JPS6018958Y2

JPS6018958Y2 - 検索用フアイル

Info

Publication number: JPS6018958Y2
Application number: JP7538181U
Authority: JP
Inventors: 経人田中
Original assignee: リヒト産業株式会社
Priority date: 1981-05-25
Filing date: 1981-05-25
Publication date: 1985-06-07
Also published as: JPS57187771U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は検索用ファイル、詳しくは、一側にコード符号
を備え、このコード符号をファイル検索機の選択装置に
より自動的に続取って検索するごとくした検索用ファイ
ルに関する。

一般に、此種ファイルのコード符号は、印刷或いは薄膜
の貼付けにより形成するか、又は刃物による切欠により
形成しているが、何れの場合でも、一連のコード符号を
もったファイルを多数形成するとき、該ファイルの形成
に多大の手間を要し、コード符号をもったファイルの量
産ができなくてコスト高となるばかりか、このファイル
の管理も煩雑となる問題があった。

本考案は以上の如き従来の問題点に鑑み考案したもので
、コード符号をもったファイルを多数形成する場合でも
、多大の手間をかけることなく簡単に、かつ容易に形成
でき、コストダウンを行なうことができると共に、ファ
イルの管理も容易に行なうことができるようにしたもの
であって、複数枚の紙葉を収容可能としたファイル本体
と、上下方向に延び、前記ファイル本体の一側に固定し
、該ファイル本体を保持する側縁体とから威り、該側縁
体の背面に一定間隔を置いて多数の切溝を設けると共に
、これら切溝の溝底間を薄肉として折曲げにより切取可
能で、かつ、ホトセンサーにより読取可能な多数の符号
片を設け、これら符号片のうち、所望の符号片を切取っ
てコード符号を形成するごとくしたことを徴とするもで
ある。

以下本考案ファイルの実施例を図面に基づいて説明する
。

本考案ファイルは、複数枚の紙葉を収容可能としたファ
イル本体１と、上下方向に延び、前記ファイル本体１の
一側に固定し、該ファイル本体１を保持する側縁体２と
により構成して、前記側縁体２にコード符号３を設けた
のである。

しかして前記側縁体２は、例えば扁平な縦長状の合成樹
脂板により形成して、その背面２ａ上部に、長さ方向に
一定間隔を置いて多数の切溝２１を設けると共に、これ
ら切溝２１の溝底間を薄肉２２として折曲げにより切取
可能で、かつホトセンサーにより読取可能な多数の符号
片３１を列設し、これら符号片３１のうち、所望の符号
片３１を折曲げにより切取ってコード符号３を形成する
のである。

尚、このコード符号３を形成する部分の前記背面は、光
線が反射するようになっている。

尚、前記側縁体２には、検索レバー４を、前記背面２ａ
の内方に侠客する第１装置ａと、前記背面２ａの外方に
突出する第２位置すとに揺動可能に枢着して、このレバ
ー４を、非検索時は前記第１位置ａに収容し、ファイル
検索機の選択装置による検索時は前記第２位置すに突出
させて検索するごとく威すと共に、フック状の引掛片２
３を長さ方向に所定間隔を置いて複数個設け、更に上下
両端から外方に突出する位置決め片２４．２５を設けて
、ファイル検索機のファイル収容リールへの収容時、前
記位置決め片２４．２５を、前記リールの外周部に設け
た位置決め溝に嵌合させるようにしている。

前記検索レバー４は、ピン孔をもった取付基部４１と、
該基部４１から一方側に延びる検索部４２と、他方側に
延びる表示部４３とから威り、前記基部４１を、ピン５
を介して前記側縁体２の長さ方向中央部に枢着し、この
基部４１に対し下方位置に前記検索部４２を配置し、上
方位置に前記表示部４３を配置して、前記選択装置によ
る検索時、選択装置のソレノイドを前記検索部４２に衝
突させて、検索レバー４を揺動させ、前記表示部４３を
前記第２位置すに突出させるごとく威している。

又、前記ファイル本体１は、例えば矩形状の厚紙を、３
つの折曲部１ａ、ｌｂ、ｌｃから略Ｍ字形に折曲げて形
成するのであって、表表紙１１と裏表紙１２と、これら
表紙１１．１２を連結する断面略■字形の背表紙１３と
から戒り、前記背表紙１３の外側凹入部１３ａに前記側
縁体２を挿嵌すると共に、前記背表紙１３に、前記側縁
体２の引掛片２３と係合する係止具６を取付けて、前記
引掛片２３の係止具６への引掛けにより側縁体２をファ
イル本体１に着脱可能に取付けるのである。

