JPS6018322B2 - 人工毛とその製造方法 - Google Patents
人工毛とその製造方法Info
- Publication number
- JPS6018322B2 JPS6018322B2 JP5949479A JP5949479A JPS6018322B2 JP S6018322 B2 JPS6018322 B2 JP S6018322B2 JP 5949479 A JP5949479 A JP 5949479A JP 5949479 A JP5949479 A JP 5949479A JP S6018322 B2 JPS6018322 B2 JP S6018322B2
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- Japan
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- ultra
- hair
- intersection
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は人体に直接植毛するための人工毛とその製造
方法に関するものである。
方法に関するものである。
近時、人工毛を人体に直接植毛する人工毛植毛法が種々
研究されてきており、この人工毛の素材夕として、植毛
後の体内での距縦反応等の影響が比較的少ないナイロン
、ポリエステルその他の合成樹脂製極細線を使用するこ
とが推奨されている。
研究されてきており、この人工毛の素材夕として、植毛
後の体内での距縦反応等の影響が比較的少ないナイロン
、ポリエステルその他の合成樹脂製極細線を使用するこ
とが推奨されている。
そして、上記人工毛として必要な条件としては、植毛後
における抜脱が少なく、かつ、植毛部0に異和感を与え
ないことが必要とされ、勿論、植毛時に人工毛が切断せ
ず、人体への痛みが少ないことが必要とされた。ところ
が、植毛後の抜脱を防止することと、他の条件とは相反
関係にあり、改善されなければな夕らない多くの点を残
している。
における抜脱が少なく、かつ、植毛部0に異和感を与え
ないことが必要とされ、勿論、植毛時に人工毛が切断せ
ず、人体への痛みが少ないことが必要とされた。ところ
が、植毛後の抜脱を防止することと、他の条件とは相反
関係にあり、改善されなければな夕らない多くの点を残
している。
即ち、植毛後の抜脱を防止するためには、人工毛の毛狼
部を人体内に定着させることが必要であつて、従来は下
記の如きものが提案されている。
部を人体内に定着させることが必要であつて、従来は下
記の如きものが提案されている。
(1)人工毛の一端を熱収縮させて塊状部を形成し、こ
れを毛根部としたもの。(0)人工毛の一端に軟質合成
樹脂製の傘状体又は筒状体を一体に固着して毛根部とし
たもの。
れを毛根部としたもの。(0)人工毛の一端に軟質合成
樹脂製の傘状体又は筒状体を一体に固着して毛根部とし
たもの。
(m)人工毛の一端を環状にむすんで毛根部としたもの
。(W)1本の長い人工毛の中央部にむすび目を作って
2本一体とし、上記むすび目を毛根部としたものである
。
。(W)1本の長い人工毛の中央部にむすび目を作って
2本一体とし、上記むすび目を毛根部としたものである
。
ところが、上記(1)のものは、熱収縮により形成され
る塊状部の大きさや形状が一定とならず、また、炭化す
ることがあり、実用化されていない。また「上記(ロ)
のものは、加工に手間が掛り、量産が困難であり、かつ
、人体への挿入抵抗が大きく、人工毛が植毛時切断した
り、人体への痛みが大きい欠点があった。
る塊状部の大きさや形状が一定とならず、また、炭化す
ることがあり、実用化されていない。また「上記(ロ)
のものは、加工に手間が掛り、量産が困難であり、かつ
、人体への挿入抵抗が大きく、人工毛が植毛時切断した
り、人体への痛みが大きい欠点があった。
