JPS60179478A - 筆記具用インキ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水性の筆記具用インキに関し、更に詳細には
非吸収面においての筆跡がストリッパブルペイント内什
鮨を右１−．かつ、繊維ペン先、樹脂成型ペン先を有す
る筆記具よりインキが吐出できるようにし／こ水性の筆
記具用インキに関するものでちる。

従来、ストリッパブルペイントはエチルセルロース、ポ
リ酢酸ビニル樹脂、ブチラール樹脂。

酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合樹脂などの有機
溶剤可溶型の組成物、ポリ酢酸ビニルエマルジョン、フ
チラール樹脂エマルションナどのような乳化型の組成物
、あるいはポリビニルアルコール水溶液などが知られて
おり、自動車、航空機１機械部品、金属製家庭用器具、
その低鉄及び非鉄金属用品、ガラス製品、プラスチック
成型品、ゴム製品などの一時的な表面保護を目的とし、
これらの製品を使用する直前に完全に剥離出来る様にな
した塗料であり２通常の塗料と同様に、スプレー塗装、
刷毛塗り、又はティッピングなどの方法により塗装され
ている。近時、ストリッパブルペイントに顔料及び／又
は、染料を添加し２着色ストリッパプルペイントとして
、ガラスウィンドーなどの装飾用にも使用されつつある
、。

しかし乍ら広い面に於ては、スプレー塗装。

刷毛塗りにより彩色塗装は、可能であるものの細部塗装
、微細模様の彩色塗装に於ては、従来の塗装法では困難
であった。

一方、細部塗装あるいは微細模様の彩色塗装に於ては通
常の油性ペイントマーカーが有るがこれは剥離が困難で
あり、消去に際しては、該インキに使用せる有機溶剤、
若しくは該インキに対し、溶解性を有する溶剤にて消去
するなど仲々困難であり、有機溶剤を使用する為にその
臭気、毒性が問題であった。

又非吸収面に消去可能な油性マーカーインキとしていわ
ゆるホワイトボード用マーカーインキが有るもののこれ
は、ホワイトボードとの筆跡の密着性を極めて低くシ、
布２紙などで容易に払拭出来るようにされてお９．従っ
て２手。

指などで触れるだけでも消去され、筆跡の保持性という
点では極めて弱いものであった。更には、密着性を低く
し筆跡自体の凝集力が低い為に消去に際しては、筆跡の
消し屑（粉）が飛散し９手２服１周囲を汚染するという
欠点、及び有機溶剤を使用する為に油性ペイントマーカ
ーと同様の臭気、毒性の問題を有していた。

そこで１本発明の目的は、臭気、毒性がなく非吸収ＩＭ
ｒに於て、筆跡（塗膜）の保持性を向上せしめ、任意の
時期に完全に連続的にフィルム状に剥離可能にならしめ
、かつ、細部塗装、微細塗装が可能なように繊維ペン先
、樹脂成型ペン先を有する筆記具より吐出可能な筆記具
用インキを提供することにある。

即ち９本発明は、水性可剥性被覆剤に使用されるエマル
ジョンと、染料及び／又は顔料と。

表面張力調整剤として界面活性剤と水とから少なくとも
なる筆記具用インキであって、下記条件を有する筆跡が
連続剥離可能な華、記共用インキを要旨とするものであ
る。

く条件〉 ・エマルジョンの固型分が筆記具用インキ全量に対して
５〜４０重量％であること。

・粘度が６０　ｃｐｓ／２５℃以下であること。

・表面張力が２０〜３８　ｄｙｎｅ　／　ＩＪであるこ
と。

以下２本発明の詳細な説明する。

水性可剥性被覆剤に使用されるエマルジョンは、インキ
のバインダーであり、かつ、インキの剥離性を発現せし
めるものであって、ストリッパブルペイントとして用い
られる処の公知のアクリル酸エステルエマルジョン、ポ
リ酢酸ビニルエマルジー１ノ、スチレン−ブタジェンエ
マルジョン、ブチラール樹脂エマルジョン、エチレン−
酢酸ビニルエマルジョン、スチレン−アクリル酸エステ
ルエマルジョン、などが使用できる。

