JPS60192591A - 成人t細胞白血病ウイルス抗原ポリペプチド - Google Patents
成人t細胞白血病ウイルス抗原ポリペプチドInfo
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- JPS60192591A JPS60192591A JP59046687A JP4668784A JPS60192591A JP S60192591 A JPS60192591 A JP S60192591A JP 59046687 A JP59046687 A JP 59046687A JP 4668784 A JP4668784 A JP 4668784A JP S60192591 A JPS60192591 A JP S60192591A
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- adult
- cell leukemia
- leukemia virus
- recombinant plasmid
- env gene
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/005—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N15/00—Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
- C12N15/09—Recombinant DNA-technology
- C12N15/63—Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
- C12N15/79—Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts
- C12N15/80—Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts for fungi
- C12N15/81—Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts for fungi for yeasts
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2740/00—Reverse transcribing RNA viruses
- C12N2740/00011—Details
- C12N2740/10011—Retroviridae
- C12N2740/14011—Deltaretrovirus, e.g. bovine leukeamia virus
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、env遺伝子によりコードされる成人T細胞
白血病ウィルス抗原ポリペプチド、該ぺプチドをコード
するDNA断片を組み込んだ組換え体プラスミド、該プ
ラスミドを含む微生物および該微生物を用いるenv遺
伝子によりコードされる成人T細胞白血病ウィルス抗原
ポリペプチドの製造法に関する。
白血病ウィルス抗原ポリペプチド、該ぺプチドをコード
するDNA断片を組み込んだ組換え体プラスミド、該プ
ラスミドを含む微生物および該微生物を用いるenv遺
伝子によりコードされる成人T細胞白血病ウィルス抗原
ポリペプチドの製造法に関する。
成人T細胞白血病ウィルス[adult T cell
leukemia virus、以下ΔTLVと略記す
る。ATLVは、またヒトT細胞白血病ウィルス(l(
TLV)とも言うがここではATLVを用いる。〕は、
成人T細胞白血病(adult T cell leu
kemia 、以下ATLと略記する。)患者より分離
されたC型レトロウィルスである〔吉川ら、 Proc
、Natl、Acad。
leukemia virus、以下ΔTLVと略記す
る。ATLVは、またヒトT細胞白血病ウィルス(l(
TLV)とも言うがここではATLVを用いる。〕は、
成人T細胞白血病(adult T cell leu
kemia 、以下ATLと略記する。)患者より分離
されたC型レトロウィルスである〔吉川ら、 Proc
、Natl、Acad。
Sci、、USA、 ヱ9. 2031−2036 (
19B2) ) 。 ATL患者の予後は不良であり、
有効な治療法もなく、患者の半数は10ケ月以内に死亡
するという報告が多い。
19B2) ) 。 ATL患者の予後は不良であり、
有効な治療法もなく、患者の半数は10ケ月以内に死亡
するという報告が多い。
近年、ATL患者血清中に、ATL由来培養株であるM
T−1細胞と特異的に反応する抗体の存在が発見された
〔8沼ら、Proc、 Natl、 Acad、Sci
、。
T−1細胞と特異的に反応する抗体の存在が発見された
〔8沼ら、Proc、 Natl、 Acad、Sci
、。
USA、78.6476−6480 (1981)]。
以後ATL患者全例にこの抗体の存在が確認され、この
抗体に対する抗原はATL−関連抗原(ATL−ass
ociatedantigen、以下ATLΔと略記す
る)とよばれている。このATLAに対する抗体(以下
抗ATLA抗体と略記する)はATL多発地帯の正常健
康人の25%にも存在すること、さらに抗ATLA抗体
保持者の分布はATL多発地域に一致することが判明し
ている。ATLAの主体がこのレトロウィルス抗原であ
り、また患者末梢血リンパ球中には、ATLVのゲノム
の存在が証明されるとともに、正常人で抗ATLA抗体
陽性者のリンパ球を培養してもATLVが検出される。
抗体に対する抗原はATL−関連抗原(ATL−ass
ociatedantigen、以下ATLΔと略記す
る)とよばれている。このATLAに対する抗体(以下
抗ATLA抗体と略記する)はATL多発地帯の正常健
康人の25%にも存在すること、さらに抗ATLA抗体
保持者の分布はATL多発地域に一致することが判明し
ている。ATLAの主体がこのレトロウィルス抗原であ
