JPS60196331A - 空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents
空気入りタイヤの製造方法Info
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- JPS60196331A JPS60196331A JP59052270A JP5227084A JPS60196331A JP S60196331 A JPS60196331 A JP S60196331A JP 59052270 A JP59052270 A JP 59052270A JP 5227084 A JP5227084 A JP 5227084A JP S60196331 A JPS60196331 A JP S60196331A
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- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- B29D30/06—Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は空気入りタイヤの製造方法に関し、さらに詳し
くは、各タイヤ構成部材を貼合わゼで未加硫タイヤを成
形する工程において、各タイヤ構成部材間の残留空気を
容易に皆無化し、加硫後における製品タイヤの品質を大
幅に向上し得る空気入りタイヤの製造方法に関するもの
である。
くは、各タイヤ構成部材を貼合わゼで未加硫タイヤを成
形する工程において、各タイヤ構成部材間の残留空気を
容易に皆無化し、加硫後における製品タイヤの品質を大
幅に向上し得る空気入りタイヤの製造方法に関するもの
である。
空気入りタイヤの製造過程、特に、各タイヤ構成部材を
貼合わせて未加硫タイヤを成形する工程において、各タ
イヤ構成部材間に残留する空気を外部に散逸せしめ、加
硫後における製品タイヤの品質向上を図る為に、従来か
ら、未加硫のインナーライナー構成部材やトレッド構成
部材等タイヤを構成する未加硫ゴムシートに、あらかじ
め、空気抜き用のN通孔を所要の間隔をおいて穿設して
いる。
貼合わせて未加硫タイヤを成形する工程において、各タ
イヤ構成部材間に残留する空気を外部に散逸せしめ、加
硫後における製品タイヤの品質向上を図る為に、従来か
ら、未加硫のインナーライナー構成部材やトレッド構成
部材等タイヤを構成する未加硫ゴムシートに、あらかじ
め、空気抜き用のN通孔を所要の間隔をおいて穿設して
いる。
この未加硫ゴムシートへの空気抜用貫通孔の穿孔手段は
、従来第1図(alに示すように、未加硫ゴムシートS
に一方から針入を圧接して貫通ずる手段が用いられてい
る。
、従来第1図(alに示すように、未加硫ゴムシートS
に一方から針入を圧接して貫通ずる手段が用いられてい
る。
ところが、この穿孔手段では、未加硫ゴムシート3が粘
弾性を有している関係上、ゴムシートSに針Aを圧接し
て貫通した際、ゴムシートSが局部的に著しく伸び、穿
設後も第1図(b)に示すように、貫通孔10の周囲は
その肉厚が薄くなる一方、盛り上がったままの状態にな
る。
弾性を有している関係上、ゴムシートSに針Aを圧接し
て貫通した際、ゴムシートSが局部的に著しく伸び、穿
設後も第1図(b)に示すように、貫通孔10の周囲は
その肉厚が薄くなる一方、盛り上がったままの状態にな
る。
従って、このような状態のゴムシートSを次工程で、他
のタイヤ構成部材Saに積層しローラ等により圧着する
と、前記貫通孔10は多くの場合第2図に示すように塞
がってしまい、各タイヤ構成部材間に残存する空気を外
部に散逸せしめることができなくなる。
のタイヤ構成部材Saに積層しローラ等により圧着する
と、前記貫通孔10は多くの場合第2図に示すように塞
がってしまい、各タイヤ構成部材間に残存する空気を外
部に散逸せしめることができなくなる。
この結果、加硫時に各タイート構成部材間に空気が残存
してしまい、各タイヤ構成部材間の架橋が妨げられタイ
ヤ内部に剥離が生じて製造故障の原因になり、走行中に
