JPS628774A - セ−フテイスキ−バインデイング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、スキー板に固定の回転ピンに旋回可能に支承
され、かつスキー板から浮き上がらないよって確保され
た靴底プレートを備えたセーフティスキーバインディン
グであって、靴底プレートが後端にヒールピースと、前
端にトウピースとを支持しており、トウピースが横軸を
中心にして旋回可能であって、しかも滑走位置でスキー
長手方向に延びる制御部材を支持しており、ローラがこ
の制御部材の前端に回転可能に支承されており、このロ
ーラにスキー板に固定された制御カム面が配属されてお
り、靴底プレートがスキー長手方向に対して相対的な所
定の旋回角度位置に達したときに制御カムがスキー靴を
解離する方向でトウピースの旋回を可能にする形式のも
のに関する。

従来技術 上記の形式のスキーパインディングは西ドイツ国特許出
願公開第３１０２０１０号明細書に記載されている。こ
の公知の構成では制御カムとローラとは外部に対して実
質的に保護されていす、そのために氷結や汚れを招くこ
とがある。

ローラが制御カム面を去ると、直ちにトウピースはスキ
ー先端へ向かって旋回し、これによってスキー靴を解離
する。

類似の構成がオーストリア国特許第３１６３８６号明細
書に記載されている。このトウピースの構造では靴底プ
レートは平行うランク機構に代えられており、この平行
うランク機構は機能上旋回可能な靴底プレートに類似し
ている。この場合にも２つのリンクの一定の変位角にお
いて、トウピースの旋回が可能になる。トウピースは滑
走位置におＡでスキー板固定の軸受台に支持されている
。この構成ではローラは存在しない。

トウピースの旋回時にはトウピースと軸受台の面が互い
に滑動し、かつこれらの面は外部に対して保護されてい
ない。したがってこの公知例でも汚れが生じ、これはト
ウピースの機能を不確実にする。

発明が解決しようとする問題点 本発明の課題は、公知技術の欠点を取除き、かつトウピ
ースの制御に必要な部材が外部からの汚れに対して保護
されるようにトウピースが構成されたセーフティスキー
バインディングを提供することである。

問題点を解決するための手段 上記の課題を解決するための本発明の手段は冒頭に記載
の形式のセーフティスキーバインディングにおいて、制
御部材のローラのための制御カム面がトウピースの支持
に用いられる、スキー後端側でのみ開いたケーシング内
に設けられていることである。

実施態様 特許請求の範囲第２項記載の特徴によれば、トウピース
が滑走位置にあるか解離位置にあるかとは無関係にケー
シングの上側部分とトウピースとの間に間隙が生じるこ
とが阻止される。

特許請求の範囲第３項記載の手段によれば、トウピース
のスキー板上面からの浮き上がりが阻止される。

特許請求の範囲第４項記載の特徴によれば、ロック力を
実質的に解離力とは無関係にすることが可能である。特
許請求の範囲第５項記載の特徴もこの方向を目指してい
る。

特許請求の範囲第６項記載の手段によれば、トウピース
を種々の厚さのスキー靴に適合させることが可能になる
。

特許請求の範囲第７項記載の手段は、簡単な形式でトウ
ピースの解離特性に所望の経過を与えることを許す。

最後に特許請求の範囲第８および第９項記載の手段はス
キーパインディングを種々の大きさの靴に適合させるこ
とが可能になる。

実施例 スキー板の上面に弾性プラスチック製のケーシング２，
７の下側部分２が固定されている。

下側部分２はスキー板に向かって開いた中空室２ａを有
しており、この中空室２ａ内に下側部分に設けられたピ
ン３が突入している。中空室２ａの下方ではレール４が
スキーの上面１に固定されている。レールはフレーム状
に構成されている。その長手側は内向きの歯付き条片４
ａを有している。長手側には７ランジが設けられており
、この７ランジに沿って下側部分２がスキーの長手方向
で案内されている。

中空室２ａ内には弾性的な係止部材５が配置されており
、係止部材５は孔でもってピン３にはまっている。下側
部分２をスキー長手方向で調節しだい場合には、係止歯
でもってレール４の歯付き条片４ａ内に係合している係
止部材５をドライバでもってこのドライバを係止部材５
とレール４との間に押し込んで持上げる、その結果係止
部材５の係止歯とレール４の歯付き条片４ａとの間の結
合が解かれる。次いで下側部分２をずらす。下側部分２
の所望のスキー板に対して相対的な位置に至ったら直ち
にドライバをレール４と係止部材５の下面との間の間隙
から抜き取る。係止部材５の係止歯は再びレール４の歯
付き条片４の内に係止される。係止を確実に行なうため
には係止部材５は下側部分２と一体に構成された弾性的
な舌状片２ｂによって負荷されている。

下側部分２の第１図でみて右側の横壁には横断面でみて
方形のみぞ２ｃが形成されている。

このみその目的については後述する。下側部分２の縦壁
はがイドみぞ２ｄを有している（第６図参照）。下側部
分２の上面にはばね６のためのばね受け２Ｇが設けられ
ている。ばねとしては押しばねが用いられている。下側
部分２は第１図で右側の端部範囲内に平面図でみて円弧
状の制御力ｂ”２ｆを有している。

下側部分２上では同様にプラスチック製の上側部分子が
、この上側部分に設けられた条片が下側部分２のガイド
みぞ２ｄ内で移動可能に支承されていることによってス
キー長手方向で案内されている。上側部分７は押しばね
６のばね作用下にある。押しばね６は上側部分子を第１
図でみて右側へ移動せしめようとしており、かつ押しば
ね６は上側部分７の切欠きＴａ内に係合している。上側
部分子は単に、滑走位置においても解離過程においても
制御カム面２ｆへの雪または汚れの侵入を許す間隙が生
じないよう（で下側部分２０制御力ム面２ｆを覆う役割
を持っているにすぎない。

更にスキーパインディングは靴底プレート８を備えてい
る。靴底プレート８は下腿骨のほぼ延長上に位置する鉛
直軸線（図示せず）を中心にして旋回することができる
。靴底プレート８の、スキー板上面に隣接する端部には
ヒールピースが配置されているが、ヒールピースは本発
明の対象ではない。

靴底プレート８は前方端部に配置された少なくとも１つ
の付加部８ａによって下側部分２のみぞ２ｃ内で案内さ
れている。靴底プレート８は付加部８ａに続く範囲内に
横軸９を保持しており、この横軸９にケーシング状の下
方部分１０を備えたトウピースが旋回可能に支承されて
いる。横軸９からは距離を置いて下方部分１０はトグル
レバー機構を介して靴底プレート８と結合されている。

トグルレバー機構は鉛直の対称平面から距離を置いて配
置された、２つのトグルレバー１１と１２対から成って
おり、トグルレバー１１．１２は軸１３によって互いに
ヒンジ結合されている。軸１３はトグル継手を成す。６
対の一方のトグルレバー１２は下方部分１０に、かつ他
方のトグルレバー１１は靴底プレート８もしくはこれに
固定された軸受台にヒンジ結合されている。

横軸９には更に鉛直の長手方向中央平面内にアングルレ
バ−として構成された制御部材１４が旋回可能に支承さ
れており、制御部材１４０１つのレバーアームはばね１
９のばね作用下にロー２１５を介して制御カム面２ｆに
当付いており、他方のレバーアームは滑走位置において
トグルレバー機構の軸１３を旋回しないように確保する
。ばね１９は脚付きコイルばねであり、横軸９に支承さ
れている。ローラ１５が接している制御カム面２ｆはス
キー板上面に平行に延っている（第６図）。

トウピースを種々の厚さの靴底に適合し得るようにする
ためには、下方部分１０は上面に支承アイ１０ａを有し
ており、支承アイ１０ａ内には軸１６が支承されている
。この軸１６は靴底押さえ部材１７のための旋回軸を成
している。

靴底押さえ部材はばね（図示せず）のはね作用下にあり
、ばねは靴底押さえ部材を第１図でみて時計方向とは逆
の方向へ旋回せしめようとしている。靴底押さえ部材１
７の位置は調節ねじ１８によって調節される。調節ねじ
１８は靴底押さえ部材内の縦孔を貫通して、トウピース
の下方部分１０のねじ孔内にねじ込まれる。

滑走状態においてスキーパインディングは第１図と第２
図に示された位置を取る、この位置においてローラ１５
は制御カム面２ｆの中央区分２ｆ′内に位置している。

しかし滑走中に制御カム面２ｆの中央区分２ｆ′によっ
て規定される弾性範囲を越える、靴底プレート８の側方
の変位が起ると、ローラ１５は制御カム面２ｆの２つの
上昇する側方区分２ｆ′の一方によって持上げられる。

これによってアングルレバ−１４は時計方向へ旋回せし
められ、かつ軸１３は解放される。その結果初めは殆ど
直線に近い状態にあった、スキーの両側に配置された２
つのトグルレバー１１と１２がスキー靴によって及ぼさ
れた力の作用下に互いに角度を成す位置へ移動する、こ
れによりトウピース１０．１７の時ｉｔ方向とは逆の方
向の旋回が可能となる（第４図）。

このときにスキー靴が解離される。同時にケ−シング２
，７の上側部分７は押しばね６の力に抗してトウピース
１０．１７からスキー先端へ向けて移動せしめられる。

解離過程終結後靴底プレート８はヒールピー系 ス（図示せず）内に組込まれたばね腺によって旋回せし
められて戻り、かつその他の部材は第１図、と第２図に
示された出発位置へ戻る。

