JPS6018645A - 自動変速制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は自動車の自動変速制御装置に関し、特にその変
速パターンの変更手段の改良に関するものである。

従来技術と問題点 一般に、自動車のマイクロコンピュータ制御による自動
変速制御装置は、スロットル開度に対応して各変速切換
段階毎に変速切換闇値車速を記憶した所謂変速パターン
をＲＯＭに記憶しておき、この変速パターンを参照する
ことにより現車速とスロットル開度に応じた変速制御を
行なっている。

この変速パターンは、車種により又エンジン等の組合せ
により相違するものであり、従って従来は、車種等に応
じて変速パターンをＲＯＭに記憶させている。しかし、
車種等が変る毎に内容の異なるＲＯＭを用意しておくこ
とはコスト面で不利である。また、多くの場合ＲＯＭ等
を内蔵した所謂ワンチップマイクロコンピュータが制御
用に使用されるので、車種毎に異なるマイクロコンビュ
ーりを用意する必要性があり、甚だ不経済であった。

この場合、複数個の変速パターンをＲＯＭに記憶させて
置くことが考えられるが、使用するＲＯＭ容量には限界
があるので、現実的でない。

発明の目的 本発明はこのような従来の欠点を改善したものであり、
その目的は、１種類の変速パターンを記憶して置くだけ
で仕様の異なる各種の車種に適した変速制御を行なうこ
とができる自動変速制御装置を提供することにある。

発明の原理 上述したように適切な変速パターンは車種等により異な
ってくるが、一般的に普及形エンジン車に比べ高性能エ
ンジン車では変速切換闇値車速が高速側に寄った形とな
り、全体としての変速パターンの形は相似する傾向にあ
る。本発明はこの点に着目して為されたもので、基準変
速切換闇値車速を比例的に変化されることで１種類の変
速パターンから幾通りもの変速パターンが選べるように
したものである。

第１図は本発明の構成説明図である。スロットル開度に
対応した基準変速切換闇値車速が各変速切換段階毎に変
速パターン記１．ａ手段ＭＥＨに記憶されており、選択
スイッチＳＷからの変速パターン切換信号により比例定
数決定手段ＰＭは補正係数である比例定数を決定する。

基準変速りＪ換閾値車速読取り手段ＲＤは、車速センサ
ＳＮＩとスロットル開度センサＳＮ２の出力情報から対
応する基準変速切換闇値車速を変速パターン記憶手段Ｍ
ＥＭから読出し、補正変速切換闇値車速算出手段Ｃ叶は
、この読出された基準変速切換闇値車速に上記決定され
た比例定数を乗することにより補正変速切換闇値車速を
算出し、変速条件判定手段ＤＥＣは、この補正変速切換
闇値車速と現車速とを比較することにより変速条件成立
の有無を判定し、変速条件が成立すると、変速制御手段
ＣＮＧは、所定の変速制御を行ない一段のシフトアップ
或いはシフトダウンを行なう。

発明の実施例 第２図は本発明のハードウェア構成の一例を示す要部ブ
ロック図である。同図において、１０しよ内部に各種プ
ログラムや後述する変速ノでターン等を記憶するＲＯＭ
、データを一時記憶する為のＲＡＭ、各種レジスタ等を
有するマイクロコンピュータであり、入力ポート１１〜
１４及び出カポ−）　１５　ａ　。

＋５ｂを介して周辺回路と接続されている。１６は電磁
ピックアップ方式等を採用した車速センサ、１７はエン
ジンのスロットル開度を８段階の分解能で検出するスロ
ットル開度検出センサであり、これらは入力インターフ
ェイス回路１８を介してマイクロコンピュータ１０の入
力ボート１１．１２に接続される。１９は変速機本体、
２０は変速機本体の変速比を切換る為の油圧回路であり
、この中に変速制御用電磁弁があり、２１．２２はこの
電磁弁を駆動する為の変速ソレノイドである。この変速
ソレノイド２１゜２２は出力インターフエイス回路詔を
介してマイクロコンピュータ１０の出カポ−）１５ａ、
１５ｂに接続される。また、又は例えば５ボルトの直流
電源、２５．２６はプルアップ用の抵抗、２７．２８は
選択スイッチであり、直流電源２４はマイクロコンピュ
ータ１０の電源端子Ｖ。。と接地端子ＶＳ２間に接続さ
れ、選択スイッチの出力は入カポ−［３，１４に接続さ
れている。選択スイッチ２７．２８’＋抵抗２５．２６
側に設定す■ば、入カポ−［３，１４の入力レベルはハ
イレベル（１）となり、接地側に切換えればローレベル
（０）となる。

