JPH0426348Y2 - - Google Patents

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JPH0426348Y2
JPH0426348Y2 JP1988118265U JP11826588U JPH0426348Y2 JP H0426348 Y2 JPH0426348 Y2 JP H0426348Y2 JP 1988118265 U JP1988118265 U JP 1988118265U JP 11826588 U JP11826588 U JP 11826588U JP H0426348 Y2 JPH0426348 Y2 JP H0426348Y2
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JP
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bottle
mouth
cylindrical body
annular groove
outer circumferential
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JP1988118265U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、瓶の口部内に嵌挿した瓶栓を、前記
瓶の口部に対して抜け不能に封緘するための薄金
属板製の瓶封緘蓋の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、この種の瓶封緘蓋は、例えば実開昭53
−75356号公報に記載されているように、薄金属
板にて、瓶の口部に被嵌する天板付き円筒体を形
成し、該円筒体に、その下端部に開封用摘持片を
形成すると共に、該摘持片の付け根から円筒体の
上端の方向に延びる切線又はスリツト溝を設け、
且つ、前記円筒体のうち前記瓶の口部における外
周環状溝の部分を、当該環状溝内に絞り込むこと
により封緘する一方、前記摘持片を外向きにめく
り返して外向きに引つ張ることにより、円筒体を
切裂いて開封するように構成していることは周知
の通りである。
しかし、この従来の形態のものは、円筒体のう
ち瓶の口部における外周環状溝の部分を、当該環
状溝内に絞り込んで封緘した場合において、封緘
蓋が、瓶に対して空回りする現象が生じるから、
封緘機能、つまり瓶封作用が不完全であると云う
不安感を惹起することになるばかりか、開封する
に際して、摘持片をめくり返してこれを引つ張つ
た場合に、瓶封緘蓋が空回りして開封し難く、且
つ、円筒体を絞り込むときにおいて、当該円筒体
にしわが不規則に発生すると云う問題があつた。
そこで、先行技術としての実公昭55−7649号公
報及び実公昭55−30382号公報は、瓶封緘蓋にお
ける円筒体の略上半部に、上下方向に傾斜状に延
びる凹凸条を全円周にわたつて形成した凹凸部を
設け、この凹凸部を、瓶の口部における外周環状
溝内に絞り込むことにより、瓶封緘蓋が空回りす
ること、及び、絞り込みの箇所に不規則なしわが
発生することを防止することを提案している。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、この先行技術における凹凸部は、円
筒体をローレツト加工することによつて、当該円
筒体の全円周にわたつて凹凸条を形成するもの
で、各凹凸条には、前記ローレツト加工に際して
の加工硬化によつて、微細な亀裂が発生している
か、亀裂が発生し易い状態になつているため、こ
の凹凸部を、瓶の口部における外周環状溝内に絞
り込むと、この絞り込みの最も深い部分に、大き
い亀裂が発生するから、瓶の口部に対する締付け
強度が低下するのであり、しかも、全円周にわた
つて凹凸条を形成して凹凸部を設けると、当該凹
凸部は、円筒体の半径内向きに向かつて作用する
力に対する剛性が高くなるため、この凹凸部を瓶
の口部における外周環状溝内に絞り込むことに、
大きな力が必要となり、このため、絞り込みが不
足して瓶封作用が低下するのであつた。
本考案は、この先行技術が有する問題を解消す
ることを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案は、薄金属板に
て、瓶の口部に被嵌する天板付き円筒体を形成
し、該円筒体には、その下端部に開封用摘持片を
形成すると共に、該摘持片の付け根から円筒体の
上端の方向に延びる切線又はスリツト溝を設け、
且つ、前記円筒体のうち前記瓶の口部における外
周環状溝の部分を、前記外周環状溝内に絞り込む
ようにした瓶封緘蓋において、前記円筒体には、
上方の部分と、下方の部分とに、上下方向に延び
る凹凸条を全円周にわたつて形成した凹凸部を
各々設けると共に、該上下両凹凸部の間に、凹凸
条を有しないリング部を設け、該リング部を、前
記瓶の口部における外周環状溝の溝幅寸法より狭
い幅寸法にして前記瓶の口部における外周環状溝
の部位に位置する構成にした。
〔考案の作用・効果〕
このように構成すると、瓶の口部における外周
環状溝内への絞り込みは、凹凸条を有しないリン
グ部と、上下凹凸部の一部について行われること
になる。
つまり、上下両凹凸部における絞り込みは、瓶
の口部における外周環状溝のうち浅い部分におい
て行なわれる一方、瓶の口部における外周環状溝
のうち深い部分に対する絞り込みは、凹凸条を有
しないリング部において行なわれることになり、
絞り込みに際して半径内向きに作用する押圧力に
対する剛性が小さいリング部は、深い寸法に絞り
込まれる一方、絞り込みの押圧力に対する剛性が
大きい上下両凹凸部は、当該上下両凹凸部を形成
する各凹凸条の端部の箇所で浅い寸法に絞り込ま
れるのであり、従つて、瓶の口部における外周環
状溝内への絞り込みを、前記先行技術の場合より
も軽い力で十分に深く行うことができると共に、
絞り込みのうち最も深い部分に亀裂が発生するこ
とを確実に防止できる。
また、前記凹凸条を有しないリング部を絞り込
むに際してのしわは、その上下における凹凸部に
おける凹凸条によつて吸収されるから、絞り込み
の箇所にしわが不規則に表れることはないのであ
る。
従つて本考案によれば、瓶の口部における外周
環状溝内への絞り込み部に不規則なしわが発生す
ることを確実に防止できるものでありながら、当
該絞り込み部に亀裂が発生することを確実に防止
できると共に、瓶の口部における外周環状溝内へ
の絞り込みを、軽い力で十分に深く絞り込むこと
ができるから、瓶の口部に対して空回りが発生す
ることを防止して、瓶封の効果を著しく向上でき
る効果を有する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、図において符号1は瓶を示し、該瓶1の口
部における外周面には、溝幅寸法l2の外周環状
溝1aが凹み形成されており、且つ、この瓶1の
口部内には、ポリエチレン等の合成樹脂製の中栓
2が挿入されている。
符号3は、前記瓶栓2を嵌めた瓶1の口部に被
嵌する瓶封緘蓋を示し、該瓶封緘蓋3は、アルミ
等の薄金属板にて、天板3b付き円筒体3aに形
成され、その円筒体3aのうち略中途高さ部分
を、前記瓶1の口部における外周環状溝1a内に
絞り込むことにより、封緘するように構成されて
いる。
前記瓶封緘蓋3における円筒体3aには、その
下端部に当該円筒体3aの下端に開口した逆L字
状のスリツト溝4を穿設することにより、外向き
にめくり返し自在な摘持片5が形成されていると
共に、前記摘持片5よりも上方の部位に、摘持片
5の基端から上方に向つて延びる切線6又はスリ
ツト溝が刻設されている。また、前記摘持片5に
は、略コ字状の凹み部7が形成されている。
そして、前記瓶封緘蓋3における円筒体3aの
うち上半部の部分には、第2図に示すように、上
下方向に延びる凹凸条を全円周にわたつて形成し
た上部凹凸部8を、円筒体3aの下半分には、同
じく第3図に示すように、上下方向に延びる凹凸
条を全円周にわたつて形成した下部凹凸部9を
各々設ける。
また、前記円筒体3aのうち前記上部凹凸部8
と、下部凹凸部9との間を、凹凸条を有しないリ
ング部10にして、このリング部10の幅寸法l
1を、前記瓶1の口部における外周環状溝1aの
溝幅寸法l2より狭い寸法に設定すると共に、こ
のリング部10を、前記瓶1の口部における外周
環状溝1aのうち最も深い部分と同じ高さに位置
して、前記外周環状溝1a内に絞り込むようにす
る。
このようにすると、瓶1の口部における外周環
状溝1a内への絞り込みは、凹凸条を有しないリ
ング部10と、上下両凹凸部8,9の一部につい
て行われるが、上下両凹凸部8,9における絞り
込みは、瓶1の口部における外周環状溝1aのう
