JPS6017840B2 - 摺擦表面の形成法 - Google Patents
摺擦表面の形成法Info
- Publication number
- JPS6017840B2 JPS6017840B2 JP55020766A JP2076680A JPS6017840B2 JP S6017840 B2 JPS6017840 B2 JP S6017840B2 JP 55020766 A JP55020766 A JP 55020766A JP 2076680 A JP2076680 A JP 2076680A JP S6017840 B2 JPS6017840 B2 JP S6017840B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding
- sliding surface
- forming
- grooves
- rotating shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は例えば内燃機関のクランク軸或は各種ポンプの
主軸等、その両端部における相手シール部材との摺擬周
面部を改良した回転軸の、摺糠周面部の形成方法に関す
るものである。
主軸等、その両端部における相手シール部材との摺擬周
面部を改良した回転軸の、摺糠周面部の形成方法に関す
るものである。
従来におけるこれら回転軸の両端部とシール部材との相
互の摺隊部では、回転軸体の摺擦周面に当接するゴム製
シール部材側で、その内周面に対して一定の方向に傾斜
した比較的間隔の荒い且つ溝幅を有する多数の溝を切削
又は押し型或は型へ流し込む等によって形成し、回転に
よって飛散附着する摺漆部附近での油を再びケース内側
にに、ポンピング作用により掻き戻すようにしている。
互の摺隊部では、回転軸体の摺擦周面に当接するゴム製
シール部材側で、その内周面に対して一定の方向に傾斜
した比較的間隔の荒い且つ溝幅を有する多数の溝を切削
又は押し型或は型へ流し込む等によって形成し、回転に
よって飛散附着する摺漆部附近での油を再びケース内側
にに、ポンピング作用により掻き戻すようにしている。
然し、シール部材側に多数の溝を切削又は押し型或は型
への流し込み等によって形成させる構成では、溝を筋状
に形成させることができず、比較的間隔の荒い且つ幅を
有する溝しかできなかった。従って、使用に際しては相
互の摺漆周部間に砂塵挨等の浸入（噛み込み）を許す結
果となり、そのため長期に亘つてシール機能に劣化を生
じ、ポンピング作用が不充分となり、いよいよ外部への
洩れを譲発する等の欠点があった。本発明はこのような
従来の欠点を除去したもので、以下本発明の一実施例を
図面により詳細に説明する。
への流し込み等によって形成させる構成では、溝を筋状
に形成させることができず、比較的間隔の荒い且つ幅を
有する溝しかできなかった。従って、使用に際しては相
互の摺漆周部間に砂塵挨等の浸入（噛み込み）を許す結
果となり、そのため長期に亘つてシール機能に劣化を生
じ、ポンピング作用が不充分となり、いよいよ外部への
洩れを譲発する等の欠点があった。本発明はこのような
従来の欠点を除去したもので、以下本発明の一実施例を
図面により詳細に説明する。
第１図は本発明により形成された摺擦表面を有する回転
軸の一実施例を示す平面図で、図において１は回転軸体
で、ケース５の取付け部に固定したゴム製等からなるシ
ール部材４との摺藤周面上にクロム或はニッケル等によ
る硬質メッキ肌面２を設け、その摺糠間面に対し一定の
方向に煩斜した無数の筋状溝３を形成せしめるようにし
たものである。
軸の一実施例を示す平面図で、図において１は回転軸体
で、ケース５の取付け部に固定したゴム製等からなるシ
ール部材４との摺藤周面上にクロム或はニッケル等によ
る硬質メッキ肌面２を設け、その摺糠間面に対し一定の
方向に煩斜した無数の筋状溝３を形成せしめるようにし
たものである。
次に、その摺漆周面に筋状簿３を形成する方法について
述べる。
述べる。
先づ、回転軸体１の摺擬周面部分に通常の脱脂、脱錆等
による前処理及び必要に応じて電解エッチング処理を施
した後、摺孫周面部を電解浴槽内に、一定の頃斜角をも
たせて浸糟装着し、且つ一定の回転数をもって、その周
面上にクロム或はニッケル等の硬質メッキを施こす。
による前処理及び必要に応じて電解エッチング処理を施
した後、摺孫周面部を電解浴槽内に、一定の頃斜角をも
たせて浸糟装着し、且つ一定の回転数をもって、その周
面上にクロム或はニッケル等の硬質メッキを施こす。
その時、メッキ処理に伴って、その摺濠岡面上に無数の
水素ガスが発生する。そのため、軸の回転によって、そ
の水素ガスが摺像周面上を移動して離脱する。その際、
摺擬周面上に同時に一定の方向に煩斜した無数の筋状溝
３を形成させることができる。勿論、第２図に示すよう
に摺糠周面以外の部分に筋状溝３を形成せしめてもよい
。このように相互の摺擬部での前記無数の溝を、特に回
転軸体１側の摺濠周面上に設けることで、シール部材４
とのなす相互の摺漆部でのポンピング作用を効果的に行
わしめると同時に、溝を筋状としたので砂、塵挨等の浸
入（噛み込み）を防止し、長期に亘るシール機能を完全
に計ることができる効果がある。また、その形成方法も
極めて簡単で且つ容易に得られる効果あるものである。
実施例 １前処理・・・ＪＩＳ日９１２３による 硬質メッキ処理・・・格組成；無水クローム酸５０タノ
夕、硫酸０．５夕／夕、珪弗化ソーダ０．５夕／夕 …条件；格温６０ｏｏ、電流密度 ５胸ｐ／ｄで、時間２粉 ・・・メッキ膜；膜厚１０ム クランク軸 …摺濠周面の径６０ｍ／机、煩斜角６０
０、回転数２仇ｐｍ／分マスキング処理・・・摺榛周面
の略々中央周壁部を幅２０の／肌を残してその前後両側
周壁をェポキシ樹脂製テ ープにより被覆する。
水素ガスが発生する。そのため、軸の回転によって、そ
の水素ガスが摺像周面上を移動して離脱する。その際、
