JPS60178883A - トコフエロ−ルの精製濃縮法 - Google Patents

トコフエロ−ルの精製濃縮法

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JPS60178883A
JPS60178883A JP3432084A JP3432084A JPS60178883A JP S60178883 A JPS60178883 A JP S60178883A JP 3432084 A JP3432084 A JP 3432084A JP 3432084 A JP3432084 A JP 3432084A JP S60178883 A JPS60178883 A JP S60178883A
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JP
Japan
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tocopherol
distillation
residue
impurities
carbon dioxide
Prior art date
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Pending
Application number
JP3432084A
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English (en)
Inventor
Kietsu Ishii
石井 喜悦
Sadahiko Asano
浅野 貞彦
Norio Sashita
指田 紀男
Takayasu Kanda
神田 孝泰
Shinpei Ito
信平 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riken Vitamin Co Ltd
Original Assignee
Riken Vitamin Oil Co Ltd
Riken Vitamin Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はトコフェロールの精製濃縮法に関する。
さらに詳しくはトコフェロールを含有する油滓を炭酸ガ
ス及び/又は窒素ガス蒸留により、低沸点不純物を除去
し、得られた蒸留残留物にアルカリ水溶液を加えてアル
カリ精製したのち、高真空蒸留を行ない、必要とあらば
、さらに強塩基性陰イオン交換樹脂に供することを特徴
とするトコフェロールの精製濃縮法に関する。
工業的にトコフェロールを生産する方法として従来より
行なわれている方法は油滓中の遊離脂肪酸をアルコール
類でエステル化したのら、蒸留を行ない脂肪酸エステル
を除去し、脱ステロール、分子蒸留等の工程を組み合わ
せて濃縮するものCある。
しかしエステル化を行なう方法では操作が煩雑テアった
り、トコフェロールを損失しないで脂肪酸エステルを除
去するとか非常にきびしい条件であり、しばしば困難で
あるなど好ましい方法とは云えない。
またエステル化法にかわる方法として蒸留を行ない、酸
価を低下させることが行なわれており通常酸価が3〜5
以下に低下したとき蒸留の終点としている。
しかし蒸留の条件がかなりきびしいためにトコフェロー
ルの損失は避けられず酸価3以下を目標として蒸留を行
なうとトコフェロールの損失は15〜30%に達し損失
が大きい。また蒸留のランニングコストが比較的高いこ
となど商業ベースに乗りにくい、などの問題点がある。
本発明者らは前記のような問題点を解決し、しかも操作
が簡便で高い収率で、油滓からトコフェロールを得るこ
とを目的に鋭意検討を行なった。
本発明は]・コフェロールを含有する油滓を炭酸ガス及
び/又は窒素カス蒸留により低沸点不純物を除去し、得
られた蒸留残留物にアルカリ水溶液を加えてアルノJり
精製したのち、高真空蒸留を行ない、必要とあらば、さ
らに強塩基性陰イオン交換樹脂に供づることを特徴と(
る、1−ロフェロールの精製濃縮法に係る。
1−コフェロールの精製濃縮を行なうにあたり初めに1
−コフェロールを含有する油滓に水あるいは水蒸気を加
えて攪拌し、水洗あるいは遠心分離して土砂やガム質な
どの不純物をあらかじめ取り除いてJ5 <ことが望ま
′しい。元来油滓とは油脂の脱臭工程で副生じてくるも
のであるから悪臭が強くトコフェロールを製造するにあ