ち浅い部分において行なわれる一方、瓶1の口部
における外周環状溝1aのうち深い部分に対する
絞り込みは、凹凸条を有しないリング部10にお
いて行なわれるから、瓶1の口部における外周環
状溝1a内への絞り込みを、軽い力で十分に深く
行うことができるのである。
また、凹凸条が形成されていないリング部10
を、瓶1における外周環状溝1aの最も深い部分
に対して絞り込むものであるから、絞り込み部に
亀裂が生じることはないのであり、また、絞り込
みによつてリング部10にしわが生じても、その
しわは、上下の凹凸部9,10にて吸収される。
なお、前記上下両凹凸部8,9は、ローレツト
加工によつて形成するが、このとき、上部凹凸部
8における凹凸条を右上がりの傾斜状にする一
方、下部凹凸部9における凹凸条を円筒部3aの
軸線と平行にしているが、上部凹凸部8における
凹凸条を円筒体3aの軸線と平行にしたり、或い
は、下部凹凸部9における凹凸条を右上がり又は
左上がりの傾斜状にしても良いのであり、もちろ
ん、これを適宜組み合せた形態にしても良いので
ある。
また、前記円筒体3aの上端に、前記摘持片7
の基端から上方に延びる切線6又はスリツト溝
を、第1図に二点鎖線で示すように、傾斜状の切
線6a又はスリツト溝にするとか、第5図に示す
ように、前記凹凸条を有しないリング部10の箇
所に設けたブリツジ部11において断続させた切
線6b,6c又はスリツト溝に形成しても良いの
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は一部切
欠正面図、第2図は第1図の−視拡大断面
図、第3図は第1図の−視拡大断面図、第4
図は封緘した状態を示す要部拡大断面図、第5図
は他の実施例を示す正面図である。 1……瓶、1a……外周環状溝、2……瓶栓、
3……瓶封緘蓋、3a……円筒体、3b……天
板、5……摘持片、6,6a,6b,6c……切
線、8……上部凹凸部、9……下部凹凸部、10
……リング部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 薄金属板にて、瓶の口部に被嵌する天板付き円
    筒体を形成し、該円筒体には、その下端部に開封
    用摘持片を形成すると共に、該摘持片の付け根か
    ら円筒体の上端の方向に延びる切線又はスリツト
    溝を設け、且つ、前記円筒体のうち前記瓶の口部
    における外周環状溝の部分を、前記外周環状溝内
    に絞り込むようにした瓶封緘蓋において、前記円
    筒体には、上方の部分と、下方の部分とに、上下
    方向に延びる凹凸条を全円周にわたつて形成した
    凹凸部を各々設けると共に、該上下両凹凸部の間
    に、凹凸条を有しないリング部を設け、該リング
    部を、前記瓶の口部における外周環状溝の溝幅寸
    法より狭い幅寸法にして前記瓶の口部における外
    周環状溝の部位に位置したことを特徴とする瓶封
    緘蓋。
JP1988118265U 1988-09-08 1988-09-08 Expired JPH0426348Y2 (ja)

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JP1988118265U JPH0426348Y2 (ja) 1988-09-08 1988-09-08

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JPH0240049U JPH0240049U (ja) 1990-03-19
JPH0426348Y2 true JPH0426348Y2 (ja) 1992-06-24

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS474161U (ja) * 1971-01-30 1972-09-08
JPS5375356U (ja) * 1976-11-24 1978-06-23
JPS5718287Y2 (ja) * 1978-10-31 1982-04-16

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JPH0240049U (ja) 1990-03-19

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