JPS6017885Y2 - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ

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Publication number
JPS6017885Y2
JPS6017885Y2 JP2971384U JP2971384U JPS6017885Y2 JP S6017885 Y2 JPS6017885 Y2 JP S6017885Y2 JP 2971384 U JP2971384 U JP 2971384U JP 2971384 U JP2971384 U JP 2971384U JP S6017885 Y2 JPS6017885 Y2 JP S6017885Y2
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JP
Japan
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laminate film
lead wire
heat
capacitor
metal foil
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Expired
Application number
JP2971384U
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English (en)
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JPS59161627U (ja
Inventor
博 島田
Original Assignee
マルコン電子株式会社
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Publication date
Application filed by マルコン電子株式会社 filed Critical マルコン電子株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプラスチックフィルムのヒートシールにより外
装を施してなるコンデンサに関する。
一般にコンデンサの外装は外囲器としてアルミニウムケ
ースやプラスチック成形ケースが多用されている。
アルミニウムケースを用いた場合、封口部にゴム栓を使
用するためコンデンサの外形寸法が大形化するうえ、ゴ
ム栓に透過性があるため含侵液の逃散による静電容量の
減少をきたす。
プラスチック成形ケースを用いた場合はリード線とケー
スとの融着強度が悪いうえ融着部に隙間が生じるため、
特開昭48−38455号公報のように融着部にエポキ
シのような未硬化熱硬化性樹脂を塗布するという提案も
なされているが、未硬化熱硬化性樹脂の場合一度硬化す
れば再使用できないので材料歩留が悪く、しかも硬化時
間が3粉〜1時間要するので量産加工性が悪いなどの欠
点がある。
一方、最近プラスチックフィルムの性能向上にともない
コンデンサ素子を金属プラスチックラミネートフィルム
で直接包みヒートシールする方法が提案されている。
前記ラミネートフィルムに用いる各プラスチックフィル
ムの厚さは通常10〜250μmの範囲にあるが、第1
図に示すようにコンデンサ素子のリード線1直径が0.
5〜1.0mmと太いためヒートシールしたときラミネ
ートフィルム2とリード線1との融着部に隙間3が生じ
やすい。
またアルミニウムのような金属箔を中間に介在させたラ
ミネートフィルムでは金属箔とリード線1との接触ある
いは金属箔を介してのリード線1相互間の短絡を引きお
こしやいという欠点があった。
本考案は上記のような実情に鑑みてなされたもので、リ
ード線を取着したコンデンサ素子の上下にプラスチック
フィルム−金属箔−プラスチックフィルムのように中間
に金属箔を介在させたラミネートフィルムを配置して該
ラミネートフィルムをヒートシールする場合、リード線
とラミネートフィルムとの融着部にあらかじめポリビニ
ルホルマール、ポリエチレンまたはポリメタクリル酸エ
チルの中の一種からなる感熱層接着剤を融着しておくこ
とによって硬化時間が瞬間的でリード線融着部に隙間の
生じることがなくなるため密閉性がよく、かつ金属箔と
リード線との接触を防止し小形で量産加工性がよく安価
なコンデンサを提供せんとするものである。
以下本考案の一示施例につき図面を参照しながら説明す
る。
すなわち第2図および第3図に示すようにリード線11
を取着したコンデンサ素子12の上下にラミネートフィ
ルム13を配置する。
前記リード線11とラミネートフィルム13との融着部
近傍にはあらかじめ感熱型接着剤14を薄く融着してお
く。
該感熱型接着剤14はポリビニルホルマール(融着温度
150°C)、ポリエチレン(融着温度120℃)また
はポリメタクリル酸エチル(融着温度120℃)の中の
一種で硬化時間が数秒と瞬間的であり、しかも加熱すれ
ば何回でも繰返し使用できるため材料歩留もよいのであ
る。
またリード線11全体をあらかじめシリコンプライマー
処理しておくとヒートシール時のリード線11と感熱型
接着剤14との接触状態が改善され密着しやすくなる。
該ラミネートフィルム13はポリプロピレン、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリ弗化ビニリデン、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリカーボネート、アイオノマー、ポリサルホ
ン、ポリ三弗化エチレン、ポリ四弗化エチレン、ポリエ
チレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リフェニリンオキサイド、ポリ弗化ビニル、ポリ塩化ビ
ニル、ポリパラキシレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ビニロンなどのプラスチックフィルムのうち同種ま
たは異種の2枚のプラスチックフィルム15の中間にア
ルミニウム、錫などの金属箔16を介在させて貼り合せ
たものである。
しかして、前記ラミネートフィルム13を上下に対向さ
せ、その間にリード線11を取着したコンデンサ素子1
2を装填して熱板や圧子などの加熱装置でもヒートシー
ルして密封し、要すればヒートシールしたのち冷却して
外装を形成するものである。
リード線11融着部にあらかじめ感熱型接着剤14を薄
く融着しておきヒートシールしたことによって溶着−硬