更に、上記(m)のものは、むすびを作ることに手間が
掛り、量産ができず、かつ、むすび目が解けやすく、ま
た、むすび目によるコブが大きいため、人体への挿入抵
抗が大きく、人工毛が植毛時に切断したり、人体への痛
みが大きい欠点があつた。
掛り、量産ができず、かつ、むすび目が解けやすく、ま
た、むすび目によるコブが大きいため、人体への挿入抵
抗が大きく、人工毛が植毛時に切断したり、人体への痛
みが大きい欠点があつた。
また、上記(W)のものは、上記(m)のものと同一の
欠点をもち、更に、植毛後、毛根部より2本の毛が人体
の表皮から並んで出ているため、ブラッシング等におい
て、2本の毛が毛穴を開くようになり、これによって、
2本の毛の間から細菌が体内に侵入し、化膿して抜毛を
譲発する欠点があった。
欠点をもち、更に、植毛後、毛根部より2本の毛が人体
の表皮から並んで出ているため、ブラッシング等におい
て、2本の毛が毛穴を開くようになり、これによって、
2本の毛の間から細菌が体内に侵入し、化膿して抜毛を
譲発する欠点があった。
この発明は従来の人工毛とその製造方法の上記欠点に鑑
み、これを改良除去したもので、即ち、植毛時の人体へ
の挿入抵抗が少なく、かつ、植毛後の抜脱が少なく、し
かも、1本の人工毛を植毛するだけで複数本の人工毛を
植毛したのと同一となり、人体への痛みが非常に少なく
、また化膿の恐れもなく、量産に通し安価に製造できる
人工毛とその製造方法を提供せんとするものである。
み、これを改良除去したもので、即ち、植毛時の人体へ
の挿入抵抗が少なく、かつ、植毛後の抜脱が少なく、し
かも、1本の人工毛を植毛するだけで複数本の人工毛を
植毛したのと同一となり、人体への痛みが非常に少なく
、また化膿の恐れもなく、量産に通し安価に製造できる
人工毛とその製造方法を提供せんとするものである。
以下、この発明の実施例を図面について説明すると次の
通りである。この発明で使用する人工毛の素材は、ナイ
ロン、ポリエステルその他の合成樹脂製極細線(直径0
.04〜0.15側程度)を使用し、第1図乃至第3図
に示す様な構成とする。
通りである。この発明で使用する人工毛の素材は、ナイ
ロン、ポリエステルその他の合成樹脂製極細線(直径0
.04〜0.15側程度)を使用し、第1図乃至第3図
に示す様な構成とする。
先ず、第1図aに示すものは、上記極細線を1本使用し
た主毛1の一端に三角形状の毛根部2を形成したもので
あり、この毛線部2は、羊毛1の一端に1本の短い補助
毛3を鋭角状に溶着接合し、更に、補助毛3と主毛1と
の間に1本の短い縞糸状補助毛4を橋架状に溶着接合し
て三角形状の毛根部2としたものである。
た主毛1の一端に三角形状の毛根部2を形成したもので
あり、この毛線部2は、羊毛1の一端に1本の短い補助
毛3を鋭角状に溶着接合し、更に、補助毛3と主毛1と
の間に1本の短い縞糸状補助毛4を橋架状に溶着接合し
て三角形状の毛根部2としたものである。
この場合、各溶着接合部は超音波プラスチックウェルダ
ー加工で落着するのが好ましい。
ー加工で落着するのが好ましい。
即ち、超音波プラスチックウェルダー加工によれば、主
毛1と補助毛3及び4との接合境界面のみが超音波の作
用で溶融、溶着し、しかも、通常1秒前後で完全に溶着
でき、熱影響が他の部分へ及ばず、変質の恐れがなく、
特に、接合部は第4図に示す様に接合表面がなめらかに
でき、かつ、接合肉厚が薄いため、従来の熱加工による
毛根部では接合表面が粗荒となるのに比べて植毛時の人
体への挿入抵抗が少なく、また、従釆のむすび目加工に
よる毛線部よりも肉厚が薄く、かつ表面が平滑であるか
ら植毛針にうまくリードされ、痛さが少なくてすむもの
である。
毛1と補助毛3及び4との接合境界面のみが超音波の作
用で溶融、溶着し、しかも、通常1秒前後で完全に溶着
でき、熱影響が他の部分へ及ばず、変質の恐れがなく、
特に、接合部は第4図に示す様に接合表面がなめらかに
でき、かつ、接合肉厚が薄いため、従来の熱加工による
