JPS6018481Y2 - 架台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、その上にソーラーシステムのコレクターを
載置したり、或いは物干しベランダ等を組付たりするの
に適した架台に関し、詳しくはそのような架台の家屋へ
の取付構造に関するもので、主たる目的とするところは
台風や地震等の天災地変に対し、強くて、その上の載置
物、組付物を安定した状態で保持することのできる架台
を提供することにある。

まず、図面に基いて本考案の一実施例を説明する。

第１図において、１はトラスで、その上弦材ｌａ、ｌｂ
上に横架材２・・・を横架固定し、その上に例えば、野
地材、ルーフイング、カラーベストの順に層をなした屋
根材３が敷設されている。

４・・・はボルト５・・・の基部に溶着等して固着され
たフラットなプレートで、第２図に示すように前記横架
材２・・・の側面に釘等で取着することにより、前記ボ
ルト５・・・を屋根材３に貫通して上方に突出させてい
る。

このボルト５・・・が貫通された屋根材の部分は屋根材
施工後コーキング等して雨水の浸入を防ぐよう措置しで
ある。

６第２，３図に示すように一対の横枠６ａ、６ｂと適宜
本数の縦枠６ｃ、６ｄ・・・からなる架台で、前記枠体
のうち、例えば、縦枠６ｃ、６ｄ・・・は前記ボルト５
・・・の突出部分に挿通され、ナツト７・・・で締付け
ることにより固定され、これら縦枠６ｃ、６ｄ・・・の
上・下端に一対の横枠６ａ、６ｂが固着されている。

このように取付けられた架台６に対して、例えばソーラ
ーシステムのコレクターを載置するには第４図に示すよ
うに、コレクター８・・・の底部前後端に断面略コ字状
の脚材９・・・を設け、該脚材９・・・を横枠６ａ、６
ｂの内面に設けられた取付プレート１０・・・上に載せ
、且つ該横枠６ａ、６ｂに対してボルトナツトで締付固
定すれば良い。

一方、図示はしないが物干しベランダ等を組付ける場合
も略々同様に、架台に対して物干しベランダ等の下部の
枠体等を直接に取付固定すれば良い。

本考案に係る架台は上記のように取付けられたため、即
ち要約すると、トラス上弦材上に横架した横架材に、ボ
ルト基部に固着したプレートを取付けて該ボルトを屋根
材を貫通して上方に突出させてこのボルトの突出部分を
固定したため、次のような利点をもつ。

まず、架台がボルト付きプレートを介して横架材に、更
には横架材を介してトラスに固定されているので、架台
に加わる荷重は横架材に更にはトラスによって支えられ
ることになる。

従って大きな荷重に耐え得る頑丈な架台が実現できるも
のであり、それ故に台風等の天災地変に対して強いし、
その上にコレクターや物干しベランダ等を安定した状態
で載置し或いは組付けることができる等の諸利点をもつ
。

加えて架台の他にボルト付きプレートのみで良いため非
常に簡単な構成とすることができる腰このプレート自身
が外部から見えないので架台外観を損なうこともない等
の利点ももつ。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の架台の実施例を示し、第１図は全体側断
面図、第２図は要部分解斜視図、第３図は屋根上にコレ
クターを固定完了した状態を示す図、第４図はコレクタ
ーを取付ける状態を示す図である。 １・・・・・・トラス、１ａ、１ｂ・・・・・・トラス
上弦材、２・・・・・・横架材、４・・・・・・プレー
ト、５・・・・・・ボルト、６・・・・・・架台。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. トラスの上弦材の上に横架固定した横架材にボルト基部
   に固着したプレートが適当な間隔をおいて複数個取り付
   けられ、該各ボルトは前記横架材の上に敷設された屋根
   材を貫通して上方に突出せられ、これらボルトの突出部
   分に複数本の縦枠が適当な間隔をおいて挿通されてナツ
   トで締付固定され、これら縦枠の上・下端に一対の横枠
   が固着され、この一対の横枠の対向する内側面に複数個
   の取付プレートが設けられ、該取付プレートの上にソー
   ラーシステムのコレクター等を取付固定するようになし
   たことを特徴とする架台。