JPS6018598Y2 - デイーゼルエンジンの燃料噴射装置 - Google Patents

デイーゼルエンジンの燃料噴射装置

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JPS6018598Y2
JPS6018598Y2 JP15654580U JP15654580U JPS6018598Y2 JP S6018598 Y2 JPS6018598 Y2 JP S6018598Y2 JP 15654580 U JP15654580 U JP 15654580U JP 15654580 U JP15654580 U JP 15654580U JP S6018598 Y2 JPS6018598 Y2 JP S6018598Y2
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JP
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fuel injection
pressure
engine
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fuel
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JP15654580U
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JPS5778740U (ja
Inventor
豪 山本
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マツダ株式会社
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はディーゼルエンジンの燃料噴射装置に関するも
のである。
従来、ディーゼルエンジンの燃料噴射装置に、低負荷お
よび中負荷時において燃料噴射時期を遅らせてNOxの
低減および騒音の低減を図る一方、高負荷時においては
燃料噴射時期を進め十分な出力を確保するように、負荷
の変化に応じて燃料噴射時期を調整する装置、いわゆる
ロードタイマーを装着することが提案されている。
しかしながら、このような装置を採用したディーゼルエ
ンジンを大気圧が減少した高地において運転する場合、
空気の燃焼室への充填量が減少し着火遅れが増大するこ
とにより、特に、エンジン低負荷時での燃焼が不完全と
なり燃焼室へ噴射された燃料が未燃焼のまま排気中に排
出される、いわゆる、半失火現象を起すという問題が生
じ、る。
そこで、このような高地での着火遅れに対処するために
、従来、例えば特開昭55−84824号公報に開示さ
れているように、ポンプ室の油圧を上昇させることによ
り、噴射時期を進めることが提案されている。
しかし、この提案のものでは、噴射時期が一律に進むと
いう利点があるが、特に問題となる低回転域で進角度が
少なく、着火遅れによる弊害を充分に解消できないとい
う欠点がある。
反面、噴射時期の進角度を低回転時必要なだけ進めると
、高回転域で進みすぎ、騒音等の問題を起こすことにな
る。
本考案は、上記問題に鑑みなされたもので、燃料を圧送
するプランジャを往復運動させるカム装置と、エンジン
回転数に対応した油圧にて該カム装置を作動させて燃料
噴射時期を調整する噴射時期調整装置と、エンジン負荷
が小さいとき前記油圧を低下させて燃料噴射時期を遅ら
せる油圧制御装置とを備えたディーゼルエンジンの燃料
噴射装置において、大気圧を検出する圧力検出装置と、
上記油圧制御装置の油圧低下機能を減少させる拘束装置
を設け、該圧力検出装置により大気圧力が減少したこと
を検出したとき拘束手段を作動させ燃料噴射時期を平地
における低負荷時よりも進めることにより、上記従来の
問題を解消したディーゼルエンジンの燃料噴射装置を提
供することを目的とするものである。
以下、本考案を、実施例を示す図面に基づいて詳説する
第1図および第2図に示す分配型燃料噴射ポンプ1にお
いて、2はハウジング、3はエンジンのクランクシャフ
ト(図示省略)の172の回転数で駆動するドライブシ
ャフト、4はハウジング2内に形成されたポンプ室、5
はポンプ室4を燃料タンク(図示省略)に連通せしめる
吸入通路である。
6は該吸入通路5の途中に介設されたベーン型フィード
ポンプで、ドライブシャフト3により、駆動される。
このフィードポンプ6の駆動により、前記燃料タンクか
らの燃料が吸入通路5を介してポンプ室4に圧送され、
該ポンプ室4内の内部圧力をドライブシャフト3の回転
数、すなわちエンジン回転数の上昇に伴って増大させる
ように構成されている。
7はポンプ兼分配用プランジャで、ハウジング2に形成
した摺動孔8内に摺動自在に挿通されている。
このプランジャ7の端部には、エンジンの気筒数に対応
する数の山を有するカム面9aが形成されたカムディス
ク9が一体的に連結され、該カムディスク9に、ドライ
ブシャフト3がドライビングディスク(図示せず)を介
して回転方向に連結されている。
10はローラホルダ、ハウジング2内にドライブシャフ
ト3と同心にかつ回転可能に設けられ、カムディスク9
のカム面9aの山数(すなわち気筒数に対応する数)と
同数のローラ11が回転自在に保持されている。
このローラ11には、カムディスク9のカム面9aがプ
ランジャスプリング(図示省略)によって圧接され、該
ローラ11上をカムディスク9が回転することにより、
前記プランジャ7に燃料の吸入圧送のための往復運動と