毛根部では接合表面が粗荒となるのに比べて植毛時の人
体への挿入抵抗が少なく、また、従釆のむすび目加工に
よる毛線部よりも肉厚が薄く、かつ表面が平滑であるか
ら植毛針にうまくリードされ、痛さが少なくてすむもの
である。
また、上記三角形状の毛根部2の場合、補助毛3の先部
3aが植毛後の脱毛を阻止する錨作用をなすものであり
、勿論、植毛時には何ら抵抗とならないのである。
3aが植毛後の脱毛を阻止する錨作用をなすものであり
、勿論、植毛時には何ら抵抗とならないのである。
第1図のb乃至dに示すものは、主毛1に枝毛5を落着
したもので、この枝毛5の主毛1への落着位置は毛根部
2より約5脇以上離れた位置へ図示の如く落着する。
したもので、この枝毛5の主毛1への落着位置は毛根部
2より約5脇以上離れた位置へ図示の如く落着する。
即ち、通常、人体の皮膚の組織は、約0.1柳の表皮と
、約2柳の真皮と、皮下組織とからなり、自然の人毛は
、その毛線部が真皮から皮下組議に存在し、人工毛の毛
根部も、皮下組織まで挿入されるもので、この場合、上
記枝毛5が表皮に侵入していると化膿菌の侵入が生じる
。
、約2柳の真皮と、皮下組織とからなり、自然の人毛は
、その毛線部が真皮から皮下組議に存在し、人工毛の毛
根部も、皮下組織まで挿入されるもので、この場合、上
記枝毛5が表皮に侵入していると化膿菌の侵入が生じる
。
そこで、枝毛5を表皮より露出させておくため、毛板部
2より約5側程度離れた位置から毛幹部に枝毛5を熔着
しておくものである。主毛1に対する枝毛5の分岐のさ
せ方は図に示す実施例に制約されることなく種々の分岐
方法を採用し得る。
2より約5側程度離れた位置から毛幹部に枝毛5を熔着
しておくものである。主毛1に対する枝毛5の分岐のさ
せ方は図に示す実施例に制約されることなく種々の分岐
方法を採用し得る。
また、主毛1と枝毛5の漆着も超音波プラスチックゥェ
ルダー加工により行うもので、これにより、ブラッシン
グ時等の抵抗を少なくし得る。第2図aに示すものは、
主毛1の一端に半環状の毛線部2bを形成したもので、
この毛板部2bは、主毛1の一端laをU状に折り返し
、1本の短い縞糸状の補助毛6で超音波プラスチックゥ
ェルダー加工により、橋架状に溶着したものである。
ルダー加工により行うもので、これにより、ブラッシン
グ時等の抵抗を少なくし得る。第2図aに示すものは、
主毛1の一端に半環状の毛線部2bを形成したもので、
この毛板部2bは、主毛1の一端laをU状に折り返し
、1本の短い縞糸状の補助毛6で超音波プラスチックゥ
ェルダー加工により、橋架状に溶着したものである。
この場合、一端laが突出していることによって植毛後
の脱毛の阻止を行う鈎作用部となる。第2図のb〜dに
示すものは、aのものに前記した要領で枝毛5を付けた
ものである。次に上記した各毛根部の製造方法を説明す
る。
の脱毛の阻止を行う鈎作用部となる。第2図のb〜dに
示すものは、aのものに前記した要領で枝毛5を付けた
ものである。次に上記した各毛根部の製造方法を説明す
る。
第4図は三角形状の毛根部2を形成せしめる場合であり
、10本の主毛1を1本づつ引き揃えて櫛歯状ガイド1
01こ斜行状に折り返して鶏止し、上記ガイド10附近
に張設した1本の縞糸状極細線11とで三角形状に交差
する部分を形成させ、これらの交差部分を超音波プラス
チックウェルダー加工により溶着せしめ、第1図aに示
す様にトリミングカットして人工毛を形成する。主毛1
の張設本数は多くすることができる。
、10本の主毛1を1本づつ引き揃えて櫛歯状ガイド1
01こ斜行状に折り返して鶏止し、上記ガイド10附近
に張設した1本の縞糸状極細線11とで三角形状に交差
する部分を形成させ、これらの交差部分を超音波プラス
チックウェルダー加工により溶着せしめ、第1図aに示
す様にトリミングカットして人工毛を形成する。主毛1
の張設本数は多くすることができる。