第３図はマイクロコンピュータ１０内のＲＯＭに記憶さ
れている変速パターンの内容を示す線図であり、各変速
切換段階毎に８段階のスロットル開度に対応した基準変
速切換闇値車速が記憶される。

即ち、第３図において、実線３０〜３２はそれぞれ１速
から２速、２速から３速、３速から４速ヘシフトアソプ
する基準変速切換闇値車速を示し、破線３３〜３５はそ
れぞれ２速から１速、３速から２速。

４速から３速ヘシフトダウンする基準変速切換闇値車速
を示し、シフトアップとシフトダウンとで変速切換闇値
車速に差を設はヒステリシス特性を持たせているのは、
坂道等でシフトアンプとシフトダウンとが短い周期で繰
返されるのを防止する　・為である。実際のＲＯＭへの
記憶は、１速から２速へのシフトアップ部分を例にとれ
ば、例えば第４図に示すように、各スロットル開度に対
応した基準変速切換闇値車速を記憶するものである。第
４図に示すような内容が、他の変速段階つまり２速から
３速、３速から４速、２速からｌ速、３速から２速、４
速から３速についても記憶される。

また、第５図は入力ボート１３．１４の入力レベルの状
態と選択される比例定数との関係を示すもので、２マイ
クロコンピユータ１０は入力ボート１３．１４の状態が
（０，Ｏ，）のとき比例定数を１．０とし、（０，１）
のとき１．１とし、（１，Ｏ）のとき１．２とし、（１
，１＞のとき１．３とするものである。

これらの比例定数は予めＲＯＭに記憶されている。

これにより後述するように合計４種類の変速パターンを
選択することが可能である。なお、入力ポートの数を増
すことで、５種類以上の変速パターンを選択することが
できる。

第６図は選択された比例定数に応じて各スロットル開度
に対応してどのような補正変速切換闇値車速が設定され
るかを示す線図であり、−例としてｌ速から２速ヘシフ
トアンプするときの補正変速切換闇値車速を示している
。伯の変速切換段階の補正変速切換闇値車速も同様に設
定される。第７図は第６図を図式化したもので、７０は
比例定数１．０のときの変速パターン、７１は比例定数
が１．３のときの変速パターンを示す。同図から判るよ
うに比例定数が大きくなるに従って補正変速切換闇値車
速は高速側にシフトされる。

第８図はマイクロコンピュータ１０の変速制御機能を実
現するソフトウェア構成の一例を示すフローチャートで
ある。マイクロコンピュータ１０は、先ず車速センサ１
６の出力を読取って現車速を検知すると共にスロットル
開度センサ１７の出力を読取ってスロットルが開度０〜
７のどの開度にあるかを検知しくＳｌ、Ｓ２）、検知し
たスロットル開度から内部ＲＯＭに記憶した基準変速パ
ターンをアクセスして現在のスロットル開度に対応する
基準変速切換闇値車速をルックアップする（Ｓ３）。

この場合、マイクロコンピュータ１０は従来行なわれて
いるように現シフト位置から移行する際に参照すべき上
限変速切換闇値車速と下限変速切換闇値車速との双方を
ルックアップする。例えば現在の変速位置が２速である
とすると、２速から３速へ切換える変速切換闇値車速（
上限基準変速切換闇値車速）と２速から１速へ切換える
変速切換闇値車速（下限基準変速切換闇値車速）とを識
別する。但し、現変速位置が１速のときは上限変速切換
闇値車速だけを、また現変速位置が４速のときは下限変
速切換闇値車速だけを参照する。次にマイクロコンピュ
ータ１０は、入力ポート１３．１４の入力レベルを判別
して比例定数を選択しくＳ４）、選択した比例定数と先
にルックアンプした上限。

下限基準変速切換闇値車速とを乗算して補正した上限、
下限補正変速切換闇値車速を算出する（Ｓ５）。そして
、現シフト位置が１速であるとき及び２速、３速である
ときは、この補正した上限補正変速切換闇値車速と現車
速とを比較しくＳ８゜５１２）、現車速が上限補正変速
切換闇値車速より大きいと、一段のシフトアップを行な
う為の信号を出力ポート１５より出力インターフェイス
回路側を介して変速ソレノイド２１．２２に送出し、一
段のシフトアンプを行なう　（３１３）。そして、シフ
トアンプしたときは現シフト位置情報を更新する（Ｓ１
４）。また、現シフト位置が４速であるか或いはステッ
プＳ８でＮＯと判定されたときは、現車速が下限補正変
速切換闇値車速より小さいか否かを判別し、現車速が下
限補正変速切換闇値車速より小さいと一段のシフトダウ
ンを行なう為の信号を変速ソレノイド２１，２２に送出
し、一段のシフトダウンを行なう　（ＳＩＯ）。そして
、シフトダウンしたときは現シフト位置情報を更新する
（Ｓｌｌ）。