又、前記ファイル本体１には、前記検索レバー４との対
向部分に切欠部１４を設けて、ファイル本体１が前記レ
バー４に直接接触して揺動時の抵抗となるのを防いでい
ると共に、前記背表紙１３に綴り金具（図示せず）を取
付けて、この綴り金具により複数枚の紙葉を綴るように
している。

尚、前記ファイル本体１は、断面略Ｍ字形に形成しで、
開閉できる構造とする他、一側が開放した袋状に形成し
て、この袋状ファイル本体１に前記側縁体２を取付けて
もよい。

又、前記側縁体２は着脱可能に取付ける他、接着などの
固定手段により着脱可能に取付けてもよい。

本考案は以上の如く構成するもので、コード符号をもっ
た多数のファイルを形成する場合は、多数の符号片３１
をもった同じ形状のファイルを多数形威し、これらファ
イルの前記符号片３１のうち、所望の符号片３１を、側
縁体２の厚さ方向両側に折曲げて切取り、前記コード符
号３を形成するのである。

斯くすることにより、符号片３１をもった同じ形状のフ
ァイルを量産できるし、しかもこれらファイルの符号片
３１のうち、所望の符号片３１を折曲げて切取るだけの
極めて簡単な作業でコード符号を形成できるのである。

又、ファイルの使用に際しては、第５，６図に示す如く
多数のファイルを円形状に並置して収容するリール７１
と、該リール７１の外周を周回し、前記ファイルの一つ
を前記リール７１から検索する選択装置７２及び該選択
装置７２を駆動する駆動装置７３とを備えたファイル検
索機の前記リール７１に多数のファイルＡを円形状に並
置するのである。

そして前記選択装置７２を、前記リール７１の外周を周
回させて、該選択装置７２の反射形ホトセンサー７２ａ
により所望のファイルＡのコード符号３を読取ると同時
に、選択装置７２の例えばソレノイド７２ｂにより前記
所望のファイルＡの検索レバー４を揺動させて所望のフ
ァイルを検索するのである。

以上の如く本考案によれば、ファイル本体の一側に固定
する側縁体により前記ファイル本体を起立状に保持でき
ると共に、前記側縁体の背面に、一定間隔を置いて設け
る多数の符号片は、それ自体ホトセンサーにより読取可
能にでき、しかも、これら多数の符号片は前記側縁体に
ファイル本体を保持するだけの剛性を与えながら、切取
治具を用いずに折曲げるだけで極めて容易に前記側縁体
から切取ることができ、コード符号の形成を極めて簡単
かつ迅速に行なえるのである。

しかも所望の符号片を切取ってコード符号を形成する際
、前記符号片に過度の力を加える必要がなく、従って側
縁体が損傷することはないから、耐久性を損なわれずに
側縁体はファイル本体を長期に亘って保持し続けること
ができるのである；そのうえ、前記側縁体背面に設ける多数の符号片のうち
から所望の符号片を折曲げて切取ることだけで各種のコ
ード符号を極めて容易に形成できるのであるから、種々
の異なるコード符号を有する多量のファイルを極めて簡
単な作業で、かつ短時間内に、作成できるのである。

従って、従来のものに比べて大幅なコストダウンを行な
うことができるばかりか、種々異なるコード符号をもっ
たファイルを管理すればよいので、ファイルの管理も容
易に行なうことができるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案ファイルの一実施例を示す斜視図、第２
図は一部を省略した縦断正面図、第３図は背面図、第４
図は要部の拡大斜視図、第５図及び第６図は使用状態を
示す説明図である。１・・・・・・ファイル本体、２・・・・・・側縁体、
２ａ・・・・・・背面、２１・・・・・・切溝、２２・
・・・・・薄肉部、３・・・・・・コード符号、３１・
・・・・・符号片。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

複数枚の紙葉を収容可能としたファイル本体と、上下方
向に延び、前記ファイル本体の一側に固定し、該ファイ
ル本体を保持する側縁体とから威り、該側縁体の背面に
一定間隔を置いて多数の切溝を設けると共に、これら切
溝の溝底間を薄肉として折曲げにより切取可能で、かつ
、ホトセンサーにより読取可能な多数の符号片を設け、
これら符号片のうち、所望の符号片を切取ってコード符
号を形成するごとくしたことを特徴とする検索用ファイ
ル。