JPS60181537A - 恒温恒湿装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は恒温恒湿装置に関し、特に、室内空気の減湿が
必要な時以外は過冷却と再加熱を省略した恒温恒湿装置
に関する。

（背景技術） 第１図は従来の空気線図（空気の状態変化の図）を示し
、横軸は温度、縦軸は絶対湿度（空気１ｋｇ中の水分の
重量）、斜めの曲線は相対湿度（Ｒ，Ｈ％）を示す。

従来の恒温恒湿装置では、室内空気を装置で外−気と混
合しく第１図の３の状態）を作り、これを冷却コイルで
一定温度まで冷却減湿して（第１図の４の状態）からヒ
ーターで再び加熱して室内負荷に応じた温度（第１図の
５の状態）を作り室内へ吹き出している。従って、第１
図の下の横軸（温度）に於ける４°から５゛の間は冷却
して再び加熱するｉ失があった。

（発明の課題） 本発明は従来の技術の上記欠点を改善するもので、冷却
減湿をコンヒーータ制御することによりエネルギー消費
の少ない恒温恒湿装置を提供することを目的とする。

（発明の構成及び作用） 第２図は本発明による空気線図を示す。第３図は本発明
による恒温恒湿装置を示し、Ａは恒温恒湿室、Ｂは恒温
恒湿装置、Ｃは冷却コイル、Ｅは再熱コイル、Ｌは加湿
器、Ｆはファン、Ｈは湿度センサ、Ｔは室内温度センサ
、Ｔ１はコイル出口温度センサ、Ｍは制御装置を示す。

減湿をどうしても必要とするのは、第１図において外気
を示す点２の絶対湿度Ｘ２が室内の絶対湿度Ｘ１より高
く、その為に混合空気３の絶対湿度Ｘ３も室内の絶対湿
度Ｘ１より高くなるか、室内で水分の発生が多い為に室
内相対湿度（ＲＨ％）が増えてくる時のみであるのは明
らかである。

外気の温度及び相対湿度が室内より低い時は、絶対湿度
も低く、外気を混合しても絶対湿度は増加せず、又室内
で水分の発生の少ない時も減湿は余り必要としない、従
ってコイルＣの出口の空気温度は第２図の４から５の間
に設定すれば充分である。これを４”とする。又、夏で
も第１図のごと（外気量の少ない時は減湿量は少なくて
よいので、第２図で説明出来る。この４”′の点の温度
をマイコンで自動的にコントロールして省エネする事が
この発明の重要な点である。この制御は、第３図の室内
湿度センサＨから数値を制御装置Ｍに送り、その値が希
望湿度値よりうごいている時Ｍの中のマイコンのメモリ
に設定しである空気冷却温度（第２図の４°°）を書き
かえる。この書きかえは一定サイクル毎に行なう。

第４図にマイコンプログラムのフローを示す。

前項による設定冷却温度の変化に従って一般の電気式、
電子式制御により、冷却コイルの冷媒量又は冷水量を変
化させて第２図の４”（コイル出口の空気温度）を制御
する。Ｒ，Ｈ％が高ければ第１図で４″を、左すなわち
低温側へ下げ、几Ｈ％が高くなければ、右すなわち５に
成るべく近づけ無駄な冷却を防ぐ、吹き出し温度５は室
内温度の変化に応じて温度センサＴにより加熱コイルＥ
を制御する。尚実際の吹き出しは第２図の中の鎖線で示
される５ＨＦ（顕熱比）線上で行なうが、５の空気を加
湿（第３図のＬ）すれば良いので説明は省略する。

以上で明らかなごとく、本発明は室内の湿度に応じて空
気冷却温度をマイコン制御し第１図（従来のシステム）
の４−５間の冷却と加熱を省略または最小限にするもの
である。

（発明の効果） 従来の恒温恒湿システムが冷却コイル出口空気温度（第
１図４）を固定しているのに対して本発明は、室内相対
湿度により冷却コイル出口空気温度を々イコン制御し最
小限度の冷却に止どめるので再加熱量も極めて少ない。

試算によれば、冬季、中間期には、１０％ないし３０チ
のエネルギーの節減が行なわれ、夏季でも外気の湿度の
低い時は同様効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の技術べよる空気線図、第２図は本発明に
よる空気線図、第３図は本発明による恒温恒湿装置の構
成図、第４図はマイコンプログラムの流れ図である。 特許出願人 菱機工業株式会社 役　山　孝　之 特許出願代理人

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 室内空気を外気と混合して冷却減湿する手段と、その出
   力を再加熱するヒータと、その出力に必要により加湿し
   て前記室内に吹き出す手段とを有する恒温恒湿装置にお
   いて、前記冷却減湿手段の出口の温度を前記室内の湿度
   の変化に従って適応制御するマイコンを具備する制御装
   置がもうけられることを特徴とする恒温恒湿装置。