筆跡（塗膜）の保持性が良好で連続剥離可能ならしめる
為には、インキ中のエマルジョンの固几り４＋力；志い
雪−ＡＥ　ｂ７第１　？−ｒ−イイ市田斗１丁−ルジョ
ン　− ≠甲≠＊＝；＝ホ４＝は粘度の低い方が、インキ吐出を
考慮すれば好ましい。上述の点を考慮し種々検討した結
果、エマルジョンの固型分が筆記具用インキ全量に対し
５〜４０重量％が良好である。又、インキ中のエマルジ
ョンが筆記後、少なくとも室温にて連続塗膜を形成する
為に、ＭＦＴ（最低造膜温度）は２５℃以下であること
が望ましい。尚、ＭＴ’Ｔを下げ造膜性を改良する為に
可塑剤や、被膜形成助剤（例えばブチルカルピトール、
ブチルカルピトールアセテート、ヘキ７レングリコール
などの高沸点溶剤）を適宜、少量添加することができる
。

染料及び／又は顔料は９着色の為に使用されるものであ
って、染料ならば可溶なものを使用し、顔料は無機系、
有機系を問わず使用できる。

染料及び／又は顔料の使用量は３〜３０重量％が良好で
ある。

表面張力調整剤としての界面活性剤は、インキの表面張
力を調整し、各種の被塗面にインキが良好に乗る様にせ
しめるものである。界面活性剤としては２通常の陰イ゛
オン、陽イオン、非イオン、両性の各界面活性剤が使用
でき、インキの表面張力が後述する如く２０〜３８　ｄ
ｙｎｅ／ｉの範囲になる様、その使用量を調節すれば良
い。

次に１本発明のインキが具備すべき物性値とシテ９表面
張力は、２０〜３８　ｄｙｎｅ／Ｃｍ、粘度は６０　ｃ
ｐｓ／２５℃以下である。

即ち２表面張力が２　Ｄ　ｄｙｎｅ／［有］以下では９
紙。

布などに一般用マーカーとして使用された場合筆跡が滲
み易く又、３８　ｄｙｎｅ／Ｃａ以上では被塗布面が極
性の低い樹脂などの場合、筆跡のレベリング性が悪く、
ハジキ易くなってし捷うからである。

又、粘度が６０ｃｐｓ／２５℃以上では、繊維ペン先、
樹脂成型ペン先からのインキ吐出が悪くなり、カスレる
傾向が出てくる為である。

尚、上記せる成分の他に、顔料の分散を助ける湿潤剤９
分散剤、筆跡の可撓性を付与する可塑剤、剥離性を向上
させる為の剥離性付与剤。

例ｔ　ハゾリコンオイルエマルジョン、水可溶性シリコ
ン樹脂、ワックスエマルジョンなどが適宜少量使用でき
る。

本発明の水性の筆記具用インキは、上述の成分を溶解も
しくは分散せしめインキ化した後。

繊維ペン先、樹脂成型ペン先を有する筆記具に充填し使
用される。

以下、実施例に従かい本発明の詳細な説明するが、実施
例中「部」とあるのは「重量部」を示す。

実施例１ ポリゾールＰ　Ｓ　（昭和高分子■製。

ポリ酢酸ビニルエマルジョン、固型 分５０％ＭＦＴ１２℃）　２０部 フタルシアニンブルー（ｓ料）　ｓ部 ５ｐａｎ２０（花王アトラス■製。

非イオン界面活性剤）　１部 才　°′部 ジブチルカルピトールアセテー ト被膜形成助剤）　２部 ダイジッ）Ｃ−３０（互応化学工業 ■製、ワックスエマルジョン、剥 離性付与剤）　２５部 Ｍ　ｉ　ｓ　２２　（Ｓ　ＣＩ−Ｉ　Ｗ　Ｅ　ＯＭ　Ａ
　Ｎ　Ｎ社製。