また、第5図に示す様にガイド10は上下緑に鎚歯状凹
凸10a,10bを形成した長い板状体10cを使用し
、これに主毛1を図に示す様に順に掛け渡して上下両側
で三角状の毛根部2を形成させ、かつ、第5図のように
10本のみの単位を等間隔に板状体10cの全長に形成
させ、更に、多くのものを連続させ、一斉に超音波プラ
スチックゥヱルダ−加工で一挙に多数の人工毛を製造さ
せてもよい。第5図はピンガィド30を使用し、主毛1
を1本づつ引き揃えて各ピン30に平行状に折り返し掛
止し、上記ガイド201こ近接して1本の総糸状極細線
12を張設し、主毛1との交差部を超音波プラスチック
ウェルダー加工し、第2図aに示す様にトリミングカッ
トして半環状の毛根部2bを形成する。
凸10a,10bを形成した長い板状体10cを使用し
、これに主毛1を図に示す様に順に掛け渡して上下両側
で三角状の毛根部2を形成させ、かつ、第5図のように
10本のみの単位を等間隔に板状体10cの全長に形成
させ、更に、多くのものを連続させ、一斉に超音波プラ
スチックゥヱルダ−加工で一挙に多数の人工毛を製造さ
せてもよい。第5図はピンガィド30を使用し、主毛1
を1本づつ引き揃えて各ピン30に平行状に折り返し掛
止し、上記ガイド201こ近接して1本の総糸状極細線
12を張設し、主毛1との交差部を超音波プラスチック
ウェルダー加工し、第2図aに示す様にトリミングカッ
トして半環状の毛根部2bを形成する。
尚、上記してきた第4図の方法は、ガイドを上下両側に
設けて多数本の王毛1を掛け渡すことができる。
設けて多数本の王毛1を掛け渡すことができる。
第5図の場合、ガイド30を上下両側に配置すると、1
本の長い王毛を上下のガィド‘こ交互にジグザグ状に掛
け渡し得る点で若干異なる方法と云うことができるが、
いずれのものも、ガイドとしては櫛歯状のガイドを使用
する点で共通であり、主毛の蟹止方法を若干異にしてい
るが、同一目的を達成するものである。第6図は第1図
aに示した三角形状の毛根部2を形成する方法の別の実
施例であって、主毛1を図のように交差させ、交差線1
3に近接してその両側に2本の緯糸状極細線14,15
を平行に張設し、上記交差部の南側に三角形状部分を形
成し、これらの交差部を超音波プラスチックウェルダー
加工で溶着し、溶着後交差線13上でカットして上下に
分離し、更に、トリミングカットするものである。
本の長い王毛を上下のガィド‘こ交互にジグザグ状に掛
け渡し得る点で若干異なる方法と云うことができるが、
いずれのものも、ガイドとしては櫛歯状のガイドを使用
する点で共通であり、主毛の蟹止方法を若干異にしてい
るが、同一目的を達成するものである。第6図は第1図
aに示した三角形状の毛根部2を形成する方法の別の実
施例であって、主毛1を図のように交差させ、交差線1
3に近接してその両側に2本の緯糸状極細線14,15
を平行に張設し、上記交差部の南側に三角形状部分を形
成し、これらの交差部を超音波プラスチックウェルダー
加工で溶着し、溶着後交差線13上でカットして上下に
分離し、更に、トリミングカットするものである。
上記第6図の主毛1の張設方法は、第4図のガイドを利
用することができる。
用することができる。
次に、主毛1に枝毛5を付ける方法について説明する。
この方法は、第5図又は第6図の方法を利用できるもの
で、先ず第4図で説明すると、1本だけ枝毛5を付ける
には、縞糸状極細線11に近い第2交差点P2を第7図
に示すように全て超音波プラスチックウェルダー加工で
溶着すればよい。また2本の枝毛5を付けるには、上記
第2交差点P2と第3交差点P3を第8図に示す様に1
本飛びに溶着する。また3本の枝毛5を付けるには、第
9図に示す様に第2交差点P2、第3交差点P3及び第
4交差点P4を2本飛びに溶着する。
で、先ず第4図で説明すると、1本だけ枝毛5を付ける
には、縞糸状極細線11に近い第2交差点P2を第7図
に示すように全て超音波プラスチックウェルダー加工で
