JPS60181489A - 推進管設置工法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 を設置するに際し．既成管を連続して不透水１侯で被覆
する工法及び工法を実施するための装置に関する。

一般に推進管設置工法とは１発進基地として発進立坑と
、到達基地として到達立坑を設け１発進立坑から到達立
坑に対して推進工法用掘進機或いは推進用刃口を既成管
の先端に数句は機械力或いは人力で、切羽の掘削とズリ
の搬出を行い、地中に既成管（ヒユーム管、鋼管１合成
樹脂管、陶管等）を発進立坑に設けた推進ジヤツキを使
用して推進させ、一定推進ごとに発進立坑側より既成管
を挿入させ、逐次地中に既成戦による管路を築造させる
工法である。

この推進管路設置工法の場合、掘進機の後部に。

予め製作された既成管を掘進が進むにつれ順次附随させ
ながら、全体を立坑内の推進ジヤツキにより推進するの
で、全体が周辺地盤と擦れながら進むことになる。従っ
て、この厚擦を軽減するため既成管周辺に潤滑剤が注入
されてはいるが１周辺地盤に吸収されたり、地下水や土
砂崩壊等により既成管全体に均等にいきわたらないため
、その有効度が充分発揮されな−等の原因により、ジヤ
ツキの推進力が制約され、掘削する土質にもよるが施工
距離は１通常５０〜７０ｍが限度である。

一方、既成管の継手部にはカラーパツキン、シール材な
どカ；取付けられ、管路内からの流体の漏洩の防止、地
山周辺からの地下水の浸入防止対策がなされてはいるが
、完全なものではなく、又。

施工時或いは施工後に発生する継手部のズレ、既成管継
手部の損傷、或いは管自体の亀裂等のため。

完全な地下水の浸入防止は極めて困難であるのか現状で
ある。

又、一方で既成管継手部に推進工法用掘進機或いは推進
用刃口外径と既成管外径との間、即ち余掘り空間につい
ては、既成管周辺の地盤の崩壊や地盤の沈下を防止する
目的から、充填材即ち裏込め材で充填する作業がなされ
るが、充填材が地下水等により希釈流亡したり、地中の
空１涼等へ逸出する等のため、上記空隙を充填するのに
必要な量だけ充填すれば良いというものではなく、損失
が少なければ充填材の量は空隙容積の１２０％程度が充
分であるのに、実際は１８０％以上の莫大な量が使用さ
れているのが現状である。　。

以上のように推進工法により管路を築造する場合上記の
ような種々の問題点がある。本発明者等はこれらの問題
点を解決すべく、鋭意横割の結果。

本発明工法及び装置を完成したものであって１本発明の
要旨とするところは、推進管設置工法において、地中に
既成管を設置する際、先端の推進工法用掘進機或いは推
進用刃口の後部に、あるいは後端の既成管推進機の前方
に、あるいは上記掘進機又は推進用刃口の後部及び後端
の既成管推進機の前方に既成伐・外周を被覆可能な不透
水膜を圧縮し格納する格納装置を設け、先端の推進工法
用掘進機或いは推進用刃口が前進するに従い、不透水膜
が該装置より引き出され、立坑より逐次推進される既成
管外周を連続して不透水膜で被覆する推進’ｉＵ’設置
工法、推進工法用掘進機或いは推進用刃「１後部及び／
又は後端の既成管推進機の前方立坑内に不透水膜を圧縮
して格納する格納装置を設けた推進管設置装置に存する
。

以下本発明工法及び装置を添附図面により詳添する。第
１図は本発明工法に係る不透水膜格納装置を掘進機の後
部及び推−進機の前方に設けた場合の本発明推進工法の
一例を示す説明図である。

第１図において、立坑１にはジヤツキ２が掘進方向（矢
印方向）に掘進機３及び既成管（この場合ヒユーム管４
ａ〜４ｄ　）をＪｌｌｌ圧、推進せしめるように設けら
れている。掘進機３の後部には、スキンプレート５の内
面に円筒状の不透水膜６を引出し延伸可能な状態で圧縮
格納するための不透水膜格納装置７かリング状をなして
設けられている。

不透水膜の材質は柔軟性、展性、延性の点から合成樹脂
が良いが、経済性の点から塩ビが好ましく。

かつ膜はトンネル内に地下水等の浸入を防止するための
ものであるから１円筒状に成形又は加工したものである
ことが好ましく、その厚みは周辺の環境条件等により適
宜選択される。この不透水膜が上記膜格納装置７に延伸
ｉＪ能な状態で圧縮し保管されている。

