JPS60187932A - 金属と気体元素との化合物膜の製造方法 - Google Patents
金属と気体元素との化合物膜の製造方法Info
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- JPS60187932A JPS60187932A JP4252484A JP4252484A JPS60187932A JP S60187932 A JPS60187932 A JP S60187932A JP 4252484 A JP4252484 A JP 4252484A JP 4252484 A JP4252484 A JP 4252484A JP S60187932 A JPS60187932 A JP S60187932A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
この発明は1例えば磁気記録媒体として使用される酸化
膜、窒化膜等の金属と気体元素との化合物膜の製造方法
に関するものである。
膜、窒化膜等の金属と気体元素との化合物膜の製造方法
に関するものである。
従来、金属と気体元素との化合物膜は以下に示す従来例
のように製造されている。
のように製造されている。
従来例1 (鉄の酸化膜、γ−Fe205薄膜の製造方
法) 薄膜磁気ディスク用記録媒体として使用されるγ−Fe
203薄膜の製造方法として第1図の断面図に工程順に
示すものがあった。図において、(1)は基材、(2)
は基材(1)上に成膜したa−Fe205膜、(3)は
中間生成物のFe3O4膜、(4)はγ−Fe2O3膜
である。
法) 薄膜磁気ディスク用記録媒体として使用されるγ−Fe
203薄膜の製造方法として第1図の断面図に工程順に
示すものがあった。図において、(1)は基材、(2)
は基材(1)上に成膜したa−Fe205膜、(3)は
中間生成物のFe3O4膜、(4)はγ−Fe2O3膜
である。
まず、基材(1)上に、スパッタ法等によってα−Fe
2C15膜(2)を形成する。次いでα−Fe203膜
(2)を水素還元処理してFe3O4膜に変える。さら
に。
2C15膜(2)を形成する。次いでα−Fe203膜
(2)を水素還元処理してFe3O4膜に変える。さら
に。
このFe3O4膜(3)を大気中で酸化処理して、γ−
Fe203膜+4+ニ変エル。
Fe203膜+4+ニ変エル。
第2図の上図は、上記従来例により得られたPe304
膜(3)のX線回折パターンを示すもので。
膜(3)のX線回折パターンを示すもので。
表面付近にFe層が形成されるため、Feの大きなピー
クが見られる。
クが見られる。
従来の製造方法では、α−Fe2O3膜(2)の水素還
元処理において1表面はど還元反応が進みやすく。
元処理において1表面はど還元反応が進みやすく。
Fe3O4膜(3)の表面付近にFe層が形成されたり
。
。
α−Pe205残存量が膜厚に比例して増加するなどし
、Fe3O4膜(3)、ひいてはr Pe203膜(4
)の膜厚方向に組成の不均一性が生じ、飽和磁化が小さ
くなるという欠点があった。
、Fe3O4膜(3)、ひいてはr Pe203膜(4
)の膜厚方向に組成の不均一性が生じ、飽和磁化が小さ
くなるという欠点があった。
従来例2 (鉄の窒化膜、 Fe4N膜の製造方法)磁
気記録媒体として使用されるFe 4N膜は、まず、第
3図の断面図に示すように、基材(++上にスパッタ法
等によってFe2N膜(2つを形成し1次いでFe2N
腺(2つを真空中で熱処理することによって得る。
気記録媒体として使用されるFe 4N膜は、まず、第
3図の断面図に示すように、基材(++上にスパッタ法
等によってFe2N膜(2つを形成し1次いでFe2N
腺(2つを真空中で熱処理することによって得る。
第4図の上図は、このようにして得られたFe4N膜の
X線回折図で、Feの大きなピークが見られる。これは
表面付近にFe層が形成されるためで。
X線回折図で、Feの大きなピークが見られる。これは
表面付近にFe層が形成されるためで。
Fe4N膜は膜厚方向に組成の不均一性を生じている。
〔発明の概要J
この発明は上記のような従来のものの欠点を除去するた
めになされたもので、基材に金属と気体元素との第1化
合物層を形成する工程、第1′化合物層上に上記気体元
素の含有量の異なる上記金属と気体元素との第2化合物
層を形成する工程、並びに第1及び第2化合物層を熱処
理して上記気体元素と反応させる工程とを施すことによ
り、容易に組成の均一な金属と気体元素との化合物膜を
提供することを目的としている。
めになされたもので、基材に金属と気体元素との第1化
合物層を形成する工程、第1′化合物層上に上記気体元
素の含有量の異なる上記金属と気体元素との第2化合物
層を形成する工程、並びに第1及び第2化合物層を熱処
理して上記気体元素と反応させる工程とを施すことによ
り、容易に組成の均一な金属と気体元素との化合物膜を
提供することを目的としている。
以下、この発明の実施例について説明する。
実施例1 (鉄の酸化膜、γ−Fe2O3膜の製造方法
) 金属として鉄を、気体元素として酸素を適用した鉄と酸
素との化合物膜の例としてγ−Fe2O3膜の中間生成
物のFe3O4膜について、 この発明を適用して、γ
−Fe2O3膜を製造した。その方法を第5図の断面図
に工程順に示す。図において。
) 金属として鉄を、気体元素として酸素を適用した鉄と酸
素との化合物膜の例としてγ−Fe2O3膜の中間生成
物のFe3O4膜について、 この発明を適用して、γ
−Fe2O3膜を製造した。その方法を第5図の断面図
に工程順に示す。図において。
(2a)は鉄と酸素との第1化合物層で、この場合は第
1のα−Fe203層、(2b)は鉄と酸素との第2化
合物層で、この場合は第1のα−Fe203層(2a)
より酸素含有率の多い第2のα−Fe205層である。
1のα−Fe203層、(2b)は鉄と酸素との第2化
合物層で、この場合は第1のα−Fe203層(2a)
より酸素含有率の多い第2のα−Fe205層である。
まず、基材(1)上に99.9%Feをターゲツト材と
してAr+02雰囲気(8xl 0 Torr、 02
ガス分圧(1,2X10 Torr))中、放電電力8
00Wの条件でスパッタ法により1800^の膜厚の第
1のα−Fe205層(2a)を形成した。さらに、そ
の上に02ガス分圧だけ2.4 X 10 Torrと
し、他は上記と同条件でスパッタして200Xの膜厚の
第2のα−Fe203層(2b)を形成した。この第1
及び第2のα−Fe205層(2a)(2b)を水素雰
囲気中で還元し、Fe3O4膜(3)を得た。還元条件
は。
してAr+02雰囲気(8xl 0 Torr、 02
ガス分圧(1,2X10 Torr))中、放電電力8
00Wの条件でスパッタ法により1800^の膜厚の第
1のα−Fe205層(2a)を形成した。さらに、そ
の上に02ガス分圧だけ2.4 X 10 Torrと
し、他は上記と同条件でスパッタして200Xの膜厚の
第2のα−Fe203層(2b)を形成した。この第1
及び第2のα−Fe205層(2a)(2b)を水素雰
囲気中で還元し、Fe3O4膜(3)を得た。還元条件
は。
300℃、2時間である。さらに、このFe3O4膜(
3)を大気中で酸化してγ−Fe2O3膜(4)を得だ
。
3)を大気中で酸化してγ−Fe2O3膜(4)を得だ
。
酸化条件は300℃、2時間である。
第2図の下図は、この実施例により得たFe3O4膜(
3)のX線回折パターンを示すもので、はぼFe3O4
単相と考えられ、膜厚方向に組成の均一なFe3O4膜
(3)が得られた。α−Fe203層を二層構造にし−
C9表面層の第2のa−Fe203層(2b)の酸素濃
度をより高くしたことによシ、還元反応。
3)のX線回折パターンを示すもので、はぼFe3O4
単相と考えられ、膜厚方向に組成の均一なFe3O4膜
(3)が得られた。α−Fe203層を二層構造にし−
C9表面層の第2のa−Fe203層(2b)の酸素濃
度をより高くしたことによシ、還元反応。
水素及び酸素の拡散が具合良く進行したものと考えられ
る。又、均一なPe504膜(3)が得られることによ
り、γ−Fe2O3膜(4)も組成の均一な、飽和磁化
の大きなものが得られた。
る。又、均一なPe504膜(3)が得られることによ
り、γ−Fe2O3膜(4)も組成の均一な、飽和磁化
の大きなものが得られた。
実施例2 (鉄の窒化膜、’ Fe4N膜の製造方法)
金属として鉄を、気体元素として窒素を適用した鉄と窒
素との化合物膜の例として、Fe4N膜の製造方法につ
いて説明する。まず、第6図の断面図に示すように、基
材(1)上に99.9%Feをターゲツト材としてアル
ゴンと混ぜた窒素雰囲気(N28X10 Torr)中
、放電電力400W、電極間距離100mmの条件でス
パッタ法により1800λの膜厚の鉄と窒素との第1化
合物層である第1のFe2N層(2aつを形成した。さ
らに第1のFe2N層の上に、アルゴンと混ぜた窒素の
割合を増やした状態で、他は上記と同条件で200Xの
膜厚の鉄と窒素との第2化合物層である過剰のN2を含
むN2含有率の多い第2のFe2N層(2b’)を形成
した。
金属として鉄を、気体元素として窒素を適用した鉄と窒
素との化合物膜の例として、Fe4N膜の製造方法につ
いて説明する。まず、第6図の断面図に示すように、基
材(1)上に99.9%Feをターゲツト材としてアル
ゴンと混ぜた窒素雰囲気(N28X10 Torr)中
、放電電力400W、電極間距離100mmの条件でス
パッタ法により1800λの膜厚の鉄と窒素との第1化
合物層である第1のFe2N層(2aつを形成した。さ
らに第1のFe2N層の上に、アルゴンと混ぜた窒素の
割合を増やした状態で、他は上記と同条件で200Xの
膜厚の鉄と窒素との第2化合物層である過剰のN2を含
むN2含有率の多い第2のFe2N層(2b’)を形成
した。
次に、この第1及び第2のFe2N層(2a’)(2b
’)を真空中、400℃で1時間熱処理してFe4N膜
を得た。第4図の下図は、この実施例によって得られた
Fe4N膜のX線回折図で、はぼFe4N単相と考えら
れ、膜厚方向に組成の均一なFe4N膜が得られた。F
e2N膜を二層構造として表面層の第2のFe2N層(
2b′)に過剰の窒素を含ませたことにより、窒素の拡
散が具合良く進行したものと考えられる。
’)を真空中、400℃で1時間熱処理してFe4N膜
を得た。第4図の下図は、この実施例によって得られた
Fe4N膜のX線回折図で、はぼFe4N単相と考えら
れ、膜厚方向に組成の均一なFe4N膜が得られた。F
e2N膜を二層構造として表面層の第2のFe2N層(
2b′)に過剰の窒素を含ませたことにより、窒素の拡
散が具合良く進行したものと考えられる。
なお、上記実施例では、金属と気体元素との化合物層9
例えばα−Fe205膜、及びFe2N膜を二層構造に
したものについて説明したが、さらに多層構造でもよく
、上記実施例と同様の効果を奏する。
例えばα−Fe205膜、及びFe2N膜を二層構造に
したものについて説明したが、さらに多層構造でもよく
、上記実施例と同様の効果を奏する。
また、上記実施例においては、鉄の酸化膜及び窒化膜に
ついて述べたが、他の金属の酸化膜及び窒化膜に適用し
ても同様の効果を奏する。
ついて述べたが、他の金属の酸化膜及び窒化膜に適用し
ても同様の効果を奏する。
以上のように、この発明によれば、基材に金属と気体元
素との第1化合物層を形成する工程、第1化合物層上に
上記気体元素の含有量の異なる上記金属と気体元素との
第2化合物層を形成する工程、並びに第1及び第2化合
物層を熱処理して上記気体元素と反応させる工程とを施
すことにより。
素との第1化合物層を形成する工程、第1化合物層上に
上記気体元素の含有量の異なる上記金属と気体元素との
第2化合物層を形成する工程、並びに第1及び第2化合
物層を熱処理して上記気体元素と反応させる工程とを施
すことにより。
容易に組成の均一な金属と気体元素との化合物膜が得ら
れる効果がある。
れる効果がある。
第1図は従来例のγ−Fe2O3膜の製造方法を工程順
に示す断面図、第2図の上図は従来法により製造しだF
e3O4膜の、下図はこの発明を適用して製造したFe
3O4膜のX線回折パターンを示す特性図、第3図は従
