JPS60188334A - 高級アルコ−ルの製造法 - Google Patents
高級アルコ−ルの製造法Info
- Publication number
- JPS60188334A JPS60188334A JP4286384A JP4286384A JPS60188334A JP S60188334 A JPS60188334 A JP S60188334A JP 4286384 A JP4286384 A JP 4286384A JP 4286384 A JP4286384 A JP 4286384A JP S60188334 A JPS60188334 A JP S60188334A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wax
- alcohol
- higher alcohol
- lower alcohol
- fatty acids
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、主として高級脂肪酸と高級アルコールからな
るワックスを低級アルコールとエステル交換することに
より、高級アルコールを製造する方法に関する。
るワックスを低級アルコールとエステル交換することに
より、高級アルコールを製造する方法に関する。
近年、オクタコサノール等の高級アルコールがいわゆる
健康食品等として庄目され、その需要が高まっている。
健康食品等として庄目され、その需要が高まっている。
ｆｌ、エステル構造を有するワックス類からアルコール
を得るにはＮａＯＨ，ＫＯｌｌ等のアルカリによってけ
ん化分解し、生成した石けんを水洗いして除くことによ
ってアルコールを得るのが一般的な方法であった。しか
し、ひまわりワックスや米ぬかワックスのように高級飽
和アルコールと高級飽和脂肪酸を含むワックスは、生成
した石けんが高融点であり、かつ水に対する溶解性が乏
しい上に乳化が激しいため、高級アルコールの分離が困
難である。この乳化液から石けんを除くには、遠心分離
や脱水後の分子蒸留といった手段が可能であるものの、
いずれも高級アルコールを高純度でしかも高収率で得る
には手間とコストがかかる。また、石けんを分解した後
に脂肪酸とアルコールを分離することも可能であるが、
融点・沸点等の物性が高級アルコールと高級脂肪酸では
似ており、両者の分離がきわめて困難である。
を得るにはＮａＯＨ，ＫＯｌｌ等のアルカリによってけ
ん化分解し、生成した石けんを水洗いして除くことによ
ってアルコールを得るのが一般的な方法であった。しか
し、ひまわりワックスや米ぬかワックスのように高級飽
和アルコールと高級飽和脂肪酸を含むワックスは、生成
した石けんが高融点であり、かつ水に対する溶解性が乏
しい上に乳化が激しいため、高級アルコールの分離が困
難である。この乳化液から石けんを除くには、遠心分離
や脱水後の分子蒸留といった手段が可能であるものの、
いずれも高級アルコールを高純度でしかも高収率で得る
には手間とコストがかかる。また、石けんを分解した後
に脂肪酸とアルコールを分離することも可能であるが、
融点・沸点等の物性が高級アルコールと高級脂肪酸では
似ており、両者の分離がきわめて困難である。
本発明者らは、このようにけん化分解法によると分解後
の乳化が激しく、分離が難しいワックスから高級アルコ
ールを得る方法について鋭意研究を重ねた結果、低級ア
ルコールを用いてエステル交換を行うことにより、容易
かつ高収率で高純度の高級アルコールを製造し得ること
を見出し、本発明を完成したものである。
の乳化が激しく、分離が難しいワックスから高級アルコ
ールを得る方法について鋭意研究を重ねた結果、低級ア
ルコールを用いてエステル交換を行うことにより、容易
かつ高収率で高純度の高級アルコールを製造し得ること
を見出し、本発明を完成したものである。
以下本発明の構成について詳しく説明する。
本発明でいうワックスとは、ひまわりワックス、米ぬか
ワソスク、モンタンワックス、ビーズワックス、小麦胚
芽ワックス等の高級アルコールと高級脂肪酸のエステル
からなるワックスである。
ワソスク、モンタンワックス、ビーズワックス、小麦胚
芽ワックス等の高級アルコールと高級脂肪酸のエステル
からなるワックスである。
本発明はこれらのワックスをメタノール、エタノール、
プロパツール、ブタノール等の低級アルコールでエステ
ル交換する。
プロパツール、ブタノール等の低級アルコールでエステ
ル交換する。
エステル交換の条件は、通常のＮａ０ＩＩ、 Ｒｏｌｌ
、ソジウムメトキシド等のアルカリ触媒やｌＩＣ１，Ｒ
２５ｋ等の酸触媒をもちいることができ、使用した低級
アルコールの沸点近くで数時間反応させれば良い。
、ソジウムメトキシド等のアルカリ触媒やｌＩＣ１，Ｒ
２５ｋ等の酸触媒をもちいることができ、使用した低級
アルコールの沸点近くで数時間反応させれば良い。
得られた反応液を溶剤で処理して目的の高級アルコール
を得るのであるが、その方法として例えば次の様な手段
を用いる。即ちその−っは反応液を、冷却後濾過し、触
媒が除かれるまでケーキを水洗後、メタノール、エタノ
ール、プロパツール、ブタノールなどの低級アルコール
で再結晶を繰り返すことによって高純度の高級アルコー
ルを得るものである。また、他の一つは反応後にキシレ
ン、クロロホルム等の非極性有機溶媒を加えて反応物を
溶解させたのち、触媒がなくなるまで水洗し、溶媒層を
冷却後析出した結晶物を濾過し、この結晶物をキシレン