り、また患者末梢血リンパ球中には、ATLVのゲノム
の存在が証明されるとともに、正常人で抗ATLA抗体
陽性者のリンパ球を培養してもATLVが検出される。
ATLとATLVは密接な関係があり、ATLVはAT
Lの原因ウィルスと考えられているが、いまだ感染経路
等は明確でない。輸血が感染経路の1つであることが示
されている。
Lの原因ウィルスと考えられているが、いまだ感染経路
等は明確でない。輸血が感染経路の1つであることが示
されている。
ATLの多発地域では健康人の25%が抗ΔTLA抗体
陽性であり、これらの人々はATLVのキャリヤである
可能性が極めて高いため、これらの人々からの輸血は避
けるべきである。
陽性であり、これらの人々はATLVのキャリヤである
可能性が極めて高いため、これらの人々からの輸血は避
けるべきである。
抗ATLA抗体を検出できれば、そのような輸血を回避
でき、またATLの早期発見もできる。
でき、またATLの早期発見もできる。
現在、抗ΔTLA抗体の検出は、ATL由来培養細胞株
のア士トン固定スライドを用いて行われている。しかし
、より簡便、迅速な抗ATLA抗体の検出およびATL
の早期発見が望まれている。
のア士トン固定スライドを用いて行われている。しかし
、より簡便、迅速な抗ATLA抗体の検出およびATL
の早期発見が望まれている。
本発明者らは、抗ATLA抗体の検出ならびにATLV
の感染予防に役立つATLAを大量かつ安価に供給でき
る方法について研究を行った。その結果、ATLVゲノ
ムの外被蛋白質抗原(表面抗原)ペプチド遺伝子(en
v遺伝子とよばれる)を組換えDNAの手法を用いてベ
クターDNAに組み込み、得られる組換え体DNAを含
む酵母を培養した結果、env遺伝子によりコードされ
るA T L V抗原ポリペプチドが著量生成蓄積され
ることを見出し、本発明を完成した。
の感染予防に役立つATLAを大量かつ安価に供給でき
る方法について研究を行った。その結果、ATLVゲノ
ムの外被蛋白質抗原(表面抗原)ペプチド遺伝子(en
v遺伝子とよばれる)を組換えDNAの手法を用いてベ
クターDNAに組み込み、得られる組換え体DNAを含
む酵母を培養した結果、env遺伝子によりコードされ
るA T L V抗原ポリペプチドが著量生成蓄積され
ることを見出し、本発明を完成した。
env遺伝子産物の1つが分子量6,2万の糖蛋白質(
gp62)であることについては既に報告[)1att
oriら:Gann、 74.790−793 (19
83))があり、またATLVの全DNA配列は本発明
者らが決定した〔特願昭57−214287. Pro
c。
gp62)であることについては既に報告[)1att
oriら:Gann、 74.790−793 (19
83))があり、またATLVの全DNA配列は本発明
者らが決定した〔特願昭57−214287. Pro
c。
Natl、Acad、Sci、ロSA 8ρ、3618
−3622 (1983))が、微生物においてenv
遺伝子によりコードされるATLV抗原ポリペプチドの
生産を行ったのは本発明がはじめてである。
−3622 (1983))が、微生物においてenv
遺伝子によりコードされるATLV抗原ポリペプチドの
生産を行ったのは本発明がはじめてである。
本発明で生産されるATLV表面抗原蛋白質は、表面抗
原の蛋白質の全体を含むので、表面抗原上に複数存在す
る抗原決定基の全部を含み、診断用。
原の蛋白質の全体を含むので、表面抗原上に複数存在す
る抗原決定基の全部を含み、診断用。
ワクチン用の抗原として適していると考えられる。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明は、ATLVのenv遺伝子をコードするDNA
断片を組み込んだ組換え体プラスミド。
断片を組み込んだ組換え体プラスミド。
該プラスミドを含む微生物および該微生物を用いるAT
LV抗原ペプチド(env遺伝子産物)の製造法を提供
する。
LV抗原ペプチド(env遺伝子産物)の製造法を提供
する。
本発明の組換え体プラスミドの造成は以下のとふり行う
。
。
ATLVのenv遺伝子をコードするDNAを組換えD
NA技法によりベクターDNAに組み込むことによって
組換え体プラスミドを造成することができる。
NA技法によりベクターDNAに組み込むことによって
組換え体プラスミドを造成することができる。
ATLVのenv遺伝子をコードするDNAとしては、
たとえば清水らによってクローン化されたpATK10
M清木ら、 P清水c、Natl、Acad。
たとえば清水らによってクローン化されたpATK10
M清木ら、 P清水c、Natl、Acad。
Sci、、 USA、80.3613−3622 (1
983))を用いることができる。ATLVのゲノムは
、両端のLTRとgag、pol、env、pXの少な
くとも4つの遺伝子とからなる。このうちenv遺伝子
にコードされる蛋白質は、ATLVの感染により発現す
る外被蛋白質抗原(表面抗原)であることが知られてい
るのでATLV感染の診断、ATLV感染の阻止、AT
LVにより生じた白血病の治療。
983))を用いることができる。ATLVのゲノムは
、両端のLTRとgag、pol、env、pXの少な
くとも4つの遺伝子とからなる。このうちenv遺伝子
にコードされる蛋白質は、ATLVの感染により発現す
る外被蛋白質抗原(表面抗原)であることが知られてい
るのでATLV感染の診断、ATLV感染の阻止、AT
LVにより生じた白血病の治療。
さらには蛋白質自体のワクチンとしての使用などにも利
用することが期待される。
用することが期待される。
pATKlooは、env遺伝子を全テ含ムクローンで
あり、env遺伝子をコードするDNA断片の供給源と
して用いることができる。
あり、env遺伝子をコードするDNA断片の供給源と
して用いることができる。
ベクターDNAとしては、挿入した目的DNAが微生物
中で発現できるものなら、いかなるものも用いることが
できる。好ましくは、適当なプロモーター、たとえば酵
