JPS6018393Y2 - 巻締具 - Google Patents

巻締具

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JPS6018393Y2
JPS6018393Y2 JP17549981U JP17549981U JPS6018393Y2 JP S6018393 Y2 JPS6018393 Y2 JP S6018393Y2 JP 17549981 U JP17549981 U JP 17549981U JP 17549981 U JP17549981 U JP 17549981U JP S6018393 Y2 JPS6018393 Y2 JP S6018393Y2
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JP
Japan
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sealing material
metal cap
claw
seaming
tool
Prior art date
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JP17549981U
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JPS5879593U (ja
Inventor
澄夫 辻
英彦 近江
祥幸 冨田
Original Assignee
日本クラウンコルク株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は巻締具に関し、さらに詳しくは、金属キャップ
又は封緘材を罐口部等に緊密に巻締可能な巻締具に関す
る。
従来金属キャップ又は封緘材を罐口部や、びん口部に巻
締める巻締具として、例えば実公昭49−21468号
公報に開示されているような、複数の爪片が円筒状に開
閉可能に配設された巻締具が用いられている。
そして従来のタイプの巻締具は、フリーの状態(つまり
金属キャップ又は封緘材がない状態)で爪片を閉じた場
合、隣接する爪片下部が密接するように構成されていた
そのため金属キャップ又は封緘材を罐口部等に緊密に巻
締めることが困難で、罐等の落下時や輸送中に内容液が
漏洩し易いという問題があった。
この理由は次のように推測される。
第1図、第2図において、1は巻締具であって、複数(
図では12個)の爪片2、爪片保持体3、キャップ押圧
体4、キャップ押圧体4に固着された垂直ボルト5、爪
片を開閉するための昇降環体6、爪片2の上部に周設さ
れ、常時爪片下部を開こうとする力を作用する環状スプ
リング7、および復帰スプリング8を備えている。
昇降環体6の上部に軸着されたリンク9に連接するリン
ク機構(図示されない)により、キャップ押圧体4が金
属キャップ10(第5図参照)上に載置された状態にお
いて、昇降環体6は昇降可能に構成されている。
爪片2の内側上方に延びるテーパ面2aと、昇降環体6
の下部内面6aが係合しており、昇降環体6が下降する
と、爪片2は閉じ、昇降環体6が上昇すると、環状スプ
リング7の作用により、爪片2は開くように構成されて
いる。
各爪片2は、完全に閉じた状態において、第1図、第2
図、第3図に示すように、隣接する下部側面2bが密接
するように構成されている。
第4図は、巻締前の罐口部11、金属キャップ10、封
緘材12およびライナー13の状態を示し、第5図は上
記巻締具1を用いて、巻締が終了した後の状態を示す。
罐口部11の上端部外側にはカール部11aが形成され
、金属キャップ1゜の下端部内側にはカール部10aが
形成されている。
カール部10aには、第6図に示すように、円周方向に
沿い、半径方向に延びる複数の切溝14(巻締iffは
円周方向にほぼ0.5〜1.0mmの幅を有する)が形
成されていて、巻締のさいカール部10aが円周方向に
容易に逃げられるように、従って縦しわが発生しないよ
・うになっている。
1方封緘材12は、第7図に示すように、金属キャップ
10の外周を連続的に鉢巻体に包囲している。
従って爪片2が閉じられ、爪片2の下部の締付爪部2c
が封緘材12の下部12aを押圧しながら半径方向内側
に同一って移行すると、封緘材の下部12aもカール部
10aを抱えならら半径方向内側に向って移行し2、第
5図に示すように開口部11のカール部11aの外面と
、金属キャップ10のカール部10aの内面が押接され
る。
]、かしながらこの過程(、コおいて、下部12aは直
径が縮小することによる肉余りを縦しオ)を発生するこ
とによって逃げようとする。