西独、湿潤分散剤）　０５部 水、湿潤分散剤中に顔料を常法にて分散せしめた後に、
他の成分を混和し青色インキを得た。

実施例２ ブライフル 化学■製，アクリル酸エステルエ フルジョン、固型分５０％，ＭＦＴ ７℃）　２５部 ＭＡ−１００（三菱化成工業■製。

カーボンブラック、顔料）　６部 Ｎ　Ｉ　Ｋ　Ｋ　Ｏ　Ｌ　Ｎ　Ｐ　−　５　（日光ケミ
カルズ■製，非イオン界面活性剤）　１部水　６　６　
５　部 ヘキンレングリコール（被膜形成助剤）２部ＬＥ−４　
６　（ユニオンカーバイド社製。

ノリコンオイルエマルジョン。

剥離性付与剤）　２部 ］）ｉｓｐｅｒｂｙｋ（ＢＹＩ（−Ｍａｌｌｉｎｃｋｒ
ｏｄｔ社製，西独，湿潤分散剤）０．５部 実施例１と同様にして黒色インキを得た。

実施例６ ポリゾールＥＶＡ　Ｐ−１（昭和高 分子■製，エチレンー酢酸ビニルエ マルジョン、固型分５０％，ＭＦＴ ３℃）　２０部 クりノスＫ　Ｒ　−　３　８　０　（チタン工業■製，
酸化チタン、顔料）　１５部 Ｎ　Ｉ　Ｋ　Ｋ　Ｏ　Ｌ　Ｓ　Ｔ，　Ｓ　（日本ケミカ
ルズ■製，陰イオン界面活性剤）　１５部水　６　３部 アデカノール５Ｘ−１９２（旭電化工 業■製、湿潤分散剤）　０５部 実施例１と同様にして白色インキを得た。

実施例４ ポリゾール０ＬＸ−６１３０−１３ （昭１ｏ高分子■製、スチレンーアク リル酸エステルエマルジョン＋固型 分４５％１ＭＦＴＯ℃）　６５部 クりスタルヴアイオレノト（染料）　５部エマルボン’
ｌ”　−２０（東邦化学工業■製、非イオン界面活性剤
）１．５部 水　５６５　部 ダイジットＣ−３０，’２部 水に染料を溶解せしめた後に、他の成分を混和し青色イ
ンキを得た。

実施例１〜４で得られたインキの物性値は。

表−１に示した通りであった。

表−１ ※１．　表面張力の測定は、ンユヌーイの表面張力計を
用いて、２５℃にて測定した。

※２　粘度の測定は、１３型粘度泪を用いて。

２５℃にて測定した。

これらのインキを繊維ペン先を有する筆記具に充填し、
ガラス板、アルミ板、鉄板、ポリエチレン板などの非吸
収面に筆記したところ、筆跡は鮮明で、乾燥後９手指で
擦過しだが、筆跡は消えることはなかった。更に、２力
月後筆跡の一端にセロテープを貼ｐ付は剥したところ。

容易にかつ連続的にフィルム状になって筆跡が剥離した
。又１紙に筆記したところ、滲むことはなかった。更に
、水が主成分であるため、臭気、毒性もなかった。

尚、市販のストリノパズルペイントを繊維ペン先を有す
る筆記具に充填したところ、ペイントは吐出しなかった
。又、市販の油性顔料タイプのホワイトボード用マーカ
ーで非吸収面に筆記し、乾燥後２手指で擦過したところ
、筆跡が消えてしまった。

以上のように本発明の水性の筆記具用インキは、有機溶
剤による臭気、毒性がなぐ、非吸収面に筆記した筆跡の
保持性能が良く、容易にかつ連続的に剥離可能なもので
ある。

特許出願人　ぺんてる株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 水性可剥性被覆剤に使用されるエマルジョンと、染料及
   び／又は顔料と９表面張力調整剤として界面活性剤と、
   水から少なくともなる筆記具用インキであって、下記条
   件を有する筆跡が連続剥離可能な筆記具用インキ。 く条件〉 ・エマルシコンの固型分が筆記具用インキ全量に対して
   ５〜４０重量％であること。 ・粘度が６０　ｃｐｓ／　２５℃以下であること。 ・表面張力が２０〜３８　ｄｙｎｅ　／　Ｇｍであるこ
   と。