母の3−ホスホグリセレートキナーゼ(PGK)系、ト
リプトファン(TRPl)系、アルコール脱水素酵母I
(ΔDHI)系。
中で発現できるものなら、いかなるものも用いることが
できる。好ましくは、適当なプロモーター、たとえば酵
母の3−ホスホグリセレートキナーゼ(PGK)系、ト
リプトファン(TRPl)系、アルコール脱水素酵母I
(ΔDHI)系。
ガラクトース・キナーゼ(GΔLl)系、グリセルアル
デヒドー3−リン酸脱水素酵素(GAPDH)系、!−
60などのプロモーターを持ち、その下流に目的DNA
を挿入できるプラスミドを用いることができる。プラス
ミドとしてはpYeHBs。
デヒドー3−リン酸脱水素酵素(GAPDH)系、!−
60などのプロモーターを持ち、その下流に目的DNA
を挿入できるプラスミドを用いることができる。プラス
ミドとしてはpYeHBs。
pMA36.pMA56.pMA82などを用いること
ができるが、具体的に好適なプラスミドとしては、pA
M82をあげることができる。pΔM82はMiyan
ohara et al、Proc、 Natl、 A
cad、 Sci。
ができるが、具体的に好適なプラスミドとしては、pA
M82をあげることができる。pΔM82はMiyan
ohara et al、Proc、 Natl、 A
cad、 Sci。
IJs八、8Q、]−5(1983)に記載された方法
で製造される。pAM82はpB’R322由来の複製
開始点、アンピシリン耐性(Ap”)遺伝子および酵母
由来のarsl遺伝子、1eu2遺伝子。
で製造される。pAM82はpB’R322由来の複製
開始点、アンピシリン耐性(Ap”)遺伝子および酵母
由来のarsl遺伝子、1eu2遺伝子。
2μDNAの複製開始点を有し、大腸菌および酵母菌内
での自己複製およびプラスミド保持菌の選択が可能なプ
ラスミドである。
での自己複製およびプラスミド保持菌の選択が可能なプ
ラスミドである。
さらにpAM82は酵母菌の抑制型酵母ホスファターゼ
のポリペプチド(P−60)遺伝子のプロモーター領域
を有しており、本プラスミドに唯一存在するXhoI部
位に翻訳開始点を有する遺伝子を挿入することにより、
外来DNAを発現させることができる。
のポリペプチド(P−60)遺伝子のプロモーター領域
を有しており、本プラスミドに唯一存在するXhoI部
位に翻訳開始点を有する遺伝子を挿入することにより、
外来DNAを発現させることができる。
−ATLVのe’n v遺伝子をコードするDNA。
たとえばpΔTK100からのD ’N Aと、ベクタ
ーDNAたとえばpAM82との組換えは、制限酵素を
用いて両DNAを消化後、T 4 DNA リガーゼを
用いて結合する一般的組換えDNA技法を用いて行うこ
とができる。結合に際してはDNAポリメラーゼ■・K
lenow断片を用いる埋め込み反応(fill−in
)や、DNAリンカ−を用いる方法によって行うこと
ができる。
ーDNAたとえばpAM82との組換えは、制限酵素を
用いて両DNAを消化後、T 4 DNA リガーゼを
用いて結合する一般的組換えDNA技法を用いて行うこ
とができる。結合に際してはDNAポリメラーゼ■・K
lenow断片を用いる埋め込み反応(fill−in
)や、DNAリンカ−を用いる方法によって行うこと
ができる。
具体例として示したpΔTK100とpAM82の場合
は、第1図に示したごとく、pATKlooのenv遺
伝子を制限酵素Pstlで消化後、T4DNAポリメラ
ーゼで末端を平滑末端にし、さらにHindllrおよ
びHa eIIIで次々に消化して得られる断片をpA
M82のXhoI部位に挿入することによって組換え体
プラスミドpATYE307を造成することができる。
は、第1図に示したごとく、pATKlooのenv遺
伝子を制限酵素Pstlで消化後、T4DNAポリメラ
ーゼで末端を平滑末端にし、さらにHindllrおよ
びHa eIIIで次々に消化して得られる断片をpA
M82のXhoI部位に挿入することによって組換え体
プラスミドpATYE307を造成することができる。
上記組換えプラスミド作成に必要な反応の条件は次のと
おりである。
おりである。
DNAの制限酵素による消化は通常0.1〜100μg
のDNAを2〜200ミリモル(好ましくは10〜40
ミリモル)のトリス塩酸(Tris−HCl)(pH6
,0〜9.5、好ましくはp H7,0−8,0)、]
〜150ミリモルのNaCj!、2〜20ミリモル(好
ましくは5〜10ミリモル)のM g CIlR中で制
限酵素0.1〜300単位(好ましくは1μgのDNA
に対し1〜3単位の酵素)を用い、18〜42℃(好ま
しくは32〜38℃)において、150〜24時間消化
反応を行う。反応の停止は通常55〜75℃(好ましく
は63〜70℃)で5〜30分間加熱することによるが
、フェノールやジエチルピロカーボネートなどの試薬に
より制限酵素を失活させる方法も用いることができる。
のDNAを2〜200ミリモル(好ましくは10〜40
ミリモル)のトリス塩酸(Tris−HCl)(pH6
,0〜9.5、好ましくはp H7,0−8,0)、]
〜150ミリモルのNaCj!、2〜20ミリモル(好
ましくは5〜10ミリモル)のM g CIlR中で制
限酵素0.1〜300単位(好ましくは1μgのDNA
に対し1〜3単位の酵素)を用い、18〜42℃(好ま
しくは32〜38℃)において、150〜24時間消化
反応を行う。反応の停止は通常55〜75℃(好ましく
は63〜70℃)で5〜30分間加熱することによるが
、フェノールやジエチルピロカーボネートなどの試薬に
より制限酵素を失活させる方法も用いることができる。
DNA断片を結合させる場合は2〜200 ミIJモル
(好ましくは10〜70ミリモル)のトリス塩酸(pH
6,0−9,5、pH7,0−8,0)、2〜20ミリ
モル(好ましくは5〜10ミリモル)のMgCC10,
1〜10ミリモル(好ましくは0.5〜2ミリモル)の
ATP、1〜50ミリモル(好ましくは5〜10ミリモ
ル)のジチオスレイトール中でT4DNAリガーゼ0.
1〜10単位を用いて1〜37℃(好ましくは3〜20
℃)で15分〜72時間(好ましくは2〜20’時間)
結合反応を行う。
(好ましくは10〜70ミリモル)のトリス塩酸(pH
6,0−9,5、pH7,0−8,0)、2〜20ミリ
モル(好ましくは5〜10ミリモル)のMgCC10,
1〜10ミリモル(好ましくは0.5〜2ミリモル)の
ATP、1〜50ミリモル(好ましくは5〜10ミリモ
ル)のジチオスレイトール中でT4DNAリガーゼ0.
1〜10単位を用いて1〜37℃(好ましくは3〜20
℃)で15分〜72時間(好ましくは2〜20’時間)
結合反応を行う。
DNA断片、組換え体プラスミドなどの精製はアガロー
スゲル電気泳動法によって行う。
スゲル電気泳動法によって行う。
組換え体プラスミド、たとえばpATYE307を微生
物に形質転換して入れ、得られる形質転換株を培養する
ことによってenv遺伝子によりコードされるA ’T
L V抗原ポリペプチドを得ることができる。
物に形質転換して入れ、得られる形質転換株を培養する
ことによってenv遺伝子によりコードされるA ’T
L V抗原ポリペプチドを得ることができる。
微生物としては、酵母が好ましく用いられ、具体的に好
適には、S’accharomyces cerevi
sia’e At122(a、 Ieu2. his4
. canl、 cir” ) [Ito、 H,et
al、。
適には、S’accharomyces cerevi
sia’e At122(a、 Ieu2. his4
. canl、 cir” ) [Ito、 H,et
al、。
J、 Bacteriol、 153.163−168
(1983) ]が用いられる。
(1983) ]が用いられる。
形質転換はH,Itoらの方法(J、Bacterio
l、 153゜163−168 (1983))に従っ
て行うことができる。形質転換株はpATYE307の
場合、ロイシン非要求性株として得ることができる。
l、 153゜163−168 (1983))に従っ
て行うことができる。形質転換株はpATYE307の
場合、ロイシン非要求性株として得ることができる。
形質転換株によるΔTLV抗原ポリペプチドの発現はた
とえばこの菌株をプルクホールダーの最小培地またはそ
の改良培地にて培養後、菌体破砕してフェニルメチルス
ルフォニルフルオライドを含むリン酸緩衝液で抽出し、
得られる抽出液をSDS存在下のゲル電気泳動にかけ、
Towbinらの方法−[Towbin H,et a
l、、 Proc、 Natl、八cad、Sci。
とえばこの菌株をプルクホールダーの最小培地またはそ
の改良培地にて培養後、菌体破砕してフェニルメチルス
ルフォニルフルオライドを含むリン酸緩衝液で抽出し、
得られる抽出液をSDS存在下のゲル電気泳動にかけ、
Towbinらの方法−[Towbin H,et a
l、、 Proc、 Natl、八cad、Sci。
USA 76、4350−4354 (1979):]
により、酵母中に産生されたATLV外被蛋白質を検出
することにより確認する。ここで検出されたポリペプチ
ドは患者血清と特異的に免疫沈降することが確認でき、
A T’ L V抗原ペプチドとしての性質を保有して
いることがわかる。
により、酵母中に産生されたATLV外被蛋白質を検出
することにより確認する。ここで検出されたポリペプチ
ドは患者血清と特異的に免疫沈降することが確認でき、
A T’ L V抗原ペプチドとしての性質を保有して
いることがわかる。
酵母からのプラスミドの分離はに、 5tru旧ら、P
roc、 Natl、Acad、 Sci、LISA
761035 (1979)の方法によって行う。
roc、 Natl、Acad、 Sci、LISA
761035 (1979)の方法によって行う。
pATYE307の形質転換株は、米国アメリカン・タ
イプ・カルチャー・コレクションにSaccharom
yces cerevisiae C11l八TCC2
0697としてそれぞれ国際寄託が行われている。
イプ・カルチャー・コレクションにSaccharom
yces cerevisiae C11l八TCC2
0697としてそれぞれ国際寄託が行われている。
以下本発明の実施例を示す。
実施例1゜
プラスミドpATK 100 [:5eiki、 M、
et al、。
et al、。
Proc、Natl、’Acad、Sci、 USA
80 、3618−3622 ]の200μgを、50
mM NaCj!、10mMTris−HCIl (p
H7,5)、7mM MgCjLおよび6mM 2−メ
ルカプトエタノールからなる緩衝液1000μlに溶か
し、さらに制限酵素Pstl(全酒造社製、以下特記し
ないかぎり制限酵素は同社製である)200単位を加え
、37℃で1時間反応させた。反応物を0.9%アガロ
ースゲル電気泳動にかけ、1μg /mlのエチジウム
・ブロマイドで染色してDNA断片を検出し、env遺
伝子を含む2.425塩基対(bpと略記する)のI)
NA断片を得た。このDNA断片41μgを30mM
Tris−酢酸(pH7,9)、66mM酢酸カリウム
、10mM酢酸マグネシウム、0.5 m Mジチオス
レイトール、0.1mMdATP、0.1mM dTT
P、0.1mM dGTPおよび0.1mM dCTP
を含む液300μAに加え、さらにT4DNAポリメラ
ーゼ(全酒造社製)4単位を加えて、37℃で10分間
反応した。
80 、3618−3622 ]の200μgを、50
mM NaCj!、10mMTris−HCIl (p
H7,5)、7mM MgCjLおよび6mM 2−メ
ルカプトエタノールからなる緩衝液1000μlに溶か
し、さらに制限酵素Pstl(全酒造社製、以下特記し
ないかぎり制限酵素は同社製である)200単位を加え
、37℃で1時間反応させた。反応物を0.9%アガロ
ースゲル電気泳動にかけ、1μg /mlのエチジウム
・ブロマイドで染色してDNA断片を検出し、env遺
伝子を含む2.425塩基対(bpと略記する)のI)
NA断片を得た。このDNA断片41μgを30mM
Tris−酢酸(pH7,9)、66mM酢酸カリウム
、10mM酢酸マグネシウム、0.5 m Mジチオス
レイトール、0.1mMdATP、0.1mM dTT
P、0.1mM dGTPおよび0.1mM dCTP
を含む液300μAに加え、さらにT4DNAポリメラ
ーゼ(全酒造社製)4単位を加えて、37℃で10分間
反応した。
この反応で、該DNA断片のPstI切断による接着末
端(Cohesive end)は修復されて、平滑末
端(blunt end)になった。
端(Cohesive end)は修復されて、平滑末
端(blunt end)になった。
このDNA断片40t−tgを、50mM NaCβ、
10mM Tris−HCIl(pH7,5)、7mM
M g C,Il 2および6mM 2−メルカプトエ
タノールからなる緩衝液200μlに溶かし、さらに制
限酵素HindIII50単位を加え、37℃で1時間
反応させ、env遺伝子を含む1,743bpのDNA
断片を得た。この1.743 b pのDNA断片27
μgを50mM NaCj!、10mMTr i 5−
HCIl(pH7,5)、7mM ’MgCl12およ
び6mM 2−メルカプトエタノールからなる緩衝液2
50μlに溶かし、さらに制限酵素Hae11142単
位を加え、37℃で25分間反応させた。反応物を1.
4%アガロースゲル電気泳動にかけ、1μg /n+1
のエチジウム・ブロマイドで染色してDN断片を検出し
、env遺伝子を含む、1.590bpのDNA断片を
得た。
10mM Tris−HCIl(pH7,5)、7mM
M g C,Il 2および6mM 2−メルカプトエ
タノールからなる緩衝液200μlに溶かし、さらに制
限酵素HindIII50単位を加え、37℃で1時間
反応させ、env遺伝子を含む1,743bpのDNA
断片を得た。この1.743 b pのDNA断片27
μgを50mM NaCj!、10mMTr i 5−
HCIl(pH7,5)、7mM ’MgCl12およ
び6mM 2−メルカプトエタノールからなる緩衝液2
50μlに溶かし、さらに制限酵素Hae11142単
位を加え、37℃で25分間反応させた。反応物を1.
4%アガロースゲル電気泳動にかけ、1μg /n+1
のエチジウム・ブロマイドで染色してDN断片を検出し
、env遺伝子を含む、1.590bpのDNA断片を
得た。
一方、ベクタープラスミドpΔM82 (Miyano
hara。
hara。
八、 et aユ、、Proc、Natl、Acad、
Sci、IIS八、 80 +1−5.1983)の3
ugを100mM NaCA、10mM Tr i 5
−HCIl (pH7,5)、7mMMgCj!2Jよ
び6mM 2−メルカプトエタノールからなる緩衝液2
0μlに溶かし、さらに制限酵素XhoI 8単位を加
え、37℃で1時間反応させた。DNA断片を含むこの
反応液を50mM Tr i 5−HCIl (pH7
,8)、5mMMgCj!2.10mM 2−メルカプ
トエタノール、5.!jg/ml BSA(牛血清アル
ブミン)、0.1mM dATP、0.1mM dTT
P、0.1mM dGTPおよび0.1mM dCjP
を含む液25μlに加え、さらにDNAポリメラーゼI
(Klenow断片)3単位を加えて、22℃で30分
間反応した。この反応で、該DNA断片のXh。
Sci、IIS八、 80 +1−5.1983)の3
ugを100mM NaCA、10mM Tr i 5
−HCIl (pH7,5)、7mMMgCj!2Jよ
び6mM 2−メルカプトエタノールからなる緩衝液2
0μlに溶かし、さらに制限酵素XhoI 8単位を加
え、37℃で1時間反応させた。DNA断片を含むこの
反応液を50mM Tr i 5−HCIl (pH7
,8)、5mMMgCj!2.10mM 2−メルカプ
トエタノール、5.!jg/ml BSA(牛血清アル
ブミン)、0.1mM dATP、0.1mM dTT
P、0.1mM dGTPおよび0.1mM dCjP
を含む液25μlに加え、さらにDNAポリメラーゼI
(Klenow断片)3単位を加えて、22℃で30分
間反応した。この反応で、該DNA断片のXh。
■切断による接着末端が修復されて平滑末端になった約
11,000 bpのDNA断片が得られた。
11,000 bpのDNA断片が得られた。
pATK100由来のDNA断片(1゜590 bp)
0.23μgと、pAM82由来のDNA断片(約11
.000bp)0.84μgとを66mM Tris−
HCIl (’pH7,5)、6.6mM MgCC1
10mMジチオスレトールおよび0.5mMATPから
なる液50μlに加え、さらにT 4 DNA リガー
ゼ(全酒造社製)3単位を加えて、4℃で1日間結合反
応を行った。
0.23μgと、pAM82由来のDNA断片(約11
.000bp)0.84μgとを66mM Tris−
HCIl (’pH7,5)、6.6mM MgCC1
10mMジチオスレトールおよび0.5mMATPから
なる液50μlに加え、さらにT 4 DNA リガー
ゼ(全酒造社製)3単位を加えて、4℃で1日間結合反
応を行った。
反応液をフェノール抽出して除蛋白して得られる液を用
いて常法に従い大腸菌HBIOI[’Boliver
ら、Ge1e 275 (1977))を形質転換した
。形質転換株は、L −Broth(!β中バクトドリ
プトン10g1酵母エキス5g、NaCj!5gを含む
培地)にアンピシリン25μg /mlを含む培地上で
生育してくる菌株として選択した。形質転換株の1株か
らプラスミドをHlC,Birnboim ら、Nuc
leic Ac1ds Re5earch 7.151
3 (1979)に記載の方法に従い分離し、pATY
E307と命名した。
いて常法に従い大腸菌HBIOI[’Boliver
ら、Ge1e 275 (1977))を形質転換した
。形質転換株は、L −Broth(!β中バクトドリ
プトン10g1酵母エキス5g、NaCj!5gを含む
培地)にアンピシリン25μg /mlを含む培地上で
生育してくる菌株として選択した。形質転換株の1株か
らプラスミドをHlC,Birnboim ら、Nuc
leic Ac1ds Re5earch 7.151
3 (1979)に記載の方法に従い分離し、pATY
E307と命名した。
pATYE307はベクタープラスミドpAM82のP
−60プロモーターと同じ転写方向にenv遺伝子が組
み込まれた組換え体であり、P−60プロモーターの支
配下にATLVのenv遺伝子の発現が可能な構造(下
記構造参照)をしていることを、Maxam−G i
Ibertの方法[A、 MlMaxamら : Pr
oc、 Natl、八cad、Sci、USA、74’
、560(1977) ]によって確1忍した。
−60プロモーターと同じ転写方向にenv遺伝子が組
み込まれた組換え体であり、P−60プロモーターの支
配下にATLVのenv遺伝子の発現が可能な構造(下
記構造参照)をしていることを、Maxam−G i
Ibertの方法[A、 MlMaxamら : Pr
oc、 Natl、八cad、Sci、USA、74’
、560(1977) ]によって確1忍した。
一−TGAAACGTATATAAG[l:GCTGA
TGTTTTGCT八八GTC’G八GGHogへへ爾
3 o へ TTAGTATGGCTTCATCTCTCATG八G
AAT八八G八八[へへCCCappingへbox TへへCへへCGCCGAT(:CC八へへへ八へへへ
へへ八CC八C[へへ[八[C←4 このプラスミドpATYE307を用いてしi+法(I
to、 H,、et al、、 J、Bacterio
l、 153.163−168、1983 ) に従い
Saccharomyces cerevisiae^
H22(a、 ]eu2. his4. canl、
cir+) (同上文献記載)を形質転換した。形質転
換株は、6.7g/lのYeast nitrogen
base without amino acids
(Difco社製)、20g/βのグルコース、および
20gg /mlのヒスチジンを含む培地上で生育して
くる菌株として選択した。
TGTTTTGCT八八GTC’G八GGHogへへ爾
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AAT八八G八八[へへCCCappingへbox TへへCへへCGCCGAT(:CC八へへへ八へへへ
へへ八CC八C[へへ[八[C←4 このプラスミドpATYE307を用いてしi+法(I
to、 H,、et al、、 J、Bacterio
l、 153.163−168、1983 ) に従い
Saccharomyces cerevisiae^
H22(a、 ]eu2. his4. canl、
cir+) (同上文献記載)を形質転換した。形質転
換株は、6.7g/lのYeast nitrogen
base without amino acids
(Difco社製)、20g/βのグルコース、および
20gg /mlのヒスチジンを含む培地上で生育して
くる菌株として選択した。
pATYE307を含む形質転換株は米国アメリカ・タ
イプ・カルチャー・コレクションにSaccharom
yces cerevisiae CI 11 A T
CCとして寄託されている。
イプ・カルチャー・コレクションにSaccharom
yces cerevisiae CI 11 A T
CCとして寄託されている。
実施例2゜
実施例1で得られた形質転換株CIIIおよびpAM8
2をA322株に導入したL−82−1株を改良したブ
ルクホールグーの最小培地(pH5,0)[:、IIl
中に次の成分を含む培地ニゲルコース20g、アスパラ
ギン2g、KH2P0.1.5g、CaCL ・2H2
0,0,33g、Mg5O<・7H20’0.5g、’
(NH,)280. 2g。
2をA322株に導入したL−82−1株を改良したブ
ルクホールグーの最小培地(pH5,0)[:、IIl
中に次の成分を含む培地ニゲルコース20g、アスパラ
ギン2g、KH2P0.1.5g、CaCL ・2H2
0,0,33g、Mg5O<・7H20’0.5g、’
(NH,)280. 2g。
KI O,1+ng、83 BO2601−tg、Mn
SO430μg、Zn5O< ・7H2030’(Ju
g。
SO430μg、Zn5O< ・7H2030’(Ju
g。
CuSO4・5H204[1/Jg、FeCA3−6H
2025,0gg、Na2M004 ・282025μ
g、チアミン200μg、ピリドキシン200μg、ニ
コチン112200gg、パントティン酸200μg、
ビオチン2μg、イノシトール10mg、ヒスチジン2
0mg:]に植菌し、30℃で1晩振盪(2QOrpm
)培養した。集菌し、菌体を滅菌水で洗浄後、生産培地
(改良したプルクホールグー最小培地のKH2PO,8
度を30mg/jl!に下げて、L 5 g / (l
のKClを添加した培地)にOD、、、が0.05とな
るように懸濁し、30℃で20〜24時間振盪(20O
rpm)培養した。集菌し、菌体を滅菌水で洗浄後、1
mMのフェニルメチルスルフォニルフルオロライドを含
む50mMリン酸緩衝液(pH7,2)0.5+++]
に懸濁し、ガラスピーズを用いて粉砕して抽出液を調製
した。抽出液を、0.1%SDS存在下のポリアクリル
アミドゲル電気泳動にかけ、Towbinらの方法[T
owbin、H,、et al、、 Proc、 Na
tl、 Acad。
2025,0gg、Na2M004 ・282025μ
g、チアミン200μg、ピリドキシン200μg、ニ
コチン112200gg、パントティン酸200μg、
ビオチン2μg、イノシトール10mg、ヒスチジン2
0mg:]に植菌し、30℃で1晩振盪(2QOrpm
)培養した。集菌し、菌体を滅菌水で洗浄後、生産培地
(改良したプルクホールグー最小培地のKH2PO,8
度を30mg/jl!に下げて、L 5 g / (l
のKClを添加した培地)にOD、、、が0.05とな
るように懸濁し、30℃で20〜24時間振盪(20O
rpm)培養した。集菌し、菌体を滅菌水で洗浄後、1
mMのフェニルメチルスルフォニルフルオロライドを含
む50mMリン酸緩衝液(pH7,2)0.5+++]
に懸濁し、ガラスピーズを用いて粉砕して抽出液を調製
した。抽出液を、0.1%SDS存在下のポリアクリル
アミドゲル電気泳動にかけ、Towbinらの方法[T
owbin、H,、et al、、 Proc、 Na
tl、 Acad。
Sci、 LISA、四、4350−4354 (19
79) ]により”Western blotting
” (蛋白質ブC17テイング)を行い、酵母中で産生
されたATLV外被蛋白質を検出した。上記方法での一
次抗体および二次抗体としては、ATL患者血清および
(+2Si)標識抗ヒト免疫グロブリン(Amersh
am社製)を用いた。
79) ]により”Western blotting
” (蛋白質ブC17テイング)を行い、酵母中で産生
されたATLV外被蛋白質を検出した。上記方法での一
次抗体および二次抗体としては、ATL患者血清および
(+2Si)標識抗ヒト免疫グロブリン(Amersh
am社製)を用いた。
この結果、分子量約43.()DOの蛋白質が特異的バ
ンドとして検出された。正常人血清を一次抗体として用
いた場合にはこのバンドは検出されず、またベクターと
して用いたpΔM82により形質転換した酵母菌L−8
2−4中にもこのバンドが検出されないことから、この
蛋白質はATLV外被蛋白質遺伝子産物であることがわ
かる。
ンドとして検出された。正常人血清を一次抗体として用
いた場合にはこのバンドは検出されず、またベクターと
して用いたpΔM82により形質転換した酵母菌L−8
2−4中にもこのバンドが検出されないことから、この
蛋白質はATLV外被蛋白質遺伝子産物であることがわ
かる。
第1図はプラスミドpATYE307の構成を示すフロ
ーシートである。図中HはHa em部位を示す。 矢印→はP−60による転写の方向性、−・※はenv
遺伝子転写の方向性をそれぞれ表わしている。 第1図 手続補正書 昭和60年3月20日 1、事件の表示 昭和59年特許願第46687号 2、発明の名称 成人T細胞白血病ウィルス抗原ポリペプチド3、補正を
する者 事件との関係 特許出願人 郵便番号 170 明細書の発明の詳細な説明の欄 5、補正の内容 (1)明細書箱3頁12〜13行目のrProc、 N
atl。 Acad、 Sci、 Jを[プロシーディング・オブ
・ザ(2)明細書箱5頁11行目の[ann、 、Jを
「ガン(Gann)、Jに訂正する。 (3)明細書第7頁7行目の「脱水素酵母■」を「脱水
素酵素I」に訂正する。 (4)明細書束7頁13行目の[pMA82 Jをrp
AM82 Jに訂正する。 (5)明細書第7頁24行目の「抑制型酵母」を「抑制
型酵素Jに訂正する。 (6)明細書第10頁13行目の「J、 Bacter
iol、 Jを[ジャーナル・オブ・バクテリオロジイ
(J。 Bacteriol、) Jに訂正する。 (7)明細書束11頁14行目の「それぞれ」を削除す
る。 (8)明細書箱14頁12行目のrGeneコを「ジー
ン(Gene) Jに訂正する。 (9)明細書第14頁18行目のr Nucleic
Ac1dsResearch Jを「ヌクレイツク・ア
シッヅ・リサーチ(Nucleic Ac1ds Re
5earch) Jに訂正する。 σ1 明細書箱16頁1行目の「とじて」の前にr 2
0697Jを加入する。
ーシートである。図中HはHa em部位を示す。 矢印→はP−60による転写の方向性、−・※はenv
遺伝子転写の方向性をそれぞれ表わしている。 第1図 手続補正書 昭和60年3月20日 1、事件の表示 昭和59年特許願第46687号 2、発明の名称 成人T細胞白血病ウィルス抗原ポリペプチド3、補正を
する者 事件との関係 特許出願人 郵便番号 170 明細書の発明の詳細な説明の欄 5、補正の内容 (1)明細書箱3頁12〜13行目のrProc、 N
atl。 Acad、 Sci、 Jを[プロシーディング・オブ
・ザ(2)明細書箱5頁11行目の[ann、 、Jを
「ガン(Gann)、Jに訂正する。 (3)明細書第7頁7行目の「脱水素酵母■」を「脱水
素酵素I」に訂正する。 (4)明細書束7頁13行目の[pMA82 Jをrp
AM82 Jに訂正する。 (5)明細書第7頁24行目の「抑制型酵母」を「抑制
型酵素Jに訂正する。 (6)明細書第10頁13行目の「J、 Bacter
iol、 Jを[ジャーナル・オブ・バクテリオロジイ
(J。 Bacteriol、) Jに訂正する。 (7)明細書束11頁14行目の「それぞれ」を削除す
る。 (8)明細書箱14頁12行目のrGeneコを「ジー
ン(Gene) Jに訂正する。 (9)明細書第14頁18行目のr Nucleic
Ac1dsResearch Jを「ヌクレイツク・ア
シッヅ・リサーチ(Nucleic Ac1ds Re
5earch) Jに訂正する。 σ1 明細書箱16頁1行目の「とじて」の前にr 2
0697Jを加入する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)成人工細胞白血病つィルスenv遺伝子によりコ
ードされる成人工細胞白血病ウィルス抗原ポリペプチド
。 (2)成人T細胞白血病ウィルスのenv遺伝子をコー
ドするDNA断片が組み込まれた組換え体プラスミド。 (3)P−60プロモーターを有することを特徴とする
特許請求の範囲第2項記載の組換え体プラスミド。 (4)pΔTYE307であることを特徴とする特許請
求の範囲第3項記載の組換え体プラスミド。 (5)成人T細胞白血病ウィルスのenv遺伝子をコー
ドするDNA断片が組み込まれた組換え体プラスミドを
保有する微生物を培地に培養し、培養物中にenv遺伝
子によりコードされる成人T細胞白血病ウィルス抗原ポ
リペプチドを生成蓄積せしめ、該培養物から該ペプチド
を採取することを特徴とするenv遺伝子によりコード
される成人T細胞白血病ウィルス抗原ポリペプチドの製
造法。 (6)該組換え体プラスミドがP−60プロモーターを
有する組換え体プラスミドであることを特徴とする特許
請求の範囲第5項記載の方法。 (7)該微生物がサツカロミセス属に属することを特徴
とする特許請求の範囲第5項記載の方法。 (8)該微生物がサツカロミセス・セレビシェに属する
ことを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の方法。 (9)該組換え体プラスミドがpATYE307である
ことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の方法。 σQ 成人工細胞白血病ウィルスのenv遺伝子をコー
ドするDNA断片が組み込まれた組換え体プラスミドを
含む微生物。 (11)該組換え体プラスミドがP−60プロモーター
を有する組換え体プラスミドであることを特徴とする特
許請求の範囲第10項記載の微生物。 (12)該微生物がサツカロミセス・セレビシェに属す
ることを特徴とする特許請求の範囲第11項記載の微生
物。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59046687A JPS60192591A (ja) | 1984-03-12 | 1984-03-12 | 成人t細胞白血病ウイルス抗原ポリペプチド |
EP85101063A EP0152030A3 (en) | 1984-02-03 | 1985-02-01 | Adult t cell leukemia virus antigen polypeptide |
DE1985101063 DE152030T1 (de) | 1984-02-03 | 1985-02-01 | Adult-t-zell-leukemiavirus-antigenpolypeptid. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59046687A JPS60192591A (ja) | 1984-03-12 | 1984-03-12 | 成人t細胞白血病ウイルス抗原ポリペプチド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60192591A true JPS60192591A (ja) | 1985-10-01 |
Family
ID=12754286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59046687A Pending JPS60192591A (ja) | 1984-02-03 | 1984-03-12 | 成人t細胞白血病ウイルス抗原ポリペプチド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60192591A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6363380A (ja) * | 1986-09-03 | 1988-03-19 | Univ Kyoto | 組換ワクシニアウイルスを用いた人白血病ウイルスワクチン |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58109427A (ja) * | 1981-08-31 | 1983-06-29 | ジエネンテツク・インコ−ポレ−テツド | 酵母菌中でのb型肝炎表面抗原の製造 |
-
1984
- 1984-03-12 JP JP59046687A patent/JPS60192591A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58109427A (ja) * | 1981-08-31 | 1983-06-29 | ジエネンテツク・インコ−ポレ−テツド | 酵母菌中でのb型肝炎表面抗原の製造 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6363380A (ja) * | 1986-09-03 | 1988-03-19 | Univ Kyoto | 組換ワクシニアウイルスを用いた人白血病ウイルスワクチン |
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