溶着すればよい。また2本の枝毛5を付けるには、上記
第2交差点P2と第3交差点P3を第8図に示す様に1
本飛びに溶着する。また3本の枝毛5を付けるには、第
9図に示す様に第2交差点P2、第3交差点P3及び第
4交差点P4を2本飛びに溶着する。
要するに、枝毛5を付けようとする本数をn本とすると
、上記のように飛ばす間隔の本数はn−1とすればよい
。
、上記のように飛ばす間隔の本数はn−1とすればよい
。
尚、第5図に示した方法では、第10図に示す様に枝毛
用極細線16を交差状に張設して上記したものと同要領
で溶着することにより、枝毛5を付けることができ、ま
た、第6図も同要領で枝毛5を付け得る。
用極細線16を交差状に張設して上記したものと同要領
で溶着することにより、枝毛5を付けることができ、ま
た、第6図も同要領で枝毛5を付け得る。
以上説明した様に、この発明の人工毛の毛線部夕は、植
毛時の人体への挿入抵抗が少なく、植毛針にうまくリー
ドされ、痛さが少〈てすむものである。
毛時の人体への挿入抵抗が少なく、植毛針にうまくリー
ドされ、痛さが少〈てすむものである。
尚、毛根部の三角形部や半環形部は、植毛針の先端への
掛止部として利用できるものである。また、毛根部には
脱毛を阻止する釣作用部があ0り、植毛後、抜けにくく
、異和感も少ない。そして、この発明の枝毛付の人工毛
によれば、毛根部は1本であるため、植毛時の痛みが1
本分であるにも拘らず、多数本の植毛をしたことと同機
となり、かつ、枝毛の接合部が平滑で、しかも接合肉厚
が薄いため、ブラッシングの妨げとならない。また、こ
の発明の人工毛の製造方法は、簡単なガイドと超音波プ
ラスチックウェルダーを使用するだけであるから大量生
産に適し、加工能率が高く、安価に提供でき、しかも、
超音波の作用で接合境界線のみを溶解させて袷んど瞬間
的に完全に港着させ得るため、人土串こ損傷がなく、か
っ、接合表面がなめらかで、接合肉厚も薄いため、人体
への挿入抵抗(痛さ)の少ない毛線部が形成でき、更に
、枝毛も簡単に付けられ、しかも、もつれや切れ毛の少
ない人工毛が安価に提供できるものである。
掛止部として利用できるものである。また、毛根部には
脱毛を阻止する釣作用部があ0り、植毛後、抜けにくく
、異和感も少ない。そして、この発明の枝毛付の人工毛
によれば、毛根部は1本であるため、植毛時の痛みが1
本分であるにも拘らず、多数本の植毛をしたことと同機
となり、かつ、枝毛の接合部が平滑で、しかも接合肉厚
が薄いため、ブラッシングの妨げとならない。また、こ
の発明の人工毛の製造方法は、簡単なガイドと超音波プ
ラスチックウェルダーを使用するだけであるから大量生
産に適し、加工能率が高く、安価に提供でき、しかも、
超音波の作用で接合境界線のみを溶解させて袷んど瞬間
的に完全に港着させ得るため、人土串こ損傷がなく、か
っ、接合表面がなめらかで、接合肉厚も薄いため、人体
への挿入抵抗(痛さ)の少ない毛線部が形成でき、更に
、枝毛も簡単に付けられ、しかも、もつれや切れ毛の少
ない人工毛が安価に提供できるものである。
第1図乃至第2図は本発明に係る人工毛の各実施例を示
すもので、aは基本的な実施例、b,c,dは枝毛付人
工毛の実施例を示し、第3図は本発明による人工毛の接
合前と接合後の拡大断面図を示すものである。 第4図乃至第6図はいずれも本発明の人工毛の製造方法
の説明図であり、第7図乃至第10図は枝毛付人工毛の
製造方法の説明図である。1…・・・主毛、2,2a,
2b…・・・毛板部、5・・・・・・枝毛、10,20
,30・・・・・・ガイド、11,12,14,15・
・・・・・総糸状極細線。 第1図第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図
すもので、aは基本的な実施例、b,c,dは枝毛付人
工毛の実施例を示し、第3図は本発明による人工毛の接
