JPS60185556A

JPS60185556A - 血液バッグ

Info

Publication number: JPS60185556A
Application number: JP60014369A
Authority: JP
Inventors: 高梨　信保
Original assignee: Terumo Corp
Current assignee: Terumo Corp
Priority date: 1985-01-30
Filing date: 1985-01-30
Publication date: 1985-09-21
Also published as: JPS6339259B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】１０発明の背景技術分野本発明は、たとえは採血バッグと他の一以上の子パ、グ
とが連結管にて接続された複数個の血液パ、グ、いわゆ
るマルチプルバッグの血液バッグに使用される筒体の連
通装置に関するものである。

従来技術および、その問題点輸血といえは全血輸血であった時代は去り、現在では血
液を有効に利用するために、血液を各成分に分画して患
者毎に適切な成分輸血がおこなわれている。このような
事情全背景にして複数個の軟質プラスチック製血液バッ
グを連結管で接続した、いわゆるマルチプルバッグが提
供されている。このマルチプルバッグは採血バッグに血
ａｔ−採取した後、これを遠心分離にかけて血液を血漿
と血球に分離し、上層ｔ−表す血漿全連結管を介して子
バツグに移送して血液金工分画したり、さらに血漿を遠
心分離にかけて、これｔ血小板・白血球等の血球成分と
血漿成分とに分離し、上層ｔ−なす血球成分を連結管を
介して、さらに別の子バツグに移送して血液の三分画ｂ
１おこなったりする場合に用いられている。

さて、血液の遠心分離時に一部の血液が連結管内に残溜
するの全防ぐ必要がある。分離した血漿を子バツグへ移
送するとき、連結管内に残り１０血液が血漿と混和して
血漿が純粋でなくなるからである。そのために従来、採
血／々ッグ近傍の連結管内に薄膜全般け、これにより採
血ノ９ソゲと子バツグ全遮断し、血液の遠心分離後に、
この薄膜？欠き破り採血バッグと子バツグを連通し分離
した血漿を子バツグに移送することが、おこなわれてい
た。第１図に、その例會示す。

図中１は採血バッグと子バツグを接続する連結管であり
、薄膜２に工って遮断されている。

連結管内には薄膜を突き破るための破断針３が設置され
ている（Ａ図参照）。血液移送時に連結管１の外部から
破断針３を移動させて、薄膜２葡突き破り、血液バッグ
相互會連逸する（Ｂ図参照）ものである。

上記のような薄膜を利用した血液７々ッグ連通機構は、
連通操作がむずかしく初心者では扱いに〈＜、また、そ
の製作もめんどうなものであった。

■１発明の目的本発明の目的は製作が容易な、かつ取り扱いが簡単で、
たとえは血液バッグに使用した場合、遠ノひ分離時に連
結管内に血液の残溜がなく、純粋な成分分画を得ること
が可能な筒体の連通装置を提供することにある。

すなわち、本発明は両開口端を有する軟質の合成樹脂製
筒体内に、小断面形状の密封端で終る小径部と開口端で
終る大径部とから成る硬質の合成樹脂製連通筒全該大径
部の外壁と該筒体の内壁とが＠着するように固定し、該
連通筒は該小径部の外径が該筒体の内径より小さく、該
大径部の外径は該筒体の内径より若干大きくなっており
、該大径部の開口端から該小径部の途中の閉塞壁まで中
空状であり、該小径部の該閉塞壁かられずかに離れた中
空状壁には折９曲けたとき、該小径部の開口を許容して
筒体の連通　□゛を可能にする薄肉部が設けられている
ことｔ特徴とする筒体の連通装置である。

■３発明の詳細な説明以下に本発明の筒体の連通装置全血液バッグに用いた場
合の一実施例を図面に沿って説明する。

第２図に示したものは、軟質プラスチック製のいわゆる
ダブル血液バッグであり、血液の二分画に用いられる。

採血バッグ１１と子バツグ１４は、例えは軟質ポリ塩化
ビニルのような軟質プラスチック製の連結管１３によ０
うて接続されていて、両バッグ１１．１４は、この発明
の筒体の連通装置によってＡ部分で遮断されている。

連結管１３は採血バッグ１１に設けられた筒体１２内に
嵌入接漸逼れている。

採血針１Ｇ’に被採血者の静脈血管に刺通し採血管１５
に介して採血バッグ１１に適当量の血液を、採取したの
ち、適当な免件のもとでこれヶ遠心分離にかける。採血
パ、グ１１内の血液は血漿と濃厚赤血球とに分離される
。

つぎに、Ａｔｌｔｓ分にエリ採血バッグ１１と子バッグ
１４０連通をはかったのち、上ｍをなす血漿を子バツグ
１４に移送して血液の二分画が完結する。

第３図に本発明の製造例を示す。

まず、例えは軟質ポリ塩化ビニル製の両開口端含有する
筒体１２内の一端開ロエリ、硬質の連通筒１７ｋｓその
小径部１９側より挿入する。

この場合の連通筒は第４図ならびにこの図のＸ−Ｘ線断
面図である第５図に明らかにされている工うに連通筒１
７は密封端１８で終る小径部１９と開口端２０で終る大
径部２１とから成っており、該大径部の開口端から該小
径部の途中の閉塞壁までは中空状であり、大径部２１の
外径は筒体１２０円径よりも、わずかに大きく、また小
径部１９の外径は、それより小さく構成されている。さ
らに、第５図に示すように小径部１９の一個所すなわち
前記閉塞壁からきわめてわずかに離れた中を扶壁には折
り曲けたとき、該小径部の開口を許容して筒体の連通を
可能にする薄肉部２２が形成されており、連通筒１７全
折り曲□げることにより、この薄肉部分から連り連部１７を２つに切り離すことができる。この切り離し
ｆよって大径部２１を含む連通筒部分は完全な通路が形
成される。この連通筒１７は射出成型によって成型され
た硬質のポリ塩化ビニル製が、望ましい。連通筒１７は
、好ましくは大径部２１と小径部１９の間の段部葡テー
パー状とする。第３図の左の図に示すように大径部２１
の先端個所１〜２朋程度のところで筒体内と嵌合し、筒
体と連通筒の接着に接着剤を使用する場合には、筒体よ
り露出する連通筒部分を該部分の長手方向から垂直に筒
体１２の端部が少し浸る程度に完全に接着剤２３、例え
は、テトラハイドロ７ランの中に浸漬し、取り出す。