なお、膜の圧縮保管の形態は蛇腹状、ロール状。

折りたたみ状など、いずれにしても圧縮した状態であれ
はよい。

図は、掘進機３及び４個のヒユーム管（４ａ、４ｂ。

４ｃ、４ｄ）がジヤツキ２により押圧推進されようとし
ている状態を示すものであるが、ジヤツキ２０ロツド２
′カ伸びてヒユーム管４ａが４ｂの位置まで推進される
と、全４はヒユーム管の幅（ＪＩＳ規格品の場合２．４
５ｍ　）だけ前進する。その際、不透水膜格納装置７の
引き出し口が不透水膜をヒユーム管外周と地山との間隙
部に引き出せるよう設けであるので、１侯６の端部が立
坑の坑［」附近に固定されていること及び掘進機３の外
形がヒユーム羽・の外形より若干広いことを利用して、
不透水膜６は上記前進長たけ既成管路の外周に沿って引
き出されてヒユーム管を被覆する。この作業を繰返すこ
とによりヒユーム管は逐次継足されながら管□路は伸び
て行くが、同時に不透水膜による被覆〃・路も伸びて行
く。この推進を繰返す場合、地山とヒユーム管との摩擦
抵抗を減少するため、ヒユーム管に康けられた充填孔を
介してヒユーム管外側に重油、グリース或いはスラリー
状ベントナイト等が潤滑剤として注入されるが１本発明
工法の場合被覆した不透水膜６とヒユーム管外側との間
隙に拡散や流亡がなく、潤滑剤が均一に充填されるため
、潤滑剤の機能が充分に発揮され１作業能率が向上する
と共に、推進機の能力か有効に活用されるようになり、
従来は施工距Ｍｙｂ；５ｏ〜７０ｍであったものが、９
０〜１２０ｍと大幅に増大し、又潤滑剤の使用量も大幅
に減少した。図の場合推進機２の前部にも不透水膜格納
装置８が設けられているが、これは推進中に地山が崩壊
したりしてヒユーム管に強く圧Ｊ＆した場合、ヒユーム
管と共に不透水膜６が同時に引張られ、不透水膜＋５が
切断する恐れがある場合の対策として、後部からも引き
出し被覆することができるように設け°〔あるものであ
る。以上掘進機を使用した場合について説明したが、推
進用刃口を使用した場合刃口後部にのみ不透水膜格納装
置を設は同様に施工することも可能であり、また後端の
推進機前部にのみ格納装置を設けて施工することも同様
に可能である。このようにして掘削が進み他方の立坑ま
で到達すると１通常は余掘り空間にヒユーム管の充填孔
を介して周辺地盤の崩壊や地盤法下等を防止し併せて地
下水等の管路内への浸入防止或いは管路内からの漏出防
止のため、セメント等の固化剤を主体とする充填相即ち
裏込材が注入されるが、設置ヒユーム管の外側は不透水
膜で被覆されているので。

裏込材は従来のように逸出することがない。したがって
本発明工法によるときは、余掘り空間をｌ：４たし、充
填拐としての効果を果たすための注入量・は大幅に節約
され、　＋３ｉＪ述したように空隙答積の１２０％程度
の使用で充分である。そして充填した裏込材の外側は不
透水膜で被覆された状態になるので地山よりの地下水の
浸入は完全に防止可能となった。又管路内からの漏出が
防止できることはいうまでもない。工事によっては裏込
材が不用の場合もあり、その場合は直接不透水膜でヒユ
ーム管を被覆することになるが、その効果は前述の場合
と同様である。

第２図は本発明工法を実施するための装置の部分縦断面
図であり、主として掘進機及びそれにつづく部分を示す
ものである。

すでに工法において説明した如く、立坑内に設けられた
推進機２（例えばジヤツキ）で新しく設けたヒユーム管
を推進せしめると、同時に前端部の掘進機が掘進しなが
ら土中を前進し、それにしたがって格納装置も同調して
前進し、不透水膜が既成管の外周を被覆する状態を示す
図である。

第２図において７は既設ヒユーム管中の先端管４ｄの前
方、すなわち掘進機の後端の外周内面にそって設けられ
た格納装置であり１図示の如くに不透水膜６が圧縮され
て格納されている。格納装置体 ６の一端（ヒユーム管側）は弾〆舌片９により閉塞され
、格納された不透水膜は弾性舌片９と格納装置壁面間よ
り弾性舌片９の弾性を利用してヒユーム管外周を被覆す
るように引き出される。１０は潤滑相の供給バイブであ
り、このパイプにより潤萩 滑材は地盤の余彰り空間１１中においてヒユームクｆ・
と不透水膜との間に供給される。

