JPS6017Y2 - 調理器の加熱装置

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【考案の詳細な説明】本考案は電気がま等の電気調理器にかかわり、特に圧力
調理器の加熱板に関するもので、鍋等の外側面に沿って
、熱板に落ちた煮汁や水滴が露出充電部であるヒータ端
子部にまて流れ落ちない加熱板を提供しようとするもの
である。

以下に本考案の実施例を示す電気圧力鍋について添付図
面を参照して説明する。

１は加熱板で例えば、熱伝導のよいアルミ鋳物から戊り
、端末部４を立上らせたリング状のシーズヒータ２を内
部に鋳込み、外周には全周に垂下状の水切部３を一体形
成している。

器具内底部に装着した状態では上面が加熱面となリシー
ズヒータ２の端末部４は下方に垂下されている。

５は加熱板１の上に載置されている鍋で、パツキン６を
介在させて蓋７とによって圧力調理のための密閉容器を
構成している。

８は保護枠で、加熱板１が載置締結されていて、外ケー
ス９に固着されている。

１０は圧力調整装置、１１は蓋把手、１２は鍋把手、１
３は外ケース把手、１４は操作部、１５は温度センサ、
１６は脚である。

上記構成において、万一、調理中に煮こぼれ汁が鍋５を
伝わって流れ落ちて熱板１に至った場合、熱板１の外周
に垂下状にした水切り部３を形成したことにより、流れ
落ちてきた水や汁はこの水切り部３の先端から落下し、
露出充電部であるヒータの端子部４に至って滴下するこ
とはない。

従ってショートや感電等の危険が防止できる。

特に、圧力容器の鍋５の底部は底が凸形状に形成して耐
圧力強度を向上させたものであり、鍋の底部を加熱する
熱板１も、鍋底部に沿って、外周より中心部に向けてく
ぼんでいる。

従って本考案の水切部４がない場合、煮汁や水は熱底の
裏側をヒータ端子部４に容易に流れ得るため、本考案は
圧力容器を加熱する熱板には非常に有用となる。

同時に水切部３は全体として外周に肉厚部を構成するこ
ととなり、異常時の加熱時に生ずる熱変形を押え、耐久
性のある加熱装置が得られる。

以上の説明より明らかなように、本考案の調理器の加熱
装置は、構成が簡単で、端子部への防滴を効果的に行な
い、感電等の危険がなく安全であり、その実用的価値は
大なるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示す電気圧力鍋の断面図である
。１・・・・・・加熱板、２・・・・・・シーズヒータ、
３・・・・・・水切部、４・・・・・・端末部。

【実用新案登録請求の範囲】

端末部が下方に折曲されたシーズヒータを端末部が下面
に露出するよう埋設した加熱板を備えた調理器において
、加熱板の全外周下面に垂下状の水切り部を形成したこ
とを特徴とする調理器の加熱装置。