、クロロホルム等を用いて再結晶を繰り返すことによっ
て高純度の高級アルコールを得るものである。
を得るのであるが、その方法として例えば次の様な手段
を用いる。即ちその−っは反応液を、冷却後濾過し、触
媒が除かれるまでケーキを水洗後、メタノール、エタノ
ール、プロパツール、ブタノールなどの低級アルコール
で再結晶を繰り返すことによって高純度の高級アルコー
ルを得るものである。また、他の一つは反応後にキシレ
ン、クロロホルム等の非極性有機溶媒を加えて反応物を
溶解させたのち、触媒がなくなるまで水洗し、溶媒層を
冷却後析出した結晶物を濾過し、この結晶物をキシレン
、クロロホルム等を用いて再結晶を繰り返すことによっ
て高純度の高級アルコールを得るものである。
上記の本発明による高級アルコールの製造法は、従来法
例えばＮａ０ｌｌでけん化分解した後、遠心分離を用い
て水洗する方法に比べると、操作の容易さ、収率、純度
において明らかに優れている。
例えばＮａ０ｌｌでけん化分解した後、遠心分離を用い
て水洗する方法に比べると、操作の容易さ、収率、純度
において明らかに優れている。
以下実施例で説明する。
実施例１
米ぬかワックス４００ｇにメタノール３１とＮａ０Ｉ１
１．６ｇを加え、４〜６時間還流攪拌する。室温まで冷
却後、′ａ、過する。ケーキに温水を加え、しばらく攪
拌した後、濾過する。再びケーキを温水で洗浄する。こ
の操作を濾液の洗浄水から触媒に用いたアルカリが検出
できなくなるまで３〜４回繰り返す。このケーキを１β
の熱メタノールに溶かし、再結晶を行うと、白色粉末的
７０ｇが得られる。
１．６ｇを加え、４〜６時間還流攪拌する。室温まで冷
却後、′ａ、過する。ケーキに温水を加え、しばらく攪
拌した後、濾過する。再びケーキを温水で洗浄する。こ
の操作を濾液の洗浄水から触媒に用いたアルカリが検出
できなくなるまで３〜４回繰り返す。このケーキを１β
の熱メタノールに溶かし、再結晶を行うと、白色粉末的
７０ｇが得られる。
この白色粉末の性状は、次の通りである。
融点＝７０〜７４℃
アルコール純度 ７９２．３％
５一
実施例２
ひまわりワックス４００ｇにエタノール３βとＮａ０Ｉ
１１．６ ｇを加え、４〜６時間還流攪拌する。反応液
に熱キシレン３７！と温水６１を加え攪拌する。
１１．６ ｇを加え、４〜６時間還流攪拌する。反応液
に熱キシレン３７！と温水６１を加え攪拌する。
水層除去後、さらに温水６βを加え、水洗を触媒に用い
たアルカリが除かれるまで２〜３回繰り返す。キシ１１
２層を１０℃まで冷却後、濾過する。
たアルカリが除かれるまで２〜３回繰り返す。キシ１１
２層を１０℃まで冷却後、濾過する。
ケーキを５００ｍ１のキシレンで再結晶すると、白色粉
末的１００ｇが得られる。この白色粉末の性状は次の通
りである。
末的１００ｇが得られる。この白色粉末の性状は次の通
りである。
融点ニア０〜７２°Ｃ
アルコール含量 ：９２．３％
６−
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ｆｉｌ 主として高級脂肪酸および高級アルコールから
なるワックスを低級アルコールとエステル交換した後、
反応物を溶剤で処理することにより高級アルコールを得
ることを特徴とする高級アルコールの製造法。 （２） ワックスがひまわりワックス、米ぬかワックス
、モンタンワツクス、ビーズワックスまたは小麦胚芽ワ
ックスである特許請求の範囲第１項記載の高級アルコー
ルの製造法。 （３） エステル交換に使用する低級アルコールが、メ
タノール、エタノール、プロパツールまたはブタノール
である特許請求の範囲第１項記載の高級アルコールの製
造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4286384A JPS60188334A (ja) | 1984-03-08 | 1984-03-08 | 高級アルコ−ルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4286384A JPS60188334A (ja) | 1984-03-08 | 1984-03-08 | 高級アルコ−ルの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60188334A true JPS60188334A (ja) | 1985-09-25 |
| JPH0461856B2 JPH0461856B2 (ja) | 1992-10-02 |
Family
ID=12647866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4286384A Granted JPS60188334A (ja) | 1984-03-08 | 1984-03-08 | 高級アルコ−ルの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60188334A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5138106A (en) * | 1989-01-17 | 1992-08-11 | Davy Mckee (London) Limited | Fatty alcohols |
| US5157168A (en) * | 1989-01-17 | 1992-10-20 | Davy Mckee (London) Limited | Process for the production of fatty alcohols |