おいてタイヤのカーカス層−ヘルト層間、ベルト層−ベ
ルト眉間。
してしまい、各タイヤ構成部材間の架橋が妨げられタイ
ヤ内部に剥離が生じて製造故障の原因になり、走行中に
おいてタイヤのカーカス層−ヘルト層間、ベルト層−ベ
ルト眉間。
カーカス層−ビードフィラー間等、各タイヤ構成部材間
に眉間剥離(プライセパレーション)が発生し易くなり
、タイヤ故障原因の一つになっていた。
に眉間剥離(プライセパレーション)が発生し易くなり
、タイヤ故障原因の一つになっていた。
本発明は上述した問題点を解消すべく検討した結果、達
せられたものである。
せられたものである。
従って、本発明の目的は、未加硫のインナーライナー構
成部材やトレッド構成部材等タイヤを構成する未加硫ゴ
ムシートへの穿孔手段を工夫することにより、各タイヤ
構成部材間への残留空気を容易に皆無化し、加硫後にお
ける製品タイヤの品質を大幅に向上し得る優れた空気入
りタイヤの製造方法を提供することにある。
成部材やトレッド構成部材等タイヤを構成する未加硫ゴ
ムシートへの穿孔手段を工夫することにより、各タイヤ
構成部材間への残留空気を容易に皆無化し、加硫後にお
ける製品タイヤの品質を大幅に向上し得る優れた空気入
りタイヤの製造方法を提供することにある。
すなわち本発明は、空気入りタイヤの成形工程において
、タイヤを構成する未加硫ゴムシートにレーザー光線を
照射して、照射した部位のゴムを加熱溶融、気化させる
ことにより貫通孔を穿設した後、この未加硫ゴムシート
を他のタイヤ構成部材に貼合わせて未加硫タイヤを成形
し、しかる後、この未加硫タイヤを加硫することを特徴
とした空気入りタイヤの製造方法を、その要旨とするも
のである。
、タイヤを構成する未加硫ゴムシートにレーザー光線を
照射して、照射した部位のゴムを加熱溶融、気化させる
ことにより貫通孔を穿設した後、この未加硫ゴムシート
を他のタイヤ構成部材に貼合わせて未加硫タイヤを成形
し、しかる後、この未加硫タイヤを加硫することを特徴
とした空気入りタイヤの製造方法を、その要旨とするも
のである。
以下本発明を実施例により図面を参照して具体的に説明
する。
する。
第3図は本発明方法の実施に直接用いられるレーザー光
線を用いた穿孔装置の正面視説明図、第4図はレーザー
光線を用いた穿孔装置により貫通孔を穿設した未加硫ゴ
ムシートの一部を示す断面拡大説明図、第5図は第4図
に示す貫通孔を穿設した未加硫ゴムシートを他のタイヤ
構成部材に積層しローラ等により圧着した状態の一部を
示す断面拡大説明図、第6図は本発明方法により成形し
た空気入りタイヤ、すなわちレーザー光線を用いた穿孔
装置により貫通孔を穿設した未加硫のインナーライナー
構成部材を用いて成形した空気入りタイヤの断面説明図
である。
線を用いた穿孔装置の正面視説明図、第4図はレーザー
光線を用いた穿孔装置により貫通孔を穿設した未加硫ゴ
ムシートの一部を示す断面拡大説明図、第5図は第4図
に示す貫通孔を穿設した未加硫ゴムシートを他のタイヤ
構成部材に積層しローラ等により圧着した状態の一部を
示す断面拡大説明図、第6図は本発明方法により成形し
た空気入りタイヤ、すなわちレーザー光線を用いた穿孔
装置により貫通孔を穿設した未加硫のインナーライナー
構成部材を用いて成形した空気入りタイヤの断面説明図
である。
まず本発明方法の実施に直接用いられるレーザー光線を
用いた穿孔装置20を第3図を参照しつつ簡単に説明す
る。
用いた穿孔装置20を第3図を参照しつつ簡単に説明す
る。
図において、21は制御装置22により制御されるレー
ザー発振装置、23はレーザー光線、24ば反射鏡24
a、集光レンズ24b等からなる光学系、25は前記レ
ーザー光線23の外部への漏洩を防止するカバー、26
及び27は前記未加硫ゴムシートSを一定速度で搬送す
るコンベヤベルトである。
ザー発振装置、23はレーザー光線、24ば反射鏡24
a、集光レンズ24b等からなる光学系、25は前記レ
ーザー光線23の外部への漏洩を防止するカバー、26
及び27は前記未加硫ゴムシートSを一定速度で搬送す
るコンベヤベルトである。
そして前記制御装置22.光学系24を適宜制御して、