発明の効果 本発明により制御カム面をケーシング内に設けたことに
よって汚れが排除される。

【図面の簡単な説明】

第１図は滑走位置のトウピースの縦断面図、第２図は第
１図のトウピースの部分平面図、第６図は制御カムを第
１図のＩ−１線から矢印方向に見た図、第４図は変位位
置にあるトウピースの第５図のＩＶ−ＩＶ線に沿った断
面図、第５図は第４図のトウピースの部分断面図である
。 １・・・上面、２．γ・・・ケーシング、２・・・下側
部分、２ａ・・・中空室、２ｂ・・・舌状片、２ｃ・・
・みぞ、２ｄ・−・ガイｒみぞ、２ｅ・・・ばね受け、
２ｆ・・・制御カム面、２ｆ′・・・中央区分、２ｆ“
・・・側方区分、３・・・ピン、４・・・レール、４ａ
・・・歯付き条片、５・・・係止部材、６・・・押しば
ね、７・・・上側部分、７ａ・・・切欠き、８・・・靴
底プレート、８ａ・・・付加部、９・・・横軸、１０・
・・下方部分、１０ａ支承アイ、１１，１２・・・トグ
ルレバー、１３・・・軸、１４・・・制御部材、１５・
・・ローラ、１６・・・軸、１Ｔ・・・靴底押さえ部材
、１８・・・調節ねじ、１９・・・ばね。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、スキー板に固定の回転ピンに旋回可能に支承され、
   かつスキー板から浮き上がらないように確保された靴底
   プレートを備えたセーフテイスキーバインデイングであ
   つて、靴底プレートが後端にヒールピースと、前端にト
   ウピースとを支持しており、トウピースが横軸を中心に
   して旋回可能であつて、しかも滑走位置でスキー長手方
   向に延びる制御部材を支持しており、ローラがこの制御
   部材の前端に回転可能に支承されており、このローラに
   スキー板に固定された制御カム面が配属されており、靴
   底プレートがスキー長手方向に対して相対的な所定の旋
   回角度位置に達したときに制御カムがスキー靴を解離す
   る方向でトウピースの旋回を可能にする形式のものにお
   いて、制御部材（１４）のローラ（１５）のための制御
   カム面（２ｆ）がトウピース（１０、１７）の支持に用
   いられる、スキー後端側でのみ開いたケーシング（２、
   ７）内に設けられていることを特徴とする、セーフテイ
   スキーバインデイング。 ２、ケーシング（２、７）が２つの部分に分割されてお
   り、これらのうちの下側部分（２）が滑走位置において
   スキー板固定であり、かつ上側部分（７）が少なくとも
   １つのばね （６）のばね作用下にあり、このばね（６）が上側部分
   をトウピース（１０、１７）に対して押圧する作用を有
   している、特許請求の範囲第１項記載のセーフテイスキ
   ーバインデイング。 ３、ケーシング（２）がスキー板上面に平行に横方向に
   延びた、平面図でみて円弧状のみぞ（２ｃ）を有してお
   り、靴底プレート（８）の少なくとも１つの付加部（８
   ａ）がみぞ （２ｃ）内で案内されるようになつている、特許請求の
   範囲第１項または第２項記載のセーフテイスキーバイン
   デイング。 ４、制御部材（１４）がアングルレバーとして構成され
   ており、このアングルレバーがローラ（１５）を制御カ
   ム面に対して押圧するばね（１９）のばね作用下にあつ
   て、しかもトウピース（１０、１７）の軸（９）に支承
   されており、軸（９）がばね（１９）を支持している、
   特許請求の範囲第１項記載のセーフテイスキーバインデ
   イング。 ５、アングルレバーとして構成された制御部材（１４）
   がトグルレバー系（１１、１２）のトグル継手（１３）
   に接触しており、トグルレバー系の一方のレバー対（１
   ２）がトウピース（１０、１７）に、かつ他方のレバー
   対（１１）が靴底プレート（８）にヒンジ結合されてい
   る、特許請求の範囲第４項記載のセーフテイスキーバイ
   ンデイング。 ６、トウピース（１０、１７）が靴底プレート（８）に
   ヒンジ結合されたケーシング状の下方部分（１０）とこ
   の下方部分とヒンジ結合された靴底押さえ部材（１７）
   とから構成されており、これらの部材が調節ねじ（１８
   ）を用いてばねのばね力に抗して互いに旋回可能である
   、特許請求の範囲第１項から第５項までのいずれか１つ
   の項記載のセーフテイスキーバインデイング。 ７、制御カム面（２ｆ）がスキー上面に平行な中央区分
   とこの中央区分に続く、２つの外側へ斜め上方に延びる
   側方区分とを有している、特許請求の範囲第１項記載の
   セーフテイスキーバインデイング。 ８、スキー板に配置されたケーシング（２、７）の下側
   部分（２）が平面図でみてフレーム状で、横断面でみて
   ほぼＵ字形の、側方のガイドフランジを有するレール（
   ４）上に摺動可能に、しかも固定可能に支承されており
   、レール（４）が長手側の範囲に互いに向き合つた歯の
   列（４ａ）を有しており、レール（４）に対して相対的
   にケーシング（２、７）の下側部分（２）を固定するた
   めに係止歯を備えた係止部材（５）が下側部分（２）内
   に挿入されている、特許請求の範囲第２項記載のセーフ
   テイスキーバインデイング。 ９、係止部材（５）がレール（４）の方向へ弾性的な舌
   片（２ｂ）によつて負荷されており、舌片（２ｂ）がプ
   ラスチツクから製作されたケーシング（２、７）の下側
   部分（２）と一体に製作されている、特許請求の範囲第
   ８項記載のセーフテイスキーバインデイング。