| EP1658843A1 (de) * | 2004-11-19 | 2006-05-24 | Clariant Produkte (Deutschland) GmbH | Verwendung von langkettigen Alkoholen zur effektiven Senkung erhöhter Cholesterinspiegel |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60155143A (ja) * | 1984-01-24 | 1985-08-15 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 天然ロウからの脂肪族高級アルコ−ルの分離法 |
-
1984
- 1984-03-08 JP JP4286384A patent/JPS60188334A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60155143A (ja) * | 1984-01-24 | 1985-08-15 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 天然ロウからの脂肪族高級アルコ−ルの分離法 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5138106A (en) * | 1989-01-17 | 1992-08-11 | Davy Mckee (London) Limited | Fatty alcohols |
| US5157168A (en) * | 1989-01-17 | 1992-10-20 | Davy Mckee (London) Limited | Process for the production of fatty alcohols |
| EP1658843A1 (de) * | 2004-11-19 | 2006-05-24 | Clariant Produkte (Deutschland) GmbH | Verwendung von langkettigen Alkoholen zur effektiven Senkung erhöhter Cholesterinspiegel |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0461856B2 (ja) | 1992-10-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS6025478B2 (ja) | 脂肪酸低級アルコ−ルエステルの製造法 | |
| JPS6151000B2 (ja) | ||
| JPS6366151A (ja) | ポリオ−ル脂肪酸ポリエステルの製造方法 | |
| JP4796695B2 (ja) | 植物ステロールを回収する方法 | |
| JP3007050B2 (ja) | イミダゾベンゾジアゼピン誘導体の製造方法 | |
| JPH06500783A (ja) | ポリオールポリエステルの合成 | |
| JPH0826346B2 (ja) | 固状油溶性物質の製法 | |
| JPS60188334A (ja) | 高級アルコ−ルの製造法 | |
| US4104464A (en) | Purification of sucrose esters | |
| EP0062565B1 (fr) | Procédé de fabrication d'esters de sucre et notamment de saccharose | |
| CN106380414B (zh) | 一种甲芬那酸及其合成工艺 | |
| KR100447105B1 (ko) | 탄수화물 지방산 에스테르의 제조방법 | |
| MX2007011967A (es) | Un proceso mejorado para la fabricacion de rabeprazol sodico. | |
| US2079403A (en) | Reduction of acyloins | |
| US4337209A (en) | Process for the manufacture of soap | |
| JP4393640B2 (ja) | 植物ステロールの製法 | |
| EP0034047B1 (en) | Process for the manufacture of soap | |
| SU622817A1 (ru) | Способ получени 7-дегидрохолестерина | |
| JP2894525B2 (ja) | 結晶性テトラキス（トリフェニルホスフィン）パラジウム及びその製造法 | |
| JPS62142141A (ja) | ソルビタンオレエ−トの製造法 | |
| JPH0453908B2 (ja) | ||
| JPS6169786A (ja) | 糖エステルの分離精製方法 | |
| JPS5951960B2 (ja) | 蔗糖エステル類の精製法 | |
| JPS638385A (ja) | 化合物の製造方法 | |
| CN114560902A (zh) | 一种从鱼油中提取胆固醇的工艺 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |