JPS60187831A

JPS60187831A - 電子体温計

Info

Publication number: JPS60187831A
Application number: JP59044520A
Authority: JP
Inventors: Ayao Ito; 伊藤　阿耶雄
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1984-03-08
Filing date: 1984-03-08
Publication date: 1985-09-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕この発明は電子的に体温を計測する電子体温計に関する
ものである。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

従来、一般的に用いられでいる電子体温計には電子回路
を駆動する電源が内蔵されており、この電源をスライド
スイッチ等を用いてオン・オフ制御していた。

しかし、このようなスライドスイッチの操作は非常に煩
イっしく、スイッチの切り忘れにより電力を無駄ｌこ消
費することがしばしばあった。

一般家庭における電子体温計は、発熱時の緊急状態で使
用されることが多く、電力の消費が激しいものでは緊急
の際電源切れにより使用不能となるおそれがある。また
病院用の場合には使用頻度が高いので、電力消費の大き
なものでは電池切れの状態になる可能性が多い。

このような電力゛の浪費による電池切れを避けるために
、体温計用ＬＳＩ内に電源をオン・オフ制御するスイッ
チングトランジスタを設けて電源投入後あるいは検温終
了と判定された後に所定の時間が経過とともに電源を自
動的にオフ制御し、切り忘れ防止を計るものが提案され
ている。

しかしながら、この解決法では必ずしも満足ゆくもので
はなく、体温計の使用環境により問題が生じていた。例
えば、体温表示を読み取るまでの時間が不確定な病院等
においては、看護婦が体温を記録する前に電源が切れて
しまう問題が新たに生じていた。

また、製造過程においては表示を見ながら基準抵抗を調
整して温度を校正することが行なわれる力ζ従来のもの
では校正作業する以前、丈たは途中で電源が切れてしま
う問題が生じていた。

〔発明の目的〕

この発明は上記の問題点を解消するためなされたもので
、製造過程における温度校正作業時に電源が自動的にオ
フ制御されないようｌこし、かつ体温計の使用環境に応
じて同一回路構成を家庭用と病院用に選択することがで
きる電子体温計を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

この発明は測温回路、計測回路および表示回路に電力を
供給する電源に一定時間経過後にオフ制御する電源制御
回路を設け、この回路を動作状態または非動作状態に選
択できるようにし、体温計の使用環境に応じて同一回路
構成を用いて家庭用または病院用に切換えることができ
るようにしたものである。

〔発明の効果〕

この発明は電源を自動的に遮断する電源制御回路を動作
状態または非動作状態に任意に選択することができるた
め、同一回路構成で家庭用体温計または病院用体温計と
して使用でき多様化するユーザーの要求にこたえること
ができる。また、製造過程において電源制御回路を非動
作状態にすることができるため、温度校正作業時に電源
が自動的に遮断されることがなくなり温度校正作業を効
率よく行なうことができる特徴がある。

〔発明の実施例〕

以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。

添付図面はこの実施例の電気系を示すブロック図で、１
は感温素子例えばサーミスタの抵抗変化により体温を電
気信号として検知する測温回路、２は側温回路１の出力
を温度値に変換する演算回路、３は演算回路２の結果を
表示する表示回路、４は上記各回路１，２．３に電力を
供給する電源、５は電源４の投入を遮断する電源スィッ
チ、６は電源４を一定時間経過後にオフ制御する電源制
御回り路である。また、電源制御回路６はＶロック６１゜時間
を計数するカウンタ６２．カウンタ値により一定時間を
報知するデコーダ６３．デコーダ６３の出力信号により
活性状態に維持される半導体スイッチ６４．アンドゲー
ト６５．抵抗６６、６７により構成され、この回路６の
一部に状態選択手段として１対の端子７を設けて回路の
動作状態または非動作状態を選択できるようにしである
。

おいて１対の端子７の間を閉路するか否かにより行なわ
れる。

次に、この実施例の動作を説明する。

いま、この電子体温計の感温部をわきの下に挾み、電源
スィッチ５を閉じると、測温回路１．演算回路２２表示
回路３に電圧が印加される。これにより、感温素子の抵
抗変化を測温回路１で検知し、この出力を演算回路２で
温度値に変換した後、この結果を表示回路３に表示する
。

このとき、１対の端子７の間を開路した状態が選択され
ると、抵抗６６．６７によりアンドゲート６５の一方の
入力がハイレベルになり、クロック６１のクロック信号
がアンドゲート６５を介してカウンタ６２に入力される
。このクロック信号によりカウンタ６２はセットされ、
一定の時間（検温を開始してから体温を読み取るまでの
時間）カウントを継続したのち、デコーダ６３ｊこより
設定された時間の経過を示す信号が半導体スイッチ６４
に送られる。半導体スイッチ６４はこの信号によりオフ
状態に保持され、電源４は電源スィッチ５を閉じた時点
から一定時間経過したのちにオフ制御される。

一方、１対の端子７の間を閉路した状態が選択されてい
ると、電源スィッチ５をオン操作した場合には、アンド
ゲート６５の一方の入力は常にローレベルになるため、
クロック６１のクロック信号はアントゲ−）６５／こよ
り遮断される。したがって、半導体スイッチ６４はデコ
ーダ６３の出力信号によりオン状態に保持されるために
、電源４は電源スィッチ５をオフ操作するまでの間、各
回路１，２．３に電力を供給し続ける。

したがって、このような構成ｌこよれば、１対の端子７
の間を閉路するか開路するかを選択することにより、同
一回路構成のものを検温開始から一定時間経過したのち
に電源４を自動的に遮断することができる家庭用電子体
温計として、才だ電源スィッチ５によって電源を遮断す
る病院用電子体温計として選別することができる。

したがって、製造過程において温度校正作業を行なう場
合に、１対の端子７の間を接続しておくことにより、電
源４を経続しで投入することができるため、温度校正作
業中に表示が消えることがなくなり、作業効率を向上さ
せることができる。

なお、この発明は上記実施例に限定されるものではなく
、要旨を変更しない範囲においで種々変形して実施する
ことができる。

例えば、上記実施例では電源制御回路の一部にこの回路
の動作状態または非動作状態を選択する１対の端子を設
けたが、この発明はこれに限定されるものではなく、１
対の端子に換えて切換スイッチを設けこのスイッチを開
閉させることにより、同一回路構成のものを家庭用電子
体温計または病院用電子体温計として使用することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

添付図面はこの発明の一実施例の概略的な回路構成を示
すブロック図である。１・・・測温回路　２・・・計測回路３・・・表示回路　４・・・電源５・・・電源スィッチ　６・・・電源制御回路７・・・
１対の端子６１・・・クロック　６２・・・カウンタ６３・・・デ
コーダ　６４・・・半導体スイッチ６５・・・アンドゲ
ート６６．６７・・・抵抗和幸士

Claims

【特許請求の範囲】

（１）温度に応じた電気信号を出力する測温回路と、こ
の測温回路の出力を温度値に変換する演算回路と、この
演算回路からの出力を受けて温度値を表示するための表
示回路と、前記各回路に電力を供給する電源と、この電
源を投入してから一定時間経過後にオフ制御する電源制
御回路と、この電源制御回路の動作状態または非動作状
態を選択する状態選択手段とを備えたことを特徴とする
電子体温計。
（２）状態選択手段は電源制御回路の一部に設けられ、
かつその間を閉路するか否かにより前記電源制御回路の
動作状態もしくは非動作状態が選択される一対の端子よ
りなり、製造工程の途中においてこの選択がなされるも
のであることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
電子体温計。
（３）状態選択手段は電源制御回路の一部に設けられ、
かつその開閉により前記電源制御回路の動作状態もしく
は非動作状態が選択されるスイッチよりなるものである
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の電子体温
計。