レーザー光線23の焦点距離を開部することにより、未
加硫ゴムシー+−S上における照射径を自由に制御でき
るよう構成されており、未加硫ゴムシートの種類等によ
り穿設する貫通孔10の口径を自由に設定できるように
なっている。
レーザー光線23の焦点距離を開部することにより、未
加硫ゴムシー+−S上における照射径を自由に制御でき
るよう構成されており、未加硫ゴムシートの種類等によ
り穿設する貫通孔10の口径を自由に設定できるように
なっている。
また前記制御装置22によりレーザー発振装置21を制
御する一方、コンベヤベル1−26及び27ノ走行速度
を制御することにより、未加硫ゴムシー+−Sの所定の
位置に所定の間隔で所定の口径の貫通孔lOを自動的に
穿設することができるようになっている。
御する一方、コンベヤベル1−26及び27ノ走行速度
を制御することにより、未加硫ゴムシー+−Sの所定の
位置に所定の間隔で所定の口径の貫通孔lOを自動的に
穿設することができるようになっている。
なお、必要に応して未加硫ゴムシートSの幅方向に所定
の間隔でレーザー光線23の照射部を設けておけば、一
度に複数個の貫通孔10を穿設することもできる。
の間隔でレーザー光線23の照射部を設けておけば、一
度に複数個の貫通孔10を穿設することもできる。
上述した穿孔装置20を用いて、未加硫のインナーライ
ナー構成部材やトレソト′構成部材等、未加硫ゴムシー
トSに貫通孔10を穿設する場合は、まず、予め前記制
御装置22によりレーザー発振装置21を制f+11
してレーザー光線23の出力2照射間隔等を所要の設定
値に設定しておき、次に未加硫ゴムシー)Sを所要の一
定速度でコンベヤベルト26及び27により搬送し、前
記レーザー光線23を未加硫ゴムシー)Sの所定の位置
に照射すると、レーザー光線23を照射した部分は局部
的に、しかも瞬間的に加熱溶融すると共に、この加熱溶
融した部位のゴムを瞬時に気化させることができ、第4
図に示すように、未加硫ゴムシートSに所要の大きさの
、しかも、孔の周囲が局部的に伸びたり盛り上ることが
ない鮮明なN通孔10を、容易に穿設することができる
。
ナー構成部材やトレソト′構成部材等、未加硫ゴムシー
トSに貫通孔10を穿設する場合は、まず、予め前記制
御装置22によりレーザー発振装置21を制f+11
してレーザー光線23の出力2照射間隔等を所要の設定
値に設定しておき、次に未加硫ゴムシー)Sを所要の一
定速度でコンベヤベルト26及び27により搬送し、前
記レーザー光線23を未加硫ゴムシー)Sの所定の位置
に照射すると、レーザー光線23を照射した部分は局部
的に、しかも瞬間的に加熱溶融すると共に、この加熱溶
融した部位のゴムを瞬時に気化させることができ、第4
図に示すように、未加硫ゴムシートSに所要の大きさの
、しかも、孔の周囲が局部的に伸びたり盛り上ることが
ない鮮明なN通孔10を、容易に穿設することができる
。
従って、空気入りタイヤの成形工程において、タイヤを
構成する未加硫ゴムシー1− Sに、上述したようにレ
ーザー光線を照射して貫通孔10を穿設した後、この未
加硫ゴムシートSを他のタイヤ構成部材Saに貼合わせ
、ローラ等により圧着しても、前記貫通孔10は、第5
図に示すように塞がることがない。この結果、ゴムシー
トSと他のタイヤ構成部材Sa間に残存する空気を確実
に外部に散逸せしめることができ、加硫時において、前
述した従来のもののように、ゴムシートSと他のタイヤ
構成部材Sa間に残存する空気により架橋が妨げられる
ことがなく、高い品質のタイヤを得ることができ、走行
中においてタイヤのカーカス層−ヘルtJfi間、ベル
トN−ベルト層間、カーカス層−ビードフィラー間等、
各タイヤ構成部材間に眉間剥離(プライセパレーション
)が発生するのを確実に防止することができる。
構成する未加硫ゴムシー1− Sに、上述したようにレ
ーザー光線を照射して貫通孔10を穿設した後、この未
加硫ゴムシートSを他のタイヤ構成部材Saに貼合わせ
、ローラ等により圧着しても、前記貫通孔10は、第5
図に示すように塞がることがない。この結果、ゴムシー
トSと他のタイヤ構成部材Sa間に残存する空気を確実
に外部に散逸せしめることができ、加硫時において、前
述した従来のもののように、ゴムシートSと他のタイヤ
構成部材Sa間に残存する空気により架橋が妨げられる
ことがなく、高い品質のタイヤを得ることができ、走行
中においてタイヤのカーカス層−ヘルtJfi間、ベル
トN−ベルト層間、カーカス層−ビードフィラー間等、
各タイヤ構成部材間に眉間剥離(プライセパレーション
)が発生するのを確実に防止することができる。
第6図は、上述した本発明方法により成形した空気入り
タイヤ、すなわちレーザー光線を用いた穿孔装置20に
より貫通孔10を穿設した未加硫のインナーライナー構
成合材1を用いて成形した空気入りタイヤの一例である
トランク・バス用スチールラジアルタイヤを示すもので
、左右一対のビード部30と、このビード部30に連な
る左右一対のサイドウオール部4oと、このサイドウオ
ール部40間に位置するトレッド部5oからなり、前記
ビード部30間に、タイヤ周方向に対するスチールコー
ド角度が実質的に90°であるスチールカーカス層60
が装架され、その両端部がビード部30に位置するビー
ドワイヤ31の周りに内側から外側に向って巻き上げら
れて左右一対の折り返し部を形成し、この折り返し部が
前記ビードワイヤ31上に位置するビードフィラー70
を包み込んで折り返し前のカーカス層6oに密着し、さ
らに前記トレンド部50におけるカーカス層60上に、
タイヤ周方向に対するスチールコード角度が10°〜3
0°で互いに交差する複数層のスチールベルトN80を
配置し、前記カーカス層60の内周面にはインナーライ
ナー9oを設けることにより構成されている。
タイヤ、すなわちレーザー光線を用いた穿孔装置20に
より貫通孔10を穿設した未加硫のインナーライナー構
成合材1を用いて成形した空気入りタイヤの一例である
トランク・バス用スチールラジアルタイヤを示すもので
、左右一対のビード部30と、このビード部30に連な
る左右一対のサイドウオール部4oと、このサイドウオ
ール部40間に位置するトレッド部5oからなり、前記
ビード部30間に、タイヤ周方向に対するスチールコー
ド角度が実質的に90°であるスチールカーカス層60
が装架され、その両端部がビード部30に位置するビー
ドワイヤ31の周りに内側から外側に向って巻き上げら
れて左右一対の折り返し部を形成し、この折り返し部が
前記ビードワイヤ31上に位置するビードフィラー70
を包み込んで折り返し前のカーカス層6oに密着し、さ
らに前記トレンド部50におけるカーカス層60上に、
タイヤ周方向に対するスチールコード角度が10°〜3
0°で互いに交差する複数層のスチールベルトN80を
配置し、前記カーカス層60の内周面にはインナーライ
ナー9oを設けることにより構成されている。
そして上述したトランク・バス用スチールラジアルタイ
ヤは、その成形過程において、インナーライナー90に
は、前述したように、レーザー光線を用いた穿孔装置2
0により貫通孔10を穿設した未加硫のインナーライナ
ー構成部材が用いられている。従って、本トラック・ハ
ス用スチールラジアルタイヤは、走行中においてタイヤ
のカーカス層60−ベルト層80間、ベルトff180
−ヘルドN80間、カーカス層60−ビードフィラー7
0間等、各タイヤ構成部月間に眉間剥離(プライセパレ
ーション)が発生するのを確実に防止することができ、
耐久性を大幅に向上することができる。
ヤは、その成形過程において、インナーライナー90に
は、前述したように、レーザー光線を用いた穿孔装置2
0により貫通孔10を穿設した未加硫のインナーライナ
ー構成部材が用いられている。従って、本トラック・ハ
ス用スチールラジアルタイヤは、走行中においてタイヤ
のカーカス層60−ベルト層80間、ベルトff180
−ヘルドN80間、カーカス層60−ビードフィラー7
0間等、各タイヤ構成部月間に眉間剥離(プライセパレ
ーション)が発生するのを確実に防止することができ、
耐久性を大幅に向上することができる。
以下上述した本発明の効果を確認するために行った実験
例について説明する。
例について説明する。
(実験例1)
タイヤサイズ1000R2014PRの、トランク・バ
ス用スチールラジアルタイヤを構成する未加硫ゴムシー
トのうち、インナーライナー構成部材(2番ライナー構
成部材幅800 u、肉厚2u)の、幅方向両端部から
150鰭の所に30IIIm間隔で、出力IKWのCO
2レーザー穿孔装置を用いレーザー光線を照射して、口
径0.5+uの貫通孔を穿設した後、この未加硫のイン
ナーライナー構成部材を他のタイヤ構成部材に貼合わせ
て未加硫タイヤを成形し、しかる後、この未加硫タイヤ
を加硫したところ、前述した従来のタイヤ製造方法では
防くことが困難であったビード部例近のインナーライナ
ーとカーカス層間の空気残留に起因する前記加硫故障を
大幅に防止することができた。
ス用スチールラジアルタイヤを構成する未加硫ゴムシー
トのうち、インナーライナー構成部材(2番ライナー構
成部材幅800 u、肉厚2u)の、幅方向両端部から
150鰭の所に30IIIm間隔で、出力IKWのCO
2レーザー穿孔装置を用いレーザー光線を照射して、口
径0.5+uの貫通孔を穿設した後、この未加硫のイン
ナーライナー構成部材を他のタイヤ構成部材に貼合わせ
て未加硫タイヤを成形し、しかる後、この未加硫タイヤ
を加硫したところ、前述した従来のタイヤ製造方法では
防くことが困難であったビード部例近のインナーライナ
ーとカーカス層間の空気残留に起因する前記加硫故障を
大幅に防止することができた。
(実験例2)
さらに上述した実験例■で得た本発明タイ−1・を用い
て、走行性能の評価を行ったところ、下記耐久性評価に
おいて、前述した従来のタイヤ製造方法により製造した
従来タイヤは、走行距離が4500kmでベルト層−ベ
ルl−1it間にプライセパレーション故障を起したの
に対し、本発明方法により製造したタイヤは、6700
km走行した後においても上述したような故障は認めら
れず、良好な走行性能を維持することができた。
て、走行性能の評価を行ったところ、下記耐久性評価に
おいて、前述した従来のタイヤ製造方法により製造した
従来タイヤは、走行距離が4500kmでベルト層−ベ
ルl−1it間にプライセパレーション故障を起したの
に対し、本発明方法により製造したタイヤは、6700
km走行した後においても上述したような故障は認めら
れず、良好な走行性能を維持することができた。
本実験例において上記耐久性評価は、次のような方法に
より評価した。すなわち、 ドラム上を55km/hrで連続走行させ、第1表に示
すように一定時間毎に荷重を増してタイヤがセパレーシ
ョンを起すまでの走行距離(km)にて評価した。
より評価した。すなわち、 ドラム上を55km/hrで連続走行させ、第1表に示
すように一定時間毎に荷重を増してタイヤがセパレーシ
ョンを起すまでの走行距離(km)にて評価した。
*荷重は2700kgの時を100%とする。
本発明は上述したように、空気入りタイヤの成形工程に
おいて、タイヤを構成する未加硫ゴムシートにレーザー
光線を照射して、照射した部位のゴムを加熱溶融、気化
させることにより貫通孔を穿設したから、この未加硫ゴ
ムシートを他のタイヤ構成部利に貼合わせて未加硫タイ
ヤを成形するに際し、上記未加硫ゴムシートと他のタイ
ヤ構成部利とを積層してローラ等により圧着しても、前
記貫通孔は、第5図に示すように塞がることがない。
おいて、タイヤを構成する未加硫ゴムシートにレーザー
光線を照射して、照射した部位のゴムを加熱溶融、気化
させることにより貫通孔を穿設したから、この未加硫ゴ
ムシートを他のタイヤ構成部利に貼合わせて未加硫タイ
ヤを成形するに際し、上記未加硫ゴムシートと他のタイ
ヤ構成部利とを積層してローラ等により圧着しても、前
記貫通孔は、第5図に示すように塞がることがない。
従って、積層した上記未加硫ゴムシートと他のタイヤ構
成部材間の空気を確実に外部に散逸せしめることができ
、加硫時において、前述した従来のもののように、ゴム
シートと他のタイヤ構成部月間に残存する空気により架
橋が妨げら′れることがなく、高い品質のタイヤを得る
ことができ、走行中においてタイヤのカーカス層−ベル
ト層間、ベル11B−ヘルド層間、カーカス層−ビード
フィラー間等、各タイヤ構成部月間に眉間剥離(プライ
セパレーション)が発生ずるのを可及的に防止すること
ができる。
成部材間の空気を確実に外部に散逸せしめることができ
、加硫時において、前述した従来のもののように、ゴム
シートと他のタイヤ構成部月間に残存する空気により架
橋が妨げら′れることがなく、高い品質のタイヤを得る
ことができ、走行中においてタイヤのカーカス層−ベル
ト層間、ベル11B−ヘルド層間、カーカス層−ビード
フィラー間等、各タイヤ構成部月間に眉間剥離(プライ
セパレーション)が発生ずるのを可及的に防止すること
ができる。
しかも、従来はインナーライナー構成部材の肉厚を薄く
すると、タイヤ成形に際し、これにしわが発生した場合
このしわに空気が残留して上述した加硫故障の原因にな
る関係上、インナーライナー構成部材の肉厚を薄くする
ことができなかったが、本発明によれば、前述したよう
に、空気を確実に外部に散逸せしめることができるので
、インナーライナー構成部材の肉厚を薄くすることがで
き、タイヤの軽量化を図ることができる。
すると、タイヤ成形に際し、これにしわが発生した場合
このしわに空気が残留して上述した加硫故障の原因にな
る関係上、インナーライナー構成部材の肉厚を薄くする
ことができなかったが、本発明によれば、前述したよう
に、空気を確実に外部に散逸せしめることができるので
、インナーライナー構成部材の肉厚を薄くすることがで
き、タイヤの軽量化を図ることができる。
第1図(a)は未加硫のインナーライナー構成部利、ト
レンド構成部材等未加硫ゴムシートに貫通孔を穿設する
従来の方法を示す説明図、第1図(blは従来の方法に
より貫通孔を穿設した未加硫ゴムシートの一部を示す断
面拡大説明図、第2図は従来の方法により貫通孔を穿設
した未加硫ゴムシートを他のタイヤ構成部材に積層し口
−ラ等により圧着した状態の一部を示す断面拡大説明図
であり、また第3図は本発明方法の実施に直接用いられ
るレーザー光線を用いた穿孔装置の正面視説明図、第4
図はレーザー光線を用いた穿孔装置により貫通孔を穿設
した未加硫ゴムシートの一部を示す断面拡大説明図、第
5図は第4図に示す貫通孔を穿設した未加硫ゴムシート
を他のタイヤ構成部刊に積層しローラ等により圧着した
状態の一部を示す断面拡大説明図、第6図は本発明方法
により成形した空気入りタイヤ、すなわちレーザー光線
を用いた穿孔装置により貫通孔を穿設した未加硫のイン
ナーライナー構成部材を用いて成形した空気入りタイヤ
の断面説明図である。 S・・・未加硫ゴムシート、10・・・貫通孔。 代理人 弁理士 小 川 信 − 弁理士 野 口 賢 照 弁理士斎下和彦 第1図 第5図
レンド構成部材等未加硫ゴムシートに貫通孔を穿設する
従来の方法を示す説明図、第1図(blは従来の方法に
より貫通孔を穿設した未加硫ゴムシートの一部を示す断
面拡大説明図、第2図は従来の方法により貫通孔を穿設
した未加硫ゴムシートを他のタイヤ構成部材に積層し口
−ラ等により圧着した状態の一部を示す断面拡大説明図
であり、また第3図は本発明方法の実施に直接用いられ
るレーザー光線を用いた穿孔装置の正面視説明図、第4
図はレーザー光線を用いた穿孔装置により貫通孔を穿設
した未加硫ゴムシートの一部を示す断面拡大説明図、第
5図は第4図に示す貫通孔を穿設した未加硫ゴムシート
を他のタイヤ構成部刊に積層しローラ等により圧着した
状態の一部を示す断面拡大説明図、第6図は本発明方法
により成形した空気入りタイヤ、すなわちレーザー光線
を用いた穿孔装置により貫通孔を穿設した未加硫のイン
ナーライナー構成部材を用いて成形した空気入りタイヤ
の断面説明図である。 S・・・未加硫ゴムシート、10・・・貫通孔。 代理人 弁理士 小 川 信 − 弁理士 野 口 賢 照 弁理士斎下和彦 第1図 第5図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 空気入りタイヤの成形工程において、タイヤを構
成する未加硫ゴムシートにレーザー光線を照射して、照
射した部位のゴムを加熱溶融、気化させることにより貫
通孔を穿設した後、この未加硫ゴムシー1〜を他のタイ
ヤ構成部材に貼合わせて未加硫タイヤを成形し、しかる
後、この未加硫タイヤを加硫することを特徴とした空気
入りタイヤの製造方法。 2、 クイ1−を構成する未加硫ゴムシートが、未加硫
のインナーライナー構成部材である特許請求の範囲第1
項記載の空気入りタイヤの製造方法。 3、 タイヤを構成する未加硫ゴムシートが、未加硫の
トレッド構成部材である特許請求の範囲第1項記載の空
気入りタイヤの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59052270A JPS60196331A (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | 空気入りタイヤの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59052270A JPS60196331A (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | 空気入りタイヤの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60196331A true JPS60196331A (ja) | 1985-10-04 |
Family
ID=12910083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59052270A Pending JPS60196331A (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | 空気入りタイヤの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60196331A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2230072A1 (en) * | 2009-03-20 | 2010-09-22 | Bridgestone Corporation | Tyre retreading method and system |
CN102119088A (zh) * | 2008-08-14 | 2011-07-06 | 米其林技术公司 | 具有带缝隙内衬的无内胎轮胎及其制造工艺 |
CN107030065A (zh) * | 2015-12-01 | 2017-08-11 | 固特异轮胎和橡胶公司 | 制造自密封轮胎的方法、以及轮胎 |
CN107148339A (zh) * | 2014-11-12 | 2017-09-08 | 米其林集团总公司 | 用于制备包括非连续的增强件的橡胶条的方法和实施所述方法的设备 |
-
1984
- 1984-03-21 JP JP59052270A patent/JPS60196331A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102119088A (zh) * | 2008-08-14 | 2011-07-06 | 米其林技术公司 | 具有带缝隙内衬的无内胎轮胎及其制造工艺 |
EP2230072A1 (en) * | 2009-03-20 | 2010-09-22 | Bridgestone Corporation | Tyre retreading method and system |
CN107148339A (zh) * | 2014-11-12 | 2017-09-08 | 米其林集团总公司 | 用于制备包括非连续的增强件的橡胶条的方法和实施所述方法的设备 |
CN107030065A (zh) * | 2015-12-01 | 2017-08-11 | 固特异轮胎和橡胶公司 | 制造自密封轮胎的方法、以及轮胎 |
CN107030065B (zh) * | 2015-12-01 | 2019-10-18 | 固特异轮胎和橡胶公司 | 制造自密封轮胎的方法、以及轮胎 |
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