理した粉体の接触角
。
ルポリシロキサン1.0gを噴霧し、該温度で2時間攪
拌し冷却した。なお、この時のミSiH/ミ5il1モ
ル比は50であった。この条件で処理した粉体の接触角
。
、未反応ケイ素原子結合水素原子含有量を測定し表5の
結果を得た。
結果を得た。
なお、これらの処理された混合粉体90重量%、アセチ
ル化ラノリン3.7重量%、ラノリン0.8重量%、流
動パラフィン2.0重量%、パルミチン酸イソプロピル
2.9重量%、パラオキシ安息香酸ブチル0.1重量%
、香料0゜5重量%を混合後、プレス成型し、化粧品(
パンケーキ)を製造した。この化粧品は良好な撥水性を
有し、水を含んだ塗布体でも、水を含まない塗布体でも
充分な化粧効果が得られ、また、処理粉体中にケイ素原
子結合水素原子をほとんど含有しないために、該化粧品
を1年間室温放置後も、発生水素によるケーキングを起
こすことがなかった。
ル化ラノリン3.7重量%、ラノリン0.8重量%、流
動パラフィン2.0重量%、パルミチン酸イソプロピル
2.9重量%、パラオキシ安息香酸ブチル0.1重量%
、香料0゜5重量%を混合後、プレス成型し、化粧品(
パンケーキ)を製造した。この化粧品は良好な撥水性を
有し、水を含んだ塗布体でも、水を含まない塗布体でも
充分な化粧効果が得られ、また、処理粉体中にケイ素原
子結合水素原子をほとんど含有しないために、該化粧品
を1年間室温放置後も、発生水素によるケーキングを起
こすことがなかった。
比較例5
実施例5の未処理混合粉体に粘度50cstの両末端ト
リメチルシリル基封鎖メチルハイドロジエンポリシロキ
サン2.0gを実施例5と同様の方法で処理した。その
粉体の接触角、未反応ケイ素原子結合水素原子含有量を
測定し表5にその結果を示した。これらの処理された混
合粉体を使用して、実施例5と全く同様に化粧品(パン
ケーキ)を製造した。この化粧品を6箇月問、室温放置
したところ、発生水素によるケーキングを起こし、化粧
品として使用することができなかった。
リメチルシリル基封鎖メチルハイドロジエンポリシロキ
サン2.0gを実施例5と同様の方法で処理した。その
粉体の接触角、未反応ケイ素原子結合水素原子含有量を
測定し表5にその結果を示した。これらの処理された混
合粉体を使用して、実施例5と全く同様に化粧品(パン
ケーキ)を製造した。この化粧品を6箇月問、室温放置
したところ、発生水素によるケーキングを起こし、化粧
品として使用することができなかった。
を測定し、表6にその結果を示した。
次にこの処理された混合粉体を使用して実施例6と全く
同様に化粧品(油性アイライナー)を製造し、〃ラスピ
ンに入れて40℃で6箇月間保存した。保存後の化粧品
は、水素による気泡が発生し、金属製外ブタを開封した
ところ、発生水素による内圧のため内ブタと共に液体が
飛散し、非常に危険であった。
同様に化粧品(油性アイライナー)を製造し、〃ラスピ
ンに入れて40℃で6箇月間保存した。保存後の化粧品
は、水素による気泡が発生し、金属製外ブタを開封した
ところ、発生水素による内圧のため内ブタと共に液体が
飛散し、非常に危険であった。
表6
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 粉体1gを25℃におけるPHが7.0であるイオ
ン交換水99gに分散させたときの水の平衡PHが25
℃において10゜θ以下であるような粉体を (イ) 1分子中に少なくとも式 (式中、Rは一価有機基、aは1または2、bはOll
または2である。ただしaとbの和は3を越えない。)
で示される単位を有するオルガノハイドロジエンポリシ
ロキサンおよび (ロ) 1分子中に少なくとも式 (式中、R1は一価有機基、Cは1.2または3、dは
0.1または2である。ただしCとdの和は3を越えな
い。)で示される単位を有するシラノール基含有オルガ
ノポリシロキサン で処理してなる撥水性粉体。 2 (イ)を分と(ロ)成分が(ロ)成分中のシラノー
ル基1モルに対して(イ)成分中のケイ素原子結合水素
原子が0.2〜200モルとなるように配合されている
特許請求の範囲第1項記載の撥水性粉体。 3 粉体100重量部を合計量で0.05〜20重量部
の(イ)成分と(ロ)成分で処理してなる特許請求の範
囲第2項記載の撥水性粉体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5263684A JPS60197231A (ja) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | 撥水性粉体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5263684A JPS60197231A (ja) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | 撥水性粉体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60197231A true JPS60197231A (ja) | 1985-10-05 |
JPS6333415B2 JPS6333415B2 (ja) | 1988-07-05 |
Family
ID=12920308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5263684A Granted JPS60197231A (ja) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | 撥水性粉体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60197231A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63113081A (ja) * | 1985-07-29 | 1988-05-18 | Shiseido Co Ltd | 改質粉体 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5282239A (en) * | 1975-12-27 | 1977-07-09 | Ricoh Co Ltd | Dry developing agent for electronic photography |
JPS5872156A (ja) * | 1981-10-23 | 1983-04-30 | Canon Inc | 圧力定着性カプセルトナ− |
JPS5898131A (ja) * | 1981-12-07 | 1983-06-10 | Ricoh Co Ltd | 粒状固体物質への樹脂被覆方法 |
-
1984
- 1984-03-19 JP JP5263684A patent/JPS60197231A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5282239A (en) * | 1975-12-27 | 1977-07-09 | Ricoh Co Ltd | Dry developing agent for electronic photography |
JPS5872156A (ja) * | 1981-10-23 | 1983-04-30 | Canon Inc | 圧力定着性カプセルトナ− |
JPS5898131A (ja) * | 1981-12-07 | 1983-06-10 | Ricoh Co Ltd | 粒状固体物質への樹脂被覆方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63113081A (ja) * | 1985-07-29 | 1988-05-18 | Shiseido Co Ltd | 改質粉体 |
JPH0154380B2 (ja) * | 1985-07-29 | 1989-11-17 | Shiseido Co Ltd |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6333415B2 (ja) | 1988-07-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |