JPS601900B2 - 改質された抗ケ−キング性および再分散性の合成樹脂粉末の製造方法 - Google Patents
改質された抗ケ−キング性および再分散性の合成樹脂粉末の製造方法Info
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- JPS601900B2 JPS601900B2 JP9213380A JP9213380A JPS601900B2 JP S601900 B2 JPS601900 B2 JP S601900B2 JP 9213380 A JP9213380 A JP 9213380A JP 9213380 A JP9213380 A JP 9213380A JP S601900 B2 JPS601900 B2 JP S601900B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は再分散性がよく貯蔵中にケーキングしないビニ
ル系合成樹脂分散物粉末の製法に関する。
ル系合成樹脂分散物粉末の製法に関する。
ビニル系合成樹脂ェマルジョンを乾燥工程、たとえば凍
結乾燥や噴霧乾燥することによって、ビニル系合成樹脂
分散物粉末をつくることは公知である。
結乾燥や噴霧乾燥することによって、ビニル系合成樹脂
分散物粉末をつくることは公知である。
このようなビニル系合成樹脂分散物粉末(以下、パウダ
ーェマルジョンまたは粉末樹脂という)は、接着剤、塗
料、セメント混和剤などの分野で非常に便利に使用され
る。
ーェマルジョンまたは粉末樹脂という)は、接着剤、塗
料、セメント混和剤などの分野で非常に便利に使用され
る。
しかしてパウダーェマルジョンは、本質的には流動性が
よいこと、貯蔵中にケーキングしない(団塊をつくらな
い)こと、水によく再分散してもとのェマルジョンにで
きるだけ近い粒径、粘度などを示すこと、およびそのェ
マルジョンの安定性のよいことが望まれる。
よいこと、貯蔵中にケーキングしない(団塊をつくらな
い)こと、水によく再分散してもとのェマルジョンにで
きるだけ近い粒径、粘度などを示すこと、およびそのェ
マルジョンの安定性のよいことが望まれる。
パウダーェマルジョンの再分散性は、もとのェマルジョ
ンの乳化剤系に左右され、好ましい乳化剤系としては適
量のアニオン性乳化剤と非イオン性乳化剤とポリビニル
アルコールを絹合せた系がよい。
ンの乳化剤系に左右され、好ましい乳化剤系としては適
量のアニオン性乳化剤と非イオン性乳化剤とポリビニル
アルコールを絹合せた系がよい。
パウダーェマルジョンは、接着剤、塗料、セメント混和
剤などに使用されるが、ほとんどのぱあし・屋外の温度
で造膜しなければならないので、再分散したェマルジョ
ンが103○以下の低い造膜温度を示すことが望まれる
。
剤などに使用されるが、ほとんどのぱあし・屋外の温度
で造膜しなければならないので、再分散したェマルジョ
ンが103○以下の低い造膜温度を示すことが望まれる
。
そのためには、もとのェマルジョンの最低造膜温度が低
くなければならないが、最低造膜温度が1oo0以下の
ヱマルジョンは、噴霧乾燥時に短時間の後に乾燥塔の壁
に好ましくない固い附着物を生じてしまい、またえられ
たパウダーェマルジョンも短時間の貯蔵中にケーキング
してしまうという問題がある。
くなければならないが、最低造膜温度が1oo0以下の
ヱマルジョンは、噴霧乾燥時に短時間の後に乾燥塔の壁
に好ましくない固い附着物を生じてしまい、またえられ
たパウダーェマルジョンも短時間の貯蔵中にケーキング
してしまうという問題がある。
これは通常無機質充填剤からなる抗ケーキング剤を同時
に頃霧することにより、付着や団塊化を防止している。
したがって、最低造膜温度の低いパウダ−ェマルジョン
は、通常40%までの無機質充填剤、たとえば珪酸アル
ミニウム、シリカ、炭酸カルシウムなどを含有している
ことになる。
に頃霧することにより、付着や団塊化を防止している。
したがって、最低造膜温度の低いパウダ−ェマルジョン
は、通常40%までの無機質充填剤、たとえば珪酸アル
ミニウム、シリカ、炭酸カルシウムなどを含有している
ことになる。
抗ケーキング剤は、粘着や団塊化を防止することができ
るので、パウダーェマルジョンの貯蔵安定性を改善する
ものであるが、パウダーェマルジョンを応用する際には
有効なバインダー成分がその分だけ減少しているという
欠点にもなっている。
るので、パウダーェマルジョンの貯蔵安定性を改善する
ものであるが、パウダーェマルジョンを応用する際には
有効なバインダー成分がその分だけ減少しているという
欠点にもなっている。
また抗ケーキング剤は、水に対するパウダーェマルジョ
ンの再分散性を低下させ、えられたフィルムの透明性も
低下させるという欠点がある。
ンの再分散性を低下させ、えられたフィルムの透明性も
低下させるという欠点がある。
またぱあし、によっては、抗ケーキング剤の化学的成分
のせいで用途がせばめられることがある。したがつて、
抗ケーキング剤は極力使用したくないのが実情である。
しかもこのように抗ケーキング剤を多量に使用しても、
なお長期間の貯蔵中にケーキングしてしまうことが多い
。本発明者は、この点について鋭意研究を重ねた結果、
特定の乳化剤系を用いて2段重合したェマルジョンを抗
ケーキング剤と共に頃霧乾燥することにより、抗ケーキ
ング剤を必要とせず、最低造膜温度loo○以下を示す
パウダーェマルジョンにもかかわらず、同量の抗ケ−キ
ング剤を使用したぱあし、は、従来のものよりすぐれた
貯蔵安定性を示し、同じ貯蔵安定性を与えるためには従
来のものより抗ケーキング剤の使用量を減らすことがで
きるという事実を見出し、本発明を完成するにいたつた
。
のせいで用途がせばめられることがある。したがつて、
抗ケーキング剤は極力使用したくないのが実情である。
しかもこのように抗ケーキング剤を多量に使用しても、
なお長期間の貯蔵中にケーキングしてしまうことが多い
。本発明者は、この点について鋭意研究を重ねた結果、
特定の乳化剤系を用いて2段重合したェマルジョンを抗
ケーキング剤と共に頃霧乾燥することにより、抗ケーキ
ング剤を必要とせず、最低造膜温度loo○以下を示す
パウダーェマルジョンにもかかわらず、同量の抗ケ−キ
ング剤を使用したぱあし、は、従来のものよりすぐれた
貯蔵安定性を示し、同じ貯蔵安定性を与えるためには従
来のものより抗ケーキング剤の使用量を減らすことがで
きるという事実を見出し、本発明を完成するにいたつた
。
すなわち本発明は、乳化剤として【ィ}共重合体凶に対
して0.02〜1.の重量%のアニオン性界面活性剤、
{ロー共重合体風に対して0.05〜2.の重量%のポ
リオキシェチレン基含有非イオン性界面活性剤、し一共
重合体凶に対して5〜2の重量%の2000、4%水溶
液で3〜45センチポィズの粘度および70〜90モル
%のケン化度を有するポリビニルァルコールの存在下で
、モノェチレン性単量体を乳化重合してえた最低造膜温
度loo0未満の共重合体凶の水性分散液に、1oo○
より高い最低造膜温度を有する共重合体水性分散液を形
成する共重合可能なモノェチレン性単量体温合物B}を
加えて、乳化重合して形成した最低造膜温度が0〜lo
o0の共重合体分散液と、該水性分散液の固形分に対し
て2〜2の重量%の0.01〜0.5ミクロンの粒子径
を有する抗ケーキング剤とを、別々に頃霧して霧状で互
いに混合し乾燥することを特徴とする政質された抗ケー
キング性および再分散性のパウダーェマルジョンの製法
に関するものである。共重合体■の水性分散液を製造す
るためのアニオン性界面活性剤【a)としては、たとえ
ば10〜1針固の炭素原子を有するァルキルサルフェー
ト、アルキルスルホネート、アルキルアリルスルホネー
ト、ポリオキシエチレンアルキルサルフエートなどが用
いられる。
して0.02〜1.の重量%のアニオン性界面活性剤、
{ロー共重合体風に対して0.05〜2.の重量%のポ
リオキシェチレン基含有非イオン性界面活性剤、し一共
重合体凶に対して5〜2の重量%の2000、4%水溶
液で3〜45センチポィズの粘度および70〜90モル
%のケン化度を有するポリビニルァルコールの存在下で
、モノェチレン性単量体を乳化重合してえた最低造膜温
度loo0未満の共重合体凶の水性分散液に、1oo○
より高い最低造膜温度を有する共重合体水性分散液を形
成する共重合可能なモノェチレン性単量体温合物B}を
加えて、乳化重合して形成した最低造膜温度が0〜lo
o0の共重合体分散液と、該水性分散液の固形分に対し
て2〜2の重量%の0.01〜0.5ミクロンの粒子径
を有する抗ケーキング剤とを、別々に頃霧して霧状で互
いに混合し乾燥することを特徴とする政質された抗ケー
キング性および再分散性のパウダーェマルジョンの製法
に関するものである。共重合体■の水性分散液を製造す
るためのアニオン性界面活性剤【a)としては、たとえ
ば10〜1針固の炭素原子を有するァルキルサルフェー
ト、アルキルスルホネート、アルキルアリルスルホネー
ト、ポリオキシエチレンアルキルサルフエートなどが用
いられる。
ポリオキシェチレン基含有非イオン性界面活性剤(b}
としては、たとえばポリエチレングリコールとポリプロ
ピレングリコールとのブロック共重合体、ポリオキシェ
チレンアルキルフェノールェーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルアルコールエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルエステルなどが用いられる。
としては、たとえばポリエチレングリコールとポリプロ
ピレングリコールとのブロック共重合体、ポリオキシェ
チレンアルキルフェノールェーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルアルコールエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルエステルなどが用いられる。
ポリビニルアルコール‘c)としては、20℃、4%水
溶液で3〜45センチボイズの粘度および70〜90モ
ル%、好ましくは85〜90モル%のケン化度を有する
部分ケン化ポリビニルアルコールが用いられる。
溶液で3〜45センチボイズの粘度および70〜90モ
ル%、好ましくは85〜90モル%のケン化度を有する
部分ケン化ポリビニルアルコールが用いられる。
・しかして、これらの乳化剤‘a}
、‘bl、‘c’‘まそれぞれ共重合体のに対して、0
.02〜1.の重量%、0.05〜2.の重量%、5〜
2の重量%の割合で併用しなければならない。
、‘bl、‘c’‘まそれぞれ共重合体のに対して、0
.02〜1.の重量%、0.05〜2.の重量%、5〜
2の重量%の割合で併用しなければならない。
ポリビニルアルコール【小ま重合終了後の水性分散液に
必要あればさらに適宜添加してもよい。
必要あればさらに適宜添加してもよい。
前記3種類の乳化剤を併用しないと、いちじるしく再分
散性の不良なパウダーェマルジョンとなる。つぎに、あ
らかじめ共重合させる最低造膜温度が10qo以下の共
重合体風の共重合成分(モノェチレン性単量体)として
は、たとえば酢酸ビニル、3〜18個の炭素原子を有す
る直鏡状または分岐状カルボン酸のビニルェステル(1
山鹿の炭素原子を有し、Q位で分岐したカルボン酸のピ
ニルヱステルをシェル化学■では登録商標「ベオバ」と
して市販しているので、以下べオバという)、アクリル
酸、メタクリル酸、マレィン酸、ィタコン酸またはフマ
ル酸およびこれらと1〜18個の炭素原子を有する脂肪
族アルコールとのェステル、塩化ビニル、エチレン、ス
チレンなどが用いられる。
散性の不良なパウダーェマルジョンとなる。つぎに、あ
らかじめ共重合させる最低造膜温度が10qo以下の共
重合体風の共重合成分(モノェチレン性単量体)として
は、たとえば酢酸ビニル、3〜18個の炭素原子を有す
る直鏡状または分岐状カルボン酸のビニルェステル(1
山鹿の炭素原子を有し、Q位で分岐したカルボン酸のピ
ニルヱステルをシェル化学■では登録商標「ベオバ」と
して市販しているので、以下べオバという)、アクリル
酸、メタクリル酸、マレィン酸、ィタコン酸またはフマ
ル酸およびこれらと1〜18個の炭素原子を有する脂肪
族アルコールとのェステル、塩化ビニル、エチレン、ス
チレンなどが用いられる。
とくに好ましい単量体の組合せは、エチレン/酢酸ビニ
ルまたはこれらと共重合性の単量体との組合せ、および
酢酸ビニル/9〜11個の炭素原子を有するば位で分岐
したカルボン酸のビニルェステル、またはこれらと共重
合性の単量体との組合せ、および酢酸ビニル/アクリル
酸ェステル、またはアクリル酸ェステル同士の組合せで
ある。しかして共重合体凶からなる水性分散液の最低造
腰温度は前述のごとく、パウダ−ェマルジョンが再分散
して使用されるぱあし、、屋外の温度で造膜しなければ
ならないので、1000未満でなければならない。つい
で、後添加して2段重合させるモノヱチレン性単量体混
合物【B’としては、前記した単量体をいずれも使用す
ることができるが、その組合せは単量体温合物‘Bーだ
けを乳化重合した水性分散液の最低造膜温度が10℃よ
り高くなるように組合さなければならない。
ルまたはこれらと共重合性の単量体との組合せ、および
酢酸ビニル/9〜11個の炭素原子を有するば位で分岐
したカルボン酸のビニルェステル、またはこれらと共重
合性の単量体との組合せ、および酢酸ビニル/アクリル
酸ェステル、またはアクリル酸ェステル同士の組合せで
ある。しかして共重合体凶からなる水性分散液の最低造
腰温度は前述のごとく、パウダ−ェマルジョンが再分散
して使用されるぱあし、、屋外の温度で造膜しなければ
ならないので、1000未満でなければならない。つい
で、後添加して2段重合させるモノヱチレン性単量体混
合物【B’としては、前記した単量体をいずれも使用す
ることができるが、その組合せは単量体温合物‘Bーだ
けを乳化重合した水性分散液の最低造膜温度が10℃よ
り高くなるように組合さなければならない。
共重合体凶からなる水性分散液の最低造膜温度との温度
差は少なくとも500以上が好ましい。共重合体■と単
量体混合物(B)との比率は、共重合体凶10の重量部
に対して、単量体温合物【Bー0.1〜5の重量部が好
ましい。
差は少なくとも500以上が好ましい。共重合体■と単
量体混合物(B)との比率は、共重合体凶10の重量部
に対して、単量体温合物【Bー0.1〜5の重量部が好
ましい。
重合は特殊な重合方法、すなわち2段乳化重合法にした
がって行なえばよい。
がって行なえばよい。
その方法は、まず第1段目の重合を、特定の乳化剤系を
用いて前記の単量体を公知の方法で行ない共重合体凶の
水性分散液をつくる。
用いて前記の単量体を公知の方法で行ない共重合体凶の
水性分散液をつくる。
ついで第2段目として、前記モノェチレン性単量体混合
物‘B’を追加して共重合させる。もちろんあらかじめ
共重合体■の水性分散液を製造しておき、これに単島体
混合物曲を加えて2段重合してもよい。共重合体凶に比
して単量体混合物曲の量が少量のときは、重合開始剤の
みを追加すればよいが、‘B}が多量のぱあし、はさら
に乳化剤を追加する必要がある。えられた共重合体水性
分散液の最低造膜温度は1oo0以下で使用されること
が多いから、実用的には0〜1び○が好ましい。えられ
た共重合体水性分散液は約30〜6の重量%の固形分を
有しているが、つぎの噴霧乾燥工程を行なうためには、
約30〜4の重量%の固形分になるように水またはポリ
ビニルアルコール水溶液で稀釈するとよい。
物‘B’を追加して共重合させる。もちろんあらかじめ
共重合体■の水性分散液を製造しておき、これに単島体
混合物曲を加えて2段重合してもよい。共重合体凶に比
して単量体混合物曲の量が少量のときは、重合開始剤の
みを追加すればよいが、‘B}が多量のぱあし、はさら
に乳化剤を追加する必要がある。えられた共重合体水性
分散液の最低造膜温度は1oo0以下で使用されること
が多いから、実用的には0〜1び○が好ましい。えられ
た共重合体水性分散液は約30〜6の重量%の固形分を
有しているが、つぎの噴霧乾燥工程を行なうためには、
約30〜4の重量%の固形分になるように水またはポリ
ビニルアルコール水溶液で稀釈するとよい。
噴務乾燥時には、抗ケーキング剤を併用しなければなら
ない。
ない。
このとき、必要があれば抗粘結剤を同時に頃霧してもよ
い。適当な抗ケーキング剤としては、0.01〜0.5
ミクロンの平均粒度を有する珪酸アルミニウム、無水珪
酸または炭酸カルシウムが使用され、水性分散液の固形
分に対して2〜2の重量%の量で用いるのが好ましい。
抗ケーキング剤は頃霧乾燥塔内に水性分散液とは別々に
頃露して霧状で互いに混合して乾燥する。えられた本発
明のパウダーェマルジョンは、きわめてすぐれた抗ケー
キング性を有し、水を添加すると速やかに再分散しても
との水性分散液とほとんど同じ状態にもどる性能を有し
ている。
い。適当な抗ケーキング剤としては、0.01〜0.5
ミクロンの平均粒度を有する珪酸アルミニウム、無水珪
酸または炭酸カルシウムが使用され、水性分散液の固形
分に対して2〜2の重量%の量で用いるのが好ましい。
抗ケーキング剤は頃霧乾燥塔内に水性分散液とは別々に
頃露して霧状で互いに混合して乾燥する。えられた本発
明のパウダーェマルジョンは、きわめてすぐれた抗ケー
キング性を有し、水を添加すると速やかに再分散しても
との水性分散液とほとんど同じ状態にもどる性能を有し
ている。
本発明のパウダーェマルジョンは、接着剤、塗料、樹脂
混入セメントモルタルなどを製造するのに適しており、
とくに水を加えるだけで使用できる乾燥混合物を有利に
製造することができる。つぎに実施例をあげて本発明の
方法を説明する。なお実施例中で部および%とあるのは
それぞれ重量部および重量%である。実施例 1 {1} 第1段(酢酸ビニル/べオバ)および第2段(
酢酸ビニル/べオバ)の共重合体水性分散液の製造m−
1 (第1段の乳化重合) アンカー型櫨梓機および還流冷却器を備えた重合容器中
に、40の部の水と、2000、4%の水溶液で&Pの
粘度および88モル%のケン化度を有するポリビニルア
ルコール27部と「ポリエチレングリコールとポリプロ
ピレングリコ−ルの分子量約2000を有するブロック
共重合体1.5部と、0.24部のラウリル硫酸ソーダ
と、0.6部の無水酢酸ソーダを仕込み、重合開始剤と
して0.4部の過硫酸アンモニウムを8部の水に溶解し
た溶液を用い、内塩80ooにおいて、90部の酢酸ピ
ニルと21戊部のべオバの混合単量体を3時間にわたっ
て滴下して重合を完了した。
混入セメントモルタルなどを製造するのに適しており、
とくに水を加えるだけで使用できる乾燥混合物を有利に
製造することができる。つぎに実施例をあげて本発明の
方法を説明する。なお実施例中で部および%とあるのは
それぞれ重量部および重量%である。実施例 1 {1} 第1段(酢酸ビニル/べオバ)および第2段(
酢酸ビニル/べオバ)の共重合体水性分散液の製造m−
1 (第1段の乳化重合) アンカー型櫨梓機および還流冷却器を備えた重合容器中
に、40の部の水と、2000、4%の水溶液で&Pの
粘度および88モル%のケン化度を有するポリビニルア
ルコール27部と「ポリエチレングリコールとポリプロ
ピレングリコ−ルの分子量約2000を有するブロック
共重合体1.5部と、0.24部のラウリル硫酸ソーダ
と、0.6部の無水酢酸ソーダを仕込み、重合開始剤と
して0.4部の過硫酸アンモニウムを8部の水に溶解し
た溶液を用い、内塩80ooにおいて、90部の酢酸ピ
ニルと21戊部のべオバの混合単量体を3時間にわたっ
て滴下して重合を完了した。
えられた共重合体水性分散液に、2000、4%水溶液
の粘度が4cPで、ケン化度が88モル%のポリビニル
アルコール7.5部を、30部の水に溶解した溶液を混
合した。
の粘度が4cPで、ケン化度が88モル%のポリビニル
アルコール7.5部を、30部の水に溶解した溶液を混
合した。
えられた濃度約43.5%の共重合体水性分散液は、4
℃の最低造膜温度と、約300比Pの粘度を有していた
。
℃の最低造膜温度と、約300比Pの粘度を有していた
。
(1}−2 (第2段の乳化重合)
引続き内温を8000に保ち、0.1部の過硫酸アンモ
ニウムを2部の水に溶かした溶液を用い「 55部の酢
酸ビニルと45部のべオバとの混合単量体を約1時間に
わたって滴下し、滴下終了後約1時間同温度に保って重
合を完結した。
ニウムを2部の水に溶かした溶液を用い「 55部の酢
酸ビニルと45部のべオバとの混合単量体を約1時間に
わたって滴下し、滴下終了後約1時間同温度に保って重
合を完結した。
えられた濃度約50%の共重合体水性分散液は、5℃の
最低造膜温度と、約850比Pの粘度を有していた。
最低造膜温度と、約850比Pの粘度を有していた。
なお、第2段の乳化重合に用いた混合単量体のみを常法
で乳化重合した水性分散液の最低造膜温度は1000で
あった。
で乳化重合した水性分散液の最低造膜温度は1000で
あった。
(2} パウダーェマルジョンの製造
実施例1一mで製造した共重合体水性分散液を、水で濃
度40%に希釈した。
度40%に希釈した。
贋霧乾燥装置としては、1.6肌の直径と4肌の高さを
有する円筒部分と、高さ2のを有する円錐部分とからな
る塔を用いた。
有する円筒部分と、高さ2のを有する円錐部分とからな
る塔を用いた。
分散液は偏心スクリューポンプを用いて、直径3側の孔
を有する二蓮燈霧ノズルに供給した。
を有する二蓮燈霧ノズルに供給した。
乾燥は並流で行ない、乾燥ガスとしては流量750〆/
hrのチッ素ガスを用い、ガスの温度は塔入口で115
q0、サイクロン形分離器において65つ○であった。
噴霧ノズルへの空気の装入量は毎時7の部で、ノズル前
面の圧力は5気圧、温度は23q○であった。壁の近く
に、かつ第1の二蓮ノズルから僅か下方に設けられた第
2の二蓮/ズルを通して抗ケーキング剤を、水性分散液
の固形分合有量に対して5%の量で、乾燥状態のまま水
性分散液と一緒に頃露した。
hrのチッ素ガスを用い、ガスの温度は塔入口で115
q0、サイクロン形分離器において65つ○であった。
噴霧ノズルへの空気の装入量は毎時7の部で、ノズル前
面の圧力は5気圧、温度は23q○であった。壁の近く
に、かつ第1の二蓮ノズルから僅か下方に設けられた第
2の二蓮/ズルを通して抗ケーキング剤を、水性分散液
の固形分合有量に対して5%の量で、乾燥状態のまま水
性分散液と一緒に頃露した。
抗ケーキング剤としては、93%のSi02を含有する
表面積250で′夕および0.02仏の粒径を有する無
水珪酸の粉末を用いた。
表面積250で′夕および0.02仏の粒径を有する無
水珪酸の粉末を用いた。
えられたパウダーェマルジョンは再分散性がよく、かつ
良好な貯蔵安定性を示した。
良好な貯蔵安定性を示した。
すなわち、この粉末は200タ′cその荷重下に50℃
で1週間貯蔵したのちであってもケーキングしなかった
。
で1週間貯蔵したのちであってもケーキングしなかった
。
この粉末の見掛け比重は約0.4であった。
この粉末を水に溶かしてえた濃度50%の水性分散液の
粘度は約700比Pであった。実施例 2 {1)第1段(酢酸ビニル/べオバ)および第2段(ス
チレン/アクリル)の共重合体水性分散液の製造【1)
−1 (第1段の乳化重合) 実施例1の‘1)−1において、重合容器に最初に仕込
む40戊邦の水に代えて33礎部の水を仕込んだほかは
、実施例1の(11−1とまったく同様にして、約50
%の濃度と、4℃の最低造膜温度と約500比Pの粘度
を有する酢酸ビニル/べオバ共重合体水性分散液をえた
。
粘度は約700比Pであった。実施例 2 {1)第1段(酢酸ビニル/べオバ)および第2段(ス
チレン/アクリル)の共重合体水性分散液の製造【1)
−1 (第1段の乳化重合) 実施例1の‘1)−1において、重合容器に最初に仕込
む40戊邦の水に代えて33礎部の水を仕込んだほかは
、実施例1の(11−1とまったく同様にして、約50
%の濃度と、4℃の最低造膜温度と約500比Pの粘度
を有する酢酸ビニル/べオバ共重合体水性分散液をえた
。
m−2 (第2段の乳化重合)
内温を常温に冷却し、スチレン1戊部とブチルアクリレ
ート5部を加えて混合し、全量で0.15部のペンゾィ
ルパーオキサイドの中から3分の1量を添加し、内温を
70℃に上昇させて重合反応を開始した。
ート5部を加えて混合し、全量で0.15部のペンゾィ
ルパーオキサイドの中から3分の1量を添加し、内温を
70℃に上昇させて重合反応を開始した。
30分後、スチレン10部とブチルアクリレート5部と
ペンゾイルパーオキサィドの残部の混合液を3時間にわ
たって滴下し、滴下終了後約1時間同温度に保って重合
を完結した。
ペンゾイルパーオキサィドの残部の混合液を3時間にわ
たって滴下し、滴下終了後約1時間同温度に保って重合
を完結した。
えられた濃度約50%の共重合体水性分散液は、4℃の
最低造膜温度と約600比Pの粘度を有していた。
最低造膜温度と約600比Pの粘度を有していた。
なお、第2段の乳化重合に用いた混合単量体のみを常法
で乳化重合した水性分散液の最低造膜温度は1oo0で
あった。
で乳化重合した水性分散液の最低造膜温度は1oo0で
あった。
■ パウダーェマルジョンの製造
実施例1の【2)とまったく同様にして、パウダーヱマ
ルジヨンをえた。
ルジヨンをえた。
えられたパウダーェマルジョンは再分散性がよく、かつ
良好な貯蔵安定性を示した。
良好な貯蔵安定性を示した。
すなわち、この粉末は200夕/地の荷重下に50℃で
1週間貯蔵したのちであってもケーキングしなかつた。
1週間貯蔵したのちであってもケーキングしなかつた。
この粉末の見掛け比重は約0.4であった。この粉末を
水に溶かしてえた濃度50%の水性分散液の粘度は約5
00比Pであった。実施例 3 (1} 第1段(酢酸ビニル/エチレン)および第2段
(酢酸ビニル/エチレン)の共重合体水性分散液の製造
(1)−1 (第1段の乳化重合)温度調節装置および
撹梓手段を備えた加圧反応容器に、0.7部のラウリル
硫酸ソーダ、30モルのエチレンオキサィドを含有する
ポリオキシエチレンノニルフエノールエーテル76部と
、20oo、4%水溶液で約めPの粘度および88モル
%のケン化度を有するポリビニルアルコール68部と、
20q○、4%水溶液で約1枕Pの粘度および88モル
%のケン化度を有するポリビニルアルコール14部と、
1.5部の無水酢酸ソーダと、水77碇都を仕込み、反
応容器内をチッ素置換し、ついでエチレンで置換し、撹
拝しながら76部の酢酸ビニルを添加し、容器内温を6
0ooに昇溢した。
水に溶かしてえた濃度50%の水性分散液の粘度は約5
00比Pであった。実施例 3 (1} 第1段(酢酸ビニル/エチレン)および第2段
(酢酸ビニル/エチレン)の共重合体水性分散液の製造
(1)−1 (第1段の乳化重合)温度調節装置および
撹梓手段を備えた加圧反応容器に、0.7部のラウリル
硫酸ソーダ、30モルのエチレンオキサィドを含有する
ポリオキシエチレンノニルフエノールエーテル76部と
、20oo、4%水溶液で約めPの粘度および88モル
%のケン化度を有するポリビニルアルコール68部と、
20q○、4%水溶液で約1枕Pの粘度および88モル
%のケン化度を有するポリビニルアルコール14部と、
1.5部の無水酢酸ソーダと、水77碇都を仕込み、反
応容器内をチッ素置換し、ついでエチレンで置換し、撹
拝しながら76部の酢酸ビニルを添加し、容器内温を6
0ooに昇溢した。
ついで0.6部の過硫酸アンモニウムを5碇部の水に溶
かした溶液を添加し、内温を8000に昇温した。その
間にエチレンを2戊気圧になるまで添加した。80℃に
到達したとき、0.42部の過硫酸アンモニウムを35
部の水に溶かした溶液と688部の酢酸ビニルを5時間
にわたって滴下した。
かした溶液を添加し、内温を8000に昇温した。その
間にエチレンを2戊気圧になるまで添加した。80℃に
到達したとき、0.42部の過硫酸アンモニウムを35
部の水に溶かした溶液と688部の酢酸ビニルを5時間
にわたって滴下した。
この間、内温を80qo、エチレン圧を2疎気圧に保持
した。滴下終了後、0.18部の過硫酸アンモニウムを
15部の水に溶かした溶液を添加し、内塩を8すのこ上
げ1時間半加熱を続けた。ついでエチレンの供給をとめ
、室温に冷却した。ついで20℃、4%の水溶液で心P
の粘度および88モル%のケン化度を有するポリビニル
アルコール22部を、128部の水に溶解した溶液を添
加混合した。えられた酢酸ビニル/エチレン−共重合体
水性分散液は、濃度50%、エチレン含有量14%、残
存モノマー0.5%以下、粘度約600比P、最低造膜
温度0℃であった。
した。滴下終了後、0.18部の過硫酸アンモニウムを
15部の水に溶かした溶液を添加し、内塩を8すのこ上
げ1時間半加熱を続けた。ついでエチレンの供給をとめ
、室温に冷却した。ついで20℃、4%の水溶液で心P
の粘度および88モル%のケン化度を有するポリビニル
アルコール22部を、128部の水に溶解した溶液を添
加混合した。えられた酢酸ビニル/エチレン−共重合体
水性分散液は、濃度50%、エチレン含有量14%、残
存モノマー0.5%以下、粘度約600比P、最低造膜
温度0℃であった。
‘1}一2 (第2段の乳化重合)
{1}−1の乳化重合が終了したのち、水380部を加
えて内温を60qoに上げ、0.3部の過硫酸アンモニ
ウムを25部の水に溶かした溶液を添加し、ついで内温
を80o0に昇温するとともに、エチレンを10気圧に
なるように添加した。
えて内温を60qoに上げ、0.3部の過硫酸アンモニ
ウムを25部の水に溶かした溶液を添加し、ついで内温
を80o0に昇温するとともに、エチレンを10気圧に
なるように添加した。
内温が80qoに到達したとき、361部の酢酸ビニル
を3時間にわたって滴下した。
を3時間にわたって滴下した。
その間内温を80qo、エチレン圧を1疎気圧に保持し
た。滴下終了後、0.1部の過硫酸アンモニウムを1碇
部の水に溶かした溶液を添加し、内温を8yoに上げ1
時間加熱したのち、エチレンの供給をとめ、室温に冷却
した。
た。滴下終了後、0.1部の過硫酸アンモニウムを1碇
部の水に溶かした溶液を添加し、内温を8yoに上げ1
時間加熱したのち、エチレンの供給をとめ、室温に冷却
した。
えられた酢酸ビニル/エチレン−共重合体水性分散液は
、濃度50%、ェレン含有量11.3重量%、残存モノ
マー0.5%以下、粘度約450比P、最低造膜温度3
℃であった。
、濃度50%、ェレン含有量11.3重量%、残存モノ
マー0.5%以下、粘度約450比P、最低造膜温度3
℃であった。
なお、第1段目の重合を行なわず、第2段目のみを行な
ってえた水性分散液の最低造膜温度は1oo0であった
。
ってえた水性分散液の最低造膜温度は1oo0であった
。
■ パウダーェマルジョンの製造
実施例1の‘2}とまったく同様にしてパウダーエマル
ジョンをえた。
ジョンをえた。
えられたパウダーェマルジョンは再分散性がよく、かつ
良好な貯蔵安定性を示した。
良好な貯蔵安定性を示した。
すなわち、この粉末は200タ′c流の荷重下に50。
0で1週間貯蔵したあとであってもケーキングしなかつ
た。この粉末を水に溶かしてえた濃度50%の水性分散
液の粘度は約500比Pであった。
た。この粉末を水に溶かしてえた濃度50%の水性分散
液の粘度は約500比Pであった。
実施例 4
【1ー 第1段(酢酸ビニル/エチレン)および第2段
(スチレンノブチルアクリレート)の共重合体水性分散
液の製造実施例3のm−1でえた酢酸ビニル/エチレン
−共重合体ェマルジョン14碇部と水30部をアンカー
型撹梓機および還流冷却器を備えた重合容器に仕込み、
撹拝しながら、スチレン5部とブチルァクリレート5部
を添加しよく混合した。
(スチレンノブチルアクリレート)の共重合体水性分散
液の製造実施例3のm−1でえた酢酸ビニル/エチレン
−共重合体ェマルジョン14碇部と水30部をアンカー
型撹梓機および還流冷却器を備えた重合容器に仕込み、
撹拝しながら、スチレン5部とブチルァクリレート5部
を添加しよく混合した。
0.05部の過硫酸アンモニウムを1部の水に溶かした
溶液の中から3分の1量を添加して、内温を70ooに
上昇させて重合を開始した。
溶液の中から3分の1量を添加して、内温を70ooに
上昇させて重合を開始した。
3ぴ分後、スチレン1碇都とブチルアクリレート1戊部
の混合液と過硫酸アンモニウム溶液の残部とを3時間に
わたって滴下し、滴下終了後約1時間同温度に保って重
合を完結した。
の混合液と過硫酸アンモニウム溶液の残部とを3時間に
わたって滴下し、滴下終了後約1時間同温度に保って重
合を完結した。
えられた濃度約50%の共重合体水性分散液は、1℃の
最低造膜温度と約200比Pの粘度を有していた。
最低造膜温度と約200比Pの粘度を有していた。
■ パウダーェマルジョンの製造
実施例1の(2}とまったく同様にしてパウダーエマル
ジヨンをえた。
ジヨンをえた。
えられたパウダーェマルジョンは再分散性がよく、かつ
実施例1と同様良好な貯蔵安定性を示した。
実施例1と同様良好な貯蔵安定性を示した。
この粉末を水に溶かしてえた濃度50%の水性分散液の
粘度は約100比Pであった。
粘度は約100比Pであった。
実施例 5
‘1ー 第1段(ブチルアクリレート/酢酸ビニル)お
よび第2段(ブチルアクリレート/メチルメタクリレー
ト)の共重合体水性分散液の製造‘1}−1 (第1段
の乳化重合)アンカー型撹梓機および還流冷却器を備え
た重合容器中に、40の部の水と、20午0、4%の水
溶液で枕Pの粘度および88モル%のケン化度を有する
ポリビニルアルコール35部と、ポリエチレングリコー
ルとポリプ。
よび第2段(ブチルアクリレート/メチルメタクリレー
ト)の共重合体水性分散液の製造‘1}−1 (第1段
の乳化重合)アンカー型撹梓機および還流冷却器を備え
た重合容器中に、40の部の水と、20午0、4%の水
溶液で枕Pの粘度および88モル%のケン化度を有する
ポリビニルアルコール35部と、ポリエチレングリコー
ルとポリプ。
ピレソグリコールの分子量約2000を有するブロック
共重合体2部と、0.5部のドデシルベンゼンスルホン
酸ソーダと、0.6部の無水酢酸ソーダを仕込み、重合
開始剤として0.5部の過硫酸アンモニウムを1碇部の
水に溶解した溶液を用い、内温80ooにおいて20碇
都の酢酸ビニルと100部のブチルアクリレートの混合
単量体を3時間にわたって滴下して重合を完結した。え
られた水性分散液の最低造膜温度は0℃であった。
共重合体2部と、0.5部のドデシルベンゼンスルホン
酸ソーダと、0.6部の無水酢酸ソーダを仕込み、重合
開始剤として0.5部の過硫酸アンモニウムを1碇部の
水に溶解した溶液を用い、内温80ooにおいて20碇
都の酢酸ビニルと100部のブチルアクリレートの混合
単量体を3時間にわたって滴下して重合を完結した。え
られた水性分散液の最低造膜温度は0℃であった。
(1}−2 (第2段の乳化重合)
内温を常温に冷却し、ブチルアクリレート15部とメチ
ルメタクリレート35部を添加しよく混合した。
ルメタクリレート35部を添加しよく混合した。
0.15部の過硫酸アンモニウムを3部の水に溶かした
溶液の中から、3分の1量を添加して内温を7000に
上昇させて重合を開始した。
溶液の中から、3分の1量を添加して内温を7000に
上昇させて重合を開始した。
30分後、ブチルアクリレート15部とメチルメタクリ
レート35部の混合液と、過硫酸アンモニウムの残部と
を4時間にわたって滴下し、滴下終了後約1時間同温度
に保って重合を完結した。
レート35部の混合液と、過硫酸アンモニウムの残部と
を4時間にわたって滴下し、滴下終了後約1時間同温度
に保って重合を完結した。
えられた濃度約50%の共重合体水性分散液は、2℃の
最低造膜温度と約350比Pの粘度を有していた。
最低造膜温度と約350比Pの粘度を有していた。
なお第2段の乳化重合に用いた混合単量体のみを常法で
乳化重合した水性分散液の最低造膜温度120であった
。
乳化重合した水性分散液の最低造膜温度120であった
。
■ パウダーェマルジョンの製造
実施例1の(2}とまったく同様にしてパウダーエマル
ジヨンをえた。
ジヨンをえた。
えられたパウダーェマルジョンは再分散性がよく、かつ
実施例1と同様の良好な貯蔵安定性を示した。
実施例1と同様の良好な貯蔵安定性を示した。
この粉末を水に溶かしてえた濃度50%の水性分散液の
粘度は約200比Pであった。
粘度は約200比Pであった。
比較例 1
実施例4において、第2段重合を行なわなかったほかは
実施例4とまったく同様にして粉末樹脂を製造した。
実施例4とまったく同様にして粉末樹脂を製造した。
えられた粉末樹脂は実施例4のものと比べて貯蔵安定性
が不良であった。
が不良であった。
すなわち、この粉末は200夕/地の碗重下に5000
で3鼠時間貯蔵しただけでケーキングした。
で3鼠時間貯蔵しただけでケーキングした。
比較例 2比較例1において、噂霧乾燥時に使用した水
性分散液の固形分含有量に対して5%の量の抗ケーキン
グ剤の量を20%に増量したほかは比較例1とまったく
同様にして粉末樹脂を製造した。えられた粉末樹脂の貯
蔵安定性は、比較例1のものに比べてわずかによくなっ
たが、200夕/めの荷重下に5000で3日目にケー
キングした。
性分散液の固形分含有量に対して5%の量の抗ケーキン
グ剤の量を20%に増量したほかは比較例1とまったく
同様にして粉末樹脂を製造した。えられた粉末樹脂の貯
蔵安定性は、比較例1のものに比べてわずかによくなっ
たが、200夕/めの荷重下に5000で3日目にケー
キングした。
比較例 3実施例1において、第2段目の重合時に55
部の酢酸ビニルと45部のべオバに代えて、6碇部のブ
チルアクリレートと4の邦のメチルメタクリレートを使
用して、濃度約50%、最低造膜温度1℃、粘度約30
0比Pの水性分散液をつくり、実施例1と同様に隣霧乾
燥したところ、乾燥塔の内壁に大量の塊状物が付着し、
ごく少量の粉末しかえられなかつた。
部の酢酸ビニルと45部のべオバに代えて、6碇部のブ
チルアクリレートと4の邦のメチルメタクリレートを使
用して、濃度約50%、最低造膜温度1℃、粘度約30
0比Pの水性分散液をつくり、実施例1と同様に隣霧乾
燥したところ、乾燥塔の内壁に大量の塊状物が付着し、
ごく少量の粉末しかえられなかつた。
また、えられた粉末樹脂は貯蔵安定性がいちじるしく不
良であった。
良であった。
なお6$部のブチルアクリレートと4の郭のメチルメタ
クリレートを常法により乳化重合してえた水性分散液の
最低造膜温度は0℃であった。
クリレートを常法により乳化重合してえた水性分散液の
最低造膜温度は0℃であった。
比較例 4
実施例4において、第1段目の重合時にポリビニルアル
コールを使用しなかったほかは実施例4とまったく同様
にして粉末樹脂を製造した。
コールを使用しなかったほかは実施例4とまったく同様
にして粉末樹脂を製造した。
えられた粉末樹脂は塊状物が多く、水に対する再分散性
もいちじるしく不良であった。比較例 5 実施例4において、第1段目の重合時にポリオキシエチ
レンノニルフエノールェーテルを使用しなかったほかは
実施例4とまったく同様にして粉末樹脂を製造した。
もいちじるしく不良であった。比較例 5 実施例4において、第1段目の重合時にポリオキシエチ
レンノニルフエノールェーテルを使用しなかったほかは
実施例4とまったく同様にして粉末樹脂を製造した。
えられた粉末樹脂はケーキングしやすく、水に対する再
分散性も不良であった。
分散性も不良であった。
比較例 6
実施例4において、第1段目の重合時にラウリル硫酸ソ
ーダを使用しなかったほかは実施例4とまったく同様に
して粉末樹脂を製造した。
ーダを使用しなかったほかは実施例4とまったく同様に
して粉末樹脂を製造した。
えられた粉末樹脂はケーキングしやすく、水に対する再
分散性も不良であった。
分散性も不良であった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 乳化剤として (イ)共重合体(A)に対して0.02〜1.0重量%
のアニオン性界面活性剤(ロ)共重合体(A)に対して
0.05〜2.0重量%のポリオキシエチレン基含有非
イオン性界面活性剤(ハ)共重合体(A)に対して5〜
20重量%の、20℃、4%水溶液で3〜45センチポ
イズの粘度および70〜90モル%のケン化度を有する
ポリビニルアルコールの存在下で、モノエチレン性単量
体を乳化重合してえた最低造膜温度10℃未満の共重合
体(A)の水性分散液に、10℃より高い最低造膜温度
を有する共重合体水性分散液を形成する共重合可能なモ
ノエチレン性単量体混合物(B)を加えて、乳化重合し
て形成した最低造膜温度が0〜10℃の共重合体分散液
と、該水性分散液の固形分に対して2〜20重量%の0
.01〜0.5ミクロンの粒子径を有する抗ケーキング
剤とを、別々に噴霧して霧状で互いに混合し乾燥するこ
とを特徴とする改質された抗ケーキング性および再分散
性の合成樹脂粉末の製造方法。 2 最低造膜温度10℃未満の共重合体(A)がエチレ
ン/酢酸ビニル系共重合体である特許請求の範囲第1項
記載の合成樹脂粉末の製造方法。 3 最低造膜温度10℃未満の共重合体(A)が酢酸ビ
ニル/9〜11個の炭素原子を有するα位で分岐したカ
ルボン酸のビニルエステル系共重合体である特許請求の
範囲第1項記載の合成樹脂粉末の製造方法。 4 最低造膜温度10℃以上の共重合体を形成する単量
体混合物(B)がエチレン/酢酸ビニルまたはこれらと
共重合性の単量体との組合せよりなる特許請求の範囲第
1項記載の合成樹脂粉末の製造方法。 5 最低造膜温度10℃以上の共重合体を形成する単量
体混合物(B)が、酢酸ビニル/9〜11個の炭素原子
を有するα位で分岐したカルボン酸のビニルエステルま
たはこれらと共重合性の単量体との組合せよりなる特許
請求の範囲第1項記載の合成樹脂粉末の製造方法。 6 最低造膜温度10℃以上の共重合体を形成する単量
体混合物(B)がスチレンおよび(または)メチルメタ
クリレートを含む単量体の組合せよりなる特許請求の範
囲第1項記載の合成樹脂粉末の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9213380A JPS601900B2 (ja) | 1980-07-04 | 1980-07-04 | 改質された抗ケ−キング性および再分散性の合成樹脂粉末の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9213380A JPS601900B2 (ja) | 1980-07-04 | 1980-07-04 | 改質された抗ケ−キング性および再分散性の合成樹脂粉末の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5716059A JPS5716059A (en) | 1982-01-27 |
JPS601900B2 true JPS601900B2 (ja) | 1985-01-18 |
Family
ID=14045929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9213380A Expired JPS601900B2 (ja) | 1980-07-04 | 1980-07-04 | 改質された抗ケ−キング性および再分散性の合成樹脂粉末の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS601900B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02111458U (ja) * | 1989-02-22 | 1990-09-06 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4715174B2 (ja) * | 2004-11-26 | 2011-07-06 | セイコーエプソン株式会社 | 樹脂微粒子の製造方法、および樹脂微粒子の製造装置 |
-
1980
- 1980-07-04 JP JP9213380A patent/JPS601900B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02111458U (ja) * | 1989-02-22 | 1990-09-06 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5716059A (en) | 1982-01-27 |
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