JPS60185574A - スキ−板用の盗難防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、パインディング特に、長さ調節することなく
恣意の長さのスキー靴を保持するのに適したパインディ
ングを備えたスキー板用の盗難防止装置に関するもので
ある。

従来の技術 スキー板用の盗難防止装置は既に種種様様な形式のもの
が提案されている。ある種の盗難防止装置では、両方の
スキー板を特別な金具を用いて互いにくっつけて、その
位置で錠によって固定するようになっている（国際特許
第８１１０２６７９号明細書、アメリカ合衆国特許第３
９６６２１９号明細書、同国特許第３９２８．９９０号
明細書及びフランス特許第１５１２６１７号明細書参照
）。しかしながらこのような形式の盗難防止装置には、
金具の価格が高いということのみならず、滑走中に金具
が邪魔になるという欠点がある。さらに金具には雪がく
っ付きやすく、これによって組み込まれた錠の働きの妨
げられることがある。

似たような形式の別の公知の盗難防止装置（アメリカ合
衆国特許第３２７７６７６号明細書）では両方のスキー
板に同様に各１つの金具が固定されており、両金具は直
接が又は連結部材を介して互いに結合されてなんきん錠
によって固定されるようになっている。この場合金具は
比較的薄いプレートから製作されているので、滑走中に
金具が損傷してしまうことがあり、この結果連結部材の
差込みないしはなんきん錠の直接的な引掛けが不可能に
なる。

アメリカ合衆国特許第３５９０．６０８号明細書及び同
国特許第４１８５３’　６１号明細書にはスキー板の盗
難を防止するためにスチールロープが使用されており、
このスチールロープは垣根、木等にループによって固定
されて両方のスキー板に巻き付けられるっローゾ両端部
はシリンダ錠ないしはなんきん錠によって互いに結合さ
れる。

この公知の盗難防止装置に対するバリエーションはアメ
リカ合衆国特許第３５１８８５３号明細書及び同国特許
第３８３８５８５号明細書に記載されている。との場合
側スキー板及びスキーストックはダイヤル式錠を備えた
スチールロープ（このようなスチールロー）は自転車の
盗難防止のために一般に用いられている）によってスキ
ー置場に堅（保持される。

アメリカ合衆国特許第３６３０４１６号明細書にはチェ
ーンの形のスキー板用保持装置が開示されている。この
保持装置は一端に、スキー板の端部が差し込まれるほぼ
Ｕ字形の湾曲部材を有し、この湾曲部材はシリンダ錠を
備えた横材によって閉じられ、この結果スキー板の取出
しは不可能になる。

アメリカ合衆国特許第４０３！７２０号明細書に開示さ
れた盗難防止装置は、スキー置場の水平なレールの両側
に立てられた一対のスキー板を、スキー板前端部及び後
端部の範囲つまりレールの両側に位置するシリンダ錠に
よって互いに結合するためのものである。このために各
スキー板には閉鎖部材を受容するための２つの貫通孔が
設けられており、この場合側貫通孔は滑走面まで延びて
いるので凍結しやすい。

またビイソ連邦共和国特許出願公開第２５１１４４５号
明細書に記載の解決策では盗難防止のためにスキースト
ツ・ξの制動片が利用される。

この場合制動片は、スキー板長手方向において移動可能
なプラスチック部材によって制動位置にもたらされる。

この制動位置では両割動片＆−１少な（とも部分的に滑
走面の下に延びて℃・る。

次いでこの位置は特別な鍵によって固定される。

スキー板の所有者だけが鍵によってプラスチック部分を
解除すること並びに、その後でプラスチック部分をシフ
トさせて制動片の上方旋回を可能ならしめる位置へもた
らすことができる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながらこのような形式の盗難防止装置は上述のよ
うな制動片を備えたスキー板にお℃・てしか用いること
ができず、つまり万能ではな℃１゜ ゆえに本発明の課題は、公知の盗難防止装置のもつ上に
述べた欠点を回避して、万能に使用することができ、構
造が単純でかつ製作費が廉価でしかも確実な盗難防止機
能を果す、スキー板用の盗難防止装置を提供することで
あるＯ問題点を解決するための手段 この課題を解決するために本発明の構成では、か又は閉
鎖位置において錠、スイッチ又はこれに類したものによ
ってロック可能に構成されている。

実施態様 本発明の１実施態様によればＡ４ンデイングのロック位
置において、該〕ζインディングをスキー板に固定して
いる複数の固定部材例えば固定ねじのうちの少なくとも
１つが、可動の又は旋回可能な又はシフト可能な部分に
よってほとんどおおわれている。このように固定部材が
おおわれて接近不能になっていると、ロックされたパイ
ンディングを別のノぐインディングと交換してスキー板
を盗もうとしても、ロックされたノζインディングを外
すことはできない。またこの実施態様による処置はスキ
ー板における。Ｓインディングの固定形式とは無関係で
ある。なぜならば、スキー板にねじ締結された・ζイン
ディングでも、レールに溢って案内されていてストツノ
ξねじによって固定されたパインディング部分で本この
処置によって保護することができるからである。

上述の実施態様においてさらに、パインディングのペー
スゾレートをスキー板に固定する固定ねじのために、ス
キー板において上側帯材の下にねじ山付ブシュが組み込
まれていて、該ねじ山付ブ／ユが上側帯材の下側に支持
されており、ねじ山付ブシュがウェブないしはプレート
によって互いに結合されていると有利である。

このように構成されていると・ζインディングをスキー
板から外すのに大きな力が必要であり、無理に引き離せ
ばスキー板は破損してしまう。

ねじ山付ブシュを備えたスキー板の製作を簡単化するた
めに本発明の別の実施態様では、ねじ山付ブシュが上側
帯材と一体に構成されている。上側帯材がメタルプレー
ト例えばアルミニウムプレートから成っていると、ねじ
山付ブシュをプレート製作時に容易に一緒に鋳造するこ
とができる。しかしながら上側帯材が繊維によって補強
された積層材から製作されている場合には、ねじ山伺ブ
シュは積層材の製作時に一緒にプレスすることができる
。

本発明の別の実施態様によれば１．Ｓインディングがソ
ールプレートを有していて、該ソールプレートに対して
スライドプレートがシフト可能に案内されており、パイ
ンディングのロック位置においては該パインディングの
ための少なくとも１つの固定部材がスライドプレートに
よっておおわれていて、固定部材への接近ひいては固定
部材の解離が阻止されている。この場合例えば固定部材
が通常のスリット付ねじとして構成されている場合には
、パインディングのロック位置においてこれらのねじの
うちの少なくとも１つのねじのスリットがスライドプレ
ートによっておおわれていなくてはならない。

この実施態様においてスライドプレートに、・ζインデ
ィングの踏込み位置か又は閉鎖位置において固定部材例
えばねじと整合する穴が設けられており、スライドプレ
ートの穴がスキー板　。

の固定部材に対してずらされているその他の位置におい
てスライドプレートが錠、スイッチ又はこれに類したも
のによってシフトを阻止されていると有利である。この
ように構成されていると、例えばねじであるすべての固
定部材の解離をノζインディングのロック位置において
阻止することができる。

錠自体の構成には種種様様な可能性があり、例えば本発
明の１実、施態様では錠がシリンダ差込み錠として構成
されている。この実施態様の利点は、滑走中に錠がスキ
ー板に位置していないことに基づいて錠には凍結のおそ
れも汚染のおそれもな℃・ことである。しかしながらこ
の場合スキーヤは自分のスキー板片の錠を滑走中に身に
つけていなくてはならない。

このような欠点を有していない別の実施態様では、錠が
シリンダ錠であり、該シリンダ錠のケーシングがパイン
ディング又はスキー板の孔に固定されていて、シリンダ
錠のシリンダがケーシング内を軸方向でシフト可能であ
る。ノ々インディングをロックしたい場合には、シリン
ダは・ζインディングの可動部分の孔に係合してその位
置でロックされる。この機構はシリンダ錠に限定される
ものではなく、ダイヤル式錠においても使用することが
できる。

本発明のさらに別の実施態様では、錠がシリンダ錠であ
り、該シリンダ錠のケーシングが・９インデイング又は
スキー板の孔に固定されていて、シリンダ錠のシリンダ
がケーシングを越えて突出した端部の側部に２つの面取
り部を有している。この場合もちろんケーシングから突
出しているシリンダ端部はパインディング構成部分に設
けられた鍵穴状のスリットに係合しており、同端部は滑
走中はこのスリット内で運動することが可能であるが、
・２インデイングのロック位置では、側部に設けられた
両面取り部はスリットの長手方向に対して垂直に延びて
いて運動を阻止されている。

本発明による盗難防止装置は必ずしも狭義の意味におい
ての錠を使用しなくてはならないものではなく、錠の代
わりに、錠の働きをする部材を用いることもできる。例
えば本発明の別の実施態様ではノＳインディングのソー
ルゾレートにおいて、該プレート平面に対して平行に配
置された横孔にピンが回転可能に支承されており、該ピ
ンの中央範囲が側部と互いに平行な２つの面取り部を有
し、スキー板長手方向に延びているパインディング部分
の鍵穴状の貫通孔に係合しており、ピンが特別な鍵によ
って９０°だけ回動可能である。このようなピンは既に
ドイツ連邦共和国特許出願公開第２５１１４４５号明細
書に記載されているが、しかしながら公知の場合は別の
目的つまり２つの制動片をロックするためのものであり
、スキーパインディングをロックするためのものではな
い。

本発明のさらに別の実施態様では、ピンが終端位置にお
℃・て、ばねによって負荷された係止体によって堅（保
持されている。このように構成されていると、スキーノ
ミインディングの長℃・間の使用によってピンの支承部
に幾分ガタが生じてピンが側皮承部における摩擦によっ
てもはや十分に堅く保持され得なくなっても、ピンを終
端位置において確実に規定することができる。

作用 本発明による盗難防止装置をスキー板のパインディング
に取り付けることによって、パインディングは錠、スイ
ッチ又はこれに類したものによってその踏込み位置か又
は閉鎖位置において確実にロックされるので、スキー板
を所有者以外の者が使用することは不可能になり、盗難
を防ぐことができる。

実施例 第１図〜第牛図にはスキー板全体が符号１で示されてい
る。スキー板ｌは第２図かられかるようにコア１ａと上
側帯材１ｂと下側帯材１ｃとから成っている。コア１ａ
と上側帯材１ｂとの間には中間プレート１ｄが配置され
ていて、この中間プレー）１ｄはねじ山付ブシュ１ｅと
一体に構成されている。

スキー板ｌにはスキーパインディングのペースプレート
２がねじ３によって固定されて（・る。

ペースプレート２は側方においてスキー板ｌを越えて突
出し、この張り出している範囲に、対をなして配置され
た支承合手を有している。各対の支承合手の間には、２
腕レバーとして構成された緊締ジョー６のための旋回軸
５が設けられている。ペースプレート２の上にはスライ
ダ７が設けられていて、このスライダ７は図示されてい
ない案内によってスキー板縦軸線に対して直角に案内さ
れている。スライダ７の背側はスキー板縦軸線に対して
斜めに配置されていて、スキー板先端に向かって収斂し
ている。各スライダ７の前側は所属の緊締クヨー６の下
側のアームに接触している。

ペースプレート２にはさらにスクイ１プレート８がスキ
ー板長手方向で可動に案内されており、このスライドプ
レート８には、スライダ７に対向して位置する付加部δ
ａが設けられている。この場合もちろん付加部８ａの前
方の狭幅側の傾斜はスライダ７の背側の傾斜に相当して
いる。スライドプレート８はさらに穴８ｂを有し、これ
らの穴８ｂはスキー・ζインディングの緊締位置におい
てねじ３と整合する。さらにスライドプレート８には鍵
穴状の孔８ｃが設けられており、この孔８ｃはスキー・
ζインディング８の緊締位置において、スキー板１に設
けられた対応する袋孔１ｆから間隔を有している。この
袋孔Ｉｆの軸線と孔８ｃの軸線とは互いに平行に延びて
いる。

スキー靴自体は第１図〜第４図には示されていない。−
スキー靴は滑走中は緊締ジョー６によつてソールプレー
ト９に押し付けられる。ソールプレート９はスキー長手
方向に延びていて、スライドプレート８ないしはスライ
タ７を介してスキー板に堅／ｌ配置されている。ソール
プレート９は複数の穴及び１つの孔を有し、これらの穴
及び孔はねじ３及びスキー板ｌに設けられた袋孔Ｉｆと
整合している。第１図、ｊ“第３図及び第４図には図面
を明瞭にするためにソールプレート９は図示メれていな
い。

スライドプレート８を緊締位置にジフトするための機構
は公知であり、ゆえにここでは説明を省く。また同様に
、垂直な平面に逗げる過負荷時（前方転倒時）又は斜め
の平面における過負荷時（いわゆる斜め転倒時）に第１
図で見て右方向へのスライドプレートの運動ひいては緊
締ジョー６によるスキー靴の解放を惹起する装置に関し
てもここでは説明を省く。

スキーＡインディングの粗細は時にスライドプレート８
はベースプレート２に対してシフトされて、スライドプ
レート８０穴８ｂは、ねじ３を受容するためにペースプ
レート２に設けられた穴と整合させられる。従ってパイ
ンディングは難なく取り付けることができる。スキー板
ｌの盗難を防止したい場合には、スライドプレート８ば
その緊締位置から手によってシフトされて、スライドプ
レート８の孔８・はスキーーニ設置ｒｊられた袋孔Ｉｆ
と整合せしめられる。この位置において両孔ｌｆ、８ｃ
には、第４図に略示された自体公知のシリンダ差込み錠
１ｏを取り付けることがそきる。

第５図及び第６図に示されたパインディングではスキー
板２０にねじ２２を介してフランジ２１が固定されてい
る。このフランジ２１にはソールプレート２３がその付
加部２４で回転可能に支承されていて、持ち上がること
を防止されて℃・る。フランジ２１は半径方向の切欠き
２１ａを有し、この切欠き２１ａにはピストン２５の係
止突起２５ａが係合している。ピストン　□２５は、ピ
ストンロッド２’５ｂを取り囲んでＣ）てプレロードを
調節可能な押圧ばね２６の作用下にある。ソールプレー
ト２３の後端部にはアングルレ・９−２７が横軸２ｊａ
を介して支承されており、アングルレバ−２７の一方の
アームはピストンロッド２５ｂに枢着されていて、他方
のアームは係止突起でヒールピース２８の切欠きに係合
している。ヒールピース２８は横軸２δａを介してソー
ルプレート２３に支承すれている。押圧ばね２６はヒー
ルピース２８を緊締位置に押している。これに対してド
ウピース２９はソールプレート２３に堅く固定されてい
る。

前方転倒時又はパインディングを故意（Ｃ解放する場合
には、ヒールピース２８は第５図で見て時計回り方向に
旋回せしめられ、これによってパインディングは踏込み
位置にもたらされる。

既述のようにピストン２５はその前端部に係止突起２５
ａを有し、この係止突起２５＆はフランジ２１の外側に
設けられた半径方向の切欠き２１ａに係合する。転倒時
にピストン２５は押圧ばね２６の力に抗して押し戻され
、これによってヒールピース２８の上方旋回が可能にな
る。

従ってピストン２５の運動をロックすることによって、
パインディングが働かないようにすること並びに同時に
ねじ２２へのねじ回しの接近を阻止することが可能であ
る。

このためにピストン２５には、横方向に延びる鍵穴状の
切欠き３１が設けられていて、この切欠き３１には錠の
代わりに円筒形のピン３２が係合している。このピン３
２はその両端部でソールプレート２３に回転可能に支承
されていて、その中央範囲の側部に対向して位置する２
つの面取り部を有している。ピン３２は一端に不規則な
形状の切欠き３２ａを有し、この切欠き３２ａには、ス
キー板２０の所有者だけが持つ特別な鍵を差し込みこと
ができる。もちろんピン３２は、押圧ばね３３によって
負荷された係止球３４又はこれに類したものによって、
側部の面取り部がスキー板上側面に対して平行に延びて
いてピストン２５のシフトを可能ならしめる位置を占め
ることも、両面取り部がスキー板上側面に向かって垂直
に位置してピストン２５のシフ韮をロックして非所望の
回動を防止する位置を占めることもできる（第６図参照
）。

第７図には全体を符号４０で示されているヒールピース
が滑走位置で示されている。このヒールピース牛○は、
ねじ４２を介して図示されていないスキー板に固定され
ているは−スプレー）４１を有している。ベースプレー
ト４１は垂直な軸４３を有し、この軸４３を中心にして
基体４４はスキー板上側面に対して平行な平面において
旋回可能である。基体４４はケーシング４６のための水
平な横軸４５を有し、ケーシング４６はその前端部に靴
底押え４７と踏み突起４８を有している。ケーシング４
６において踏み突起４８の近くには、ケーシング４６内
部に位置しているローラ５０のための軸４９が配置され
ている。ローラ５０は、ベースプレート４１に固定され
た制御カム５１に渚って運動する。

基体４４は、貫通した垂直な切欠き５２を有し、この切
欠き５２は上に向かって広がっており、切欠き５２の□
下端部に位置する軸５３によって貫かれている。軸５３
には係止部材５４が旋回可能に支承さ、れている。係止
部材５４は押圧ばね５５によって負荷されており、押圧
ばね５５の他方の端部は基体４４に支持されていて、押
圧ばね５５は図示されていない自体公知の形式で調節ね
じによってそのプレロードを調節することかできる。押
圧ばね５５によって係止部拐５４はローラ５６に押し付
けられており、このローラ５６の横方向に延びる軸５７
はケーシング４６の両側壁に支承されている。

基体４’　４　ＶＣは横方向に延びている鍵穴状の切欠
き５８が設けられており、この切欠き５已には図示され
ていないシリンダ差込み錠を差し込むことができ、この
場合この錠は基体４４だけでなく、ケーシング４６の両
側壁をも貫いて延びる。この錠は一方では横軸４５を中
心とした　・７ケーシング４６の旋回を、かつ他方では
軸４３を中心とした基体４４０回動を阻止する。ローラ
５０によって基体４４のいかなる旋回と同時に横軸４５
を中心としたケーシング４６の旋回をも生ぜしめるが、
しかしながらこの動作は差し込まれた錠によって阻止さ
れるので、従ってこの場合スキー板の使用は不可能であ
る。

さらにまた差し込まれた錠によって、スキー板にねじ締
結されたヒールピース４ｏのねじをゆるめろことも阻止
される。それというのは、ヒールピース４０をスキー板
にねじ締結しているねじ４２の頭はロック位置では基体
４４ないしはケーシング４６によっておおわれているか
らである。

第８図において全体を符号６ｏで示されたヒールピース
は、ねじ６２によって図示されていナイスキー板に固定
されたベースプレート６１を有している。このベースシ
レー）６１には垂直な軸６３が配置されており、この軸
６３を中心にして基体６４はスキー板上側面に対して平
行な平面において旋回可能である。基体６４は磁気の影
響を受けない材料例＋ぼプラスキッヵから製作されてお
り、ケーシング６６のための水平な横軸６５を有してい
る。ケーシング６６はスキー靴に向いている前端部に靴
底押え６７と踏み突起６８を有している。ケーシング６
６において踏み突起６８の近くには、ケーシング内部に
位置するローラ７ｏのために軸６９が配置されている。

ローラ７ｏは、ベースプレート６１に固定された制御カ
ム７１に漬って運動する。

基体６４は貫通した垂直な切欠き７２を有しており、こ
の切欠き７２は上に向かって広がっていて、切欠き７２
の下端部に位置する軸７３によって貫かれている。軸７
３には係止部材７４が旋回可能に支承されており、この
係止部材７４は押圧ばね７６によって負荷されている。