たってはその悪臭公害が大きな問題になっている。また
遊離脂肪酸、エステル化物、炭化水素類、色素類、臭気
物質などの低沸点不純物を含んだ油滓を高真空蒸留に供
してもたちまちそれらの低沸点不純物が気化して真空度
がなかなか上らないなどの問題がある。
本発明で使用される蒸留は炭酸ガス蒸留及び/又は窒素
ガス蒸留であり、常圧下で蒸留することもできるが、好
ましくは減圧炭酸ガス蒸留及び/又は減圧窒素ガス蒸留
であり、上記の低沸点不純物を除去することができる。
この場合蒸留装置を密閉式にして臭いを外に漏らさない
ようにすることにより悪臭公害を防止づることかでき、
しかも蒸留で使用した炭酸ガスあるいは窒素ガスを回収
してくり返し使用することにより蒸留に要するランニン
グコストを低減することが可能である。
さらに加熱するといろいろな反応をする低沸点不純物を
蒸留により取り除いであるので後の工程のラインを汚れ
ず操作も容易でトコフェロールの純度があがりやすいな
ど従来法より優れた点が多い。
減圧炭酸ガス蒸留及び/又は減圧窒素ガス蒸留の蒸留条
件は緩やかな条件でも良く、たとえば温度170〜23
0℃好ましくは180〜210℃、圧力30mm HQ
以下好ましくは20mmH(+以下で行なつ゛C低沸点
不純物等を留去する。
続いて蒸留残留物にアルカリ水を加えてアルカリ精製を
行なう。直接油滓をアルカリ精製に供すると、単に油滓
の酸価が高いというだけでなく反応性の高い低沸点不純
物等が存在するためにトコフェロールを損失しないでア
ルカリ精製を行なうことはしばしば困難であるが、上記
蒸留工程を経たものは低沸点不純物を取り除いであるの
で容易にアルカリ精製を行なうことができる。
アルカリ精製は炭酸ソーダやカセイソーダなどの水溶液
を加えて攪拌し脂肪酸を脂肪酸セッケンの形にして分離
するものであり、常法に従って良く溶媒中で行なうこと
もできる。
アルカリ[1により当然残存脂肪酸は除くことができる
が、重要なことはそのほかに微量の不純物、特に油脂の
劣化を促進する金属や過酸化脂質を除去することが可能
であり、また色素類や糖脂質なども同時に取り除くこと
ができるなどトコフェロールの品質が向上することから
トコフェロール精製濃縮に及ぼすアルカリ精製工程の効
果は大きいと言える。
このようにしてアルカリ精製を行なったものを高真空蒸
留に供しトコフェロールを濃縮する。高真空蒸留として
は分子蒸留により効率よくトコフェロール濃縮物を得る
ことができる。以上の方法により高品質のミックストコ
フェロール濃縮物を得ることができるが必要とあらばさ
らにミックストコフェロール濃縮物を非極性溶媒に溶解
し、強塩基性陰イオン交換樹脂に通液し、続いて例えば
メタノールを通液してα−トコフェロールを分離したの
ち、さらに例えば酢酸を含有するメタノールを通液して
ミックストコフェロールを得ることができるがイオン交
換樹脂の操作法は常法を採用して良い。
本発明によれば収率作業性、品質、コスト共従来法より
改善されたトコフェロール濃縮物を得ることができる。
次に実施例を示し説明を進める。
実m$i−1 大豆油脱臭滓[トコフェロール含ff115.5%(H
、P、、L、C法による、以下同じ)、酸価58,2]
3000 (jを180℃、6膨1−1gの条件で2時
間減圧炭酸ガス蒸留を行ない蒸留残留物2106g(ト
コフェロール含fi21.7%、酸価7.8、トコフェ
ロール回収率98.3%)を得た。
蒸留残留物1900 gに水酸化ナトリウム水溶液(1
2,5w/w%濃度)を加えてアルカリ精製を行ない生
成したナトリウムセッケンを小型遠心分離器により分離
し、ざらに湯洗を行なって完全に除去してアルカリ精製
油1823g(1−コフエロール含量21.1%、酸価
0.6、トコフェロール回収率95.9%)を得た。ア
ルカリ精製油15009を小型分子蒸留器により処理し
、次いで脱ステロールを行なってトコフェロール濃縮物
368g(トコフェロール含量72.5%)を得た。
実施例−2 菜種油脱臭油滓[トコフェロール含量6.48%(組成
比α:β、γ:δ= 30.1 : 66.0 + 3
.9 )酸価63,6] 30009を190℃110
5Hの条件で1時間減圧窒素ガス蒸留を行ない蒸留残留
物2140g(トコフェロール含有量8.89%、酸価
12.5、トコフェロール回収率97.9%)を得た。
蒸留残留物2000 (Jをn−ヘキサン4(に溶解し
、水酸化ナトリウム水溶液(12,5w/w%濃度)を
使用してアルカリ精製を行ない、生成したナトリウムセ
ッケンを含有する0−ヘキサン溶液を液−液連続抽出器
を使用して水洗を行ないセッケンを除去した。このn−
ヘキサン溶液を冷却し、ステロールを析出させて濾過を
行ない濾液の溶媒を留去してアルカリ精製脱ステロール
物1760g(1−コフエロール含量9.62%、酸価
0.4 、 t−コフェロール、回収率95.2%)を
得た。
アルカリ精製脱ステロール物1500SFを小型分子蒸
留器により処理し、トコフェロール濃縮物271g(ト
コフェロール含144.7%)を得た。続い−Cトコフ
ェロール濃縮物100gを0−ヘキサン100dに溶解
しn−ヘキサン溶液とした。あらかじめ前処理して活性
型の−01−1型とし、n−ヘキサンに置換したダイヤ
イオンPA 306S 300mを充填し/j3.6c
mφX50cmのカラムに該n−ヘキサン溶液を、6 
ml、/ minの速度で通液し、さらに300dのn
−ヘキサンで洗浄を行ない非吸着区分としてグリセライ
ド類炭化水素類、ワックス類、ステロール類などの不純
物を除去し1= 、次いで150(7!のメタノールを
6 td/ minの速度で通液してα−トコフェロー
ルを溶出し、α−トコフェロール区分21.5g[1−
コフエロール含量82.0%(α:β、γ=71:29
)Jを得た。続いて酸メタノール(酢酸5%含イW) 
4507を9m+!/minの速度で通液し、さらに6
00dのメタノールで洗浄し、ミックストコノエロール
を溶出して、ミックス]−コフエロール区分26.5g
[トコフェロール含量94.0%(α:β、γ:δ= 
0.8:92.5: 6.7) Jを得た。
実施例−3 綿実油脱臭油滓[トコフェロール含量7.3%(組成比
α:β、γ−42: 58)酸価65゜4] 3000
9を180℃10〜15#I#IHOの条件で2時間減
圧炭酸ガス蒸留を行ない蒸留残留物2094g(1−コ
フエロール含有量10.2%、酸価9.2 、l−コフ
エロール回収率97.5%)を得た。
蒸留残留物2000 (jに炭酸ナトリウム水溶液<1
5.Ow/w%濃度)を加えてアルカリ精製を行ない、
生成したナトリウムセッケンを実施例−1と同様に小型
遠心分離器及び湯洗により除去してアルカリ精製油18
46g(トコフェロール含1d10.4%、l1価0,
4 、l−コフエロール回収率94.1%)を得た。ア
ルカリ精製油1700 gを小型分子蒸留器により処理
しトコフェロール濃縮物4089(1〜コフエロール含
量35.6%)を得た。
トコフェロール濃縮物3503をn−ヘキサン1gに溶
解したのち冷却し、ステロールを析出させて濾過を行な
い、脱ステロールを行なった。このn−ヘキサン溶液を
、あらかじめ前処理し活性型の−OH型とし、n−ヘキ
サンに置換したダイヤイオンPA−306S5Jを充填
した10Cmφ×70cmのカラムに100d/min
の速度で通液しさらに5ぶのn−ヘキサンで洗浄を行な
い不純物を除去した。次いで酸メタノール(塩酸5%含
有)8アを150IlIi!/ III i nの速度
で通液しさらに10(のメタノールで洗浄を行ないミッ
クストコフェロールを溶出して、ミックストコフェロー
ル128y(トコフェロール含量91.7%、トコフェ
ロール回収率94゜2%)を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. トコフェロールを含有する油滓を炭酸ガス及び/又は窒
    素ガス蒸留により低沸点不純物を除去し、得られた蒸留
    残留物にアルカリ水溶液を加えてアルカリ精製したのち
    、高真空蒸留を行ない、必要とあらば、さらに強塩基性
    陰イオ°ン交換樹脂に供することを特徴とするトコフェ
    ロールの精製濃縮法。
JP3432084A 1984-02-27 1984-02-27 トコフエロ−ルの精製濃縮法 Pending JPS60178883A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5616735A (en) * 1993-08-06 1997-04-01 Henkel Corporation Recovery of tocopherols
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