第３及び４図はそれぞれ立坑内における格納装装置部分
を中心とする略示縦断面図であり、第３１Ｊの断面上方
部、第４図は断面下方部を示すものである。

第３図において８は不透水膜６を格納する格納装置であ
り、該装置面はガイド１２上に載置され、該フィト下方
には逆流防止弁が設けられ、ヒユームｔ４・と不透水膜
間に供給される潤滑材の流失を後述の如くにして防止し
ている（第５図参照）。

第４図は格納装置部の下方側断面図であり、第３図の場
合と全く同一機構を有する。

第５図は推進工法におけ゛る後端側における本装置の稼
動状態を示す部分縦断面図であり、矢印方向へのヒユー
ム管の推進にしたがって、不透水膜が展延してヒユーム
管外周を被覆する状況を示し。

ヒユーム管と不透水膜６との間に供給される潤滑材は１
３で示す逆流防止弁により、その糸外へのθ；Ｌ失ｔ１
防止される。

る。

本発明による装置ｕにおいては、第２図に示す掘進機後
端部及び第３〜５図に示す後端の推進機部の画部分にそ
れぞれ図示の如き格納装置を設置し。

その間に不透水膜を継いだ状態で設けてもよい。

以上の次第で本発明推進管設置工法及び装置によるとき
は、工法自体の合理的運営は勿論、不透水膜により地下
水等の管路内への侵入、或いは管路外への流体め漏出を
完全に防止できるので、管路の使用目的での合理的管理
に大きな貢献が期待されると共に、既に上述の如く公害
防止対策に大きく寄与するものである。又、結果として
地盤沈下による公的損害の防止、さらに管路が下水道で
あった場合、地下水の浸入か防止されるので処理汚水量
の減少により汚水処理の効率的運営等その効果は、はか
り知れないものがある。

る。

１・・・・・・立坑、２・・・・・・ジヤツキ、２′・
・・・・・ジヤツキロッド、３・・・・・・掘進機、　
４ａ、　４ｂ、’　４ｃ、　４ｄ・・・・・・ヒユーム
管、５・・・・・・スキンプレート、６・・・・・・不
透、水膜、７，８・・・・・・不透水膜格納装置、９・
・・・・・舌状片、１０・・・・・・パイプ、１１・・
・・・・余掘り空間、　１２・・・・・・ガイド、　１
３・・・・・・逆流防止弁、１４・・・・・・土留壁、
１５・・・・・・ガイド先端部 特許出願人　大間　伸吉 佐野　栄 代理人弁理士　出代　蒸治

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）推進管設置工法において、地中に既成気を設置す
   る際、先端の推進工法用掘進機或いは推進用刃口の後部
   に、既成管外周を被覆可能な不透水膜を圧縮し格納する
   格納装置を設け、先端の推進工法用掘進機或いは推進用
   刃口が前進するに従い。 不透水膜が該格納装置より引き出され、立坑より逐次推
   進される既成管外周を連続して不透水膜で被覆する推進
   管設置工法。 （，２）推進工法用掘進機或いは推進用刃口後部に不透
   水膜を圧縮して格納する格納装置を設けた推進管設置装
   置。 （３）推進管設置工法において、地中に既成管を設装置
   する際、後端の既成管推進機の前方に、既成管外周を被
   覆口」能な不透水膜を圧縮し格納する格納装置を設け、
   先端の推進工法用掘進機或いは推進用刃口が前進するに
   従い不透水膜が該格納装置より引き出され立坑より推進
   される既成管外周を連続して不透水膜で被覆する推進管
   設置工法。 （９））推進工法用装置後端の既成管推進機の前方立坑
   内に不透水膜を圧縮して格納する格納装置を設けた推進
   管設置装置。 け）推進管設置工法において、地中に既成管を設置する
   際、先端の推進工法用掘進機或いは推進用刃１コの後部
   及び後端の既成管推進機の前方に、既成管外周を被覆可
   能な不透水膜を圧縮し格納する格納装置をそれぞれ設け
   、先端の推進工法用掘進機或いは推進用刃口が＄進する
   に従い不透水膜が両格納装置より引き出され立坑より推
   進される既成％・外周を連続して不透水膜で被覆する推
   進管設置工法。 （６）推進工法用掘進機或いは推進用刃１」後部及び後
   端の既成管推進機の前方立坑内に不ｊａ水膜を圧縮して
   格納する格納装置を設けた推進管設置装置６゜