化までの硬化時間が瞬間的でリード線11融着部に生じ
る隙間が完全になくなり、かつ金属箔16とリード線1
1との接触あるいは金属箔16を介してのリード線11
相互間の短絡を完全゛に防止することができる。
前記ラミネートフィルム13を第4図に示すように内側
面のプラスチックフィルム17に厚いフィルム好ましく
はリード線11の半径寸法以上の厚さく250〜100
0μm)のものを用いるとリード線11融着部の隙間発
生の防止と短絡防止に一層効果的である。
また第5図に示すように少なくとも1枚のラミネートフ
ィルム13をあらかじめ熱成形してコンデンサ素子12
を収容できる形状に加工しておき、それをヒートシール
してもよい。
また第6図に示すように少なくとも一端面すなわちリー
ド線11融着部側の金属箔16の幅をプラスチックフィ
ルム15の幅よりも狭く、好ましくは1.5〜5耽狭く
してヒートシールすると金属箔16とリード線11との
接触は完全に防止できる。
さらに第7図および第8図に示すようにコンデンサ素子
12の外周にラミネートフィルム13を巻回して片側と
両端面をヒートシールするようにしてもよい。
本考案におけるラミネートフィルム13のヒートシール
には熱板溶接(温度120〜180’C!時間2〜7秒
) インパルス溶接(温度120〜180’C時間2〜
8秒) 超音波溶接(周波数15〜30KHz荷重lO
〜20に9/c71! 時間1−10秒) または高
周波溶接(周波数10〜70MH2荷重2〜15ka/
crft時間1〜7秒)などいずれの方法でもよい。
前記ラミネートフィルム13はラミネートする前にあら
かじめ電子線照射、コロナ放電処理、二軸延伸などの二
次加工を施すと機械的、熱的特性を向上することもでき
、ヒートシールも能率よく行うことができる。
またプラスチックフィルム15と金属箔16とのラミネ
ート方法は加熱融着するか接着剤で貼り合せるかあるい
は金属箔16の両面にそれぞれ加熱溶融した材料をシャ
ワ一式または帯状に滴下せしめ、これを圧延ローラーか
延伸ローラーを通して一体化するか、あるいは加熱溶融
した材料をローラー塗布して一体化するものである。
つぎに本考案の実施例と従来の参考例との比較の一例を
第1表に示す。
第1表から明らかなように、本考案の実施例はいずれも
従来の参考例よりも耐湿試験後の静電容量変化率が小さ
くリード線−11とラミネートフィルム13との融着部
に隙間の生じることがなくあるため必然的に吸湿に起因
する特性の劣化が少なく密閉性がすぐれ、しかも金属箔
16とリード線11との接触による短絡の発生が絶無と
なることがわかった。
以上詳述したように本考案はリード線を取着したコンデ
ンサ素子の上下に1枚のプラスチックフィルムの中間に
金属箔を介在させたラミネートフィルムを配置して該ラ
ミネートフィルムをヒートシールする場合、リード線と
ラミネートフィルムとの融着部にあらかじめ感熱型接着
剤を融着したことによって硬化時間が瞬間的でリード線
融着部に隙間の生じることがなくなるため密閉性がよく
、かつ金属箔とリード線との接触を防止し小形軽量で量
産加工性がよく安価なコンデンサを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のコンデンサのリード線融着部を示す断面
図、第2図は本考案の一実施例に係るコンデンサを示す
断面図、第3図は第2図のコンデンサのリード線融着部
を示す断面図、第4図は本考案の他の実施例に係るコン
デンサを示す断面図、第5図は本考案の別の実施例に係
るヒートシールを示す斜視図、第6図はさらに他の実施
例に係るコンデンサを示す断面図、第7図はさらに別の
実施例に係るヒートシールを示す斜視図、第8図は第7
図のヒートシールによって得られたコンデンサを示す斜
視図である。 11・・・・・・リード線、12・・・・・・コンデン
サ素子、13・・・・・・ラミネートフィルム、14・
・・・・・感熱型接着剤、15・・・・・・プラスチッ
クフィルム、16・・・・・・金属箔。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) リード線を取着したコンデンサ素子の上下に
    2枚のプラスチックフィルムの中間に金属箔を介在させ
    たラミネートフィルムを配置し、該ラミネートフィルム
    をヒートシールした外装を具備するコンデンサにおいて
    、前記リード線と前記ラミネートフィルムとの融着部に
    ポリビニルホルマール、ポリエチレンまたはポリメタク
    リル酸エチルの中の一種からなる感熱型接着剤を融着し
    たことを特徴とするコンデンサ。
  2. (2)ラミネートフィルムの金属箔幅が少なくともリー
    ド線融着部側でプラスチックフィルム幅より狭いもので
    あることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)
    項記載のコンデンサ。
JP2971384U 1984-02-29 1984-02-29 コンデンサ Expired JPS6017885Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2971384U JPS6017885Y2 (ja) 1984-02-29 1984-02-29 コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2971384U JPS6017885Y2 (ja) 1984-02-29 1984-02-29 コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59161627U JPS59161627U (ja) 1984-10-29
JPS6017885Y2 true JPS6017885Y2 (ja) 1985-05-31

Family

ID=30160578

Family Applications (1)

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JP2971384U Expired JPS6017885Y2 (ja) 1984-02-29 1984-02-29 コンデンサ

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JPS59161627U (ja) 1984-10-29

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