JPS6018589Y2 - タ−ボ過給式自動車機関 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ターボ過給式内燃機関においては、ターボ過給機よりの
給気の冷却を行う中間冷却器の設置が、吸入効率を高め
る上よりして好ましいのであるが、中間冷却器は急加速
、急発進の応答性を害う抵抗として作用し、車両の操縦
性を害う。

更に、ディーゼル機関の場合について言えば、中間冷却
器の存在により応答性が害われた急加速、急発進時に給
気量が一時的に不足して黒煙の発性を見るようになる。

本案は、上記の点を改善することを目的とするもので、
本案を図について説明すれば次の如くである。

図において、ＥＣは機関、ＳＭ、ＥＭは、それぞれ、給
気マニホールド、排気マニホールド、Ｒは機関冷却水用
ラジェータ、ＴＢはターボ過給機、ＩＣは中間冷却器、
ＳＤは吸気管である。

本案においては、中間冷却器ＩＣの存在に基因するさき
に指摘した不都合を回避するため、急加速、急発進時に
おいては中間冷却器ＩＣを通さないで給気の供給を行う
系が併設される。

この系は急加速、急発進時に一時に作動する系で、中間
冷却器ＩＣに並列接続のバイパス流路ＢＰと、給気を中
間冷却器ＩＣを通して流すか或いは吸気をバイパス流路
ＢＰを通して流すかの選択用の流路切換弁ＲＶと、急加
速、急発進の状態を捉えてバイパス流路ＢＰを有効にす
る如く流路切換弁を動作させる自動操作系とより戊る。

上記の自動操作系は、電気作動のもの、流体作動のもの
、或いはそれらの組合せによるものとして構成すること
ができる。

図示のものは、電気的作動のものと流体作動のものとを
組合せたもので、加速ペダルＡＰの急激な踏込みを感知
する加速センサＡＳと、電磁弁ＡＶおよびそのコントロ
ーラＶＣとを電気作動部とし、電磁弁ＡＶにより流路を
切換られるエアーシリンダＣＬを流体作動部とする。

エアーシリンダＣＬは、常時において流路切換弁ＲＶを
Ｎｏ、 １の位置に保ち、給気は中間冷却器ＩＣを経て
給気マニホールドＳＭに至るが、加速ペダルＡＰが急激
にに踏込まれると、加速センサＡＳおよびコントローラ
ＶＣにより電磁弁ＡＶによるエアーシリンダの流路切換
が行われ、流路切換弁ＲＶはＮｏ、２の位置を一時的に
とる。

流路切換弁ＲＶが出、２の位置をとる時間はコントロー
ラＶＣ中にある時定数回路により定められる。

【図面の簡単な説明】

図は本案による機関の要部を示す図面である。 ＥＧ・・・・・・機関、ＳＭ・・・・・・給気マニホー
ルド、ＥＭ・・・・・・排気マニホールド、Ｒ・・・・
・・機関冷却水用ラジェータ、ＴＢ・・・・・・ターボ
過給機、ＩＣ・・・・・・中間冷却器、ＳＤ・・・・・
・吸気管、ＢＰ・・・・・・バイパス流路、ＲＶ・・・
・・・流路切換弁、ＡＳ・・＝・・・加速センサ、ＡＶ
・・・・・・電磁弁、ＶＣ・・・・・・コントローラ、
ＣＬ・曲ｅエアーシリンタ、沖・・・・・・加速ペダル
、ＡＳ・・曲加速センサ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ターボ過給機刊より給気マニホールドＳＭに至る給気流
   路ＳＤ上に中間冷却器ＩＣが設けられている形式のもの
   において、中間冷却器ＩＣに対（−で並列接続のバイパ
   ス流路ＢＰと、中間冷却器ＩＣを通して給気を流す状態
   とバイパス流路ＢＰを通して給気を流す状態との間の切
   換を行う流路切換弁ＲＶと、加速ペダルＡＰの急激な踏
   込み時にバイパス流路ＢＰを有効流路とする如く上記の
   流路切換弁ＲＶの切換を行う自動操作系とを設けたこと
   を特徴とする、ターボ過給式自動車機関。