合前と接合後の拡大断面図を示すものである。 第4図乃至第6図はいずれも本発明の人工毛の製造方法
の説明図であり、第7図乃至第10図は枝毛付人工毛の
製造方法の説明図である。1…・・・主毛、2,2a,
2b…・・・毛板部、5・・・・・・枝毛、10,20
,30・・・・・・ガイド、11,12,14,15・
・・・・・総糸状極細線。 第1図第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ナイロン、ポリエステルその他の合成樹脂製極細線
の一端を鋭角又は半環形に折曲し、且つその端部より僅
少距離を隔てて、緯糸状極細線の短線を介して平面的に
溶着してなる毛根部を有することを特徴とする人工毛。 2 ナイロン、ポリエステルその他の合成樹脂製極細線
の一端に、上記極細線同士を三角形、或いは半環形に平
面的に溶着してなる毛根部を有し、前記毛根部より若干
離れた位置に同一極細線からなる複数本の枝毛を溶着し
たことを特徴とする人工毛。3 複数本のナイロン、ポ
リエステルその他の合成樹脂製極細線を、1本づつ引き
揃えて櫛歯状ガイドに、斜行状、又は交差状、或いは平
行状に折り返し掛止し、それら隣接極細線と、上記ガイ
ド附近に張設した1本の緯糸状極細線との交差部を超音
波プラスチツクウエルダー加工で溶着し前記極細線を鋭
角又は半環形に折曲したその端部より僅少距離を隔てて
、緯糸状極細線の短線で接合して鋭角又は半環形に折曲
した毛根部を形成することを特徴とする人工毛の製造方
法。 4 複数本のナイロン、ポリエステルその他の合成樹脂
製極細線を、1本づつ引き揃えて櫛歯状ガイドに、斜行
状、又は交差状、或いは平行状に折り返し掛止し、それ
ら隣接極細線同士の上記ガイド附近における第1交差部
のみ、又は、上記ガイド附近に張設した1本の緯糸状極
細線との交差部のみ、或いは、隣接極細線同士の交差部
及びこの交差部附近に張設した1本の緯糸状極細線との
交差部を超音波プラスチツクウエルダー加工で溶着接合
して三角形、或いは半環形の毛根部を形成し、更に、前
記隣接極細線同士の第2交差部以降の複数の交差部を超
音波プラスチツクウエルダー加工で溶着接合して枝毛を
形成することを特徴とする人工毛の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5949479A JPS6018322B2 (ja) | 1979-05-15 | 1979-05-15 | 人工毛とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5949479A JPS6018322B2 (ja) | 1979-05-15 | 1979-05-15 | 人工毛とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55152805A JPS55152805A (en) | 1980-11-28 |
JPS6018322B2 true JPS6018322B2 (ja) | 1985-05-09 |
Family
ID=13114889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5949479A Expired JPS6018322B2 (ja) | 1979-05-15 | 1979-05-15 | 人工毛とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6018322B2 (ja) |
-
1979
- 1979-05-15 JP JP5949479A patent/JPS6018322B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55152805A (en) | 1980-11-28 |
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