このとき、連通筒の中空部は上部が留封され空気層を形
成しているので接着剤は入り込まない。

その後、セット用ビン２４等を用いて連通筒が完全に筒
体内に密着して納まるようにセットされ、前記接着剤２
３により、連通筒の大径剤２１の外壁は筒体内壁に確実
に固定される。セット用ピン２４は筒体１２の内径より
わずかに小さい外径を有する先端部２５と、その基部２
６とから成り、余分な接着剤は先端部２５と筒体内壁と
の隙間から流れでて接着部に余分の接着剤會残さない。

こめとき、接着剤は連通筒の開口部外周縁と筒体・どの
間隙を埋めるため、血液の残溜がない。又、先端部２５
の高さｈは約１０ＭＫ程度あって、この高さｈ相当分が
筒体１２の開口端から、連通筒の開口端２０までの間隔
であり空隙２７が形成され、筒体１２の他開口端には、
該筒体１２の内径と略同−の外径を有する連結管１３の
一開口端が挿入接着される。

連結管１３の他端は少なくとも一つの子バツグ１４に接
続するものであって、予め子バッグ１４に連結管１３を
取りつけて準備するのが良い。

この段階で連通筒１７の密封端１８から連結管１３の開
口端までの間隔は、５韮以上とするのがよい。これは連
通筒１７の小径部１９の外径は連結管１３の内径より若
干大きいので、連通筒１７の切り難しによる密封端１ｓ
ｔ含む小径部１９の筒体内での浮遊を規制しない程度の
間隔である。なお、密封端１８は連結管１３の開口を塞
がないような小断面形状、すなわち凸状あるいはＶ溝が
形成される。

次に、採血バッグ１１會作成するための軟質ポリ塩化ビ
ニル製の２枚のシート２８．２８ｔ−筒体１２の連通筒
１７’を挿入した側の開口端を含む部分奮いその一周縁
にはさみ込む様にしてシー）２８．２８會重ね合わせる
。

さらに、高周波シールのために黄銅製（必ずしもこれに
限られない。）の治具２’ｌ遅結筒内の空［２７までに
挿入し、金型３０，３０にその上からはさむ工うに固定
し、高岡ｉｉ’ｋかけシー）２８．２８の該周縁および
シート２８と筒体１２をシールする。この時、採血バッ
グに必要な他のチューブ類（例えば血液排出用ポート、
採血用管等）も同様にシート２８．２８の該周縁にはさ
みこんで同時にシールすることも可能である。

シー）２８．２８はこの後、残りの３つの周縁において
シールされ採血バッグとなり、全体として本発明に係る
筒体の連通装置を備えた、いわゆるマルチグルバッグが
でき上がる。

■・　発明の具体的作用効果本発明の筒体の連通装置は連通させたい時に筒体を曲げ
、その円部の連通筒金、その薄肉部より折って２つに分
離することにエリ、きわめて簡単に筒体内を連通可能に
することができる。

また、本発明においては薄肉部を連通筒の閉塞壁かられ
ずかに離れた中空状壁に設けたため、閉塞壁から遠く離
れた中空状壁に設ける場合に比して、筒体の連通後に分
離された連通筒が筒体内の防し体の流れを邪魔すること
すく、円滑な流れ會可能にする。

なお、本発明に係る筒体の連通装置は笑施例に限定され
ることなく、種々の器具に適用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の血液バッグの連通機構全示す断面図、
第２図はダブル朋液バッグを示す平子図、第３図は本発
明の連通装置の製造例を示す工程図、第４図は本発明の
連通装置を備えた株鉦バッグの一部破断拡大斜視図、第
５図は第４図のｘ−Ｘ線断面図である。１１・・・採血バッグ　１２・・・筒体１３・・・連結
管　１４・・・子バツグ１７・・・連通筒　１８・・・
密封端　１９・・・小径部２０・・・開口端　２１・・
・大径部　２２・・・薄肉部２９・・・治　具。出願人　テルモ株式会社）、代理人　弁理士　志木　浩　、１ −ρノ。第１図第３Ｅ第４図　第５ｒＸＪや

Claims

【特許請求の範囲】

（１）両開口端を有する軟質の合成樹脂製筒体内に、小
断面形状の密封端で終る小径部と開口端で終る大径部と
から成る硬質の合成樹脂製連通筒を該大径部の外壁と該
筒体の内壁とが密着するｊうに固定し、該連通筒は該小
径部の外径が該筒体の内径より小さく、該大径部の外径
は該筒体の内径より若干大きくなっており、該大径部の
開目端から該小径部の途中の閉基壁まで中空状であり、
該小径部の該閉塞壁かられずかに離れた中空状壁には折
り曲けたとき、該小径部の開口を許容して筒体の連通を
可能にする薄肉部が設けられていることを特徴とする筒
体の連通装置。