押圧ばね７６の他方の端部は基体６４に支持されている
。押圧ばね７６は自体公知の形式で調節ねじ又はこれに
類したものによってプレロードを調節可能である。押圧
ばね７６によって係止部材７４はローラ７５に押し付け
られ、ローラフ５の横方向に延びる軸７７はケーシング
６６の両側壁に支承されている。

磁気操作式の錠によってケーシング６Ｇの旋回を阻止す
るためひいてはヒールピース６０の使用を阻止するため
に、ベースプレー）６１に対してはぼ垂直に延びていて
上に向かって開放している切欠き、つまり基体６４の、
スギー靴とは反対の側に配置された壁に設けられた切欠
きには、ランチ７８がシフト可能に案内されている。こ
のラッチ７８のヘッド７８ａはヒールピース６００ロツ
ク位置においてケーシング６６の切欠き６６ａに係止す
る。ランチ７８ば、該ラッチの袋孔にその長さの一部分
にわたって取り＋１けられている押圧ばね７９の作用下
にある。押圧ばね７９の他方の端部はアングルレ・ζ−
８０の一方の脚に当接しており、アングルレノ ランチ７８の切欠きに係合している。アングルレバ−８
０は透磁性材料から製作されている。

アングルレバ−δ０の両脚は約δＯ０の角度をなしてい
る。さらにラッチ７８には、透磁性材料製のローラ８１
を取り伺けられた切欠きが設けられている。

磁気操作式の錠には、永久磁石として構成された鍵８２
が配属されている。鍵８２はその端面に凸部と凹部とか
ら成るノミターンを有し、このノミターンは錠の開放時
に基体６４の背側に設けられた対応する切欠きに差し込
むことができる。

錠を開放したい場合、鍵８２は基体６４の背側と接触せ
しめられ、この際に鍵δ２の凸部は背側の対応する凹部
に係合する。いまや鍵８２によって２つの動作がレリー
ズされる。すなわちまず初めにアングルレノζ−８０は
押圧ばね７９の力に抗して１００だけ時計回り方向に旋
回せしめられ、この時にアングルレバ−８０はラッチ７
８を解放する。次いでランチ７８は、ローラ８１に作用
する鍵８２によって下方に引き下　：゛げられる。もち
ろんこの場合ラッチ７８０シフト距離は、ラッチヘッド
７８ａがケーシング６６の切欠きａ６ａから離れてケー
シング６６が妨げられることな（旋回できるように設定
されている。滑走位置ではヒールピース６０のラッチ７
８は図示されていないビンによって最下位の位置に堅く
保持される。

機械式のヒールピースの代わりに電気式の・２インデイ
ングを使用したい場合には、鍵８２における永久磁石の
代わりに電磁石を用いることができる。

本発明はもちろん図示されかつ記載された実施例に限定
されるものではなく、本発明の枠内においてその他の種
種様様な変化実施例が可能である。例えば錠は次のよう
なシリンダ錠であってもよい、つまりシリンダ錠のケー
シングがパインディングの一部の孔に固定されており、
シリンダ錠の、ケーシング内を軸方向でシフト可能なシ
リンダが、ロック位置において）ζインディングの他方
の可動な部分の孔に係合するようになっているシリンダ
錠でもよい。このようなシ１１ンダ維Ｒ白伏４ト仙でち
り　仔１１キＬイ穿月−Ｆ松いてたんすの引き戸をロッ
クするのに用いられている。さらにまたダイヤル式錠を
同様な形式で使用することも可能である。

また第５図及び第６図に示されたビンの代わりにシリン
ダ錠を用いることもでき、この場合シリンダ錠のケーシ
ングはソールプレートに固定されており、シリンダ錠の
シリンダはピストンの切欠きに突入する前端部の側部に
２つの面取り部を有し、両面取り部によってシリンダは
所有者によるスキーパインディングの使用中には、スキ
ー板長手方向に延びているスリットに突入するようにな
っている。