、分配のための回転運動とを同時に行わせるように構成
されている。
したがって、プランジャ7が吸入工程(第1図では下降
動)にある場合には、ポンプ室4の燃焼が、ハウジング
2に形成した供給通路12からプランジャ8の頭部外周
面に設けた複数の縦溝13(本例では4つ)の1つを経
てプランジャ室29に供給される。
また、プランジャ7が圧送工程(第1図では上昇動)に
移行すると、供給通路12と縦溝13との連通が切離さ
れ、プランジャ室29の燃料が圧縮されて、プランジャ
7内に形成した縦孔14から分配横孔15を経て、ハウ
ジング2内に円周方向に気筒数に対応する数だけ形成し
た逆止弁16を有する吐出通路17の1つへ供給され、
噴射ノズル(図示省略)から気筒内に噴射される。
18はカットオフスリーブで、プランジャ7のポンプ室
4側へ突出する部分において、プランジャ7の縦孔14
と連通するカットオフポート19を開閉するように摺動
自在に外嵌されている。
このカットオフスリーブ18の上縁から、カットオフポ
ート19が外れてポンプ室4に開口すると、燃料がポン
プ室4に流出して吐出通路17への吐出を停止し、噴射
路りとなる。
20はフライウェイトで、ギヤ21に一体的に固着され
たフライウェイトホルダ30に接けられている。
このホルダ30はガバナシャフト22に取付けられ、前
記ギヤ21と噛合するギヤ(図示省略)が固着されたド
ライブシャフト3にて駆動される。
また、フライウェイト20の動きは、ガバナシャフト2
2の小径部に摺動自在に外挿されたガバナスリーブ23
に伝達される。
このガバナスリーブ23にはリリーフポート24が開設
され、ガバナスリーブ23が燃料噴射量の少ない低・中
負荷の位置にあるとき、該ポート24がガバナシャフト
22の横孔25と連通され、それによって、ポンプ室4
が、リリーフポート24、横孔25、ガバナシャフト2
2の縦孔26およびリリーフ通路27を介して、ベーン
型フィードポンプ6の吸入側(低圧側)に接続されてい
る。
28はリリーフ通路27に設けられ該通路27を開閉す
る電磁弁で、大気圧検出スイッチ60、エンジン運転中
オンとなるキースイッチ61を介してバッテリ62に接
続されている。
大気圧検出スイッチ60は、内部を真空にしたまたは内
部に気体を封入シたベローズ63によってオン・オフ制
御されるものであって、ベローズ63の周囲の室64に
導入される大気圧または大気圧力に関連するエンジンの
吸気通路(図示省略)の圧力が低くなるとベローズ63
が伸びスイッチ60をオフする。
したがって、エンジンを平地で運転する場合、キースイ
ッチ61および大気圧検出スイッチ60はオンされ、電
磁弁28が励磁され、リリーフ通路27を開いて、ガバ
ナスリーブ23の動きにより低負荷および中負荷時にポ
ンプ室4内の燃料圧力(油圧)を低下させ後述のタイマ
ピストン46の動きにより燃料噴射時期を遅れ側に調整
する。
一方、エンジンを高地で運転する場合は、大気圧検出ス
イッチ60がオフし電磁弁28が励磁されずにリリーフ
通路27を閉じるため、ガバナスリ−ブ23のリリーフ
ポート24がガバナシャフト22の横孔25と連通する
低・中負荷時においても、ポンプ室4の油圧は低下せず
、平地における噴射時期より進んだものとなる。
32はガバナレバーアセンブリで、コレクタレバー(図
示省略)上に、テンションレバー33とスタートレバー
34との一端部がピン35にて軸支され、さらに該スタ
ートレバー34の一端部にカットオフスリーブ18の係
合溝に係合したボールへラドピン37が取付けられてい
る。
38はスタートレバー34の他端部に固定されたスター
トスプリングで、レバー33と34との間に介装されて
いる。
39はガバナスプリングで、その一端はピン40を介し
てテンションレバー33に取付けられ、他端はアクセル
ペダル(図示省略)に連動したコントロールレバー41
の回動軸42に、シャックル43を介して連結されてい
る。
カットオフスリーブ18の位置、すなわち、噴射燃料量
は、コントロールレバー41の回動の角度と、フライウ
ェイト20の遠心力(エンジン回転数)によって決定さ
れる。
44は燃料噴射時期を制御するタイマーで、ノ1ウジン
グ2内に形成したシリンダ45内を摺動するタイマーピ
ストン46を有する。
このタイマーピストン46は、固定軸47を枢軸として
揺動自在なレバー48を介してローラホルダ10と連結
されている。
また、タイマーピストン46を挾んで、シリンダ45内
の一方側にはスプリング49が縮装され、かつフィード
ポンプ6の吸入側燃料圧が作用する第1油圧室50が形
成され、他方側にはタイマーピストン46に設けた油圧
通路51を介してポンプ室4の燃料圧が作用する第2油
圧室52が形成されている。
この第1油圧室50と第2油圧室52との差圧すなわち
エンジン回転数に対応した燃料圧、およびスプリング4
9の弾発力によってタイマピストン46の位置すなわち
レバー48を介してのローラホルダ10の周方向位置が
決定され、ローラ11とカムディスク9のカム面9aと
の接触位置が変るので、ドライブシャフト3の周方向の
位相と、前記接触位置すなわちプランジャ7の作動位置
との相対的変化が生じ、フィードポンプ6の送油圧力、
すなわち、エンジン回転数の上昇に伴って燃料噴射時期
が進角する。
上記のように構成すれば、′エンジンを大気圧が通常の
平地で運転する場合、大気圧検出スイッチ60がオンし
ているため、電磁弁28はリリーフ通路27を開いてい
る。
したがって、エンジン負荷が小さいとき、ガバナスプリ
ング39の張力が弱いためフライウェイト20によりガ
