JPS60190509A - 合金鋼の製造方法 - Google Patents

合金鋼の製造方法

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JPS60190509A
JPS60190509A JP59228834A JP22883484A JPS60190509A JP S60190509 A JPS60190509 A JP S60190509A JP 59228834 A JP59228834 A JP 59228834A JP 22883484 A JP22883484 A JP 22883484A JP S60190509 A JPS60190509 A JP S60190509A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は合金鋼に関するものであり、更に詳細には化学
的に調製した実質的に純粋な三酸化バナジウム、V2O
3、をバナジウム添加剤として使用して、合金鋼を製造
する方法に関するものである。更に詳細な見地では、本
発明はアルゴン−酸素脱炭(八〇〇)法で、V2O3添
加剤を使用する合金鋼の製造に関するものである。
詳細な説明及び特許請求の範囲全体にわたって1化学的
にiJ[したV203 (chemicallypre
pared V2O3) Jなる用語に言及する。この
三酸化バナジウムは1968年11月12日に特許され
た米国特許第3.410,652号明細書のデー・エム
・ハウゼンその他の教示に従って製造するが、これの開
示を本明細書では併せて参考資料とする。該特許明細書
に記載しであるように、V2O3は充てん物、メタバナ
ジウム酸アンモニウム(AMV)を反応帯域中で、酸素
を存在させないで、高温(例えば580℃から950℃
まで)で熱分解させて生成させる。この反応では還元性
雰囲気を示す気体の副生成物を生成する。
充てん物を、還元を完結するのに十分な時間の間この還
元性雰囲気と接触させたままにしておいてV2O3を生
成させる。最終生成物は窒化物の含有量が0.01%よ
りも少ない、実質的に純粋なV2O3である。V2O3
はX線回折で検出することのできる唯一の相である。
溶aw4にフェロバナジウム又は炭化バナジウム(VC
−V2C)を添加して、鋼をバナジウムとの合金にする
のは日常よく行うことである。ノ10バナジウームは、
例えば、五酸化バナジウム(V2O5)のテルミット法
還元によるか、あるいはバナジウム含有スラグ、又はバ
ナジウム含イj残留物の還元によって製造するのが普通
である。
炭化バナジウムは通常若干の工程で製造する、ずなわら
五酸化バナジウム又はバナジウム酸アンモニウムを還元
して三酸化バナジウム、V2O3、にし、そしてこれを
高温(例えば約1400’C)の減圧下で、炭素を存在
させて還元して炭化バナジウムにする。市販のvc−v
2c添加剤はユニオンカーバイド社(Union Ca
rbide Corporation )が「カラパン
(Caravan ) Jなる商品名で製造している。
バナジウム添加剤は又溶融鋼に、還元剤と一緒にバナジ
ウム酸化物、例えば、V2O5又はV2O3を添加して
製造していた。例えば、1982年11月30日にジー
・エム・ファウリング(G、H,Faulring)そ
の他に特許された米国特許第4.361.442号明I
II書では、微粉末にしたV2O5及びカルシウム含有
物質、例えば、カルシウム−ケイ素合金、の凝結混合物
から成る添加剤を、好ましくは鋳造ブリケットの形態に
して溶融鋼に添加する、バナジウムを鋼に添加する方法
を開示している。
1983年8月2日にジー・エム・ファウリングその他
に特許された米国特許 第4,396.425号明細書では、添加剤が微粉末に
したV2O3とカルシウム含有物質との凝結混合物であ
るバナジウムを鋼に添加する類似の方法を開示している
1971年7月6日にエフ・エイチ・パーフェクト(F
、11.Perfect )に特許された米国特許第3
.591.367号明細書では、バナジウム酸化物、例
えば、vo 又はV2O3、A1又5 はSiのような無81還元剤、及び石灰の混合物から成
る、含鉄合金の製造に使用するバナジウム添加剤を開示
している。石灰の目的は包有物、例えば還元剤の酸化物
、を流動性にし、かつ溶融鋼から除去するのが容易な低
融点の酸化性包有物を生成することである。
先行技術のバナジウム添加剤は多くの点で非常に有効で
はあるけれども、これらは多くの場合、鋼に有害になる
虞のある残留金属を含りするという共通の欠点に悩まさ
れる。添加剤が本質的に純粋なバナジウム酸化物、例え
ばV2O3、を使用する場合でさえ、還元剤は通常著量
の金属不純を含りしている。
同じ日に出願し、共通の譲受人に譲渡されたジー・1ム
・ノアウリングの係属中の特許出願筒 号明細書には、
工具鋼を製 造する改良方法を開示してあり、これでは炭素含有量が
約0.35重母%よりも多く、かつ合金元素としてケイ
素を含有する溶融鋼に、化学的に調製した実質的に純粋
なV2O3を、還元剤を使用しないで、添加している。
本質的に塩基性である、すなわちスラグのV比、すなわ
ちCaO対SiO2、が1.0よりも大きいスラグで溶
融金属の被覆を行っている。又スラグをも炭素、ケイ素
又はアルミニウムのような還元性物質の添加によって還
元させることができる。
本発明では、前記のジー・エム・ファウリングの係属中
の特許出願の明aSに開示しである方法の代りになり、
かつ還元剤を使用しないで、溶融鋼に化学的に調製した
実質的に純粋なV2O3を添加することのできる、合金
鋼を製造する改良方法を包含する。
本発明によって、 (a)電気炉内で溶融合金鋼を作り、 (b)溶融鋼を電気炉から移動とりべに注入し、(C)
溶融鋼を移動とりべからAOD容器に詰め込み、 (d)電気炉、移動とりへ、またはへ〇D容器内の溶融
鋼に、本質的に、化学的に調製した実質的に純粋なV 
o がら成るバナジウム添加剤3 を添加し、 (e)AOD容器内で、溶融鋼を被覆する、Ca O/
 S t O2の重量比が1.0に等しいが又は1.0
よりも大きくなっている、cao及びSiO2を含有1
゛るスラグを生成させ、(f)アルミニウム及びケイ素
又はこれらの混合物から成る群から選定する被酸化性金
属を、AOD容器内の溶融鋼に添加し、がっ (g)気体混合物中のアルゴン又は窒素対酸素の割合が
、溶融鋼と接触している還元性雰囲気を連続的に供給す
るようにしである、アルゴン又は窒素あるいは両者と酸
素との気体混合物をAOD容器に注入する、 ことから成る、合金鋼を製造する新規の改良方法を提供
する。
本発明に従って、溶融鋼を、AOD処理では支配的な非
平衡の還元性条件に連続的に暴露する場合には、化学的
に調製した実質的に純粋なり203を、還元剤を使用し
ないで溶融合金鋼に連続的に添加して、所定水準のバナ
ジウム添加をうまく行うことができることを見い出した
ことは意外であった。AODffil!lでは、気体混
合物中のアルゴンと窒素との割合がCOとCO2との生
成を促進し、次に不活性ガスと酸素どの大容量の混合物
を注入して、溶融鋼と接触しているそれらを連続的に除
去する。AOD容器はアルミニウム又はケイ素、あるい
は両者の酸化によって製鋼温度に維持する。
AOD処理の詳細な説明は1966年5月24日にダノ
ルユー・1イ・クリブスキー(W、A。
にrivsky )に特1Fされた米国特許第3.25
2,798号明細書に開示してあり、この開示を本明細
書では()fせて参考資料とする。
本発明に従って、化学的に調製したV2O3をバナジウ
ム添加剤として使用することには、先行技術よりも優れ
た利点が多くある。第一に、V2O3は化学的にほぼ純
粋である、すなわちV2O3は97%よりも多い。これ
は鋼に対して有害な残留元素を含有していない1.フェ
ロバナジウム及び炭化バナジウムは両方共含有する不純
物は、化学的に調製したV2O3中では検出されない水
準である。例えば、炭化バナジウムはV2O3と炭素と
の混合物から製造し、炭素並びに処哩中に配合されるど
の汚染物質中にも存在する汚染物質をすべて含有してい
る。その上、化学的に調製したV2O3の組成及び物理
的性質は、他の物質に比較して、これらよりも−it性
がある。
例えば、V2O3は粒度が微細であって変化する範囲は
狭い。このことは、粉砕とふるい分番ノとが必要であっ
て、広い粒度分布になり、かつ冷却中にセグレゲーショ
ンで不均質生成物を生じることになる71口バナジウム
の場合には当てはまらない。最後に、AOD処理のとぎ
のV2O3の還元は発熱反応であって、熱を溶融鋼に供
給する。
V2O3は又燃料に対する酸素の供給源になり、注入酸
素聞を減少できるようにしている。パブジIクムを溶融
鋼中に複合させるためには、フェロバナジウム及び炭化
バナジウムは両方共熱エネルギーを消費する必要がある
図面について簡単に説明するが、図面では、第1図は拡
大率100倍で撮映した顕微鏡写真であって、本発明に
従って、バナジウム添加剤として使用する、化学的に調
製したV2O3粉末を示し、 第2図は拡大率10.000倍で撮映した顕微鏡写真で
あり、第1図に示したV2O3の大きい粒子の構造を詳
細に示し、 第3図は拡大率10.000倍で撮映した顕微鏡写真で
あり、第1図に示したV2O3の小さい粒子の構造を詳
細に示し、 第4図は拡大率50,000倍で撮映した顕微鏡写真で
あり、第3図に示した小さい粒子の構造を更に極めて詳
細に示し、 第5図は化学的に調製した代表的なV2O3粉末の粒度
分布を示すグラフであり、かつ第6図はスラグ中のCa
O/SiO2の重量比とバナジウム回収率との間の関係
を示すグラフである。
合金鋼は、電気炉内で充てん物を溶融し終えた後に行う
アルゴン−酸素脱炭(AOD)処理工程を使用して製造
するのが普通である。溶融鋼をとりべに注ぎ込み、次に
とりべからAOD容器に移す。アルゴン−酸素混合物を
、約2時間までの時間の間、高速度で連続的にAOD容
器に注入する。
AODで処理した後に、溶融鋼を鋳造してインゴットに
するか、あるいは連続ギヤスターにする。
本発明の実施に際しては、上記の米国特許第3.410
,652号明細書のハウげン、その他に従って製造する
、本質的に、化学的に調製したV2O3から成るバナジ
ウム添加剤を、微粉末として、あるいはブリケットの形
態で、還元剤を使用しないで、電気炉、移動とりべ、又
はAOD容器の中で溶融工具鋼に添加する。合金鋼の組
成は臨界的ではない。鋼は炭素含有量が低くても、高く
てもよく、かつ当業界の熟達には容易に思い浮かぶよう
に、バナジウムの外に、例えば、クロム、タングステン
、モリブデン、マンガン、]バルト及びニッケルのよう
な若干のどの合金形成元素を使用してもよい。
本発明の実施に当たっては、溶融鋼を被覆する還元性の
塩基性スラグを用意するのが好ましい。
スラグは、例えば石灰のようなスラグ形成体を添加して
、通常の方法に従って生成させ、かつ少量の、例えば、
F e O−A 1203 、M G O及びMnOを
伴って、大部分がCaO及び$102から、成っている
。Ca−0対SiO2の比は「■比」どして公知であり
、スラグの塩基度の評価の標準である。
化学的に調製したV2O3を添加剤として使用して、1
00%に近いバナジウムの回収率を得るためには、スラ
グのV比が1.0に等しいか、又はこれよりも大きくな
ければならないことを見い出した。■比は約1.3と1
.8との間であるのが好ましい。■比を少なくとも1.
0よりも大きくするのに十分な量の石灰を添加して、ス
ラグ組成の適切な変更を行うことができる。もつと詳細
なV比の説明はジ1−・ワイリー・アンド・サンズ礼(
J、14iley and 5ons、InC,)発行
(1982年)のエイ・アイ・ペータース(A、 T、
 pete+’s >著[含鉄生産や金(Ferrou
s ProductiveHctallur(IV )
 Jの91ページ及び92ページで知ることができる。
本発明の実施に際して、バナジウム添加剤として使用す
る、化学的に調製したV2O3は、純度、すなわち、わ
ずかに極微量の残留物を同伴して、本質的にV2O39
7%から99%までであるのが主な特徴である。更に製
鋼■稈で一般に最も有害と考えられる元素、すなわちヒ
素、リン及び硫黄の量は極めて低い。他の品位の鋼より
もバナジウムを70倍までも多聞に含有する工具鋼の場
合には、残留物の正体とmとが特に重要である。
下記の第1表では化学的に調整した代表的なり203物
質の化学分析値を示す、 化学的に調製したV2O3の試料で得たX線回折データ
では、検出可能な一相、すなわちV2O3だけを示す。
線が広がっている、あるいは断続するむらのあるX線回
折反射像がないのを根拠にして、V2O3微結晶の大き
さは10−3cmと10’o+どの間であるという結論
に達した。
化学的に調製したV2O3は又反応性が極めて^い。こ
の反応性は主としてV2O3の非常に大きな表面積と気
孔率とのためであるど考えられる。
走査電子顕微鏡(SEM)画像をflって、V2O3物
質の高度の表面積と気孔率とを証明した。第1図から第
4図までで、これらのSFM画像を示す。
第1図は拡大率100倍で撮映した試料■203の画像
である。これで分かるように、V2O3は粒度が約0.
17mから下方に変化する凝結団塊が特徴である。この
低い拡大率でさえ、大きい粒子は多数の小さい粒子の凝
結体であることが明らかである。このために、rAJで
示した大きい粒子1個、及びrBJで示した小さい粒子
1個について、拡大率の高いSEM画像を作った。
大きい粒子rAJのSEM画像を第2図に示す。
この画像から、大きい粒子は極度に小さい、例えば0.
2μから1μまでの、粒子の凝結した多孔性団塊である
ことが分かる。SEM画像の多量のほぼ黒い領域(ボイ
ド)はV2O3団塊の気孔率が大きいことの証拠である
。顕微鏡写真の矢印で強調しである黒い領域を特に観察
されたい。画像から、粒子の大きさがほぼ等しいことも
分かるであろう。
第3図は小さい粒子rBJを拡大率 io、ooo倍で躍映した画像である。小さい粒子又は
凝結体は大きさが約4μ×7μであり、かつ凝結して多
孔性団塊になっている多数の小さい粒子から成っている
。この同じ小さい粒子の更に拡大率の高い画像(50,
000倍)を撮映して、凝結団塊の小さい粒子の輪郭を
示した。この拡大率を更に^くしだ画像を第4図で示す
。この画像から、粒子はほとんど等しい大きさであり、
かつ粒子を隔てているボイドも又極めてはつきりしてい
ることが明らかである。この凝結体では、粒子は約0.
1μから0.2μまでの範囲である。
第5図では、異なった2種類の供給源から化学的に調製
したV2O3物質の粒度分布を示す。第一のv203物
質は第1図から第4図までに示したものである。第二の
V2O3物質はメタバプジウム酸アンモニウムを比較的
ゆっくり再結晶させたために、自形形態をしている。粒
子側々の大きさは、速く最結晶させたV2O3の場合程
、粒子が小さく、かつ形状は均一性が劣る。
粒度をミクロメ1]グラフで測定したが、粒子は微細な
粒F(Illlすれた別個の粒子ではない)の凝結体で
あった。グラフから、全■203の50重昂%の粒度分
布は4μと27μとの間にあることが分かる。
化学的に調製したV2O3の製粉する前の充てん密度は
約45ボンド/立方フイートと65ボンド/立方フイー
トとの間である。V2O3をバナジウム添加剤として使
用するためには、製粉してそれの密度を増大させるのが
好ましい。製粉で、密度の一貫性が一段と良くなり、か
つ・一段と低い」ストで、取り扱いと輸送とを行うこと
ができる製品ができる。明細には、製粉したV2O3は
、充てん密度が約70ボンド/立方フイートから77ボ
ンド/立方フイートまでである。
化学的に調製したV2O3の気孔率を、充てん密度測定
値と密度理論値とからめた。明細にはV2O3団塊の約
75%から80%までがボイドであることを見い出した
。粒子の大きさが微小であり、かつ凝結体の気孔率が非
常に高いために、その結果として化学的に調製したV2
O3は表面積が異常に広い。化学的に調製したV2O3
の反応性はこの表面積と直接関係がある。顕微鏡写真の
データから計算したV2O3の表面積は140平方フィ
ート/立方インチ、すなわち8000cIR2/cJR
3である。
化学的に調製したV2O3の純度及び高い反応性はさて
おき、これにはバナジウム添加剤として使用するのを理
想的にしている他の性質がある。
例えば、V2O3は融点(1970℃)が大部分の鋼の
融点(1600℃)よりも高く、従って代表的な製鋼添
加(条件)下で固体であって、液体にはならない。その
上、製鋼条件上のAOD中でのV2O3の還元は発熱反
応である。対照的に、還元剤と共にやはりバナジウム添
加剤として使用する五酸化バナジウム(V2O5)は、
融点(690℃)が溶FjilWAの温度よりも約90
0°C低く、還元反応を行うには、やはりもつと厳しい
還元条件が必要である。■ O及びV2O5の両3 者の特性の比較は下記の第2表の通りである、更に対照
的に、V2O5は一般に電気炉及びとりべに使用される
多数の耐火材料に対する強力な融剤と見なされている。
その上、V2O5は690℃で溶融し、製鋼条件下では
液体のままである。液体のV2O5粒子は金属〜スラグ
の界面に癒着し、かつ浮流し、ここでスラグのために希
釈され、かつCaO及びAl2O3のような塩基性酸化
物と反応する。これらの相を還元するのは困難であり、
かつバナジウムはスラグの容積全体に配分されて稀薄溶
液を生じるので、V2O5からのバナジウム回収は固体
で反応性の高いV2O3からよりも幾分か劣る。
化学的に調整したV2O3は製鋼条件下では、固体でも
あり発熱反応もするので、酸化物の粒度、及び従って表
面積は還元の速度及び完全さを決定する主要因子である
。反応速度は、AOD容器内で基調をなしている、すな
わち極度に小さい固体のV2O3粒子が溶融浴全体に分
に5されている、還元条件下で、最大になる。これらの
因子はV2O3の完全かつ迅速な還元、及び生成するノ
くナジウムの溶融鋼中での溶解性に関する理想的な状態
を作り出すのに寄与する。
ずっと前に指摘したよデに、■比をスラグ中のCaOの
%/S i 02の%と定義する。■比を増大すること
は、SiO2の活動度を低下させ、かつ3iの還元反応
に対する推進力を増大させる11常に有効な方法である
。製鋼条件(1600℃)十で、金属が溶解したSiと
Oとを含有する場合に(よ、所定のスラグ−金属反応に
対する平衡定数は)記の方程式でめることができる、 式中、rKJは平衡定数であり、ras+o2はスラグ
中のSiO2の活動度であり、rasijは溶融金属に
溶解している3iの活動度であり、又1”aOJはやは
り溶融鋼に溶解している酸素の活動度である。
所定のV比に対するシリカの活動度は、下記の第3表に
示すrAOD法(The AOD Process )
 J−AIME教育演習用手引(Manual for
 AIH[Educational Sem1nars
)−のような標準参考文献からめることができる。ケイ
素及びバナジウムに関するこれらのデータ、及び既発表
の平衡定数に基づいて、特定のケイ素含有集に対応する
酸素水準をHl 1?することができる。これらの条(
’+ 1=で還元することのできるV2O3の)14人
(6)、従って溶融金属に溶解したバナジウムの学すめ
ることができる。
第 3 表 V比のrasio2Jに及ば1効果 V 比 a 5in2 o i、o。
O・ 25 0.50 0.50 0.28 0.75 0.20 1.00 0.15 1.25 0.11 1.50 0.09 1.75 0.08 2.00 0.07 F記の第4表では、低下するS i O2活動度に対す
る■比及び対応する酸素水準を示す。溶g&鋼中で還元
されたV2O3及び溶解したバナジウムの巳も各V比に
関して示しである。
このようにSiを0.3重量%含有し、かつ可変mのV
比を有する鋼に基づく上記の計算から、V比を1から2
まで増大するにつれて、V2O3がら還元させて、16
00℃の溶融鋼中に混入させることのできるバナジウム
の量が1.8倍増人するという結論を下すことができる
第6図では、実際に行った若干の試験に基づいて、AO
D内のv2o3添加剤からバナジウム回収率に及ぼすV
比の効果を示す。■比が1.3よりも大きい場合、好ま
しくは1.3と1.8との間の場合に、最高の回収率を
得たことが分がる。
AOD処理では、V2O3は右利な酸素の供給源、並び
にバブジウムの供給源になる。これで製鋼業占はAOD
容器に注入する酸素量を減じることができ、かつ更にコ
ストを下げる。第5表に示すのは酸素の立方フィート数
に対するバナジウムのボンド数の表である。
第 5 表 ■ 0 バナジウム 酸 素 3 (ボンド) (ボンド) (32’Fのときの立方フィ
ート) 29.4 20 105.5 22.1 15 79.14 14.7 10 52.75 1.47 1 5.28 曲2の米国特許第3,410.652号明細書に開示の
化学的方法による以外の物質を含有するV2O3を製造
することができることは言うまでもない。例えば、NH
4VO3を水素)7元してV2O3を製造することがで
きる。これは最初に400℃から500℃まテテ、次に
6oo℃から650℃までで行う二段階還元方法である
。最終生成物は約80%のV2O3及び20%のV2O
4を含有し、充てん密度は45ボンド/立方フイートで
ある。この生成物の酸化状態は高づぎて、鋼に対するバ
ナジウム添加剤としての使用を容認することはできない
下記の実施例で本発明を更に説明する。
実施例1 化学的に調製したV2O3粉末としてバナジウム230
ボンドをV重量が47.500ボンドのM1品位の工具
鋼融成物を入れであるAOD容器に添加した。V2O3
を添加する前に、融成物は炭素0.54重量%及びバナ
ジウム0.70重量%を含有していた。スラグはv比が
1.3であり、lff1は約500ボンドであった。V
2O3の添加後に、アルミニウムを溶融鋼浴に添加した
。次にAOD容器にアルゴンと酸素との混合物を注入し
た。鋼浴の温度を、アルミニウムの酸化で製鋼温度に維
持した。注入処理の後に、浴から第二の試料を採取して
分析した。試料のバナジウム含有量は1.27mm%で
あった。添加したV2O3の棗、及びV2O3添加直後
の融成物の分析に基づいて、これらの条件下でV o 
がらのバナジウ3 ム回収率はほぼ100%であるという結論を得た。
最終生成物の合金成分は、 C:0.74mK1%、Mn:0.233重丸、Si 
:0.36fifn%、Or : 3.55mff1%
、W:1.40重量%、V:1.i/1重量%、MO=
8、15重量%、 であった。
実施例2 化学的に調製しlζV2O3粉末として、バナジウム1
50ボンドを、重量が約47,500ボンドのM7品位
の工具鋼融成物を入れであるAOD容器に加えた。V2
O3添加前の融成物の炭素含有量は0.72重量%で、
バJジウム含h■は1.57ffi1%であった。スラ
グはV比は1.3であり、かつ重量は約800ボンドで
あった。
V2O3の添加後に、アルミニウムを溶融鋼浴に添加し
た。次にアルゴンと酸素との混合物をAOD容器に注入
した。鋼浴の温度を、アルミニウムの酸化で製鋼温度に
維持した。アルゴン−酸素混合物の注入後に、第二の試
料を採取して分析した。試料のバナジウム含efflは
1.84重口%であった。添加したV Oの量、及びv
2033 を添加する前の融成物の分析に基づいて、これらの条件
下でのV2O3からのバナジウム回収率はほぼ100%
であるという結論に達した。最終生成物の5合成分は、 C: 1゜O’3ffl呈%、Mn : 0. 25f
[%、Si:0.40重囲%、Cr:3.60重量%、
W: 1.59重量%、V:1.86重量%、MO:8
.30重伶%、 であった。
実施例3 化学的に調製したV2O3粉末として、バナジウム60
ボンドを、重量が約44,500ボンドのM2FM品位
の1具鋼融成物を入れであるへ〇D容器に加えた。V2
O3を添加する前の融成物の炭素含#−Jmは0.65
重」%であり、バナ 4゜ジウム含有量は1.72重量
%であった。スラグはV比が0.75であり、かつ重量
は約600ボンドであった。V2O3を添加した後に、
溶融鋼浴にアルミニウムを添加した。次にアルゴンと酸
素との混合物をAO[)容器に注入した。鋼浴の温度を
、アルミニウムの酸化で、製鋼温度に維持した。アルゴ
ン−酸素混合物の注入後に、融成物から第二回目の試料
を採取して分析した。試r1のバナジウム含有量は1.
78ffi吊%であった。添加したv Oの量、及びV
2O3を添加する前の3 融成物の分析値から、これらの条f−1下でのV2O3
からのバナジウム回収率は、はぼ54%であるという結
論を得た。最終生成物の合金成分は、 C:0.83重量%、Mn:0.27重Φ%、Si:0
.30重量%、Cr:3.89重量%、W:5.62重
量%、V:1.81重足%、MO=4.61重量%、 であった。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までは、本発明に従って化学的に調製
したV2O3粉末粒子の構造を示す顕微鏡写真であって
、 第1図は拡大率100倍の写真であり、第2図4.L第
1図中の大きい粒子の詳細な構造を示すために拡大率を
10,000倍にした写真であり、 第3図は第1図中の小さい粒子の詳細な構造を示づため
に拡大率を10.QOO倍にした写真であり、 第4図は第3図の小さい粒子の構造を更に詳細に示すた
めに拡大率を50.000倍にした写真であり、 第5図は化学的に調製した代表的なV2O32種類の粒
度分布を示すグラフであり、 第6図はスラグ中の重量比G a O/ S i O2
とバナジウム回収率との間の関係を示すグラフである。 代理人 浅 村 皓 図面の浄;堅゛内容に変虹なシ2) Fl、G、I FIG。2 FIG、6 手続補正書(方式) %式% 1、事件の表示 昭和t9年特許願第22’;39B’l 号3、補正を
する者 事件との関係 特許出願人 4、代理人 5、補正命令の日付 昭和6ρ年 1月、16日 6、補正により増加する発明の数 7、補正の対象

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 合金鋼の製造において、 (a)電気炉内で溶融合金鋼を作り、 (b)溶融鋼を電気炉から移動とりべに注入し、(C)
    溶融鋼を移動とりべからAOD容器に詰め込み、 (d)電気炉、移動とりべ又はAOD容器内の溶融鋼に
    、本質的に、化学的に調製した実質的に純粋なV2O3
    から成るバナジウム添加剤を添加し、 (e)AOD容器内で、溶融鋼を被覆する、CaO/5
    i02の重量比が1.0に等しいか又は1.0よりも大
    きい、CaO及び5102を含有するスラグを生成させ
    、 (f)アルミニウム及びケイ素又はこれらの混合物から
    成る群から選定する被酸化性金属を、AOD容器内の溶
    融鋼に添加し、かつ (ill)気体混合物中のアルゴン又は窒素対酸素の割
    合が、溶融鋼と接触している還元性雰囲気を連続的に供
    給するようにしである、アルゴン又は窒素あるいは両者
    と酸素との気体混合物をAOD容器に注入する、 ことを特徴とする方法。
  2. (2) スラグ中のCa O/ S i O2の重量比
    が約1.3と1.8との間である、上記第(1)項に記
    載の方法。
  3. (3) 酸化と同時に溶融鋼を製鋼温度に維持する■の
    被酸化性金属を添加する、上記第(1)項に記載の方法
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