発明の効果 以上述べたことから明らかなように本発明による盗難防
止装置はいかなる形式のパインディングにおいても万能
に使用することができ、構造が単純でかつ製作費が廉価
であるにもかかわらず、確実な盗難防止機能を果すこと
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、第３図及び第４図は本発明による盗難
防止装置の第１実施例を示すものであって、第１図は盗
難防止装置を備えたスキー板の平面図、第２図は第１図
の■−■線に沿った断面図、第３図は第１図の■−■線
に沿った断面図であって、スキー／々インディングの緊
締位置を示す図、第４図は第３図に相当する断面図であ
って、盗難防止装置によってスキー・ζインタの働きが
ロックされてし・る状態を示す図、第５図及び第６図は
第２実施例を示すものであって、第５図は滑走位置にお
いてロックされた・２インデイングの縦断面図、第６図
は第５図の■−■線に沿った断面図であって、盗難防止
装置が解除されている状態を示す図、第７図は盗難防止
装置によって緊締位置に固定され得るヒールピースの縦
断面図、第８図は自体公知の磁気操作式の錠によって緊
締位置においてロック可能なヒールピースの縦断面図で
ある。 ｌ・・スキー板、ｌａ・・・コア、１ｂ・−上側帯材、
ＩＣ・・・下側電相、ｌｄ・・・中間プレート、１ｅ・
・・ねじ山付ブシュ、ｌｆ・・・袋孔、２・・・ベース
プレート、３・・ねじ、牛・・・支承台、５・・・旋回
軸、６・・・緊締ジョー、７・・スライダ、８・・・ス
ライドプレート、８ａ−付加部、８ｂ・・・穴、８ｃ・
・・孔、９・・ソールプレート、１０・・シリンダ差込
み錠、２０・・・スキー板、２１・・フランジ、２１ａ
・・・切欠き、２２・ねじ、２３・・・ノールプレート
、２牛・・・付加部、２５・・・ピストン、２５ａ・・
係止突起、２５ｂ・・・ピストンロッド、２６・・・押
圧ばね、２７・・・アングルレバ−，２７ａ・・・横軸
、２８・・ヒ−／ｌ／　ヒ−ス、２５ａ・・・横軸、２
９・・ドウピース、３１・・切欠き、３２・・ビン、３
２ａ・・切欠き、３３・・・押圧ばね、３４・・・係止
部、牛○・・・ヒールピース、４１・・・ベースプレー
ト、４２・・ねじ、４３・−軸、４４・・・基体、４５
・・横軸、４６・・・ケーシング、４７・・・靴底押え
、４８・・踏み突起、４９・・・軸、５ｏ・・ローラ、
５１・・制御カム、５２・・・切欠き、５３　軸、５４
・・・係止部拐、５５・・・押圧ばね、５６・・・ロー
ラ、５７・−軸、５８・・・切欠き、６０・・・ヒール
ピース、６１・・−ベースプレート、６２・・・ねじ、
６３・・軸、６４・・・基体〜６５・・横軸、６６・・
・ケーシング、６６ａ・・・切欠き、６７・・・靴底押
え、６８・・、踏み突起、６９・・・軸、７０・・ロー
ラ、７１・・・制御カム、７２・・・切欠キ、７３・・
軸、７４・・係止部材、７５　山＋１−ラ、７６・・押
圧ばね、７７・・横軸、７８・ラッチ、７８ａ・・・ラ
ッチヘッド、７９・・押圧ばね、８ｏ・・アングルレ・
ζ−１８１・・ローラ、８２・・鍵 手続補正書（方式） 昭和６０年　３月２７日 特許庁長官殿 １・事件の表示ｌｌｂ和５９年特許願第２２０６４６号
２、発明の名称 スキー板用の盗難防止装置 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 名称ティー・エム・／−・コーポレイ７ヨ。 ４代理人 ６、補圧の対象