摺擬周面上に同時に一定の方向に煩斜した無数の筋状溝
３を形成させることができる。勿論、第２図に示すよう
に摺糠周面以外の部分に筋状溝３を形成せしめてもよい
。このように相互の摺擬部での前記無数の溝を、特に回
転軸体１側の摺濠周面上に設けることで、シール部材４
とのなす相互の摺漆部でのポンピング作用を効果的に行
わしめると同時に、溝を筋状としたので砂、塵挨等の浸
入（噛み込み）を防止し、長期に亘るシール機能を完全
に計ることができる効果がある。また、その形成方法も
極めて簡単で且つ容易に得られる効果あるものである。
実施例 １前処理・・・ＪＩＳ日９１２３による 硬質メッキ処理・・・格組成；無水クローム酸５０タノ
夕、硫酸０．５夕／夕、珪弗化ソーダ０．５夕／夕 …条件；格温６０ｏｏ、電流密度 ５胸ｐ／ｄで、時間２粉 ・・・メッキ膜；膜厚１０ム クランク軸 …摺濠周面の径６０ｍ／机、煩斜角６０
０、回転数２仇ｐｍ／分マスキング処理・・・摺榛周面
の略々中央周壁部を幅２０の／肌を残してその前後両側
周壁をェポキシ樹脂製テ ープにより被覆する。
以上、金属顕微鏡による断面の拡大写真により、中央周
壁部のなす幅２０ｍ／肌の摺塚周面上（第１図による）
に、幅約２．８仏、深さ約１．３山か第１図らなる一定
に頃斜した無数の筋状溝が得られた。
壁部のなす幅２０ｍ／肌の摺塚周面上（第１図による）
に、幅約２．８仏、深さ約１．３山か第１図らなる一定
に頃斜した無数の筋状溝が得られた。
実施例 ２前処理…実施例１と同じ
硬質メッキ処理…格組成：硫酸ニッケル２４０夕／そ、
塩化ニッケル４５夕／〆、ｐＨ（硫酸々性）２、 …条件；格温４９０、電流密度 偽ｐ／仇時間船 ・・・メッキ膜：膜厚１６ム ポンプ主軸 ・・・摺糠周面の径４５ｍ／肌、顔斜角６
０ｏ、回転数２仇ｐｍ／分以上、金属顕微鏡による断面
の拡大写真により摺線周面の全体（第２図による）に、
幅約４．６ム、深さ約２．２ムからなる一定に懐斜した
無数の筋状溝が得られた。
塩化ニッケル４５夕／〆、ｐＨ（硫酸々性）２、 …条件；格温４９０、電流密度 偽ｐ／仇時間船 ・・・メッキ膜：膜厚１６ム ポンプ主軸 ・・・摺糠周面の径４５ｍ／肌、顔斜角６
０ｏ、回転数２仇ｐｍ／分以上、金属顕微鏡による断面
の拡大写真により摺線周面の全体（第２図による）に、
幅約４．６ム、深さ約２．２ムからなる一定に懐斜した
無数の筋状溝が得られた。
図面の簡単な説明第１図は本発明により形成された摺濠
表面を有する回転軸の一実施例を示す平面図、第２図は
同じく本発明により形成された摺漆表面を有する回転軸
の他の実施例を示す平面図である。
表面を有する回転軸の一実施例を示す平面図、第２図は
同じく本発明により形成された摺漆表面を有する回転軸
の他の実施例を示す平面図である。
１・・・・・・回転軸体、２・・・・・・硬質メッキ肌
面、３・・・・・・筋状溝、４・・・・・・シール部村
、５・・・・・・ケース。
面、３・・・・・・筋状溝、４・・・・・・シール部村
、５・・・・・・ケース。
Claims (1)
- １ 予め通常の脱脂、脱錆等による前処理及び必要に応
じて電解エツチング処理を施した回転軸のシール部材と
の摺擦周面を電解浴槽内において一定の傾斜角と一定の
回転数をもつて浸漬装着せしめ、その摺擦面上に施す硬
質メツキ処理に伴う水素ガスの離脱によつて摺擦周面に
同時に一定の方向に傾斜した無数の筋状溝を形成せしめ
るようにしたことを特徴とする摺擦表面の形成法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55020766A JPS6017840B2 (ja) | 1980-02-21 | 1980-02-21 | 摺擦表面の形成法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55020766A JPS6017840B2 (ja) | 1980-02-21 | 1980-02-21 | 摺擦表面の形成法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56116912A JPS56116912A (en) | 1981-09-14 |
| JPS6017840B2 true JPS6017840B2 (ja) | 1985-05-07 |
Family
ID=12036291
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55020766A Expired JPS6017840B2 (ja) | 1980-02-21 | 1980-02-21 | 摺擦表面の形成法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6017840B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02129076U (ja) * | 1988-12-07 | 1990-10-24 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS595253Y2 (ja) * | 1976-12-06 | 1984-02-16 | エヌ・テ−・エヌ東洋ベアリング株式会社 | オイルシ−ルカラ− |
-
1980
- 1980-02-21 JP JP55020766A patent/JPS6017840B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02129076U (ja) * | 1988-12-07 | 1990-10-24 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56116912A (en) | 1981-09-14 |
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