以上の実施例では、マイクロコンピュータ１０の内部Ｒ
ＯＭに記憶された基準変速切換闇値車速に選択スイッチ
２７．２８の設定状態に応じた一定の比例定数を常に乗
じて補正変速切換闇値車速を算出するように構成したが
、車種によってはこのように単純に比例計算したのでは
部分的に不都合が生じる場合も考えられるので、その場
合には次のような構成とすることが望ましい。

（１）例えば、スロットル開度０〜７毎或いは２段階等
の複数のスロットル開度毎に使用する比例定数を変化さ
せる。このような場合には、各スロットル開度区分に対
応した比例定数を内部ＲＯＭに記憶しておき、マイクロ
コンピュータ１０はスロットル開度から使用する比例定
数を選択するようにすれば良い。例えば、スロットル開
度０の比例定数が１．．０．１．１．１．２．１．３と
し、スロットル開度１の比例定数を１．０．１．２．１
．３．１．４とする。

（２）ある一つ或いは複数の変速切換段階、例えば３速
から４速へ切換えるときの変速切換闇値車速のみを選択
スイッチの設定状態に応じて比例計算で補正するように
する。このときは、マイクロコンピュータＩＯは現シフ
ト位置が補正計算を必要とするシフト位置である場合だ
け補正計算する。

どの変速切換段階が補正計算を必要とするかは内部ＲＯ
Ｍに予めプログラムしておいても良いし、外部スイッチ
で設定する構成としても良い。

（３）また、一部或いは全部の変速切換段階において単
純に比例計算するのではなく、例えば比例計算して得た
補正変速切換闇値車速にある定数を加算して最終的な補
正変速切換闇値車速をめるようにしても良い。加算する
定数は予め内部ＲＯＭに記憶しておけば良く、どの変速
切換段階で加算処理を行なうかは予めプログラムして置
くか外部スイッチで設定する。

発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、１種類の変速パタ
ーンを予めＲＯＭ等に記１ａシて置くだけで、選択スイ
ツチの切換により複数の変速パターンを設定することが
できるから、同一のプログラムで多くの車種に対処する
ことが可能となり、製造コストや在庫管理等がずこふる
容易になる利点がある。また、複数個の変速パターンを
個別に記憶されておく方式に比ベメモリの使用容量が少
なくて済むので、メモリ容量に限界のあるワンチップマ
イクロコンピュータを使用することができ且つマイクロ
コンピュータに他の機能を付加することも可能となる。

更に、同一の車種においても選択信号を変えることによ
り変速パターンを自由に選択することができる利点もあ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成説明図、第２図は本発明のハード
ウェア構成の一例を示す要部ブロック図、第３図はマイ
クロコンピュータ１０内のＲＯＭに記憶されている変速
パターンの内容を示す線図、第４図はマイクロコンピュ
ータ１０の内ｆ４Ｖｒ　ＲＯＭに記憶される基準変速切
換闇値車速の内容を示す図、第５図は入カポ−Ｈ３，１
４の入力レベルの１と選択される比例定数との関係を示
す図、第６図は選択された比例定数に応して各スロット
ル開度に対応してどのような補正変速切換闇値車速が設
定されるかを示す線図、第７図は第６図を図式化した図
、第８図はマイクロコンピュータ１０の変速制御機能を
実現するソフトウェア構成の一例を示すフローチャート
である。 １０はマイクロコンピュータ、１１〜１４は入力ボート
、１５ａ、１５ｂは出力ボート、１９は変速機本体、２
７．２８は選択スイッチである。 特許出願人富士通テン株式会社 代譚人弁理士玉蟲欠丑部外１名 第４図　第５図 第６図 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. スロットル開度に対応した基準変速切換闇値車速を各変
   速切換段階毎に記憶する変速パターン記憶手段と、変速
   パターン切換信号を入力する選択スイッチと、該選択ス
   イッチのスイッチ情報を読取って比例定数を決定する比
   例定数決定手段と、車速センサ及びスロットル開度セン
   号の情報から対応する基準変速切換闇値車速を前記変速
   パターンから読出す基準変速切換闇値車速読取り手段と
   、該読取った基準変速切換闇値車速に前記決定された比
   例定数を乗する補正変速切換闇値車速算出補正手段と、
   該算出された補正変速切換闇値車速と車速センサの出力
   から判別した現車速とを比較して変速条件成立の有無を
   判定する変速条件判定手段と、変速条件成立時に所定の
   変速を行なう変速制御手段とを具備したことを特徴とす
   る自動変速制御装置。