肉余りの少ない初期の段階では、各締付爪部2c間の間
隙16(第6図参照)もまだ比較的大きいので、円周方
向数個所(第6図では4個所)において、肉余りは縦し
わ15(第7図参照)となって間隙16内に吸収される
が、さらに巻締が進行すると、肉余りは益々増加するが
間隙16は小さくなって、縦しわを吸収できなくなる。
そのため下部12aの半径方向内側への移行に対する抵
抗が著るしく大きくなって昇降環体6の下降が停止し、
第6図に示すように間隙16が残−った状態で、すなわ
ち隣接する爪片2が密接する前に巻締が終了する。
第7図は以−にのようにして巻締められた金属キャップ
10と封緘材12の外観を示1.たものであって、封緘
材12の下部外周に沿い4個所に縦しわ15が発生して
おり、残りの部分は平坦である。
従って第5図に示すように、封緘材12が十分に半径方
向内側に向って移行せず、封緘材12と金属キャップ1
0の側壁1()bの間には、比較的大きな空隙17が残
り、封緘材12によるカール部10aとカール部11a
間の締付力、従ってカール部11aとライナー13間の
封緘材が不完全となって、落下衝撃時や輸送時等に内容
液の漏洩を招き易い。
本考案は以上に述べた従来技術の問題点の解消を図るこ
とを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案は複数の爪片が円筒状
にほぼ密接可能に配設されてなる金属キャップ又は封緘
材の巻締具において、該爪片の各々の下部側面に半径方
向内側σ)逃げ溝が形成されていることを特徴とする金
属キャップ又は封緘材の巻締具を提供するものである。
以下実施例を示す図面を参照(7ながら本考案について
説明する。
以下の図面においで、第1図−第7図と同一符号の部分
は同一部分又は同一機能の部分を示す。
第8図、第9図に示す巻締具21は、爪片22の各々の
下部側面22bの片側に逃げ溝23が形成されている点
が、第1図、第2図に示す巻締具1との主な相違点であ
る。
逃げ溝面23aは、第10図1、第11図に示すように
、隣接する爪片22同士が密接]また状態において、対
向1゛る下部側面22b、!:、平行になるよ・うに形
成されている。
上記逃は溝23が爪片22の各々に存在するため、第1
2図示すように爪片22が開いた状態から、巻締が始っ
て、爪片22の締付爪部22eが半径方向内側に向って
進行するに従い、封緘材12の下部12訊の円周方向と
の位置に生じた肉余りも縦しわ15(第14図参照)と
なって、すべて逃げ溝23内に吸収され、従って締付爪
部22cは、隣接する爪片22の下部側面22b(逃げ
溝23が形成されていない部分の)同士が、第d図、第
11図に示すように密接するまで、容易に半径方向内側
に進行することができる。
第13図は以上のようにして巻締が終了貝た状態を示し
、たらのであって、封緘材12と金属キャップ10の側
壁10bは密接し、従って封緘材12によるカール部1
0aとカール部ila間の強い締付力、およびカール部
11aとライナ・−13間の強い封緘力が確保される。
そのため落下衝撃時や輸送時等における内容液の漏洩が
防止される。
以上のように封緘材12に生じた肉余りを縦しわ15と
し2て吸収し、満足な巻締部を得るためには、逃げ溝2
3の幅X(第8図参照)が約O66〜1゜2閣、さらに
好ましくは約0.8〜1.OMnであり、かつその上端
部23bが巻締時に、金属キャップ10のほぼ最大直径
部10b′より上方に位置するように定められることが
望ましい。
封緘材12の板厚は通常062〜0.25mmであるの
で、縦しわ15の最小幅は0.4〜0.5mmとなり、
幅Xが約0.6順より小さいと、縦しわ15を円滑に逃
げ溝23内に収納できないからである。
一方約1゜2rrvnより大きいと縦しわ15の幅が大
きくなりすぎて、縦しわ部における封緘材12と金属キ
ャップ10の側壁10bとの間に大きな隙間を作ること
になり、縦しわ部での締付力が低下するからである。
また縦しわ15は金属キャップ10のほぼ最大直径部1
0b′より下方に発生するので、上端部23bが最大直
径部10b′より下方に位置すると、前記肉余りを完全
に逃げ溝23内に吸収できず、封緘が不完全となるおそ
れがあるからである。
逃げ溝は上記の例に限定されるものでなく、例えば図示
されないが、逃げ溝23は、隣接する爪片22の対向す
る下部側面22bの両方に凹部を形成することによって
設けてもよい。
また第15図に示すように、不払りの楔状の逃げ溝23
′(同一レベルにおける幅が半径方向にほぼ等しい)が
形成された爪片22′であってもよい。
縦しわ15は下方に向って幅が広くなっているので、こ
の場合逃げ溝23′の最大端における幅が約0.6〜1
.2mであって、上端部23b′が巻締時に、金属キャ
ップ10のほぼ最大直径部10b′より上方に位置する
ように定められれば、逃げ溝23と同等の封緘力を確保
することができる。
本考案の巻締具は、以上の例に適用が限定されるもので
なく、例えばびん口部に金属キャップを直接(すなわち
封緘材を介することなく)巻締める場合等にも適用され
るものである。
本考案の巻締具は爪片の各々の下部側面に半径方向細幅
の逃げ溝が形成されているので、巻締めのさい発生する
金属キャップ又は封緘材の肉余りを縦しわとして逃げ溝
内に吸収して、完全な封緘を確保し、落下衝撃時や輸送
時の内容液の漏洩等を防止できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は比較例である巻締具の爪片が密接した状態にお
ける底面図、第2図は第1図の■−■線に沿う縦断面図
、第3図は第1図の巻締具の爪片の正面図、第4図は罐
目部に到緘材を有する金属キャップを載置した巻締前の
状態を示す要部縦断面図、第5図は第1図の巻締具を用
いて第4図の金属キャップの巻締が終了した状態を示す
要部縦断面図、第6図は第5図のIV”−IV線に沿う
横断面図、第7図は第5図の金属キャップおよび封緘材
の斜視図、第8図は本考案の実施例である巻締具の爪片
が密接した状態における底面図、第9図は第8図のIX
−IX線に沿う縦断面図、第10図は第8図の巻締具の
爪片の斜視図、第11図および第12図は夫々、第8図
の巻締具の爪片の密接した状態および開いた状態を示す
正面図、第13図は第8図の巻締具を用いて第4図の金
属キャップの巻締が終了した状態を示す要部縦断面図、
第14図は第13図の金属キャップおよび封緘材の斜視
図、第15図は本考案の巻締具に用いられる爪片の他の
実施例の正面図である。 10・・・・・・金属キャップ、12・・・・・・封緘
材、21・・・・・・巻締具、22.22’・・・・・
・爪片、22b・・・・・・下部側面、23.23’・
・・・・・逃げ溝。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)複数の爪片が円筒状にほぼ密接可能に配設されて
    なる金属キャップ又は封緘材の巻締具において、該爪片
    の各々の下部側面に、半径方向細幅の逃げ溝が形成され
    ていることを特徴とする金属キャップ又は封緘材の巻締
    具。
  2. (2)逃げ溝の半径方向幅が約0.6〜1.277Il
    +71である実用新案登録請求の範囲第1項記載の巻締
    具。
JP17549981U 1981-11-27 1981-11-27 巻締具 Expired JPS6018393Y2 (ja)

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JP17549981U JPS6018393Y2 (ja) 1981-11-27 1981-11-27 巻締具

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JP17549981U JPS6018393Y2 (ja) 1981-11-27 1981-11-27 巻締具

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Publication Number Publication Date
JPS5879593U JPS5879593U (ja) 1983-05-30
JPS6018393Y2 true JPS6018393Y2 (ja) 1985-06-04

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ID=29967881

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JP17549981U Expired JPS6018393Y2 (ja) 1981-11-27 1981-11-27 巻締具

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JPS6147386A (ja) * 1984-07-31 1986-03-07 東洋製罐株式会社 キヤツプ蓋閉ヘツド装置

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JPS5879593U (ja) 1983-05-30

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