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、バインディングを備えたスキー板用の盗難防止装置
   であつ又、・ζインディングがその踏み込み位置か又は
   閉鎖位置において、錠（］０）、スイッチ又はこれに類
   したものによってロック可能に構成されていることを特
   徴とする、スキー板用の盗難防止装置。 ２、／ゝインディングのロック位置において、該ノζイ
   ンディングをスキー板（１，２０）に固定している複数
   の固定部材（３、２２、４２）のうちの少なくとも１つ
   が、可動の又は旋回可能な又はシフト可能な部分によっ
   てほとんどおおわれている、特許請求の範囲第１項記載
   の盗難防止装置。 ３、バインディングのベースプレート（２）をスキー板
   （１）に固定する固定ねじ（３）のために、スキー板（
   １）において上側帯劇（１、ｂ）の下にねじ山付ブシュ
   （１ｅ）が組み込まれていて、該ねじ山付ブシュが上側
   帯材（１ｂ）の下側に支持されている、特許請求の範囲
   第２項記載の盗難防止装置。 ４、ねじ山付ブシュ（１ｅ）がウェブないしはプレート
   （１ｄ）によって互いに結合されている、特許請求の範
   囲第３項記載の盗難防止装置。 ５、ねじ山伺ブシュが上側帯材と一体に構成されている
   、特許請求の範囲第３項又は第４項記載の盗難防止装置
   。 ６．７８インデイングがソールプレートを有していて、
   該ソールプレートに対してスライドプレートがシフト可
   能に案内されており、・ζインディングのロック位置に
   おいては該バインディングのための少なくとも１つの固
   定部材（３）がスライドプレート（８）によっておおわ
   れていて、固定部材（３）への接近ひいては固定部材の
   解離が阻止されている、特許請求の範囲第２項から第５
   項までのいずれか１項記載の盗難防止装置。 ７、　スライドプレート（８）に、ノζインディングの
   踏込み位置か又は閉鎖位置にお（・て固定部材（３）と
   整合する穴（８ｂ）が設けられており、スライドプレー
   ト（８）の穴（８ｂ）がスキー板（１）の固定部材（３
   ）に対してずらされているその他の位置においてスライ
   ドプレート（８）が錠（１０）、スイッチ又はこれに類
   したものによってシフトを阻止されている、特許請求の
   範囲第６項記載の盗難防止装置。 ８、錠（１０）がシリンダ差込み錠として構成されてい
   る、特許請求の範囲第１項記載の盗難防止装置。 ９、錠がシリンダ錠であり、該シリンダ錠のケーシング
   がパインディング又はスキー板の孔に固定されていて、
   シリンダ錠のシリンダがケーシング内を軸方向でシフト
   可能である、特許請求の範囲第１項記載の盗難防止装置
   。 １０、錠がダイヤル式錠であり、該ダイヤル式錠のケー
   シングがパインディング又はスキー板の孔に固定されて
   いて、ダイヤル式錠の閉鎖部材がケーシング内を軸方向
   でシフト可能である、特許請求の範囲第１項記載の盗難
   防止装置。 １１、錠がシリンダ錠であり、該シリンダ錠のケーシン
   グがパインディング又はスキー板の孔に固定されていて
   、シリンダ錠のシリンダがケーシングを越えて突出した
   端部の側部に２つの面取り部を有している、特許請求の
   範囲第１項記載の盗難防止装置。 １２、パインディングのソールプレート（２３）におい
   で、該プレート平面に対して平行に配置された横孔にピ
   ン（３２）が回転可能に支承されており、該ピンの中央
   範囲が側部に互いに平行な２つの面取り部を有し、スキ
   ー板長手方向に延びているパインディング部分（２５）
   の鍵穴状の貫通孔（３１）に係合しており、ピン（３２
   ）が特別な鍵によって９００　′だけ回動可能である、
   特許請求の範囲第１項記載の盗難防止装置。 １３、ピン（３２）が終端位置において、ばね（３３）
   によって負荷された係止体（３４）によって堅く保持さ
   れている、特許請求の範囲第１２項記載の盗難防止装置
   。 １４、錠が、ラッチ（７８）を備えた磁気操作式の錠で
   あり、該錠がパインディングないしはスキー板に組み込
   まれていて、錠のラッチヘッド（７８ａ）が錠の閉鎖位
   置において、パインディングの可動な部分（６６）に設
   けられた切欠き（６６ａ）Ｋ係止している、特許請求の
   範囲第１項記載の盗難防止装置。