JPS60191000A

JPS60191000A - 衣類乾燥機

Info

Publication number: JPS60191000A
Application number: JP4650484A
Authority: JP
Inventors: 夏野　憲治; 木下　弘
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1984-03-13
Filing date: 1984-03-13
Publication date: 1985-09-28
Also published as: JPH056476B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は、衣類乾燥方法および衣類乾燥機に係り、特に
、その省電力化に寄与する衣類乾燥方法および衣類乾燥
機に関するものである。

〔発明の背■；１〕被乾燥物を洗たく後に脱水した場合、生地の種類によっ
て違うが、たとえば被乾燥物が木綿地なら、脱水後の水
分は、重量比で４０〜５０％の水分が残る。

この状態から乾燥機で乾燥させるのが一般的な使い方で
あるが、電気代がかかる、乾燥時間が長いなどという批
判が圧倒的に多く、問題になっている。

〔発明の目的〕

本発明は、上記に鑑み、吸水体を用いることで、消費電
力量を大＋１ｊに少なくすることができ、１〜かも、全
乾燥時間を含む乾燥時間も短かくすることができるよう
にした、衣類乾燥方法および衣類乾燥機の提供を、その
目的とするものである。

〔発明の概要〕

本発明に係る衣類乾燥方法は、外枠内に回転自在に軸支
されるドラムと、このドラム内に送風する送風ファンと
、その送風を加熱する熱源と、前記のドラムおよび送風
ファンの駆動源となるモータとを備えるようにした衣類
乾燥機の運転時に、当該ドラム内において、被乾燥物に
吸水体を接触せしめて乾燥させるようにしたものである
。

また、本発明に係る衣類乾燥機の構成は、外枠内に回転
自在に軸支されるドラムと、このドラム内に送風する送
風ファンと、その送風を加熱する熱源と、前記のドラム
および送風ファンの駆動源となるモータとを備えるよう
にした衣類乾燥機において、そのドラムの内に、着脱自
在に吸水体を装着せしめたものである。

さらに付記すると、次のとおりである。

本発明に係るものは、被乾燥物の脱水後の残水分を減ら
し、乾燥機の温風運転時間を従来より短かくし、消費電
力量を少なくするだめに、吸水性の極めて高い材料から
なる吸水体を、被乾燥物と一緒にドラム内へ投入して、
送風のみで運転し、吸水体を被乾燥物に接触させ、吸水
体が充分吸水したのち、ドラムから取り出して温風運転
を開始するように１７だものである。

そして、本発明に使用する吸水体と１７では、粉末状の
吸水性樹脂を素材にしたものと、繊維状の吸水性樹脂を
素材にしだものとを使用するようにしたものであり、粉
末状のものは、吸水能力が自重の４００〜１０００倍、
繊維状のものは自重の１５０倍と、高吸水性で、ともに
、一般に市販されているものである。

しかして、上記の粉末状のものは、紙あるいは不織布で
被い、粉末が落ちない構造とし、粉末が均等に分布され
るように複数個所の社切りを形成し、・繊維状のものは
、その１まか、不織布と織り込む構造とし、これらをと
もにシート状に切り、その複数枚を被乾燥物と一緒にド
ラム内へ投入、あるいはドラム内に装着して使用するよ
うにしたものである。

そして、被乾燥物と一緒にドラム内で運転するため、吸
水体は、柔らかく、表面積が大きい、そして繰返しの使
用に耐えるものでなければならないが、上記ｊ〜たもの
は、繰返し２使用しても吸水性能は落ちることなく、し
かも粉末が多少落ちて被乾燥物に付着しても　Ｊ性のな
い条件をかね備えたものである。

〔発明の実施例〕

本発明に係る実施例を、各図を参照して説明する。

まず、その衣類乾燥法の一実施例を第１図ないし第３図
により説明する。

ここで、第１図は、被乾燥物と吸水体との接触状態をあ
わせて示す、衣類乾燥機の開披断面図、第２図は、その
吸水体の拡大斜視図、第３図は、被乾燥物の含水率と乾
燥時間との関係を示す説明図である。

しかして、第１図に示す衣類乾燥機は、少なくとも、外
枠内に回転自在に軸支されるドラムと、このドラム内に
送風する送風ファンと、その送風を加熱する熱源と、前
記のドラムおよび送風ファンの１駆動稼となるモータと
を備えだものである。

すなわち、第１図において、外枠１内に回転自在に軸支
されたドラム２とドラム支持部材３との上方に熱源４を
配置し、外枠１の前面下方に吸気口５を設け、この吸気
口５と対向させて送風ファン６を設けて駆動源に係るモ
ータ７の片方の軸と直結し、この七−夕７のもう一方の
軸にドラム２を駆動するためのプーリ８を取付け、ベル
ト９を介してド２ム２を駆動するようにしたものである
。

そして、ドラム２の後面には排気口１０が設けられ、壕
だドラム支持部材１１と裏板１２とから排気管１３を形
成し、その裏板１２には排気口１４を設けたものである
。

しかして、１５は被乾燥物、１６は吸水体を示すもので
ある。

この吸水体１６は、第２図に示すごとく粉末状の吸水性
樹脂を素材としたものである。

すなわち、粉末状の吸水性樹脂１７を、多孔質の柔らか
い素イＡであって、丈夫な、しかも親水性の良いソート
状の被ω利科１９で被い、この被覆材料１９に、粉末状
の吸水性樹脂１７が／−１−状のどの場所にも均一に分
布するように、熱／−ルによって仕切り１８を設けるよ
うにしたものである。そして、その被位相１１９は、た
とえば、ポリエステル製の不織布からなるものである。

上記によシ、吸水体１６を、被乾燥物１５と一緒にドラ
ム２内へ投入し、熱源４による加熱をしないで送風運転
を行うものである。

この送風運転により、吸水体１６は、被乾燥物１５と接
触して、その水分を奪うものである。

このような運転によれば、い捷、脱水後の被乾燥物１５
の含水率をＸ１％とし、乾燥終了後の含水率をＸｏ　％
とすると、従来は、第３図に示すように、熱源４に係る
ヒータで加熱するようにしだものの温風運転時間がＴで
あったのにたいし、まず、吸水体１６による送風運転時
間ＩＦ７後に、始めＸ＋　％あった被乾燥物１５の含水
率を、図示のＸｚ％まで下げることができるものである
。

以」二が、本実施例に係る乾燥方法であるが、−力、水
分を吸収した吸水体１６は、保水性能が良く、少々の圧
力が加わっても水を離すことがないので、たとえば、タ
イマーによる時間制御あるいは、吸水体１６の体積や色
の変化から、吸水体１６の吸水量を検知し、温風運転に
入る前にドラノ・から取出すものである。

そして、この状態から、熱源４で加熱するようにした温
風運転を行えば、第３図に示す温風運転時間Ｔ２という
ように、従来の温風運転時間Ｔに比べて大＋ｌ」に短か
くてきるものである。

これを、具体的に述べると、被乾燥物の乾いている状態
の重量を２．２　Ｋ９とし、洗たく、脱水後の含水率を
Ｘ１＝７５％とすると、従来の温風運転なら、乾燥時間
が９０分かかったものが、本発明に係るものでは吸水体
による送風運転３０分で含水率をＸ２＝２５％まで下げ
ることができ、残り温風運転時間４５分、すなわち、従
来の温風運転時間に比べて半分で済み、しかも全乾燥時
間も２０％弱と短かくすることができるものである。

なお、第３図で、Ａは、本発明に係るものの乾燥運転時
間、Ｂは、従来のものの乾燥運転時間を、それぞれ示す
ものである。

しかして、上記では、吸水体として粉末状に係るものを
用いるようにしたものであるが、これは、繊維状の吸水
性樹脂に係るものを用いることができるものであって、
この場合は、そのまま／−ト状に切って使用するか、あ
るいは、上記に述べた被覆材料１９で被って使用するも
のである。

また、上記において、熱源による加熱全しないでの送風
運転時に、投入した吸水体と被乾燥物とを接触させて乾
燥するようにしたものであるが、これは、このような送
風運転時と、加熱による温風運転時との両者を通じて、
吸水体と被乾燥物とを接触させて乾燥するようにしても
、実用的には支障がないものである。

次に、第４図は、本発明の一実施例に係る衣類乾燥機に
おけるドラムの部分断面図である。

すなわち、図示のものは、第１図に相当するものの左側
、つまり正面を上下に切断したものを右側力・らみた断
面図に相当するものであり、図面のものの左側にドラム
支持材が装着されるものである。

ここで、２Ａはドラム、１６Ａは吸水体である。

しかして、本実施例に係る衣類乾燥機は、外枠内に回転
自在に軸支されるドラムと、このドラム内に送風する送
風ファンと、その送風を加熱する熱源と、前記のドラム
、および送風ファンの駆動する、駆動源となるモータを
備えるようにした衣類乾燥機において、そのドラムの内
周に、着脱自在に吸水体を装着せしめたものである。

すなわち、本実施例のものは、さきの第１図に示す衣類
乾燥機のドラムを、吸水体１６Ａを着脱自在に装着した
ドラム２人の構成としたものであリ、その着脱自在の装
着手段は、たとえば、図示を省略しているが、吸水体１
６Ａに設けた四部あるいは凸部を、ドラム２Ａに設けた
凸部あるいは凹部に係合させるようにしだものである。

もちろん、この係合構成は、これに限定されるものでは
、なく、他の保合構成の選択を妨げるものではない。

そして、吸水体１６Ａの構成は、さきの吸水体１６の構
成と同等のものであり、これは、さきに述べた温風運転
時に、これを外し、あるいは外さないで使用するように
したものである。

本実施例に係るものによれば、さきの第１図ないし第３
図を参照ｌ〜で述べた衣類乾燥方法を、同様に実施でき
るものである。

１〜かして、本実施例は吸水体１６Ａ−をドラ力２Ａの
内周に装着したものであるが、この装着場所は、内周に
限定されず、広くドラム内の奏効する個所に装着しうる
ものである。

〔発明の効果〕

本発明によるときは、吸水体を用いることで、その消費
電力量を大巾に少なくすることができ、しかも全乾燥時
間も短かくすることができる、衣類乾燥方法および衣類
乾燥機を提供することができるものであって、実用的に
すぐれた発明ということができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、被乾燥物と吸水体との接触状態をあわせて示
す、衣類乾燥機の開披断面図、第２図は、その吸水体の
拡大斜視図、第３図は、被乾燥物の含水率と乾燥時間と
の関係を示す説明図、第４図は、本発明の一実施例に係
る衣類乾燥機におけるドラノ・の部分断面図である。 ■・・・外枠、２，２人・・・ドラム、４・・・熱源、
６山送風フアン、７・・・モータ、１５・・・被乾燥物
、１６゜１６Ａ・・・吸水体、１７・・・粉末状の吸水
性樹脂、率１図噌２図６

Claims

【特許請求の範囲】１、外枠内に回転自在に軸支されるドラムと、このドラ
ム内に送風する送風ファンと、その送風を加熱する熱温
と、前記のドラムおよび送風ファンの駆動諒となるモー
タとを備えるようにした衣類乾燥機の運転時に、尚該ド
ラム内において、被乾燥物に吸水体を接触せしめて乾燥
させるようにしたことを特徴とする衣類乾燥方法。２、特許請求の範囲第１項記載のものにおいて、送風を
加熱しないで運転して、ドラム内で被乾燥物に吸水体を
接触せしめて乾燥させるようにしたものである衣類乾燥
方法。３、特許請求の範囲第１項もしくは第２項記載のものの
いずれかにおいて、吸水体として、繊維状あるいは粉末
状からなるものを用いるようにしたものである衣類乾燥
方法。４、外枠内に回転自在に軸支されるトラムと、このドラ
ム内に送風する送風ファンと、その送風を加熱する熱源
と、前記のドラムおよび送風ファンの駆動源となるモー
タとを備えるようにした衣類乾燥機において、そのドラ
ムの内に、着脱自在に吸水体を装着せしめたことを特徴
とする衣類乾燥機。５、特許請求の範囲第４項記載のものにおいて、吸水体
を、繊維状あるいは粉末状からなるものとしたものであ
る衣類乾燥機。