バナスリーブ23が上方に(第1図において)移動して
ており、ガバナシャフト22の横孔25とガバナスリー
ブ23のリリーフポート24が一致して、ポンプ室4を
リリーフ通路27を介してフィードポンプ上流(低圧側
)に連通ずるので、ポンプ室4内の圧力が低下する。
それに伴ない、タイマー44の第2油圧室52の圧力も
低下するので、タイマピストン46がスプリング49の
弾発力にて、遅れ側に引き戻される。
エンジン負荷が設定値以上になり燃料噴射量が増加する
とガバナスリーブ23が下方(第1図において)移動し
リリーフポート24とガバナシャフト22の横孔25と
が分離され、ポンプ室4とフィードポンプ上流(低圧側
)の連通が遮断されポンプ室4内の圧力が上昇する。
それに伴って、タイマ44の第2油圧室52の圧力も上
昇するので、タイマーピストン46がスプリング49の
弾発力に抗して進み側に動く。
一方、エンジンを大気圧が減少した高地で運転する場合
には、大気圧検出スイッチ60がオフするので、電磁弁
28が励磁されずリリーフ通路27を閉じる。
これによって、ポンプ室4内の圧力が低下することがな
くなり、低・中負荷時においても高負荷時と同様に、燃
料噴射時期が遅れることなく進み側に設定維持される。
したがって、着火遅れ時間が増大しても良好な燃焼状態
を維持でき半失火を防止できる。
上記作動を、エンジン負荷、あるいはエンジン回転数と
、燃料噴射時期との関係で表わしたものが第3図、第4
図である。
まず、第3図はエンジン回転数が一定のときの負荷と噴
射時期の関係を表わしたもので、実線Aは平地における
変化を、破線Bは高地における変化を示す。
また、第4図において、実線Cは、平地における高負荷
時および高地における変化を、実線りは平地における低
・中負荷時の変化を示す。
上記実施例は、大気圧が減少した高地での運転時、リリ
ーフ通路27を完全に閉塞するようにしたものであるが
、リリーフ通路の通路面積を設定量に減少させるもので
もよい。
あるいは、リリーフ通路27の通路面積をベローズ63
の伸縮に応じて可変とし、大気圧が減少するにしたがっ
てリリーフ通路の通路面積が減少するようにしてもよい
このIJ IJ−フ通路の通路面積の減少の程度は、高
地の低負荷時における良好な燃焼を行なえる噴射時期の
範囲に設定すればよい。
本考案は、上記のように、噴射時期調整装置に作用する
油圧をエンジン負荷が小さいとき低下させて燃料噴射時
期を遅らせる油圧制御装置の油圧低下機能を、大気圧が
減少したとき減少するように構成したため、高地におい
て着火遅れ時間が増大しても、簡単に燃料噴射時期を進
み側に補正することができ良好な燃焼を行い半失火を防
止することができるという実用上優れた効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】 図面は本考案の実施態様を例示し、第1図はディーゼル
エンジンの燃料噴射装置の縦断面図、第2図は第1図の
■−■線断面図、第3図はエンジン負荷と燃料噴射時期
を示す図、第4図はエンジン回転数と燃料噴射時期との
関係を示す図である。 1:分配型燃料噴射ポンプ、7:プランジャ、9:カム
ディスク、10:ローラホルダ、23:ガバナスリーブ
、24:リリーフポート、27:リリーフ通路、28:
電磁弁、44:タイマー60:大気圧検出スイッチ、6
3:ベローズ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料を圧送するプランジャを往復運動させるカム装置と
    、エンジン回転数に対応した油圧にて該カム装置を作動
    させて燃料噴射時期を調整する噴射時期調整装置と、エ
    ンジン負荷が小さいとき前記油圧を低下させて燃料噴射
    時期を遅らせる油圧制御装置とを備えたディーゼルエン
    ジンの燃料噴射装置において、大気圧を検出する圧力検
    出装置を設け、該圧力検出装置に、大気圧が減少したと
    き上記油圧制御装置の油圧低下機能を減少せしめる拘束
    装置を連係させたことを特徴とするディーゼルエンジン
    の燃料噴射装置。
JP15654580U 1980-10-31 1980-10-31 デイーゼルエンジンの燃料噴射装置 Expired JPS6018598Y2 (ja)

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JP15654580U JPS6018598Y2 (ja) 1980-10-31 1980-10-31 デイーゼルエンジンの燃料噴射装置

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JP15654580U JPS6018598Y2 (ja) 1980-10-31 1980-10-31 デイーゼルエンジンの燃料噴射装置

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Publication Number Publication Date
JPS5778740U JPS5778740U (ja) 1982-05-15
JPS6018598Y2 true JPS6018598Y2 (ja) 1985-06-05

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ID=29515697

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