来例に係わる基材に形成されたPe2N膜を示す断面図
、第4図の上図は従来法により製造したFe4N膜の、
下図はこの発明を適用して製造したFe4N膜のX線回
折を示す特性図、第5図はこの発明を適用したγ−Fe
2O3膜の製造方法を工程順に示す断面図、第6図はこ
の発明の一実施例に係わる基材上に形成したPe2Nの
二層膜を示す断面図である。 図において、(1)は基材、(2a)及び(2a’)は
金属と気体元素との第1化合物層で、この場合は(2a
)は第1のα−Ye203層、(2aつは第1のFe2
N層。 (2b)及び(2b′)は金属と気体元素との第2化合
物層で、この場合は(2b)は第2のα−Fe203層
。 (2b’)は第2のFe2N層、(3)は金属と気体元
素との化合物膜で、この場合はFe3O4膜である。 なお9図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人大岩増雄 第 1 図 第4図 @竹へ20(&) 回折内Zθ(友)
に示す断面図、第2図の上図は従来法により製造しだF
e3O4膜の、下図はこの発明を適用して製造したFe
3O4膜のX線回折パターンを示す特性図、第3図は従
来例に係わる基材に形成されたPe2N膜を示す断面図
、第4図の上図は従来法により製造したFe4N膜の、
下図はこの発明を適用して製造したFe4N膜のX線回
折を示す特性図、第5図はこの発明を適用したγ−Fe
2O3膜の製造方法を工程順に示す断面図、第6図はこ
の発明の一実施例に係わる基材上に形成したPe2Nの
二層膜を示す断面図である。 図において、(1)は基材、(2a)及び(2a’)は
金属と気体元素との第1化合物層で、この場合は(2a
)は第1のα−Ye203層、(2aつは第1のFe2
N層。 (2b)及び(2b′)は金属と気体元素との第2化合
物層で、この場合は(2b)は第2のα−Fe203層
。 (2b’)は第2のFe2N層、(3)は金属と気体元
素との化合物膜で、この場合はFe3O4膜である。 なお9図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人大岩増雄 第 1 図 第4図 @竹へ20(&) 回折内Zθ(友)
Claims (1)
- 基材に金属と気体元素との第1化合物層を形成する工程
、第1化合物層上に上記気体元素の含有量の異なる上記
金属と気体元素との第2化合物層を形成する工程、並び
に第1及び第2化合物層を熱処理して上記気体元素と反
応させる工程とを施す金属と気体元素との化合物膜の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4252484A JPS60187932A (ja) | 1984-03-06 | 1984-03-06 | 金属と気体元素との化合物膜の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4252484A JPS60187932A (ja) | 1984-03-06 | 1984-03-06 | 金属と気体元素との化合物膜の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60187932A true JPS60187932A (ja) | 1985-09-25 |
Family
ID=12638467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4252484A Pending JPS60187932A (ja) | 1984-03-06 | 1984-03-06 | 金属と気体元素との化合物膜の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60187932A (ja) |
-
1984
- 1984-03-06 JP JP4252484A patent/JPS60187932A/ja active Pending
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